JPH0666888B2 - 画信号処理方式 - Google Patents

画信号処理方式

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JPH0666888B2
JPH0666888B2 JP59063052A JP6305284A JPH0666888B2 JP H0666888 B2 JPH0666888 B2 JP H0666888B2 JP 59063052 A JP59063052 A JP 59063052A JP 6305284 A JP6305284 A JP 6305284A JP H0666888 B2 JPH0666888 B2 JP H0666888B2
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JP
Japan
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image signal
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JP59063052A
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宏 越智
俊介 片平
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Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、画像における各画素ごとの明るさをあらわす
デジタル画信号群を処理して、このデジタル画信号群よ
りもコントラストの強調されたデジタル画信号群を得る
ための画信号処理方式に関し、特にノイズを強調するこ
となしに細線のコントラストを強調するための画信号処
理方式に関する。
〔発明の技術的背景〕
従来、画像における各画素ごとの濃度をあらわすアナロ
グ画信号をデジタル画信号に変換し、これよりデジタル
中間調信号および2値信号を得る場合に、第1図または
第2図のブロック図で示す信号処理回路が用いられてい
る。
すなわち、第1図に示すものは、光電変換素子1で各画
素の濃度情報を電気信号に変換したアナログ画信号を、
レベル変換器2によりA/D変換器3のレンジに適合す
るようにレベル変換した後、A/D変換器3で例えば4
ビットのデジタル画信号に変換し、次に補正回路4で光
学系による画信号のひずみ等を除去してデジタル中間調
出力信号を得、さらに2値化回路5より2値化信号を得
ていた。
また第2図においては、第1図の光電変換素子1とレベ
ル変換器2との間に細線のコントラストを調強するコン
トラスト強調回路6が挿入され、これにより細線のコン
トラストを強調してからデジタル化していた。
〔背景技術の問題点〕
しかしながら、第1図に示す画信号処理回路において
は、黒または白の細線が消滅しやすい欠点があった。例
えば第3図において、主走査方向に連続する3つの画素
P1,P2,P3を考え、その1画素の幅とほぼ同じ太さの細線
Lを読み込んだとき、第3図Aに示すように画素P2の位
置と細線Lの位置とが一致した場合には、第4図Aに示
すようにコントラストの大きな出力電圧が得られるのに
対し、第3図Bに示すように、細線Lの中心が画素P1,P
2の境界線上に存在する場合には、第4図Bに示すよう
に、コントラストの小さい出力電圧が得られ、したがっ
てこれを2値化すると、細線が消滅するおそれがあっ
た。
また第2図に示す回路においては、一応コントラスト強
調回路6を有するので、第1図の回路における上述した
欠点は少なくなるが、主走査方向と平行な細線に対して
はコントラストを強調できない欠点があり、さらに、補
正回路4の前にコントラスト強調回路6が存在している
ため、ここで細線のコントラストの強調された画信号が
補正回路4に入力されることになり、正確な補正が不可
能になる欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した従来の画信号処理回路の欠点を除去
すべくなされたもので、黒または白の細線が消滅し難く
しかも黒のノイズが強調されることなしにコントラスト
の強調を補正回路の後段で行なうことができる画信号処
理方式を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、対象画素およびこの対象画素の周辺にある任
意の1つの画素の明るさをそれぞれあらわすデジタル画
信号の値をaおよびbとするとき、この2つのデジタル
画信号の値aおよびbをアドレスとして、a>bの場合
はc>aとなるcの値を、a≦bの場合はc=aとなる
cの値をメモリに書きこんでおき、このメモリから前記
値aおよびbをアドレスとして読み出される出力画信号
の値cをもって対象画素の明るさをあらわすことにより
上記目的を達成するものである。
〔発明の実施例〕
第5図は本発明を実施するのに適用されるコントラスト
強調回路の回路図を示し、フリップフロップ11とメモリ
(ROM)12とを備えている。なお、フリップフロップ11
はデジタル画信号のビット数に対応した数のフリップフ
ロップの集合である。また第6図Aは画素P1〜P4の明る
さをあらわすデジタル画信号の波形を示し、画素P2がx
であらわされる明るさを有するが、画素P1までおよび画
素P3以降はゼロレベルであるとする。またデジタル画信
号の値aが画素P2の明るさをあらわしている場合、デジ
タル画信号の他bは、主走査方向の1画素前の画素、す
なわち画素P1の明るさをあらわすものとする。ROMであ
るメモリ12には、デジタル画信号の値aおよびbをアド
レスとし、a>bの場合は c=m{(1+n)a−nb} ……(1) であらわされるcの値が書きこまれ、またa≦bの場合
は c=a ……(2) であらわされるcの値が書きこまれている。
m,nは適当な正の定数であり、例えばm=1, とすれば、(1)式は となる。
したがって、第5図において、フリップフロップ11に入
力されるデジタル画信号と、フリップフロップ11におい
て1画素分遅延されたデジタル画信号とをメモリ12に加
