JPH0667424B2 - ミシン - Google Patents

ミシン

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JPH0667424B2
JPH0667424B2 JP11107988A JP11107988A JPH0667424B2 JP H0667424 B2 JPH0667424 B2 JP H0667424B2 JP 11107988 A JP11107988 A JP 11107988A JP 11107988 A JP11107988 A JP 11107988A JP H0667424 B2 JPH0667424 B2 JP H0667424B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はミシンに関し、詳しくは上下動される針と加工
布とを相対移動させて文字刺繍列を形成するミシンに関
する。
[従来の技術] この種のミシンとして、本願出願人は先に特公昭60−43
147号公報記載のものを提案している。
これは、電子制御装置を備えた自動刺繍ミシンであつ
て、文字記号を形成する縫製パターン,この文字記号を
内包する多角形状の基本ブロック,この基本ブロックを
位置決めするための複数の基準点を、一群のデータとし
て文字記号毎に記憶しており、これらの記憶された文字
記号の中から任意の文字記号を組み合わせにより選択し
てい加工布に刺繍を施す。
第6図に示すように、基準点は基本ブロックの各頂点P
1,P3,P5,P3′および各辺の中点P2,P2′,P4,P4′の計8
箇所に設定されており、これらは縦,横,斜めの配列の
決定に使用される。
文字記号を連続的に刺繍する場合に、仮想的な方向線を
設定し、この方向線に沿って基本ブロックを揃え、かつ
前後の基本ブロックの対応する基準点を合わせる。例え
ば、第7図(A)に示すように「シ」,「シ」,
「ユ」,「ウ」の4文字を横に配列する場合に左右の文
字をP3′とP5との基準点が重なり合うように並べる。こ
のとき、全体としてバランスのとれた文字列を構成す
る。
一方、これらの文字列を縦に配列する場合には、上下の
文字の基準点P4′及びP2を同様に重ね合わせる(第7図
(B)参照)。基準点P4′及びP2を揃えて並べていく
と、縮小文字「ユ」が右端によらず中央に位置してしま
い、文字列のバランスが悪くなってしまうといったこと
があった。
これに対し、特開昭62−79030号公報記載のものは、縮
小文字記号を縦配列と横配列とで別々の情報として記憶
するといったことがなされている。即ち、第7図(C)
に示すように縮小文字「ユ」を縦配列用「ユ」cと横配
列用「ユ」dと2つ持つことになる。縦配列用「ユ」c
は基本ブロックの左側が空白に構成されており、横配列
用「ユ」dは基本ブロックの上側が空白に構成されてい
る。したがって、それぞれを先ほどと同様に並べるとバ
ランスのとれた文字列ができあがる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このときには、縮小文字記号の一群のデ
ータを縦配列と横配列とで2通りに備えていなければな
らず、記憶容量が増大するとともに文字記号データの管
理が複雑になってしまうといったことがあった。
また、文字記号列の構成が縦もしくは横の配列によって
限定されてしまうといったこともあった。例えば、
「シ」,「シ」,「ユ」,「ウ」,「ス」,
「ル」,「。」といった文字記号を横方向に並べる場合
に第7図(D)に示すように、縮小文字記号
「ユ」,「。」を他の文字の並びより一段下げた方が全
体のバランスがよくなる場合もあるがこのような並びを
とることは容易にできない。
本発明は上記問題点を解決し、バランスの良い文字記号
列の刺繍を形成可能なミシンを提供することを目的とし
てなされた。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するためになされた本発明のミシンは、
第1図に例示するように、 標準の文字サイズを有する標準文字記号及び該標準文字
記号よりも小さな文字サイズを有する縮小文字記号から
なる文字記号群に対して、その文字記号群中の各文字記
号毎に、該文字記号を縫製するための縫製パターンのデ
ータと、該各文字記号が所定の範囲内に収まるように設
定された多角形状の基本ブロックのデータと、該基本ブ
