JPH0666723A - 液体濃度検出装置 - Google Patents

液体濃度検出装置

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JPH0666723A
JPH0666723A JP21700892A JP21700892A JPH0666723A JP H0666723 A JPH0666723 A JP H0666723A JP 21700892 A JP21700892 A JP 21700892A JP 21700892 A JP21700892 A JP 21700892A JP H0666723 A JPH0666723 A JP H0666723A
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JP
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liquid
light
light emitting
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liquid concentration
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JP21700892A
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English (en)
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Toshimi Fukuoka
敏美 福岡
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク中に配置したLEDの発光光をインク
中に配置したフォトダイオードで受光すると共に、これ
ら間に透明体を有する透明回転板を配置し、透明体をこ
れら間に間欠的に配するようにすることで、LED及び
フォトダイオード間の液体の幅を可変でき、これによっ
てインクの濃度を簡単な構成で良好に検出することがで
きるようにする。 【構成】 インク中に配置されるLED2と、インク中
に配置され、LED2の発光光を受光するフォトダイオ
ード4と、インク中に配置され、少なくともLED2及
びフォトダイオード4間の液体に間欠的に配される透明
回転板3の透明体とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば湿式プリンタ等
に適用して好適な液体濃度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、トナーをプリント用紙等に付着、
安定させてプリント画像を得る湿式プリンタは、トナー
とワックスの混合したものを溶融させてインクとし、こ
のインクをインク貯蔵部に貯蔵し、プリント(印刷)す
べき情報に基いてプリント用紙にトナー及びワックスを
付着、安定させてプリント画像を得るようにしている。
【0003】例えば濃い画像(印刷されるデータ量が多
い場合、例えば黒の塗りつぶし等)を印刷する場合は、
トナーがプリンタ用紙に大量に付着し、ワックスは殆ど
付着しない。
【0004】一方、薄い画像(印刷されるデータ量が少
ない場合、例えば白っぽい画像等)を印刷する場合は、
ワックスがプリンタ用紙に大量に付着し、トナーは殆ど
付着しない。
【0005】ところで、トナーとワックスを溶融する
前、即ち、個体の状態のときには、単位体積あたり、若
しくは、個体1つあたりのトナーとワックスの量の比が
一定であるにもかかわらず、プリント作業でインク貯蔵
部に貯蔵して使用している間にトナーとワックスの量の
比が使用開始以前と大きく変わり、これによって良好な
プリント画が得られない。
【0006】そこで従来では、インク貯蔵部内に発光素
子と受光素子を設置し、発光素子で発光した発光光を受
光素子で受光し、その受光による検出信号を用いてイン
クの濃度(または透過率)を測定したり、インク貯蔵部
内に電極を設置して電気泳動させ、電極に付着したトナ
ーを発光素子と受光素子で濃度検出し、その結果に基い
て、例えばトナーをインク貯蔵部に補充したり、ワック
スをインク貯蔵部に補充し、インクの濃度、即ち、トナ
