JPH0668211A - パッケージデータ割付装置 - Google Patents

パッケージデータ割付装置

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JPH0668211A
JPH0668211A JP4221379A JP22137992A JPH0668211A JP H0668211 A JPH0668211 A JP H0668211A JP 4221379 A JP4221379 A JP 4221379A JP 22137992 A JP22137992 A JP 22137992A JP H0668211 A JPH0668211 A JP H0668211A
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JP4221379A
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English (en)
Inventor
Junya Hanaoka
淳也 花岡
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、専門的な知識がなくても割付設計の
著しい時間短縮を行えるとともに、商品の企画段階と平
行してコスト計算(見積設計)を行えるパッケージデー
タ設計装置を提供することを目的とする。 【構成】パッケージデータ入力手段aにパッケージの図
形データ及び構造設計情報が入力される。一方、割付情
報入力手段bは図形データを複数割付ける場合の割付情
報が、用紙情報入力手段cには印刷用紙の寸法等が、印
刷工程情報入力手段dには印刷工程の限定情報がそれぞ
れ入力される。パッケージデータ割付手段eは入力され
た各情報に基づいて、用紙領域への割付数及び割付位置
を演算し、得られた結果を出力手段fから出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CADシステム等によ
り作成されたパッケージ(容器)データを印刷用紙のサ
イズや印刷機の種別等を考慮し、用紙への最適な割付設
計値(条件)を決定するパッケージ割付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】各種内容品を包装するための紙器、ダン
ボール箱等のパッケージの設計(パッケージの展開図)
は収納量や外形サイズの要求条件を満足し、かつ組み立
てた場合に各部品が矛盾なく組み合わされるように経験
豊富な設計者が行っている。また、経験の少ない設計者
であっても短時間にパッケージの設計が可能なように、
各種の設計上のノウハウを知識ベースとして蓄えたコン
ピュータによる設計が行えるような設計装置も開発され
ている。
【0003】このようにして設計されたパッケージは、
生産工程においては同時に複数個の印刷を行い、その後
打ち抜き機によりまとめて用紙から打ち抜かれるもので
あるため、一つの印刷版上に複数のパッケージデータの
割付を行う必要がある。このようなパッケージデータの
割付においては、生産コストを下げるために用紙に対し
てなるべく無駄が生じないように効率良くデータの割付
を行う必要がある。
【0004】一方、データの割付を行う際には、パッケ
ージの強度を確保するためパッケージの展開図に対して
ある特定方向を用紙の紙目方向に一致させる必要があ
り、また印刷工程において印刷機で用紙を爪でくわえる
ためのくわえしろや、用紙の横方向の規制をするための
針しろを設ける必要があり、このしろ部分には印刷をす
ることはできない等種々の制約条件がある。
【0005】このように、パッケージデータの割付を行
うには、生産ライン上での制約を考慮し、かつコストを
下げるために効率良くデータの割付を行う必要があり、
従来はこれらの割付作業は総合的な知識を有する経験豊
富なオペレーターによって行われていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな手作業によるパッケージの割付作業では、解決すべ
き種々の問題点がある。まず、人手による作業はパッケ
ージや印刷機の豊富な知識がある専門家でないと行うこ
とができないものである。また、多くの時間を要するた
め、何通りもの設計を行うことができず、割付決定後に
印刷機の変更等があった場合にはその印刷機に合う条件
で始めから割付をやり直さなければならなかった。ま
た、パッケージの設計と同時に用紙への割付が決定され
ないと、必要部数のパッケージを作成するのに必要な用
紙量等が分からないため、企画・設計段階では設計した
パッケージがどの程度の生産コストで作成可能であるか
