JPH0667248A - カメラのデータ設定システム - Google Patents

カメラのデータ設定システム

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JPH0667248A
JPH0667248A JP4220266A JP22026692A JPH0667248A JP H0667248 A JPH0667248 A JP H0667248A JP 4220266 A JP4220266 A JP 4220266A JP 22026692 A JP22026692 A JP 22026692A JP H0667248 A JPH0667248 A JP H0667248A
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JP
Japan
Prior art keywords
data
camera body
setting
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mcu
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Application number
JP4220266A
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English (en)
Inventor
Takashi Saegusa
隆 三枝
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Publication of JPH0667248A publication Critical patent/JPH0667248A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B7/00Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
    • G03B7/08Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
    • G03B7/091Digital circuits

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2種類の着脱可能なアクセサリーによって、
例えば段階露光のような設定をカメラ本体へ転送可能で
あるときに、一方のデータを優先するように取り決めて
矛盾の起こらないようにする。 【構成】 カメラ本体1に着脱可能であって、カメラ本
体1を制御する設定データをカメラ本体に転送可能なデ
ータバック2と電子手帳3とを有し、電子手帳3によっ
てカメラ本体1に設定データを転送する際には、データ
バック2にも設定データを転送することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラのアクセサリー
を用いてカメラ本体の設定を行うカメラのデータ設定シ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ本体を制御する設定データ
等をカメラ本体に設けられた部材で設定するばかりでな
く、カメラ本体と着脱できるアクセサリーでも設定でき
るにようにして、アクセサリー側で設定したデータをカ
メラ本体へ転送し、そのデータでカメラ本体を制御する
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、カメラ本体に
着脱してデータを設定させるアクセサリーが1つだけで
あれば、アクセサリー側で設定したデータをカメラ本体
へ転送し、そのデータでカメラ本体を制御しても、転送
したデータが入れ代わったりすることはないが、カメラ
本体に2以上のアクセサリーを装着した場合には、2以
上のアクセサリーから各々のデータがカメラ本体に指示
されることになる。
【0004】この場合、同一のデータを2以上のアクセ
サリーで設定できるとすると、データが入れ代わった
り、加算されたりしておかしな設定がカメラ本体になさ
れることになることがある。そこで、本出願は2以上の
アクセサリーがカメラ本体に装着されたときでも、1の
アクセサリーから正確にデータが転送でき、かつ別のア
クセサリーに悪影響を及ぼさないようにすることを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のカメラのデータ設定システムは、カメラ本体
に着脱可能であって、該カメラ本体を制御する設定デー
タをカメラ本体に転送可能な2つのアクセサリーと、一
方のアクセサリーによって前記カメラ本体に前記設定デ
ータを転送する際には、他方のアクセサリーにも前記設
