JPH0667652B2 - 印刷開始位置設定機能付き文書作成装置 - Google Patents

印刷開始位置設定機能付き文書作成装置

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JPH0667652B2
JPH0667652B2 JP60247538A JP24753885A JPH0667652B2 JP H0667652 B2 JPH0667652 B2 JP H0667652B2 JP 60247538 A JP60247538 A JP 60247538A JP 24753885 A JP24753885 A JP 24753885A JP H0667652 B2 JPH0667652 B2 JP H0667652B2
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宏之 青木
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、印刷開始位置設定機能付き文書作成装置に
関する。
[発明の技術的背景] 近時、日本語ワードプロセッサ等の文書作成装置は、文
字サイズ等の文書形態を行単位で種々設定できる行修飾
設定機能を持つことが要求されている。この種の文書作
成装置は、文書中の任意行の文字列を選択的に例えば拡
大/縮小したい場合に便利である。
[背景技術の問題点] しかし、従来の文書作成装置においては、行単位で印刷
開始位置を指定する手段については何等考えられていな
かった。このため所望のレイアウトの印刷結果を得るこ
とが困難であった。
[発明の目的] この発明は上記事情に鑑みてなされたものでその目的
は、真の印刷開始位置が、印刷書式で定められる印刷開
始位置を基準とする相対値でもって行を単位に指定で
き、もって印刷レイアウト機能の拡大が図れる印刷開始
位置設定機能付き文書作成装置を提供することにある。
[発明の概要] この発明では、第1印刷開始位置を含む印刷形態を示す
印刷書式情報を文書単位に設定する印刷書式設定手段
と、真の印刷開始位置を上記第1印刷開始位置を基準と
する相対位置で指定する第2印刷開始位置および文字サ
イズ並びに文字間間隔を含む文書形態を行単位で示す行
修飾情報を文書の各行に対応付けて設定する行修飾情報
設定手段とが設けられる。文書行の印刷においては、印
刷対象となる文書行に対応する上記行修飾情報中の文字
サイズ並びに文字間間隔に基づいて展開される同文書行
の行パターンが印刷イメージ記憶手段に書込まれる。こ
の際の印刷イメージ記憶手段内書込み開始位置は、上記
第1印刷開始位置と上記印刷対象となる文書行に対応す
る行修飾情報中の第2印刷開始位置等に応じて算出され
る。これにより、印刷開始位置、したがって左余白を行
毎に所望の値に設定できる。
[発明の実施例] 第1図はこの発明の一実施例に係る文書作成装置、例え
ば日本語ワードプロセッサのブロック構成を示す。
第1図において、11は装置全体の制御を司るCPU、12はR
OMである。ROM12は、システムプログラム等が格納され
ているプログラム領域13、装置で扱う漢字を含む文字コ
ードに対応した文字パターン(英文フォントを含む)が
登録された文字パターン領域14、および「かな」或は
「ローマ字」で入力された読みを漢字に変換するための
各種辞書が登録された辞書領域15等を有する。また20は
文書領域、印刷イメージ領域等が置かれるRAMであり、
その詳細については第2図のメモリマップを使用して後
述する。
31はキーボードコントローラ(KBC)、32はキーボード
(KB)である。33は表示コントローラ(表示CNT)、34
は表示器、35は表示器34に表示する表示パターンを格納
する表示用ドットメモリである。この実施例において、
表示器34は32(縦)×640(横)ドット構成の液晶表示
器である。表示器37の上部16×640ドットは1行×40桁
(1桁;16×16ドット)の文書表示領域として用いら
れ、下部16×640ドットは1行×40桁のガイド表示領域
として用いられる。
なお、ガイド表示領域を必要に応じて文書表示領域に切
換え使用することにより、2行×40桁(40文字,2行)の
文書表示を行なうことも可能である。また表示器34の表
示領域の一部をレイアウト表示用に用いることもでき
る。
36はプリンタコントローラ(PRTC)、37は漢字等の印字
を行なうプリンタ(PRT)である。プリンタ37は例えば2
4ドットの印字ヘッドを有する熱転写プリンタである。3
8はカセットインタフェース(CMT−IF)、39は文書等を
保存するデータレコーダとして用いられるオーディオカ
セット磁気テープ装置(CMT)である。また41はフロッ
ピーディスクコントローラ(FDC)、42はフロッピーデ
イスクドライブ(FDD)である。
第2図は第1図に示すRAM20のメモリマップを示す。
RAM20は、入力された文書(の文字コード列)を記憶す
る文書領域21を有している。ここでは、文書領域21に、
RAM20のB番地から始まる例えば9600バイト、即ち4800
文字(1文字は2バイト)分の領域を割付けている。ま
たRAM20は、文書領域21に格納される文書の行を単位
に、文書形態を示す例えば3バイトの行修飾情報を記憶
する行修飾領域22を有している。この行修飾領域22は、
RAM20のA番地から始まる領域に割付けられる。
RAM20は、文書書式を指定するたとえば3バイトの文書
書式情報を記憶する文書書式領域23も有している。この
文書書式領域23に格納される文書書式情報は、後述する
ように文書の1行当りの文字数m(1行文字数)を指定
する1行文字数値を含む。更にRAM20は、プリンタ37に
より印刷出力される印刷イメージデータを格納するライ
ンバッファとしての印刷イメージ領域24、および印刷書
式を指定する印刷書式情報を記憶する印刷書式領域25等
を有している。印刷イメージ領域24は、RAM20のT番地
から始まる領域に割付けられる。また印刷書式領域25に
格納される印刷書式情報は、標準印刷のときの文書全体
の基準となる印刷開始位置(即ち印刷左余白)を示す左
