JPH0667367A - 感光材料処理装置及び処理方法 - Google Patents

感光材料処理装置及び処理方法

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JPH0667367A
JPH0667367A JP24400892A JP24400892A JPH0667367A JP H0667367 A JPH0667367 A JP H0667367A JP 24400892 A JP24400892 A JP 24400892A JP 24400892 A JP24400892 A JP 24400892A JP H0667367 A JPH0667367 A JP H0667367A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 現像槽Dに通電手段2を設け臭素イオン濃度
を調整し処理する、また現像液の温度、温度に対応する
臭素イオン濃度とするため通電量を制御し処理する、ま
た現像液の温度、温度に対応する臭素イオン濃度とする
ため通電量を制御し、搬送長調節手段により現像時間を
設定して処理する、感光材料処理装置及び処理方法。 【効果】 本発明は低温で迅速処理がてき、且つ良好な
画像を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光材料の現像処理装
置における少なくとも一種の処理液に通電することによ
り前記処理液の処理能力を改善せしめ、且つ迅速処理を
可能とする感光材料の処理装置及び処理方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】写真感光材料、例えばハロゲン化銀カラ
ー写真感光材料の湿式処理は、例えば発色現像、漂白定
着、水洗、安定などの各処理工程からなっており、この
うち漂白定着は漂白、定着と分けられたり、これらと組
み合わされて行われ、また各工程の間に必要により水洗
工程などが挿入される。これらの発色現像、漂白定着な
どにはそれぞれ発色現像液、漂白定着液が使用される
が、前記感光材料を処理するに伴い、前記発色現像液中
の現像主薬が酸化されることにより消耗し、あるいは定
着液中には定着作用により銀イオン、ハロゲンイオンが
蓄積し、漂白液中では漂白剤やハロゲンが消費されて減
少するなどにより、それらの処理能力が低下する。そこ
で各処理液にその処理液の組成に近い組成をもち必要な
成分を含有する補充液を供給して、それらの処理能力が
低下しないように維持されることが行われている。
【0003】しかし、各液にその処理能力が低下しない
程度に補充液を供給すると、ほぼその供給量に近い量の
オーバーフロー液が排出され、この液が廃液となる。廃
液は通常海中深くに投棄され、地球環境の汚染をできる
だけ少なくしている。ところが、近年、地球環境を保護
しようとする考えが高まり、写真処理廃液の海洋投棄が
見直されつつある。海洋投棄の代わりに写真処理廃液を
焼却する方法もあるが、炭酸ガスの発生により別な地球
環境汚染を招く結果となる。
【0004】また、ミニラボレベルでは自動現像機と一
体で廃液処理でき難いこと、更には交通渋滞などで廃液
回収コストが急増し、廃液処理コストが高いこと、かつ
実質上廃液回収ができ難くなっていることなど、ミニラ
ボレベルでの処理がし難い状況になりつつある。
【0005】そこで、ミニラボの自動現像機本体内で処
理液を再生し、廃液を少なくできる技術開発として、特
開平3−209471号、同3−273237号、同3
−293661号公報に記載の写真処理液の通電方法が
ある。これら通電方法を用いた技術によれば、発色現像
槽に陰極を設けて通電して陰極面で還元作用を働かせ、
酸化された発色現像主薬がある程度還元されて元の発色
現像主薬に戻り、かつ陰イオン交換膜を介してハロゲン
が除去され、また、定着槽に陰極を設けて通電すると、
陰極に銀が還元析出し、かつ陰イオン交換膜を介してハ
ロゲンが陽極に移動し除去され、また更に、漂白槽に陽
極を設け、感光材料の処理に応じて通電することによ
り、漂白剤が陽極面で酸化され再生される。漂白の場
合、電解質溶液中にハロゲンを入れるか、現像や定着の
通電処理に使用した電解質溶液を用いると、陰イオン交
換膜を通して再ハロゲン化剤が供給され漂白液では再ハ
ロゲン化剤を補充する必要がなくなる。
【0006】このように、上記のような通電処理による
処理液の再生等により、各処理槽への補充量を減少させ
ることができ、そして、廃液量も低減できることが知ら
れている。
【0007】一方、特定の利用分野では撮影後の感光材
料を迅速に現像処理することが要求されている。例え
ば、報道用写真、工事現場での写真、スポーツ競技等の
結果の写真、観光地その場での写真は、撮影直後に迅速
処理して撮影結果を短時間で視認できることが望まれて
