JPH0668433A - 研磨材含有磁気テープ - Google Patents

研磨材含有磁気テープ

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JPH0668433A
JPH0668433A JP3157275A JP15727591A JPH0668433A JP H0668433 A JPH0668433 A JP H0668433A JP 3157275 A JP3157275 A JP 3157275A JP 15727591 A JP15727591 A JP 15727591A JP H0668433 A JPH0668433 A JP H0668433A
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pigment
tape
magnetic tape
layer
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JP3157275A
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Albrecht Koller
アルブレヒト、コラー
Hans-Heinrich Credner
ハンス−ハインリッヒ、クレドナー
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Emtec Magnetics GmbH
Original Assignee
BASF Magnetics GmbH
Emtec Magnetics GmbH
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオヘッドの著しく過大な研磨をもたらす
ことなく、その粗面ピーク部分の研磨をもたらし、しか
も磁気テープの磁気的および機械的特性に悪い影響を与
えることのない研磨剤含有磁気テープを提供すること。 【構成】 非磁性基体層と、磁性硬質ピグメントおよび
非磁性ピグメントをポリマー結合剤中に分散含有する、
上記基体層上に施こされた磁性層とを有し、磁気テープ
カセットおよび記録/再生装置における磁性層と接触す
る部分を研磨、浄化する作用を有する磁気テープであっ
て、上記磁性ピグメントが、少くとも26m2/gのB
ET値を有する針状のCrO2であり、上記非磁性ピグ
メントが、少くとも9のモース硬さ、0.1から2μm
の1次粒度および1から130m2/gのBET値を有
し、磁気テープ磁性層が0.02μmより小さいRa値
を有することを特徴とする磁気テープ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は非磁性基体層と、磁性硬質ピグメ
ントおよび2μmより小さい粒度の非磁性ピグメントな
らびにポリマー結合剤および必要に応じて他の添加剤、
例えば分散剤、硬化剤可塑剤、滑剤を含有する、上記基
体層上に施こされた分散磁性層とを有し、磁気テープカ
セットおよび記録/再生装置における磁性層と接触する
部分を研磨、浄化する作用を有する磁気テープに関する
ものである。
【0002】磁気記録媒体、例えば磁気テープが長期間
にわたり使用されると、摩耗が生じ、これにより生ずる
粉体が磁気ヘッド表面に堆積する。雰囲気中の粉埃も同
じく堆積して磁気ヘッドを汚ごす。この種の堆積物はオ
ーディオおよびビデオの質を劣化させる一因をなし、さ
らにこれは記録および再生の間のレベル降下をもたら
す。レベル降下の他の原因はいわゆるヘッド劣化であ
る。これは本質的に単結晶性の磁気ヘッド表面を、磁気
ヘッド上を引張られる磁気テープの歪効果の下に、多結
晶状態に変える原因となり得る。
【0003】磁気テープの製造における一般的開発目的
は、磁気特性を阻害しないように、記録層中における非
磁性材料の含有率をなるべく小さくすることである。
【0004】しかるにかかわらず、磁性酸化鉄(一般に
コバルトでドーピングされる)を記録粒子として使用す
る場合、磁性ピグメントを結合し、磁気テープの機械的
走行挙動をもたらすために必要なポリマー結合剤のほか
に非磁性ピグメントを使用するについては以下に述べら
れる2理由がある。
【0005】第1は多くの場合磁気テープの耐摩耗性は
非磁性ピグメントの添加により始めて満足すべきものと
なること、第2に、磁気テープをビデオ記録、すなわち