余白値uを含んでいる。
第3図は、第2図の文書領域21に確保される文書行のフ
ィールドと行修飾領域22に確保される行修飾情報のフィ
ールドとの対応を模式的に示す。
第3図に示すように、文書領域21および行修飾領域22
は、1行文字数情報の示す文字数mの行を単位に管理さ
れる。したがってRAM20の文書領域21に格納可能な文書
の最大行数nは、同領域21に9600バイト、即ち4800文字
分を割付けているこの実施例では、4800/mとなる。な
お、第3図において、L,Cはカーソル表示対象文字の
行,桁位置を、LEは文書領域21に格納されている文書の
最終行位置を示す。第L行の文書行は、RAM20の{B+
(L+1)×2m}番地(Bは文書領域21の先頭番地)か
ら始まる2mバイト(m文字分)の領域に格納される。ま
た第L行の(文書行に対応する)行修飾情報は、RAM20
の{A+(L−1)×3}番地(Aは行修飾領域22の先
頭番地)から始まる3バイトの領域に格納される。
第4図は第2図の行修飾領域22に格納される行修飾情報
の構成を示す。
行修飾情報は、文字の白抜き(並びに影付け)を指定す
る白抜き指定フラグ、回転・斜体を指定する2ビットの
回転・斜体情報、文字サイズ(ここでは24×24ドットの
全角文字を基準とする倍率)を指定する4ビットの文字
サイズ値、印刷途中での印刷停止を指定する印刷停止指
定フラグ、文字間間隔を指定する2ビットの文字間間隔
値、行ピッチ(全角文字による標準印刷を基準とする改
行量)を指定する4ビットの行ピッチ値、用紙交換を指
定する用紙交換指定フラグ、および左余白を桁数で指定
する7ビットの左余白値vから成る。
白抜き指定フラグは“1"で指定有り、“0"で指定無しを
示す。回転・斜体情報は、“000"で回転・斜体無し、
“001"で回転1(90度反時計)、“010"で回転2(180
度反時計)、“011"で回転3(270度反時計)、“100"
で斜体を示す。
文字サイズ値は、“0001"〜“1001"の範囲でサイズ1
(倍率;1×1)〜サイズ9(倍率;約24×約24)を、
“1111"でサイズQ(倍率;1/2×1/2)を示す。印
刷停止指定フラグは“1"で指定有り、“0"で指定無しを
示す。文字間間隔値は、“00"〜“11"の範囲で文字間0
(0文字分)〜文字間3(文字サイズ値の指定する倍率
の文字の1/2文字分)を示す。
行ピッチ値は、“1111"で改行B(改行量;−10インチ
/120)、“0000"で改行O(改行量;0インチ)、“000
1"で改行H(改行量;10インチ/120)、“0010"で改行
K(改行量;16インチ/120)、“0011"で改行E(改行
量;20インチ/120)、“0100"〜“0111"の範囲で改行1
(改行量;30インチ/120)〜改行4(改行量;60インチ
/120)を示す。
用紙交換指定フラグは、頁境界を設定するために該当行
の印刷終了時においてオペレータに用紙交換を要求する
のに用いられ、“1"で指令有り、“0"で指定無しを示
す。
左余白値vは、該当行の印刷開始位置を印刷書式設定で
定められる左余白値u(印刷開始位置)を基準とする相
対位置(ここでは桁数)で指定するものである。この実
施例において、左余白値vの指定範囲は、−9〜63桁で
ある。
なお、行修飾情報の初期値(これを標準行修飾情報と呼
ぶ)は、白抜き指定フラグ=0(指定無し)、回転・斜
体情報=000(回転・斜体無し)、文字サイズ値=0001
(サイズ1)、印刷停止指定フラグ=0(指定無し)、
文字間間隔値=01(文字間1)、行ピッチ値=0010(改
行K)、用紙交換指定フラグ=0(指定無し)、左余白
値v=0(桁)であり、電源投入時に行修飾領域22に自
動設定される。
第5図は第2図の文書書式領域23に格納される文書書式
情報の構成を示す。
文書書式情報は、文書の1行当りの文字数m(1行文字
数)を指定する1行文字数値と、回転・斜体情報、文字
サイズ値、文字間間隔値および行ピッチ値を有してい
る。これら回転・斜体情報、文字サイズ幅、文字間間隔
値および行ピッチ値のビット構成並びに指定内容は、第
4図に示す行修飾情報のそれと同一である。
なお、文書書式情報の初期値(これを標準文書書式情報
と呼ぶ)は、1行文字数m=40、回転・斜体情報=000
(回転・斜体無し)、文字サイズ値=0001(サイズ
1)、文字間間隔値=01(文字間1)、行ピッチ値=00
10(改行K)であり、電源投入時に文書書式領域23に自
動設定される。明らかなように、回転・斜体情報、文字
サイズ値、文字間間隔値および行ピッチ値の初期値は、
行修飾情報(標準行修飾情報)のそれと同一である。
次に上記各図、更には第6図乃至第19図を適宜参照し
て、この発明の一実施例の動作を説明する。
(1)文書入力 日本語文書入力時に於いては、CPU11は、キーボード32
より入力された例えば仮名文字列の漢字指定部分につい
て、ROM12内の辞書領域15等を索引することにより仮名
漢字変換処理を行なった後、その変換された漢字コード
を含む入力文字コード列を文書領域21に格納する。
上記した文書入力時に於いて、文書領域21に貯えられる
入力文字は、CPU11の制御の下に表示コントローラ33に
おいて表示用ドットメモリ35上にパターン展開され、表
示器34に表示出力される。
このようにして入力された既入力文書は、カーソルキー
操作により、表示器34上に最大40桁(文字)の文字列を
もって任意に表示でき、文書の校正、訂正等に供され
る。
(2)行修飾設定 第6図は行修飾設定時における各選択画面(行修飾設定
画面)と画面切換え操作順序を示す。
この実施例では、入力文書に対して、回転・斜体、文字
サイズ、文字間間隔、改行ピッチ、頁境界を設定するた
めの用紙交換、左余白等の文書形態を行う単位に指定し
たい場合、即ち行修飾設定を行ないたい場合は、修飾し
たい行位置の文字列をカーソルキー操作で選択し表示し
て、第6図に示すように[機能1]キーと他の特定キー
(ここでは[=]キー)との組合わせによるキー操作に
より行修飾の指定を行なう。なお、行修飾指定専用の
[行修飾]キーを設け、上記組合わせキー操作に代える
ことも可能である。
