JPH066800Y2 - シートバックの表皮吊込構造 - Google Patents
シートバックの表皮吊込構造Info
- Publication number
- JPH066800Y2 JPH066800Y2 JP3184490U JP3184490U JPH066800Y2 JP H066800 Y2 JPH066800 Y2 JP H066800Y2 JP 3184490 U JP3184490 U JP 3184490U JP 3184490 U JP3184490 U JP 3184490U JP H066800 Y2 JPH066800 Y2 JP H066800Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hanging
- skin
- bag
- seat back
- cushion body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は自動車用シート（座席）のシートバック（背凭
部）における表皮吊込構造に関する。
部）における表皮吊込構造に関する。
（従来の技術） 従来の自動車用シートのシートバック（ＳＢ）には、第
４図に示すものがある。
４図に示すものがある。
これは、略シートバックの外形形状にモールド成形する
と共にフレーム（３）を取付けてなる発泡体製クッショ
ン体（２）を、袋状に縫製した表皮（１）で被覆し（第
５図）、該表皮（１）におけるクッション体（２）の前
面(2a)側を被覆する部分の裏面には、縦方向に縫着した
吊袋（４′）（４′）を設け、この吊袋（４′）
（４′）内に吊込紐（５）を挿通し、該吊込紐（５）
（５）をその長さ方向に引き込むことによって、前記表
皮（１）をクッション体（２）の凹凸状前面(2a)に沿っ
て張設してなるものであり、前記吊袋（４′）（４′）
は第６図に示すようにその幅（Ｗ）が全体に均一であ
り、この吊袋（４′）（４′）内に挿通する吊込紐
（５）（５）はゴムなどの弾性部材を使用し、この吊込
紐（５）（５）はフレーム（３）の下端に架設した補強
杆（３３）を巻回し、下端に設けたフック（５１）（５
１）を補強杆（３３）に固着したワイヤに掛止してい
る。そして、吊込紐（５）（５）の上端はクッション体
の前面側上部内に埋設したインサートワイヤなどの固定
部材、若しくは表皮（１）の上部裏面側に横方向に縫着
した横吊袋（４１）内に挿入した吊りワイヤ(41a)の端
部に連結している。図示する横吊袋（４１）は吊りワイ
ヤ(41a)と共にクッション体（２）の前面上部横方向に
設けた吊込溝(21a)内に装入され、ホッグリングでクッ
ション体（２）内に埋設したインサートワイヤに一体に
結着されている。
と共にフレーム（３）を取付けてなる発泡体製クッショ
ン体（２）を、袋状に縫製した表皮（１）で被覆し（第
５図）、該表皮（１）におけるクッション体（２）の前
面(2a)側を被覆する部分の裏面には、縦方向に縫着した
吊袋（４′）（４′）を設け、この吊袋（４′）
（４′）内に吊込紐（５）を挿通し、該吊込紐（５）
（５）をその長さ方向に引き込むことによって、前記表
皮（１）をクッション体（２）の凹凸状前面(2a)に沿っ
て張設してなるものであり、前記吊袋（４′）（４′）
は第６図に示すようにその幅（Ｗ）が全体に均一であ
り、この吊袋（４′）（４′）内に挿通する吊込紐
（５）（５）はゴムなどの弾性部材を使用し、この吊込
紐（５）（５）はフレーム（３）の下端に架設した補強
杆（３３）を巻回し、下端に設けたフック（５１）（５
１）を補強杆（３３）に固着したワイヤに掛止してい
る。そして、吊込紐（５）（５）の上端はクッション体
の前面側上部内に埋設したインサートワイヤなどの固定
部材、若しくは表皮（１）の上部裏面側に横方向に縫着
した横吊袋（４１）内に挿入した吊りワイヤ(41a)の端
部に連結している。図示する横吊袋（４１）は吊りワイ
ヤ(41a)と共にクッション体（２）の前面上部横方向に
設けた吊込溝(21a)内に装入され、ホッグリングでクッ
ション体（２）内に埋設したインサートワイヤに一体に
結着されている。
以上のクッション体（２）はその前面側は中央に対して