といったコスト計算を行うことが不可能であった。
【0007】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
であり、専門的な知識がなくても割付設計の著しい時間
短縮を行えるとともに、商品の企画段階と平行してコス
ト計算(見積設計)を行えるパッケージデータ設計装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、パッケ
ージ割付装置において、特定平面上の直交座標系におけ
る座標値が与えられているパッケージの図形データ及び
該パッケージの構造設計情報が入力されるパッケージデ
ータ入力手段aと、前記パッケージの図形データを複数
個割り付ける際の各データ間の相対位置関係を示す割付
情報が入力される割付情報入力手段bと、用紙に関する
情報が入力される用紙情報入力手段cと、印刷工程によ
る制限条件が入力される印刷工程情報入力手段dと、前
記入力されたパッケージの図形データ、構造設計情報、
割付情報、用紙情報及び印刷工程情報に基づいて用紙領
域へのパッケージの図形データの最大割付数及び割付位
置を決定するパッケージデータ割付手段eと、前記パッ
ケージデータ割付手段により用紙領域に割付られたパッ
ケージの図形データを出力する出力手段fとを具備する
ことを特徴とするパッケージデータ割付装置により前記
課題を解決せんとしている。
【0009】また本発明によるパッケージ割付装置にお
いては、割付数入力手段gより必要なパッケージの割付
数を指示することで、該指示された割付数に必要な最小
の用紙サイズとパッケージの図形データの割付位置をパ
ッケージデータ割付手段eで決定することにより前記課
題を解決せんとしている。
【0010】また、本発明によるパッケージ割付装置に
おいては、前記割付情報入力手段bに、少なくとも2つ
のパッケージの図形データの位置関係を示す基本割付パ
ターンと、基本割付されたパッケージ間の間隔(クリア
ランス)が指定された外郭線間の距離で入力することに
より前記課題を解決せんとしている。更に、本発明によ
るパッケージ割付装置においては、前記割付情報、用紙
情報及び印刷工程情報が予め記憶された記憶手段hを有
し、該記憶手段gから指定された割付情報、用紙情報及
び印刷工程情報を呼び出すことにより割付情報入力手段
b、用紙情報入力情報c及び印刷工程情報入力手段dへ
の情報入力を行うことにより前記課題を解決せんとして
いる。
【0011】
【作用】本発明のパッケージデータ割付装置によれば、
パッケージデータ入力手段aに特定平面上の直交座標系
における座標値によりパッケージの図形データ及び展開
図に対する紙目方向等を定義する構造設計情報が入力さ
れる。一方、割付情報入力手段bはパッケージデータ入
力手段aに入力された図形データを複数割付を行う場合
の各データの相対的位置関係が入力される。また、用紙
情報入力手段cには印刷用紙の寸法、紙目方向(図11
に示すように用紙の紙目方向に対して流れ・幅の寸法)
が入力される。印刷工程情報入力手段dには、印刷機の
種類によって定まる「くわえしろ」「針しろ」等の情報
等が入力される。以上の各情報が入力されるとパッケー
ジデータ割付手段eが入力されたパッケージの図形デー
タを構造設計情報、割付情報、用紙情報及び印刷工程情
報に基づいて、用紙全面に複数個割り付ける場合のデー
タの最大割付数及び割付位置を演算し、得られた結果を
出力手段fから出力する。
【0012】また、予め割付数が決まっており、割付に
必要な最小の用紙と割付位置を決定したい場合には、割
付数入力手段gから割付数を入力すると、パッケージデ
ータ割付手段eが入力されたパッケージの図形データを
構造設計情報、割付情報、用紙情報、割付数及び印刷工
程情報に基づいて、指定された割付数のパッケージを割
付るのに最小の用紙サイズ及びパッケージの図形データ
の割付位置を決定し、得られた結果を出力手段fから出
力する。
【0013】尚、割付情報入力手段bに入力される入力
条件には種々のデータが考えられるが、2乃至3つ程度
のパッケージデータの位置関係を示す基本割付パターン
を定義し、更にこの割付パターンにおいて各図形間の間
隔を指定された外郭線間の距離で指定することで割付情
報を定義することができる。
【0014】また、上記割付情報、印刷機の種類によっ
て特定される印刷条件(くわえしろ、針しろ等)、用紙
情報は予め必要なデータをデータベースとして記憶手段
hに記憶させておきキーワード等で検索して呼び出すよ
うにしてもよい。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明
する。図2は本実施例のパッケージデータ割付装置を示
