JPH0667544B2 - 縦型成形機 - Google Patents

縦型成形機

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JPH0667544B2
JPH0667544B2 JP61112371A JP11237186A JPH0667544B2 JP H0667544 B2 JPH0667544 B2 JP H0667544B2 JP 61112371 A JP61112371 A JP 61112371A JP 11237186 A JP11237186 A JP 11237186A JP H0667544 B2 JPH0667544 B2 JP H0667544B2
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恒雄 石原
清示 塚田
重男 海保
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Honda Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はダイカストマシン、溶湯鋳造等の縦形成形機に
よる成形方法及び縦型成形機に関するものである。
(従来の技術) 従来より縦型成形機による成形方法としては単に上方の
上型と下方の下型を上下動して成形を行うものであり、
具体的なこの種の縦型成形機としては、上下に立設した
タイバーの下部に固定した基板と上部に固定した固定板
との間に、前記タイバーに沿って上下に摺動自在な可動
板が設けられ、該可動板と前記固定板とにはそれぞれ対
向する如く下型と上型を備えていた。そしてこれらの型
で形成されるキャビティに溶湯を充填して製品を成形
し、その後型を開くとともに製品を離型して取出し、次
に金型内面を清掃し、離型材等を塗布するとともに、次
の鋳造に先立ち装着金具、中子等を型内にセットし、型
閉じ型締して次の鋳造の作業にはいる。
この種の縦型成形機にて複数の異なる製品を成形する場
合、複数台の成形機にて夫々の型をセットして成形した
り、又はこの種の縦型成形機を応用したもので、複数個
の型をロータリーテーブル上に載置して順次成形をおこ
なうものがある。
(発明が解決しようとする問題点) 以上の従来型の縦型成形機では、専用の複数台の成形機
を必要とする等のため設備費や設置スペースを多く必要
とする等の問題があり、且つ成形の全ての作業を作業空
間の狭いその機械内で行うため実際の成形時間に対し
て、成形後の製品の取出しや金型の清掃等の作業に長時
間を要し、全体の成形作業が長くなって生産性の点から
好ましくない等の問題があった。
本発明は以上の如き問題点を解決すべくなされたもの
で、その目的とする処は鋳造作業を行う第1ステーショ
ンの両側に第2、第3ステーションを設け、第1ステー
ションで成形作業を連続的に行い、成形後の型からの製
品の取出し、型の清掃、型への離型材の塗付、型内への
装着金具や中子等のセット等の着脱作業を作業空間の広
い第2、第3ステーションで行って作業の効率化を図る
と共に、2対の上下型により2種類の製品を連続的に成
形できる小型で経済的な縦型成形機による成形方法及び
縦型成形機を提供するにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するため本発明は、上型と下型とで
形成されるキャビティに成形材料を射出して成形を行う
縦型成形機において、鋳造を行う第1ステーション
(1)の両側に第2、第3ステーション(2)(3)を
配置し、第1ステーション(1)と第2ステーション
(2)間、及び第1ステーション(1)と第3ステーシ
ョン(3)間のそれぞれに、交互に往復動自在な上下一
対の搬送装置(21)(42),(14)(43)を設けてそれ
ぞれの搬送装置(21)(14),(42)(43)で往復動す
る2つの上型(40)(15)と2つの下型(10)(41)に
よって合計2対の上下型(15)(10),(40)(41)を
構成した。
そして第1ステーション(1)には、上型(40)(15)
を上方にクランプするクランプ装置(20)と、下型(1
0)(41)を可動板(9)にクランプするクランプ装置
(56)と、可動板(9)に設けられ且つ下型(10)(4
1)に嵌合して成形材料を射出する射出装置(11)と、
前記可動板(9)を上下動させることで下型と上型
((15)(10),(40)(41))の型締め、型開きを行
う型開閉装置(12)を設け、また、第2、第3ステーシ
ョン(2),(3)には、上型(40),(15)をクラン
プするクランプ装置(20)と、クランプした上型(4
