JPH0667983B2 - 高配向性共役ポリマーの製造方法 - Google Patents

高配向性共役ポリマーの製造方法

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JPH0667983B2
JPH0667983B2 JP2025416A JP2541690A JPH0667983B2 JP H0667983 B2 JPH0667983 B2 JP H0667983B2 JP 2025416 A JP2025416 A JP 2025416A JP 2541690 A JP2541690 A JP 2541690A JP H0667983 B2 JPH0667983 B2 JP H0667983B2
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diacetylene
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小川  一文
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    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、電気材料に関するものである。更に詳しく
は、導電性や非線形光学効果を示すポリアセチレン結合
たはポリジアセチレン結合を有する有機物質に関するも
のである。
従来の技術 アセチレン誘導体のポリマーは、パイ電子共役系を持つ
一次元の主鎖を分子内に保有していることで、導電性や
非線形光学効果を持つことから光、電子機能材料として
広く研究されている。
また、ポリアセチレンの製造方法としては、チグラーナ
ッタ触媒を用いた白川らの重合方法がよく知られてい
る。
発明が解決しようとする課題 ところが、現在知られているポリアセチレン誘導体は、
酸素を含む雰囲気中では、熱や圧力あるいは紫外線など
にたいして不安定であるため、安定化させる研究が進め
られている。
しかしながら、未だにアセチレン誘導体ポリマを安定化
する方法は見いだされていない。
また、配向性を制御する技術も開発されていな 課題を解決するための手段 一端に−Si−Cl基を持つ直鎖状の炭化水素誘導体を用い
れば、有機溶媒中で化学吸着により親水性基板表面に単
分子膜を形成でき、さらに前記吸着された単分子膜表面
を酸素を含むガス中で高エネルギー線照射して表面を親
水性化することにより単分子膜を累積膜を形成すること
が出来ることが知られている。
従って、直鎖状炭化水素の一部にアセチレン基やジアセ
チレン基及び酸素(−O−)を含む物質を用い化学吸着
法を行えば、数十オングストロームオーダのアセチレン
誘導体の単分子膜を形成でき、さらに多層の累積膜も容
易に得ることができる。
また、このとき、重合前にあらかじめ前記単分子膜を特
定の方向に選択的に失活させておき、全面に高エネルギ
ーの放射線や紫外線(エネルギービーム)を照射し、前
記単分子膜の残存したアセチレン基やジアセチレン基の
部分を重合させたり、あるいはラビングにより吸着単分
子膜中の分子を再配向させておいたのち重合させると、
配向性が極めて高く、比較的高分子量(分子量数百以
上)で共役系が非常に長くしかも酸素を含む雰囲気中で
も安定で非線形光学効果や導電性の大きなポリアセチレ
ン系およびポリジアセチレン系ポリマーが形成されるこ
とを発見した。
つまり、一定の方向性を保った状態でエネルギービーム
を用いてアセチレン誘導体の分子を重合することによ
り、共役系が連続した直鎖状のポリマー(共役ポリマ
ー)を作れることを見いだした。
作用 即ち、アセチレン(−C≡C−)基あるいはジアセチレ
ン基(−C≡C−C≡C−)、およびクロルシラン基
(−SiCl)、さらに炭化水素鎖の間に酸素(−O−)を
含む直鎖状分子を溶解させた非水系有機溶媒中に表面が
親水性の基板を浸漬し、前記基板表面に前記アセチレン