すブロック図である。この図に示すように、本実施例の
パッケージ割付装置はキーボード、マウス等の対話式入
力装置又は磁気ディスク装置、オンライン通信装置等の
データ読み込み装置を備えた入力手段1と、ディスプレ
イ装置等からなる表示手段2と、パーソナルコンピュー
タ(CPU)等からなる演算手段3と、磁気ディスク装
置、メモリ装置等からなる記憶手段4と、磁気ディスク
装置、オンライン通信装置、プリンタ装置又はプロッタ
装置等からなる出力手段5で概略構成されている。
【0016】入力手段1には、CADシステムからの図
形データ及びパッケージの構造データが入力される。ま
た、入力手段1には印刷工程情報、用紙情報、設計者情
報が入力されると共に割付図面の設計を行うために必要
な割付情報の入力が行われる。また、後述する最小紙取
りの演算を行う場合は必要な割付数の入力も行われる。
ここでいうパッケージの図形データとは、図5に示すよ
うに特定平面上の直交座標系における座標値(始点、終
点等)が決められているものであり、これらの座標デー
タが、切れ刃線、罫線等の線種別に構成されているもの
である。
【0017】パッケージの構造設計情報とは、パッケー
ジの用紙(紙器、段ボールの種別等)、紙目(パッケー
ジの強度を確保するためパッケージの展開図に対してあ
る特定方向を用紙の紙目方向に一致させる必要があるた
め、パッケージによって紙目方向が定義されている。)
等の各パッケージ固有の情報であり、前記パッケージの
図形データと対をなすものである。設計のためのCAD
システムにこの構造設計情報を付加する機能が無い場合
は、本装置で各図形データに対して定義するようにして
もよい。
【0018】印刷工程情報とは印刷機の仕様に関する情
報であり、例えば巻き取り紙を使用する輪転印刷機の場
合は、くわえが常に紙目方向にならなければならない。
また枚葉印刷機の場合、くわえしろと針しろの部分には
印刷を行うことができないので、くわえ寸法及び針寸法
を何mmとするかのデータが必要となる。この情報は、図
形データの割り付けの際に考慮され、機械仕様にあった
ように用紙領域に割付られる。
【0019】用紙情報とは、用紙の寸法と紙目方向を表
す情報のことである。割付数とは、通常取数などとよば
れており、具体的には一つの印刷版に割付されるパッケ
ージ数のことである。従って枚葉紙であれば一枚の用紙
に印刷されるパッケージ数、輪転印刷機であれば輪転機
一回転で印刷されるパッケージ数に相当する。設計者情
報とは、本システムを使用する設計者のIDナンバー等
の情報である。
【0020】割付情報とは、用紙全体へのパッケージの
図形データの並べ方をパッケージの割付に適したいくつ
かの基本パターンに分類した並べ方情報と、この基本パ
ターン又は基本パターンを修正して配置された図形デー
タの間隔(クリアランス)の情報である。ここでいう基
本パターンとは、パッケージの割付の際に使用される割
付方法を2乃至3データの組合せで表現したものであ
る。
【0021】印刷工程情報、用紙情報、設計者情報及び
割付情報の各情報は、予めよく使用されるデータをデー
タベースとして記憶手段4に記憶しておき、キーワード
等で必要なデータを呼び出すようになっている。例え
ば、印刷工程情報であけば印刷機Noをキーとして「く
わえしろ」や「針しろ」を、用紙情報であれば規格の番
号(通常印刷用の用紙は規格化されているので、その規
格の番号)をキーとして用紙サイズ等のデータを呼び出
すようにする。
【0022】表示手段2は演算手段3に接続され、図形
データ及び後述する印刷工程情報等入力手段1を介して
入力された各情報を適宜表示すると共に演算手段3によ
り設計された図形データの割付結果が表示される。
【0023】演算手段3は、入力手段1からの入力情報
を基に記憶手段4に予め記憶されている印刷工程情報、
割付情報、設計者情報等の中から必要な情報を検索する
機能を有し、また、前記各入力情報を基に各図形データ
の最大割付数及び割付位置を決定する機能と、決定され
た割付情報を基に用紙領域への割付を実行する機能を有
する。また演算手段3は、予め割付数(取数)が決めら
れている場合には、前記各入力情報を基に必要な割付数
のパッケージを配置するのに最小の用紙サイズとパッケ
ージの図形データの割付位置を決定する機能を有する。
記憶手段4は印刷工程情報、用紙情報、設計者情報等の
各情報をデータベースとして記憶するとともに、演算手
段3により演算された割付データを記憶するものであ
る。出力手段5は、演算手段3により演算された割付デ
ータを他のシステム等に出力するものである。
【0024】次に、図3及び図4に示すフローチャート
を参照して、本発明の作用について説明する。まず、入
