JPH0668519U - ランドセル用中敷 - Google Patents

ランドセル用中敷

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JPH0668519U
JPH0668519U JP1687893U JP1687893U JPH0668519U JP H0668519 U JPH0668519 U JP H0668519U JP 1687893 U JP1687893 U JP 1687893U JP 1687893 U JP1687893 U JP 1687893U JP H0668519 U JPH0668519 U JP H0668519U
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JP
Japan
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insole
sheet material
school bag
sheet
zeolite particles
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Pending
Application number
JP1687893U
Other languages
English (en)
Inventor
了 村上
保雄 木村
Original Assignee
鐘紡株式会社
株式会社グランドベル
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 抗菌及び防臭効果を有するランドセル用中敷
を提供する。 【構成】 抗菌作用を有する金属イオンを保持したゼオ
ライト粒子を含有するスポンジまたは不織布からなるシ
ート状物1を、硬質のシート材2と網目又は多数の小孔
4を有するシート材3とで挟持し一体化している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は抗菌加工を施したランドセル用中敷に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ランドセルには、時として、お弁当,飲み物,菓子類等の食べ物や、汗にまみ れた体操着等を入れることがあり、ランドセルの中、特にランドセル用中敷はこ れらによって汚染され易い。ランドセル用中敷が汚染された場合、ランドセルの 底は通気性に欠けるため、中敷に黴が発生したり、腐敗による悪臭が発生したり する。こうした黴や腐敗は、児童の健康にとり極めて好ましくないものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案者等は、上述の事情に鑑み鋭意研究した結果、本考案を完成したもので あって、本考案の目的とするところは、抗菌及び防臭効果を有するランドセル用 中敷を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のランドセル用中敷は、抗菌作用を有する金属イオンを保持したゼオラ イト粒子を含有するスポンジまたは不織布からなるシート状物を、硬質のシート 材と網目又は多数の小孔を有するシート材とによって挟持し一体化してなるもの である。
【0005】 本考案において、抗菌性を有する金属イオンを担持しているゼオライト粒子と は、特公昭63−54013号公報に開示されているようなものである。
【0006】 即ち、例えば銀、銅及び亜鉛から選ばれた金属イオンの1種又は2種以上を担 持するゼオライト粒子であって、上記金属イオンは好ましくはゼオライト粒子の イオン交換容量の約90%以下の量でゼオライト粒子にイオン交換により担持さ れているものである。このようなものとしては、例えば「バクテキラー」(商品 名、鐘紡製)として市販されているものを挙げることができる。
【0007】 ゼオライトは一般に三次元的に発達した骨格構造を有するアルミノシリケート であって、一般にはAl2 3 を基準にしてxM2/n O・Al2 3 ・ySiO 2 ・zH2 Oで表わされる。Mはイオン交換可能な金属イオンを表わし、通常は 1価〜2価の金属であり、nはこの原子価に対応する。一方x及びyはそれぞれ 金属酸化物、シリカの係数、zは結晶水の数を表わしている。ゼオライトは、そ の組成比及び細孔径、比表面積などの異る多くの種類のものが知られている。
【0008】 しかし、本考案で使用するゼオライト粒子の比表面積は好ましくは150m2 /g(無水ゼオライト基準)以上であって、ゼオライト構成成分のSiO2 /A l2 3 モル比は好ましくは14以下、更に好ましくは11以下である。
【0009】 ゼオライトの形状は粉末粒子状であって、粒子径は施与方法に応じて適宜選べ ばよい。例えば数ミクロン〜数100ミクロンである。
【0010】 金属イオンはゼオライト粒子に好ましくはイオン交換反応により担持されるも のである。イオン交換によらず単に吸着あるいは付着したものでは抗菌効果及び その持続性が低下する傾向にある。