ーとワックスの比を一定にするようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した発
光素子で発光させた発光光を受光素子で受光してインク
濃度を測定する方法は発光素子や受光素子の経時変化や
温度ドリフトによって検出状態が不安定になるいう不都
合があった。
【0008】また、電極を泳動させ、電極に付着したト
ナーを発光素子及び受光素子で検出してインクの濃度を
検出する方法は、装置が大がかりとなり、コストが上昇
するという不都合があった。
【0009】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成で経時変化や温度ドリフトのような変化
に対しても安定して液体の濃度を良好に検出することの
できる液体濃度検出装置を提案しようとするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、液体中または
液体の外に配置される発光手段2と、液体中または液体
の外に配置され、発光手段2の発光する光を受光する受
光手段4と、液体中に配置され、少なくとも発光手段2
及び受光手段4間の液体に間欠的に配される光透過部材
3とを有するものである。
【0011】更に本発明は上述において、発光手段2を
発光ダイオードとしたものである。
【0012】更に本発明は上述において、受光手段4を
フォトダイオードとしたものである。
【0013】更に本発明は上述において、光透過部材3
は1つまたは複数の光透過羽根を回転させるものであ
る。
【0014】また本発明は、液体中または液体の外に配
置される発光手段2と、液体中または液体の外に配置さ
れ、発光手段2の発光する光を受光する受光手段4と、
液体中に配置され、少なくとも発光手段2及び受光手段
4間の液体に間欠的に配される光透過部材3と、発光手
段2を駆動する駆動手段1と、受光手段4からの検出信
号に基いて駆動手段1を制御する制御手段5、6、8
と、制御手段5、6、8からの制御信号に基いて液体の
濃度情報を得る濃度情報検出手段9、11とを有するも
のである。
【0015】更に本発明は上述において、発光手段2を
発光ダイオードとしたものである。
【0016】更に本発明は上述において、受光手段4を
フォトダイオードとしたものである。
【0017】更に本発明は上述において、光透過部材3
は1つまたは複数の光透過羽根を回転させるものであ
る。
【0018】更に本発明は上述において、駆動手段1は
制御手段からの制御信号及び濃度情報検出手段からの検
出信号に基いて発光手段を駆動するものである。
【0019】更に本発明は上述において、駆動手段1を
パルス幅変調回路としたものである。
【0020】更に本発明は上述において、制御手段5、
6、8は、受光手段からの検出信号のパルス成分を除去
するパルス成分除去手段と、このパルス成分除去手段か
らの出力と基準レベルとの比較結果に基いて制御信号を
出力する制御信号出力手段とで構成されるものである。
【0021】更に本発明は上述において、パルス成分除
去手段5、6は、受光手段からの検出信号を増幅する増
幅回路と、この増幅回路からの出力を低域濾波するロー
パスフィルタとで構成されるものである。
【0022】更に本発明は上述において、制御信号出力
手段8は受光手段からの検出信号と基準レベルとの差分
を制御信号とするオペレーショナル・アンプリファイア
であるものである。
【0023】更に本発明は上述において、濃度情報検出
手段9、11は、制御手段からの制御信号に基いて液体
濃度の最大値を検出する最大値検出手段と、制御手段か
らの制御信号に基いて液体濃度の最小値を検出する最小
値検出手段とで構成されるものである。
【0024】更に本発明は上述において、最大値検出手
段9をサンプルホールド回路としたものである。
【0025】更に本発明は上述において、最小値検出手
段11をサンプルホールド回路としたものである。
【0026】更に本発明は上述において、最大値検出手
段9の出力を濃度検出出力とし、最小値検出手段11の
出力を駆動手段1に供給する検出信号とするものであ
る。
【0027】
【作用】本発明の構成によれば、液体中または液体の外
に配置した発光手段2の発光する光を液体中または液体
の外に配置した受光手段4で受光すると共に、液体中に
配置した光透過部材3を、少なくとも発光手段2及び受
光手段4間の液体に間欠的に配する。
【0028】更に上述において本発明の構成によれば、