力手段1から設計者情報として、設計者のIDナンバー
が入力される。(ステップSP1)。IDナンバーの入
力が行われると、演算手段3は、記憶手段4に記憶され
ている設計者情報を検索し、許可された設計者かどうか
の判断を行う(ステップSP2)。許可された設計者の
場合は、次のステップへ以降し、不許可の場合は処理を
終了する。但し、IDナンバーのチェックは、秘密保護
の都合上行っており、割付図面の設計に直接関係するも
のでないため省略してもかまわない。
【0025】続いて、入力手段1を介して割り付けを行
う図形データの指示が行われ、CADシステム等で作成
されたパッケージの図形データ及び指示されたパッケー
ジに関する設計構造情報(パッケージの紙目方向等)
が、入力手段のうち磁気ディスク装置又はオンライン通
信装置等を介して入力される(ステップSP3)。更
に、印刷工程情報、用紙情報の入力が行われる(ステッ
プSP4)。印刷工程情報としては、くわえしろや針し
ろ等の寸法データが必要になるが、これらは印刷機によ
って定まっているので、印刷機No等を検索キーとして
入力することで、記憶装置4に予め記憶されている各デ
ータを呼び出せばよい。用紙情報としては、今回パッケ
ージの割付を行う用紙のサイズ及び紙目を入力するので
あるが、これも前記したように用紙の規格No等を検索
キーとして用紙サイズと紙目方向を呼び出せばよい。
【0026】印刷工程情報、用紙情報の入力が終了する
と、入力された各情報と基本割付パターンの選択メニュ
ーが表示手段2に表示される(ステップSP5)。オペ
レーターは、基本配置パターンの選択とするとともに、
図形データ間の間隔(クリアランス)を入力することに
より配置情報の入力を行う(ステップSP6)。
【0027】これは、予め数パターンの図形の組合せ方
を定義した基本割付パターンを記憶手段4に記憶させて
おき、選択された基本パターンに前記図形データを配置
するものである。図5は本実施例において「上下どん天
入交型」と呼ばれる基本パターンであり、これは2つの
図形データの一方を他方の図形データに対して180°
回転させた状態にして上下に並べたものである。このよ
うに配置することにより、突出部分どうしを組み合わせ
て余白面積を減らすことができる。
【0028】こうして、ある複数の選択肢の中からある
基本割付パターンが選択されると(この場合基本割付パ
ターンとして「上下どん天入交型」が選択されたとす
る)、演算手段3が2つの図形データのうち一方の図形
データの回転を行い、かつ2の図形データが上下に並ぶ
ように配置し、表示装置2に表示する。このとき、2つ
の図形データの間隔をどの程度にするかは指示されてい
ないが、演算手段3が2つの図形データの外郭線が重な
らないように配置することで、2つの図形データが重な
ることを防ぐ。
【0029】パッケージの図形データを用紙上に割り付
けるには、紙目等いくつかの制限項目が存在するため、
割付図面を設計する際にはパッケージの構造設計情報、
印刷工程情報、用紙情報を考慮する必要がある。本装置
においては既に入力されている構造設計情報等の各情報
を予め考慮した形で各データの位置及び回転量の調整を
行っている。例えば、同じパッケージの図形データに対
して、同じ基本配置パターンを選択した場合であって
も、紙目方向が異なる用紙に対して割り付けを行う場
合、図8に示すような割付が行われる場合と図9に示す
ような割付が行われる場合があるが、どのような割付に
するかは演算手段3が自動的に判断するものである。
【0030】こうして得られた図形データの位置関係が
割付図面の設計に適切な場合は、各データ間の間隔(ク
リアランス)の入力を行う。これは表示手段2に表示さ
れた図形データ間の関係をマウス、キーボード等の対話
式入力装置を用いて入力するものである。
【0031】ここで、図4に示すフローチャート及び図
5、図6に従って、位置関係(クリアランス)の入力方
法を説明する。前述したように、各条件を考慮しある程
度の位置調整を行った形で基本パターンの表示がなされ
ているため、設計者は最適なデータ間の間隔(クリアラ
ンス)のデータを入力するだけでよい。
【0032】まず、設計者は図5に示すように表示手段
2に表示されている複数(この場合2つ)の図形データ
の形状を認識し、各データの位置関係が適切になるよう
に図形データの移動を行う。この移動方法は、X方向、
Y方向の移動量を指示することにより各データの位置関
係を決定する。
【0033】まず、1つの図形データを構成する直線又
は円弧データの中で図5のaに示すようなパッケージ形
状の凹部、凸部等の特徴的なデータをマウス等の指示装
置を用いて選択し、これをY方向への図形データ移動の
