JPH0668382A - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

車両用ナビゲーション装置

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JPH0668382A
JPH0668382A JP21988792A JP21988792A JPH0668382A JP H0668382 A JPH0668382 A JP H0668382A JP 21988792 A JP21988792 A JP 21988792A JP 21988792 A JP21988792 A JP 21988792A JP H0668382 A JPH0668382 A JP H0668382A
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和輝 前川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 経路をはずれた時の処理を効率化するととも
に、運転者の運転嗜好に合致した再探索を行う。 【構成】 表示経路案内部は現在位置測定部12からの
現在位置を経路算出部22において得た経路を比較する
ことにより経路はずれを検出する。そして、経路はずれ
時には表示部28に経路、現在地表示のほかに再探索キ
ーを表示する。そして、この再探索キーがタッチされた
ときに、そのときの位置から元の探索経路までの経路を
再探索し、再探索キーが再タッチされた場合にはそのと
きの位置から目的地までの経路を探索し、その結果に基
づく経路誘導に移る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用ナビゲーション
装置、特に経路はずれ時の経路の再探索に関する。
【0002】
【従来の技術】運転者の負担を軽減するための各種装置
が検討され、車両に搭載されるようになってきている
が、この中に目的地までの経路を誘導する車両用ナビゲ
ーション装置がある。そして、このナビゲーション装置
においては、交差点等の分岐点を通過する際に、選択す
べき経路を運転者に知らせる機能を有しており、案内音
声により経路誘導するものが知られている(例えば、特
開平1−17819号公報)。
【0003】この経路誘導装置では、目的地を入力する
ことで、現在地から目的地までの経路を探索する機能を
有しており、探索して得た経路を表示して運転者に知ら
せることができる。また、車両の現在位置を検出する機
能を有しており、走行時には経路と現在位置の両方を表
示し、経路誘導を行う。
【0004】一方、経路誘導を行っているにもかかわら
ず、予定の経路(ルート)からはずれる場合もある。こ
のような際には、運転者はその場所から目的地までの経
路を知りたいと思われる。そこで、特開平1−1738
15号公報には、予め設定された経路から車両がはずれ
た時には、これを運転者に報知すると共に、目的地まで
の経路を再探索する装置が提案されている。
【0005】これにより、運転者は、経路からはずれた
場合にも、その場所から目的地までの経路の誘導を得る
ことができ、好適な経路誘導を得られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、運転者が目的
地に向かう途中で、道路沿いの商店で買い物をしたり、
途中で同乗する人を迎えにいくために、予定の経路に戻
ることを前提に意図的にルートをはずれる場合もある。
従来の装置では、このような場合でも自動的に再探索が
行われてしまう。さらに、再探索結果と異なるルートで
最初のルートに戻った場合には、また再探索が行われて
しまう。そして、再探索を実行している間は、案内が中
断してしまう。このように、不要な再探索が行われ、装
置の動作が利用者の要求にそぐわないという問題点があ
った。
【0007】そこで、本願出願人は、先に特願平4−1
95777号にて、経路からはずれており、かつ探索ス
イッチが操作された場合にのみ再探索が行われるナビゲ
ーションシステムを提案した。しかしながら、運転者に
よっては経路をはずれた場合に元の探索経路に復帰する
ことを希望する場合があり、このような場合でも再探索
の結果、元の探索経路とは別の経路、すなわち現在地か
ら目的地までの新たな経路を表示するため、運転者の多
様な要求を満足させることができなかった。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みなされたもので