CPU11は、[機能1]キー+[=]キー(ここでは便宜
上[行修飾]キーと呼ぶ)の操作入力を判別すると、行
修飾指定された行に対応する行修飾領域22内の行修飾情
報をRAM20内の行修飾情報一時記憶領域(図示せず)に
取出し、表示器34の表示モードを文書表示モードから行
修飾表示モードに切換える。
行修飾表示モードでは、第6図に示すように、まず行修
飾設定、行修飾前詰め/後送り(これについては第9図
乃至第13図を参照して後述する)を選択するための項目
選択画面が表示され、且つ行修飾設定項目にカーソルが
表示(ここでは文字反転によるカーソル表示)される。
この状態で[選択/実行]キーが操作されると、文字間
間隔および行ピッチ(改行ピッチ)を選択するための選
択画面が表示される。この選択画面における各項目間の
切換え(項目切換え)は[次項目]キー操作で行なわ
れ、項目内の設定候補値(ここでは文字間間隔値,行ピ
ッチ値)の選択(指定)は横方向(左/右)のカーソル
キー操作によりカーソルを左右に移動することにより行
なわれる。
さて、上記の選択画面が表示された際には、文字間間隔
が選択可能な画面状態となっており、且つ文字間間隔の
設定候補値(文字間0〜文字間3)の1つにカーソルが
表示されている。この最初にカーソル表示される設定候
補値には、上記の行修飾情報一時記憶領域に一時記憶さ
れている行修飾情報中の該当項目(ここでは文字間間
隔)の既設定内容(既設定値)が採用されている。なお
第6図では、文字間間隔が項目設定されている状態の選
択画面を文字間間隔画面として示し、行ピッチが項目指
定されている状態の選択画面を行ピッチ画面として示し
て区別している。そこで以下の説明では、項目切換えも
画面切換えと呼ぶ。
この実施例では、行修飾設定のために、上記の文字間間
隔/行ピッチ画面の他に、第6図に示すように、文字サ
イズ指定のための文字サイズ画面、回転・斜体/白抜き
指定のための回転・斜体/白抜き画面、左余白値v(印
刷左桁余白)/印刷停止(印刷抑止)指定のための印刷
左余白/印刷抑止画面、および頁境界設定のための用紙
交換画面が用意されている。文字間間隔/行ピッチ画面
を含む上記各選択画面の切換えは、上記の[次項目]キ
ー操作または上/下のカーソルキー操作で行なわれる。
そしてこれらのキー操作により画面が切換えられること
により、CPU11は、切換え直前のカーソル位置の設定候
補値が選択されたものとみなし、RAM20内の行修飾情報
一時記憶領域に一時記憶されている行修飾情報中の該当
項目の設定内容を、その選択内容に更新する。なお、印
刷余白画面では、既設定の左余白値vが表示され、数字
キー操作による数値入力が行なわれない場合には既設定
値が、(−9〜+63の範囲内で)数値入力が行なわれた
場合にはその入力値が選択内容となる。
さてオペレータは、行修飾表示モードにおいて上記のキ
ー操作により必要な項目について設定候補値の選択指定
等を行なうと、[選択/実行]キーを操作する。CPU11
は、行修飾表示モードにおいて[選択/表示]キーの操
作入力を判別すると、[次項目]キーまたは上/下カー
ソルキーの操作が行なわれた場合と同様にして、上記一
時記憶領域内の行修飾情報を更新する。そしてCPU11
は、この更新後の行修飾情報を行修飾領域22内の上記行
修飾指定された行に対応する行修飾情報フィールドに設
定し、表示器34の表示モードを行修飾表示モードから文
書表示モードに戻す。
(3)文書書式設定 第7図は文書書式設定時における各選択画面(書式設定
画面)と画面切換え操作順序を示し、第8図は文書書式
情報設定処理のフローチャートを示す。
この実施例では、これから入力しようとする文書、入力
中文書、或は既入力文書にに対して、文書1行当りの文
字数、更には回転・斜体、文字サイズ、文字間間隔等の
文書形態を、次に述べるように一括して設定できる。こ
の場合オペレータは、第7図に示すように[機能1]キ
ーと他の特定キー(ここでは[!]キー)との組合わせ
によるキー操作により文書書式設定の指定を行なう。な
お、専用の[書式設定]キーを設け、上記組合わせキー
操作に代えることも可能である。
CPU11は、[機能1]キー+[!]キー(ここでは便宜
上[書式設定]キーと呼ぶ)の操作入力を判別すると、
RAM20内の文書書式領域23に設定されている文書書式情
報をRAM20内の文書書式情報一時記憶領域(図示せず)
に取出し、表示器34の表示モードを文書表示モードから
書式設定表示モードに切換える。この書式設定表示モー
ドでは、第7図に示すように、1行文字数の(数字キー
操作による)指定のための選択画面、文字間間隔/行ピ
ッチ指定のための選択画面、文字サイズ指定のための選
択画面、回転・斜体指定のための選択画面が、上/下カ
ーソルキー操作等により第6図の行修飾表示モードの場
合と同様にして切換え表示される。この切換え表示の際
には、上記の一時記憶領域に一時記憶されている文書書
式情報中の該当項目の既設定内容がカーソル表示(或は
数値表示)される。そして左/右カーソルキー操作(或
は数字キー操作)により、設定候補値の選択指定(或は
設定値入力)が行なわれる。
さて、第7図に示す操作順序に従って書式設定作業が行
なわれ、[選択/実行]キーが操作されると、CPU11
は、行修飾領域22への行修飾情報の設定および文書書式
領域23への文書書式情報の設定処理を行なう。この設定
処理について、第8図のフローチャートを参照して説明
する。
CPU11は、まず文書行を示す行ポインタiを1(先頭行
位置)に設定し(ステップS11)、第i行の行修飾情
報、即にRAM20(内に用意された行修飾領域22)の{A
+(i−1)×3}番地から始まる3バイトの行修飾情
報フィールドに設定されている行修飾情報を取出す(ス
テップS12)。次にCPU11は、同行修飾情報が第6図に示
す行修飾設定操作に従って設定されたものか否か(行修
飾設定有りか否か)の判定を行なう(ステップS13)。
ステップS13の判定は、ステップS21〜S28に従って行な
われる。即ちCPU11は、取出した行修飾情報中の白抜き
指定フラグが白抜き指定無しを、印刷停止指定フラグが
印刷停止無しを、用紙交換指定フラグが用紙交換指定無