録画に使用する場合、磁性酸化鉄のモース硬さは、フェ
ライト製のビデオ磁気ヘッドの恒常的かつ軽微な研磨を
必要とするが、これを達成するに不充分である。この磁
性層組成に硬質研磨材を添加することにより、テープと
ヘッドの間の良好な磁気的接触をもたらすために望まし
い最少限のかつ均斉なヘッド研磨を達成することができ
る。この磁性層組成は例えば米国特許3630910
号、4379800号および西独特許3910488号
明細書に記載されている。
【0006】磁性ピグメントCrO2を使用する場合に
はこれと逆の事態となる。すなわち、この磁性ピグメン
トの高いモース硬さのため、ヘッドにはピグメントによ
る過度の研磨がもたらされるおそれがある。これに対処
するため、比較的軟質の無機ピグメント、例えばZnO
を使用し、かつ/もしくは有機材料で磁性ピグメントを
被覆する試みがなされている(例えば「トランザクショ
ンズ、オン、マグネティックス」Vol.−Mag.2
3、No.1、1987年1月の103−105頁参
照)。カレンダー処理による磁気テープの表面平滑化
も、望ましい最小限度のヘッド研磨をもたらす制御効果
がある。この観点からすれば、非磁性硬質ピグメントの
使用は、CrO2が使用されている場合に問題となる。
西独特許2554146号は、ビデオモニターを有する
ビデオレコーダにおける磁気ヘッド浄化法において、磁
性ピグメントCrO2に対し、モース硬さ9のAl23
を非磁性ピグメントとして添加することを開示してい
る。ビデオテスト画像を上記開示により製造された磁気
テープに録画し、このテープをビデオレコーダに装填
し、テスト画像が適当に再生されるまで再生浄化操作し
たが、この時点で直ちにレコーダを停止しテストカセッ
トを取出さねばならなかった。上記処理は極めて臨界的
であって、適当に行なわれない場合にはビデオヘッドに
掻傷を与えるに至ることは明らかである。この磁気テー
プのRa値は0.05から0.12μmを示し、ビデオ
テープとして使用するには著しい粗面である。
【0007】さらに米国特許4138229号および4
397911号は、磁性ピグメントを含有せず、硬度お
よび粒度の相違する無機ピグメントあるいは無機および
有機ポリマー粉末混合物を含有する磁気記録ヘッド用の
浄化テープを開示している。
【0008】これとは無関係に、若干の研磨効果がビデ
オヘッドに限らず好ましいことが見出されている。すな
わち或る程度の研磨は磁気テープ、ことにビデオカセッ
トにおいてその磁気層と接触する他の部材についても有
利である。このような部材、例えばテープガイド部材あ
るいはテープ変向部材の粗面ピーク部分(バレイ部分に
対し)ないし山部分(粗面の谷部分に対し)が接触する
テープ磁性層を損傷し、これにより再生の間の可視的、
可聴的干渉がもたらされるに至るからである。
【0009】しかるに実験の結果は、この問題の粗面ピ
ーク部分は磁性ピグメントによっては解消され得ないこ
とを示した。信号の記憶に使用される磁性ピグメント
は、信号干渉を最少限とし、高記録密度をもたらすため
に著しく微細な粒度のものから構成されているからであ
る。一定の適度の硬度を有し、微細なこの種の磁性ピグ
メントは、磁性層と接触するカセットにおける各部材に
対して軽微な研磨効果はもたらすが、問題となる各部材
接触表面の粗面ピーク部分は、テープの著しく長時間の
走行後においても僅かに平滑化され得るに過ぎない。従
って、ビデオカセットテープはその全長にわたって掻傷
を受け、その結果このテープは使用に耐えなくなる。前
述したように、長手方向にもたらされるこの掻傷はその
深さに応じて連続的かつ可視的な厄介なストリーキング
を画面上にもたらすからである。
【0010】予想したように、比較的硬質のCrO2
グメントを使用して骨の折れる軽微な研磨を、比較的軟
質の酸化鉄粒子の場合よりも迅速に行なったが、上記両
タイプのピグメントでは研磨処理は緩慢であるにかかわ
らず、ビデオカセット中のテープ走行の間におけるその
長手方向の掻傷を回避することはできなかった。従っ
て、公知のピグメントは、磁気テープと接触すべき各部
材をあらかじめ完全に平滑した場合にのみ使用され得る
が、これではビデオカセットの製造コストは入念な平滑
化処理に応じて高額なものとなる。
【0011】そこでこの分野の技術的課題は、ビデオヘ
ッドの著しく過大な研磨をもたらすことなく、その粗面
