JPH066799U - ロックアップ装置 - Google Patents

ロックアップ装置

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Publication number
JPH066799U
JPH066799U JP4686292U JP4686292U JPH066799U JP H066799 U JPH066799 U JP H066799U JP 4686292 U JP4686292 U JP 4686292U JP 4686292 U JP4686292 U JP 4686292U JP H066799 U JPH066799 U JP H066799U
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JP
Japan
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turbine
driven plate
piston
tab
shell
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Pending
Application number
JP4686292U
Other languages
English (en)
Inventor
佳宏 松岡
Original Assignee
株式会社大金製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社大金製作所 filed Critical 株式会社大金製作所
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Publication of JPH066799U publication Critical patent/JPH066799U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドリブンプレートとタービンシェルとの接触
面積を拡張し溶接ロボットの位置合わせを容易にする。 【構成】 この装置は、タービンシェル6の外側面にタ
ービンブレード7のタブ7aがかしめ固定されたタービ
ン3を含むトルクコンバータのフロントカバー1とター
ビン3との間に軸方向に移動自在に配置されたロックア
ップ装置5であって、フロントカバー1とタービン3と
の間に配置され、軸方向に移動することによってフロン
トカバー1に当接可能なピストン13と、タブ7aが挿
通可能な切欠き孔21を有するタービンシェル6の外側
面に密着して取り付けられた取付部16a及び取付部1
6aからピストン13側に延びる係止部16bとを有す
るドリブンプレート16と、係止部16bとピストン1
3とを弾性的に連結するための弾性機構とを備えてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ロックアップ装置、特に、タービンシェルの外側面にタービンブレ ードのタブがかしめ固定されたタービンを含むトルクコンバータの入力側部材と 前記タービンとの間に配置されたロックアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、トルクコンバータは、液体により動力を伝えるために加速,減速等を スムーズに行える。しかし、液体のスリップによりエネルギーロスが生じ、燃費 が悪くなる欠点がある。そこで、従来のトルクコンバータでは、入力側のフロン トカバーと出力側部材とを機械的に接続するロックアップ装置が取り付けられて いるものがある。
【0003】 このロックアップ装置は、トルクコンバータの入力側部材と、出力軸に連結さ れたタービンとの間に配置されている。前記タービンは、複数のタービンブレー ドとタービンシェルとから主に構成され、タービンブレードのタブがタービンシ ェルの外側面にかしめ固定されている。また、前記タービンシェルの内側面には 、ドリブンプレートが取り付けられている。ドリブンプレートとピストンとの間 には両者を弾性的に連結するための弾性機構が設けられている。これにより、フ ロントカバーの回転がピストンに伝わり、弾性機構及びドリブンプレートを介し てタービンを回転させる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来のロックアップ装置では、ドリブンプレートが取付部によってタービンシ ェルの外側面に固定されている。このタービンシェルの外側面には、タービンブ レードのタブがかしめ固定されている。通常、ドリブンプレートの取付部は、タ ービンシェルの外側面の最外周部に位置するタブの内周側に固定される。一方、 ドリブンプレート取付部の内周側には、弾性機構を構成するバネが配置されてい る。このため、ドリブンプレートの取付部は外周部及び内周部ともに取付位置が 規制され、広い面積を確保することができない。したがって、ドリブンプレート 取付部をタービンシェル外側面に溶接固定する際、溶接ロボットの位置合わせを 高精度に管理する必要がある。また、溶接位置がずれると、溶接不良が生じ、取 付強度が低下する場合がある。