しを、そして左余白値vが0を、それぞれ示し(即ち白
抜き指定フラグ、印刷停止指定フラグ、用紙交換指定フ
ラグおよび左余白値vがいずれも標準値であって)、上
記の文書書式情報一時領域に一時記憶されている新たな
文書書式情報中の回転・斜体情報、文字サイズ値、文字
間間隔値および行ピッチ値が現在(RAM20内の)文書書
式領域23に設定されているそれと等しい場合、行修飾設
定無しと判定する。これに対して、1項目でも条件が合
わない場合には、CPU11は行修飾設定有りと判定する。
即ちCPU11は、ステップS12で取出した行修飾情報が、標
準行修飾情報であるか、或は書式設定により設定された
ものである場合には行修飾設定無しを、それ以外の場合
には行修飾設定有りを判定する。なお、行修飾情報中に
行修飾設定の有無を示す特定ビットを設け、同ビットを
参照することによりステップS13の判定(即ち行修飾設
定の有無の判定)を行なうことも可能である。但し、こ
の場合には、第6図に示す行修飾設定操作に従って行修
飾情報設定を行なう際に上記特定ビットをセットする必
要がある。
CPU11は、ステップS13の判定がNOの場合、文書書式情報
一時記憶領域に記憶されている文書書式情報中の回転・
斜体情報、文字サイズ値、文字間間隔値および行ピッチ
値を、行修飾領域22における第i行の行修飾情報フィー
ルド(該当位置)に設定し、iが最大行nより小さいか
否かの判定を行なう(ステップS15)。一方ステップS13
の判定がYESの場合、即ち行修飾設定有りの場合、CPU11
はステップS14をスキップしてステップS15の判定処理を
行なう。これにより、第6図に示す行修飾設定操作に従
って行単位で設定された行修飾情報は保存される。
CPU11は、ステップS15の判定がYESの場合、行ポインタ
iを1つ進めて(ステップS16)ステップS12に戻る。一
方ステップS15の判定がNOの場合、CPU11は最大行nまで
の処理を終了したものと判断し、上記一時記憶領域に記
憶されている文書書式情報をRAM20内の文書書式領域23
に設定して(ステップS17)書式設定処理を終了する。
このときCPU11は、表示器31の表示モードを書式設定表
示モードから文書表示モードに戻す。
上記したように、この実施例では、回転・斜体情報、文
字サイズ値、文字間間隔値および行ピッチ値について
は、文書書式設定操作により、文書の各行について一括
して行修飾情報中に設定できる。また、この実施例で
は、第6図に示す行修飾設定操作に従って行単位で設定
された行修飾情報については、保存される。したがっ
て、文書書式設定操作を、いかなる時期に行なっても、
既に行単位で設定されている行修飾情報に影響を及ぼす
恐れはない。
(4)行修飾前詰め,後送り 第9図は行修飾前詰め,後送り指定時における操作順序
を示す。また第10図(a),(b)は行修飾前詰め前後
の行修飾領域22の状態を文書領域21に対応して示し、第
11図は行修飾前詰め処理のフローチャートを示す。また
第12図(a),(b)は行修飾後送り前後の行修飾領域
22の状態を文書領域21に対応して示し、第13図は行修飾
後送り処理のフローチャートを示す。
この実施例では、前記したように、文書領域21内の文書
の各行の行修飾内容を示す行修飾情報を、文書領域21か
ら独立して設けられた行修飾領域22に各文書行に対応し
て設定するこにより、行単位での行修飾設定が文書作成
中は勿論、校正中等でも、文書領域21内の文書に何等影
響を及ぼすことなく且つ簡単に行なえるようにしてい
る。但し、行修飾設定後において文字または文字列の挿
入(追加),削除を行なうと、文書行と行修飾(行修飾
指定行)との対応関係がずれることがあり得る。そこ
で、ここでは、上記のずれを調整できるように、行修飾
の前詰め/後送り機能が用意されている。
オペレータは、行修飾の前詰めまたは後送りを必要とす
る場合、前詰めまたは後送りしたい先頭の行位置をカー
ソルキー操作で指定し、しかる後に[行修飾]キー
([機能1]キー+[=]キー)操作を行なう。これに
よりCPU11は、前記したように表示器34の表示モードを
文書表示モードから行修飾表示モードに切換える。この
結果、行修飾設定、行修飾前詰めまたは行修飾後送りの
いずれか1つを選択するための項目選択画面が表示さ
れ、且つ行修飾設定項目にカーソルが表示される。この
状態で横方向カーソルキー操作を行なって「前詰め」ま
たは「後送り」の項目をカーソル指定して[選択/実
行]キーを操作することにより、行修飾前詰めまたは行
修飾後送りを指定することができる。そしてCPU11は、
「前詰め」がカーソル指定されている状態で[選択/実
行]キーの操作入力で判別すると、第11図のフローチャ
ートで示される行修飾前詰め処理を実行し、「後送り」
がカーソル指定されている状態で[選択/実行]キーの
操作入力を判別すると、第13図のフローチャートで示さ
れる行修飾後送り処理を実行する。
(4−1)行修飾前詰め 文書の校正時等において、第10図(a)に示すように例
えば第5行の文書行で1行分を削除し、この結果第6行
以降の文書行が1行ずつ前にずれ、これに伴い第5行以
降において文書行と行修飾との対応が1行ずつずれたも
のとする。この場合、オペレータは第5行の文書行をカ
ーソル指定し、前記した操作順序で行修飾前詰めを指定
する。これによりCPU11は、第11図のフローチャートに
従って以下に述べる行修飾前詰め処理を実行する。
まずCPU11は、行修飾前詰め指定の際にカーソル指定さ
れた行(カーソル行)L(ここではL=5)により、
(行修飾領域22内の)第L行の行修飾情報フィールド
(3バイト)の先頭アドレス(ここではA+(L+1)
×3)を算出し、行修飾情報フィールド先頭アドレスa
としてセットする(ステップS31)。次にCPU11は、前詰
めすべき行修飾情報数をn(最大行)−Lの演算により
算出し、前詰め対象残り行修飾情報数cとしてセットす
る(ステップS32)。次にCPU11はc=0であるか否かの
判定を行なう(ステップS33)。
もしc=0でなければ、CPU11はRAM20のa+4〜a+6
番地の内容(M(a+4)〜M(a+6))即ち第(i