定データを転送する転送手段とを有することを特徴とす
る。構成した。
【0006】
【作用】本発明においては、カメラ本体に着脱可能な2
以上のアクセサリーによって、同一のアドレスに別のデ
ータを設定できないようにしたので、カメラ本体は安定
して正確に動作することが可能となる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例のブロック図である。
データバック2は、カメラ本体1に着脱可能である。ま
た、通信機能を有する電子手帳3は、接続ケーブル4を
介してカメラ本体1と接続可能である。カメラ本体1
は、メインスイッチSW0、レリーズスイッチSW1、
マイクロコンピュータ(以下MCUという)10、電源
制御回路11、設定部材12、測光回路13、不揮発性
記憶回路14、表示部15、および、インターフェイス
回路16から成り立つ。電源制御回路11はSW0をオ
ンしている状態で設定部材12が操作されると、回路全
体に電源を供給する。一旦電源がオンになると、今度は
MCU10の出力により電源の保持が行われる。不揮発
性記憶回路14は、例えばEEPROMであり、一旦設
定データを記憶すると電源をオフした後もその設定デー
タが記憶され続けることができ、再び電源がオンとなっ
たときに記憶した設定データを読み出すことができる。
インターフェイス回路16はMCU10の出力により、
絞り制御、シャッタ制御、あるいは、モータ制御などを
可能にする。また、MCU10は2つのシリアル通信端
子COM0とCOM1を有し、COM0は電子手帳3と
の通信端子1bに接続され、COM1はデータバック2
とのダイレクト接点1aに接続される。
【0008】データバック2は、マイクロコンピュータ
(以下MCUという)20、表示部21、及び設定部材
22から成り立つ。MCU20はシリアル通信端子CO
M2を有し、ダイレクト接点1a、2aを介してカメラ
本体1と直接接続される。電子手帳3は、ドットLCD
による広い画面表示が可能であり通信機能を持つもので
ある。かかる電子手帳3は、マイクロコンピュータ(以
下MCUという)30、表示部31、及び設定部材32
から構成される。電子手帳3はカメラ本体1とデータバ
ック2のようにダイレクトに接続しないが、専用コード
4で通信可能にするとデータバックより多機能な設定が
可能となる。MCU30はシリアル通信端子COM3を
有し、接点3b及び専用コード4を介してカメラ本体1
と接続される。なお、データバック2と電子手帳3のい
ずれも、カメラ本体1に着脱可能である。
【0009】以上、本実施例のブロック図について説明
してきたが、この実施例のカメラシステムの外観を図2
(a)に示す。図2(b)はカメラ本体1を裏側から見
たものでデータバック2が装着されている。なお、デー
タバック2が装着されない場合には、図2(c)に示す
ように、回路を持たない通常裏蓋5を装着しての撮影と
なる。 〔カメラ本体のメインルーチンのフローチャート〕図3
は、MCU10のメインルーチンのフローチャートであ
る。SW0がオンの状態で設定部材12が操作される
と、電源制御回路11が回路全体に電源を投入し、MC
U10の動作が開始される。
【0010】ステップ#101において、EEPROM
14に既に記憶されているデータを読み出し、MCU1
0のRAMにそのデータを転送する。具体的にはこのデ
ータは、カメラ本体を制御するための設定データや調整
データ、あるいは特殊な機能の設定データなどの読み込
みを行う。表1にEEPROMとRAMのアドレスマッ
プを示す。
【0011】
【表1】
【0012】EEPROMとRAMとのアドレスは共通
している。アドレス0番地には設定露出制御モード、ア
ドレス1番地には設定シャッタ速度、2番地は設定フィ
ルム感度のように、順番に格納する。少し飛んで、以下
の特殊な設定情報を格納する。アドレス11番地にはど
のようなアクセサリーが接続されているか等の情報を格
納する。例えばアドレス11番地のビット0が1の時に
はデータバックが装着されていることを示し、ビット1
が1の時には電子手帳によって特殊設定されていること
を示すようにしておく。アドレス12番地は段階露光時
の設定駒数であり、アドレス13番地は段階露光時の設
定ステップ数であり、アドレス14番地は段階露光時の
作動駒数である。
【0013】具体的には、アドレス12番地に5が記憶
され、アドレス13番地に1が記憶されていると設定ス
テップが0.5EVステップとなるとき、0.5EVス
テップ毎に5駒撮影される段階露光が設定されているこ
とになる。このときアドレス14番地が3であれば、段
階露光がその設定で3駒目まで終わっていることを示す
ことになる。
【0014】続いて、ステップ#102において、設定
