JPH066697B2 - 感圧接着剤 - Google Patents

感圧接着剤

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JPH066697B2
JPH066697B2 JP29865485A JP29865485A JPH066697B2 JP H066697 B2 JPH066697 B2 JP H066697B2 JP 29865485 A JP29865485 A JP 29865485A JP 29865485 A JP29865485 A JP 29865485A JP H066697 B2 JPH066697 B2 JP H066697B2
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JP
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weight
pressure
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silica gel
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努 酒井
嘉彦 坂梨
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Toppan Moore Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、情報がプリントされる用紙、帳票等のプリ
ント用フォームの所定部分にあらかじめ塗布しておき、
プリント後接着剤の接着条件である圧を付与してプリン
ト用フォームを綴じ合わせるための感圧接着剤に関する
ものであり、封筒作成時における封緘用の接着剤、はが
き、カード等の作成時における貼り合わせ用の接着剤、
あるいは冊子等の綴じ合わせ用の接着剤として使用する
ものである。
[従来技術とその問題点] 従来、用紙、帳票等の各種プリント用フォームを接着す
るための感圧接着剤として、天然ゴム、合成ゴム、合成
樹脂等を主成分とするものがあり、目的に応じて種々選
択され使用されていた。
近年、ノンインパクトプリンタと称せられるプリンタが
多く使用され始め、このノンインパクトプリンタの一種
で電子写真記録方式を採用しているプリンタではトナー
の定着を加熱圧着によって行なっているため、熱可塑性
の合成ゴム、合成樹脂を主成分とする感圧接着剤では、
プリンタ内で接着剤が軟化してしまい軟化した接着剤が
プリンタに付着する等の事故も発生し不都合なものであ
った。
また、天然ゴムを主成分とする感圧接着剤は、接着剤の
表面強度が低いためにプリンタ内に接着剤が付着しプリ
ンタを損傷する等の事故も発生する等不都合なものであ
った。
さらに、上記、従来の感圧接着剤はプリント用フォーム
に塗布し使用した場合、接着性、耐熱性、耐ブロッキン
グ性、保存安定性においても満足するものではなかっ
た。
[問題点を解決するための手段] 本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、特定範囲のスチレ
ン比率からなるSBRラテックスにシリカゲルを特定割
合で添加することにより、所期の目的を達成することの
できる感圧接着剤が得られることを見い出し、本発明を
完成するに至ったものである。
本発明においては、SBR中のスチレン比率が50〜75
%、好ましくは60〜70%のSBRラテックス100重量部
に平均粒径20μ以下、好ましくは1〜10μ、より好まし
くは2〜6μのシリカゲルを5〜40重量部、好ましくは
15〜30重量部添加することにより、接着力、耐熱性、耐
摩耗性、耐ブロッキング性、保存安定性を飛躍的に向上
させ、従来の感圧接着剤に比べてより優れた性能を持つ
感圧接着剤を得ることができた。
本発明におけるSBRラテックスおよびシリカゲルは、
実施例においても記載している如く、種々のスチレン比
率、粒径かなるものが適用でき、スチレン比率60〜70%
のSBRラテックス100重量部に平均粒径1〜10μのシ
リカゲルを15〜30重量部添加したものは、接着性におい
て特に優れており、郵送用封筒、はがき、各種カードに
用いるのに適しているものであり、その他実施例で記載
した感圧接着剤も用紙、帳票の接着、綴じ合わせ用途に
基づいて有益に使用できるものである。
SBRラテックスを感圧接着剤として用紙に塗布し乾燥
した後、接着剤同志を対接させ加圧しても、接着性は弱
いものであり、本発明のスチレン比率が50〜75%のSB
Rラテックスも同様にそれ自体では接着性が弱いもので
あるが、本発明の感圧接着剤はシリカゲルをSBRラテ
ックス100重量部に対し、5〜40重量部添加することに
より感圧接着剤としての有効な諸性能を発揮するもので
あり、その理由は明確ではないが、シリカゲルにSBR
が吸着し表面積が増大すること、シリカゲルが一種の補
強剤の働きをし接着剤の強度が増すこと、および第1図
に示す如くプリント用フォーム1に約5μの厚さで塗布
した感圧接着剤2の塗布表面がシリカゲル3により凹凸
状になること等によるものと思われる。
また、この発明の感圧接着剤はSBRラテックスにシリ
カゲルを添加したものであるが、必要に応じて分散剤、
湿潤剤、増粘剤、消泡剤などを配合することもできる。
[実施例] 次に、実施例により本発明を更に詳しく述べる。この発
明の精神と範囲に反することなしに、広範に異なる実施
態様を構成することができることは明白なので、この発
明は前記の特許請求の範囲において限定した以外は、こ
れらの特定の実施態様に制約されるものではない。
なお、本明細書を通して全ての部は、重量部を意味す
る。また、実施例および比較例の諸性能は、感圧接着剤
を用紙上に約5μの厚さに塗布したものを次の方法によ
り測定した。
接着性: プリント用フォーム加圧接着用のシーリングマシンを使
用した。加圧力は約100kg/cm2である。
