JPH07140071A - 液体中微粒子の分散性測定装置 - Google Patents

液体中微粒子の分散性測定装置

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JPH07140071A
JPH07140071A JP5285070A JP28507093A JPH07140071A JP H07140071 A JPH07140071 A JP H07140071A JP 5285070 A JP5285070 A JP 5285070A JP 28507093 A JP28507093 A JP 28507093A JP H07140071 A JPH07140071 A JP H07140071A
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Japan
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light
dispersibility
fine particles
liquid
signal
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JP5285070A
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Toshimi Fukuoka
敏美 福岡
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Sony Corp
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク中に混入されたトナーのインク中での
分散性を電気的に、かつ高精度に測定できるようにす
る。 【構成】 トナーが混入されたインク中に配置されるL
ED1と、インク中に配置され、かつLED1からの出
射光Lを受光するフォトセンサ2と、インクを流動させ
る撹拌手段(図示せず)と、フォトセンサ2からの光検
知信号sをトナーの分散性情報Sdとして取り出す検出
回路12と、フォトセンサ2からの光検知信号sの増幅
信号Sに基づいて、LED1の光出力をフィードバック
制御する制御回路13を設けて構成する。そして、検出
回路12をフォトセンサ2からの光検知信号sの実効値
を出力するRMS変換器で構成し、制御回路13を上記
増幅信号Sを低域濾波するローパスフィルタ14と、こ
のローパスフィルタ14からの出力信号SL のレベルと
基準レベルSbとの差分を取り出す演算増幅器15とで
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体中微粒子の分散性
測定装置に関し、特に、湿式プリンタに使用されるトナ
ーとワックスを混合したものを溶融させたインクのトナ
ーの分散性(濃度むら)を測定する場合において好適な
分散性測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、トナーをプリント用紙などに付
着、安定させてプリント画像を得る湿式プリンタは、ト
ナーとワックスの混合したものを溶融することにより得
られたインクをインク貯蔵部に貯蔵し、プリント(印
刷)すべき情報に基づいてプリント用紙にトナー及びワ
ックスを付着、安定させてプリント画像を得るようにし
ている。
【0003】例えば、濃い画像(印刷されるデータ量が
多く、例えば黒の塗りつぶしなどの画像等が該当する)
を印刷する場合は、トナーがプリンタ用紙に大量に付着
し、ワックスはほとんど付着しないことから、トナーの
消費量がワックスよりも多くなる。
【0004】一方、淡い画像(印刷されるデータ量が少
なく、例えば白っぽい画像等が該当する)を印刷する場
合は、今度は、ワックスがプリンタ用紙に大量に付着
し、トナーはほとんど付着しないことから、ワックスの
消費量がトナーよりも多くなる。
【0005】ところで、トナーとワックスを溶融する
前、即ち固体の状態のときには、単位体積当たり、もし
くは固体1つ当たりのトナーとワックスの量の比が一定
となっている。しかし、印刷する画像は、その濃淡の割
合がまちまちであることから、プリンタを使用している
間に、インク貯蔵部に貯蔵されているインクのトナーと
ワックスの量の比が、使用開始時と比べて大きく変化す
ることになる。このことから、プリンタを使用するにし