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】まず、処理時間を短縮
するには、各処理能力を活性化する必要がある。その中
でも、撮影感光材料の処理、特にカラーネガの処理では
現像槽での処理が総処理時間の大部分を占めており、こ
のことから迅速処理する場合、現像時間の短縮が最も効
果的である。
【0009】ここで、現像速度は、まず処理液の温度で
最も大きく影響を受けるが、現像液中に含まれる臭素イ
オン濃度により左右されることが知られており、臭素イ
オン濃度が高いと現像速度が遅くなり得られる画像の感
度が低下してしまう。この場合、ただ単に臭素イオン濃
度を下げると、臭素イオンによって抑えられていたカブ
リが発生し好ましくない。この点を考慮した迅速処理と
して、例えば、臭素イオンの濃度を低くせず、現像液を
高温に調節し、現像活性を高めて迅速処理を可能として
いるものがあげられる。
【0010】しかしながら、処理液を高温に調整する迅
速処理は、処理装置に温度調節機構が必要となるため温
度調節を有していない装置では新たに温度調整装置を設
置する必要があり、コストが高くなる。又、液温が高い
と、処理液中の水の蒸発や空気中の酸素による処理液酸
化劣化が生じ、処理が安定しない。更に、処理装置全体
が大型化し作業用スペースが縮小し、更にまた、現像液
を高温に保ための温度調節はあるが微調整ができない処
理装置を用いた場合、得られる画像の画質が低下してし
まうなどの問題が生じる。
【0011】また、高温にした場合、現像液の蒸発が多
くなり、また、高温を維持するために電力がかかるなど
の点もあげることができる。そこで、本発明の目的は、
迅速処理するために現像液を高温にする温度調整の必要
がなく、安定して画像が得られる処理装置及び処理方法
を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る上記目的
は、下記の(1)〜(3)により達成された。 (1)現像槽に通電手段を設け、現像処理時に前記通電
手段により臭素イオン濃度を4.2×10-3モル/リッ
トル以下に調整し、臭素イオン含量が90モル%以上、
沃素イオン含量が0.2モル%以上、且つ塗布銀量が2
〜7g/m2 である撮影用ハロゲン化銀感光材料を処理
することを特徴とする感光材料処理方法。 (2)現像処理槽が2タンク以上のカスケードになって
いる感光材料処理装置において、前記現像処理槽のいず
れか1つのタンクに通電手段、及び液温度検知手段をそ
れぞれ設け、前記液温度検知手段により検出した現像液
の温度に対して設定されている前記臭素イオン濃度とな
るように、前記通電手段による通電量を制御して感光材
料を処理することを特徴とする感光材料処理装置。 (3)感光材料搬送長調節手段と、現像液の温度を測定
する温度検知手段と、通電量を適宜調整できる通電手段
とを現像槽にそれぞれ設け、測定した温度に対して設定
されている臭素イオン濃度となるように、前記通電手段
による通電量を制御して、前記搬送長調節手段により現
像処理時間を設定して感光材料を処理することを特徴と
する感光材料処理装置。
【0013】
【作用】即ち、本発明は、通電手段により臭素イオン濃
度を従来より低く調整することで、現像液を高温にしな
くても迅速処理をすることができる。つまり、本発明
は、通電することで現像液中の臭素イオンを除去するこ
とにより濃度を著しく低くし、現像活性を高め、その結
果低温状態でも迅速処理をすることができる。
【0014】従来、通電手段は環境保全の点から補充量
及び廃液量を低減するために処理装置に設けられ、通電
により処理液を再生し、補充量を低減し、それによって
廃液も減少するものである。しかし、従来、通電手段は
迅速処理に用いられていなかった。これに対し、本発明
は、従来低補充処理等に用いられていた通電手段を用い
て、現像液中の臭素イオンを除去することで、低温で迅
速処理可能な濃度まで低く調整し、感光材料を処理する
ものである。
【0015】つまり、本発明は、従来のように迅速処理
するため現像液を高温に温度調整せずとも、通電するこ
とで、従来よりも臭素イオン濃度が著しく低く設定でき
たこと、及び処理液が常に再生され続けていることで臭
素イオン濃度を低く維持することができ、低温でしかも
迅速に処理することができるものと考えられる。また、
本来、臭素イオンはカブリ防止として作用させるもので
あるが、液温を低くして迅速処理するため、臭素イオン
の濃度が低くてもカブリの発生が見られない良好な画像
を得ることができる。
【0016】本発明において、処理時間は処理液の温度
と臭素イオンの濃度により左右されることから、例えば
温度を平均室温25℃と考えた場合、臭素イオン濃度は
4.2×10-3mol/リットル以下、好ましくは3.
5×10-3mol/リットル以下、より好ましくは2.
