JP3385830B2 - 自動車用エアバッグ作動制御装置 - Google Patents

自動車用エアバッグ作動制御装置

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JP3385830B2
JP3385830B2 JP31686595A JP31686595A JP3385830B2 JP 3385830 B2 JP3385830 B2 JP 3385830B2 JP 31686595 A JP31686595 A JP 31686595A JP 31686595 A JP31686595 A JP 31686595A JP 3385830 B2 JP3385830 B2 JP 3385830B2
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    • B60R21/01Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用エアバッ
グ作動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用エアバッグ作動制御装置
としては、例えば図7及び図8に示すものや、図9及び
図10に示すもの(ルクセンブルグ(LUXEMBOURG)特許
公開番号88547号公報参照)に示すようなものがあ
る。
【0003】即ち、図7及び図8に示す自動車用エアバ
ッグ作動制御装置の第1従来例によれば、ステアリング
ホイール1のボス2に設けた運転席用エアバッグ3と、
助手席4の前側に位置するインストルメントパネル5の
部位としてのグローブボックス6上部に配される「エア
バッグ」としての助手席用エアバッグ7及び運転席8の
シートバック9の頂部後部側に設けた「エアバッグ」と
しての後席用エアバッグ10と、急激な減加速度を検知
した時に衝突検知信号を発する衝突センサ11と、前記
運転席用エアバッグ3内にガスを封入可能とした運転席
用インフレータ12と、前記助手席用エアバッグ7内に
ガスを封入可能とした助手席用インフレータ13と、後
席用エアバッグ10内にガスを封入可能とした後席用イ
ンフレータ14と、前記衝突センサ11よりの衝突検知
信号を受信したことにより前記運転席用インフレータ1
2,助手席用インフレータ13そして後席用インフレー
タ14夫々の点火を制御する制御手段としてのエアバッ
グ展開コントロールユニット15と、前記助手席用イン
フレータ13及び後席用インフレータ14と前記エアバ
ッグ展開コントロールユニット15間の接続を離接可能
なるようにした手動カットオフスイッチ16と、該手動
カットオフスイッチ16がオンになることで点灯するカ
ットオフ状態モニターワーニング17とを少なくとも備
えてなる。
【0004】符号18は、前記手動カットオフスイッチ
16を作動して、前記助手席用インフレータ13及び後
席用インフレータ14と前記エアバッグ展開コントロー
ルユニット16間の接続を離す。所謂オフ状態にした時
に、接続される不作動時用ダミーインフレータである。
【0005】かかる第1従来例によれば、乗員が助手席
4及び/又は後席19に着座しない時には、前記手動カ
ットオフスイッチ16をオフ状態に作動させることで、
急激な減加速度を衝突センサ11が検知して衝突検知信
号を発しても、前記助手席用インフレータ13及び後席
用インフレータ14と前記エアバッグ展開コントロール
ユニット15間がオフ状態であるから、助手席用インフ
レータ13及び後席用インフレータ14には電流が流れ
ず作動しないため、助手席4の前側に位置するインスト
ルメントパネル5に配される助手席用エアバッグ7及び
運転席8のシートバック9の頂部後部側に設けた後席用
エアバッグ10夫々が膨脹しないことになる。
【0006】このため、急激な減加速度により運転席用
エアバッグ3が二点鎖線で示すように膨脹しても、助手
席用エアバッグ7及び後席用エアバッグ10は二点鎖線
で示すようには膨脹しないので、交換をする必要がある
のは運転席用エアバッグ3のみで良く、その分、自動車
の保全の費用が少なくて済むことになる。
【0007】図9及び図10に示す自動車用エアバッグ
作動制御装置の第2従来例によれば、ステアリングホイ
ール1のボス2に設けた運転席用エアバッグ3と、助手
席4の前側に位置するインストルメントパネル5の部位
としてのグローブボックス6(図8参照)上部に配され
る「エアバッグ」としての助手席用エアバッグ7及び運