ピーク部分の研磨をもたらし、しかも磁気テープの磁気
的および機械的特性に悪い影響を与えることのない研磨
剤含有磁気テープを提供することである。
【0012】
【発明の要約】しかるに上述した技術的課題は、非磁性
基体層と、磁性硬質ピグメントおよび非磁性ピグメント
をポリマー結合剤中に分散含有する、上記基体層上に施
こされた磁性層とを有し、磁気テープカセットおよび記
録/再生装置における磁性層と接触する部分を研磨、浄
化する作用を有する磁気テープであって、上記磁性ピグ
メントが、少くとも26m2/gのBET値を有する針
状のCrO2であり、上記非磁性ピグメントが、少くと
も9のモース硬さ、0.1から2μmの1次粒度および
1から130m2/gのBET値を有し、磁気テープ磁
性層が0.02μmより小さいRa値を有することを特
徴とする磁気テープにより解決され得ることが本発明者
らにより見出された。本発明によれば、磁気テープが接
触する部材表面の粗面ピークは短時間のテープ走行です
べて研磨除去し得る。しかるにもかかわらず、平滑化さ
れた接触面(粗面ピーク除去後のビデオヘッド、テープ
変向ガイドピン)に対する追加的研磨作用は、磁性Cr
2粒子の軽微な研磨効果に比し、全く無視し得る程度
のものである。従って本発明は、テープと接触する部材
の粗面ピーク除去、すなわち平滑化が行なわれた後は、
研磨処理が自然的に停止され得る、自己制御方法をもた
らし得る。
【0013】そこで、以下においてさらに詳述される
が、適当な非磁性ピグメントの添加により、CrO2
イプの硬質磁性ピグメントの使用が可能になる。このこ
とは例えばビデオプログラムの高速熱複製の場合、著し
い粗面構造の金属製テープ変向ピンのような廉価な部材
を使用したカセットにおいても干渉のない良質の画像を
もたらす点において、末端使用者にとってもカセット製
造業者にとっても、ことに好都合である。
【0014】もちろん、非磁性ピグメントを添加する場
合、ビデオヘッドが掻傷を受けないように、粗粒が磁性
層中に混入しないように留意することが重要である。ま
た選択的研磨処理を妨げないように、過度に微細な非磁
性ピグメントは使用できない。
【0015】本発明磁気テープによれば著しく相違する
規格のオーディオおよびビデオ磁気テープレコーダ
(3.81mm、1/4インチ、8mm、1/2イン
チ、Bethacam、R−DAT、1インチ、2イン
チ)を使用しても、掻傷をもたらすことなく、秀れた浄
化効果をもたらし得る。
【0016】
【発明の構成】分散層、すなわち磁性層は、それ自体公
知の方法により、好ましくはほぼ8のモース硬さを有す
るCrO2を使用して製造され得る。その保磁力は25
kA/mより大、BET値は少くとも26m2/gであ
ることが好ましい。他の硬質磁性ピグメント、例えば針
状炭化鉄もしくは窒化鉄、あるいはこれとCrO2との
混合物も使用可能である。このようなピグメントは、例
えば西独特許3512270号、3634283号、3
634487号、ヨーロッパ特許312032号、34
0689号、227104号に開示されている。少くと
も9のモース硬さを有する無機、非磁性ピグメント、例
えばAl23もしくはクロームグリーン、Cr23も、
いわゆる硬質研磨材として使用され得る。これらピグメ
ントは、0.1から2μm、ことに1μmより小さい1
次粒度、1から130m2/g、ことに5から25m2
gのBET表面を有することが望ましい。本発明におい
てはSiC、ざくろ石もしくはSiO2粒子も使用され
得る。0.3μmの平均1次粒度を有する立方晶系酸化
アルミニウムピグメントは、ことに本発明の目的に適合
する。添附の図面代用写真(第1図)は、針状二酸化ク
ロム粒子を含有する磁性層中にこの立方晶系酸化アルミ
ニウムの非磁性ピグメントが分散埋没されている状態を
示している(20000倍率、走査電子顕微鏡)。
【0017】使用されるポリマー結合剤は、磁気テープ
に使用される典型的な硬質もしくは軟質結合剤、あるい
はその混合物のいずれでもよい。ビニルクロライド、ビ
ニルアセテートおよびビニルアルコールの共重合体、ビ
ニリデンクロライドとアクリロニトリルの共重合体、ポ
リビニルホルマールのようなポリビニルアセタールある
いはニトロセルロースのようなセルロース誘導体および
フェノキシ樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステルポリウレ
タン、ポリエーテルポリウレタン、ポリカーボネートポ
リウレタンなどがその例である。
【0018】結合剤用溶媒としては、この分野で周知の
もの、例えばテトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチ
ルホルムアミド、シクロヘキサノン、メチルエチルケト
ン、トルエン、メチルイソブチルケトンおよびこれらの
任意の混合物が使用される。
【0019】分散助剤は、多くの公知表面活性化合物、
例えば脂肪酸アミンもしくはジアミン、脂肪酸もしくは
そのアンモニウム塩、レシチン、エトキシル化脂肪酸誘
導体、脂肪族もしくは芳香族の場合によりエトキシル化
された燐酸エステル、スルホこはく酸エステル、ソルビ
タンエステル、脂肪族および芳香族のスルホン酸もしく
はスルホネート、脂肪族アルコールスルフェートなどか
ら選ばれる。
【0020】可塑剤、滑剤、硬化剤を含む他の添加剤、
例えばジイソシアネート、および周知のタイプの硬化促
進剤も、本発明磁性記録層形成のために使用され得る。
【0021】磁性分散層組成物をナイフコーティング、
押出しコーティング、カスケードコーティングなどの方
法で塗布し、乾燥磁性層の厚さが2から10μmとなる
ようにするのが好ましい。
【0022】非磁性基体層としては、ポリエステル、ポ
リオレフィン、セルロース誘導体あるいはポリカーボネ
ートのシートが使用される。これに上記磁気層を塗布し
た後、任意の方法で乾燥し、カレンダー処理により表面
を平滑化する。この処理は、ローラ対、例えば加熱金属
ローラとプラスチックローラの間に、加圧下、表面温度
70から105℃で、積層乾燥基体層を給送送過させる
ことにより行なわれる。このようにして得られた磁気テ
ープを所望の幅に切断して、必要に応じカセット中に収
納する。
【0023】以下の実施例により本発明をさらに具体的
に説明するが、ここで使用される量はすべて重量部で示
される。磁性層用分散層は、あらかじめ表1に示される
量割合で、ターボミキサを備えた槽中で分散液になさ
れ、1から1.5mm径のセラミック摩砕球を充填した
撹拌ボールミル中で摩砕される。次いで以下に示される
組成の結合剤溶液と合併される。3.5部のジイソシア
ネート(バイエル社の製品Desmodur L)と
0.1部のアセチルアセトン酸鉄を6部のテトラヒドロ
フランに溶解させた架橋剤溶液を添加して、この磁性分
散液を押出コーティング装置により、ポリエチレンテレ
フタレートの15μm厚さ基体層上に乾燥層厚さが2.
5μmとなるように成層し、磁場中を成層方向において
長手方向に配向し、乾燥し、カレンダー処理に附した。
【0024】結合剤溶液の組成 溶媒 テトラヒドロフラン 100 シクロヘキサノン 16 滑剤 ステアリン酸 6 ブチルステアレート 9 結合剤 ポリエステルウレタン 15 ポリビニルクロリド/ビニルアセテ ート/ビニルアルコール共重合体( VAGH) 4 0.7μmの平均粒径を有するAl23(ルートウィッ
ヒスハーフェンのアルコア、ヘミー社製品P10fei
nst)を実施例1、2、4、5、6および8におい
て、0.3μmの平均1次粒径を有するAl23粒子
(フランスロアネシーのバイコフスキイ、シミー社製品
GE6)を実施例3および7において非磁性無機ピグメ
ントとして使用した。
【0025】
【表1】 磁気的および機械的特性をテストするため、得られた磁
気テープを1/2インチ(12.5mm)幅に切断し、
2時間VHSカセットとした(テープ長さ173m)。
【0026】これを使用して以下のテストを行なった。
【0027】(1)VHSテープ用標準法による貯蔵デ
ータの測定、(2)カセット中における定常気候条件下
の完全50回走行後のヘッド摩耗度の測定および(3)
廉価なテープ変向ピンに対する磁気テープ挙動のテス
ト。
【0028】このテストは以下のようにして行なった
(第2図参照)。
【0029】送りスプール(1)からもたらされる被験
磁気テープ(1)をその磁性層面と接触する案内ローラ
(3、4)に案内され、廉価な市販カセットから取出し
たテープ変向ピン(5)を走過することにより一定の緊
張が与えられ、巻取スプール(6)に巻取られる(テー
プ走行速度5mm/秒)。変向ピン(5)とローラ
(4)の間においてテープ磁性層面上に直交するように
指向された立体顕微鏡(7)を使用して、テープに対し