ロックを所定位置に位置決めするために設定された複数
の基準点のデータと、の3種類のデータをそれぞれ記憶
しておく記憶手段M1と、 該記憶手段M1に記憶されている文字記号群の中から任意
の文字記号を選択するための選択手段M2と、 該選択手段M2により選択された一連の文字記号列を縦方
向もしくは横方向に配列するための方向線を仮想的に設
定する方向線設定手段M3と、 前記選択手段M3により選択された一連の文字記号列中に
前記標準文字記号と縮小文字記号とが混在している場合
には、前記方向線設定手段M3により設定された縦方向も
しくは横方向のいずれか一方の方向線に沿って、各文字
記号毎の基本ブロックを同一の基準点で配列する第1の
配列手段M4と、 該第1の配列手段M4により配列される側の方向線とは異
なる側の方向線に沿って前記標準文字記号の基本ブロッ
クを同一の基準点で配列するとき、該配列される同一の
基準点以外の前記標準文字記号の基準点に、前記縮小文
字記号の対応する基準点を揃えて、該方向線と平行に該
縮小文字記号の基本ブロックを配列する第2の配列手段
M5と、 前記第1もしくは第2の配列手段M4,M5により配列され
た一連の文字記号列を、該文字記号列を構成する各文字
記号の縫製パターンに基づき、上下動される針と加工布
とを相対移動させて該加工布に前記配列された各文字記
号を形成する駆動手段M6と、を備えたことを要旨とす
る。
ここで、縮小文字記号とは、上述のように、標準の文字
サイズを有する標準文字記号よりも小さな文字サイズを
有する文字記号であって、例えば「ィ」,「ッ」等の音
便文字、「。」,「、」等の句読点を挙げることができ
る他「′」,「゜」等の上方に位置する記号等を含める
ことができる。
文字記号毎に記憶される縫製パターン,基本ブロック,
基準点の一群のデータとしては次に示すものを挙げるこ
とができる。
縫製パターンは、文字もしくは記号を四角形や三角形に
分割し、分割された四角形,三角形(ステッチブロック
という)の各頂点の座標を所定の位置を原点として表現
し、かつステッチブロック内の縫目数を任意に設定可能
としたものの他に、所定の位置を原点として文字もしく
は記号の一連の縫目箇所を座標として表現したものとす
ることができる。
基本ブロックは、縫製パターンにより表現される文字記
号を囲む多角形状のものであって、原点と原点からX方
向,Y方向の大きさを示す座標によって表現される四角形
状のものの他、各頂点の座標が表現された5角形,6角形
のものとすることができる。
基準点は、基本ブロックの周囲の各頂点および各辺の中
点の設ける構成の他、基本ブロック内側に設ける構成で
も、あるいは文字記号の占める面積の重心とする構成な
どを挙げることができる。この基準点は、縫製パター
ン,基本ブロックと共に予め記憶手段M1に記憶しておい
ても、あるいは予め記憶手段M1には縫製パターン,基本
ブロックしか記憶されておらず、選択手段M2によって選
択された文字記号に対してだけ基準点が設定されて記憶
手段M1に記憶してもよい。
[作用] 上記構成を有する本発明のミシンは、 縫製パターン,基本ブロック,基準点に関する3つのデ
ータを有する文字記号が記憶されている記憶手段M1から
任意の文字記号を、選択手段M2により複数選択し、その
選択された一連の文字記号列を、方向線設定手段M2によ
り仮想的に設定された縦方向もしくは横方向のいずれか
一方の方向線に沿って第1の配列手段M4により基本ブロ
ックを同一の基準点で配列する。
また、第1の配列手段M4と異なる方向線に沿って標準文
字記号の基本ブロックを同一の基準点で配列するときに
は、第2の配列手段M5によりこの基準点以外の標準文字
記号の基準点に、縮小文字記号の対応する基準点を揃え
て、方向線と平行に縮小文字記号の基本ブロックを配列
する。
さらに、配列された文字記号の縫製パターンに基づい
て、駆動手段M6により針と加工布とを相対移動させて加
工布に文字記号の刺繍を形成する。
[実施例] 以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするた
めに、以下本発明のミシンの好適な実施例について説明
する。
本実施例のミシンは、第2図に示す電子制御装置を備え
た自動刺繍ミシンである。
始めに、ミシン本体の構成について説明するが、既に特
公昭60−43147号公報に詳しく説明してあるので、ここ