転席8のシートバック9の頂部後部側に設けた「エアバ
ッグ」としての後席用エアバッグ10と、急激な減加速
度を検知した時に衝突検知信号を発する衝突センサ11
と、前記運転席用エアバッグ3内にガスを封入可能とし
た運転席用インフレータ12と、前記助手席用エアバッ
グ7内にガスを封入可能とした助手席用インフレータ1
3と、前記後席用エアバッグ10内にガスを封入可能と
した後席用インフレータ14と、前記衝突センサ11よ
りの衝突検知信号を受信したことにより前記運転席用イ
ンフレータ12,助手席用インフレータ13そして後席
用インフレータ14夫々の点火を制御する制御手段とし
てのエアバッグ展開コントロールユニット15と、前記
助手席用インフレータ13及び後席用インフレータ14
と前記エアバッグ展開コントロールユニット15間の接
続を離接可能なるようにしたカットオフ診断ユニット2
0と、該カットオフ診断ユニット20がオンになること
で点灯するカットオフ状態モニターワーニング17とを
少なくとも備えてなる。
【0008】前記カットオフ診断ユニット20には、チ
ャイルドシート21内にトランスポンダ22を備え、該
チャイルドシート21を自動車の後ろ向きに助手席4及
び/又は後席19に配設したことを確実に判定するため
に前記トランスポンダ22の位置により検知する感圧セ
ンサー24,25,26,27を助手席4及び後席19
内に夫々複数配設してなる。
【0009】かかる第2従来例によれば、前記チャイル
ドシート21を自動車の後ろ向きに向けて助手席4及び
/又は後席19に配設したことにより、該チャイルドシ
ート21内のトランスポンダ22により助手席4及び/
又は後席19に配設した感圧センサー24,・・が該チ
ャイルドシート21の存在を検知して、カットオフ診断
ユニット20をオフ状態に作動させることで、急激な減
加速度を衝突センサ11が検知して衝突検知信号を発し
ても、前記助手席用インフレータ13及び後席用インフ
レータ14と前記エアバッグ展開コントロールユニット
15間がオフ状態であるから、助手席用インフレータ1
3及び後席用インフレータ14には電流が流れず作動し
ないため、助手席4の前側に位置するインストルメント
パネル5に配される助手席用エアバッグ7及び運転席8
のシートバック9の頂点後部側に設けた後席用エアバッ
グ10夫々が膨脹しないことになる。
【0010】このため、急激な減加速度により運転席用
エアバッグ3が図9に二点鎖線で示すように膨脹して
も、助手席用エアバッグ7及び後席用エアバッグ10は
二点鎖線で示すように膨脹しないので、交換をする必要
があるのは運転席用エアバッグ3のみで良く、その分、
自動車の保全の費用が少なくて済むことになる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、前記第1
従来例によれば、乗員が助手席4及び/又は後席19に
着座しないか或いはチャイルドシートなどを乗せる時に
は、前記手動カットオフスイッチ16をオフ状態に作動
させる必要があり、該作動を忘れないように別の警告手
段が必要であり、その分原価高騰の一原因になるおそれ
があり、改善が望まれている。
【0012】また、前記第1従来例によれば、前記手段
カットオフスイッチ16によって前記助手席用インフレ
ータ13,後席用インフレータ14と前記不作動時用ダ
ミーインフレータ18との間と前記エアバッグ展開コン
トロールユニット15との間のラインが切り換わるた
め、接続信頼性が低下しないようなラインにする必要が
あり、その分原価高騰の一原因になるおそれがあり、改
善が望まれている。
【0013】又、前記第2従来例によれば、前記カット
オフ診断ユニット20が、前記チャイルドシート21内
にトランスポンダ22,助手席4及び/又は後席19内
に感圧センサー24,25,26,27を複数配設する
必要があり、その分原価高騰の一原因になるおそれがあ
り、改善が望まれている。
【0014】そこで、本発明は、以上のような点に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、チャイル
ドシートが自動車後ろ向きに配置した時には、安価な手
段で第2エアバッグの膨脹を阻止できる自動車用エアバ
ッグ作動制御装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、インストルメントパネルの助
手席の前側部及び/又は後部側に設けたエアバッグと、