0),(15)から製品を離型させる押出し装置(34)と
を設けた。
また、鋳造を行う一対の上型と下型((15)(10))を
第1ステーション(1)に向けて移動させる際、他の一
対の上型と下型((40)(41))のうちいずれか一方を
第2ステーション(2)に向け、他方を第3ステーショ
ン(3)に向けてそれぞれ移動させるようにした。
(上記手段による作用) 説明を分り易くするため第1ステーションにはNo1上下
型が配設され、第1ステーションの一方側にある第2ス
テーションにはNo2の上型が配設され、第1ステーショ
ンの他方側にある第3ステーションにはNo2の下型が配
設されている場合を考える。
第1ステーションの上部でNo1上型がクランプされ、下
部でNo1下型が可動板にクランプされると、型開閉装置
により前記可動板がNo1下型及び射出装置と共に上昇
し、No1上下型が型閉めされキャビティが形成される。
該キャビティに射出装置により成形材料が射出され製品
が成形されると、上型に製品を残したまま型開閉装置に
より可動板が下降し型開きされ、No1上下型は各ステー
ション間を移動自在にアンクランプされる。その間に第
2ステーションでのNo2上型はクランプされ、押出し装
置によって製品が離型されて、装着金具、中子等のセッ
トや型の清掃等が行われ、第3ステーションでのNo2下
型は型の清掃等が行われて各ステーション間を移動自在
にスタンバイの状態となっている。次に上下型を各ステ
ーション間に移動できる搬送装置によりNo1,No2上型
と、No1,No2下型を反対方向のステーションに移動させ
る。即ちNo1上型を第3ステーションに、No1下型を第2
ステーションに、No2上下型を第1ステーションに移動
させて、第1ステーションにおける型の交換を行い、前
述の作業を繰返して成形作業を連続的に行う。
(実施例) 次に本発明の好適一実施例を添付の第1図から第4図ま
でを参照しつつ詳述する。
(1)は第1ステーションであり、その左右に一直線に
並ぶ如く第2、第3ステーション(2),(3)が配設
されている。まず第1ステーション(1)について説明
すると、該第1ステーション(1)は上部の固定板
(4)、基礎フレーム(6)に固定された下部の基板
(5)及び該基板(5)及び固定板(4)の互いの4隅
を連結固定する4本のタイバー(7)…を有しており、
該4本のタイバー(7)…には可動板(9)が上下に摺
動自在に取り付けられ、該可動板(9)の上部にはダイ
カスト鋳造用のNo1下型(10)がクランプされ、可動板
(9)の下部には溶湯射出用の射出装置(11)が固定さ
れている。前記No1下型(10)は可動板(9)の上部に
固定された2本の平行なガイド部材(9b),(9b)上
を、当該No1下型(10)下部に有する4つの回動自在な
ローラー(50)…を介して移動できるようになってお
り、又前記ガイド部材(9b),(9b)の直下で可動板
(9)の側部近傍にはNo1下型(10)のローラー(50)
…部が出没可能な4ケ所の凹部(9a)…が形成され、該
凹部(9a)…内をそのロッド(22a)…が上下動するシ
リンダーからなるリフタ(22)…が可動板(9)下部に
固定されている。そして前記リフタ(22)…のロッド
(22a)…上部には前記ガイド部材(9b),(9b)の一
部がロッド(22a)…と共に移動自在に固定されている
と共に、可動板(9)の所定位置にはNo1下型(10)の
クランプ装置(56)…が固定されている。一方前記射出
装置(11)は下部のシリンダー(11a)が前記基板
(5)を貫通する2本の連結バー(11b),(11b)を介
して可動板(9)に固定されており、シリンダー(11
a)の射出ロッド(11c)は基板(5)及び可動板(9)
を貫通して、下型(10)の中央部に設けられた筒部材
(8)中を上下に摺動自在に嵌入している。又基板
(5)下部には型開閉装置(12)のシリンダー(12a)
が上向きに固定され、そのロッド(12b)は基板(5)
を貫通して可動板(9)に連結されている。
第1ステーション(1)の上方で固定板(4)の下方に
は前記左右の第2、第3ステーション(2),(3)に
支持された2本の平行なレール(13),(13)が水平に
通っており、該レール(13),(13)に固定されたガイ
ド部材(13a),(13a)上には回動自在な4つのローラ
(14b)…を軸承し、第1図中右方の第3ステーション
(3)と第1ステーション(1)間を移動自在な搬送台
車(14)が該ローラー(14b)…を介して載置されてい
る。搬送台車(14)下部には前記No1下型(10)と対応
するNo1上型(15)が配設され、該No1上型(15)は搬送
台車(14)に固定された4つの金型クランプ装置(16)
