JPH0667474B2 - 触媒担体 - Google Patents

触媒担体

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JPH0667474B2
JPH0667474B2 JP61114075A JP11407586A JPH0667474B2 JP H0667474 B2 JPH0667474 B2 JP H0667474B2 JP 61114075 A JP61114075 A JP 61114075A JP 11407586 A JP11407586 A JP 11407586A JP H0667474 B2 JPH0667474 B2 JP H0667474B2
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JP
Japan
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brazing
flat plate
brazing material
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corrugated plate
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順一郎 広橋
勝之 橋本
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カルソニック株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01NGAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; GAS-FLOW SILENCERS OR EXHAUST APPARATUS FOR INTERNAL COMBUSTION ENGINES
    • F01N3/00Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust
    • F01N3/08Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous
    • F01N3/10Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust
    • F01N3/24Exhaust or silencing apparatus having means for purifying, rendering innocuous, or otherwise treating exhaust for rendering innocuous by thermal or catalytic conversion of noxious components of exhaust characterised by constructional aspects of converting apparatus
    • F01N3/28Construction of catalytic reactors
    • F01N3/2803Construction of catalytic reactors characterised by structure, by material or by manufacturing of catalyst support
    • F01N3/2807Metal other than sintered metal
    • F01N3/281Metallic honeycomb monoliths made of stacked or rolled sheets, foils or plates