急激な減加速度を検知した時に衝突検知信号を発する衝
突センサと、前記エアバッグ内にガスを封入可能とした
インフレータと、前記衝突センサよりの衝突検知信号を
受信したことにより前記インフレータの点火を制御する
制御手段とを少なくとも備えてなる自動車用エアバッグ
作動制御装置において、前記制御手段には、前記助手席
及び/又ダッシュパネル後部にチャイルドシートを自動
車後ろ向きに配設した時にのみオンする常開接点と、該
常開接点がオンしたときに前記インフレータを点火させ
ないように制御するカット手段とよりなり、前記制御手
段は、前記助手席及び/又は後席より出没自在なるよう
に配設されたベース部材の所定の位置に配された常開接
点と、前記チャイルドシートの所定の位置に配され且つ
該チャイルドシートが自動車後ろ向きになるよう前記ベ
ース部材に配設した時にのみ前記常開接点を閉じさせる
可動手段とよりなり、前記制御手段の常開接点は、前記
ベース部材上に配設したチャイルドシートの可動レール
が嵌挿自在なる固定レール内に配され且つ該可動レール
の一部より突出された前記可動手段により押された時移
動して固定接点に閉じるプランジャにより可動自在な
ようにしたことを特徴とする。
【0016】従って、請求項1によれば、前記助手席及
び/又は後席にチャイルドシートを自動車後ろ向きに配
設した場合には、制御手段の常開接点がオン信号を発す
るので、自動車の衝突など急激な減加速度が自動車に発
生しても、制御手段のカット手段によりインフレータの
みを点火させず、エアバッグが不作動状態に保持され、
かかる手段が助手席及び/又は後席にチャイルドシート
を自動車後ろ向きに配設することで可能になるので信頼
性が著しく増大し、安価な手段で提供できることにな
る。
【0017】
【0018】又、前記助手席及び/又は後席よりベース
部材を突出して、チャイルドシートを自動車後ろ向きに
前記ベース部材に配設させるだけで、前記ベース部材の
常開接点が可動手段により閉じ、チャイルドシートが配
設されたことを示す信号を発するので、自動車の衝突な
ど急激な減加速度が自動車に発生しても、エアバッグ展
開コントロールユニットのカット手段によりインフレー
タのみを点火させないことの信頼性が高まることにな
る。
【0019】
【0020】更に、前記チャイルドシートを自動車の前
側に向けて配設すれば、前記制御手段の可動手段が常開
接点を閉じず、前記チャイルドシートを自動車の後ろ向
きに配設すれば、それだけで、前記制御手段の可動手段
が常開接点を閉じることができることになる。
【0021】請求項2の発明は、請求項1記載の自動車
用エアバッグ作動制御装置であって、前記可動レール
は、前記チャイルドシートとは別体に形成されてなると
共に該チャイルドシートに着脱自在なることを特徴とす
る。
【0022】従って、請求項2によれば、既に入手済み
の前記チャイルドシートにも前記制御手段の常開接点を
閉じるよう前記可動手段を可動させ得る前記可動レール
を後取付が可能になる。
【0023】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の自動車用エアバッグ作動制御装置であって、前記
制御手段には、前記常開接点がオンしたことにより前記
カット手段が作動したことを示すカットオフ状態モニタ
ーワーニングを備えてなるようにしたことを特徴とす
る。
【0024】従って、請求項3によれば、前記助手席及
び/又は後席にチャイルドシートを自動車後ろ向きに配
設した時に前記制御手段の前記常開接点が確実にオンし
たことを乗員に対して知らせるので、装置に対する信頼
性が増加することになるし、前記助手席及び/又は後席
への前記チャイルドシートの配設作業が不確かな場合の
検知にもなり、その点でも、装置に対する信頼性が増加
することになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面と共に説明する。
【0026】図1乃至図6は、本発明の第1の実施形態
に係る自動車用エアバッグ作動制御装置を示している。
図7乃至図10に示した従来例と同一部材は、同一符号
を付して、説明する。
【0027】即ち、自動車用エアバッグ作動制御装置
は、ステアリングホイール1のボス2に設けた運転席用
エアバッグ3と、助手席4の前側に位置するインストル
メントパネル5の部位としてのグローブボックス6上部
に配される「エアバッグ」としての助手席用エアバッグ