発光ダイオード2で光を発光させる。
【0029】更に上述において本発明の構成によれば、
フォトダイオード4で光を受光する。
【0030】更に上述において本発明の構成によれば、
光透過部材3の1つまたは複数の光透過羽根を回転させ
る。
【0031】また本発明の構成によれば、受光手段4か
らの検出信号に基いて、液体中または液体の外に配置し
た発光手段2を駆動手段1で駆動して光を発光させ、液
体中または液体の外に配置した受光手段4で受光すると
共に、液体中に配置した光透過部材3を少なくとも発光
手段2及び受光手段4間の液体に間欠的に配し、制御手
段5、6、8からの制御信号に基いて液体の濃度情報を
濃度情報検出手段9、11で得る。
【0032】更に上述において本発明の構成によれば、
発光ダイオード2を発光させ、この発光光を受光手段4
で受光する。
【0033】更に上述において本発明の構成によれば、
発光手段2で発光した発光光をフォトダイオード4で受
光する。
【0034】更に上述において本発明の構成によれば、
光透過部材3の1つまたは複数の光透過羽根を回転させ
る。
【0035】更に上述において本発明の構成によれば、
制御手段5、6、8からの制御信号及び濃度情報検出手
段9、11からの検出信号に基いて発光手段2を駆動す
る。
【0036】更に上述において本発明の構成によれば、
パルス幅変調回路1で得たパルス幅変調信号に基いて発
光手段2の駆動を行う。
【0037】更に上述において本発明の構成によれば、
受光手段4からの検出信号のパルス成分をパルス成分除
去手段5、6で除去し、このパルス成分除去手段5、6
からの出力と基準レベルとの比較結果に基いて制御信号
を制御信号出力手段8で出力する。
【0038】更に上述において本発明の構成によれば、
受光手段4からの検出信号を増幅回路5で増幅し、この
増幅回路5からの出力をローパスフィルタ6で低域濾波
する。
【0039】更に上述において本発明の構成によれば、
オペレーショナル・アンプリファイア8で受光手段4か
らの検出信号と基準レベルとの差分をとり、これを制御
信号とする。
【0040】更に上述において本発明の構成によれば、
制御手段5、6、8からの制御信号に基いて液体濃度の
最大値を最大値検出手段9で検出し、制御手段5、6、
8からの制御信号に基いて液体濃度の最小値を最小値検
出手段11で検出する。
【0041】更に上述において本発明の構成によれば、
サンプルホールド回路9で液体濃度の最大値をサンプル
して検出する。
【0042】更に上述において本発明の構成によれば、
サンプルホールド回路11で液体濃度の最小値をサンプ
ルして検出する。
【0043】更に上述において本発明の構成によれば、
最大値検出手段9の出力を濃度検出出力とし、最小値検
出手段11の出力を検出信号として駆動手段1に供給す
る。
【0044】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明液体濃度検出
装置の一実施例について詳細に説明する。
【0045】この図1において、1はパルス幅変調(P
WM)回路で、このパルス幅変調回路1は後述するMI
N値サンプルホールド回路11からの検出信号及びオペ
アンプ(オペレーショナル・アンプリファイア)8から
の差分出力に基いてパルス幅変調信号を得、このパルス
幅変調信号を駆動信号としてLED2に供給し、このL
ED2を発光させる。
【0046】このLED2の発光光は例えばガラスやA
BS樹脂等を素材とする透明回転板3の回転範囲を通過
してフォトダイオード(フォトセンサ)4の受光面に到
達し、このフォトダイオード4によって受光される。
【0047】ここで、LED2、透明回転板3及びフォ
トダイオード4は図2に示すような位置関係を以て例え
ば湿式プリンタのインク貯蔵部内に設置する。ここで、
透明回転板3はインク貯蔵部内に設置されるものの、図
示しない外部からの駆動動力で回転するものとする。
【0048】透明回転板3を図2に示す如き形状とした
場合は、その中心部分に軸を取り付け、インク貯蔵部の
外部に設けたモータで回転させるようにする。
【0049】このフォトダイオード4の出力は増幅回路
5を通じてローパスフィルタ6に供給され、このローパ
スフィルタ6においてPWMのパルス成分が除去され、
オペアンプ8に供給される。
【0050】このオペアンプ8は入力端子7を介して図