基あるいはジアセチレン基、酸素およびクロルシラン基
(−SiCl)を含む物質、すなわち直鎖状分子を化学吸着
させてから、重合前にあらかじめ前記単分子膜を選択的
に線状に失活させ、さらに全面エネルギービーム(X
線、ガンマ線、イオンビーム、電子線、や紫外線等)照
射することにより重合させると、アセチレン基あるいは
ジアセチレン基および酸素とクロルシラン基(−SiCl)
を含む直鎖状分子の単分子膜が吸着形成され、基板上に
分子の重合方向がきれいに並んだ状態で線状に保持され
て、しかもあらかじめ失活されていいなかった部分のア
セチレンきはは放射線や紫外線照射により線状方向に重
合されるので、重合方向を制御した状態で共役系が連続
した直鎖状のポリアセチレン系またはポリジアセチレン
系ポリマーを作ることができる。また、基板表面に前記
アセチレン基あるいはジアセチレン基、酸素およびクロ
ルシラン基(−SiCl)を含む物質を化学吸着させてか
ら、ラビングを行なうと、ラビングにより単分子膜内の
分子がきれいに並んだ状態に吸着膜を再配向させること
ができるので、その状態でエネルギービーム照射して重
合すると、重合方向を制御した状態で共役系が連続した
直鎖状のポリアセチレン系またはポリジアセチレン系ポ
リマーを作ることができる。
なお、ここで、直鎖状の炭化水素鎖の途中に−O−基を
含ませて置くことは、吸着単分子膜内の分子の自由度を
増加せしめ、重合時のひずみを減少させ収率を大幅に改
善できる効果がある。また、アセチレン基の重合反応に
は、エネルギービームとしてX線や電子線、ガンマ線が
使用でき、ジアセチレン基の重合には、X線や電子線、
ガンマ線以外にも紫外線が使用できたが、ジアセチレン
基の場合、紫外線照射を行なうとポリジアセチレンが生
成され、X線や電子線、ガンマ線を使用した時はポリア
セチレンが生成された。
実施例 以下、実施例を用いて本発明の詳細を説明する。
使用した直鎖状分子のサンプルは、数々あるが、まずア
セチレン誘導体の一種であり末端にアセチレン基を1個
含むCH≡C−(CH−O−(CH−SiCl(AO
S系、ここでm、nは整数であるが、合計5から25の範
囲で良好な結果が得られた)の場合を用いて説明する。
例えば、SiOの形成されたSi基板1上にシラン系界面
活性剤(CH≡C−(CH−O−(CH−SiC
l:6−AOS)を用いて基板表面に化学吸着して単分子膜
を形成する。この時、−SiCl基は、基板表面のSiO
ともに形成されている−OH基が反応して脱塩酸し、基板
表面に の単分子膜2が形成できる。
例えば、1.0X10−3〜4.0X10−3mol/lの濃度で前記
シラン系界面活性剤を溶かした85%n−ヘキサン、8%
四塩化炭素、7%クロロホルム溶液中に、室温で30分間
SiOの形成されたSi基板浸漬すると、SiO表面で−Si
−O−の結合を形成できる。(第1図(a)) ここで、基板表面に の単分子膜2が形成できていることは、FTIRにて確認さ
れた。
なお、このとき化学吸着膜の形成は、湿気を含まないN
雰囲気中で行った。化学吸着膜の形成に使用した基板
は、直径3インチの酸化膜(SiO)を形成したSi基板
である。
次に、第1図(b)に示したように、重合前にあらかじ
め前記単分子膜の不飽和基をSTM(走査トンネル顕微
鏡)による描画(ライティング)または電子ビーム露光
またはX−ray露光(何れも、露光量は5mJ/cm程度で
よい)により線状に失活し、特定の方向に線状に不飽和
基を残存させた後、ヘリウムガス等の不活性ガス雰囲気
中で全面に放射線(例えば、X線や電子線、ガンマ線)
を5〜10mJ/cm程度照射すると第1図(c)に示すよ
うな反応、即ち失活されないで残存していた不飽和のア
セチレン基が線状に重合してTrans−ポリアセチレン結
合3が製造されたことがFTIRにより明かとなった。な
お、X線や電子線、ガンマ線はエネルギーレベルは異な
るが同様の重合膜が得られた。