【0005】 本考案の目的は、ドリブンプレートとタービンシェルとの接触面積を拡張し、 溶接ロボットの位置合わせを容易にすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るトルクコンバータ用ロックアップ装置は、タービンシェルの外側 面にタービンブレードのタブがかしめ固定されたタービンを含むトルクコンバー タの入力側部材とタービンとの間に配置された装置であって、入力側部材とター ビンとの間に配置され、軸方向に移動自在に軸方向に移動することによって入力 側部材に当接可能なピストンと、タブが挿通可能な切欠きを有しタービンシェル の外側面に密着して取り付けられた取付部及び取付部からピストン側に延びる係 止部とを有するドリブンプレートと、係止部とピストンとを弾性的に連結するた めの弾性機構とを備えている。
【0007】
【作用】
本考案のロックアップ装置では、ピストンが移動して入力側部材に当接する。 この状態では、入力側部材の回転力は、ピストン,弾性機構及びドリブンプレー トを介してタービン側に伝達される。 ここで、ドリブンプレートは取付部がタービンシェルの外側面に密着して取り 付けられる。そして、ドリブンプレートの取付部にはタービンブレードのタブが 挿通する切欠きを有しているので、ドリブンプレートはタブの突出位置に関わら ず拡張することができ、弾性機構との干渉を避けながら、タービンシェルとの接 触面積を拡げることができる。
【0008】
【実施例】
図1は本考案の一実施例が採用されたトルクコンバータを示している(O−O が中心線)。 図1において、このトルクコンバータは、主として、フロントカバー1と、フ ロントカバー1と同心に配置された3種の羽根車(ポンプ2,タービン3,ステ ータ4)と、フロントカバー1とタービン3との間に配置されたロックアップ装 置5とから構成されている。
【0009】 フロントカバー1は、エンジン側の入力側部材(図示せず)に連結される部材 である。フロントカバー1の外周壁1aの先端(図1の右端)は、インペラシェ ル1bの外周壁に固定されている。 インペラシェル1bの内部には、複数の羽根部材を備えたポンプ2が配置され ている。ポンプ2と対向する位置には、タービンシェル6及び複数のブレード7 とを備えたタービン3が配置されている。
【0010】 タービンシェル6は、碗状の外側面を有し、タービンブレード7を取り付ける ための複数の切欠き孔6aが所定の間隔で半径方向に配置されている。タービン シェル6の内周端部は、タービンハブ8の外周部8aに固定されている。 タービンブレード7は、タービンシェル6の内側に配置されており、概ね円弧 状の部材である。外周部には複数のタブ7aが形成されている。タブ7aは、切 欠き孔6aを挿通している。タービンハブ8は、内周部に出力軸(図示せず)に 係合するスプライン9を有している。ポンプ2の内周部とタービン3の内周部と の間には、ステータ4が配置されている。
【0011】 なお、フロントカバー1とインペラシェル1bとで囲まれた空間が作動油室1 1を形成している。この作動油室11には、油路12aを通じて油圧制御装置( 図示せず)から作動油が供給される。また、ロックアップ装置5とフロントカバ ー1との間にも油路12bが形成されている。 ロックアップ装置5は、ピストン13と、弾性機構を有している。ピストン1 3は、円板状であり、中心部13a及び外周部13bがそれぞれタービン3側に 延びている。中心部13aはタービンハブ8の外周部8aに軸方向に摺動自在に 支持されている。また、側面外周部には、摩擦部材13cが固定されている。
【0012】 弾性機構は、外周部13bの内周側に配置されている。弾性機構は、トーショ ンスプリング14と、リテーニングプレート15と、ドリブンプレート16とか ら構成されている。トーションスプリング14は円周方向に延びる姿勢で複数個 配置されている。リテーニングプレート15は、ピストン13の背面に固定され ており、その折曲げ爪がトーションスプリング14に係合している。
【0013】 ドリブンプレート16は、タービンシェル6の外側面に密着して取り付けられ るための取付部16aと、取付部16aからピストン13側に延びる係止部16 bとを有している。取付部16aは、タブ6bが挿通可能な複数からなる切欠き 孔21を有している。 本実施例のトルクコンバータでは、エンジンの回転力は、フロントカバー1及 びポンプ2から作動油を介してタービン3に伝達される。なお、ステータ4は、 タービン3側からポンプ2側への油の流れを調節して、ポンプ2が高速で回転し かつタービン3が低速で回転するときに高トルク比が得られるように作用する。 タービン3の回転力は、タービンハブ8を介して出力軸(図示せず)に伝えられ る。
【0014】 出力軸が一定の回転になると、フロントカバー1とピストン13との間の作動 油室の作動油がドレインされ、その結果、ピストン13が前方に押しつけられる (ロックアップ動作)。すると、ピストン13の摩擦部材13cがフロントカバ ー1に押しつけられる。フロントカバー1の回転力は、摩擦部材13c、ピスト ン12、リテーニングプレート15、トーションスプリング14、係止部16b 、ドリブンプレート16を介してタービン3に伝達される。つまり、フロントカ バー1の回転力は、タービンハブ8を介して機械的に出力軸(図示せず)に伝わ る。