+1)行(iの初期値はL)の行修飾情報を、RAM20の
a+1〜a+3番地の内容(M(a+1)〜M(a+
3))即ち第i行の行修飾情報とする処理(ステップS3
4)を行なう。次にCPU11はaを3番地進めて次の行の行
修飾情報フィールドの先頭アドレスを求め(ステップS3
5)、且つcを1つ減らして(ステップS36)ステップS3
3に戻る。そしてステップS33〜S36の処理がc=0とな
るまで、即ち第(L+1)行〜第n行(最大行)までの
行修飾情報を1行ずつ前にずらす処理が全て終了するま
で繰返される。これにより、L=5のこの例では、第10
図(b)に示すように、第6行の行修飾情報が第5行
へ、第7行の行修飾情報が第6行へ、というように第6
行以降の行修飾情報が順次1行ずつ前へずらされ、最後
に第n行の行修飾情報が第(n−1)行へずらされて文
書行と行修飾のずれが調整される。
以上の処理によりc=0となると、CPU11は、標準行修
飾情報(行修飾情報の初期値)の第1バイトI(1)〜
第3バイトI(3)をRAM20のa〜a+2番地の内容と
する処理(ステップS37)を行なう。これにより行修飾
領域22内の第n行(最大行)の行修飾情報フィールドの
内容が初期化される。
(4−2)行修飾後送り 文書の校正時等において、第12図(a)に示すように例
えば第4行の文書行の後に1行分を追加し、この結果第
5行以降の文書行が1行ずつ後にずれ、これに伴い第5
行以降において文書行と行修飾との対応が1行ずつずれ
たものとする。この場合、オペレータは第5行の文書行
をカーソル指定し、前記した操作順序で行修飾後送りを
指定する。これによりCPU11は、第13図のフローチャー
トに従って以下に述べる行修飾後送り処理を実行する。
まずCPU11は、第(n−1)行の行修飾情報フィールド
の先頭アドレスを算出し、行修飾情報フィールド先頭ア
ドレスaとしてセットする(ステップS41)。次にCPU11
は、後送りすべき行修飾情報数をn−Lの演算により算
出し、後送り対象残り行修飾情報数cとしてセットする
(ステップS42)。次にCPU11はc=0であるか否かの判
定を行なう(ステップS43)。
もしc=0でなければ、CPU11はRAM20のa〜a+2番地
の内容即ち第i行(iの初期値はn−1)の行修飾情報
を、RAM20のa+3〜a+5番地の内容即ち第i+1行
の行修飾情報とする処理(ステップS44)を行なう。次
にCPU11はaを3番地戻して前の行の行修飾情報フィー
ルドの先頭アドレスを求め(ステップS45)、且つcを
1つ減らして(ステップS46)ステップS43に戻る。そし
てステップS43〜S46の処理がc=0となるまで、即ち第
(n−1)行〜第L行までの行修飾情報を1行ずつ前に
ずらす処理が全て終了するまで繰返される。これによ
り、L=5のこの例では、第12図(b)に示すように、
第(n−1)行の行修飾情報が第n行へ、第(n−2)
行の行修飾情報が第(n−1)行へ、というように行修
飾情報が順次1行ずつ後へずらされ、最後に第5行の行
修飾情報が第6行へずらされて文書行と行修飾のずれが
調整される。
しかし、上記の処理では、例えば第12図(b)に示すよ
うに第5行(第L桁)で用紙交換が指定されていた場
合、この状態を保ったまま第5行の用紙交換指定有りの
行修飾情報が第6行にコピーされてしまう。このため、
本来用紙交換が必要であって、1行追加により第6行と
なった文書行は正しく用紙交換が行なえるようになるも
のの、新たに第5行となった追加行も用紙交換指定され
る不都合が生じる。そこで本実施例では、上記の不都合
を防止するために、c=0となると、以下の処理が行な
われる。
まずCPU11はaを3番地進めてaを第L行(L=5)の
行修飾情報フィールドの先頭アドレスに戻す(ステップ
S47)。そしてCPU11は、RAM20のa+2番地の内容のう
ちの用紙交換指定フラグ、即ち第L行(L=5)の行修
飾情報中の用紙交換指定フラグをリセットする(ステッ
プS48)。これにより、新たに第5行となった追加行が
用紙交換指定されてしまう恐れは無くなる。
以上は、行単位の追加,削除に限らず、文字または文字
列の追加,削除により文書行数に変動があった場合に適
用できる。
(5)行コピー 第14図は行コピー処理のフローチャートを示すものであ
り、同フローチャートを実行することにより、以下に述
べるように、任意の文書行を任意行位置にコピーすると
共に、文書行のコピーに伴う文書行と行修飾との対応関
係のずれを自動調整する機能が実現できる。
オペレータは、行コピーを必要とする場合、コピー元と
なる所望の文書行の行位置Lをカーソルキー操作により
指定し、例えば[機能2]キーと[$]キーとの組合わ
せによるキー操作(これを便宜上[行コピー]キー操作
と呼ぶ)により行コピーの指定を行なう。
CPU11は、[行コピー]キーの操作入力を判別すると、
カーソル指定された行位置Lを行コピー元の行位置を示
すLSにセットし(ステップS51)、例えば指定文書行全
体を反転表示すると共に「行コピー どこへ?」のガイ
ドメッセージを表示器34のガイド表示領域に表示する
(ステップS52)。オペレータは、この状態で上/下の
カーソルキーを操作して行コピー先の行位置にカーソル
を移動して[選択/実行]キーを操作する。CPU11は、
上/下のカーソルキー操作に伴って画面スクロールを行
ない、[選択/実行]キーの操作入力を判別すると(ス
テップS53〜S55)、現在カーソル指定されている文書行
の行位置を行コピー先の行位置を示すLDにセットする
(ステップS56)。次にCPU11は、文書領域21をサーチし
て同領域21に格納されている入力文書の最終行LEを求め
る(ステップS57)。このステップS57の詳細は以下の通
りである。
まずCPU11は、文書領域21上の行位置を示す行ポインタ
iを1に設定する(ステップS71)。次にCPU11は、文書
領域21のRAM20上の先頭番地B,行ポインタi,文書書式領
域23に設定されている書式設定情報中の1行文字数mに
より、第i行の先頭桁のRAM20上の格納番地(格納先頭
番地)Jを求め(ステップS72)、RAM20のJ番地から始