耐ブロッキング性: 30°〜70℃の各温度の恒温槽中に約500g/cm2の荷重をか
けながら1時間放置した後、テンシロン万能引張り試験
器を使用して剥離テストを行なった。
耐摩耗性: 200〜500kg/cm2の荷重をかけながら接着剤面を摩耗し、
接着剤面の強度を調べた。
耐熱性: 1〜3kg/cm2の荷重をかけ、接着剤面を200℃の熱ロー
ルに押付けて接着剤面の状態を調べた。
実施例1 SBRラテックス「ニポールLX204」(商品名;日本ゼ
オン社製、スチレン比率55%、固形分41%)100重量部
にシリカゲル「SIPERNAT22S」(商品名;日本アエロジ
ル社製、粒径5μ)を12重量部添加し、充分撹拌し感圧
接着剤Aを調製した。
同じくSBRラテックス「ニポールLX204」100重量部に
シリカゲル「SIPERNAT22S」20重量部を添加し感圧接着
剤Bを調製した。
同じくSBRラテックス「ニポールLX204」100重量部に
シリカゲル「SIPERNAT22S」26重量部を添加し感圧接着
剤Cを調製した。
実施例2 SBRラテックス「DL636」(商品名;旭化成社製、ス
チレン比率60%、固形分48%)100重量部にシリカゲル
「サイロイド244」(商品名;富士デヴィソン社製、粒
径3μ)を14重量部添加し、充分撹拌し感圧接着剤Dを
調製した。
同じくSBRラテックス「DL636」100重量部にシリカゲ
ル「サイロイド244」を20重量部を添加し感圧接着剤E
を調製した。
同じくSBRラテックス「DL636」100重量部にシリカゲ
ル「サイロイド244」を35重量部添加し感圧接着剤Fを
調製した。
実施例3 SBRラテックス「KS1101」(試作品;日本合成ゴム社
製、スチレン比率65%、固形分47.0%)100重量部にシ
リカゲル「N-300A」(商品名;日本シリカ工業社製、粒
径3μ)を13.7重量部添加し、充分撹拌し感圧接着剤G
を調製した。
同じくSBRラテックス「KS1101」100重量部にシリカ
ゲル「ニップシールN-300A」を27.4重量部添加し感圧接
着剤Hを調製した。
実施例4 SBRラテックス「NAUGATEX SN-540」(商品名;住友
ノーガタック社製、スチレン比率70%、固形分51%)10
0重量部に対し、シリカゲル「サイロイド404」(商品
名;富士デヴィソン社製、粒径10μ)を15重量部添加
し、充分撹拌し感圧接着剤Iを調製した。
同じくSBRラテックス「NAUGATEX SN-540」100重量部
にシリカゲル「SIPERNAT22S」を26重量部添加し感圧接
着剤Jを調製した。
比較例1 天然ゴムラテックス100重量部に対して粘着付与剤「ヒ
タノール1501」(商品名;日立化成社製)3重量部添加
し、さらにカゼイン10重量部を添加し感圧接着剤Kを調
製した。
比較例2 SBRラテックス「NAUGATEX J9049」(商品名;住友ノ
ーガタック社製、スチレン比率46%、固形分49%)100
重量部にシリカゲル「サイロイド244」を15重量%添加
し感圧接着剤Lを調製した。
比較例3 SBRラテックス「JSR0602」(商品名;日本合成ゴム
社製、スチレン比率85%、固形分52%)100重量部にシ
リカゲル「サイロイド244」を20重量部添加し感圧接着
剤Mを調製した。
比較例4 SBRラテックス「KS1101」100重量部にシリカゲル
「ニップシールN-300A」を3.5重量部添加した感圧接着
剤Nを調製した。
比較例5 SBRラテックス「KS1101」100重量部にシリカゲル「N
-300A」を43.5重量部添加した感圧接着剤Oを調製し
た。
以上実施例1〜4で調製した本発明の感圧接着剤A〜J
および比較例1〜5で調製した感圧接着剤K〜Oの接着
性、耐ブロッキング性、耐熱性、耐摩耗性のテスト結果
を第1表に示す。
[発明の効果] テスト結果から明らかなように、本発明の感圧接着剤は
接着性、耐ブロッキング性、耐熱性、耐摩耗性の全ての
項目において、優れた性能を有しているものである。
したがって、本発明の感圧接着剤はプリント用フォーム
の一種である第2図に示す三ッ折り封書用フォーム4、
第3図に示す二枚重ね封書用フォーム5の接着部に本発
明の感圧接着剤2をあらかじめ、約3〜6μの厚さに塗
布して用いるのに特に有効であり、さらに第2図、第3
図のプリント用フォームの他、二ッ折り封書用フォー
ム、はがき用フォーム、各種通知用、綴じ合わせ用およ
び窓あき二ッ折り封書用フォーム等のプリント用フォー
ムにあらかじめ塗布して用いるのに有効なものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の感圧接着剤をプリント用フォーム上に
塗布した状態を示す説明図、 第2図は本発明の感圧接着剤をプリント用フォームの一
種である三ッ折り封書用フォームに塗布した状態を示す
説明図、 第3図は本発明の感圧接着剤をプリント用フォームの一
種である二枚重ね封書用フォームに塗布した状態を示す
説明図である。 1…プリント用フォーム 2…感圧接着剤、3…シリカゲル 4…三ッ折り封書用フォーム 5…二枚重ね封書用フォーム 6…折り用ミシン目、7…切取り用ミシン目 8…開封用ミシン目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】SBR中のスチレン比率が50〜75%のSB
    Rラテックス100重量部にシリカゲルを5〜40重量部添
    加されて成ることを特徴とする感圧接着剤。
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US6048230A (en) * 1996-11-25 2000-04-11 Nec Corporation Contact and high-density connector using the same
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