1×10-3mol/リットル以下である。臭素イオンが
4.2×10-3mol/リットルより多くなると迅速性
の観点でよくない。
【0017】迅速性の要求レベルが決まると、液温を検
知して通電によりハロゲン濃度レベルを4.2×10-3
モル/リットル以下に設定して処理時間を早めることが
できる。また、液温が低いがすぐ処理したいときは、液
温を室温レベルで検知設定し通電でハロゲン濃度レベル
を4.2×10-3モル/リットル以下、より好ましくは
2.1×10-3モル/リットル以下に設定することによ
り、それ程処理時間を長くすることなく、処理したいと
きにすぐ処理することができる。
【0018】本発明において、現像処理時とは現像処理
前、または現像処理をしている途中、または処理の間中
を意味する。また、本発明において、臭素イオン含量が
90モル%以上、沃素イオン含量が0.2モル%以上、
且つ塗布銀量が2〜7g/m2 である撮影用ハロゲン化
銀感光材料を用いることが好ましく、より好ましくは臭
素イオン含量が93〜98モル%、沃素イオン含量が2
〜7モル%の撮影用ハロゲン化銀感光材料が好適であ
る。
【0019】また、本発明は、2タンク以上のカスケー
ドになっている現像処理槽のいずれか1つのタンクに通
電手段を設け、検出した現像液の温度に対して通電量を
制御するのが好ましく、現像液の温度により通電量を制
御し現像処理することから、低温での迅速処理がより効
率良く行われる。カスケードとは、感光材料の処理方向
に対して後段側より処理液を補充し、後段に設けたオー
バーフロー孔より前段へ処理液をオーバーフローさせる
ことである。
【0020】2タンク以上のカスケードになっている現
像槽に通電手段を設ける場合、最前浴が好ましい。この
最前浴には最も臭素イオンが蓄積し易く、ここで通電を
行うと臭素イオン濃度の調整が適正にでき、しかも2タ
ンク以上のカスケードになっているので、現像効率が高
まり、良好な画像を迅速に得ることができる。また更
に、本発明は、処理装置に設けられた温度検知手段によ
り測定された現像液の温度に対応して設定されている臭
素イオン濃度に調節するために、通電手段を用いて通電
量を制御し、搬送長調節手段により現像処理時間を設定
することが好ましく、搬送長調節手段により現像処理時
間を設定できるので、現像処理時間の調整が容易にでき
る。通常、自動現像処理装置は処理したい時に温調を入
れるが、常温30分〜2時間位待たないと処理できな
い。即ち、すぐ処理したい時に待ち時間が長く掛かって
しまうため、処理時間がいくら短くも意味がなかった。
しかし、本発明は、室温レベルであっても通電でハロゲ
ン濃度レベルを低くすることができ、38℃の時のこれ
までの処理時間より少し長くなるが、処理可能となり、
しかも温調待ち時間がないのでトータルでは迅速に処理
できる。
【0021】本発明において、通電処理をするための通
電装置にはこれまで用いていた処理装置に付属させるだ
けの簡単なものがあるため、この簡単な通電装置を用い
ることで処理装置全体が大型化せず、またコストも易く
簡単に迅速処理可能とすることができる。具体的には、
円筒形の陰イオン交換膜と電極のセットを設け、処理機
循環系へセットできるような通電装置が挙げられる。
【0022】また、更に通電手段は現像槽に設けられる
のが好ましいが、全処理槽に設けてもよい。また、本発
明において、2タンクのカスケードになっている現像処
理槽を用いた場合、後浴に通電手段を設けると画質、シ
ャープネス、着色の良好な画像を得ることができる。
【0023】本発明において、現像液の温度は常時測定
されており、処理する予告信号により温度から通電レベ
ル設定、処理時間設定を自動的に行う。また、本発明に
おいて、通電手段による通電量の制御は予めパソコンに
内蔵されたテーブルを参照して決定される。また、本発
明において、温度に対して設定される臭素イオンの濃度
は基本的には処理温度で選択されるが、通常の処理温度
である38℃近辺であれば、臭素イオン濃度が4.2×
10-3モル/リットル以下又はこの付近に設定すればよ
く、20〜30℃付近では2.1×10-3モル/リット
ル以下に設定するのが好ましい。逆に、北方地域で−1
0℃〜10℃であれば臭素イオン濃度はほとんど0レベ
ルに設定すればよい。
【0024】また、本発明において、処理時間の設定
は、搬送長調節手段を有する場合には、搬送長調節手段
を適宜調節しておこなわれ、また、搬送長調節手段がな
い場合には、処理液面の上下で変更してもよい。ここ
で、本発明は、現像液の温度、現像処理時間、通電量、
臭素イオン濃度を設定する順序として、液温度を調節せ
ず迅速処理を行うことから、液温検知、臭素イオン濃度
の設定、通電量、処理時間設定の順で行う。
【0025】本発明において、現像処理時間は150秒
以内で処理するのが好ましく、より好ましくは120秒
以内である。また、低温で迅速処理する場合の温度は3
3℃以下が好ましく、より好ましくは15℃〜30℃で
ある。この場合には好ましい処理時間は150〜300
秒である。
【0026】本発明に用いることができる通電処理は、
特開平3−273237号に記載の方法が挙げられる。
本発明に用いることのできる処理液としては、特開平3
−33845号公報第9頁〜第13頁に記載のものが挙
げられる。本発明に用いることのできる感光材料として
は、特開平3−33845号公報第13〜第26頁に記
載のものが挙げられる。
【0027】本発明を適用できる処理機としてはPhot.
