JPH066774Y2 - 額の背板押え部品 - Google Patents

額の背板押え部品

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JPH066774Y2
JPH066774Y2 JP1987186242U JP18624287U JPH066774Y2 JP H066774 Y2 JPH066774 Y2 JP H066774Y2 JP 1987186242 U JP1987186242 U JP 1987186242U JP 18624287 U JP18624287 U JP 18624287U JP H066774 Y2 JPH066774 Y2 JP H066774Y2
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JP
Japan
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back plate
frame
spring
plate pressing
forehead
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JP1987186242U
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JPH0190461U (ja
Inventor
武夫 駒村
Original Assignee
株式会社ジャパンアート企画
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、額の背板を押える働きと、額を吊り下げる働
きとを兼ね備えた額の背板押え部品に関する。
〔従来の技術〕
一般に書画類は保存上及び美的装飾上から額内に収めら
れるが、額内に収められた書画類が脱落しないようにす
るために前面のガラスあるいはフィルムの後面に書画類
の縁を形どるマットを設け、そのマットと背板との間に
書画類を挟持し、後部に設けた背板押え部品で背板を係
止している。
しかしこのように背板の後方を背板押え部品で押えても
これ等前面のガラス,書画,マット,背板等は、組合わ
せやそれぞれの規格の相違から、全体の厚みに差が生
じ、そのために額縁とガラス等の間に隙間が生じ、挟持
された書画類が脱落することがある。
従来額の背板を押える手段としては、第7図に示すよう
に額縁10の後面枠9に長楕円板状の爪板20の一方の
端を小さな釘18で止めて、その小さな釘18を回転軸
として他端を背板13の係止部19とする回動する爪板
20をもって背板押え部品とするもの、あるいは第8図
及び第9図に示すように山形に曲がった2本のバネ脚2
1,22があるその中央部に吊り紐通し孔23を有する
L字状の指掛り24を設けた背板押え部品とし、これを
額縁後面枠と背板13との間に挿入して背板を押えるも
の等がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
然し乍ら、前者の背板押え部品では、背板13を後側か
ら単に係止するものであるから、ガラスやマット等の厚
みの変化を吸収することができず、依然として額に収め
られた書画類の脱落は避けられない。一方後者の背板押
え部品は、額縁後面枠と背板13との間に挿入するか
ら、ガラスやマット等の厚みの変化を吸収して書画類の
脱落は阻止できるが、着脱に際する操作性に問題があ
る。即ち背板押え部品を額縁後面枠と背板13との間に
挿入する場合、指掛り24を押し下げながらその額縁後
面枠と背板13との間に移動しようとすると、第9図に
示す如くバネ脚21,22が斜めに傾いてしまい挿入し
難い。従って山形に曲がった2本のバネ脚21,22が
ある中央部を押し下げて額縁後面枠と背板13との間に
挿入することになり、指掛り24が本来の役割を果たさ
ないのみならず、操作し難い。一方額縁後面枠と背板と
の間に装着された背板押え部品を取り外すにあたって
も、指掛り24を押し下げてそのまま指掛り24を額縁
後面枠と背板13との間から引き出すことになり、その
際にバネ脚21,22が斜めに傾いていることと滑って
しまうことから、取外し操作は困難を来すものである。
従っていずれにせよ背板押え部品の額縁後面枠と背板と
の間への挿入は困難であり、また取外しも困難であり操
作性に問題があった。
また、挿入し易く、且つ外し易くしたものとして、従来
実開昭62−100067号公報に示す額縁の裏板止具
が提案されている。
しかし、バネ部の疲労や材質の経時変化等によってバネ
弾性力が失われた場合、或いは展示する壁面等からの振
動によってずれたり、外れてしまう虞があった。