その左右が前方に膨出状に形成された凹凸状で、凹窪状
の中央部の左右には前記吊袋（４′）（４′）が挿し込
まれる吊込溝（２１）（２１）が縦方向に形成されてい
る。
その左右が前方に膨出状に形成された凹凸状で、凹窪状
の中央部の左右には前記吊袋（４′）（４′）が挿し込
まれる吊込溝（２１）（２１）が縦方向に形成されてい
る。
（考案が解決しようとする課題） 第７図に示すクッション体（２）に、第６図に示す袋状
の表皮（１）を第５図に示すように被覆して、クッショ
ン体（２）の吊込溝（２１）（２１）に吊袋（４′）
（４′）を挿し込み、吊袋（４′）（４′）内の吊込紐
（５）（５）を下方に引き込み、その吊込紐（５）
（５）の下端に設けたフック（５１）（５１）を補強杆
（３３）のワイヤに掛止した後、表皮（１）の開口部を
閉口すると、第４図に示すシートバック（ＳＢ）が形成
される。
の表皮（１）を第５図に示すように被覆して、クッショ
ン体（２）の吊込溝（２１）（２１）に吊袋（４′）
（４′）を挿し込み、吊袋（４′）（４′）内の吊込紐
（５）（５）を下方に引き込み、その吊込紐（５）
（５）の下端に設けたフック（５１）（５１）を補強杆
（３３）のワイヤに掛止した後、表皮（１）の開口部を
閉口すると、第４図に示すシートバック（ＳＢ）が形成
される。
ところが、シートバック（ＳＢ）がバケットシートの如
く、前面（着座面）側が凹凸状を有するものにおいて
は、前記袋状表皮（１）の開口部を拡大状に成形しなけ
れば、クッション体（２）を内部に挿入することができ
ない。そのため、拡大状の開口部を有する表皮を使用し
たものにおいては、前述の如く、吊込紐（５）（５）で
表皮（１）を吊込むと開口部側における表皮の吊込が不
足するため、第４図に示すようにシートバック（ＳＢ）
の外観を損なう皺が発生する不具合があった。
く、前面（着座面）側が凹凸状を有するものにおいて
は、前記袋状表皮（１）の開口部を拡大状に成形しなけ
れば、クッション体（２）を内部に挿入することができ
ない。そのため、拡大状の開口部を有する表皮を使用し
たものにおいては、前述の如く、吊込紐（５）（５）で
表皮（１）を吊込むと開口部側における表皮の吊込が不
足するため、第４図に示すようにシートバック（ＳＢ）
の外観を損なう皺が発生する不具合があった。
そこで、本考案は斯様な従来品の不具合を除去すること
を目的とする。
を目的とする。
（課題を解決するための手段） 以上の目的を達成するための本考案は、前記従来品にお
ける吊袋を表皮の吊込方向の幅が表皮の開口部方向に漸
次狭小になるように形成したものである。
ける吊袋を表皮の吊込方向の幅が表皮の開口部方向に漸
次狭小になるように形成したものである。
従って、吊袋の幅が狭小になった分、表皮はクッション
体の内部方向に深く吊込紐によって吊込まれるため、表
皮は開口部方向の吊込量が大になり、前記シートバック
の前面下部に皺が発生することがない。
体の内部方向に深く吊込紐によって吊込まれるため、表
皮は開口部方向の吊込量が大になり、前記シートバック
の前面下部に皺が発生することがない。
（実施例） 以下、本考案の実施例を第１図乃至第３図に基づいて説
明する。
明する。
図中、第６図、第７図と同一符号は同一部材を示し、そ
の説明を省略する。
の説明を省略する。
表皮（１）は前記従来品と同様に、第７図に示す略シー
トバックの外形形状にモールド成形した発泡体製クッシ
ョン体（２）を内部に挿入し得るように、袋状に縫製
し、その開口部(1a)は拡大状に形成されている。
トバックの外形形状にモールド成形した発泡体製クッシ
ョン体（２）を内部に挿入し得るように、袋状に縫製
し、その開口部(1a)は拡大状に形成されている。
そして、この表皮（１）の裏面に一体に縫着される吊袋
（４）（４）は、第２図に示すように、表皮（１）の吊
込方向である上部の幅(W1)に対して下部の幅(W2)が開口
部(1a)方向に漸次狭小に形成され、この吊袋（４）
（４）内に前記吊込紐（５）（５）が挿通される。
（４）（４）は、第２図に示すように、表皮（１）の吊
込方向である上部の幅(W1)に対して下部の幅(W2)が開口
部(1a)方向に漸次狭小に形成され、この吊袋（４）
（４）内に前記吊込紐（５）（５）が挿通される。