…によりその上部が支持されている。又No1上型(15)
下部は4方に水平に開く4つの摺動型を有しており、そ
のレール方向の摺動型は搬送台車(14)から垂下した椀
部材(17),(17)に固定した摺動型用シリンダー(1
8),(18)によって開閉され、レールに直交する方向
の他の2つの摺動型は第2、第3ステーション(2),
(3)に固設された摺動型用シリンダ(31)…にて開閉
されることとなる。
又前記固定板(4)の上部には2台づつが前記レール
(13),(13)に平行に配設された計4台のクランプ装
置(20)がそのシリンダ(20a)を固定板(4)に固定
して取付けられており、そのロッド(20b)は下向きに
固定板(4)を貫通するとともに、下端が拡張した押圧
部(20b-1)になっている。又搬送台車(14)の上部外
側方にはレールに平行に段部(14a-1)を有する上部押
圧部(14a),(14a)が設けられていて、ロッド(20
b)の押圧部(20b-1)が前記段部(14a-1)下方に入り
こんでいて搬送台車(14)が第3ステーション(3)の
方へ移動可能となっている。尚No1下型(10)内部には
溶湯注湯用の筒部材(8)が設けられており、該筒部材
(8)中を射出装置(11)の射出ロッド(11c)が摺動
自在に嵌入している。
ここで第1ステーション(1)における上、下型(1
5),(10)の動きを説明する。
まず第1ステーション(1)の所定位置に停止された搬
送台車(14)は固定板(4)に設けられた4台のクラン
プ装置(20)…のロッド(20b)…で押圧固定される。
即ち搬送台車(14)の上部押圧部(14a)の段部(14a-
1)に位置する前記ロッド(20b)の押圧部(20b-1)を
シリンダー(20a)で上部に引き上げ、ロッド(20b)の
押圧部(20b-1)上片で搬送台車(14)の段部(14a-1)
を引っかけ引き上げて、搬送台車(14)を固定板(4)
の下部に設けた受部(4b),(4b)に押圧して固定す
る。次に不図示のストッパーで下方に位置決めされてい
る可動板(9)上にNo1下型(10)が略所定位置に移動
して停止されると、該No1下型(10)のローラー(50)
…部が前記リフタ(22)…によって可動板(9)内の凹
部(9a)…内に下降させられ、可動板(9)の上部に突
出し、その先端が円錐状に突起した位置決めピン(52)
をNo1下型(10)の所定の凹部(51)に嵌入させてNo1下
型(10)の位置決めをおこない、前記クランプ装置(5
6)…によりNo1下型(10)を可動板(9)に固定する。
そして射出装置(11)の射出ロッド(11c)がNo1下型
(10)の筒部材(8)中に嵌入すると、型開閉装置(1
2)のロッド(12b)がシリンダー(12a)によって押し
上げられ、No1下型(10)及び射出装置(11)を固定し
た可動板(9)がタイバー(7)…に沿って上昇し、No
1下型(10)を上部のNo1上型(15)に型合せ、型締めし
てNo1上下型(15),(10)内にキャビティを形成す
る。そして射出装置(11)の射出ロッド(11c)によ
り、No1下型(10)の筒部材(8)に注湯された溶湯を
前記キャビティに充填して製品を成形した後、型開閉装
置(12)によりNo1下型(10)及び射出装置(11)を有
する可動板(9)を所定位置まで下降させて型開する。
この場合成形された製品は未だNo1上型(15)内に残留
している。
次に第1ステーション(1)の左右にあり、第1ステー
ション(1)にあるNo1上下型(10),(15)とは異な
る別の1対のNo2上下型(40),(41)のうちのそれぞ
れの一方を有する第2、第3ステーション(2),
(3)について説明する。該第2、第3ステーション
(2),(3)では第1ステーション(1)で成形され
た製品のNo2上型(40)からの押出しを行ない、次のNo1
ステーション(1)における鋳込み作業に対するNo2上
下型(40),(41)の準備作業を行なうものであるが、
No1上下型(10),(15)及びNo2上下型(40),(41)
を第1、第2、第3ステーション(1),(2),
(3)間に移動させる機能をも有している。
第2、第3ステーション(2),(3)は同様な形状、
同機能を有するものであるが、第1図の如く第2ステー
ション(2)についてはNo2上型(40)を有するので上
型及び上型の搬送機構について説明し、第3ステーショ
ン(3)についてはNo2下型(41)を有するので下型及
び下型の搬送機構について説明して、第2ステーション
(2)の下型関係及び第3ステーション(3)の上型関
係については説明を省略する。尚第1図中第1ステーシ