Sci. Eng. 5, 48 〜54(1961)に記載されたあらゆる形
態の処理機に適用することができるが、その中でドラム
処理機、ローラー自現機、シネ式自現機、リーダーベル
ト方式自現機、ローラー搬送自現機、更には開口率の小
さい自現機、開口率が小さく、タンク液量も少ないスリ
ット型自現機、開口率が極端に小さい密閉式自現機さら
には多室処理槽を有する自現機に有効に適用できる。上
記処理機はそれぞれ、ドラム処理の多室処理槽は写真工
業12月号(1974)p.45に、ローラー自現機の
多室処理槽は写真工業2月号(1975)p.71に、
シネ式自現機の多室処理槽は写真工業3月号(197
5)p.70に、シネ式自現機の多室処理槽は写真工業
4月号(1975)p.40に、リーダーベルト方式処
理の多室処理槽は写真工業5月号(1975)p.36
に、ローラー搬送自現機の多室処理槽は写真工業6月号
(1975)p.41に記載されている。
【0028】従来の処理機からは考えられなかった処理
機の観点として処理液と空気との界面面積(S)や処理
液容量(V)に対する開口率(度)(K=S/V)があ
げられる。これらの観点で、特開昭53−57835;
特開昭61−153645;同61−250648;同
62−92954;同62−273534;同63−1
82651;同63−182652;同63−1826
53;実開昭63−178830;特開昭64−820
33;特開平1−166040;同1−266541;
同1−266542;同1−302252;同1−31
0351;同1−310352;同1−319038;
同1−319040各号等の出願がある。
【0029】また、処理機の液量(V)が小さい自現機
は相対的に液交換率が上昇し、閑散処理時には開口率
(K)が小さく、かつタンク液量(V)が小さいものが
好ましい。これらの観点で、特開昭63−13113
8;同63−216050;同63−148944;同
63−148945;同63−235940;同61−
77851;同64−44938;同64−2685
5;特開平1−140148;同1−114847;同
1−129253;同1−154155;同1−163
743;同1−166040各号等の出願がある。
【0030】特開平2−84642;同2−6974
4;同2−68548;同3−33850各号に示され
る密閉型処理槽を有する処理機があげられる。また、処
理機部品と液との交互作用の例で、部品適性としての錆
の観点、写真劣化成分の溶出観点、部品の物理劣化観点
などがある。これらの観点については特開平2−186
342、同2−186344各号に一部記載されてい
る。別の処理機の形態として新しい観点としては、特開
平1−267648;同2−67554;同2−125
255;同2−130548;同2−186340;同
2−205846;同2−205847;同2−230
145;同2−240651;同2−242249;同
2−267549;同2−269335;同2−280
149;同2−310557各号等に出願された多室処
理槽が挙げられる。
【0031】これらの中で特に適用して効果が著しい処
理方式としては、ベルト搬送機構を有する自現機、ロー
ラー対する有するローラー搬送自現機、スリット型自現
機、密閉型自現機、多室処理槽を有する自現機が挙げら
れる。場合によっては、溝搬送型自現機(米国特許第2,
186,927 、特開昭56−159645;実開昭52−1
67933;同53−40245;同53−5982
9;同55−138641;同58−28839)に用
いることも有効である。
【0032】本発明に使用できる感光材料と処理剤は以
下のものが使用できる。まず、感光材料について説明す
る。本発明に使用できるハロゲン化銀感光材料は用途別
ではアマチュア用、産業材料用、医療用、科学用など処
理方式別では白黒現像用、カラー現像用、通常のネガタ
イプ処理方式、光・反転によるポジ方式、化学反転によ
るポジ方式、乳剤に反転機構を持たせたポジ方式拡散転
写等によるポジ方式が使用できる。
【0033】支持体としては透明支持体、不透明、半透
明支持体いずれでもよく、支持体厚は30〜500μm
レベルのものは使用できる。乳剤としては、種々のハロ
ゲン種及びハロゲン種の組合せのもの、即ち、1成分
系、2成分系、3成分系のもの、粒子形成過程で粒子内
にハロゲンの分布を変えたもの、粒子を積層した粒子構
造のもの、コア/シエル比率を変えたもの、コンバージ
ョンを加えた乳剤、接合型乳剤いづれのものも使用でき
る。
【0034】更に粒子の形態として、6面体、8面体、
14面体構造のものやそれらの混合体、双晶のもの、平
板状のもの、球状のものが使用できる。平板状のものと