一方、前記Si基板上にシラン系活性剤として (DMS−6−AOS、ここでm、nはそれぞれ4と2である
が、合計で5から25の範囲で良好な結果が得られた。ま
た以後CHはMeで表わす)を用いた場合にも、吸着膜を
1層累積した基板を(第2図(a))選択的に失活後、
不活性ガス雰囲気中で全面に放射線を照射すれば第2図
(b)に示すような反応、即ち−SiMeH基を含んだ線
状で配向性の高いTrans−ポリアセチレン結合3が製造
されたことが明かとなった。
従って、吸着単分子膜の層数を増やす必要がある場合に
は、この膜のように、アセチレン基を含む分子の末端に
−SiMeH基を導入して置けば、アルカリ水処理のみで
−Si(CH−OHに変換できるので、前述と同様の反
応液を用いて化学吸着工程およびOH付加工程を繰り返す
ことにより、単分子膜を必要な膜厚で累積形成できる。
すなわち、単分子膜表面のOH基と前記直鎖状分子が反応
して単分子膜上に、アセチレン基を有する2層目の単分
子吸着膜を積層形成できる。
また、分子の末端のSiMeH基の代わりにビニル基を導
入して置く場合には、単分子膜を1層形成した後、単分
子膜の形成された基板を室温でジボラン1mol/lのTHF
溶液に浸漬し、さらにNaOH0.1mol/lの30%H
溶液に一時間程度浸漬することにより、ビニル基を酸化
して表面に水酸基(OH)を付加した単分子膜を形成する
ことができる。従って、前述と同様の方法で化学吸着工
程およびOH付加工程を繰り返すことにより必要な膜厚の
単分子膜を累積形成できる。すなわち、化学反応により
単分子膜の上に形成されたOH基を介して、アセチレン基
を有する単分子吸着膜を積層できる。また、積層数も任
意である。
なお、ビニル基を−CH−CH−OHに変換する他の方法
として、Oを含む雰囲気中でX線、電子線、ガンマ線
照射しても同様の効果がえられる。また、Nを含む雰
囲気中でX線、電子線、ガンマ線照射した場合には分子
末端に−NH基を導入でき、この官能基の場合にも同様
の効果がえられ、吸着単分子の累積がより行いやすくな
る。
以上の結果より、本発明の重合方法を用いればTrans型
高配向共役ポリアセチレンを容易に製造できることが確
認された。
なお、このようにして製造されたポリアセチレンは、従
来のチグラーナッタ系触媒法で製造されていたポリアセ
チレン誘導体に比べ、酸素を含む雰囲気中でも、熱や圧
力あるいは紫外線などにたいして著しく安定であった。
以上の実施例では、6−AOSやDMS−6−AOSについての
み示したが、分子内にアセチレン(CqC)基を含み吸着
膜形成が可能なものであれば、吸着条件は異なっても同
様の方法が利用出来ることは明らかであろう。
さらに、ジアセチレン基を1個もつ :7−DASを用いた場合にも、化学吸着膜作成後(第3図
(a))選択的に線状に失活させた後、不活性ガス中で
紫外線(5〜10mJ/cm)を用いて重合すると、単分子
膜状でかつ線状のポリジアセチレン結合4を有するポリ
ジアセチレン型共役ポリマー(第3図(b))が得られ
る。なお、この場合、重合時紫外線の代わりにX線や電
子線、ガンマ線照射(5mJ/cm)を用いれば第3図
(c)のごとき線状の高配向ポリアセチレン結合3を有
するポリアセチレン型共役ポリマーが得られる。
この場合も同様に、吸着単分子膜の層数を増やす必要が
ある場合には、この膜のように、ジアセチレン基を含む
分子の末端に−SiMeH基を導入して置けば、アルカリ
水処理のみで−Si(CH−OHに変換できるので、前
述と同様の反応液を用いて化学吸着工程およびOH付加工
程を繰り返すことにより単分子膜を必要な膜厚で累積形
成できる。すなわち、OH基が反応形成した単分子膜上
に、ジアセチレン基を有する単分子吸着膜を積層でき
る。積層数は任意である。
また、分子の末端の−SiMeH基の代わりにビニル基を
導入して置けば、単分子膜を1層形成した後、単分子膜
の形成された基板を室温でジボラン1mol/lのTHF溶液