示しない湿式プリンタ本体回路から供給される基準レベ
ルとローパスフィルタ6からの出力の差分信号を得、こ
の差分信号をパルス幅変調回路1、MAX値サンプルホ
ールド回路9並びにMIN値サンプルホールド回路11
に夫々供給する。
【0051】MAX値サンプルホールド回路9はオペア
ンプ8からの差分信号の最大値をサンプルし、そのサン
プルで得た信号を出力端子10を介して図示しない湿式
プリンタ本体回路に供給する。
【0052】また、MIN値サンプルホールド回路11
はオペアンプ8からの差分信号の最小値をサンプルし、
そのサンプルで得た信号をパルス幅変調回路1に供給す
る。
【0053】従って、パルス幅変調回路1においては、
オペアンプ8からの差分信号及びMIN値サンプルホー
ルド開路11からのサンプル信号に基いてパルス幅変調
信号、即ち、LED2を駆動するための駆動信号を得
る。
【0054】次に、図1に示した液体濃度検出装置によ
るインク濃度の検出の仕組みについて図3〜図5を参照
して説明する。
【0055】もしインク貯蔵部内にLED2、透明回転
板3及びフォトダイオード4を設置し、透明回転板3を
図示しないモータによって一定の回転速度で回転させた
場合に、LED2の光軸上に透明回転板3の透明体が位
置した場合、図3Aに示すように、LED2と透明回転
板3の透明体間に被測定液体が存在し、透明回転板3の
透明体及びフォトセンサ4間にも被測定液体が存在する
ことになる。
【0056】この場合、透明体の光減衰量が被測定液体
の光減衰量と比較して無視できる程小さいので、この図
3Aに示す状態は、図3Bに示す状態として置き換える
ことができる。
【0057】一方、LED2の光軸上に透明回転板3の
透明体が位置していない場合、図4Aに示すように、L
ED2及びフォトセンサ4間の状態は、図3Aに示した
LED2と透明回転板3の透明体間の被測定液体、透明
回転板3の透明体及びフォトセンサ4間の被測定液体、
並びに透明回転板3の透明体の厚さ分の被測定液体が存
在し、これは図4Bに示すように置き換えることができ
る。
【0058】ここで、被測定液体の幅によって濃度が決
まる、即ち、幅が濃度に比例するのであるから、各光学
系エリアの減衰量をdBで考えると、図3及び図4の総
合減衰量を次のように示すことができる。
【0059】即ち、図3においては、x1(LEDの効
率)dB+(被測定液体)dB+x1(透明体)dB+
x2(被測定液体)dB+x3(フォトダイオード感
度)dBとなり、図4においては、x4(LEDの効
率)dB+(被測定液体)dB+x5(被測定液体)d
B+x6(被測定液体)dB+x7(フォトダイオード
感度)dBとなる。
【0060】ここで濃度はLogで表された値であるか
ら、被測定液体の和となる。また、LED2の効率及び
フォトダイオード4の感度は夫々の比で一定であるから
Log上で差し引くことができ、キャンセルすることが
できる。
【0061】図1に示した液体濃度検出装置は、フォト
ダイオード4→増幅回路5→ローパスフィルタ6→オペ
アンプ8→パルス幅変調回路1→LED2で1つのルー
プを形成している。
【0062】この状態で透明回転板3が回転すると、光
路の透過量が変化するので、増幅回路4の出力も変化
し、この出力をオペアンプにて基準レベルと比較して差
分を得、その差分によってパルス幅変調制御してLED
2をドライブしているので、結果的にフォトダイオード
4の入力が一定となるようにフィードバックがかかるこ
とになる。
【0063】図1に示すように、MIN値サンプルホー
ルド回路11でサンプルした低レベルをパルス幅変調回
路1にフィードバックするようにし、低レベルを一定に
保持するようにしているので、MAX値サンプルホール
ド回路9でサンプルホールドした高レベル出力は安定し
た濃度出力となる。
【0064】従って、図5に示すように、パルス幅変調
信号のデューティー比は被測定液体の幅に比例するの
で、正確な濃度センサとして用いることができるわけで
ある。ここで濃度とは、PWMの2つの状態(被測定光
路に透明体があるときは被測定液体+透明体、被測定光
路に透明体が無いときは被測定液体)のレベル差であ
る。
【0065】次に図6を参照して図1に示した液体濃度
検出装置の動作について説明する。
【0066】先ず、透明回転板3の透明体がLED2及
びフォトダイオード4間にある場合、即ち、図6A中