しては種々のアスペクト比のものやそれらの混合物又他
の粒子との混合物などが使用できる。また粒子サイズが
揃っていたり分布を持っていたりしてもよい。例えば
0.1μm未満、0.1〜0.4μm、0.4〜1μ
m、1μm以上などの組合せ、単独もありうる。
【0035】乳剤はゼラチン以外のバインダーを含んで
もよい。例えば天然高分子、合成高分子やこれらが各種
粒子サイズで分散して混合されていることが好ましい。
また層別に配分を変えてもよい。これらのハロゲン化銀
粒子には各種の増感色素、減感色素、安定剤、化学増感
剤、物理増感剤を吸着させるなり仕込みの最中に共存さ
せてもよい。更に乳剤混合物の中には各種染料、界面活
性剤、硬膜剤、オイル等を含んでもよい。直接又はオイ
ル中に褪色防止剤、混色防止剤、造核剤、マット剤、ス
ベリ剤、媒染剤、色調剤、現像助剤、現像剤を含んでも
よい。
【0036】粒子生成過程の中に各種金属を加えてもよ
いし、直接乳剤に加えてもよい。適する金属としては
金、白金、ルビジウム、パラジウム、鉄、コバルト、ニ
ッケル、イリジウム、ロジウム、銀などであるが、各種
キレート剤と混合して使用してもよい。カラー感光材料
の場合には更に各種カプラーを含有してもよい。
【0037】例えばピバロイル系・ベンゾイル系のYカ
プラー、ピラゾロン系・ピラゾロアゾール系のMカプラ
ー、フエノール系・ナフトール系のCカプラーが挙げら
れる。さらには、機能性カプラーとして各種DIRカプ
ラー、カラードカプラー、ポリマーカプラー、各種離脱
基を有するカプラーが使用できる。
【0038】上述した乳剤と各種添加剤との組合せ、カ
ラー感光材料の場合には更に各種カプラーを組合せて感
光材料層を形成させることができる。白黒感光材料でも
機能を分化して2層、3層にしてもよいし、カラー感光
材料の場合には3色、場合によっては4〜5に分けた光
に感じるように分けて層を組立ててもよい。
【0039】最終的には乳剤層以外に、下塗層、中間
層、保護層、ハクリ層、分離層、中和層、フイルター
層、蒸着層、反射層、遮光層などを設けてもよい。さら
に支持体のバックにはカール補正、スタチック防止、磁
気記録等の目的でバック層を設けた感光材料が使用でき
る。これらの総合値として感度はISO 0.1〜IS
O 2000のもの、階調は0.1〜10のものが使用
できる。
【0040】本発明に使用できる処理剤について説明す
る。本発明に使用できる処理剤はプレミックスされた処
理剤使用時に調合する処理剤等、あらゆるものを使用で
きる。処理液種としては白黒、カラー現像液、漂白液、
定着液、漂白定着液、安定化液、その他停止液、中和
液、硬膜液、補力液、減力液、超増感液、調色液などが
使用できる。
【0041】これらの処理液には目的に応じて各種の化
合物を含んだものを使用できる。例えば現像液では、白
黒現像主薬、カラー現像主薬、現像助剤、カブリ防止
剤、表面現像抑制剤、現像促進剤、キレート剤、緩衝
剤、保恒剤、析出防止剤、スラッジ防止剤、タール防止
剤などが添加できる。特殊な例としてDIR放出主薬、
色素現像主薬、カラープリカーサー主薬、減感剤、フエ
ロ焼防止剤、外型カプラー、競争カプラーなども添加で
きる。
【0042】これら以外にpHを調節するためのアルカ
リ剤、酸剤、表面張力を変えるための各種活性剤なども
加えることができる。これらの例は現像液以外に加えて
もよい。最終液にはこれら以外に蛍光増白剤、画像安定
化剤、水切り剤、防カビ剤、防菌剤なども加えることが
できる。これらの処理剤を感光材料に適用して行う処理
順序は規定の順序でもよいし、場合によっては変えても
よい。
【0043】
【実施態様】以下、添付図面を参照して本発明の一実施
態様を説明する。ただし本発明は本実施態様のみに限定
されない。図1は本発明の実施態様である感光材料処理
装置の平面模式図である。感光材料処理装置1は現像槽
D、漂白槽B、定着槽F、水洗槽W1〜w2、及び安定
槽Stからなっており、感光材料Sは上記処理槽を順に
搬送される。現像槽Dは通電処理装置2が設置されてい
る。各処理槽にはそれぞれ補充液b1〜b5が加えら
れ、そして、オーバーフロー液a1〜a6が処理槽から
排出される。
【0044】通電処理装置2は陰イオン交換膜Aにより
2室に仕切られ、一方の室に陰極10が、他方の室に陽
極11が設置されている。通電処理装置2は現像槽Dか
ら循環パイプfを通して陰極側3へ導入された現像液を
収容し、一方陽極側4には電解質溶液を収容し、通電処
理を行う。ここで、通電処理装置2の陰極側3へ収容さ
れた現像液から通電により銀イオンが陰極へ析出し、ま
た臭素イオンは陰イオン交換膜Aを通って陽極へ移動し
現像液から除去される。このように通電によって、酸化