また、第３図に示す吊袋（４）（４）は前記従来品
（４′）（４′）と同一の吊袋（４）（４）を使用して
いるが、ミシン縫い（４２）によって上部の幅(W1)を下
部の幅(W2)に対して漸次狭小に形成したものである。
（４′）（４′）と同一の吊袋（４）（４）を使用して
いるが、ミシン縫い（４２）によって上部の幅(W1)を下
部の幅(W2)に対して漸次狭小に形成したものである。
一方、前記クッション体（２）の前面側に設けた吊込溝
（２１）（２１）はその深さ全体が均一に、且つ吊袋
（４）（４）の上部の幅(W1)以上の深さに形成されてい
る。
（２１）（２１）はその深さ全体が均一に、且つ吊袋
（４）（４）の上部の幅(W1)以上の深さに形成されてい
る。
従って、表皮（１）にクッション体（２）を挿入して、
表皮（１）の吊袋（４）（４）をクッション体（２）の
吊込溝（２１）（２１）に挿し込み、吊袋（４）（４）
内の吊込紐（５）（５）を下方に引き込み、吊込紐
（５）の先端に設けたフック（５１）を、補強杆（３
３）のワイヤ（３１）に掛止すると、表皮（１）の開口
部(1a)方向に吊袋（４）（４）の幅が漸次狭小状に形成
されているため、表皮（１）の開口部(1a)方向の吊込量
が大になる。なお、表皮（１）の裏上部裏面側に設けた
横吊袋（４１）は従来と同様に吊りワイヤ(41a)と共
に、吊込溝(21a)内に挿込まれてクッション体（２）に
埋設したインサートワイヤ（２２）にホッグリングで一
体に結着される。
表皮（１）の吊袋（４）（４）をクッション体（２）の
吊込溝（２１）（２１）に挿し込み、吊袋（４）（４）
内の吊込紐（５）（５）を下方に引き込み、吊込紐
（５）の先端に設けたフック（５１）を、補強杆（３
３）のワイヤ（３１）に掛止すると、表皮（１）の開口
部(1a)方向に吊袋（４）（４）の幅が漸次狭小状に形成
されているため、表皮（１）の開口部(1a)方向の吊込量
が大になる。なお、表皮（１）の裏上部裏面側に設けた
横吊袋（４１）は従来と同様に吊りワイヤ(41a)と共
に、吊込溝(21a)内に挿込まれてクッション体（２）に
埋設したインサートワイヤ（２２）にホッグリングで一
体に結着される。
そして、吊込紐（５）（５）で吊込後、表皮（１）の開
口部(1a)は一体に結着されて閉口される。
口部(1a)は一体に結着されて閉口される。
（効果） 本考案によれば、前記従来品における吊袋の幅を変更す
ることにより、表皮の吊込量を調節することができ、シ
ートバックの前面下部における皺の発生を防止すること
ができる。
ることにより、表皮の吊込量を調節することができ、シ
ートバックの前面下部における皺の発生を防止すること
ができる。
そのため、構造が簡単で前記従来品に対して外観が良好
なシートバックを提供できる。
なシートバックを提供できる。
第１図は本考案の断面図、第２図、第３図は表皮の一部
を切欠して示す斜視図、第４図は従来の自動車用シート
を示す斜視図、第５図は従来のシートバックの分解斜視
図、第６図は従来のシートバックの表皮を一部切欠して
示す斜視図、第７図は従来のシートバックを構成するク
ッション体の斜視図である。 図中、（１）は表皮、（２）はクッション体、（３）は
フレーム、（４）は吊袋、（５）（５）は吊込紐を夫々
示す。
を切欠して示す斜視図、第４図は従来の自動車用シート
を示す斜視図、第５図は従来のシートバックの分解斜視
図、第６図は従来のシートバックの表皮を一部切欠して
示す斜視図、第７図は従来のシートバックを構成するク
ッション体の斜視図である。 図中、（１）は表皮、（２）はクッション体、（３）は
フレーム、（４）は吊袋、（５）（５）は吊込紐を夫々
示す。
Claims (1)
- 【請求項１】略シートバックの外形形状にモールド成形
すると共にフレームを取付けてなる発泡体製クッション
体を、袋状に縫製した表皮で被覆し、該表皮におけるク
ッション体の前面側を被覆する部分の裏面に縦方向に吊
袋を縫着し、該吊袋内に吊込紐を挿通して吊込紐をその
長さ方向に引き込むことによって、前記表皮をクッショ
ン体の凹凸状前面に沿って張設してなる自動車用シート
において、 前記吊込袋は、表皮の吊込方向の幅を表皮の開口部方向