たがって、プリンタ用紙に印刷されるプリント画像の濃
淡が所望の階調精度に従わなくなり、良好なプリント画
が得られなくなるという問題が生じる。
【0006】そこで、従来では、インク貯蔵部内に発光
素子と受光素子を設置し、発光素子からの出射光を受光
素子で受光し、その受光による検出信号を用いてインク
の濃度(又は光透過率)を測定したり、インク貯蔵部内
に電極を設置して電気泳動させ、電極に付着したトナー
を発光素子と受光素子で濃度検出し、その結果に基づい
て、インク貯蔵部に、例えばトナーを補充したり、ワッ
クスを補充して、インクの濃度、即ちトナーとワックス
の量の比を一定にするようにしている。
【0007】ところで、インク貯蔵部にトナー又はワッ
クスを補充した段階においては、インク貯蔵部内のイン
クに濃度むらが生じる。このまま印刷用のインクとして
使用した場合、上記濃度むらがプリント画に反映して、
画質の著しい劣化を引き起こす。そのため、従来では、
インク貯蔵部にトナー又はワックスを補充する際、既知
の撹拌手段にてインクを流動させて濃度むらがなるべく
生じないように工夫している。
【0008】上記撹拌手段によるインクの撹拌によっ
て、トナーがインク内に十分に分散されたかを確認する
ために、従来では、ある所定の画像をプリント用紙にテ
スト印刷し、このテスト印刷されたプリント画の濃淡の
度合を測定者が顕微鏡を用いて目で確認するようにして
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法、即ち顕微
鏡でインク内におけるトナーの分散性を確認するという
方法は、測定者がプリント画の濃淡の度合を顕微鏡を用
いて目で確認し、この確認の結果得られた心証にしたが
って、経験的に判断を下すほかなく、すべて測定者の主
観に頼るほかないという問題がある。
【0010】即ち、トナーの分散性の良否というほぼ抽
象的な事象を目で確認して、判断を下すにはそれ相応の
経験が必要になり、また、測定環境の変化や測定者の体
調等によって、あるいは複数の測定者間で、測定結果に
ばらつきが生じ、一定の分散性を得ることは不可能であ
った。
【0011】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、液体中に混入された微
粒子の液体中での分散性を電気的に測定することがで
き、微粒子の分散性というほぼ抽象的な事象を客観的に
測定することができる液体中微粒子の分散性測定装置を
提供することにある。
【0012】また、本発明の他の目的は、微粒子の分散
性の測定に用いられる受光手段の受光感度をほぼ一定に
することができ、経時変化や環境温度の変化並びに受光
手段から出力される光検知信号の微小変化成分に対して
も安定して微粒子の分散性を測定することができる液体
中微粒子の分散性測定装置を提供することにある。
【0013】また、本発明の他の目的は、微粒子の分散
性の測定に用いられる受光手段からの光検知信号に基づ
いて、高精度に微粒子の分散性を検出することができる
液体中微粒子の分散性測定装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る液体中微粒
子の分散性測定装置は、図2に示すように、微粒子が混
入された液体中又は液体外に配置される発光手段1と、
液体中又は液体外に配置され、かつ発光手段1からの出
射光Lを受光する受光手段2と、液体を流動させる撹拌
手段3(図1参照)と、受光手段2からの光検知信号s
を微粒子の分散性情報Sdとして取り出す検出手段12
とを設けて構成する。
【0015】この場合、受光手段2からの光検知信号s
に基づいて、発光手段1の光出力をフィードバック制御
する光出力制御手段13を設けるようにしてもよいし、
検出手段12は、受光手段2からの光検知信号sの実効
値を出力するRMS変換器で構成することができる。
【0016】また、出力制御手段13としては、受光手
段2からの光検知信号sの増幅信号Sを低域濾波するロ
ーパスフィルタ14と、このローパスフィルタ14から
の出力信号SL のレベルと基準レベルSbとの差分を発
光手段1の光出力制御用の制御信号Ssとする演算増幅
器15とを設けて構成することができる。
【0017】この場合、出力制御手段13と発光手段1
とで構成されるフィードバック制御系を、受光手段2か
らの光検知信号sにおける微小変化成分に応答しない程
度の時定数に設定することが好ましい。