“1”で示す期間においては、LED2から出力される
光は図3A及びBの例のように、透明体の幅の分だけ光
透過率が高くなるので、フォトダイオード4の出力信号
のレベルは高くなり、この出力信号が増幅回路5を介し
てローパスフィルタ6に供給されると、このローパスフ
ィルタ6でPWMのパルス成分が除去された出力のレベ
ルは高くなる。
【0067】この出力はオペアンプ8に供給され、入力
端子7を介して供給されている基準レベルと比較され、
この場合、受光光量を一定にするためにオペアンプ8の
出力は小さくなる。
【0068】このレベルの低いオペアンプ8の出力がパ
ルス幅変調回路1及びMIN値サンプルホールド回路1
1に夫々供給される。
【0069】パルス幅変調回路1においてはMIN値サ
ンプルホールド回路11からの出力と、オペアンプ8か
らのレベルの低いフィードバックによって図6Bに示す
如きアクティブとなっている期間の短いパルス幅変調信
号を出力する。
【0070】この図6Bに示すアクティブとなっている
期間の短いパルスでLED2を駆動すると、この期間は
透明回転板3によって被測定液体の幅は減っているの
で、この区間の濃度は低いものとなり、従って、フォト
ダイオード4の出力は図6Cに示すようにアクティブと
なっている期間が短いものの、そのレベルは高くなって
いる。
【0071】このレベルが高く、アクティブ期間の短い
パルスは図6Dに示すようにローパスフィルタ6により
一定レベルにされ、コンパレータ8に供給され、上述と
同様基準電圧と比較されるが、このときは既に前回でフ
ィードバックをかけた結果としてのレベルであるので、
オペアンプ8の出力によりパルス幅変調回路1が1つ前
のパルスと大きく異なるパルス幅変調信号を出力しな
い。
【0072】一方、透明回転板3の透明体がLED2及
びフォトダイオード4間からはずれた場合、即ち、図6
A中“0”で示す期間においては、LED2から出力さ
れる光は図4A及びBの例のように、透明体の代わりと
なった被測定液体の幅の分だけ光透過率が低くなるの
で、フォトダイオード4の出力信号のレベルは低くな
り、この出力信号が増幅回路5を介してローパスフィル
タ6に供給されると、このローパスフィルタ6でPWM
のパルス成分が除去された出力のレベルは低くなる。
【0073】この出力はオペアンプ8に供給され、入力
端子7を介して供給されている基準レベルと比較され、
この場合、受光光量を一定にするためにオペアンプ8の
出力は大きくなる。
【0074】このレベルの高いオペアンプ8の出力がパ
ルス幅変調回路1及びMIN値サンプルホールド回路1
1に夫々供給される。
【0075】パルス幅変調回路1においてはMIN値サ
ンプルホールド回路11からの出力と、オペアンプ8か
らのレベルの高いフィードバックによって図6Bに示す
如きアクティブとなっている期間の短いパルス幅変調信
号を出力する。
【0076】この図6Bに示すアクティブとなっている
期間の長いパルスでLED2を駆動すると、この期間は
透明回転板3がはずれて被測定液体の幅は増加している
ので、この区間の濃度は高いものとなり、従って、フォ
トダイオード4の出力は図6Cに示すようにアクティブ
となっている期間が長いものの、そのレベルは低くなっ
ている。
【0077】このレベル低く、アクティブ期間の長いパ
ルスは図6Dに示すようにローパスフィルタ6により一
定レベルにされ、コンパレータ8に供給され、上述と同
様基準電圧と比較されるが、このときは既に前回でフィ
ードバックをかけた結果としてのレベルであるので、オ
ペアンプ8の出力によりパルス幅変調回路1が1つ前の
パルスと大きく異なるパルス幅変調信号を出力しない。
【0078】こうしてこの例においてはオペアンプ8に
よってローパスフィルタ6からの出力が基準値となるよ
うフィードバックをかけ、この状態において、MAX値
をサンプルホールドし、被測定液体の濃度を検出するよ
うにしている。
【0079】従って、この例においては、ローパスフィ
ルタ6の出力と基準レベルを比較し、その結果に基いて
ローパスフィルタ6の出力が一定になるようにPWM制
御するようにしているので、結果的にはフォトダイオー
ド4の入力の光量は一定となり、これによってLED2
の電流を節約でき、LED2の寿命を延ばすことができ
る。
【0080】また、PWM駆動によって、LED2はオ