ョン(1)にあるNo1上型(15)は搬送台車(14)にて
第1、第3ステーション(1),(3)間を移動し、第
2ステーション(2)にあるNo2上型(40)は搬送台車
(21)にて第1、第2ステーション(1),(2)間を
移動するが、2つの搬送台車(14),(21)は全く同じ
ものであり、No1上型(15)とNo2上型(40)についても
型部の形状が異なるのみで他は全く同じものである。同
様に第1ステーション(1)にあるNo1下型(10)は搬
送コンベア(42)にて第1、第2ステーション(1),
(2)間を移動し、第3ステーション(3)にあるNo2
下型(41)は搬送コンベア(43)にて第1、第3ステー
ション(1),(3)間を移動するが、2つの搬送コン
ベア(42),(43)は全く同じものであり、No1下型(1
0)とNo2下型(41)についても型部の形状が異なるのみ
で他は全く同じものである。
まず第2ステーション(2)について説明すると、該第
2ステーション(2)は基台(6)上に固定された4本
のI形ビーム(23a),(23b),(23c),(23d)及び
その上部で該ビーム(23)に連結固定された上部固定板
(24)とを有しており、I形ビーム(23a),(23b)及
び(23c),(23d)の内側上部には第3ステーション
(3)にも同様に固定され、第2、第3ステーション
(2),(3)間を第1ステーション(1)を経由して
つなぐ2本のレール(13),(13)が固定されており、
その上部に搬送台車(21)がレールに沿って移動自在に
載置されている。該搬送台車(21)は前記搬送台車(1
4)と同じく、その下部には金型クランプ装置(16)…
によりNo2上型(40)が固定されている。第1ステーシ
ョン(1)の固定板(4)及び左右の第2、第3ステー
ション(2),(3)の上部固定板(24),(24)間に
は、その中程に連結ビーム(25a),(25b),(26
a),(26b)が架設固定されており、該連結ビーム(25
a),(26a)…の延長線上で前記上部固定板(24),
(24)の各端部には第2図に示される如く支持ビーム
(25c),(26c)が連結固定され、該支持ビーム(25
c)、第1図中右方の第3ステーション(3)の上部固
定板(24)、及び連結ビーム(25b)のそれぞれの下部
にはレールの方向に水平に搬送台車(21)の摺動用シリ
ンダー(27)が固定され、その摺動ロッド(27a)の先
端は搬送台車(21)の上部に連結されている。該摺動ロ
ッド(27a)の上部には連結ビーム(25a)下部に設けら
れた案内部材(28)によりレール方向に案内され、摺動
ロッド(27a)の前後動により、搬送台車(21)を第1
図中左の第2ステーション(2)と第1ステーション
(1)間に往復動させる。尚第1図中第1ステーション
(1)にある搬送台車(14)も同様に支持ビーム(26
c)、第1図中左方の第2ステーション(2)の上部固
定板(24)、及び連結ビーム(26b)のそれぞれの下部
に固定された摺動用シリンダー(29)により第1ステー
ション(1)と第3ステーション(3)間を往復動する
こととなる。
又第2ステーション(2)の上部固定板(24)には第1
ステーション(1)に設けられたクランプ装置(20)…
と対応し、全く同型の2台のクランプ装置(20),(2
0)が設けられ、搬送台車(21)が第2ステーション
(2)へ移動することにより、その上部押圧部(21a)
の段部(21a-1)下部にクランプ装置(20)のロッド(2
0b)の押圧部(20b-1)が入り込み搬送台車(21)の停
止により該ロッド(20b),(20b)で搬送台車(21)を
上部固定板(24)の受部(24a),(24a)に押圧固定す
る。
又No2上型(40)下部のレールに直交する方向の2つの
摺動型の開閉はI型ビーム(23a),(23b)及び(23
c),(23d)間に固設された支持部材(32),(32)に
固定されている摺動型シリンダー(31),(31)でおこ
なう。即ち該摺動型シリンダー(31)のロッド先端には
拡張部(31a)が形成されており、No2上型(40)にもこ
の拡張部(31a)と嵌合する凹部(33)が形成されてい
て、No2上型(40)の移動に伴い、前記ロッドの拡張部
(31a)は前記凹部(33)に嵌め合い、該凹部(33)に
形成された係合部(33a)を前記ロッドの拡張部(31a)
を引っかけて摺動型シリンダー(31)のロッドを進退さ
せてレールに直交する方向の摺動型の開閉をおこなう。
更に第2ステーション(2)の上部固定板(24)の中央
部には押出し装置(34)が取付けられ、そのシリンダー
(34a)の押出しロッド(34b)は上部固定板(24)を貫