に浸漬し、さらにNaOH0.1mol/1の30%H水溶液
に浸漬することにより、単分子膜の表面に水酸基(OH)
を付加した単分子膜を形成することができる。従って、
前述と同様の反応液を用いて化学吸着工程およびOH付加
工程を繰り返すことにより単分子膜を必要な膜厚で累積
形成できる。すなわち、単分子膜のOH基が反応した単分
子膜上に、ジアセチレン基を有する単分子吸着膜を積層
できる。また、積層数も任意である。
なお、ビニル基を−CH−CH−OHに変換する他の方法
として、Oを含む雰囲気中でX線、電子線、ガンマ線
照射しても同様の効果がえられる。また、Nを含む雰
囲気中でX線、電子線、ガンマ線照射した場合には分子
末端に−NH基を導入でき、この官能基の場合にも同様
の効果がえられ、吸着単分子の累積がより行いやすくな
る。
さらにまた、前述の2つの実施例では1層化学吸着膜を
形成した後選択的に線状に失活させ、重合を行う方法に
ついて述べたが、吸着後ラビングを行なって吸着膜を再
配向させた後、エネルギービームを照射して重合を行な
っても高配向ポリアセチレンまたは高配向ポリジアセチ
レンが得られた。さらに吸着膜を多層積層した後で、不
飽和基を選択的に線状に失活し重合反応を行っても良い
し、あるいは吸着膜の形成−線状失活−重合反応を交互
に行っても高配向ポリアセチレンの多層分子膜の作製が
可能であった。
なお、上記実施例以外に、本願発明にしよう出来る界面
活性剤としては、 CH−(CH−C≡C−(CH−O−(CH
−SiCl (ここでl,m,nは0、または整数、ただし合計で5〜25
が良い。)で表わされるシラン系界面活性剤、たとえば CH−(CH−C≡C−(CH−O−(CH
−SiCl あるいは、 (CHHSi−(CH−C≡C− (CH−O−(CH−SiCl (ここで1,m,nは0、または整数、ただし合計で5〜25
が良い。)で表わされるシラン系界面活性剤、たとえ
ば、 (CHHSi−(CH−C≡C− (CH−O−(CH−SiCl、 あるいは、 CH=CH−(CH−C≡C−(CH−O−(CH
−SiCl (ここで1,m,nは0、または整数、ただし合計で5〜25
が良い。)で表わされるシラン系界面活性剤、たとえ
ば、 CH=CH−(CH−C≡C−(CH−O−(CH
−SiCl、 あるいは、 CH−(CH−C≡C−C≡C−(CH−O−
(CH−SiCl (ここで1,m,nは0、または整数、ただし合計で5〜25
が良い。)で表わされるシラン系界面活性剤、たとえ
ば、 CH−(CH−C≡C−C≡C−(CH−O−
(CH−SiCl、 や、 CH−CH−C≡C−C≡C−(CH−O−(C
H−SiCl、 あるいは (CHHSi−(CH−C≡C−C≡C−(C
H−O−(CH−SiCl (ここで1,m,nは0、または整数、ただし合計で5〜25
が良い。)で表わされるシラン系界面活性剤、たとえ
ば、 (CHHSi−(CH−C≡C−C≡C−(C
H−O−(CH−SiCl、 あるいは、 CH=CH−(CH−C≡C−C≡C−(CH
O−(CH−SiCl (ここで1,m,nは0、または整数、ただし合計で5〜25
が良い。)で表わされるシラン系界面活性剤、たとえ
ば、 CH=CH−CH−C≡C−C≡C−(CH−O−
(CH−SiCl、 などがある。
今後さらに原料となるアセチレンやジアセチレン誘導体
モノマーの種類や製造条件を適正化することにより、こ
の方法を用いてより電導性の優れた物質の製造が可能と
なるであろう。
発明の効果 本発明の方法を用いることにより、導電性や非線形光学
効果の非常に優れ安定な高配向性共役ポリアセチレンや
ポリジアセチレンのポリマーを高能率に製造できるの
で、非線形光学効果を利用したデバイスの製作には極め
て有効である。なお、ここで、直鎖状の炭化水素鎖の途
中に−O−基を含ませて置くことは、吸着単分子膜内の
分子の自由度を増加せしめ、重合時のひずみを減少させ
