JPH0668241U - 耐雷ホーンの取付け金具 - Google Patents

耐雷ホーンの取付け金具

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Publication number
JPH0668241U
JPH0668241U JP006810U JP681093U JPH0668241U JP H0668241 U JPH0668241 U JP H0668241U JP 006810 U JP006810 U JP 006810U JP 681093 U JP681093 U JP 681093U JP H0668241 U JPH0668241 U JP H0668241U
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JP
Japan
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lightning protection
ring
insulator
strips
mounting
Prior art date
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Pending
Application number
JP006810U
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English (en)
Inventor
孝義 森
正望 杉浦
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐雷ホーンを碍子のベース金具へ安全、か
つ、短時間に取り付けできる耐雷ホーンの取付け金具を
提供すること。 【構成】 避雷ユニット取り付け用の透孔22を備えた
アーム25から延びる一対の帯金23、24の先端に、
回動可能に連結した前方の帯金27、28により円環を
構成する。前方の帯金27、28の連結箇所Jの先方
へ、帯金の円弧面に沿って突出する舌片38を設けて、
帯金の開放によりこの舌片38が円環の内側へ進入する
ようにする。耐雷ホーン10の取付けの際には、この取
付け金具21を開放状態にして碍子3のベース金具4に
突き当てると、舌片38が押し戻され、帯金27、28
も反転して円環を閉じる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、配電線における耐雷ホーンの取付け金具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
配電線では、電線から雷サージがフラッシオーバーした際、続流放電を遮断あ るいは抑制して続流アークによる断線や碍子の損傷を防止するために、多数の耐 雷ホーンを施設している。 従来この耐雷ホーンは、例えば実公平2─6576号公報に示されるように、 電柱の腕金に施設した碍子のベース金具に、開閉可能なバンド金具を抱持して締 め付け、この取付け金具に予めアークホーンを取り付けた避雷ユニットを設けて いる。この場合、アークホーンは例えば実公平2─31938号公報に示される ように、金属線により碍子を囲む円環に形成して、リング欠落箇所から金属線の 弾力性を利用して、碍子の胴部を通過させるように構成している。
【0003】 ところが一方の取付け金具は、帯金を開放した状態で取り落とさないように保 持したまま、碍子に取付けたうえボルトを締め付けなければならないので、ホッ トスチック等を使用する活線作業では、取付けが面倒であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は上記した従来の問題点を解決し、取付けの際に帯金が自動的に閉じ るようにして取付け作業を簡単にした耐雷ホーンの取付け金具を提供するために なされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、第1の考案では、円弧面を有する複数の帯金を 回動可能に連結して碍子のベース金具を抱持する円環を形成し、かつその一側に 設けたアームに避雷ユニットを配置するようにした耐雷ホーンの取付け金具にお いて、前記帯金の連結箇所に帯金を開放した際に前記円環内に進入する舌片を設 けた請求項1の手段をとる。 また第2の考案では、円弧面を有する複数の帯金を回動可能に連結して碍子の ベース金具を抱持する円環を形成し、かつその一側に設けたアームに避雷ユニッ トを配置するようにした耐雷ホーンの取付け金具において、前記帯金の連結箇所 を帯金の開放箇所を通る略中心線上に設け、この連結箇所が帯金を開放した際に 前記円環内に進入するようにした請求項2の手段をとる。
【0006】
【作用】
請求項1の考案では、帯金を開放すると連結箇所の舌片が円環の内側へ進入す る。このため、取付けの際にこの舌片が碍子のベース金具に突き当たって元へ戻 ると同時に、帯金が反転して円環を閉じる。 また請求項2の考案では、帯金を開放すると連結箇所が円環の内側へ進入し、 取付けの際にこの連結箇所が碍子のベース金具に突き当たって元へ戻ると同時に 、帯金が反転して円環を閉じる。
【0007】
【実施例】
以下に、この考案を具体化した実施例を図面にもとずいて詳細に説明する。 この考案における耐雷ホーンの取付け状態を図1に示す。電線1はバインド線 2により縛着して、碍子3の頭部に支持されている。碍子3は、ベース金具4の 植え込みボルト5をナット6により締め付けて、電柱(図示せず)の腕金7に立 設されている。
【0008】 耐雷ホーン10は、避雷ユニット11、アークホーン16及び取付け金具21 を一体に組み立ててユニットとしている。この避雷ユニット11は、非直線抵抗 体12を上部電極13と下部電極14間に挟着して絶縁被覆15を施したもので あり、上部電極13には前記アークホーン16を押さえ具18とビス19により 締め付け、他方の下部電極14はナット20により前記取付け金具21に締め付 けられている。
【0009】 〔第一実施例〕 取付け金具21は、図2、図3及び図4に示すように、一方に前記避雷ユニッ ト11を取り付けるための透孔22を設け、他方に前記碍子3のベース金具4を 抱持するための一対の帯金23、24を一体に形成したアーム25と、これらの 帯金23、24の先端に軸ピン26、26により回動可能に連結した前方の帯金 27、28とをもって円環を構成する。