7及び助手席4、運転席8のシートバック9の頂部後部
側に設けた「エアバッグ」としての後席用エアバッグ1
0と、急激な減加速度を検知した時に衝突検知信号を発
する衝突センサ11と、前記運転席用エアバッグ3内に
ガスを封入可能とした運転席用インフレータ12と、前
記助手席用エアバッグ7内にガスを夫々封入可能とした
助手席用インフレータ13と、後席用エアバッグ10内
にガスを封入可能とした後席用インフレータ14と、前
記衝突センサ11よりの衝突検知信号を受信したことに
より前記運転席用インフレータ12及び助手席用インフ
レータ13と後席用インフレータ14との点火を制御す
る制御手段としてのエアバッグ展開コントロールユニッ
ト30と、該エアバッグ展開コントロールユニット30
がオンになることで点灯するカットオフ状態モニターワ
ーニング14とを少なくとも備えてなる。
【0028】前記後席用エアバッグ10は、前記助手席
4,運転席8の双方のシートバック9の頂部後部側に設
けた例として説明したが、前記助手席4或いは運転席8
の何れかに設けられるものでも良い。
【0029】前記エアバッグ展開コントロールユニット
30には、前記助手席4及び/又は後席19にチャイル
ドシート21を図2に示すように、自動車後ろ向きRR
に配設した時にのみオンする常開接点31と、該常開接
点31がオンした時に前記助手席用インフレータ13と
後席用インフレータ14のみを点火させないように制御
するカット手段32とを少なくとも備えてなる。
【0030】前記常開接点31は、ベース部材33の固
定レール34,34の一方の所定の前後位置に配されて
なる。
【0031】前記ベース部材33は、前記助手席4のシ
ートバック9及び後席19のシートバック35夫々の下
部側を中心に軸36により回転して出没自在なるように
配設されてなり、突出した状態で前記助手席4のシート
クッション37及び後席19のシートクッション38夫
々の上に配される。
【0032】前記固定レール34,34は、前記チャイ
ルドシート21の可動レール40,40が前後に摺動自
在なるよう前記ベース部材33の両側部33a,33a
に、前後に長尺状かつ並列状に配設されてなる。
【0033】前記チャイルドシート21の可動レール4
0,40は、該チャイルドシート21の両側部21a,
21aに配設されてなり、前後に長尺状をなす。
【0034】前記チャイルドシート21を図2に示すよ
うに自動車後ろ向きRRに配設した時にのみ、前記常開
接点31に接触して前記常開接点31を閉じさせるよう
に、該可動レール40,40の一方の所定の前後位置
に、可動手段41が配されてなる。
【0035】該可動手段41は、図4に示すように、前
記チャイルドシート21の前後の何れかに偏った位置、
本実施例では前記チャイルドシート21そのものの前側
に形成され、所定の作動幅41aをもってなる。
【0036】前記常開接点31について、更に詳細に説
明すると、前記ベース部材33上に配設したチャイルド
シート21の可動レール40,40が嵌挿自在なる固定
レール34,34内に配され且つ該可動レール40の可
動手段41によって押されたプランジャ42により押さ
れる可動接点43と、該可動接点43が押された時のみ
移動して閉じられる固定接点44とよりなる。
【0037】前記カット手段32は、該常開接点31の
固定接点44に可動接点43がオンした時に短絡して、
前記エアバッグ展開コントロールユニット30に助手席
用インフレータ13と後席用インフレータ14のみを点
火させないように制御する信号を発信する。
【0038】符号45は、前記固定レール34,34の
一方内に形成された前記可動手段41を受容する凹部4
6内に、前記プランジャ42を突出させる巻コイル状の
スプリングである。
【0039】符号47は、前記チャイルドシート21を
前記助手席4及び/又は後席19に支持するためのウエ
ビング48を通過させるよう前記チャイルドシート21
に形成された貫通穴である。
【0040】以上のように、かかる自動車用エアバッグ
作動制御装置にあって、前記助手席4及び/又は後席1
9よりベース部材33に突出して、チャイルドシート2
1を自動車の「後ろ向き」RRに前記ベース部材33に
配設させれば、それだけで、制御手段としてのエアバッ
グ展開コントロールユニット30の常開接点31が可動
手段41により閉じ、チャイルドシート21が配設され
たことを示すオン信号が発するので、自動車の衝突など