部材12からの情報により設定データの変更を行い、ス
テップ#103において測光回路13の出力をA/D変
換する。そして、ステップ#104において、シリアル
通信端子COM1を制御してデータバック2との標準モ
ードの通信を実行する(DB通信)。ここで、データバ
ック2からは他の情報とともに段階露光の設定情報も送
られてくる。なお、標準モードと後述する特殊モードの
通信とは1バイト目のデータにより識別可能にする。
【0015】ステップ#105において、アドレスの1
2、13番地を読んで段階露光が設定されているかどう
かの判別を行う。データが0であれば非設定の場合であ
りステップ#107に進み、データが0でなければステ
ップ#106へ進む。ステップ#106において、次の
数式1で段階露光の演算を行う。
【0016】
【数1】SV ← SVM + (M−1)×S/2
− N×S ここで、SVは実際の制御に用いられるフィルム感度、
SVMは2番地で設定されている設定フィルム感度、M
はアドレス12番地の設定駒数、Sはアドレス13番地
の設定ステップ、Nはアドレス14番地の作動駒数であ
る。Nは初期値が0で、レリーズ処理が行われる都度カ
ウントアップする値で0、1、2、・・・・(M−1)まで
変化し、N=Mとなった段階でN←0とする。
【0017】例えば、M=5、S=0.5とすれば、N
=0のときはSV←SVM+1で1段アンダーな露出と
なる。そして、Nの変化に応じて、0.5EVづつオー
バー側に制御され、5駒目(N=4)はSV←SVM−
1と1段オーバーな露出となる。ステップ#107にお
いて、設定入力、測光出力、段階露光の演算結果などを
もとにアペックス演算を行い、ステップ#108におい
て、表示部15に演算結果の表示を行う。
【0018】そして、ステップ#109において、メイ
ンスイッチSW0のオン/オフを判別し、オンであれば
ステップ#110へ進み、オフしていればステップ#1
11へ進む。ステップ#110において、設定部材12
が操作されなくなってから一定時間以上経過しているか
どうかの判別を行い、一定時間以上経過していれば電源
オフするためにステップ#113へ進み、一定時間以上
経過していなければ、ステップ#102に戻り処理を繰
り返す。
【0019】ステップ#111において、アドレス11
番地のアクセサリー情報を参照する。即ち、ビット1が
1が立ち電子手帳により特殊設定がされているかどうか
の判別を行う。ビット1が1であればステップ#112
へ進み、ビット1が0であればステップ#113へ進
む。ステップ#112において、アドレス11番地から
アドレス14番地までの設定データをクリアして段階露
光の特殊設定を解除する。なお、解除するわけは、デー
タバックからの通信データによって段階露光が設定され
た場合にはダイレクトに接続しているデータバックの設
定部材22によって段階露光の設定を容易に解除可能で
ある。しかしステップ#112へ進むのは、電子手帳に
よって特殊設定がされてメインスイッチがオフとなった
場合である。そのため、電子手帳で特殊設定した場合に
はケーブル4を介して電子手帳を接続して解除しなけれ
ばならないので煩わしいため、メインスイッチのオフで
解除できるようにした。
【0020】ステップ#113において、EEPROM
14への書き込みを行う。丁度ステップ#101と逆の
動作である。即ち、MCU10のRAMの設定データを
EEPROMへ格納する。このときは、変更のあったデ
ータのみを格納するので補正レベル等の調整データなど
は転送しない。このとき、ステップ#112で設定デー
タがクリアされていれば、対応する番地に0が書き込ま
れる。また、単にステップ#110から一定の時間経過
でステップ#112へ進んだ場合や、電子手帳3による
設定でなくステップ#111からステップ#112へ進
んだ場合には、アドレス11番地からアドレス14番地
のデータはそのまま格納される。そのため、段階露光の
撮影で撮影の間隔が開く場合に電源が切れたりしたとき
など、設定データをクリアされることがなく、次の撮影
ができる。
【0021】そして、ステップ#114において、電源
制御回路11へ電源オフの信号を伝達し、ストップす
る。 〔カメラ本体のタイマー割り込み処理ルーチンのフロー
チャート〕図4は、MCU10のタイマー割り込み処理
ルーチンのフローチャートである。一定時間(例えば1
ms)間隔の割り込みで図3の処理から図4の処理に切
り替わる。
【0022】ステップ#151において、レリーズスイ
ッチSW1のオン/オフを判別し、オンしていればステ
ップ#152へ進み、オフしていればリターンして前述
した図3の処理を再開する。ステップ#152へ進む
と、アドレス12番地からアドレス14番地までのデー
タ内容をチェックして段階露光が設定されているかどう
