JPH0667447B2 - 液体からの固体粒子の分離装置 - Google Patents

液体からの固体粒子の分離装置

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JPH0667447B2
JPH0667447B2 JP10509189A JP10509189A JPH0667447B2 JP H0667447 B2 JPH0667447 B2 JP H0667447B2 JP 10509189 A JP10509189 A JP 10509189A JP 10509189 A JP10509189 A JP 10509189A JP H0667447 B2 JPH0667447 B2 JP H0667447B2
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chamber
air
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valve
separating solid
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静 宮崎
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ハーモス株式会社
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、流動性懸濁液に凝固剤又は浄化剤を添加また
は添加しない状態で、上下に配置した多数の処理室を通
過させて懸濁液から固体粒子を分離するための装置に関
する。
〔従来の技術〕
流動性懸濁液に凝固剤又は浄化剤を添加または添加しな
い状態で、上下に配置した多数の処理室を通過させて懸
濁液から固体粒子を分離するための装置は、特公昭56−
52604号公報に示されているように公知である。
この現在実用されている装置を第2図に示す。
この装置は、共通のタンク9内に下方から上方に向かつ
て順次に配置された汚泥排出管1を有する汚泥貯留室2
と、整流器12と、多数の傾斜小管からなる沈澱室3と、
発泡スチロール粒などからなる浮上性濾材4と浮上性濾
材4の浮上を押さえる網や孔明き板からなる濾材押さえ
5とからなるフイルター6と、オーバーフロー7を備え
た清浄液貯槽8を有すると共に、沈澱室3と汚泥貯留室
2の間に設けた整流器12の流入入口11に下端を連通せし
めて設けた入口室10と、汚泥貯留室2の下端と連通せし
めて設けた空気室15と、空気室15の上部と一端を連通せ
しめて設けた空気放出管24と、減圧弁20を介して空気放
出管24と接続した圧縮空気源19と、空気放出管24の他端
側に設けた自動弁18と、空気室15の下部に設けたレベル
計21とを備えている。入口室10内には30〜50%の開口率
で多数の孔が設けられた整流板14が上部と下部を区画す
るように設けられている。
この装置は、固体粒子の懸濁した処理原水22を入口室10
に供給して、入口室10で緩やかに廻流させて凝集フロツ
クを成長させ、整流器12の流入口11から整流器12内に流
入させる。整流器12はほぼ水平に延長した管で形成さ
れ、水平方向に延長する相対する両側に設けたスリツト
からフロツクを含む処理原水22を整流して放出する。整
流器12から放出された処理原水22は、多数の傾斜小管を
傾斜させて集合して配置した沈澱室3の小管内を上昇
し、上昇中に殆どの凝集フロツクは分離して汚泥貯留室
2に沈降して貯留される。凝集フロツクを分離して清澄
になつた処理水は、オーバーフロー7から放流される。
汚泥貯留室2に溜まつた凝集フロツクは、適宜の時間間
隔で汚泥排出管1から排出される。
この処理を継続していると、浮上性濾材4や、沈澱室3
を構成する傾斜小管内に凝集フロツクが付着してオーバ
ーフロー7側への流通抵抗が増加するため、入口室10の
水位が上昇するようになる。入口室10には図示していな
い水位の上昇を検出する検出器が設けてあり、水位の上
昇が約30cmになるとこれを検出して、空気放出管24の他
端に設けた自動弁18を動作せしめて空気放出管24の他端
を大気に解放し、汚泥貯留室2の凝集フロツクを含む水
を急速に空気室15に流入させる。なお通常の処理時に
は、圧縮空気源19から圧縮された空気が減圧弁20を経て
空気室15に供給され、空気室15内の水位を汚泥貯留室2
の底部に近いレベル計21の位置まで押し下げている。
空気室15への水の侵入により清浄液貯槽8の清澄な処理
水がフイルター6の上面近まで急激に下降し、この下降
により浮上性濾材4や沈澱室3の傾斜小管内面に付着し
た凝集フロツクが洗浄される。この逆洗は約10秒程度の
短時間で、これが終ると自動弁18が閉じられる。
空気放出管24から放出された空気は圧縮空気源19から減
圧弁20を介して長時間かけて再補充され、空気室15に入
つた水は徐々に汚泥貯留室2の方に押し出され処理水と
一緒に処理される。空気室15内の水位がレベル計21のと
ころまで低下すると、レベル計21がこれを検出し、空気
の補充は自動的に停止される。この外浮上性濾材4の洗
浄を充分にするため、浮上性濾材4の部分に空気を供給
する空気配管が設けられる場合がある。
このような清浄機能により槽内は常に正常に保たれ、長
期に亘つて連続運転を行なえるようになつている。
この装置において洗浄の際に自動弁18を開いて空気を放
出するとき、かなりの大きく高い音を発生し、騒音公害