では、簡単に説明する。
ミシン本体は、加工布を張った状態で支持する刺繍枠,
この刺繍枠を支持するX−Yキャリッジ,X−Yキャリッ
ジをX方向,Y方向にそれぞれ独立に駆動して所定位置に
移動させるX方向用ステップモータ15およびY方向用ス
テップモータ18,ミシンモータ23によって駆動される加
工布に刺繍を施す針、この針の上下の位置を信号として
出力する針位置センサ27,およびミシンモータ23の回転
角に応じた同期信号を出力する同期センサ29を備えたも
のである。針位置センサ27からの位置信号により、針が
上方にあると判断されるとき、つまり針が加工布の面か
ら離れているときに、X方向用ステップモータ15,Y方向
用ステップモータ18は後述する電子制御装置30からの指
令にしたがって動作し、X−Yキャリッジを所定位置に
移動する。
つぎに、電子制御装置30について説明する。
電子制御装置30は、周知のCPU33,ROM35,RAM38,I/Oポ
ート40,タイマ42および各種駆動・制御回路を中心に構
成されており、CRT画像表示装置45,操作キーボード48,
マウス,ペンタッチなどの画面対応入力装置51および2
ドライブのフロッピィディスク54を周辺装置として備え
る。
駆動・制御回路としては、上記の周辺装置を制御するも
の以外に、針位置センサ27からの針位置信号,ミシンモ
ータ23の回転角に応じた同期信号,糸切れセンサ59から
の糸切り信号を入力してミシンモータ23の起動・停止等
を制御するミシンモータ駆動・制御回路69、あるいはX
−Yキャリッジを駆動するX方向用ステップモータ15,Y
方向用ステップモータ18を制御するX−Yキャリッジ駆
動・制御回路72を有する。また、ミシンモータ23を起動
するスタートスイッチ74がI/Oポート40に直接に接続
されている他、CPU33のインタラプト(INT)端子には、
ミシンモータ23を非常時に緊急停止する非常停止スイッ
チ76が接続されている。
フロッピィディスク54には、縫製パターン,基本ブロッ
クのデータが文字記号毎に記憶されている。
文字記号のデータについてその一例を示して説明する。
第3図に示すように、「ロ」の文字を例に挙げる。
「ロ」の文字は、複数に分割された四角形もしくは三角
形のステッチブロックSA1〜SAnで構成される。原点をP0
として各ステッチブロックの各頂点の座標(例えば、図
中SD1(X1,Y1),SD2(X2,Y2),SD3(X3,Y3))を縫製パ
ターンとする。ステッチブロック内の縫目の形成位置
(図中点線)は設定により粗密にできる。また、原点P0
から文字「ロ」を囲む四角形(二点鎖線)のX方向の大
きさおよびY方向の大きさを基本ブロックとする。さら
に、後述する模様制御ルーチンにより演算処理されて基
本ブロックの周囲における各頂点P1,P3,P3′,P5および
各辺の中点P2,P2′,P4,P4′が基準点となる。この例で
は、頂点P1と原点P0とは同一の座標点である。
つぎに、ROM35に予め書き込まれCPU33により実行される
模様制御ルーチンについて説明する。
第4図は模様制御ルーチンを示すフローチャートであ
る。
模様制御ルーチンの実行に際して、予め文字記号の大き
さ、文字間隔等を指定しておく。たとえば、1文字記号
当りX方向,Y方向の寸法を10[mm]とし、文字間隔を値
0と指定する。
また、フロッピィディスク54から読み出された文字記号
のデータがストアされるRAM38の記憶領域を、標準文字
記号に関するデータを記憶しておく第1記憶領域と縮
小文字記号に関するデータを記憶しておく第2記憶領域
とに分割しておく(実際にはRAM38のアドレスを割り
振ることになる)。
電子制御装置30が起動して模様制御ルーチンを実行する
と、まず、使用者により操作される操作キーボード48か
ら一連の文字記号列(文字もしくは記号の並び)を入力
しRAM38にストアする(ステップS110)。文字記号列は
前記第1,第2記憶領域,以外のRAM38の第3記憶領
域にストアされる。
ストアされた文字記号列のうち標準文字記号のデータを
フロッピィディスク54から読み出して第1記憶領域に
格納する(ステップS120)。
同様に、文字記号列のうち縮小文字記号のデータをフロ
ッピィディスク54から読み出して第2記憶領域に格納
する(ステップS130)。ここで、文字記号のデータとし
ては前述した縫製パターンおよび基本ブロックを表す。