に漸次狭小に形成して、シートバックの前面下部の皺の
発生を防止してなることを特徴とするシートバックの表
皮吊込構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3184490U JPH066800Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | シートバックの表皮吊込構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3184490U JPH066800Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | シートバックの表皮吊込構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03122798U JPH03122798U (ja) | 1991-12-13 |
| JPH066800Y2 true JPH066800Y2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=31534641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3184490U Expired - Lifetime JPH066800Y2 (ja) | 1990-03-29 | 1990-03-29 | シートバックの表皮吊込構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066800Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-03-29 JP JP3184490U patent/JPH066800Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03122798U (ja) | 1991-12-13 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4291915A (en) | Combined suitcase and child's safety seat | |
| JP2003174932A (ja) | バックパック | |
| JP6153186B1 (ja) | 自転車用チャイルドシートカバー | |
| JPH066800Y2 (ja) | シートバックの表皮吊込構造 | |
| KR100776904B1 (ko) | 낚시용 가방 | |
| JP6647615B1 (ja) | 自転車用チャイルドシートカバー | |
| JP2008523966A (ja) | 低断面形ハンガーブラケットおよびハーネスを備えたカバン | |
| JPH0246796Y2 (ja) | ||
| JPH0219069Y2 (ja) | ||
| JPH0527118Y2 (ja) | ||
| JPH0641483Y2 (ja) | シートバック | |
| JP4426326B2 (ja) | 乗り物シートに用いる袋型表皮の吊込み方法 | |
| JPH0578Y2 (ja) | ||
| JP3651723B2 (ja) | 車両用シート | |
| JPH0779883B2 (ja) | 袋の開口の閉じ合わせ方法 | |
| JP3231255U (ja) | ネックストラップ付きマスク | |
| CN210185193U (zh) | 充气枕芯与充气按摩枕 | |
| JP2607046Y2 (ja) | シートカバーの吊り込み構造 | |
| JP3116890U (ja) | バッグの紐掛けハンガー | |
| JPH0429793Y2 (ja) | ||
| JPH0340226Y2 (ja) | ||
| GB2076646A (en) | Suitcases | |
| JPH0560400U (ja) | 自動車用シートのシートバック | |
| JP2570913Y2 (ja) | シートバックの表皮吊り込み構造 | |
| JPH0626222Y2 (ja) | 自動車用座席のカバー |