急激な減加速度が自動車に発生しても、エアバッグ展開
コントロールユニット30のカット手段32により助手
席用インフレータ13と後席用インフレータ14のみを
点火させず、助手席用エアバッグ7及び後席用エアバッ
グ10が不作動状態に保持されることの信頼性が高まる
ことになる。
【0041】また、前記助手席4及び/又は後席19よ
りベース部材33を突出しても、前記チャイルドシート
21を自動車の「前向き」FRに前記ベース部材33に
配設させると、前記ベース部材33の常開接点31と可
動手段41とが接触せず、チャイルドシート21が配設
されたことを示す信号が発しないことになり、万が一、
自動車の衝突など急激な減加速度が自動車に発生した場
合、エアバッグ展開コントロールユニット30のカット
手段32が不作動であるから、助手席用インフレータ1
3と後席用インフレータ14は展開可能状態である。
【0042】また、前記助手席4及び/又は後席19に
チャイルドシート21を自動車の「後ろ向き」RRに配
設した時には、前記制御手段としてのエアバッグ展開コ
ントロールユニット30の前記常開接点31が確実にオ
ンしたことにより、カットオフ状態モニターワーニング
14が点灯して、前記常開接点31が確実にオンしたこ
とを乗員に対して知らせるので、装置に対する信頼性が
増加することになるし、前記助手席4及び/又は後席1
9への前記チャイルドシート21の配設作業が不確かな
場合の検知にもなり、その点でも、装置に対する信頼性
が増加することになる。
【0043】図6は、本発明の第2の実施形態に係る自
動車用エアバッグ作業制御装置を示している。
【0044】この実施形態の第1の実施形態との最も異
なる点は、可動レール51が前記チャイルドシート21
とは別体に形成されてなると共に該チャイルドシート2
1にボルト21により着脱自在なることである。
【0045】該可動レール51には、可動手段41が配
されてなることは同一である。
【0046】従って、既に入手済みの可動レール40の
配設されていない前記チャイルドシート21にも、前記
常開接点31を閉じるよう前記可動手段41を稼動させ
得る前記可動レール51の後取付が可能になる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の発明によれば、前記助手席及び/又は後席にチャイ
ルドシートを自動車後ろ向きに配設した場合には、制御
手段の常開接点がオン信号を発し、自動車の衝突など急
激な減加速度が自動車に発生しても、制御手段のカット
手段によりインフレータを点火させず、エアバッグが不
作動状態に保持され、かかる手段が助手席及び/又は後
席にチャイルドシートを自動車後ろ向きに配設すること
で可能になるので信頼性が著しく増大し、安価な手段で
提供できることになる。また、前記助手席及び/又は後
席よりベース部材を突出して、チャイルドシートを自動
車後ろ向きに前記ベース部材に配設させるだけで、前記
ベース部材の常開接点が可動手段により閉じ、チャイル
ドシートが配設されたことを示す信号を発するので、信
頼性が高まることになる。更に、前記チャイルドシート
を自動車の前側に向けて配設すれば、前記制御手段の可
動手段が常開接点を閉じず、前記チャイルドシートを自
動車の後ろ向きに配設すれば、それだけで、前記制御手
段の可動手段が常開く接点を閉じることができることに
なる。
【0048】
【0049】
【0050】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果に加え、既に入手済みの前記チャイルドシートにも
前記制御手段の常開接点を閉じるよう前記可動手段を可
動させ得る前記可動レールを後取付が可能になる。
【0051】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2記載の効果に加え、前記助手席及び/又は後席に
チャイルドシートを自動車後ろ向きに配設した時に前記
制御手段の前記常開接点が確実にオンしたことを乗員に
対して知らせるので、装置に対する信頼性が増加するこ
とになるし、前記助手席及び/又は後席への前記チャイ
ルドシートの配設作業が不確かな場合の検知にもなり、
その点でも、装置に対する信頼性が増加することにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態にかかる自動車用エ
アバッグ作動制御装置の斜視説明図である。
【図2】図1の側面説明図である。