【0010】 前方の帯金27、28の先端には、相互に平行する耳部29、30を一体に形 成し、さらにこれらの耳部29、30の端部を折り曲げて鉤形31、32を設け ている。 また一方の耳部30には、ナット33を取り付けたボルト34を固設し、他方 の耳部29には、図2に示すように前方へ切り通した切り欠き35を設けて、図 3に二点鎖線により示すように、前方の帯金27、28が回動して円環が開閉す る際に、前記ボルト34が切り欠き35から進入、あるいは離脱できるようにし ている。
【0011】 前記軸ピン26、26による各帯金の連結箇所Jは、図4に示すように一方の 帯金23に鉤形36を一体に突出形成し、他方の帯金27にこの鉤形36を挟持 できる2個の鉤形37、37を一体に形成するとともに、この両鉤形37、37 の中間部分を先方へ突出させることにより、舌片38を略円弧面に沿って一体に 形成している。
【0012】 前記軸ピン26は金属管よりなり、一端を拡開して係止部26aを形成すると ともに、他端には数条のスッリト26bを設け、前記各鉤形36、37に挿通し た後、スリットを拡開して抜け止めとしている。 前記舌片38は、連結箇所Jにおいて他方の帯金23の鉤形36に沿って円環 の内側へ突出しておけば、帯金27の内向きの回動を阻止できる。 なお、図4では片側の帯金23、27間の連結のみを示したが、他方の帯金2 4、28間の連結についても同様である。
【0013】 次に上記のように構成した第一実施例の作用を述べる。 まずアーム25側の帯金23、24と連結した前方の帯金27、28を、軸ピ ン26を中心にしてそれぞれ外向きに回動させると、前記両耳部29、30間に おいて円環が開放され、これにともなって連結箇所Jの前方へ突出した舌片38 は円環の内側へ進入する。 耐雷ホーン10の取付けの際には、この取付け金具21を上記のように開放状 態にして碍子3のベース金具4に突き当てると、前記舌片38がノックされて当 初の位置まで押し戻されるとともに、帯金27、28も同時に反転して円環を閉 じる。この際、一方の耳部30に固定した前記ボルト34が他方の耳部29の切 り欠き35内に進入するので、そのままナット33を締め付ければ、耐雷ホーン 10の取付けが完了する。
【0014】 この場合、ボルト34のナット33を耳部29の鉤形31に近い位置にセット しておけば、ナット33の締め付けが早く行え、またこのナットが鉤形31に係 止され両帯金27、28が開放しないので、取付けを簡単かつ短時間に終了でき る。
【0015】 〔第二実施例〕 図5に示す第二実施例では、アーム25は第一実施例と同じである。図5に示 すように、一方の帯金23には第一実施例と同じく、軸ピン26を介して前方の 帯金39を連結している。この帯金39にも、前例と同様に連結箇所Jの先方へ 突出する舌片40を設けてある。
【0016】 帯金39の先端の外側には、連結環41を回動可能に設けたアジャスト・ファ スナー42をビス43により締め付けてある。連結環41は帯金39の円弧面に 沿って金属線を弧状に形成してなり、二点鎖線により示すように、その先端を前 記アーム25側の帯金24の鉤形44まで伸張して係合可能に構成している。ア ジャスト・ファスナー42は、前記連結環41と係合した後にレバー42aを押 し戻すことにより、碍子3のベース金具4へ締め付けることができる。
【0017】 以下に第二実施例の作用を述べる。 この実施例でも、耐雷ホーン10の取付けの際に前記舌片40が前例と同様に 作用して、前記帯金39がこの舌片40と同時に反転して円環を閉じる。 この実施例では第一実施例のボルト34に代えてアジャスト・ファスナーを使 用するので、さらに短時間に耐雷ホーン10の取り付けが完了する。すなわち、 耐雷ホーン10の取り付け前に、アジャスト・ファスナー42のレバー42aを 起こしておけば、前記舌片40がベース金具4に突き当たって帯金39が反転す る際に、連結箇所Jから隔離したアジャスト・ファスナー42は慣性が大きいた めに進行方向へ転倒して、前記連結環41の先端が鉤形44へ達し、レバー42 aを押し戻すのみで取り付け金具21の締め付けが終了する。
【0018】 〔第三実施例〕 図6及び図7により、第三実施例を説明する。 この実施例では、アーム45の一方に避雷ユニット11を取り付けるための透 孔46を設け、他方の両側に側壁47、48を一帯に形成して、この両側壁にそ れぞれ引き込み窓49を設けている。この引き込み窓49には、一対の帯金50 、51の先端を引き込み、両側壁47、48間において、軸ピン26により両帯 金50、51を回動可能に連結し、かつこの連結箇所Jの両側を引き込み窓49 にそれぞれ遊動可能に保持している。
【0019】 帯金50、51の他端には、第一実施例と同様に耳部52、53間と鉤形54 、55とを形成して、一方の耳部53に固定したボルトと34とナット33とに より両耳部52、53を締め付けるように構成している。 前記のように、軸ピン26による連結箇所Jは、耳部52、53間とアーム4 5上を通る開放の中心線状に位置してベース45の内端側に設けられている。
【0020】 以下に第三実施例の作用を述べる。 この実施例では、円環の開放の中心線状に位置してベース45の内端側に両帯 金50、51の連結箇所Jを設けているので、図7に二点鎖線により示すように 、帯金が回動して円環を開放すると、前記連結箇所Jが前方へ移動して、円環内 へ進入する。したがって、前記両帯金50、51を開放して碍子3のベース金具 4に突き当てると、連結箇所Jがノックされて当初の位置まで押し戻され、同時 に帯金50、51が反転して円環を閉じる。 この実施例では、一つの連結箇所Jを直接にノックして両帯金50、51を閉 じるようにしたので、構造を簡単にできる利点がある。
【0021】
【考案の効果】
この考案では、帯金を開放したときに円環内に進入する舌片や連結箇所を碍子 のベース金具に突き当てることによって取付け金具を自動的に閉じるようにした ので、耐雷ホーンを取り落とすことなく、安全かつ短時間に耐雷ホーンを施設で きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案を実施する耐雷ホーンの取付け状態を
示す正面図である。
【図2】この考案の第一実施例を示す正面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】第一実施例の要部を示す拡大斜視図である。
【図5】この考案の第二実施例を示す平面図である。
【図6】この考案の第三実施例を示す正面図である。
【図7】図6の平面図である。
【符号の説明】
3 碍子 4 ベース金具 10 耐雷ホーン 11 避雷ユニット 23 帯金 24 帯金 27 帯金 28 帯金 38 舌片 40 舌片 39 帯金 50 帯金 51 帯金 J 連結箇所

