JPH0449066B2 - - Google Patents

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JPH0449066B2
JPH0449066B2 JP61302805A JP30280586A JPH0449066B2 JP H0449066 B2 JPH0449066 B2 JP H0449066B2 JP 61302805 A JP61302805 A JP 61302805A JP 30280586 A JP30280586 A JP 30280586A JP H0449066 B2 JPH0449066 B2 JP H0449066B2
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JP
Japan
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shield layer
wire
signal
shielded
core wire
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP61302805A
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English (en)
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JPS63157067A (ja
Inventor
Mikio Igarashi
Hitoshi Akyama
Noboru Nakakuki
Katsunobu Takigawa
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、シールド電線用シールド層の欠陥検
出装置に関し、より詳細には、シールド電線の製
造ライン中におけるシールド層の欠陥をいち早く
かつ自動的に検出することを可能とした欠陥検出
装置に関するものである。
[従来の技術] 一般的にシールド電線におけるシールド層は、
編組シールドや横巻シールドで形成されるもので
あつたが近年シールド層および絶縁層の剥離処理
がポリ塩化ビニール(PVC)等で形成される外
被覆剥離と同時に出来る金属ラミネートテープ
『Al/PS(ポリスチレン),Cu/PS(ポリスチレ
ン),Al/PET(ポリエチレンテレフタレート),
Cu/PET(ポリエチレンテレフタレート)』等を
シールド層として施したものが広く用いられるに
至つた。
このような形式のシールド電線としては、例え
ば第3図にその断面を示すようなシールド電線1
がある。即ち、芯線4の外周に絶縁被覆5を有
し、その外周に金属ラミネートテープを縦添えし
てシールド層6が形成され、さらにシールド層6
にドレンワイヤ3が縦添えされ、外周にPVC等
の絶縁体で外皮膜2が形成されたたものがある。
このようなシールド電線1の製造方法は、絶縁被
覆5を有する芯線4の外周に、金属ラミネートテ
ープを縦添えしてシールド層6を形成すると同時
に同シールド層6の外周に絶縁体を押出加工して
外被覆2を形成するようにしている。
また、第4図に示すように上述同様のドレンワ
イヤ3、芯線4、絶縁被覆5、シールド層6に対
応するドレンワイヤ13、芯線14、絶縁被覆1
5、シールド層16を形成したものの外周に断面
形状がシールド層6とドレンワイヤ3の外周形状
に沿つた外被覆12を形成したものも有る。
さらに、第5図に示すように1対の芯線24
a,24bのそれぞれに絶縁被覆25a,25b
を被覆し、その中間にドレンワイヤ23を配して
同絶縁被覆25a,25bの外周にシールド層2
6を形成し、その外周に外被覆22を形成した、
いわゆる2芯シールド電線20もある。
さらに、第6図に示すように3本の芯線34
a,34b、34cのそれぞれに絶縁被覆35
a,35b、35cを被覆し、その中間にドレン
ワイヤ33を配して同絶縁被覆35a〜35cの
外周にシールド層36を形成し、その外周に外被
覆32を形成した、いわゆる3芯シールド電線3
0もある。
そして、このように種々のシールド電線の評価
方法としては、シールド電線の完成品の中から試
験片を採取して、遮蔽効果や洩話特性等々を試験
して評価し、いわゆる抜取り検査で統計的な手法
に基づく信頼限度の性能が得られるようになつて
いる。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このような統計的に手法に基づ
く信頼限界の性能で評価する場合には、大量に製
品化されるシールド電線の局部的なシールド層欠
陥に対する性能保証が無くシールド電線の性能向
上には自ずから限界点があつた。
また、金属ラミネートテープでシールド層を形
成する場合には、当該シールド材の部分的な反転
や切断、加工技術の不具合等々によつて芯線をシ
ールド層で完全にカバーしきれない部分が生じ遮
蔽効果を著しく悪化させてしまう虞がある。
特に、シールド層が非常に薄い金属ラミネート
テープで形成されているので部分的な欠陥が生じ
易いものであつた。
そこで本発明の目的は、シールド電線の製造ラ
イン中におけるシールド層の欠陥をいち早くかつ
自動的に検出し、合理的生産性を確保可能ならし
め得る、シールド電線のシールド層欠陥検出装置
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上述の目的を達成するために本発明に係るシー
ルド電線のシールド層欠陥検出装置は、絶縁被覆
を有する芯線の外周に、金属ラミネートテープを
縦添えしてシールド層を形成すると同時に同シー
ルド層の外周に絶縁体を押出加工して外被覆を形