【図3】図2のSA−SA線に沿う断面説明図である。
【図4】図2のチャイルドシートの平面説明図である。
【図5】この発明の第1の実施形態にかかる自動車用エ
アバッグ作動制御装置の回路模式図である。
【図6】この発明の第2の実施形態にかかる自動車用エ
アバッグ作動制御装置のチャイルドシートの側面図であ
る。
【図7】第1従来例の図5相当図である。
【図8】図7の図1相当図である。
【図9】第2従来例の図5相当図である。
【図10】図9のチャイルドシートの断面説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 ステアリングホイールのボス 3 運転席用エアバッグ 4 助手席 5 インストルメントパネル 7 「エアバッグ」としての助手席用エアバッグ 8 運転席 9 助手席及び運転席のシートバック 10 「エアバッグ」としての後席用エアバッグ 11 衝突センサ 12 運転席用インフレータ 13 助手席用インフレータ 14 後席用用インフレータ 15 制御手段としてのエアバッグ展開コントロールユ
ニット 16 手動カットオフスイッチ 17 カットオフ状態モニターワーニング 19 後席 20 カットオフ診断ユニット 21 チャイルドシート 30 制御手段としてのエアバッグ展開コントロールユ
ニット 31 制御手段の常開接点 32 制御手段のカット手段 33 ベース部材 34 ベース部材の固定レール 35 後席のシートバック 36 軸 37 助手席のシートクッション 38 後席のシートクッション 40 チャイルドシートの可動レール 41 可動手段 42 プランジャ 43 常開接点の可動接点 44 常開接点の固定接点 51 チャイルドシートの可動レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 21/16 - 21/32

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インストルメントパネルの助手席の前側
    部及び/又は後部側に設けたエアバッグと、急激な減加
    速度を検知した時に衝突検知信号を発する衝突センサ
    と、前記エアバッグ内にガスを封入可能としたインフレ
    ータと、前記衝突センサよりの衝突検知信号を受信した
    ことにより前記インフレータの点火を制御する制御手段
    とを少なくとも備えてなる自動車用エアバッグ作動制御
    装置において、 前記制御手段には、前記助手席及び/又は後席にチャイ
    ルドシートを自動車後ろ向きに配設した時にのみオンす
    る常開接点と、該常開接点がオンした時に前記インフレ
    ータを点火させないように制御するカット手段とよりな
    り、 前記制御手段は、前記助手席及び/又は後席より出没自
    在なるように配設されたベース部材の所定の位置に配さ
    れた常開接点と、前記チャイルドシートの所定の位置に
    配され且つ該チャイルドシートが自動車後ろ向きになる
    よう前記ベース部材に配設した時にのみ前記常開接点を
    閉じさせる可動手段とよりなり、 前記制御手段の常開接点は、前記ベース部材上に配設し
    たチャイルドシートの可動レールが嵌挿自在なる固定レ
    ール内に配され且つ該可動レールの一部より突出された
    前記可動手段により押された時移動して固定接点に閉じ
    るプランジャにより可動自在な るようにしたことを特徴
    とする自動車用エアバッグ作動制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用エアバッグ作動
    制御装置であって、前記可動レールは、前記チャイルドシートとは別体に形
    成されてなると共に該チャイルドシートに着脱自在な
    ようにしたことを特徴とする自動車用エアバッグ作動制
    御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の自動車用エ
    アバッグ作動制御装置であって、前記制御手段には、前記常開接点がオンしたことにより
    前記カット手段が作動したことを示すカットオフ状態モ
    ニターワーニングを備えてなるようにした ことを特徴と
    する自動車用エアバッグ作動制御装置。
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