再び、操作キーボード48から文字記号列の配列方向を指
定するパラメータAlignを入力し第3記憶領域に格納
する(ステップS140,ステップS150)。
つぎに、第1,第2記憶領域,に格納された文字記号
のデータの総てについて基準点を演算する(ステップS1
60)。つまり、前述した第3図に示す基本ブロックの各
頂点P1,P3,P5,P3′および各辺の中点P2,P2′,P4,P4′を
原点P0の座標とする基準点として計算するのである。計
算された基準点のデータは総て第3記憶領域にストア
される。
つづいて、パラメータAlignが縦配列であるか横配列で
あるかを識別して、文字記号列の配列処理を区別する
(ステップS170)。
始めに、縦配列が選択された場合について説明する。文
字記号は選択された一連の文字記号列が順番に1文字分
ずつ処理されていくのであるが、これらは縦方向に仮想
的に設定された方向線に沿って各文字記号の基準点を揃
えることにより配列される。
処理される文字記号が縮小文字記号であるかどうかを判
別する(ステップS180)。
縮小文字記号でなく標準文字記号であるときには、次に
並べる文字記号の基準点(以下、配置基準点という)を
P2とする(ステップS190)。文字記号列の先頭の文字で
あるときには、針の初期位置を基準点P2に合わせ、縫製
パターンにしたがって文字記号を刺繍する(ステップS2
00,S210)。縫目は、針が上昇し加工布から離れたとき
にX−Yキャリッジを移動し、再び針を下降させること
によって針と釜との協働により形成され、縫製パターン
にしたがって繰り返し縫目を形成することにより刺繍が
なされる。
再び、ステップS180に戻って(ステップS220)、つぎの
文字記号の配列処理がなされるが、つぎの文字記号も標
準文字記号である場合を考える。
つぎの文字記号の配列処理では、直前に配列処理された
文字記号が標準文字記号であるか縮小文字記号であるか
どうかによって異なった配列処理がなされる。つまり、 (a)直前の文字記号が標準文字記号であるとき (b)直前文字記号を含めて既に配列処理した総ての文
字記号が縮小文字記号であるとき (c)直前の文字記号が縮小文字記号であって、既に配
列処理した文字記号の中に少なくとも1つの標準記号が
含まれているとき とに分けられる。
直前の文字記号が標準文字記号であるとき(上記(a)
の場合)には、方向線に沿って直前の標準文字記号の基
準点P4′に配置基準点P2を一致させて、標準文字記号を
配列処理する(ステップS230,S240)。この配列処理を
例を挙げて説明する。たとえば、「ミシン」という文字
記号列では、第5図(A)に示すように仮想の方向線上
にある直前の標準文字記号の基準点P4′に配置基準点P2
を一致させる。
一方、文字記号列を構成する文字記号がまだ総て配列処
理されていないときには、ステップS180に戻る(ステッ
プS220)。
つぎに、既に配列処理した文字記号が総て縮小文字記号
であるとき(上記(b)の場合)には、方向線に沿って
直前の縮小文字記号の基準点P5に配置基準点P3を一致さ
せて配列処理する(ステップS260)。この配列処理を文
字記号列「イユウ」を例に挙げて第5図(B)に示す。
図示するように縮小文字記号「ユ」の基準点P5に標準文
字記号「ウ」の配置基準点P3を合わせ、仮想の方向線に
沿って並べる。
また、既に処理した文字記号の中に少なくとも1つ標準
文字記号があるとき(上記(c)の場合)には、第5図
(C)に示すように直前の縮小文字記号の基準点P3′,P
4′,P5を含む直線と、最寄りの標準文字記号の基準点P
2,P4′を通る直線との交点を新たに基準点Pとして設
け、この基準点Pに配置基準点P2を合わせることによ
り配列処理する(ステップS270)。
以上、処理すべき文字記号が標準文字記号である場合に
ついて説明したが、つぎに、処理すべき文字記号が縮小
文字記号である場合について説明する。
ステップS180で縮小文字記号であると判断されると、縮
小文字記号の配置基準点をP3とする(ステップS300)。
文字記号列の先頭を処理するときには針の位置を基準点
P2に合わせ、先と同様に刺繍を施す(ステップS310,S32
0)。先頭でなく2番目移行の縮小文字記号のときには
直前の文字記号(標準文字記号,縮小文字記号を区別せ
ず)の基準点P5に縮小文字記号の配置基準点をP3を一致
