JPH0666859A - 電力ケーブル絶縁診断方法 - Google Patents

電力ケーブル絶縁診断方法

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Publication number
JPH0666859A
JPH0666859A JP24412292A JP24412292A JPH0666859A JP H0666859 A JPH0666859 A JP H0666859A JP 24412292 A JP24412292 A JP 24412292A JP 24412292 A JP24412292 A JP 24412292A JP H0666859 A JPH0666859 A JP H0666859A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power cable
sheath
current
insulation
insulator
Prior art date
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Pending
Application number
JP24412292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Tsunoda
美伯 角田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Cable Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication of JPH0666859A publication Critical patent/JPH0666859A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 活線測定で電力ケーブルの絶縁劣化を診断す
る。 【構成】 導体11の周囲を絶縁体12、遮蔽層13、
シース14の順に覆った構成の電力ケーブルCは、接地
構造物15によって支持されている。また、導体11は
交流電源16を接続し、遮蔽層13は電流検出素子17
を介して接地している。シース14の表面が濡れている
場合と、濡れていない場合での遮蔽層13を流れる微小
電流を電流検出素子17で検出し、その大きさを比較す
ることになり、健全な電力ケーブルの絶縁劣化を診断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブル等の絶縁
劣化を診断する電力ケーブル絶縁診断方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルの絶縁診断方法としては、
活線絶縁診断方法と停止絶縁診断方法とに大きく分けら
れる。
【0003】図4は従来の活線絶縁診断方法の説明図で
ある。導体1の周囲を絶縁体2、遮蔽層3、シース4の
順に覆った構成の電力ケーブルCは、接地構造物5によ
って支持され、接地構造物5は接地されている。また、
導体1には交流電源6が接続されており、遮蔽層3は電
流検出素子7を介して接地している。
【0004】この場合に、絶縁体2に欠陥があると導体
1から遮蔽層3に電流i1が流れるので、この電流を電流
検出素子7で検出し絶縁診断を行うことができる。
【0005】図5は停止絶縁診断方法の説明図である。
電力ケーブルCの構造は図4と同様であるが、導体1に
は直流電源8を介して電流検出素子7が接続され、電流
検出素子7は接地しており、遮蔽層3も接地している。
【0006】絶縁体2に欠陥があると導体1から遮蔽層
3に電流i1が流れ、その電流を電流検出素子7で検出し
絶縁診断を行う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
図4に示す活線絶縁診断方法では、シース4の外傷など
による電流i2をも考慮して電流検出素子7として感度m
A程度の抵抗計を使用しているので、nA程度の微小電
流の検知は不可能である。そのため、絶縁体2の微小な
欠陥に対しては、電力ケーブルCは健全であると判定さ
れ、高い信頼度が得られない。
【0008】また、図5に示す停止絶縁診断方法では、
シース4からの電流i2は電流検出素子7を通過しないの
で、絶縁体2の欠陥による電流i1のみの検知が可能であ
るが、絶縁診断中に電力ケーブルCが使用不能となるた
め非能率的である。
【0009】本発明の目的は、活線中に電力ケーブルの
遮蔽層に流れる微小電流を検出し、信頼度の高い電力ケ
ーブル絶縁診断方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る電力ケーブル絶縁診断方法は、電力ケ
ーブルのシース表面が濡れている場合と乾いている場合
での前記電力ケーブルの遮蔽層を流れる微小電流を検出
して比較することにより、前記電力ケーブルの絶縁劣化
を診断する。
【0011】
【作用】上述の構成を有する電力ケーブル絶縁診断方法
は、電力ケーブルの遮蔽層を流れる微小電流を検出し、
活線測定で電力ケーブルの絶縁劣化を診断できる。
【0012】
【実施例】本発明を図1〜図3に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の電力ケーブル絶縁診
断方法を説明する説明図である。導体11の周囲を絶縁
体12、遮蔽層13、シース14の順に覆った構成の電
力ケーブルCは、接地構造物15によって支持され、接
地構造物15は接地している。また、導体11は交流電
源16を介して接地している。遮蔽層13はnA程度の
電流を検出できる電流検出素子17を介して接地してい
る。
【0013】いま、電力ケーブルCのシース14に欠陥
Dがあり、外気の湿分変化、例えば雨滴等によりシース
14の表面が濡れると、接地構造物15とシース14の
欠陥部から露出している遮蔽層13との間が水分により
導通状態となり、図2のグラフ図に示すような数nA程
度の微小電流i2が流れる。なお、シース14に欠陥Dが
あっても、その表面が濡れていなければシース14の表
面に電流は流れない。
【0014】また、電力ケーブルCの絶縁体12に微小
な欠陥がある場合は、導体11と遮蔽層13間に図3の
グラフ図に示すような微小電流i1が流れる。
【0015】従って、活線測定でシース14の表面が乾
いている場合及び濡れている場合の何れにおいても、遮
蔽層13から微小電流が検出できなければ、ケーブルC
は絶縁体12もシース14も健全であると判断できる。
また、何れの場合でも同じ大きさの微小電流が検出され
れば、シース14には欠陥はないが絶縁体12に欠陥が
あると判断でき、その電流の大きさから絶縁体12の欠
陥の程度を判定することができる。
【0016】更に、シース14の表面が濡れている場合
のみ電流が検出されれば、シース14に欠陥があると判
断でき、何れの場合にも電流が検出され、濡れている場
合の方が電流値が大きければ、絶縁体12、シース14
に共に欠陥があると判定できる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る電力ケ
ーブル絶縁診断方法は、電力ケーブルの遮蔽層を流れる
電流の大きさを、シース表面が濡れている場合と乾いて
いる場合で比較することにより、電力ケーブル信頼度の
高い電力ケーブルの絶縁診断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】電力ケーブル絶縁診断方法の説明図である。
【図2】シースに欠陥があり、かつシースに水分が付着
している場合の電流測定のグラフ図である。
【図3】絶縁体に異常がある場合の電流測定のグラフ図
である。
【図4】従来の活線絶縁診断方法の説明図である。
【図5】従来の停止絶縁診断方法の説明図である。
【符号の説明】
11 導体 12 絶縁体 13 遮蔽層 14 シース 15 接地構造物 16 交流電源 17 電流検出素子 C 電力ケーブル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブルのシース表面が濡れている
    場合と乾いている場合での前記電力ケーブルの遮蔽層を
    流れる微小電流を検出して比較することにより、前記電
    力ケーブルの絶縁劣化を診断することを特徴とする電力
    ケーブル絶縁診断方法。
JP24412292A 1992-08-20 1992-08-20 電力ケーブル絶縁診断方法 Pending JPH0666859A (ja)

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