された現像主薬がある程度還元されて元の発色現像主薬
に戻り、現像液が再生され、通電後の陰極側の溶液は循
環パイプfを通して現像槽へ再び戻される。また、現像
液中の臭素イオン濃度を著しく低減させるためには、通
電処理装置での通電時間(通電量)を増やすことで可能
となる。
【0045】温度検知装置5により現像液の温度を検知
し、臭素イオン濃度の検知装置6により現像槽の臭素イ
オンの濃度を検知する。本発明は現像液の温度に対して
設定されている臭素イオン濃度を通電によって調整する
ものである。処理液の温度は処理前などに予め測定さ
れ、液温と臭素イオン濃度とから現像時間を設定する。
臭素イオン濃度をかなり低く保つことで、低温で迅速処
理が可能となり、カブリのない感度の良好な高画質の画
像を得ることができる。
【0046】通電処理装置において、陽極11:カーボ
ン板〔厚さ1mm,10(cm)×30(cm)〕呉羽
化学工業(株)製クレーシート、陰極10:ステンレス
板〔SUS316厚さ1mm,10(cm)×30(c
m)〕日本金属工業(株)NTK316、陰イオン交換
膜A:徳山曹達製AM−3,10(cm)×30(c
m)であり、電解質溶液は3%Na2 CO3 の3mlを
135×24Exp当たり補充した。
【0047】現像槽Dが2タンクカスケードの場合、第
1槽目に通電装置を接続するのが迅速の観点で好まし
い。第2槽目に通電装置を接続すると処理時間はやや長
くなってしまうが、シャープネスの良い画像が得られ
る。現像槽Dが3タンクカスケードの場合は、原則とし
て第1槽目に通電を接続するのが好ましく、この場合も
迅速化がはかられる。第2槽に設けるとやや迅速と高画
質が得られる。
【0048】図2は現像槽の断面図である。図2に示さ
れている現像槽D2は現像液中での感光材料搬送長を変
えることができる。現像槽D2に設けられている可動式
ローラユニット24A、24B、24Cは、中央部の駆
動回転する主ローラ40と、この主ローラ40の下部に
位置する反転ガイド41と、主ローラ40の両側に各々
位置する一対のガイドローラ42、43とで構成され
る。
【0049】反転ガイド41は、例えば湾曲板のような
円弧状の湾曲部分を持つ部材であり、その湾曲部分に沿
って感光材料Sを誘導することにより感光材料の進行方
向を転換するものである。固定式ローラユニット25
は、現像槽D2の低部に設置され、中央部の駆動回転す
る主ローラ50と、この主ローラ50の下部に位置する
反転ガイド51と、主ローラ50の両側に各々位置する
一対のガイドローラ52、53とで構成される。
【0050】中継ローラユニット26は、中央部の主ロ
ーラ60と、その両側に位置し、主ローラ60との間で
感光材料Sを挟持するガイドローラ61とで構成されて
いる。なお、ガイドローラ61は、自由回転するローラ
であり、主ローラ60は、自由回転するローラでも駆動
回転するローラでもよい。各ユニットの主ローラが図中
時計方向に駆動回転することにより、感光材料Sが現像
槽D2内を矢印方向に搬送される。
【0051】感光材料Sの搬送に先立って、可動式ロー
ラユニット24A、24B、24Cのうちいずれか1つ
のユニットにおけるガイドローラ42、43を反転位置
とするか、または全ての可動式ローラユニット24A、
24B、24Cのガイドローラ42、43を通過位置と
する。これにより、現像槽D2内を下降する感光材料S
は、ガイドローラ42、43を反転位置とした可動式ロ
ーラユニットまたは固定式ローラユニット25において
反転し、上昇する。
【0052】即ち、可動式ローラユニット24A、24
B、24Cまたは固定式ローラユニット25のうちのど
のユニットで感光材料Sを反転させるかを選択すること
により、感光材料Sの現像槽D2内の搬送経路長を段階
的に変更することができる。これにより、随時現像時間
を変更することができる。本発明において、現像槽D2
の処理液は循環パイプ及びポンプにより循環される。ま
た、現像槽D2で通電処理する場合、通電処理装置はフ
ィルター付き円筒通電槽21を循環部に設ける。
【0053】図3に図2の通電処理槽の水平断面図を示
した。フィルター付き円筒通電槽21は外壁がハウジン
グ38からなる円筒状であり、陰イオン交換膜30を挟
んで内側に陰極32を、外側に陽極34を設けている。
現像槽D2の処理液が循環パイプによりフィルター付き
円筒通電槽21へ循環される際、通電し液成分を適宜調
整する。通電処理槽にて調整された処理液は再び循環パ
イプを通り現像槽D2へ導入される。
【0054】
【実施例】
<実施例1>感光材料、処理工程、処理液はをそれぞれ
下記のものを用いる。 (感光材料)特開平2−250052号公報に記載の実