収率を大幅に改善できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は6-AOS吸着膜を1層形成した後の基板の
分子オーダーの拡大断面概念図、第1図(b)は、電子
線露光(EB照射)を用いて不飽和基を選択的に線状に失
活させる工程の概念図、第1図(c)は、線状に重合さ
れた後の高配向超長共役Trans型ポリアセチレンの形成
された基板の分子オーダーの拡大断面概念図、第2図
(a)はDMS-6-AOS吸着膜を1層形成した基板の分子オ
ーダーの拡大断面概念図、第2図(b)は重合後の高配
向Trans型ポリアセチレンの形成された基板の分子オー
ダーの拡大断面概念図、第3図は、7-DASを用いたジア
セチレン単分子膜を紫外線照射により重合し、ポリジア
セチレン型共役ポリマー作成したときの分子オーダーの
工程概念図であり、第3図(a)はジアセチレン単分子
膜の吸着形成後、第3図(b)は重合によるポリジアセ
チレン型共役ポリマー作成後の工程を示し、第3図
(c)は、7-DASを用いた吸着単分子膜を用いて電子線
照射によりポリアセチレン型共役ポリマーを作成したと
きの分子オーダーの拡大断面図を示す。 1…SiO/Si基板、2…単分子吸着膜、 3…高配向Trans−ポリアセチレン結合、 4…ポリジアセチレン結合。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/025 7/075 511 G11B 7/24 A 7215−5D // C08L 49:00

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アセチレン基又はジアセチレン基と酸素
    (−O−)と−Si−Cl基を含む直鎖状分子を溶解させた
    非水系の第1の有機溶媒中に表面が親水性の基板を浸漬
    し化学吸着法により前記基板上に前記物質の単分子膜を
    化学吸着で形成する工程と、前記基板に不活性ガス雰囲
    気中で全面にエネルギービームを照射してアセチレン基
    又はジアセチレン基の部分を重合させる工程を含むこと
    を特徴とするポリアセチレン型高配向性共役ポリマーの
    製造方法。
  2. 【請求項2】直鎖状分子がCH−(CH−C≡C−
    (CH−O−(CH−SiCl(ここでl,m,nは
    0、または整数、ただし合計で5〜25が良い。)で表わ
    されるシラン系界面活性剤であることを特徴とする請求
    項1記載のポリアセチレン型高配向性共役ポリマーの製
    造方法。
  3. 【請求項3】アセチレン基又はジアセチレン基と−O−
    と−Si−Cl基を含む直鎖状分子を溶解させた非水系の第
    1の有機溶媒中に表面が親水性の基板を浸漬し化学吸着
    法により前記基板上に前記物質の単分子膜を吸着形成す
    る工程と、電子ビーム露光、STMライティングまたはX
    線露光により前記分子膜を選択的に線状に失活させる工
    程と、前記基板に不活性ガス雰囲気中で全面にエネルギ
    ービームを照射し前記単分子膜の失活されないで残った
    アセチレン基又はジアセチレン基の部分を重合させる工
    程を含むことを特徴とするポリアセチレン型高配向性共
    役ポリマーの製造方法。
  4. 【請求項4】アセチレン基又はジアセチレン基と−O−
    と−Si−Cl基を含む直鎖状分子を溶解させた非水系の第
    1の有機溶媒中に表面が親水性の基板を浸漬し化学吸着
    法により前記基板上に前記物質の単分子膜を吸着形成す
    る工程と、ラビングにより前記吸着膜を再配向させる工
    程と、前記基板に不活性ガス雰囲気中で全面にエネルギ
    ービームを照射し前記アセチレン基又はジアセチレン基
    の部分を重合させる工程を含むことを特徴とするポリア
    セチレン型高配向性共役ポリマーの製造方法。