ン、オフ動作だけとなり、デューティーを連続的に可変
すれば、LED2の非直線性成分を除去でき、直線的に
検出することが可能となり、また、温度等による特性カ
ーブの乱れが生じない。
【0081】また、サンプルホールド回路9及び11
は、PWMの2つの状態(測定光路に透明体があるとき
は被測定液体+透明体、測定光路に透明体が無いときは
被測定液体のみ)のレベル差が透明回転板3によって変
化するので、MAX値、MIN値夫々をサンプルホール
ドしている。
【0082】上述の例においては、低レベル(全体的に
はそのどちらかのレベル)をパルス幅変調回路1にフィ
ードバックし、低レベルを一定に保つようにしている。
【0083】従って、MAX値サンプルホールド回路9
でサンプルホールドされた高レベル出力は安定した濃度
情報となる。
【0084】また、LED2やフォトダイオード4が温
度ドリフトや経時変化を受けても、低レベルはフィード
バックループを形成しているので一定になると共に、そ
のレベルからPWMで直線性が良く、ゲインはPWMの
デューティー比であるから高レベル出力も温度ドリフト
や経時変化を受けても変動をキャンセルでき、安定した
出力を得ることができる。
【0085】また、上述の実施例は本発明の一例であ
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成
が取り得ることは勿論である。
【0086】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、液体中または
液体の外に配置した発光手段の発光する光を液体中また
は液体の外に配置した受光手段で受光すると共に、液体
中に配置した光透過部材を、少なくとも発光手段及び受
光手段間の液体に間欠的に配するようにしたので、発光
手段及び受光手段間の液体の幅を可変でき、これによっ
て液体の濃度を簡単な構成で良好に検出することができ
る。
【0087】更に上述において本発明の構成によれば、
発光ダイオードで光を発光させるようにしたので、上述
の効果に加え、検出のための消費電力を低くでき、更に
コスト上昇を抑えることができる。
【0088】更に上述において本発明の構成によれば、
フォトダイオードで光を受光するようにしたので、上述
の効果に加え、液体の濃度を良好に検出することができ
る。
【0089】更に上述において本発明の構成によれば、
光透過部材の1つまたは複数の光透過羽根を回転させる
ようにしたので、上述の効果に加え、発光手段及び受光
手段間の液体の幅を光透過羽根の厚み分を殆ど無視して
可変することができ、これによって良好な液体の濃度検
出を行うことができる。
【0090】また本発明の構成によれば、受光手段から
の検出信号に基いて、液体中または液体の外に配置した
発光手段を駆動手段で駆動して光を発光させ、液体中ま
たは液体の外に配置した受光手段で受光すると共に、液
体中に配置した光透過部材を少なくとも発光手段及び受
光手段間の液体に間欠的に配し、制御手段からの制御信
号に基いて液体の濃度情報を濃度情報検出手段で得るよ
うにしたので、簡単な構成で液体の濃度の検出を良好に
行うことができる。
【0091】更に上述において本発明の構成によれば、
発光ダイオードを発光させ、この発光光を受光手段で受
光するようにしたので、上述の効果に加え、消費電力を
低減でき、また、構成を簡単にでき、コストの上昇を抑
えることができる。
【0092】更に上述において本発明の構成によれば、
発光手段で発光した発光光をフォトダイオードで受光す
るようにしたので、上述の効果に加え、簡単な構成で良
好に液体の濃度を検出することができる。
【0093】更に上述において本発明の構成によれば、
光透過部材の1つまたは複数の光透過羽根を回転させる
ようにしたので、上述の効果に加え、発光手段及び受光
手段間の液体の幅を光透過羽根の厚み分を殆ど無視して
可変することができ、これによって良好な液体の濃度検
出を行うことができる。
【0094】更に上述において本発明の構成によれば、
制御手段からの制御信号及び濃度情報検出手段からの検
出信号に基いて発光手段を駆動するようにしたので、上
述の効果に加え、発光手段や受光手段に経時変化や温度
ドリフト等による劣化があっても安定して液体の濃度を
検出できる。
【0095】更に上述において本発明の構成によれば、
パルス幅変調回路で得たパルス幅変調信号に基いて駆動
