JPH0668226B2 - 電子キ−装置 - Google Patents

電子キ−装置

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JPH0668226B2
JPH0668226B2 JP61196701A JP19670186A JPH0668226B2 JP H0668226 B2 JPH0668226 B2 JP H0668226B2 JP 61196701 A JP61196701 A JP 61196701A JP 19670186 A JP19670186 A JP 19670186A JP H0668226 B2 JPH0668226 B2 JP H0668226B2
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JP
Japan
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electronic key
circuit
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unlocking
key
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正彦 末吉
恒徳 矢野
道雄 八島
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株式会社本田ロツク
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、開施錠を電気信号、光信号、音響信号など
に担わせたキーコード信号を行う電子キー装置に関す
る。
(従来の技術) この種の電子キー装置は、携帯が可能な電子キーと、開
施錠対象物例えばドア又はドアの周辺に設けた開施錠駆
動回路とを備えている。電子キーは、キーコード信号発
生回路を備えており、特定のキーコード信号を発生す
る。このキーコード信号を開施錠駆動回路が受信し、こ
の回路内に設定したキーコードとの照合判定を行うこと
により、発生キーコードと設定キーコードとが一致した
場合に、開施錠駆動回路が開施錠機構を作動させるよう
にする。
この場合、キーコード信号を伝送するために、電磁界を
用いるもの(例えば、特開昭59−130978号など)、電波
を用いるもの(例えば、特開昭59−170373号、特開昭59
−130979号など)、光信号を用いるもの、超音波信号な
ど音響信号を用いるものなど、各種のものが知られてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、これらいずれの電子キー装置においても、携帯
側の電子キーには、電磁界を発生させる電気回路を作動
させるための電源、電波を発射する電気回路を作動させ
るための電源など、乾電池にしろ太陽電池にしろ電源を
必要とした。
従って、電子キー側の電池切れなどによる開施錠動作不
良又は動作不能などのおそれがあり、また電池の存在す
る分だけ重量が増大し大型となっていた。
従って、この発明は、軽量小形な電子キーを有する信頼
性の高い電子キー装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段及び作用) この目的を達成するため、この発明によれば、開施錠対
象側に駆動電源を設け、電子キーが接近した際に電磁誘
導による電磁結合回路を構成するようにし、この電磁結
合回路を介して電子キー側に電気エネルギーを供給しキ
ーコード信号発生回路を作動させるようにする。
すなわち、更に詳しくは、携帯する電子キー及び開施錠
対象物側に設けた開施錠駆動回路を備え、前記電子キー
のキーコード信号発生回路が発生する所定のキーコード
を前記開施錠駆動回路が受信し設定したキーコードとの
照合判定を行うことにより、発生キーコードと設定キー
コードとが一致した場合に前記開施錠駆動回路は開施錠
機構を作動させるようにした電子キー装置において、前
記電子キーは第1の電磁誘導コイルを備え、また前記開
施錠駆動回路は、電子キーの接近を感知する近接センサ
と、この近接センサが電子キーの接近を感知したとき作
動する交番信号発生回路と、この交番信号発生回路によ
って励磁され、前記近接センサ近傍に設けられる第2の
電磁誘導コイルとを備え、前記電子キーの前記キーコー
ド信号発生回路は、前記第1及び第2の電磁誘導コイル
