JPH0667212U - エアバックシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、車両衝突時にセカンドシート
以後のシートの乗員を保護することにある。 【構成】セカンドシート５以降のシートの前後にエアバ
ック７，８を装備し、車両１の衝突時該エアバック７，
８を膨張させて、該セカンドシート５の乗員Ｐ’を保護
する

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は自動車等の車両に装備され衝突時に乗員を保護するエアバックシステ ムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は図３に示すように自動車(1) 等の車両にあってはドライバーズシート(2 ) の前方のステアリングホイール(3) 内あるいはアシストシートの前方のインス トルーメントパネル内にエアバック(4) が装備されているが、セカンドシート以 後のシートの前方にはエアバックが装備されていなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

したがって従来ではドライバーズシート(2) やアシストシート等のフロントシ ートの乗員Ｐは、衝突時にエアバック(4) によって保護されるが、セカンドシー ト以後のシートの乗員は衝突時にエアバックによって保護されないと云う問題点 があった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記従来の課題を解決するための手段として、車両(1) のセカンドシ ート(5) 以後のシートの前方にエアバック(7) を装備したエアバックシステムを 提供し、更に該エアバック(7) は該シート(5) の乗員Ｐ' を感知した状態で所定 以上の衝撃が及ぼされた場合に作動するエアバックシステムを提供するものであ る。

【０００５】

【作用】

車両(1) の衝突時に所定以上の衝撃が及ぼされると、フロントシート(2) のみ ならず、セカンドシート(5) 以後のシートの前方に装備されているエアバック(7 ,8) も膨張してセカンドシート(5) 以降の乗員Ｐ' を保護する。

【０００６】

【実施例】

本考案を図１および図2 に示す一実施例によって説明すれば、自動車(1) には フロントシート（ドライバーズシート）(2) およびその後方にセカンドシート(5 ) が設置され、該フロントシート(2) の乗員Ｐを保護するために、ステアリング ホイール(3) 内にエアバック(4) が装備され、セカンドシート(5) の乗員Ｐ' を 保護するためにフロントシート(2) の背もたれ部(2A)内およびリヤパーセル(6) 内にエアバック(7,8) が装備されている。

【０００７】 上記エアバック(7,8) にあっては送風ポンプ(9) を作動せしめる制御器(10)は セカンドシート(5) の座部(5B)に内蔵せしめられているロードセル等の乗員セン サー(11)および加速センサー等の衝撃センサー(12)と連絡している。

【０００８】 上記構成においてはセカンドシート(5) に乗員Ｐ' が坐った時、乗員センサー (11)がこれを感知し、車両(1) の衝突により所定の衝撃（加速度）以上の衝撃が 及ぼされた場合には衝撃センサー(12)によりこれを感知し、フロントシート(2) のエアバック(4) が膨張し、更に制御器(10)によって送風ポンプ(9) が作動して エアバック(7,8) が膨張して乗員Ｐ' を前後から保護する。

【０００９】

【考案の効果】

したがって本考案においては、車両衝突時にフロントシートの乗員のみならず セカンドシート以後の乗員も保護される。

【図面の簡単な説明】

図１および図２は本考案の一実施例を示すものである。

【図１】車両内模式図

【図２】エアバック作動回路図

【図３】従来の車両前部模式図

【符号の説明】

1 自動車（車両） 5 セカンドシート 7,8 エアバック 9 送風ポンプ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】車両のセカンドシート以後のシートの前方
   にエアバックを装備したことを特徴とするエアバックシ
   ステム
2. 【請求項２】該エアバックは該シートの乗員を感知した
   状態で所定以上の衝撃が及ぼされた場合に作動する請求
   項１に記載のエアバックシステム