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円弧面を有する複数の帯金を回動可能に
    連結して碍子のベース金具を抱持する円環を形成し、か
    つその一側に設けたアームに避雷ユニットを配置するよ
    うにした耐雷ホーンの取付け金具において、前記帯金の
    連結箇所に帯金を開放した際に前記円環内に進入する舌
    片を設けたことを特徴とする耐雷ホーンの取付け金具。
  2. 【請求項2】 円弧面を有する複数の帯金を回動可能に
    連結して碍子のベース金具を抱持する円環を形成し、か
    つその一側に設けたアームに避雷ユニットを配置するよ
    うにした耐雷ホーンの取付け金具において、前記帯金の
    連結箇所を帯金の開放箇所を通る略中心線上に設け、こ
    の連結箇所が帯金を開放した際に前記円環内に進入する
    ようにしたことを特徴とする耐雷ホーンの取付け金具。
JP006810U 1993-02-24 1993-02-24 耐雷ホーンの取付け金具 Pending JPH0668241U (ja)

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JP006810U JPH0668241U (ja) 1993-02-24 1993-02-24 耐雷ホーンの取付け金具

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JP006810U JPH0668241U (ja) 1993-02-24 1993-02-24 耐雷ホーンの取付け金具

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JPH0668241U true JPH0668241U (ja) 1994-09-22

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ID=11648558

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JP006810U Pending JPH0668241U (ja) 1993-02-24 1993-02-24 耐雷ホーンの取付け金具

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0236171U (ja) * 1988-08-30 1990-03-08

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0236171U (ja) * 1988-08-30 1990-03-08

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970606