かの判別を行い、段階露光が設定されていなければステ
ップ#154へジャンプする。段階露光の設定されてい
ればステップ#153へ進み、アドレス14番地に格納
されている作動駒数のカウントアップを行い、アドレス
12番地の設定駒数に一致すれば0に戻す。
【0023】続いて、ステップ#154において、イン
ターフェイス回路16を駆動してミラーアップ動作を行
い、以下同様にインターフェイス回路16を駆動してス
テップ#155においてステップ#107の演算結果に
基づくシャッタ制御を行い、ステップ#156において
ミラーダウン動作を行いリターンする。 〔カメラ本体のシリアル割り込み処理ルーチンのフロー
チャート〕図5は、シリアル通信端子COM0に電子手
帳3からの通信起動があるとの割り込みが入って開始す
るMCU10のシリアル割り込み処理ルーチンのフロー
チャートである。
【0024】ステップ#171においてコマンドの読み
込みを行い、ステップ#172においてそのコマンドの
判別を行う。データバックに設定(DBセット)しない
場合にはステップ#173へ進み、DBセットしない場
合にはステップ#174へ進む。ステップ#173にお
いて引き続きコマンドの判別を行い、メモリリードコマ
ンドの場合にはステップ#176へ進み、そうでない
(残りはメモリライトコマンド)場合にはステップ#1
77へ進む。
【0025】ステップ#174においてMCU10のR
AMのバッファ領域に電子手帳からのデータを読み込
み、ステップ#175においてデータバックに対して通
信を起動して手帳から送られたバッファ領域のデータを
そのままデータバックへ転送する。ステップ#176へ
進むのはメモリリードコマンドの場合で、ここでメモリ
リードコマンドに対応した制御を行う。即ち、転送され
てくるデータで指定されるアドレスのデータを電子手帳
3へ転送する。例えば、アドレス11番地を含むデータ
を転送すれば、このアクセサリー情報によって電子手帳
3はデータバックが装着されているかどうかも判断でき
る。
【0026】ステップ#177において、電子手帳3の
メモリライトコマンドに対応した制御を行う。即ち、転
送されてくるデータで指定されるアドレスのデータをそ
の後に転送されてくるデータに書き換える。具体的に
は、電子手帳3からのデータにより、アドレス11番地
からアドレス14番地に2、5、1、0のデータが書き
込まれたと仮定する。アドレス11番地のアクセサリー
情報のビット1が1となので電子手帳3から特殊設定さ
れたことがわかり、アドレス12番地の段階露光の設定
駒数が5駒であり、アドレス13番地の設定ステップは
1/2EVステップであり、アドレス14番地の作動駒
数は0にリセットされたことになる。
【0027】ステップ#175、ステップ#176、あ
るいは、ステップ#177の処理が終了すると、リター
ンして割り込み前の処理を続行する。 〔データバックのメインルーチンのフローチャート〕図
6は、データバックのMCU20のメインルーチンのフ
ローチャートである。
【0028】ステップ#201において設定部材22の
状態を判別して諸々の設定を行う。ここで、少なくとも
段階露光に関して、設定駒数M、ステップS、セット/
リセットの状態の設定を可能とする。段階露光の実際の
制御はカメラ本体で行うが、その設定をデータバック2
で行う。ステップ#202において、表示部21を駆動
して設定に応じた表示を行う。図8は、その表示例であ
る。「BKT」表示により段階露光(ブラケティング)
の設定画面であることを示し、「SET」表示により段
階露光がセット状態にあることを示す。7セグメントの
数値表示部でその内容を示し、「FRAME」表示は設
定駒数を示し、「5F」は5駒の設定を示す。また、
「STEP」表示は設定ステップ数を示し、「0.5」
で0.5EVステップであることを示す。ステップ#2
02の処理後は#201に戻り処理を繰り返す。 〔データバックのシリアル割り込み処理ルーチンのフロ
ーチャート〕図7は、MCU20のシリアル割り込み処
理ルーチンであり、COM2にカメラ本体からの通信起
動で図6の処理から切り替わる。ステップ#221にお
いて1バイト目の通信データであるコマンドを読み取
り、ステップ#222においてそのコマンドによって通
信モードの判別を行い、標準の通信モードであればステ
ップ#223へ進み、特殊な通信モードであればステッ
プ#224へ進む。
【0029】図3のステップ#104に対応する通信で
あれば、ステップ#223へ進んで標準モードの通信を
行う。このときに、ステップ#201で設定した段階露
光関連の設定データをカメラ本体へ転送することができ
る。図4のステップ#175に応答する特殊モードの通
信であれば、ステップ#224において、データバック
に対するメモリライトコマンドに応答する。即ち、電子