施例5の撮影用カラーネガ感光材料 (処理工程)特開平2−250052号公報に記載の実
施例5の処理工程 (処理液) 特開平2−250052号公報に記載の実
施例5の処理液
【0055】(処理A:比較例)特開平2−25005
2号公報に記載の実施例5の処理5Aと同様の処理を行
った。
【0056】(処理B:本発明)以下に示す条件以外は
特開平2−250052号公報に記載の実施例5の処理
5Aと同様の処理を行った。図1に示すように、シネ式
自動現像機の発色現像槽に通電処理槽を設けて、通電し
て、現像処理を行った。
【0057】通電条件としては、図1に示された発色現
像槽D、ランニング液(タンク液量10リットル)に対
し、予め2.7(V)×0.5(A)で180分間通電
し、タンク液中の臭素イオン濃度を1.18×10-2
ル/リットルから1.93×10-3モル/リットルに調
整した。更に、現像時間は1分50秒となるように、発
色現像槽の搬送路を変更して処理した。
【0058】但し、補充液は下記の液を3ml補充し
た。 (補充液) Na2 SO3 9.7g KOH 5.3g ヒドロキシルアミン硫酸塩 9.0g FCO−04* 9.7g 水を加えて 1リットル *富士写真フィルム(株)製カラーネガ用カラー現像薬 処理 処理A:比較例 処理B:本発
明 発色現像** 3分15秒 1分50秒 漂白 30秒 30秒 定着 1分 1分 水洗(1) 20秒 20秒 水洗(2) 20秒 20秒 安定 20秒 20秒 合計 5分45秒 4分20秒 **発色現像の液温は37.8℃である。
【0059】上記のように本発明は現像槽に通電して液
中の臭素イオン濃度を従来よりも著しく低くして、比較
例(処理A)と同様の処理液温度で現像時間を比較例
(処理A)より25%短縮して処理を行ったが、得られ
た感光材料の感度は比較例(処理A)とほぼ同様のもの
であった。更に、感光材料135×24Exp当たり3
3秒づつ通電してランニング処理したところ安定した写
真性能が得られた。
【0060】つまり、上記結果から、処理Bは、臭素イ
オン濃度を低くすることで、処理Aと同液温では現像処
理時間を短縮しても同様に良好な画像をうることができ
るため、処理Bの処理液の温度を、処理Aより低温に設
定しても短時間で良好な画像を得ることができることが
わかる。即ち、低温・迅速処理ができる。
【0061】<実施例2> (処理C)実施例1の処理Bにおいて現像槽部分に図2
に示したように搬送長調節手段を設け、更に臭素イオン
濃度は実施例1の処理Bと同様とし、下記に示した処理
液の温度と現像時間の各処理条件で処理を行った。
【0062】 液温 現像時間 38℃ 1分50秒 33℃ 3分30秒 26℃ 6分30秒 上記のように処理Bと同様の臭素イオン濃度で更に処理
液の液温を上記のように変更し処理を行ったところ、液
温が低くなった場合、ある程度の現像処理時間の超過が
必要であるが、処理Bの38℃と処理Cの33℃の状件
で、同様な感度が、ほぼ同程度の現像時間で得られるこ
とがわかった。
【0063】実施例1の処理Bと同様の感度の処理性能
を有する感光材料を得ることができた。また、搬送長調
節手段を設けたことで、搬送時間の設定が容易となっ
た。
【0064】(処理D)更に、上記処理Cの現像槽に3
0分間通電を行い、現像槽中の臭素イオン濃度2.52
×10-4モル/リットルとし、下記に示すように、上記
処理Cよりも更に時間を短縮して処理を行った。 液温 現像時間 38℃ 1分35秒 33℃ 3分05秒 26℃ 4分20秒 上記処理Dでは、処理Cより臭素イオン濃度を低くし、
処理Cと同様の各液温に対し、更に処理Cより現像時間
を短縮して処理を行った結果、実施例1の処理Cと同様
の感度を有する感光材料を得ることができた。このこと
から、臭素イオン濃度を低く設定することで更に処理時
間を短縮できることがわかった。
【0065】即ち、処理C及び処理Dから、通電レベル
設定を変えることにより、液温を検知しさえすれば処理
時間を設定して処理することができる。上記各現像槽の
液温に対して、特に、通電処理することにより臭素イオ
ン濃度を低く設定することができ、しかも通電量で臭素
イオン濃度の設定レベルを変えることができるので、実
用可能なレベルの現像時間でカラー現像処理が可能とっ
た。
【0066】<実施例3>実施例1で用いた図1に示す
現像槽Dを2タンクカスケードにし、前浴を第1現像槽
D1とし、後浴を第2現像槽D2とした。第1現像槽D
1の容積を6.7リットルとし、第2現像槽D2の容積
を3.3リットルとし、第1現像槽D1の容積が第2現
像槽D2の容積の2倍となるように設定した。通電処理
槽は第1現像槽D1に設けて行なった。
【0067】実施例1の処理Bと同様に2.7V×0.