まる2バイト(文字コード)を読出す(ステップS7
3)。CPU11は、RAM20から読出した2バイト(即ち第i
行の先頭桁の文字コード)がシステムスペース(システ
ムスペースコード)であるか否かの判定を行なう(ステ
ップS74)。このシステムスペースコードは、空白文字
を示す通常のスペースコードと異なり、文書を構成しな
い。即ち、CPU11はステップS74において、第i行が文書
行を構成していないか否かを判定する。
ステップS74の判定がNOの場合、即ち第i行が文書行を
構成している場合、CPU11は、1行文字数がmの場合の
文書領域21の最大行nにiが一致しているか否かの判定
を行なう(ステップS75)。iがnに一致していなけれ
ば、CPU11は行ポインタiを1つ進め(ステップS76)、
ステップS72の処理に戻る。これに対してiがnに一致
していれば、第i行が文書最終行であることから、CPU1
1は、その時点の行ポインタiの値(=n)をLEとして
設定する(ステップS77)。
一方、ステップS74の判定がYESの場合、即ち第i行が文
書行を構成していない場合、その前の行である第(i−
1)行が文書最終行であることから、CPU11は、行ポイ
ンタiの値から1を減じた値をLEとして設定する(ステ
ップS78)。
CPU11は、以上のステップS71〜S78に従って文書最終行L
Eをサーチすると、ステップS58に進み、LEがnに一致す
るか否かの判定を行なう(ステップS58)。
ステップS58の判定がYESの場合、CPU11は文書領域21が
満杯、即ち行コピーが不可能であるもの判断し、「行数
超過」メッセージ表示(ステップS59)を行なって行コ
ピー取消し要求を行ない、[取消し]キー入力待ち状態
(ステップS60)となる。
一方、ステップS58の判定がNOの場合、CPU11はステップ
S61に進み、LDがLE以下であるか否かの判定を行なう。
ステップS61の判定がNOの場合、即ち行コピー先が文書
最終行より先にある場合、CPU11は文書領域21において
第(LS+1)行より(LD−LE−1)行分だけ改行コード
を補う(ステップS62)。そしてCPU11は、文書領域21に
おいて第LS行の文書行を第LD行にコピーする(ステップ
S63)と共に、行修飾領域22において第LS行の行修飾情
報を第LD行にコピーし(ステップS64)、行コピー処理
を終了する。
一方、ステップS61の判定がYESの場合、CPU11は文書領
域21において第LD行から第LE行までの文書行を1行後に
ずらす(ステップS65)と共に、行修飾領域22において
第LD行から第LE行までの行修飾情報を1行後にずらし
(ステップS66)、しかる後LDがLS以下であるか否かの
判定を行なう(ステップS67)。
ステップS67の判定がNOの場合、即ち行コピー先が行コ
ピー元より先にある場合、CPU11は上記のステップS63,S
64を実行して処理を終了する。
一方、ステップS67の判定がYESの場合には、ステップS6
5,S66の移動処理で、第LS行の文書行および行修飾情報
も1行後に(即ち第(LS+1)行に)ずれていることか
ら、CPU11は文書領域21において第(LS+1)行の文書
行を第LD行にコピーする(ステップS68)と共に、行修
飾領域22において第(LS+1)行の行修飾情報を第LD
にコピーし(ステップS69)、行コピー処理を終了す
る。
なお、ステップS65,S66の実行に際して、第LS行(行コ
ピー元)の文書行および行修飾情報をRAM20内の所定領
域に一時記憶しておき、この一時記憶情報を第LD行への
コピー時にコピー元の情報として用いることにより、ス
テップS67〜S69は不要となり、LD,LSの大小に無関係に
共通のコピー処理(ステップS63,S64)が適用できる。
(6)センタリング,右寄せ 第15図(a)〜(d)は任意文書行の任意文字桁以降の
文字列の行修飾を考慮したセンタリング,右寄せを説明
する図であり、第16図はセンタリング,右寄せ処理のフ
ローチャートである。
オペレータは、例えば第15図(a)に示す第i行文書行
の文字列abcdeのうちcdeをセンタリングまたは右寄せし
ようとする場合、センタリングまたは右寄せ対象となる
文字列の先頭文字cにカーソルを合わせ、センタリング
であれば[機能1]キーと[“]キーとの組合わせによ
るキー操作(これを便宜上[センタリング]キー操作と
呼ぶ)を、右呼せであれば[機能1]キーと[)]キー
との組合わせによるキー操作(これを便宜上[右寄せ]
キー操作と呼ぶ)を行なう。これによりCPU11は、第16
図のフローチャートに従って以下に述べるセンタリン
グ,右寄せ処理を行なう。
CPU11は、まず文書書式領域23に設定されている文書書
式情報の示す文字サイズ値、文字間間隔値および1行文
字数mにより、書式設定で定められた(印刷イメージ上
の)文書行の長さ、即ち基準行長l(第15図(b)参
照)を算出する(ステップS81)。即ちCPU11は、(1+
文書書式情報中の文字間間隔)×24(ドット)の示す全
角文字(標準文字)の文字ピッチに文書書式情報中の文
字サイズの示す倍率を掛けることにより、書式設定で定
められた倍率の文字の文字ピッチを求め、同文字ピッチ
に1行文字数mを掛けることによりl(単位;ドット)
を求める。
次にCPU11は、カーソル指定された第i行の文書行にお
けるセンタリング,右寄せ対象文字列に先行する文字列
(ここではab)の、行修飾を考慮した印刷イメージ上で
の長さ(先行文字列長)l1(第15図(b)参照)を算出
する(ステップS82)。このl1(単位;ドット)は、
(1+第i行の行修飾情報中の文字間間隔)×24(ドッ
ト)の示す全角文字(標準文字)の文字ピッチと、行修
飾情報情報中の文字サイズの示す倍率と、(カーソルの
示す文字桁−1)で示される先行文字列の文字数とを掛
けることにより求められる。
次にCPU11は、l1がl以上であるか否かの判定を行ない
(ステップS83)、YESであればセンタリング,右寄せが
不可能であるものとして、そのまま処理を終了する。一
方ステップS83の判定がNOであれば、CPU11はlとl1との