手段で発光手段の駆動を行うようにしたので、上述の効
果に加え、発光手段の非直線性成分を除去でき、液体濃
度の検出を直線的に検出できる。
【0096】更に上述において本発明の構成によれば、
受光手段からの検出信号のパルス成分をパルス成分除去
手段で除去し、このパルス成分除去手段からの出力と基
準レベルとの比較結果に基いて制御信号を制御信号出力
手段で出力するようにしたので、上述の効果に加え、受
光手段の出力が一定になるようにフィードバックをかけ
ることができ、これによって液体の濃度検出を良好に行
うことができる。
【0097】更に上述において本発明の構成によれば、
受光手段からの検出信号を増幅回路で増幅し、この増幅
回路からの出力をローパスフィルタで低域濾波するよう
にしたので、上述の効果に加え、検出信号を基準レベル
との比較用の信号とできる。
【0098】更に上述において本発明の構成によれば、
オペレーショナル・アンプリファイアで受光手段からの
検出信号と基準レベルとの差分をとり、これを制御信号
とするようにしたので、上述の効果に加え、受光手段か
らの検出信号のレベルと基準レベルとが同じになるよう
にフィードバックをかけることができ、これによって良
好な液体の濃度検出を行うことができる。
【0099】更に上述において本発明の構成によれば、
制御手段からの制御信号に基いて液体濃度の最大値を最
大値検出手段で検出し、制御手段からの制御信号に基い
て液体濃度の最小値を最小値検出手段で検出するように
したので、上述の効果に加え、2つの状態を得られ、こ
れら2つの状態を用いて液体の濃度検出及びフィードバ
ックによる回路の安定化を図ることができる。
【0100】更に上述において本発明の構成によれば、
サンプルホールド回路で液体濃度の最大値をサンプルし
て検出するようにしたので、上述の効果に加え、最大値
の検出を良好に行うできる。
【0101】更に上述において本発明の構成によれば、
サンプルホールド回路で液体濃度の最小値をサンプルし
て検出するようにしたので、上述の効果に加え、最小値
の検出を良好に行うことができる。
【0102】更に上述において本発明の構成によれば、
最大値検出手段の出力を濃度検出出力とし、最小値検出
手段の出力を検出信号として駆動手段に供給するように
したので、上述の効果に加え、液体の濃度の検出を安定
して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明液体濃度検出装置の一実施例を示す構成
図である。
【図2】本発明液体濃度検出装置の一実施例の要部を示
す構成図である。
【図3】本発明液体濃度検出装置の一実施例の説明に供
する説明図ある。
【図4】本発明液体濃度検出装置の一実施例の説明に供
する説明図ある。
【図5】本発明液体濃度検出装置の一実施例の説明に供
する説明図ある。
【図6】本発明液体濃度検出装置の一実施例の説明に供
するタイミングチャートある。
【符号の説明】
1 パルス幅変調(PWM)回路 2 LED 3 透明回転板 4 フォトダイオード 5 増幅回路 6 ローパスフィルタ 8 オペアンプ(オペレーショナル・アンプリファイ
ア) 9 最大(MAX)値サンプルホールド回路 10 最小(MIN)値サンプルホールド回路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体中または液体の外に配置される発光
    手段と、 液体中または液体の外に配置され、上記発光手段の発光
    する光を受光する受光手段と、 上記液体中に配置され、少なくとも上記発光手段及び上
    記受光手段間の液体に間欠的に配される光透過部材とを
    有することを特徴とする液体濃度検出装置。
  2. 【請求項2】 上記発光手段は発光ダイオードであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の液体濃度検出装置。
  3. 【請求項3】 上記受光手段はフォトダイオードである
    ことを特徴とする請求項1記載の液体濃度検出装置。
  4. 【請求項4】 上記光透過部材は1つまたは複数の光透
    過羽根を回転させるものであることを特徴とする請求項
    1記載の液体濃度検出装置。
  5. 【請求項5】 液体中または液体の外に配置される発光
    手段と、 液体中または液体の外に配置され、上記発光手段の発光