手帳3で設定された段階露光の設定データがカメラ本体
1経由で転送されて、その設定データをMCU20のR
AMに書き込む。RAMのアドレスは設定部材22によ
ってステップ#201で書き換えるアドレスと同じとこ
ろに当てられる。そのため、このメモリライトにより、
標準モードの通信では電子手帳3で設定された設定デー
タがデータバック2で設定されたようにカメラ本体1へ
伝達される。 〔電子手帳のメインルーチンのフローチャート〕図9
は、電子手帳のMCU30のメインルーチンのフローチ
ャートである。
【0030】ステップ#301において、設定部材32
の状態に応じて諸々の設定を行う。ここでは、少なくと
も段階露光の設定ができるものとする。そして、ステッ
プ#302において、表示部31を駆動して設定データ
に応じた表示を行う。図10はその表示例である。5駒
で0.5EVステップの段階露光が設定されている。図
2(a)で示される設定部材32の矢印キーで設定値の
選択を行い、「SET」キー、「RSET」キー、ある
いは「転送」キーで設定や解除やカメラ本体への転送を
指示する。
【0031】ステップ#303において、カメラ本体1
へ転送する状態かどうかの判別を行い、「転送」キーが
操作された後であればステップ#304へ進み、それ以
外ではステップ#301へ戻り設定/表示の処理を繰り
返す。「転送」キーが押された後ならステップ#304
において、シリアル通信端子COM3を用いてカメラ本
体に対してメモリリードの通信を起動する。カメラ本体
1はステップ#176で応答する。少なくともMCU1
0のアドレス11番地のアクセサリー情報を読み込めば
ビット0が0又は1であるか否かを判別することで、デ
ータバックの装着又は非装着がわかる。ステップ#30
5において、このビットを判別し、ビット0が1でデー
タバック(DB)の装着があればステップ#306へ進
み、ビット0が0で非装着であればステップ#307へ
進む。
【0032】ステップ#306において、シリアル通信
端子COM3を用いてカメラ本体経由のデータバックに
対するメモリライト(DBセット)を行い、段階露光の
設定を転送する。カメラ本体1はステップ#174で設
定データをバッファ領域に格納し、続くステップ#17
5でデータバックに対して通信起動して、バッファ領域
のデータをデータバック2に転送する。データバック2
はこれをステップ#224で受ける。
【0033】ステップ#307において、シリアル通信
端子COM3を用いてカメラ本体1に対するメモリライ
トを行い、段階露光の設定を転送する。カメラ本体1は
ステップ#177において設定データを直接対応するア
ドレスに格納する。ステップ#306、又はステップ#
307の処理後はステップ#301に戻り以上の処理を
繰り返す。次に、段階露光の設定と動作について説明す
る。
【0034】図2(c)で示したような通常裏蓋5付き
のカメラ本体の場合には、段階露光の設定部材がカメラ
本体1に装着されていないのでカメラ本体1を制御する
データを設定することはできない。図2(b)で示した
ようなデータバック2付きのカメラ本体の場合には、M
CU20のステップ#201において、段階露光の設定
が可能になる。そして、MCU10がステップ#104
において、COM1を用いてデータバックに対して標準
の通信を起動すると、MCU20はCOM2で受けて図
7の割り込み処理に入り、ステップ#221→ステップ
#222→ステップ#223と進んで標準通信モードの
応答をする。ここで、データバック2で設定された段階
露光の設定がカメラ本体1へ転送され、アドレス11番
地から13番地に書き込まれる。11番地のアクセサリ
ー情報のビット0は1となってデータバックによる書き
込みを示し、設定データがアドレス12番地と13番地
に書き込まれる。すると、MCU10はステップ#10
5からステップ#106に進んで段階露光の演算を行
い、以下それに基づく演算や表示を行う。
【0035】ここでレリーズされれば、段階露光の設定
がされているのでステップ#151→ステップ#152
→ステップ#153と進んで作動駒数Nのカウントアッ
プを行い、その後通常のレリーズシーケンスを行う。設
定駒数を撮りきらない状態でメインスイッチSW0をオ
フしても、アクセサリー情報のビット1は0なのでステ
ップ#109→ステップ#111→ステップ#113と
進み、ステップ#112が実行されないので設定は解除
されない。そして、ステップ#113において、作動駒
数も含めて設定データがEEPROMに書き込まれ、ス
テップ#114において電源オフする。
【0036】また、メインスイッチをオフしなくとも設
定部材12を一定時間操作しないと、ステップ#110
からステップ#113へ進み、ステップ#112が実行