差l2を算出し(ステップS84)、しかる後文書領域21の
第i行の文書行をサーチしてセンタリング,右寄せの対
象文字列(カーソルの示す文字桁以降の第i行文字列)
の文字数fを求める(ステップS85)。そしてCPU11は、
このfを用いてセンタリング,右寄せ対象文字列(ここ
ではcde)の行修飾を考慮した印刷イメージ上での長さ
(対象文字列長)lP(単位;ドット)を算出する(ステ
ップS86)。
次にCPU11は、lPがl2以上であるか否かの判定を行ない
(ステップS87)、YESであればセンタリング,右寄せが
不可能であるものとして、そのまま処理を終了する。一
方ステップS87の判定がNOであれば、CPU11はl2とlPとの
差lE(第15図(b)参照)を算出し(ステップS88)、
しかる後右寄せ指定であるか否かの判定を行なう(ステ
ップS89)。もし右寄せ指定であれば、CPU11はlEの示す
ドット数を右寄せにより補うべき空白(スペース)のド
ット数としてlSにセットし(ステップS90)、センタリ
ング指定であれば、lEの示すドット数の1/2をセンタ
リングにより補うべき空白(スペース)のドット数とし
てlSにセットし(ステップS91)、いずれもステップS92
に進む。
ステップS92では、上記空白のドット数lSを、行修飾を
考慮した印刷イメージ上での空白文字数(スペース
数)、即ちセンタリング,右寄せ対象文字列の前に挿入
すべき空白文字数(スペース数)Nに変換する処理が行
なわれる。次に、(カーソルの示す文字桁−1)とNと
対象文字数fとの和Rが算出され(ステップS93)、R
が書式設定で定められた1行文字数mに満たないか否か
の判定が行なわれる(ステップS94)。
ステップS94の判定がYESの場合、CPU11は、文書領域21
の第i行の文書行において第15図(c)に示すようにカ
ーソルの示す桁位置(即ち対象文字列の先頭)よりスペ
ース(スペースコード)をN個(N文字分)挿入する
(ステップS95)。これにより文書領域21における第i
行の文書行は、行修飾を考慮した印刷イメージ上でのセ
ンタリング,右寄せが正しく反映されたものとなる。
一方ステップS94の判定がNOの場合には、N個のスペー
ス挿入を行なうと第i行の文書行の文字数が1行文字数
m以上となることから、CPU11はN個のスペース挿入に
代えて対象文字列の右端への移動処理を行なう(ステッ
プS96)。これにより文書領域21における第i行の文書
行は、行修飾を考慮した印刷イメージ上でのセンタリン
グ,右寄せが、文字または文字列の消滅を招かない範囲
で極力反映されたものとなる。
(7)印刷時の印刷開始位置設定 第17図は行単位並びに文書単位で設定される印刷開始位
置(左余白)を説明する図、第18図は印刷イメージ領域
24の構成と書込み開始位置との関係を示す図、第19図は
印刷時における主として印刷開始位置(印刷イメージ領
域24への書込み開始位置)決定処理のフローチャートで
ある。
オペレータは、入力文書(または編集文書)を印刷した
い場合には、キーボード32の[印刷]キー(実際には
[機能1]キー+[≧]キー)を操作する。これによ
り、CPU11は印刷メニューを表示する。この状態では、
オペレータは左余白値u,縦/横印刷,和文/英文印刷等
の指定が行なえる。この左余白値uの指定にあっては、
第17図に示すように、印刷機構の給紙部(用紙挿入口)
に設けられたスケール15に付された目盛りが目安とされ
る。ここでは、標準の文字ピッチである27ドット(全角
文字サイズ;24ドット+文字間間隔;3ドット)を単位に
0〜56まで目盛りが付される。この後[選択/実行]キ
ーが操作されると、指定された印刷書式が印刷書式領域
25に設定され、しかる後、この印刷書式に従う印刷動作
が行なわれる。この印刷動作においては、行修飾領域22
に設定されている行修飾情報も参照される。
今、第i行の文書行の印刷を行なうものとする。この場
合、CPU11は、印刷イメージ領域24に設定されている印
刷書式情報中の左余白値uにより、印刷書式上での左余
白(印刷開始位置)に対応する印刷イメージ領域24内書
込み開始アドレスP(RAM20上でのアドレス)を算出す
る(ステップS101)。ここで印刷イメージ領域24は、印
字ヘッドの構成ドット数である24ドット(即ち3バイ
ト)×1ライン分の印字ヘッド駆動操作範囲分(単位ド
ット)の2次元メモリの如く用いられる。そこで1ライ
ン分の印字ヘッド駆動操作範囲(1ゾーン印刷領域)で
の第j番目のドット列の24ドット(3バイト)には、印
刷イメージ領域24の3j〜3j+2番地(印刷イメージ領域
24内相対番地)、即ちRAM20のT+3j〜T+3j+2番地
(TはRAM20における印刷イメージ領域24の先頭アドレ
ス)の3バイトが割当てられる。したがって、上記した
印刷書式上での書込み開始アドレスPは、T+(27×u
×3)の演算により求められる。
CPU11はステップS101を終了すると、印刷対象行である
第i行の行修飾情報を行修飾領域22から読出す(ステッ
プS102)。そしてCPU11は、第i行の行修飾情報中の左
余白値vの示す桁(文字列)の占める横方向のドット長
を、行修飾(文字サイズ,文字間間隔)を考慮して前記
したセンタリング,右寄せの場合と同様にして求め、こ
のドット長に3を掛けて(1ドット列に印刷イメージ領
域24内3バイトを要するため)その結果にPを加えるこ
とにより、第i行の文書行の印刷イメージの書込み開始
アドレスSを算出する(ステップS103)。
CPU11は、書込み開始アドレスSを求めると、Sが印刷
イメージ領域24の先頭アドレスT以上であるか否かの判
定を行なう(ステップS104)。CPU11は、ステップS104
の判定がNOであれば(Sの示すアドレスからの印刷イメ
ージ書込みは不可能なことから)取敢えずSとしてTを
採用してステップS106に進み、ステップS104の判定がYE
SであればそのままステップS106に進む。
ステップS106においては、CPU11は、書込み開始アドレ
スSから始まる(RAM20上の)印刷イメージ領域24の領
域に、第i行の文字列の行修飾を考慮した印刷イメージ