5Aの条件で、通電時間を120分間として予め通電し
たところ、第1現像槽D1の臭素イオンが1.18×1
-2モル/リットルから1.93×10-3モル/リット
ルとなった。第2現像槽D2の臭素イオンは1.18×
10-2モル/リットルであった。この時には、発色現像
の時間は第1現像槽87秒、第2現像槽43秒の計2分
10秒となり、実施例1の処理Aに比べ1分5秒も早く
処理できた。しかし、実施例1の処理Bよりも処理時間
が長かった。
【0068】更に、実施例1の処理Bと同様に2.7V
×0.5Aの条件で、通電時間を145分(2分25
秒)間として予め通電したところ、臭素イオン濃度が第
1現像槽では1×10-5モル/リットル、第2現像槽で
は1.18×10-2モル/リットルであり、発色現像時
間は第1現像槽では35秒、第2現像槽では70秒の計
105秒(1分45秒)であった。
【0069】上記の如く、現像槽が第1現像槽と第2現
像槽とに分割することにより、実施例1の処理Bと比較
すると、通電量が約20%減少し、且つ処理時間が約5
%短くなった。即ち、現像槽が第1現像槽と第2現像槽
とに分割された2タンクカスケードとすることにより、
同様の良好な画像を得るのに、通電量が少なく、処理時
間が短くなった。
【0070】
【発明の効果】本発明は、液温度に対して、現像槽に通
電処理を行うことで、適宜臭素イオン濃度を調整し、安
定して画像を得ることができる迅速処理可能な処理装置
及び処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は現像処理装置の平面図である。
【図2】図2は図1の現像処理装置の現像槽部の断面図
である。
【図3】図3は図2の通電槽の水平断面図である。
【符号の説明】
D、D2 現像槽 B 漂白槽 F 定着槽 W1〜W2 水洗槽 2、21 通電槽 11 正極 10 負極 f 循環パイプ b1〜b5 補充液 a1〜a6 オーバーフロー液 4 陽極槽 3 陰極槽 24A、24B、24C 可動ローラユニット 25 固定式ローラユニット 26 中継ローラユニット 30 陰イオン交換膜 32 陰極 34 陽極 38 ハウジング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像槽に通電手段を設け、現像処理時に
    前記通電手段により臭素イオン濃度を4.2×10-3
    ル/リットル以下に調整し、臭素イオン含量が90モル
    %以上、沃素イオン含量が0.2モル%以上、且つ塗布
    銀量が2〜7g/m2 である撮影用ハロゲン化銀感光材
    料を処理することを特徴とする感光材料処理方法。
  2. 【請求項2】 現像処理槽が2タンク以上のカスケード
    になっている感光材料処理装置において、前記現像処理
    槽のいずれか1つのタンクに通電手段、及び液温度検知
    手段をそれぞれ設け、前記液温度検知手段により検出し
    た現像液の温度に対して設定されている前記臭素イオン
    濃度となるように、前記通電手段による通電量を制御し
    て感光材料を処理することを特徴とする感光材料処理装
    置。
  3. 【請求項3】 感光材料搬送長調節手段と、現像液の温
    度を測定する温度検知手段と、通電量を適宜調整できる
    通電手段とを現像槽にそれぞれ設け、測定した温度に対
    して設定されている臭素イオン濃度となるように、前記
    通電手段による通電量を制御して、前記搬送長調節手段
    により現像処理時間を設定して感光材料を処理すること
    を特徴とする感光材料処理装置。
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