  5. 【請求項5】直鎖状分子の分子末端に−Si(CH
    基または−CH=CH基が結合していることを特徴とする
    請求項1、3または4記載のポリアセチレン型高配向性
    共役ポリマーの製造方法。
  6. 【請求項6】ジアセチレン(−C≡C−C≡C−)基と
    −O−と−Si−Cl基を含む直鎖状分子を溶解させた非水
    系の第1の有機溶媒中に表面が親水性の基板を浸漬し化
    学吸着法により前記基板上に前記分子の単分子膜を吸着
    形成する工程と、エネルギービームを照射して、前記単
    分子膜のジアセチレン基の部分を重合させる工程とを含
    むことを特徴とするポリジアセチレン型高配向性共役ポ
    リマーの製造方法。
  7. 【請求項7】ジアセチレン基を含む物質がCH−(C
    H−C≡C−C≡C−(CH−O−(CH
    −SiClであることを特徴とする請求項1記載の光記
    録媒体の製造方法。
  8. 【請求項8】直鎖状分子の分子末端に、−Si(CH
    H基が結合していることを特徴とする請求項3記載のポ
    リアセチレン型高配向性共役ポリマーの製造方法。
  9. 【請求項9】直鎖状分子の分子末端に、−CH=CH基が
    結合していることを特徴とする請求項8記載のポリアセ
    チレン型高配向性共役ポリマーの製造方法。
  10. 【請求項10】ジアセチレン(−C≡C−C≡C−)基
    と−O−と−Si−Cl基を含む直鎖状分子を溶解させた非
    水系の第1の有機溶媒中に表面が親水性の基板を浸漬
    し、化学吸着法により前記基板上に前記分子の単分子膜
    を吸着形成する工程と、電子線照射またはSTMライティ
    ングまたはX線露光または紫外線により前記分子膜を選
    択的に線状に失活させる工程と、不活性ガス雰囲気中で
    全面に紫外線照射を行い、前記単分子膜の残存したジア
    セチレン基の部分を重合させる工程とを含むことを特徴
    とするポリジアセチレン型高配向性共役ポリマーの製造
    方法。
  11. 【請求項11】ジアセチレン(−C≡C−C≡C−)基
    と−O−と−Si−Cl基を含む直鎖状分子を溶解させた非
    水系の第1の有機溶媒中に表面が親水性の基板を浸漬
    し、化学吸着法により前記基板上に前記物質の分子膜を
    吸着形成する工程と、ラビングにより前記吸着膜を再配
    向させる工程と、前記基板に不活性ガス雰囲気中で全面
    に紫外線照射を行い前記ジアセチレン基の部分を重合さ
    せる工程を含むことを特徴とするポリジアセチレン型高
    配向性共役ポリマーの製造方法。
  12. 【請求項12】直鎖状分子の分子末端に、−Si(CH
    H基が結合していることを特徴とする請求項10または
    11記載のポリジアセチレン型高配向性共役ポリマーの製
    造方法。
  13. 【請求項13】直鎖状分子の分子末端に、−CH=CH
    が結合していることを特徴とする請求項10または11記載
    のポリジアセチレン型高配向性共役ポリマーの製造方
    法。
  14. 【請求項14】ジアセチレン基と−O−と−Si−Cl基を
    含む直鎖状分子がCH=CH−(CH−C≡C−C≡
    C−(CH−O−(CH−SiCl(l,m,nは、
    0または整数で合計5から25)であることを特徴とする
    請求項12または13記載のポリジアセチレン型高配向性共
    役ポリマーの製造方法。
  15. 【請求項15】ジアセチレン基と−O−と−Si−Cl基を
    含む直鎖状分子が (l,m,nは、0または整数で合計5から25)であること
    を特徴とする請求項10または11記載のポリジアセチレン
    型高配向性共役ポリマーの製造方法。
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