となる欠点があり、空気室15の下部に溜まつた汚泥は加
圧空気室で加圧されているので、空気室15の空気を放出
した時、空気と混合し、混合した空気が汚泥貯留室2の
方に侵入して洗浄後の汚泥貯留室2内の凝集フロツクの
沈降を遅らせる。汚泥貯留室2に溜まつた凝集フロツク
が凝固性のものの場合には、レベル計21に固着してレベ
ル計21が作用しなくなる場合がある。タンク9をコンク
リートで作り内部に金属等で汚泥貯留室2と空気室15と
の隔壁などを形成したりする場合には、空気室15の空気
が沈澱室3の方に漏れないように作ることが困難で、空
気が漏れると気泡が凝集フロツクに付着して凝集機能が
低下するなどの問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の装置は、加圧空気を用いて洗浄操作を行なう
ために上記した問題が発生することに着目し、本発明は
加圧空気を使用しない洗浄操作を行なえ上記問題を解消
した装置を提供することを課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による上記の課題を解決するための手段は、従来
の密閉された空気室に代え常に大気と連通した空気室と
したこと、汚泥貯留室と空気室を区切る側壁に弁を設け
ることにある。
〔実施例〕
第1図は本発明装置の一実施例の説明図で、汚泥貯留室
2の周囲には大気に解放された空気室15が、汚泥貯留室
2の周壁を共通の壁として形成されており、この汚泥貯
留室2と空気室15とを区画する共通の壁の上方部分にバ
タフライ弁からなる弁13が、弁13を開くと汚泥貯留室2
が空気室15と連通するように設けられている。空気室15
の底にパイプ17の一端が接続され、その他端は入口室10
の処理原水22の入口に開口させてある。パイプ17の空気
室15近くにポンプ16が挿入されている。
他の部分は第2図と同様であるので説明を省略する。
〔作用〕
濾過能力が低下して水位が上昇してきた時、従来の装置
と同様、入口室10に設けた水位検出器で水位の上昇が検
出されるが、この検出により弁13を動作させて弁13を開
く。弁13は水位検出器で警報器を動作させ手動又は電磁
スイツチを操作して開いても良い。
弁13を開くと、汚泥貯留室2の水は空気室15に急激に排
出されフイルター及び沈澱室3が従来の装置と同様洗浄
される。弁13は清浄液貯槽8の水位がフイルター6の上
面近くになつたときに閉じられる。空気室15に流入した
凝集フロツク含有水は、ポンプ16でゆつくり入口室10に
帰される。
空気室15の空気は常に大気に解放されており、圧縮され
ていないので空気室15への水の侵入により空気室15から
排出される空気の圧力も大気圧よりもそう大きくなら
ず、空気室15に煙突状の通気管23を設けていても従来の
ように騒音を発生しないし、汚泥貯留室2に気泡が侵入
しない。又、空気室15と汚泥貯留室2や上部の室との間
に隙間があつても、水が空気室15の方に漏れるだけで処
理室の方に空気が侵入することは無くなり、漏れた水は
ポンプ16で入口室10に戻してやるか排出すれば良い。
〔発明の効果〕
本発明装置によれば、騒音を発生せず空気圧縮器が不要
となり、外壁をコンクリートで作つた内部の隔壁が機密
性の低い装置も支障なく使用出来、気泡の侵入による性
能低下も生じない装置を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例の説明図、第2図は従来
の装置の説明図である。 1……タンク、2……汚泥貯留室 3……沈澱室、4……浮上性濾材 5……濾材押さえ、6……フイルター 7……オーバーフロー、8……清浄液貯槽 9……タンク、10……入口室 11……流入口、12……整流器 13……弁、14……整流板 15……空気室、16……ポンプ 17……パイプ、18……自動弁 19……圧縮空気源、20……減圧弁 21……レベル計、22……処理原水 23……通気管、24……空気放出管

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共通のタンク内に下方から上方に向かつて
    順次に配置された、汚泥排出管を有する汚泥貯留室と、
    整流器と、多数の傾斜小管からなる沈澱室と、浮上性濾
    材と浮上性濾材の浮上を押さえる濾材押さえとからなる
    フイルターと、オーバーフローを備えた清浄液貯留とを
    有すると共に、沈澱室と汚泥貯留室の間に設けた整流器
    の流入口に下端を連通せしめて設けた入口室とを有する
    懸濁液から固体粒子を分離するための装置において、汚
    泥貯留室の外周に大気に解放して設けられた空気室と、
    汚泥貯留室と空気室を区切る側壁に設けた弁とを備えて
    いることを特徴とする液体からの固体粒子の分離装置。
  2. 【請求項2】弁がバタフライ弁である請求項(1)に記
    載の液体からの固体粒子の分離装置。
  3. 【請求項3】空気室から入口室へ延長配置したパイプ
    と、該パイプの途中に挿入したポンプとを備えている請
    求項(1)又は(2)に記載の液体からの固体粒子の分
    離装置。
JP10509189A 1989-04-25 1989-04-25 液体からの固体粒子の分離装置 Expired - Lifetime JPH0667447B2 (ja)

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