基準データとする(ステップSP61)。次に図5のb
に示すような前記基準データのY座標に対して近接させ
たい(又は離間させたい)データをもう一方の図形デー
タから選択する(ステップSP62)。
【0034】つづいてこの選択されたデータ間の間隔
(クリアランス)をキーボード等の入力装置を用いて入
力する(ステップSP63)。Y方向の指示が行われる
と、演算手段3は、各データの位置関係を変更して表示
手段2に表示する。
【0035】次にX方向に対しても同様の操作を行う
(ステップSP64〜ステップSP66)。また、オペ
レータが両データ間の位置関係が適切でないと判断した
場合(ステップSP67)には、前記ステップSP61
〜ステップSP66の操作を繰り返す。この一連の操作
で図6に示すような各図形の基本割付が決定される。
【0036】演算手段3は入力手段1を介して入力され
た前記印刷工程情報、用紙情報、パッケージの構造設計
情報に基づき用紙領域(用紙の面積に対応する領域)へ
の図形データの割付数及び割付座標の算出を行い(ステ
ップSP7)、図7に示すように図形データの配置を行
う(ステップSP8)。これは、例えば印刷工程情報に
より用紙に対してどの位置にどの程度の印刷が不可能な
領域(くわえしろや針しろ)があるかが計算され、この
印刷不可能領域を除いた領域に図形データの割付を行
う。図形の割付は、印刷可能領域の一端点(本実施例で
は左下角)を平面座標系の原点として、この原点から基
本パターンで組み合わされた単位図形データを指定され
た用紙領域内に可能な限り(最大数)配置して行くこと
により行う。また、この配置を行う際には各図形の中心
座標で代表させ、その算出式は例えば次のようになる。
【0037】 奇数行の場合 x1=H1 + max_x/2 + ( zr + C12 + C14 + max_x ) (n-1) y2=k1 + max_y/2 + ( c11 + C13 + max_y - ir) (n-1)
【0038】偶数行の場合 X2=X1 + zr + c11 y2=y1 + max_y - ir + c11 但し H1: 針しろ K1::くわえしろ max _x:図形データの幅
max _y:図形データの高さ c11:入力クリアランス1
C12: 入力クリアランス2 C13: パターン間上下クリア
ランス C14:パターン間左右クリアランス zr: 中心ず
れ量 ir: 入れ込み量
【0039】このようにして得られた、割付図面データ
は修正・変更の有無を確認し(ステップSP9)、変更
がなければ磁気ディスク等の記憶手段4に記憶される
(ステップSP10)。また、必要に応じてプロッタ装
置等の出力手段5を介して適宜出力される(ステップS
P11)。以上示した各手順により、パッケージデータ
の割付図面の作成を行うことができる。
【0040】一方、予め必要な割付数(取数)が決定し
ており、その割付を行うのに最小限の用紙サイズの決定
と、その特定された用紙領域に最適な図形データの割付
を行う場合の処理について説明する。この場合、上記ス
テップSP4において用紙情報の代りに割付数(取数)
を入力する。その後基本配置パターンの選択を行い、割
付位置を決定するまで(ステップSP5〜ステップSP
8)は全く同様の処理を行う。ただ、この場合予め割付
数が設定されているので、必要数の割付を行った段階で
処理を終了する。そして各パッケージデータの外形線と
各しろサイズに基づいて、必要数のパッケージを割り付
けるのに最小限の用紙サイズを算出する。これは、外形
線データを基にパッケージの外接矩形を求め、これらが
上記決定された割付位置に複数割り付けられた場合の領
域サイズを算出する。更に印刷機で必要な各しろを加え
た領域サイズを算出し、このサイズよりも大きくかつ最
小の用紙の規格サイズを決定するものである。
【0041】このように本発明ではオペレーターはパッ
ケージの構造、名称(パネルやフラップ)といった専門
知識を意識することなく、基本パターンの選択及び選択
した外郭線のクリアランスの指示だけ簡単に割付指示を
行うことができる。また、割付指示に際しては、印刷機
の特徴や紙の特性等の知識も不要である。
【0042】尚、本発明のパッケージ割付装置は、その
細部が本実施例に限定されるものではなく種々の変形が
可能である。例えば、本実施例では1種類のパッケージ
データの割付について述べたが、図10に示すように複
数種類(cとd)のパッケージデータの割付を行っても
よい。また,後処理として通常のCADシステム等のも
つ図形編集機能を付加することで、様々なバリエーショ
ンの図面設計にも対応可能である。
【0043】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、専門