成するシールド電線の製造装置におけるシールド
層形成部と外被覆形成部の上流側で上記芯線と上
記シールド層の間に交流信号を供給する信号発生
源と、上記芯線と上記シールド層の間に上記信号
発生源からの交流信号が供給されたときに上記シ
ールド層の周囲に生じる漏洩信号を検出するため
の検出電極と、この検出電極に生じる交流信号レ
ベルが所定の基準電圧源の信号レベルを越えたこ
とを検出する比較回路とを具備するように構成す
る。
[作用] 本発明に係るシールド電線のシールド層欠陥検
出装置は、シールド電線の製造装置におけるシー
ルド層形成部と外被覆形成部の上流部で上記芯線
に信号発生源出力の一端を接続し、上記シールド
層にその他端を接続する等して芯線とシールド層
の間に交流信号を印加する。そして、このときに
上記シールド層の周囲に生じる漏洩信号を検出電
極で検出して、比較回路でこの検出交流信号レベ
ルが所定の基準電圧源の信号レベルを越えたとき
にシールド層に欠陥があると判断するようにした
ものである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図と第2図を用い
て詳細に説明する。
第1図は、本発明の第1実施例を示す構成図で
あつて、第3図に示すシールド電線1のシールド
層欠陥検出をするための例である。
絶縁被覆5を有する芯線4の外周に、金属ラミ
ネートテープを縦添えしてシールド層6を形成す
ると同時に同シールド層6の外周に絶縁体を押出
加工して外皮覆2を形成するシールド電線の製造
装置におけるシールド層形成部と外被覆形成部の
上流側で上記芯線4に線路l1を介して信号発生源
50の出力の一端がスリツプリング電極51を介
して接続され、同出力の他端は接地されている。
また、上記シールド層6は線路l3を介して接地さ
れている。
上記信号発生源50には、発振器52が設けら
れ、この発振器52の出力は増幅器53と交流電
流計55を順次に介して出力端に接続されてい
る。また、増幅器53の出力端と接地端の間に
は、交流電圧計54が介在されている。上記スリ
ツプリング電極51の設けられている理由は、芯
線4はドラム(図示せず)に巻かれた状態から引
き出されて供給されるが、そのときに同ドラムが
回転し芯線4の巻き始めもそれにつれて回転する
ことになり、その部分にスリツプリング電極51
を介して電気を通電するために設けられているも
のである。
一方、芯線4の先端部の外周には、円筒状のモ
ニター電極61が配置されていて、このモニター
電極61によつて欠陥検出の状態がモニター出来
るようになつている。同モニター電極61は、線
路l2を介してモニター回路部60の入力端に接続
され、同入力端は、増幅器62、整流回路63を
介して比較回路64の入力端INに接続されてい
る。この比較回路64の基準入力端REFには基
準信号源65が接続されている。また、上記整流
回路63の出力端と接地端の間には直流電圧計が
介在されている。そして、比較回路64の出力端
から接点信号67が図示しない警告灯、警報音出
力回路、レコーダー出力等々に供給されるように
なつている。
また、シールド電線1におけるシールド層6の
形成と外被覆2を同時に形成する部分の周囲に
は、シールド層の欠陥を検出するための円筒状の
検出電極71が配設されていて、この検出電極7
1は、線路l4を介してシールド層欠陥検出回路部
70の入力端に接続されている。同入力端は、増
幅器72、整流回路73を介して比較回路74の
入力端INに接続されている。この比較回路74
の基準入力端REFには基準信号源75が接続さ
れている。また、比較回路74の出力端は警告灯
76に接続されると共に同出力端から接点信号7
7が図示しない警報音出力回路、レコーダ出力
等々に供給されるようになつている。
このように構成された本実施例に係るシールド
電線のシールド層欠陥検出装置は次のように作用
する。
芯線4とシールド層6の間には、発振器52の
出力を増幅器53で所定レベルまで増幅した交流
信号が供給されており、通常は、芯線4の絶縁被
覆5がシールド層6で完全にシールドされている
ので検出電極71には無視しうるレベルの信号し
か検出されず、従つて増幅器72の出力を整流回
路73で整流した直流レベルの電圧は上述の基準
信号源75の基準電圧に比べて小であるので比較
回路74の出力が生ぜず接点信号77も生じな
い。
尚、このような状態になつては、正常時には、
モニター電極61に芯線4に供給された交流信号
が漏洩して印加されるのでこの信号が増幅器62
で増幅された出力を整流回路63で整流した直流
レベルの電圧は上述の基準信号源65の基準電圧
に比べて大であるので比較回路64の出力が生
じ、接点信号67が生じるのでこの接点信号67
が図示しない検知部に供給され正常な検出動作が
行なわれていることが認識出来るようになる。
一方、何らかの原因でスリツプリング電極51
の接触状態が不完全であつたり芯線4の断線があ
つた場合には、モニター電極61の検出信号が低
下するのでこれに伴つて比較回路64の出力が生
じなくなり、正常な検出動作が成されていないこ
ともしくは芯線4の断線が認識出来るのである。
また、このようなモニター検出の異常時には、
交流電圧計54もしくは交流電流計55の指針が
異常に変動するのでこの変動を目視によつて確認
することによつて異常の認識をするようにしても
良い。
さて、シールド層6の形成が製造装置の何らか
の不具合によつて符号6′で示すような欠陥が生
じ絶縁被覆5の外周が覆われていない部分が生じ
た場合には、芯線4に供給されている交流信号が
シールド層6によつて遮られず検出電極71側に
交流信号が多く漏洩して同検出電極71に大きな
レベルの信号が生じる。すると、比較回路74の