を接近させることにより形成される電磁結合回路を介し
て前記交番信号発生回路により駆動されるようにした。
このような構成によれば、電子キー側には電源を搭載す
る必要がなくなる。
(発明の実施例) 以下、添附図面に従ってこの発明の実施例を説明する。
なお、各図において同一の符号は同様の対象を示すもの
とする。
第1図はこの発明の実施例に係る電子キー装置を示す系
統図であり、鎖線より右は電子キー側を、左側は開施錠
対象側例えば自動車の車体側を示している。図におい
て、(1)は携帯する電子キー、(2)は開施錠対象側
の開施錠駆動回路、(3)は開施錠駆動回路(2)のう
ち接近検出ユニット、(4)は開施錠駆動回路(2)の
うちのキーコード信号処理ユニットである。
電子キー(1)は、電磁誘導コイル(11)、交番信号整
流回路(12)、キーコード信号発生回路(13)、送信回
路(14)、及び送信コイル(15)を備えており、電池な
どを電源を備えていない。この電子キー(1)は、例え
ば第2図に示すような構造であり、小形の方形状ケース
(10)の中に配置したプリント基板(16)の表面の一部
に電磁誘導コイル(11)を、他の部分に交番信号整流回
路(12)、キーコード信号発生回路(13)、及び送信回
路(14)を構成する電子部品群(17)を搭載しており、
またプリント基板(16)の裏面周縁部に沿って送信コイ
ル(15)を配置してある。電磁誘導コイル(11)は、後
述する開施錠駆動回路(2)側から供給される電力を受
取るための電磁結合回路を構成するものである。交番信
号整流回路(12)は、誘導コイル(11)を介して供給さ
れた交番信号を整流平滑してキーコード信号発生回路
(13)などの電子部品群(17)を作動させるための直流
電源電圧を形成する。キーコード信号発生回路(13)
は、その電子キーに特有のキーコードを発生させる(発
生キーコード)。キーコード信号は、例えばデジタル信
号によりスタートビット、コードビット、開施錠ビッ
ト、パリティビット、エンドビットなどを一組として形
成される。送信回路(14)は、キーコード信号を送信コ
イル(15)により電波として伝送するための変調器、高
周波増幅器その他の構成要素を含んでいる。なお、キー
コード信号をコイル(15)から電磁界として送出する場
合には、送信回路(14)は増幅器などを含むこととな
る。キーコード信号を光信号又は超音波信号などとして
送出する場合には、変換器など固有の電子部品を含むこ
ととなる。なお、この発明による電子キー(1)によれ
ば、電源を含まず小形とすることができるため、電子キ
ー自身を腕時計のように構成することができ、又は腕時
計に組込むことができる。
開施錠駆動回路(2)の接近検出ユニット(3)は、近
接センサ(31)、交番信号発生回路(32)、及び電磁誘
導コイル(33)を備えている。この実施例によれば、近
接センサ(31)は赤外線検出センサであり、第3図に示
すように電磁誘導コイル(33)を巻回するボビン(34)
の中心軸付近に、赤外線発光素子(35)及び受光素子
(36)を備えている。第3図(a)はこの近接センサ
(31)に電子キー(1)が接近した状態を示しており、
電子キー(1)のケース(10)で近接センサ(31)の発
光素子(35)が送出した赤外線は反射されて受光素子
(36)に入射する。交番信号発生回路(32)は、近接セ
ンサ(31)の接近検出信号によりオン状態となり誘導コ
イル(33)に交番する電磁界を発生させる発振器であ
る。近接センサ(31)及び交番信号発生回路(32)には
電源回路(20)によって電気エネルギーが供給される。
なお、近接センサ(31)は、赤外線によらず例えば特開
昭59−130979号に示すように静電容量の変化を利用し、
又は静電誘導を利用し、また超音波によることもでき
る。なお、以上のような近接センサ(31)及び誘導コイ
ル(33)を含む接近検出ユニットを自動車に取付ける場
合には、ドアノブ付近に取付けるようにする。
開施錠駆動回路(2)のキーコード信号処理ユニット
(4)は、キーコード信号を畳重させた電波を受信する
ための受信コイル(41)、キーコード信号を取出すため
の復調器、増幅器などを含む受信回路(42)、電子キー
(1)により入力されたキーコードが自己のメモリに記
憶させたキーコード(設定キーコード)と一致するかど
うかを判定するキーコード判定回路(43)、電力増幅器
などを含む駆動回路(44)、及び開施錠を実行するアク