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、内燃機関の排気ガスを浄化する触媒コンバー
タの触媒担体に係り、特に波状板と平板とを重ねてロー
ル状に成形したメタル製の触媒担体に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
メタル製の触媒担体を用いた触媒コンバータの従来技術
としては、特開昭55−87815号公報に示すものが知られ
ている。
第4図及び第5図は、この種従来の触媒担体を示すもの
で、Fe−Cr合金等の金属薄板(50μ程度)からなる平板
1と波板2とを重ね合わせ、これをロール状に巻き、こ
のロール状にしたものをシェル3内に挿入し、真空雰囲
気中で高温加熱することにより、Ni系のロウ材を用いて
平板1と波板2及びシェル3間を相互に固定する。
第5図はこの時のロウ付け状態を示し、4はそのロウ付
け部分である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のような従来の触媒担体では、ロール状に巻かれた
平板1と波板2間の接着及びロール体とシェル3間の接
着にNi系のロウ材を用いるため、そのロウ付け雰囲気温
度は1200℃と高温にする必要があり、ロウ付け時の熱エ
ネルギコストが高くなるほか、ロウ付け部が高温の排気
ガスによって酸化され易く、かつロウ付け部の劣化が著
しくなって平板1,波板2及びシェル3間の機械的接着強
度が低下すると共に、Niロウ材は比較的高価であるた
め、製品のコストアップを招く問題があった。
〔発明の目的〕
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもの
で、ロウ付け温度の低減を図ると共に、耐酸化性に優れ
た、低コスト化の可能な触媒担体を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る触媒担体は、担体素材を形成する平板及び
波板に高クロム含有のFe−Cr−Al合金材を使用し、かつ
これら平板及び波板間を接着するロウ材にAlを還元する
のに充分な量のMgを含むAl−Mg合金を用い、上記ロウ材
を上記平板と波板間に介在して高真空雰囲気中で加熱す
ることによりロウ付けしたものである。
〔発明の作用〕
本発明においては、Al−Mg合金からなるロウ材が高真空
雰囲気中で溶融加熱されると、ロウ材中のMgがゲッタと
して作用し、ロウ付け部周囲のAlの酸化膜を還元するこ
とになり、これによりAl系ロウ材による平板と波板間の
ロウ付けを低温度で可能にし、かつロウ付け部の耐酸化
性を向上させる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明に係る触媒担体の一実施例を示す成形過
程の説明図である。
この実施例において、触媒担体を構成する平板10及び波
板11には、Fe−18〜20Cr−4〜6Al合金からなる薄板材
(厚さ50μ程度)が使用され、そして、これら平板10と
波板11間及びシェル12とを接着するロウ材にはAl−Mg合
金からなるAl系の箔状ロウ材13(厚さ10μ程度)が使用
される。
上記各素材を用いて触媒担体を成形する場合は、まず、
第1図に示すように、平板10と波板11とをその間に箔状
ロウ材13を挟み込んで重ね合わせ、その積層材を、その
波板11を内側にしてロール状に巻き込んで所望径の柱状
担体に成形する。
次に、上記柱状担体14を円筒状等のシェル12内に挿入し
た後、ロウ材13が溶融する温度(660℃以上)の高真空
雰囲気中(10-5Torr以下)で加熱し、ロウ材13を溶融
し、これにより平板10と波板11との接触部分及び平板10
とシェル12との接触部分を接着し、一体化する。
この時、Al−Mg合金からなるロウ材13中のMgはゲッタと
して作用し、ロウ付け部周囲のAl酸化膜を還元する。従
って、ロウ材中のMgの量は1〜2重量%程度あれば良
い。また、触媒担体を構成する平板10及び波板11には、
5重量%程度のAlを含むFe−Cr−Al合金が使用されてい
るため、通常は非常にロウ付けしにくいものであるが、
ロウ材中のMgが、そのゲッタ作用によりAlを還元するた
め、Al系ロウ材であっても担体素材のロウ付けが完全に
なり、ロウ付け部の耐酸化性も良くなる。しかも、Al系
ロウ材の溶融温度(660℃)がNi系ロウ材(1200℃)に
比して大幅に低いため、ロウ付け時の熱エネルギコスト
が大幅に低減され、触媒担体の製品コストも低減される
ことになる。
なお、上記の実施例において、平板10と波板11間に介在
される箔状のロウ材13は、平板10及び波板11の全域に介
在する必要がなく、例えば、第2図に示すように、重合
される平板10及び波板11の幅方向の両端縁付近に2条配
置する方式としても良い。
また、本発明における触媒担体素材へのAl−Mg合金から
なるロウ材の付加方法は、上述する如き箔状のロウ材を
平板10と波板11間に介在する方式に限らず、Al−Mg合金
材をスパッタ,イオンプレーテイング等で蒸着あるいは
塗布により形成することができる。この場合、平板及び
波板がロール状に巻かれる過程で、平板10の表面に第2
図に示すように形成する。
また、ロウ付け処理後に更に800〜900℃に加熱し、H2
スで置換すれば、担体素材のウイスカ生成の前処理が容
易になり、余剰のAlロウはその後の担体とW/Cとの密
着性を良くするための熱処理(大気中925℃)時に酸化
若しくは担体内部に拡散する。
第3図は本発明におけるロウ材付加方法の他の実施例を
示すものである。
この実施例においては、第3図(a)に示すように、平
板10と波板11とをロール状に巻いて形成した担体14の両
端部を容器15内の有機バインダ剤16内にドブ付けし、然
る後、第3図(b)に示すようにAl−Mg合金からなる粉
末ロウ材17を入れた容器18内で入れて、有機バインダ剤
が付着した部分に粉末ロウ材を付着させ、これを乾燥し
た後、高真空雰囲気の高温槽内に入れて660℃以上で加
熱することによりロウ付けする。
このようなロウ材付加方法においても上記と同様な効果
が得られる。
なお、触媒担体は、平板10及び波板11を重ね合わせてロ
ール状に巻いたものに限らず、平板と波板を多数積層し
た構造のものであっても良い。また、平板と波板とをロ
ウ付けした後、シェルに挿着する方式であっても良い。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、触媒担体を構成する平板
及び波板に高クロム含有のFe−Cr−Al合金材を使用し、
かつこれら担体素材をロウ付けするロウ材にAlを還元す
るのに充分な量のMgを含むAl−Mg合金を用い、このロウ
材を平板と波板間に介在させて高真空雰囲気中で加熱し
接着するようにしたものであるから、ロウ付け温度を低
くでき、かつロウ付け部分の耐酸化性を向上できると共
に、製品コストを低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る触媒担体の成形方式の一実施例を
示す説明図、第2図は本発明の担体素材に対するロウ材
付加方式の変形例を示す説明図、第3図は本発明におけ
る担体素材に対するロウ材付加方式の他の実施例を示す
説明図、第4図は従来における触媒担体の端面図、第5
図はその一部を拡大して示す説明図である。 10……平板、11……波板、12……シェル、13……ロウ
材、14……柱状担体、15,18……容器、16……有機バイ
ンダ剤、17……粉末ロウ材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】担体素材を形成する平板及び波板に高クロ
    ム含有のFe−Cr−Al合金材を使用し、かつこれら平板及
    び波板間を接着するロウ材にAlを還元するのに充分な量
    のMgを含むAl−Mg合金を用い、上記ロウ材を上記平板と
    波板間に介在して高真空雰囲気中で加熱することにより
    ロウ付けしてなる触媒担体。
  2. 【請求項2】担体素材を形成する平板及び波板が、Fe−
    18〜20Cr−4〜6Al合金からなっていることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の触媒担体。
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