させる(ステップS330)。第5図(C)にこれを示す。
標準文字記号「シ」の基準点P5に縮小文字記号「ユ」の
配置基準点P3を方向線に沿って一致させる。また、直前
の文字記号が縮小文字記号であるときには、第5図
(B)に示すように縮小文字記号「イ」の基準点P5に縮
小文字記号「ウ」の配置基準点P3を一致させる。総ての
文字記号配列を終了していないときはステップS180から
くりかえし配列処理し、総ての配列処理し終えると本ル
ーチンを終了する(ステップS340)。
つぎに、操作キーボード48により設定されたパラメータ
Alignが横配列である場合について説明する。
横配列の場合には標準文字記号,縮小文字記号を問わず
配置基準点をP3′とする(ステップS350)。横配列のと
きには仮想の方向線は基準点P3′,P5を通る直線であ
る。
先頭の文字記号にあっては針の位置をP3′に合わせる
(ステップS360,S370)。先頭の文字記号が配置される
と、2番目以降では直前の文字記号の基準点P5に配置基
準的P3′を一致させて配列処理する(ステップS380)。
総ての文字記号列が処理されるまで先と同様にステップ
S350に戻って配列処理を繰り返す(ステップS390)。こ
の処理結果の一例を第5図(D)に示す。
以上示したように、本実施例の自動刺繍ミシンは、操作
キーボード48より選択された文字記号列を横配列,縦配
列で加工布に刺繍を施す際に、横配列にあっては標準文
字記号,縮小文字記号を問わず基準点P3′,P5を通る方
向線に沿って、先に処理された文字記号の基準点P5に次
に処理される文字記号の配置基準点P3′を一致させて配
置する。
一方、縦配列で加工布に刺繍を施す際には、処理すべき
文字記号の配列処理は縮小文字記号の場合と標準記号の
場合に異なってなされる。
処理する文字記号が縮小文字記号であるときには、直前
の文字記号の種類によらず、その基準点P5に配置基準点
P3を一致させる。
処理する文字記号が標準文字記号のときには、さらに次
の3つの場合に分けられる。
(a)直前の文字記号が標準文字記号であるとき、直前
の文字記号の基準点P4′に配置基準点P2を一致させる。
(b)直前の文字記号が縮小文字記号であって、処理済
みの文字記号が総て縮小文字記号であるとき、直前の縮
小文字記号の基準点P5に配置基準点P3を一致させる。
(c)処理済みの文字記号の中に少なくとも1つの標準
文字記号が含まれているとき、直前の文字記号の基準点
P3′,P4′,P5を含む直線と、最寄りの標準文字記号の基
準点P2,P4′を通る直線との交点を新たに基準点Pと
して、この基準点Pに配置基準点P2を一致させる。
以上示したように、本実施例の自動刺繍ミシンによれ
ば、 文字記号の一群のデータを配列によって増加させること
なく、縦配列と横配列とでバランス良く文字列を構成す
ることができる。したがって、PAM38の記憶容量を低減
でき、文字記号データの管理を容易にできる。
また、文字記号列の構成が配列によって限定されてしま
うといったことを回避でき、様々な態様の文字記号列を
形成することができる。たとえば、横配列の場合に標準
文字記号の基準点P5に対して縮小文字記号の配置基準点
をP2′とすることで第7図(D)に示す縮小文字記号が
一段下がった構成とすることができる。
なお、ここで、本発明における各手段M1〜M6(図1参
照)と上記実施例との対応を示しておく。上記実施例中
におけるフロッピィディスク54及びRAM38の第3記憶領
域が本発明の記憶手段M1とに対応し、操作キーボード
48が選択手段M2に対応する。
また、CPU33が方向線設定手段M3に対応し、CPU33が実行
する処理の内、ステップS150(第4図)にて第3記憶領
域に格納された文字記号列の配列方向を指定するパラ
メータAlignに応じ、ステップS170以下で実行される配
列に係る処理中において、方向線を仮想的に設定する部
分が、方向線設定手段M3としての処理に該当する。
一方、CPU33が第1の配列手段M4及び第2の配列手段M5
に対応し、CPU33が実行する処理の内、ステップS170で
否定判断された場合に実行するステップS350〜S390が第
1の配列手段M4としての処理に該当する。また、ステッ
プS170で肯定判断された場合に実行するステップS180〜
S340が第2の配列手段M5としての処理に該当する。
以上本発明の実施例について説明したが、本発明はこう