あり、運転者の運転嗜好に合致した、より効果的な再探
索を行うことができる車両用ナビゲーション装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は車両の現在位置を検出する現在位置検出手
段と、現在位置と探索して得た経路を比較する比較手段
と、この比較手段による比較結果により、経路はずれを
検出する経路はずれ検出手段と、経路はずれを検出した
場合に、これを利用者に報知する報知手段と、現在位置
から元の探索経路までの経路を再探索する第1再探索手
段と、現在位置から目的地までの経路を再探索する第2
再探索手段と、現在位置から元の探索経路までの再経路
探索を行うことを指示する第1再探索スイッチと、現在
位置から目的地までの経路探索を行うことを指示する第
2再探索スイッチと、前記経路はずれ検出手段において
経路はずれを検出し、かつ前記第1再探索スイッチが操
作されたときに前記第1再探索手段による再探索を行う
よう制御し、前記経路はずれ検出手段において経路はず
れを検出し、かつ前記第2再探索スイッチが操作された
ときに前記第2再探索手段による再探索を行うよう制御
する再探索制御手段と、前記第1再探索手段または第2
再探索手段で得られた探索結果を表示する表示手段とを
有することを特徴とする。
【0010】
【作用】このように、本発明においては、経路からはず
れており、かつ探索スイッチが操作された場合にのみ再
探索が行われる。そこで、不要な再探索が行われること
を効果的に防止することができる。
【0011】また、再探索の方法も、現在地から元の探
索経路に復帰するための再探索(第1再探索)と、現在
位置から目的地までの再探索(第2再探索)の2種類を
スイッチにより運転者に適宜選択させる構成を採用する
ことにより、運転者の運転嗜好に合致させることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る好適な実施例を図面にし
たがって説明をする。
【0013】図1には本装置の構成を示すブロック図が
示されている。道路、地名(交差点名)、建造物名、河
川名等の情報を記憶する地図情報記憶部10が設けられ
ており、必要に応じて記憶されている地図情報を読み出
すことができるようになっている。なお、この地図情報
記憶部10には探索用の探索情報記憶部10aが別途設
けられており、後述する探索演算に供される。また、現
在の自車両の位置を測定するための衛星航法システム
(以下GPSと記す)を利用したGPSレシーバ14
と、地磁気に基づき自車両の進行方位を検出する方位セ
ンサ16と、車輪の回転数により走行距離を検出する距
離センサ18が設けられており、これらのセンサの検出
結果に基づき現在位置測定部12は自車両の現在位置を
確定する。また、ステアリングセンサ17からの情報も
入力され、交差点右折、左折等の時に現在地を地図上の
交差点に位置に補正するマップマッチング等に利用され
る。
【0014】目的地までの経路誘導を行う場合には、目
的地を入力部19により後述する表示部の画面上で指示
したり、地名等により入力し、現在位置測定部12によ
り算出された現在位置から目的地に至る経路を演算部2
0に含まれる経路算出部22により算出し、この算出さ
れた経路を経路記憶部24に記憶する。なお、この経路
の算出には、適当な経路探索法が採用される。
【0015】目的地を入力し、経路を決定した後、実際
の経路誘導が行われる。前述の演算制御部20に含まれ
る経路案内制御部26は自車両周辺の地図情報を地図情
報記憶部10より読み出し、現在の自車両位置・進行方
向と経路記憶部24に記憶された経路と共に重畳して表
示部28に表示する。
【0016】表示部28は運転席近傍のインストルメン
トパネル内に設けられており、運転者はこの表示部28
を見ることにより自車両の位置を確認し、また今後の経
路についての情報を得る。この表示の一例を図5に示
す。図5において選択された経路は太い実線100で示
されており、その他の道路は細い実線102で示されて
いる。自車両の位置は丸印104で、進行方向はくさび
型矢印106で示されている。道路の表示については、
線の太さによる区別に限らず色を変えることにより区別
することもできる。また、図5に示されるように、目的
地までの残距離を算出して画面の所定位置に表示するこ
ともできる(本実施例では画面右下)。
【0017】自車両の位置が進路変更すべき交差点に近
付くと表示画面が変わり、交差点名とその交差点までの