え、両デジタル画信号の値aおよびbをアドレスとして
メモリ12から出力画信号の値cを読み出せばよい。
第1表は、aをROMの下位ビット、bをROMの上位ビット
として、(2)式および(3)式にしたがってROMに書き入れ
るデータを示し、数値は16進数であらわしている。但
し、cの値の小数点以下は四捨五入して整数とし、かつ
cの値がF以上になるときはすべてFで書き込んであ
る。
例えば第6図Aで示される入力画信号を本発明の方式に
よって処理すれば、 (イ)画素P1まではa=b=0であるから、(2)式よりc=
0 (ロ)画素P2においては、a=x,b=0であるから、a>b
となり、(3)式より (ハ)画素P3においては、a=0,b=xであるから、a<b
となり、(2)式よりc=0 (ニ)画素P4以降はa=b=0であるから、(2)式よりc=
0 以上の説明で明らかなように、第6図Aに示された画信
号波形が、細線のコントラストを強調した第6図Bに示
す画信号波形に変換されることになる。同様にして第7
図A,第8図Aおよび第9図Aに示す画信号波形よりそれ
ぞれ第7図B,第8図Bおよび第9図Bに示すようなコン
トラストの強調された画信号波形が得られる。すなわ
ち、第7図Aに示す画信号のように、画素P2のみが1−
xで、他の画素すなわち画素P1以前および画素P3以降が
すべて1のレベルをとる画信号を入力すれば、出力画信
号は第7図Bに示すように、 (イ)画素P1まではa=b=1であるから、(2)式よりc=
1 (ロ)画素P2においては、a=1−x,b=1でa<bである
から、(2)よりc=1−x (ハ)画素P3においては、a=1,b=1−xでa>bである
から、(3)式よりc=1+x/2 (ニ)画素P4以降はa=b=1であるから、(2)式よりc=
1 以上の説明から本発明の方式によれば細線のコントラス
トが強調されることが明らかである。
第10図は、本発明による画信号処理方式を適用したコン
トラスト強調回路10を備えた、アナログ画信号をデジタ
ル中間調信号および2値信号に変換する回路のブロック
図を示す。同図から明らかなように、コントラスト強調
回路10がデジタル処理をする回路であるため、補正回路
4と2値化回路5との間に挿入することができ、正確な
補正が可能となる。
ここで第6図と第7図とを比較して考えると、第6図が
黒地の中に白点が存在する場合を示しているとすれば、
その白点が強調されることになるが、第7図のように白
地の中に黒点が存在する場合は、黒点が強調されること
はないので、2値化しても白地の中の黒点としてあらわ
れるノイズが出やすくなるおそれはなくなる。
なお、以上の説明においては、対象画素と明るさを比較
される周辺の画素を主走査方向の1画素前の画素とした
が、主走査方向の1画素後の画素であっても、また副走
査方向に隣接する画素であってもよい。また周辺の画素
が2画素以上であってもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、きわ
めて簡易な手段を用いて細線のコントラストを強調した
信号が得られるため、冒頭に説明した従来の画信号処理
方式のように黒または白の細線が消滅するというおそれ
を効果的に回避することができ、また本発明の方式を適
用したコントラスト強調回路は、補正回路の後段に挿入
することができるため、画信号の正確な補正が可能にな
る。
さらに本発明によれば、デジタル画信号の白地の中の黒
い細線を強調することなしに黒地の中の白い細線を強調
するので、2値化した際白い原稿の中に黒点状のノイズ
が出やすくなるというおそれなしに解像度を向上するこ
とができ、本発明をファクシミリ等に適用すれば良好な
2値画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来の画信号処理回路のブロック
図、第3図A,Bは画素と細線との位置関係を示す図、第
4図A,Bは第3図A,Bの状態で読みこんだ画信号を示す
図、第5図は本発明を適用したコントラスト強調回路の
回路図、第6図A,B、第7図A,B、第8図A,Bおよび第9
図A,Bは第5図の回路における入力画信号波形と出力画
信号波形とを示す図、第10図は本発明を適用したコント
ラスト強調回路を備えた画信号処理回路のブロック図で
ある。 10…コントラスト強調回路、11…フリップフロップ、12
…メモリ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像における各画素ごとの明るさをあらわ
    すデジタル画信号群を処理して、このデジタル画信号群
    よりもコントラストの強調されたデジタル画信号群を得
    るための画像信号処理方式において、 対象画素の明るさをあらわすデジタル画信号の値をaと
    し、この対象画素の周辺にある任意の1つの画素の明る
    さをあらわすデジタル画信号の値をbとするとき、前記
    デジタル画信号の値aおよびbをアドレスとして、a>
    bの場合はc>aとなるcの値を、a≦bの場合はc=
    aとなるcの値をそれぞれメモリに書き込んでおき、こ
    のメモリから前記値aおよびbをアドレスとして読み出
    される出力画信号の値cをもって前記対象画素の明るさ
    をあらわすことを特徴とする画信号処理方式。
JP59063052A 1984-03-30 1984-03-30 画信号処理方式 Expired - Lifetime JPH0666888B2 (ja)

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JP59063052A JPH0666888B2 (ja) 1984-03-30 1984-03-30 画信号処理方式

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JPS60206370A JPS60206370A (ja) 1985-10-17
JPH0666888B2 true JPH0666888B2 (ja) 1994-08-24

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