した実施例に何等限定されるものではない。
例えば、本実施例の自動刺繍ミシンでは、標準文字記号
および縮小文字記号をRAM38の記憶領域を第1,第2記憶
領域,の2つに分けて、区別している。これに対
し、縮小文字記号を区別する際に、縮小文字記号のJIS
コード(JISC−6226)の先頭番号を値0の代わりにアル
ファベットEに変更して識別できるようにしてもよい。
たとえば、縮小文字記号「ユ」のJISコードハ0569であ
るが、E569というコード付けをする。尚、先頭がアルフ
ァベットEで始まる文字記号はJISコードの中に該当し
ない。これによって、RAMを標準文字記号と縮小文字記
号とで領域分けをしなくて済み、RAMを有効に活用する
ことができる。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明のミシンによれば、文字記
号の一群のデータを増加させることなく、縦配列と横配
列とでバランス良く文字記号列を構成することができる
という優れた効果を奏する。したがって、記憶容量を低
減できる上、文字記号データの管理を容易にできる。
また、文字記号列の構成が配列によって限定されてしま
うといったことを回避でき、様々な態様の文字記号列を
形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のミシンの構成を例示するブロック図、
第2図は実施例の自動刺繍ミシンの構成を表す構成図、
第3図は文字記号のデータを説明する説明図、第4図は
模様制御ルーチンを示すプログラム、第5図は文字列の
横方向,縦方向における配置を示す説明図、第6図は基
本ブロックの周囲における基準点の配置を示す説明図、
第7図は従来の文字列の配置を示す説明図である。 M1……記憶手段 M2……選択手段 M3……方向線設定手段 M4……第1の配列手段 M5……第2の配列手段 M6……駆動手段 P1,P2,P2′,P3,P3′,P4,P4′P5……基準点 15……X方向用ステップモータ 18……Y方向用ステップモータ 30……電子制御装置 33……CPU 38……RAM 48……操作キーボード 54……フロッピィディスク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準の文字サイズを有する標準文字記号及
    び該標準文字記号よりも小さな文字サイズを有する縮小
    文字記号からなる文字記号群に対して、その文字記号群
    中の各文字記号毎に、該文字記号を縫製するための縫製
    パターンのデータと、該各文字記号が所定の範囲内に収
    まるように設定された多角形状の基本ブロックのデータ
    と、該基本ブロックを所定位置に位置決めするために設
    定された複数の基準点のデータと、の3種類のデータを
    それぞれ記憶しておく記憶手段と、 該記憶手段に記憶されている文字記号群の中から任意の
    文字記号を選択するための選択手段と、 該選択手段により選択された一連の文字記号列を縦方向
    もしくは横方向に配列するための方向線を仮想的に設定
    する方向線設定手段と、 前記選択手段により選択された一連の文字記号列中に前
    記標準文字記号と縮小文字記号とが混在している場合に
    は、前記方向線設定手段により設定された縦方向もしく
    は横方向のいずれか一方の方向線に沿って、各文字記号
    毎の基本ブロックを同一の基準点で配列する第1の配列
    手段と、 該第1の配列手段により配列される側の方向線とは異な
    る側の方向線に沿って前記標準文字記号の基本ブロック
    を同一の基準点で配列するとき、該配列される同一の基
    準点以外の前記標準文字記号の基準点に、前記縮小文字
    記号の対応する基準点を揃えて、該方向線と平行に該縮
    小文字記号の基本ブロックを配列する第2の配列手段
    と、 前記第1もしくは第2の配列手段により配列された一連
    の文字記号列を、該文字記号列を構成する各文字記号の
    縫製パターンに基づき、上下動される針と加工布とを相
    対移動させて該加工布に前記配列された各文字記号を形
    成する駆動手段と、 を備えたことを特徴とするミシン。
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