〔考案の目的〕
本考案はかかる状況に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は額に収められる構成部材の厚みのバラツキを
吸収し、しかも人為的に額縁後面枠と背板との間に挿入
し易くかつ外し易くして操作性をよくし、また不用意に
外れる虞のない額の背板押え部品を提供することであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の額の背板押え部品は、T字状に3本のバネ脚を
一体に設け、その内の中央部から直角に延びるバネ脚の
接続端側に、額縁後面枠の突条と係合する凹んだ段差部
を形成し、その段差部に横方向に貫通する吊り紐通し孔
を有する指掛りを突出して設けたことを特徴とするもの
である。
〔考案の作用〕
中央部から直角に延びるバネ脚に設けられた突出する指
掛りを押圧すれば、バネ脚は斜めになることなく水平に
押し下げられて額縁後面枠と背板との間に円滑に挿入さ
れる。そしてバネ脚のバネの復帰力によって元の形状に
戻り額に収められた構成部品の厚みのバラツキを吸収す
ると共に背板を確実に係止する。
また、中央部から直角に延びるバネ脚の接続端側に形成
した凹んだ段差部に、額縁後面枠の突条が係合すること
によって、バネ脚部分の疲労や材質の経時変化によって
バネ弾性力が多少失われた場合でも、展示する壁面等か
らの振動等によっても背面押え部品がずれたり、外れた
りすることはなく、従って、構成部品が不用意に外れる
虞がなくなる。一方額縁後面枠と背板との間に装着され
た背板押え部品の突出する指掛りを押圧すれば、同様に
バネ脚は水平に押し下げられ同時に指が突出する指掛り
によく密着して背板押え部品を前記額縁後面枠と背板の
間から、容易に引き出せる。
更に、横方向に貫通する吊り紐通し孔により、背板押え
部品を外す際等に、指が直接紐に触れることがなく、操
作し易い。また、紐の長さ等を調節する際に、紐が横方
向に貫通する孔に沿って円滑に通り調節し易くなる。
〔考案の実施例〕
以下、図面に基づき本考案を詳細に説明する。
第1図は、本考案に係る額の背板押え部品の一実施例を
示したものである。
同図において1,2,3はバネ脚で、これら3本のバネ
脚1,2,3は合成樹脂等によりT字状に一体に設けら
れている。その内の中央部から直角に延びるバネ脚3は
接続端側に若干凹んだ段差部4aがあり、その段差部4
aに後述る額縁後面枠9の突条9aが係合するようにな
っている。また、前記段差部4aには、横方向に貫通す
る吊り紐通し孔6aaを有する突出した指掛り5aが一
体に設けられている。その吊り紐通し孔6aを有する指
掛り5aは、コ字状に突出した突出部分からなり、その
上面には波形の凹凸面からなる滑り止面7が設けられて
いる。
そしてかかる背板押え部品Aを第3図に示すように額縁
10に装着する。即ち額縁10の前面枠8側にガラス
(又はフィルム)11を設け、そのガラス11の後面に
設けたマット12と後面枠9側に設けた背板13との間
に書画類14を挟持した額の前記額縁10の後面枠9と
背板13との間に挿入し、第2図に示すように3箇所に
装着して、各背板押え部品Aの吊り紐通し孔6aに吊り
紐15を通して、その吊り紐15で吊り下げる。
尚第2図において16は、額縁連結具である。
かかる構造の背板押え部品Aによれば、装着の際に直角
に延びるバネ脚3に設けられた指掛り5aを指fで押圧
すると第3図に示すように各バネ脚1,2,3は斜めに
なることなく水平に押し下げられて上下方向に縮小され
て額縁10の後面枠9と背板13との間に円滑に挿入さ
れる。その後各バネ脚1,2,3はバネの大きな復帰力
によって元の形状に戻って背板13を強く係止する。同
時にバネの復帰力によって額に収められたガラス11,
マット12,背板13等の構成部品の厚みのバラツキを
吸収して各間を強固に密着させて書画類14の脱落が防
止される。また、第3図に示すように凹んだ段差部4a
に、額縁10の後面枠9の突条9aが係合するので、背
板押え部品A自身の装着が確実になる。従って、バネ脚
1,2,3部分の疲労や材質の経時変化によってバネ弾
性力が多少失われた場合でも、展示する壁面等の振動等
によってもずれたり、外れてしまう虞はなくなる。勿
論、上記構成部品の不用意に外れる虞も解消される。
一方、書画類14を交換する等必要じ応じて額縁10の
後面枠9と背板13との間に装着された背板押え部品A
を取り外す場合には、第4図に示すように突出する指掛
り5aを押圧すると、同様に各バネ脚1,2,3は水平
に押し下げられ、同時に指fが凹凸面からなる滑り止面
7によく密着して背板押え部品Aを前記後面枠9と背板
13との間から容易に引き出すことができる。従って挿