通しており、該押出しロッド(34b)の下部は拡張され
押圧部(34c)を形成しているとともに、該押圧部(34
c)の下端はレール方向に全長にわたって、水平下向き
の凹部(35)が形成され、該凹部(35)の下部には内向
きに突出した突部(35a),(35a)が形成されている。
一方搬送台車(21)の上部には、成形された製品をNo2
上型(40)から押出すための受圧部(36)が第1図の如
く突出しており、該受圧部(36)の中央上部には拡張し
た係合部(37a)を形成したT字型の突部(37)が設け
られていて、搬送台車(21)が第2ステーション(2)
に移動してくると、前記T字型の突部(37)が前記押出
し装置(34)の押圧部(34c)の凹部(35)内に入り込
んで移動することとなる。搬送台車(21)が第2ステー
ション(2)の所定位置に位置決め固定され、No2上型
(40)下部の4つの摺動型が開くと、押出し装置(34)
の押出しロッド(34b)が下降し、その押圧部(34c)で
搬送台車(21)の上部の受圧部(36)を押し下げ製品を
No2上型(40)から離型させ、その後押出しロッド(34
b)はその突部(35a),(35a)で受圧部(36)の突部
(37)の係合部(37a)を引き上げ離型用の受圧部(3
6)を引き上げ、元に復帰させる。
次に第3ステーション(3)について説明すると、該第
3ステーション(3)の下部には第2ステーション
(2)から第3ステーションにわたって2本のレール
(19),(19)が支持部材(53)…上に固定されてお
り、このレール(19)の上部には下型の移動用のガイド
部材(19a)が固定されている。該ガイド部材(19a)は
第1ステーション(1)の可動板(9)上部に固定した
ガイド部材(9b)と同じものであり、可動板(9)が下
降端まで下降した場合、可動板(9)のガイド部材(9
b),(9b)とこのガイド部材(19a),(19a)が一直
線に繁がりNo2下型(41)の下部ローラー(50)…によ
りNo2下型(41)を第1ステーション(1)の方へ移動
できるようになっている。又第3ステーション(3)直
下の4ケ所のレール(19),(19)の切れ目には第1ス
テーション(1)の可動板(9)に設けられたものと同
様なシリンダーからなる4台のリフタ(54)…が設置さ
れ、そのロッドの先端にはガイド部材(19a)の一部が
固定されて、第1ステーション(1)から第3ステーシ
ョン(3)の所定位置に移動したNo2下型(41)の4つ
のローラー(50)…部を前記リフタ(54)…によって下
降させ、No2下型(41)を不図示のクランプ装置でクラ
ンプすることとなる。
つづいて下型の移動手段である搬送コンベア(43)につ
いて述べると、該搬送コンベア(43)は、2本のレール
(19),(19)間で、その第3ステーション(3)側端
部に駆動モーター(44)を有する駆動輪(45)が配設さ
れ、第1ステーション(1)側端部に被動輪(46)が配
設されて、この駆動、被動輪(45),(46)間が無端コ
ンベア(47),(47)で連結されている。該無端コンベ
ア(47),(47)には、No2下型(41)の下部に垂下し
た係合杆(55)と係合してNo2下型(41)を第1ステー
ション(1)の方へ移動させる搬送用係合部材(49)
と、第3ステーション(3)の方へ移動させる搬送用係
合部材(48)が取り付けられている。即ちNo2下型(4
1)を第1図の状態から第1ステーション(1)に移動
させるためには、No2下型(41)をアンクランプしてリ
フタ(54)…でレール(19),(19)の高さに持ち上
げ、搬送コンベア(43)を第1図中反時計方向に回転さ
せて、搬送用係合部材(49)とNo2下型(41)の係合杆
(55)を係合させ、該係合杆(55)を前記搬送用係合部
材(49)で押してNo2下型(41)を第1ステーション
(1)の所定の位置まで移動させて搬送コンベア(43)
を停止すればよい。もちろんこの場合第1ステーション
(1)にあるNo1下型(10)は搬送用コンベア(42)の
搬送用係合部材(48)で押して第2ステーション(2)
に移動する必要がある。
次に全体の動きについて説明する。
まず第1図中右方の第3ステーション(3)から第1ス
テーション(1)に移動され、型内に装着金具、スリー
ブ等がセットされたNo1上型(15)が第1ステーション
(1)の所定位置に位置決め、クランプされると共に、
第1図中左方の第2ステーション(2)から清掃、離型
材塗布等の作業が完了したNo1下型(10)が第1ステー
ションに移動、位置決め、クランプされる。その後下方
の型開閉装置(12)によりNo1下型(10)が上昇し、No1
上型(15)とNo1下型(10)が型締めされ、溶湯が注湯