【0011】 本考案にかかるスポンジまたは不織布からなるシート状物は、上記抗菌性を有 するゼオライト粒子を施与した不織布あるいは同様の合成樹脂製のスポンジから なるものである。このようなシート状物としては、例えばチップに上記ゼオライ ト粒子を混合して紡糸した合成繊維よりなる不織布、構成繊維の表面に上記ゼオ ライト粒子を付着せしめた不織布、ウレタンと上記ゼオライト粒子との混合物を 発泡させたウレタン発泡体等を挙げることができる。
【0012】 本考案に係る網目又は多数の小孔を有するシート材の素材としては、例えば天 然皮革、合成皮革、合成樹脂製シート、編織布等を挙げる事ができるが、これに 限定されるものではない。このシート材は、例えばパンチング処理したり、メッ シュ状に織られたりして、網目又は多数の小孔を有するものである。
【0013】
【作用】
本考案に係る抗菌性を有する金属イオンを担持しているゼオライト粒子は、抗 菌性を有するため、菌,黴,バクテリア等の繁殖を防止しすることができ、腐敗 等による悪臭を防ぐことができる。従って、かかるゼオライト粒子をシート状物 に含有せしめることにより、黴の発生や腐敗等を未然に防止することができる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案のランドセル用中敷を、図面に基づいて具体的に説明する。
【0015】 実施例1 図1は、本考案のランドセル用中敷の一実施例を示す拡大断面図であり、図2 はその平面図である。このランドセル用中敷は、スポンジシート1と硬質のシー ト材2とパンチングシート生地3とからなるものである。スポンジシート1は合 成樹脂からなるシート材2と多数の小孔4が穿孔されたパンチングシート生地3 とによって挟持されている。シート材2とパンチングシート生地3とは端縁部が 縫着あるいは高周波加工によって固着され、全体として一体化されている。
【0016】 スポンジシート1は、A型ゼオライトに銀と銅とをイオン交換により担持して いるゼオライト粒子(商品名:バクテキラー、鐘紡製)を施与したウレタン製の スポンジからなるものである。
【0017】 実施例2 図3は本考案のランドセル用中敷の他の一実施例を示す要部拡大断面図であり 、図4はその平面図である。このランドセル用中敷は、不織布からなるシート状 物5と硬質のシート材6と織布7とからなるものである。シート状物5は合成樹 脂からなるシート材6と細かいメッシュ状の網目を有する織布7とによって挟持 され固定一体化されている。織布7は、その周縁部がシート材6に固着されてい るが、本実施例においては、織布6はシート材5の全面を覆うものではなく、シ ート材5の長尺方向に延びる折り返し線迄を覆うように構成されている。
【0018】 このランドセル用中敷は、通常折り返し線で折り返してランドセルに装着し、 使用するものである。
【0019】
【考案の効果】
本考案のランドセル用中敷は、スポンジまたは不織布からなるシート状物に抗 菌性を有する金属イオンをイオン交換して担持しているゼオライト粒子が含有さ れているため、菌,黴,バクテリア等の発生を未然に防止することができる。こ のため、ランドセルとして極めて衛生面で優れており、また腐敗による悪臭の発 生を未然に防止することができ、児童が快適に使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のランドセル用中敷の一実施例を示す拡
大断面図である。
【図2】図1のランドセル用中敷の平面図である。
【図3】本考案のランドセル用中敷の他の一実施例を示
す要部拡大断面図である。
【図4】図3のランドセル用中敷の平面図である。
【符号の説明】
1 スポンジシート 2 硬質のシート材 3 パンチングシート生地 4 小孔 5 不織布からなるシート状物 6 硬質のシート材 7 織布 8 折り返し線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抗菌作用を有する金属イオンを保持した
    ゼオライト粒子を含有するスポンジまたは不織布からな
    るシート状物を、硬質のシート材と網目又は多数の小孔
    を有するシート材とによって挟持し一体化してなるラン
    ドセル用中敷。
JP1687893U 1993-03-11 1993-03-11 ランドセル用中敷 Pending JPH0668519U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09135716A (ja) * 1995-11-16 1997-05-27 Kyowa:Kk

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6022920B2 (ja) * 1978-09-11 1985-06-04 東洋醸造株式会社 固定化酵素法による6―アミノペニシラン酸の製法
JPS6122977A (ja) * 1984-07-10 1986-01-31 Tokyo Juki Ind Co Ltd タイプライタの印字範囲設定装置

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