    する光を受光する受光手段と、 上記液体中に配置され、少なくとも上記発光手段及び上
    記受光手段間の液体に間欠的に配される光透過部材と、 上記発光手段を駆動する駆動手段と、 上記受光手段からの検出信号に基いて上記駆動手段を制
    御する制御手段と、 上記制御手段からの制御信号に基いて上記液体の濃度情
    報を得る濃度情報検出手段とを有することを特徴とする
    液体濃度検出装置。
  6. 【請求項6】 上記発光手段は発光ダイオードであるこ
    とを特徴とする請求項5記載の液体濃度検出装置。
  7. 【請求項7】 上記受光手段はフォトダイオードである
    ことを特徴とする請求項5記載の液体濃度検出装置。
  8. 【請求項8】 上記光透過部材は1つまたは複数の光透
    過羽根を回転させるものであることを特徴とする請求項
    5記載の液体濃度検出装置。
  9. 【請求項9】 上記駆動手段は上記制御手段からの制御
    信号及び上記濃度情報検出手段からの検出信号に基いて
    上記発光手段を駆動することを特徴とする請求項5記載
    の液体濃度検出装置。
  10. 【請求項10】 上記駆動手段はパルス幅変調回路であ
    ることを特徴とする請求項9記載の液体濃度検出装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、上記受光手段からの
    検出信号のパルス成分を除去するパルス成分除去手段
    と、 このパルス成分除去手段からの出力と基準レベルとの比
    較結果に基いて上記制御信号を出力する制御信号出力手
    段とで構成されることを特徴とする請求項5記載の液体
    濃度検出装置。
  12. 【請求項12】 上記パルス成分除去手段は、上記受光
    手段からの検出信号を増幅する増幅回路と、 この増幅回路からの出力を低域濾波するローパスフィル
    タとで構成されることを特徴とする請求項11記載の液
    体濃度検出装置。
  13. 【請求項13】 上記制御信号出力手段は上記受光手段
    からの検出信号と上記基準レベルとの差分を上記制御信
    号とするオペレーショナル・アンプリファイアであるこ
    とを特徴とする請求項11記載の液体濃度検出装置。
  14. 【請求項14】 上記濃度情報検出手段は、上記制御手
    段からの制御信号に基いて上記液体濃度の最大値を検出
    する最大値検出手段と、 上記制御手段からの制御信号に基いて上記液体濃度の最
    小値を検出する最小値検出手段とで構成されることを特
    徴とする請求項5記載の液体濃度検出装置。
  15. 【請求項15】 上記最大値検出手段はサンプルホール
    ド回路であることを特徴とする請求項14記載の液体濃
    度検出装置。
  16. 【請求項16】 上記最小値検出手段はサンプルホール
    ド回路であることを特徴とする請求項14記載の液体濃
    度検出装置。
  17. 【請求項17】 上記最大値検出手段の出力を濃度検出
    出力とし、上記最小値検出手段の出力を上記駆動手段に
    供給する検出信号とすることを特徴とする請求項14記
    載の液体濃度検出装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5897240A (en) * 1998-03-06 1999-04-27 Samsung Electronics Co., Ltd. Concentration measuring device of electrographic printer
JP2009075558A (ja) * 2007-08-30 2009-04-09 Seiko Epson Corp 液量測定装置、液体現像剤貯留装置及び画像形成装置
US10677721B2 (en) 2017-12-22 2020-06-09 Asahi Kasei Microdevices Corporation Optical concentration measuring device and control method for optical concentration measuring device

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