的な知識を有さない者であってもパッケージの図形デー
タの割付作業を容易に行うことができる。特に、印刷機
や用紙の特性を考慮したうえでの最適な割付を自動的に
行うえるので印刷・加工等の次工程においても何らデー
タの修正を施す必要がない。また、割付の指示を基本配
置パターンの指示と図形間の間隔(クリアランス)とう
必要最小限の記述だけで行えるので、初心者等パッケー
ジの構造に詳しくないものであっても簡単行うことがで
きる。更に、指定条件の変更を行うだけでパッケージの
設計とともに簡単に割付図面が得られるのでコスト計算
等も容易であり、後工程の急な変更等があった場合も瞬
時に対応することかできる等の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施例の構成を示すブロック図
【図3】本実施例の作用を示すフローチャート
【図4】本実施例の作用を示すフローチャート
【図5】本実施例のパッケージの図形データの説明図
【図6】本実施例のパッケージの図形データの説明図
【図7】本実施例の図形データの割付の説明図
【図8】本実施例の図形データの割付の説明図
【図9】本実施例の図形データの割付の説明図
【図10】本実施例の図形データの割付の説明図
【図11】本実施例の用紙情報の説明図
【符号の説明】
1 入力手段 2 表示手段 3 演算手段 4 記憶手段 5 出力手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特定平面上の直交座標系における座標値が
    与えられているパッケージの図形データ及び該パッケー
    ジの構造設計情報が入力されるパッケージデータ入力手
    段と、 前記パッケージの図形データを複数個割付ける際の各デ
    ータ間の相対位置関係を示す割付情報が入力される割付
    情報入力手段と、 用紙に関する情報が入力される用紙情報入力手段と、 印刷工程による制限条件が入力される印刷工程情報入力
    手段と、 前記入力されたパッケージの図形データ、構造設計情
    報、割付情報、用紙情報及び印刷工程情報に基づいて用
    紙領域へのパッケージの図形データの最大割付数及び割
    付位置を決定するパッケージデータ割付手段と、 前記パッケージデータ割付手段により用紙領域に割付ら
    れたパッケージの図形データを出力する出力手段と 、 を具備することを特徴とするパッケージデータ割付装
    置。
  2. 【請求項2】特定平面上の直交座標系における座標値が
    与えられているパッケージの図形データ及び該パッケー
    ジの構造設計情報が入力されるパッケージデータ入力手
    段と、 前記パッケージの図形データを複数個割付ける際の各デ
    ータ間の相対位置関係を示す割付情報が入力される割付
    情報入力手段と、 用紙に関する情報が入力される用紙情報入力手段と、 パッケージの割付数が入力される割付数入力手段と、 印刷工程による制限条件が入力される印刷工程情報入力
    手段と、 前記入力されたパッケージの図形データ、構造設計情
    報、割付情報、用紙情報、割付取数及び印刷工程情報に
    基づいて指定された割付数のパッケージを割付るのに最
    小の用紙サイズ及びパッケージの図形データの割付位置
    を決定するパッケージデータ割付手段と、 前記パッケージデータ割付手段により用紙領域に割付ら
    れたパッケージの図形データを出力する出力手段と 、 を具備することを特徴とするパッケージデータ割付装
    置。
  3. 【請求項3】前記割付情報入力手段には、少なくとも2
    つのパッケージの図形データの位置関係を示す基本割付
    パターンと、このパターンで割付されたパッケージ間の
    間隔(クリアランス)が指定された外郭線間の距離で入
    力されることを特徴とする請求項1又は2記載のパッケ
    ージ割付装置。
  4. 【請求項4】前記割付条件、前記用紙情報及び前記印刷
    工程情報が予め記憶された記憶手段を有し、該記憶手段
    から指定された前記割付情報、前記用紙情報及び前記印
    刷工程情報を呼び出すことにより前記割付情報入力手
    段、印刷工程情報入力手段及び印刷情報入力手段への各
    情報の入力を行うことを特徴とする請求項1、2又は3
    に記載のパッケージ割付装置。
JP4221379A 1992-08-20 1992-08-20 パッケージデータ割付装置 Pending JPH0668211A (ja)

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