(即ち行修飾指定に従って拡大/縮小、回転/斜体、或
は白抜きパターン化された1ゾーン分の行パターン)を
展開する。次にCPU11は、印刷イメージ領域24に展開さ
れた印刷イメージを用いた1ゾーン(1印字行)分の印
刷を実行し(ステップS107)、しかる後、第i行につい
て必要なゾーン数分の印刷が終了したか否かの判定を行
なう(ステップS108)。そして文字サイズ等で決定され
るゾーン数分の印刷が行なわれることで第i行の印刷は
終了する。この結果、第17図に示す用紙52には、第i行
の文字列が、書式設定で定められる印刷左余白(基準と
なる印刷開始位置)から、第i行の行修飾で指定されて
いる左余白値vの示す桁数(文字桁の数)だけ左または
右にずれた位置から印刷される。なお、上記の桁のピッ
チに、第i行の行修飾で指定されている文字サイズ,文
字間間隔が反映されていることは言うまでもない。
さて、この実施例では、第i行の行修飾情報中の印刷停
止指定フラグにより印刷停止が指定されていれば、一旦
印刷動作が停止され、印刷メニューが表示される。これ
により、オペレータは英文/和文の字体の切換え、印刷
用カラーリボンの交換を行なうことができる。また第i
行の行修飾情報中の用紙交換指定フラグで用紙交換が指
定されている場合には、第i行の印刷終了時に用紙交換
を促すメッセージが表示される。そして、この状態で用
紙が交換されて[選択/実行]キーが操作されると、印
刷メニューが表示される。この状態でオペレータは、英
文/和文の字体の切換え、縦/横印刷の切換えなどが指
定できる。この指定の後に[選択/実行]キーが操作さ
れると、第i+1行を先頭行とする指定された印刷書式
の印刷が行なわれる。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、真の印刷開始位
置が、印刷書式で定められる印刷開始位置を基準とする
相対値でもって行を単位に指定できるので、印刷レイア
ウト機能が拡大する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック構成図、第
2図は第1図のRAM20のメモリマップ、第3図は第2図
の文書領域21に確保される文書行フィールドと行修飾領
域22に確保される行修飾情報フィールドとの対応を示す
図、第4図は第2図の行修飾領域22に格納される行修飾
情報の構成を示す図、第5図は第2図の文書書式領域23
に格納される文書書式情報の構成を示す図、第6図は行
修飾設定時における各選択画面と画面切換え操作順序を
示す図、第7図は文書書式設定時における各選択画面と
画面切換え操作順序を示す図、第8図は文書書式情報設
定処理のフローチャート、第9図は行修飾前詰め,後送
り指定時における操作順序を示す図、第10図は行修飾前
詰め前後の行修飾領域22の状態の一例を文書領域21に対
応して示す図、第11図は行修飾前詰め処理のフローチャ
ート、第12図は行修飾後送り前後の行修飾領域22の状態
の一例を文書領域21に対応して示す図、第13図は行修飾
後送り処理のフローチャート、第14図は行コピー処理の
フローチャート、第15図は行修飾を考慮したセンタリン
グ,右寄せを説明する図、第16図はセンタリング,右寄
せ処理のフローチャート、第17図は行単位並びに文書単
位で設定される印刷開始位置(左余白)を説明する図、
第18図は印刷イメージ領域24の構成と同領域24内書込み
開始位置を説明する図、第19図は印刷時における主とし
て印刷イメージ領域24内書込み位置決定処理のフローチ
ャートである。 11……CPU、12……ROM、13……プログラム領域、20……
RAM、21……文書領域、22……行修飾領域、23……文書
書式領域、24……印刷イメージ領域、25……印刷書式領
域、32……キーボード(KB)、34……表示器、37……プ
リンタ(PRT)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1印刷開始位置を含む印刷形態を示す印
    刷書式情報を文書単位に設定する印刷書式設定手段と、
    真の印刷開始位置を上記第1印刷開始位置を基準とする
    相対位置で指定する第2印刷開始位置および文字サイズ
    並びに文字間間隔を含む文書形態を行単位で示す行修飾
    情報を文書の各行に対応付けて設定する行修飾情報設定
    手段と、印刷イメージを記憶する印刷イメージ記憶手段
    と、印刷対象となる文書行に対応する上記行修飾情報中
    の文字サイズ並びに文字間間隔に基づいて展開される同
    文書行の行パターンの上記印刷イメージ記憶手段内書込
    み開始位置を、上記第1印刷開始位置と上記印刷対象と
    なる文書行に対応する行修飾情報中の少なくとも上記第
    2印刷開始位置とに応じて算出する開始位置算出手段と
    を具備し、この開始位置算出手段によって算出された上
    記印刷イメージ記憶手段内書込み開始位置より上記行パ
    ターンを展開して印刷を行なうことを特徴とする印刷開
    始位置設定機能付き文書作成装置。
  2. 【請求項2】上記第2印刷開始位置が標準文字ピッチを
    基準とする文字桁数で示されることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の印刷開始位置設定機能付き文書作
    成装置。
  3. 【請求項3】上記第2印刷開始位置が正/負符号を有し
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載の印
    刷開始位置設定機能付き文書作成装置。
  4. 【請求項4】上記開始位置算出手段は、上記第1印刷開
    始位置と上記行修飾情報中の第2印刷開始位置、文字サ
    イズ並びに文字間間隔とにより上記書込み開始位置を算
    出することを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の印
    刷開始位置設定機能付き文書作成装置。
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