されないので段階露光の設定は解除されない。よって、
いずれの場合も、再びメインスイッチがオンの状態で設
定部材12が操作されれば、電源がオンとなって処理を
再開し、作動駒数を含めて前の状態が記憶されているの
で続き動作を実行することができる。
【0037】通常裏蓋5付きのカメラ本体にケーブル4
を介して電子手帳3を接続すると、図9のステップ#3
01で設定した段階露光の設定をカメラ本体へ転送可能
となる。転送キーよってステップ#303からステップ
#304に進んでカメラ本体1に対してメモリリードを
行う。すると、カメラ本体1のMCU10は図5のCO
M0の割り込み処理はステップ#171→ステップ#1
72→ステップ#173→ステップ#176へ進んでメ
モリリードの応答を行う。よって、少なくとも、アドレ
ス11番地のアクセサリー情報をMCU30が得ると、
MCU20からMCU10へのデータ転送がないために
ビット0が0である。MCU30はステップ#305か
らステップ#307へ進んでカメラ本体1に対するメモ
リライトを行い、段階露光の設定をカメラ本体1へ転送
する。すると、MCU10は171→ステップ#172
→ステップ#173→ステップ#177へ進んでメモリ
ライトの応答を行う。ここでアドレス11番地から14
番地に設定情報の書き込みが行われる。アドレス11番
地には電子手帳3による書き込みを示すようにビット1
が1となり、14番地は最初から始められるように0が
書き込まれる。ここが常時カメラ本体と接続されるデー
タバックと異なる点である。
【0038】電池手帳3からカメラ本体1への転送が終
了すると、カメラ本体1で段階露光が実行可能となる。
設定データの変更などで再び転送キーを操作しない限
り、電子手帳3からカメラ本体1への転送は実行しな
い。よって、ケーブル4はじゃまなので外して撮影を行
うことになる。この形態は図2(c)の通常裏蓋付きの
カメラ本体そのものであるが、電子手帳3で設定した段
階露光の設定がアドレス12番地から14番地に記憶さ
れているので図3のステップ#105からステップ#1
06へ進んで、データバック付きの場合と同様に、段階
露光の演算が可能となる。
【0039】設定駒数を撮り切らない状態でメインスイ
ッチSW0をオフすると、アクセサリー情報のビット1
は今度は1なので、ステップ#109→ステップ#11
1→ステップ#112と進み、ステップ#112の実行
により段階露光の設定が解除され、作動駒数も0とな
る。そして、ステップ#113において、作動駒数も含
めて設定値が解除された状態でEEPROMに書き込ま
れ、ステップ#114において電源オフする。
【0040】一方、メインスイッチをオフしないで設定
部材12を一定時間操作しなくなった場合には、ステッ
プ#110からステップ#113へ進み、ステップ#1
12は実行されないので段階露光は解除されない。よっ
て、メインスイッチをオフしないまま再び設定部材12
が操作されて電源がオンとなって処理を再開すると、作
動駒数を含めて前の状態が残っているので続きを実行で
きる。一方、メインスイッチをオフして電源をオフさせ
た場合には、再びメインスイッチがオンの状態で設定部
材12を操作させて電源がオンになった時、段階露光の
設定が解除されているので、図3のフローはステップ#
105からステップ#106へ進み段階露光の演算は行
われない。電源をオフさせるとき、この2つの方法を使
い分ければ、使い易くなる。単に段階露光の設定を解除
するためにいちいちケーブルと電子手帳をつなぐのは煩
わしいが、メインスイッチをオフさせるだけなら非常に
簡単だからである。
【0041】データバック2付きのカメラ本体1にケー
ブル4を介して電子手帳3を接続すると、段階露光の設
定がデータバック2と電子手帳3のどちらでも可能とな
る。わざわざ電子手帳3の接続したのだから電子手帳で
設定する場合を説明する。転送キーよってステップ#3
03からステップ#304に進んで、カメラ本体1に対
してメモリリードを行うと、アドレス11番地のアクセ
サリー情報をMCU30が得る。データバック付きのた
めに、段階露光の設定に関わらず、MCU20からMC
U10へのデータ転送が成立するとアクセサリー情報の
ビット0が1となり、MCU30はデータバックの存在
を知ることができる。従って、ステップ#305からス
テップ#306へ進んでカメラ本体1経由でのデータバ
ック2に対するメモリライトを行う。すると、MCU1
0はステップ#171→ステップ#172→ステップ#
174へ進んで設定データをバッファ領域に格納し、ス
テップ#175へ進んでデータバック2に対する特殊通
信の起動を行う。すると、MCU20のシリアル割り込
み処理はステップ#222からステップ#224へ進ん
でメモリライトの応答を行う。ここで、電子手帳3の設