入力端INのレベルが上昇し同比較回路74の出
力が生じこの出力が接点信号77と警告灯76に
よつてシールド層の欠陥が認識される。
従つて、シールド電線の製造ライン中における
シールド層の欠陥をいち早くかつ自動的に検出出
来るのである。
尚、本発明は上述の実施例に限定されることな
くその要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施
をすることが出来る。
例えば、第5図に示すシールド電線20を本発
明に係るシールド電線のシールド層欠陥検出装置
で検出する場合には、第2図に示すように、シー
ルド電線20の外被覆22が自由に逃げられる形
状の検出電極71′と芯線24a,24bのそれ
ぞれの絶縁被覆25a,25bが自由に逃げられ
る形状のモニター電極61′とし、上述の信号発
生源50、モニター回路部60、シールド層欠陥
検出回路部70に、線路l1′,l1″,l2,l3,l4のそ
れぞれを接続するようにすればよい。
また、モニター回路部60を設けるか否かの選
択は設計の自由に任され、さらに比較回路74の
出力の使い道も設計の自由に任されるものであ
る。
さらに、本発明に係るシールド電線のシールド
層欠陥検出装置は、シールド層に信号発生源の出
力を供給するようにしているがこの代りにドレン
ワイヤに供給するようにしてもよいことは勿論で
ある。
[発明の効果] このように本発明に係るシールド電線のシール
ド層欠陥検出装置によれば、次の述べるような効
果がある。
(a) シールド層の欠陥検出が製造中に出来るので
極めて高い品質のシールド電線が提供できる。
(b) 検出電極の形状を変更するのみでシールド電
線の芯線の数に容易に対応した検出が出来る。
(c) 金属ラミネートテープでシールド層が形成さ
れたシールド電線のみならず編組シールドや横
巻シールドの欠陥も上述同様に検出が出来る。
(d) リアルタイムに欠陥の検出が出来るのでシー
ルド電線の計尺器信号と連動させることによつ
て完成品巻取りの後にシールド層欠陥位置を容
易に確認除去出来る。
(e) 可動部分が少ない電気的な検出をしているの
で操作が容易であると共に信頼性が高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示すシールド電線
のシールド層欠陥検出装置の概略構成図、第2図
は、上記第1図に示されるシールド電線のシール
ド層欠陥検出装置の変形例の要部を示す断面図、
第3図〜第6図は、シールド電線の種々の態様を
示す断面図である。 1,10,20,30……シールド電線、2,
12,22,32……外被覆、3,13,23,
33……ドレンワイヤ、4,14,24a,24
b,25a,25b,34a,34b,34c…
…芯線、5,15a,15b,25a,25b,
35a,35b,35c……絶縁被覆、6,1
6,26,36……シールド層、50……信号発
生源、71,71′……検出電極、62,72…
…増幅器、64,74……比較回路、65,75
……基準信号源。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 絶縁被覆を有する芯線の外周に、金属ラミネ
    ートテープを被覆してシールド層を形成すると同
    時に同シールド層の外周に絶縁体を押出加工して
    外被覆を形成するシールド電線の製造装置におけ
    るシールド層形成部と外被覆形成部の上流側で上
    記芯線と上記シールド層の間に交流信号を供給す
    る信号発生源と、上記芯線と上記シールド層の間
    に上記信号発生源からの交流信号が供給されたと
    きに上記シールド層の周囲に生じる漏洩信号を検
    出するための検出電極と、この検出電極に生じる
    交流信号レベルが所定の基準電圧源の信号レベル
    を越えたことを検出する比較回路と、を具備する
    ことを特徴とするシールド電線のシールド層欠陥
    検出装置。
JP61302805A 1986-12-20 1986-12-20 シ−ルド電線のシ−ルド層欠陥検出装置 Granted JPS63157067A (ja)

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JP61302805A JPS63157067A (ja) 1986-12-20 1986-12-20 シ−ルド電線のシ−ルド層欠陥検出装置

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JPS63157067A JPS63157067A (ja) 1988-06-30
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JP61302805A Granted JPS63157067A (ja) 1986-12-20 1986-12-20 シ−ルド電線のシ−ルド層欠陥検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4829057B2 (ja) * 2006-09-20 2011-11-30 矢崎総業株式会社 シールド部材の異常検出方法及びシールド部材の異常検出装置
CN206818821U (zh) * 2014-07-29 2017-12-29 皇家飞利浦有限公司 用于检测接线中的短路的系统和装置

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JPS63157067A (ja) 1988-06-30

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