されると、射出装置(11)にて溶湯が加圧充填され製品
が成形される。成形後型開閉装置(12)によりNo1下型
(10)が下降して型開するが、製品はNo1上型(15)に
残留させておくものとする。次いで前記No1上型(15)
を搬送台車(14)、搬送シリンダー(29)により第3ス
テーション(3)まで移動させ所定位置で位置決めのク
ランプすると同時に、第2ステーション(2)のNo2上
型(40)を搬送台車(21)、搬送シリンダー(27)によ
り第1ステーション(1)へ移動させて所定位置で位置
決めクランプする。又前記No1下型(10)も搬送コンベ
ア(42)により第2ステーション(2)に移動してクラ
ンプされ、第3ステーション(3)にあるNo2下型(4
1)を搬送コンベア(43)により第1ステーション
(1)に移動し、位置決めクランプする。その後第1ス
テーション(1)でNo2上下型(40),(41)による成
形作業が行なわれる共に、第2ステーション(2)では
摺動型シリンダー(18),(31)…でNo1上型(15)下
部の移動型が四方に開閉され、押出し装置(34)等で製
品がNo1上型(15)から離型され、No1上型(15)内の清
掃、離型材塗布、装着金具、中子等のセットが行なわれ
て、次の成形作業に備えられる。一方第3ステーション
(3)においてもNo1下型(10)内の清掃、離型材塗布
等の作業が行なわれ、次の成形作業に備えられる。その
後もこれ等の作業が順次繰返され成形作業が連続的にお
こなわれる。
(発明の効果) 以上で明らかな如く本発明によれば、第1ステーション
にて成形している時間中に、作業空間の広い第2、第3
ステーションで製品の離型、型の清掃、型への離型材の
塗布及び型内への装着金具、中子等のセット等の着脱作
業をこなうことができ成形作業を迅速に、効率よく且つ
連続的におこなうことができる。又射出装置や型開閉装
置等の主要な成形機は1台分で2台分の成形作業を行う
ことができるため設備費や設置スペースの削減を図るこ
とができ、更に異なった種類の型を使用すれば2種類の
製品を連続的に成形できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例である縦型成形機の断面正面
図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1図のA−A
矢視図、第4図は第1図の側面図である。 尚、図面中(1)第1ステーション、(2)は第2ステ
ーション、(3)は第3ステーション、(9)は可動
板、(10),(41)は下型、(11)は射出装置、(12)
は型開閉装置、(13),(19)はレール、(14),(2
1)は搬送台車、(15),(40)は上型、(20),(5
6)はクランプ装置、(27),(29)は搬送シリンダ
ー、(34)は押出し装置、(42),(43)は搬送コンベ
アである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 45/04 7344−4F 45/26 7158−4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上型と下型とで形成されるキャビティに成
    形材料を射出して成形を行う縦型成形機において、鋳造
    を行う第1ステーションの両側に第2、第3ステーショ
    ンを配置し、第1ステーションと第2ステーション間、
    及び第1ステーションと第3ステーション間のそれぞれ
    に、交互に往復動自在な上下一対の搬送装置を設けてそ
    れぞれの搬送装置で往復動する2つの上型と2つの下型
    によって合計2対の上下型を構成し、前記第1ステーシ
    ョンには、上型を上方にクランプするクランプ装置と、
    下型を可動板にクランプするクランプ装置と、可動板に
    設けられ且つ下型に嵌合して成形材料を射出する射出装
    置と、前記可動板を上下動させることで下型と上型の型
    締め、型開きを行う型開閉装置を設けるとともに、前記
    第2、第3ステーションには、上型をクランプするクラ
    ンプ装置と、クランプした上型から製品を離型させる押
    出し装置とを設け、鋳造を行う一対の上型と下型を前記
    第1ステーションに向けて移動させる際、他の一対の上
    型と下型のうちいずれか一方を第2ステーションに向
    け、他方を第3ステーションに向けてそれぞれ移動させ
    るようにしたことを特徴とする縦型形成機。
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