定した段階露光の設定がMCU20がステップ#201
で設定する場合と同一のアドレスに書き込まれる。
【0042】つまり、MCU30は段階露光の設定をカ
メラ本体1経由でデータバック2へ転送したことにな
る。このことは、その前にMCU20の段階露光の設定
があっても同じで、上書きされることになる。その後、
カメラ本体1とデータバック2の通常の通信が行われる
と、データバック2付きカメラ本体1の場合で説明した
通り、電子手帳3で設定したデータがデータバック自身
の設定としてカメラ本体1へ転送され、アドレス11番
地から13番地に設定データの書き込みが行われる。ア
ドレス11番地にはデータバック2による設定であるこ
とを示すようにビット0が1となるが、ビット1が0と
なり電子手帳3による書き込みは示さない。アドレス1
4番地は最初から始められるように0にするのはデータ
バックのリセット機能を用いる。
【0043】メインスイッチをオフしたときの段階露光
の設定は、アクセサリー情報のビット1が0なのでステ
ップ#111からステップ#113へジャンプしてデー
タバック2のみが装着されたカメラ本体1と同一の動作
を行う。このように、同一な機能をデータバック2と電
子手帳3の両方で実現しているのは、図8と図10との
比較でわかるように、電子手帳3による図10の表示の
ほうがわかりやすいからである。一方、撮影時の操作性
ではデータバック付きのほうが勝る。両者の長所をそれ
ぞれ生かしたいためである。
【0044】なお、本実施例では、アクセサリー側から
設定する内容として段階露光を例として説明したが、本
発明の実施例はこれに限らず、スピードライトブラケッ
テング、調光補正等であってもよいことは明かである。
また、本実施例では、データバックと電子手帳の2つの
アクセサリーの場合を説明したが、アクセサリーが3以
上てあっても同様である。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、2つのア
クセサリーによってカメラ本体を制御する共通のデータ
設定が行われても、一方のアクセサリーによって他方の
アクセサリーの設定データも変更させられるため、カメ
ラ本体の動作に矛盾が生じることなく制御が可能であ
る。また、制御に用いる領域は共通に用いるのでカメラ
本体の負担もかからない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例のブロック図である。
【図2】実施例の外観図である。
【図3】MCU10のメインルーチンのフローチャート
である。
【図4】MCU10のタイマー割り込み処理ルーチンの
フローチャートである。
【図5】MCU10のシリアル割り込み処理ルーチンの
フローチャートである。
【図6】MCU20のメインルーチンのフローチャート
である。
【図7】MCU20のシリアル割り込み処理ルーチンで
ある。
【図8】データバック2の表示部21の表示例である。
【図9】MCU30のメインルーチンのフローチャート
である。
【図10】電子手帳3の表示部の表示例である。
【符号の説明】
SW0 メインスイッチ SW1 レリーズスイッチ 1 カメラカメラ本体 2 データバック 3 電子手帳 4 接続ケーブル 5 通常裏蓋 10 マイクロコンピュータ(MCU) 11 電源制御回路 12 設定部材 14 不揮発性記憶回路(EEPROM) 15 表示部 20、30 マイクロコンピュータ(MCU) 21、31 表示部 22、32 設定部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラ本体に着脱可能であって、該カメラ
    本体を制御する設定データをカメラ本体に転送可能な2
    つのアクセサリーと、 一方のアクセサリーによって前記カメラ本体に前記設定
    データを転送する際には、他方のアクセサリーにも前記
    設定データを転送する転送手段とを有することを特徴と
    するカメラのデータ設定システム。
JP4220266A 1992-08-19 1992-08-19 カメラのデータ設定システム Pending JPH0667248A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4220266A JPH0667248A (ja) 1992-08-19 1992-08-19 カメラのデータ設定システム
US08/359,017 US5568224A (en) 1992-08-19 1994-12-19 System for setting data of a camera

Applications Claiming Priority (1)

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