距離を表示する。また、この表示切り換えと同時に交差
点での経路誘導に対応する音声を発生するように経路案
内制御部26は音声制御部30に指示を行う。音声制御
部30は音声記憶部32にデジタルデータとして記憶さ
れている情報を読み出し、これをアナログ信号に変換し
スピーカ34を駆動する。そして、スピーカ34より
「およそ300m先***交差点を左方向です。」など
と経路指示を運転者に行い経路誘導する。この音声指示
は交差点を通過するまで所定距離ごとに行われる。例え
ば、2車線以上の道路を走行している場合には、交差点
の700m手前で1回目、300m手前で2回目100
m手前で最終的な案内を行う。そして、これらの案内音
声は、音声記憶部32にフレーズ毎にデジタルデータと
して記憶されている。そこで、案内音声を出力する場合
には、これを複数読み出してフレーズ合成して、案内用
の信号としてスピーカ34から出力する。また、案内音
声の出力タイミングは経路案内制御部26が検出し、音
声制御部30が音声出力のための処理を行う。
【0018】また、本実施例においては、表示部28は
その画面がタッチパネルで構成されており、入力部19
として機能する。すなわち、運転者は、表示部28に表
示された地名等をタッチすることでデータの入力が行え
る。また、入力部19には、目的地の入力や音量の調整
などの処理を選択するためのメニュー画面に戻るための
メニューキー、地図の表示を行う地図キー、現在地を表
示する画面に戻るためまたはその状態での案内を要求す
るための現在地・案内キー、エアコンの調整画面を表示
するエアコンキーおよびオーディオの調整画面を表示す
るオーディオキー等が設けられている。
【0019】そして、走行中に経路選択を誤ると、現在
位置が予定のルートからはずれてしまう。そこで、経路
案内制御部26内のルート外れ判定部26aは現在位置
とルートとの比較からルートはずれを認識する。一方、
表示部28には、図2のような表示が行われているわけ
であり、現在位置がルートからはずれれば、図6に示す
ように現在位置表示がルートから離れた地点となる。
【0020】そして、本実施例においては、このように
ルートから外れた場合に2種類の探索方法を運転者に選
択させるようにしている。図2には本実施例におけるル
ート外れの際の処理フローチャートが示されている。ま
ず、ルート外れと判定された場合には経路案内制御部2
6はS101でナビゲーション画面に再探索スイッチを
表示する。図6における画面下方の「再探索」表示部分
がこのタッチスイッチであり、このタッチスイッチを操
作することにより、第1の探索、すなわち現在地から元
の探索経路までの再探索が行われることになる。そし
て、この「再探索」の表示がタッチされた場合には(S
102)、次のS103に移行する。このS103では
再探索(全ルート)スイッチが表示される。図7の表示
画面下方に「再探索 再タッチで全ルート探索」と表示
されている部分がこの再探索(全ルート)スイッチであ
る。このタッチスイッチが操作されたた否かをS104
で判定し、操作されなかった場合には前述したようにS
105にて現在地から今まで経路案内をしていた元の探
索経路までの経路を探索し直す(第1の探索)。この第
1探索の処理フローチャートが図3に示されており、ま
ず、S201で現在地周辺の探索データを地図情報記憶
部10内の探索情報記憶部10aから読み込む。次に、
S202で現在地と元の探索経路間の探索を行う。この
探索は、現在地から元の探索経路までの最短地点を仮の
目的地とし、現在地からこの元の探索経路上の最短地点
までの経路探索として行われる。そして、この第1の探
索が終了したか否かをS106で判定し、終了した場合
には、この探索結果(第1のルート)を画面に表示す
る。
【0021】一方、図7の画面表示にて再探索スイッチ
を再び操作した場合には、S104でYESと判定さ
れ、S108にて現在地から本来の目的地までの経路を
再探索する(第2の探索)。図4にはこの第2の探索の
処理フローチャートが示されており、まず、S301に
て現在地と目的地間の探索データを地図情報記憶部10
内の探索情報記憶部10aから読み込む。そして、S3
01にて目的地までの経路探索を行う。この探索は元の
経路探索を行った場合と同様の探索方法、例えばダイキ
ストラ法により行われる。そして、探索中は図8に示さ
れるような画面を表示して運転者に探索中であることを
報知し、探索が終了した場合にはS109で画面に表示
する。図9には第2の探索が終了した場合の新たな探索