て接線方向の光線下に、欠陥が消失するまでのテープ長
さを視覚的に測定した。廉価なテープ変向ピンを具備す
るビデオカセットを使用して、記録テスト信号に対し
て、テレビジョン画面にもはや欠陥が認められなくなる
までの時間を測定する併行テストを行なった。
【0030】 表2 信号対雑音比 テープ欠陥消失まで ヘッド摩耗 のテープ走行長さ dB dBrel (m) (μm) 実施例 1 52.3 0.2 1.6 3.4 実施例 2 52.2 0.1 0.9 3.8 実施例 3 52.0 0.2 1.1 3.3 実施例 4 51.9 −0.2 0.6 4.0 実施例 5 53.0 0.9 1.2 4.4 実施例 6 52.8 0.7 1.0 4.9 実施例 7 52.6 0.6 1.2 4.3 実施例 8 52.7 0.6 0.7 5.3 対比例 1 52.1 0 >173 3.4 対比例 2 53.0 0.9 >173 4.5 表2から認められるように、本発明実施例1から8の場
合には、短かいテープ走行長さでテープ欠陥は消失する
が、対比例1および2においてはテープ欠陥はその全長
走行後もなお消失しなかった。顕微鏡で視覚的に認めら
れる掻傷およびテレビジョン画面上に観察される干渉間
の相関関係はよく一致する。なお表2からは、1から4
%の酸化アルミニウムを添加しても、輝度信号対雑音比
における劣化をもたらさず、ヘッド研磨度は走行100
時間当たり0.5から6μmのVHS仕様の範囲内にあ
るが、廉価な、従って粗面のテープ変向ピンを使用して
も、これと接触するべき磁性層の掻傷による干渉は急速
に消失する。
【0031】磁気層面の平均粗面度(Ra値)は、実施
例1から8による磁気テープでも、対比例1および2に
よる市販の通常の磁気ビデオテープでも、0.005か
ら0.015μmの範囲であった。
【0032】磁性ピグメントに対して0.5から10重
量%、ことに1から4重量%の硬質非磁性ピグメントの
添加が本発明の目的からして好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により針状二酸化クロム粒子を含有する
磁性層中に非磁性硬質ピグメントとして立方晶系酸化ア
ルミニウムピグメントが分散埋没されている状態を示す
図面代用写真(2000倍率、走査電子顕微鏡)であ
る。
【図2】本発明による研磨材含有磁気テープ(実施例1
から8)と市販の同様の磁気テープ(対比例1および
2)のテスト方法を示す図面である。
【符号の簡単な説明】
1 給送スプール 2 被験磁気テープ 3 案内ローラ 4 案内ローラ 5 テープ変向ピン 6 巻取スプール 7 立体顕微鏡
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス−ハインリッヒ、クレドナー ドイツ連邦共和国、8021、ホーエンシェフ トラルン、シュタインベルク、7

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性基体層と、磁性硬質ピグメントお
    よび非磁性ピグメントをポリマー結合剤中に分散含有す
    る、上記基体層上に施こされた磁性層とを有し、磁気テ
    ープカセットおよび記録/再生装置における磁性層と接
    触する部分を研磨、浄化する作用を有する磁気テープで
    あって、上記磁性ピグメントが、少くとも26m2/g
    のBET値を有する針状のCrO2であり、上記非磁性
    ピグメントが、少くとも9のモース硬さ、0.1から2
    μmの1次粒度および1から130m2/gのBET値
    を有し、磁気テープ磁性層が0.02μmより小さいR
    a値を有することを特徴とする磁気テープ。
  2. 【請求項2】 請求項(1)による磁気テープであっ
    て、上記非磁性ピグメントが、1μmより小さい1次粒
    度と、磁性ピグメントに対して0.5から10重量%の
    量において5から2.5m2/gのBET値を有するA
    23あるいはCr23であることを特徴とする磁気テ
    ープ。
  3. 【請求項3】 請求項(1)による磁気テープであっ
    て、非磁性ピグメントが立方晶系Al23であることを
    特徴とする磁気テープ。
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