入及び取外し操作性は極めてよくなる。
第5図は、本考案に係る額の背板押え部品の他の実施例
を示したものである。
この例は一体に設けた3本のバネ脚1,2,3のその内
の中央部から直角に延びるバネ脚3の接続側に若干凹ん
だ凹部4bを設け、その凹部4bにフック状に突出する
突出部分から開放された吊り紐通し孔6bを有する指掛
り5bを設けた構成のものである。そしてかかる背板押
え部品Bを第6図に示すように額縁10の後面枠9と背
板13との間に装着することにより背板13を良好に係
止すると共に前記吊り紐通し孔6bがほぼ閉鎖された孔
になるので、吊り紐通し孔として有効なものとなる。従
って閉鎖された吊り紐通し孔6aとして利用することが
できるが、後面枠9とフック状の指掛り5bとの隙間1
7を紐がやっと通過できる程度に調節すれば、背板押え
部品Bを装着後吊り紐15を取り付けることができ、予
め背板押え部品Bに吊り紐15を通す手間が省けると共
に吊り紐15の交換が極めて簡便になる利点がある。
尚、言うまでもないが、かかる実施例の場合にも前記実
施例と同様に挿入し易くかつ外し易くなり、操作性は非
常によくなる。
〔考案の効果〕
以上の如く本考案はT字状に3本のバネ脚を一体に設
け、その内の中央部から直角に延びるバネ脚に吊り紐通
し孔を有する指掛りを突出して設けたことで、額に収め
られる構成部材の厚みのバラツキを吸収し、しかも人為
的に額縁後面枠と背板との間に挿入し易くかつ外し易く
なって操作性がよくなり、更に構成部品が不用意に外れ
る虞もなくなる等の顕著な効果を奏するものである。
然も、吊り紐通し孔が横方向に貫通しているので、背板
押え部品を外す際に、指が直接紐に触れることがなく操
作し易い。また、吊り紐が横方向の孔に沿って円滑に通
り、紐の長さ等の調節がし易い等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図である。 第2図は本考案の背板押え部品を額縁に装着する状態を
示した斜視図である。 第3図は装着する状態を示す第2図の要部断面図であ
る。 第4図は取り外す状態を示す第2図の要部断面図であ
る。 第5図は本考案の他の実施例の斜視図である。 第6図は第5図の背板押え部品を装着する状態を示す要
部断面図である。 第7図及び第8図はそれぞれ従来の背板押え部品の例を
示す斜視図である。 第9図は第8図に示す背板押え部品を装着するときの状
態を示す断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 1,2,3……バネ脚 5a,5b……指掛り 6a,6b……吊り紐通し孔 9……後面枠 9a……突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】T字状に3本のバネ脚を一体に設け、その
    内の中央部から直角に延びるバネ脚の接続端側に、額縁
    後面枠の突条と係合する凹んだ段差部を形成し、その段
    差部に横方向に貫通する吊り紐通し孔を有する指掛りを
    突出して設けたことを特徴とする額の背板押え部品。
JP1987186242U 1987-12-07 1987-12-07 額の背板押え部品 Expired - Lifetime JPH066774Y2 (ja)

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JPH0190461U JPH0190461U (ja) 1989-06-14
JPH066774Y2 true JPH066774Y2 (ja) 1994-02-23

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Families Citing this family (3)

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CA2192829A1 (en) * 1995-04-21 1996-10-24 Ichiro Onishi Bed
WO1999013755A1 (fr) * 1997-09-18 1999-03-25 Doppel Co., Ltd. Cadre
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5940862Y2 (ja) * 1981-06-02 1984-11-21 紘 山田 額縁の裏板係止機構
JPS62100067U (ja) * 1985-12-13 1987-06-25

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