結果(第2のルート)の表示の一例が示されている。
【0022】このように、本実施例では、経路はずれを
検出したときには、すぐに再探索を行うのではなく、ル
ートと現在位置の表示および再探索キーの表示によっ
て、経路はずれを報知するのに止どめる。そして、再探
索キーがタッチされたときに初めて再探索を行い、一度
のタッチスイッチの操作により第1の探索、すなわち現
在地から元の探索経路までの探索を行い、再度タッチス
イッチが操作された場合には現在地から目的地までの新
たな探索を行うことにより、意図的な経路はずれなどの
際に、不要な再探索が行われるのを効果的に防止するこ
とができるとともに、運転者の運転嗜好により合致させ
た経路誘導を行うことが可能となる。
【0023】なお、本実施例では、第1の探索開始を指
示するスイッチと第2の探索開始を指示するスイッチと
を兼用させる構成を示したが(タッチスイッチの操作回
数によりいずれかを選択する構成である)、もちろん、
これらのスイッチを別途設ける構成を採用してもよいこ
とは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る車両
用ナビゲーション装置によれば、経路からはずれてお
り、かつ再探索スイッチが操作された場合にのみ再探索
が行われる。そこで、不要な再探索が行われることを効
果的に防止することができる。
【0025】また、本発明では再探索として、現在地か
ら元の探索経路へ復帰するための探索と、現在地から目
的地までの新たな経路の探索の2種類の再探索を適宜運
転者が選択することができるので、運転者の運転嗜好に
合致した、より多様でフレキシビリティの高いナビゲー
ションシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体構成を示すブロック図である。
【図2】実施例の再探索フローチャートである。
【図3】実施例の第1の探索を示すフローチャートであ
る。
【図4】実施例の第2の探索を示すフローチャートであ
る。
【図5】実施例の表示画面の一例を示す図である。
【図6】実施例の表示画面の一例を示す図である。
【図7】実施例の表示画面の一例を示す図である。
【図8】実施例の表示画面の一例を示す図である。
【図9】実施例の表示画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
10 地図情報記憶部 12 現在位置測定部 19 入力部 20 演算部 26 経路案内制御部 28 表示部 30 音声制御部 32 音声記憶部 34 スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 和輝 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 伊藤 徹 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 目的地までの経路を探索し、分岐点など
    で経路案内を行う車両用ナビゲーション装置であって、 車両の現在位置を検出する現在位置検出手段と、 現在位置と探索して得た経路を比較する比較手段と、 この比較手段による比較結果により、経路はずれを検出
    する経路はずれ検出手段と、 経路はずれを検出した場合に、これを利用者に報知する
    報知手段と、 現在位置から元の探索経路までの経路を再探索する第1
    再探索手段と、 現在位置から目的地までの経路を再探索する第2再探索
    手段と、 現在位置から元の探索経路までの再経路探索を行うこと
    を指示する第1再探索スイッチと、 現在位置から目的地までの経路探索を行うことを指示す
    る第2再探索スイッチと、 前記経路はずれ検出手段において経路はずれを検出し、
    かつ前記第1再探索スイッチが操作されたときに前記第
    1再探索手段による再探索を行うよう制御し、前記経路
    はずれ検出手段において経路はずれを検出し、かつ前記
    第2再探索スイッチが操作されたときに前記第2再探索
    手段による再探索を行うよう制御する再探索制御手段
    と、 前記第1再探索手段または第2再探索手段で得られた探
    索結果を表示する表示手段と、 を有することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
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