【0015】 次に、本実施例におけるドリブンプレート16の取付方法について説明する。 ドリブンプレート16を予め設定されたタービンシェル6と外周側面溶接位置 に対してスポット溶接を行う。次に、タブ7aをタービンシェル6の切欠き孔及 びドリブンプレート16の切欠き孔21にそれぞれ挿通させる。タービンシェル 6の外側面上に突出したタブ7aを折り曲げる。これにより、ドリブンプレート 16は、タービンシェル6の外側面上においてタブ7aによりタービンブレード 7とともに一体にかしめられることになる。これにより、ドリブンプレート16 の溶接代が拡張されるので、溶接強度が向上し、また溶接ロボット等による溶接 位置にずれが生じた場合でも溶接不良がおこりにくい。また、従来、ドリブンプ レート16をタービンシェル6に対しスポット溶接のみで接合していたものに比 べ、接合の強度が向上する。
【0016】 また本実施例においては、ドリブンプレート16をトーションスプリング14 側に延長する必要がないので、タービンシェル6の内周部に大径のスプリングを 配置することができる。したがって、トルクコンバータにおけるロックアップ装 置の特性の設計の自由度が増す。 〔他の実施例〕 前記実施例では、タブ7aを挿通させ、かしめ固定するための挿通部として切 欠き孔21を設けたが、挿通部は孔形状でなくてもよい。たとえば、ドリブンプ レートの端部が開口した段形状の挿通部としてもよい。
【0017】
【考案の効果】
本考案に係るロックアップ装置では、タービンブレードのタブが挿通可能な切 欠きを有する取付部が形成されたドリブンプレートをタービンシェルの外側面に 密着して取り付ける構成としたので、ドリブンプレートの取付部を拡張する場合 において、かしめ固定されたタービンブレードのタブが取付部と緩衝することは ない。このため、取付部が容易に拡張できるので、溶接不良が防止できる。また 、ドリブンプレートをタービンシェルに対してより強固に固着することができ、 接合強度が向上する。また、所定の接合強度を有するドリブンプレートの取り付 けをタービンシェルの外周部において容易に行うことができるようになり、ター ビンシェルの内周部に配置した弾性機構との干渉が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるロックアップ装置が採
用されたトルクコンバータの縦断面部分図。
【図2】従来例を示す縦断面部分図。
【符号の説明】
1 フロントカバー 3 タービン 5 ロックアップ装置 6 タービンシェル 7 タービンブレード 7a タブ 13 ピストン 14 トーションスプリング 16,26 ドリブンプレート 16a,26a 取付部 16b 係止部 21 切欠孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タービンシェルの外側面にタービンブレー
    ドのタブがかしめ固定されたタービンを含むトルクコン
    バータの入力側部材と前記タービンとの間に配置された
    ロックアップ装置であって、 前記入力側部材とタービンとの間に軸方向に移動自在に
    配置され前記入力側部材に当接可能なピストンと、 前記タブが挿通可能な切欠きを有し前記タービンシェル
    の外側面に密着して取り付けられた取付部と、前記取付
    部から前記ピストン側に延びる係止部とを有するドリブ
    ンプレートと、 前記係止部と前記ピストンとを弾性的に連結するための
    弾性機構と、 を備えたロックアップ装置。
JP4686292U 1992-07-06 1992-07-06 ロックアップ装置 Pending JPH066799U (ja)

Priority Applications (1)

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JP4686292U JPH066799U (ja) 1992-07-06 1992-07-06 ロックアップ装置

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JP4686292U JPH066799U (ja) 1992-07-06 1992-07-06 ロックアップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH066799U true JPH066799U (ja) 1994-01-28

Family

ID=12759150

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JP4686292U Pending JPH066799U (ja) 1992-07-06 1992-07-06 ロックアップ装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754770A (en) * 1980-08-07 1982-04-01 Fichtel & Sachs Ag Fluid torque convertor

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754770A (en) * 1980-08-07 1982-04-01 Fichtel & Sachs Ag Fluid torque convertor

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