チュエータ(45)を備えており、電源回路(20)により
作動する。受信回路(42)は、復調器により受信した電
波からキャリアを除去しキーコード信号を取出した後、
キーコード信号を必要な大きさに増幅しまた波形整形す
る。キーコード判定回路(43)は、デコーダによりキー
コード信号から発生キーコードを読出し、メモリに記憶
させた設定キーコードと比較し、一致したばあいには一
致信号を送出し駆動回路(44)を作動させる。駆動回路
(44)はこの一致信号に基づき、また、キーコード信号
のうちの開施錠ビットの内容に基づきアクチュエータ
(45)を開錠状態又は施錠状態に向けて付勢する。
次に、この実施例の動作を説明する。
電子キー(1)の携帯者が電子キー(1)を開施錠対象
側に近付くまでは、開施錠駆動回路(2)の電源回路
(20)は各回路を待機状態にしている。電子キー(1)
の携帯者が開施錠対象側に近付き、第3図(a)に示す
ように電子キー(1)を近付けると、近接センサ(31)
が人間ないしは電子キー(1)の接近を検知し、交番信
号発生回路(32)を起動させる。このため誘導コイル
(33)に交番電磁界が発生し、この交番電磁界が電子キ
ー(1)の誘導コイル(11)を横切り誘導交番電圧を発
生させる。この誘導交番電圧は交番信号整流回路(12)
で直流電圧となり、キーコード信号発生回路(13)を作
動させる。キーコード信号発生回路(13)は、このよう
な電力供給により作動してキーコード信号を発生する。
このキーコード信号は送信回路(14)に接続した送信コ
イル(15)から電波として開施錠対象側に伝送される。
このようなキーコード信号を担った電波は、開施錠駆動
回路(2)の受信コイル(41)により受信されて所望の
開施錠を達成する。この開施錠の様子は開施錠駆動回路
(2)についての説明から明らかであるため省略する。
(発明の効果) この発明によれば、以上のように電磁結合回路により電
子キー側に電気エネルギーを供給するようにしたことに
より、電池を内蔵しないため軽量小形な電子キーを備
え、電池切れなどにより不動作などのない信頼性の高い
電子キー装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る電子キー装置の系統
図、第2図はこの発明の実施例に係る電子キー装置の一
要部である電子キーの外観図(a)及び縦断面図
(b)、第3図はこの発明の実施例に係る電子キー装置
の他の要部である電磁結合回路の縦断面図(a)及び外
観図(b)である。 図面において、(1)は電子キー、(2)は開施錠駆動
回路、(3)は開施錠駆動回路の接近検出ユニット、
(4)は開施錠駆動回路(2)のキーコード信号処理ユ
ニット、(11)及び(33)は電磁結合回路を構成する第
1及び第2の電磁誘導コイル、(13)はキーコード信号
発生回路、(20)は開施錠駆動回路側の電源回路であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−18497(JP,A) 特開 昭59−170374(JP,A) 特開 昭59−130978(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】携帯する電子キー及び開施錠対象物側に設
    けた開施錠駆動回路を備え、前記電子キーのキーコード
    信号発生回路が発生する所定のキーコードを前記開施錠
    駆動回路が受信し設定したキーコードとの照合判定を行
    うことにより、発生キーコードと設定キーコードとが一
    致した場合に前記開施錠駆動回路は開施錠機構を作動さ
    せるようにした電子キー装置において、 前記電子キーは第1の電磁誘導コイルを備え、また前記
    開施錠駆動回路は、電子キーの接近を感知する近接セン
    サと、この近接センサが電子キーの接近を感知したとき
    作動する交番信号発生回路と、この交番信号発生回路に
    よって励磁され、前記近接センサ近傍に設けられる第2
    の電磁誘導コイルとを備え、前記電子キーの前記キーコ
    ード信号発生回路は、前記第1及び第2の電磁誘導コイ
    ルを接近させることにより形成される電磁結合回路を介
    して前記交番信号発生回路により駆動されるようにした
    ことを特徴とする電子キー装置。
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