【0018】なお、発光手段1として発光ダイオード、
受光手段2としてフォトダイオードを用いることがで
き、また、微粒子が混入された液体としては、湿式プリ
ンタに使用されるトナーとワックスを混合したものを溶
融させたインクとすることができる。
【0019】
【作用】本発明に係る液体中微粒子の分散性測定装置に
おいては、撹拌手段3にて液体を流動させた状態で測定
が行なわれる。即ち、流動している液体中又は液体外に
設置された発光手段1から検知用の光Lが出射され、流
動している液体中又は液体外に設置された受光手段2に
おいて、発光手段1からの出射光Lが受光され、その受
光量に応じたレベルを有する光検知信号sが出力され
る。
【0020】そして、受光素子2から出力された光検知
信号sが、検出手段12において、微粒子の分散性情報
Sdとして取り出される。
【0021】特に、受光手段2からの光検知信号sに基
づいて、発光手段1の光出力をフィードバック制御する
光出力制御手段13を設けた場合においては、発光手段
1の光出力が受光手段2からの光検知信号sに基づいて
制御されることになる。従って、例えば受光手段2での
受光感度が一定になるように発光手段の光出力を制御す
ることが可能となる。
【0022】ところで、発光手段1から出射された光L
が微粒子にて吸収又は乱反射されることになるため、受
光手段2から出力される光検知信号sは、広い帯域を持
つ複雑な信号となる。検出手段12を、受光手段2から
の光検知信号sの実効値を出力するRMS変換器で構成
した場合においては、受光手段2から出力される広い帯
域を有する複雑な信号(光検知信号s)が、その瞬時値
の実効値(2乗の平均値の平方根)に変換されて直流信
号Sdとして取り出されることになる。従って、例えば
後段の信号処理回路において、取り扱いやすい電圧信号
に変換することが非常に容易になり、信号処理系の負担
や複雑化を回避させることが可能となる。しかも、上記
RMS回路での実効値変換によってノイズ成分も除去さ
れることから高精度に微粒子の分散性を検出することが
できる。
【0023】そして、出力制御手段13を、受光手段2
からの光検知信号sの増幅信号Sを低域濾波するローパ
スフィルタ14と、このローパスフィルタ14からの出
力信号SL のレベルと基準レベルSbとの差分を発光手
段1の光出力制御用の制御信号Ssとする演算増幅器1
5とで構成した場合においては、受光手段2からの光検
知信号sの増幅信号Sがローパスフィルタ14において
低域濾波され、演算増幅器15において、上記ローパス
フィルタ14からの出力信号SL のレベルと基準レベル
Sbとの差分がとられ、この差分が発光手段の光出力制
御用の制御信号Ssとして出力されることになる。
【0024】特に、上記出力制御手段13と発光手段1
とで構成されるフィードバック制御系を、受光手段2か
らの光検知信号sにおける微小変化成分に応答しない程
度の時定数に設定することにより、系が光検知信号sに
おける微小変化成分によっていつまでも安定しないとい
う不都合が回避され、受光手段2の受光感度を一定にす
るという上記フィードバック制御を安定に動作させるこ
とが可能となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明に係る液体中微粒子の分散性測
定装置を、湿式プリンタに用いられるトナーとワックス
を混合したものを溶融させたインクのトナーの分散性を
測定するための装置に適用した実施例(以下、単に実施
例に係る測定装置と記す)を図1及び図2を参照しなが
ら説明する。
【0026】この実施例に係る測定装置は、図1に示す
ように、湿式プリンタの印字媒体として用いられるトナ
ーとワックスの混合したものを溶融させたインクが貯蔵
されたインク貯蔵部(図示せず)内に設置される。
【0027】具体的には、インク中に、光センサを構成
する発光素子1と受光素子2が、それぞれ発光面と受光
面が所定の間隔を置いて相対向するように配置され、更
に上記インク中、光センサの配置部分以外の箇所にイン
クを流動させる撹拌手段3が設けられて構成される。攪
拌手段3は、支軸4を中心に外部からの駆動動力(モー
タ駆動)によって一方的に回転する回転板5の円周に多
数枚の羽根6が取り付けられて構成されている。
【0028】本実施例においては、発光素子1として発
光ダイオード(LED)を用い、受光素子2としてフォ
トダイオード(フォトセンサ)を用いた。そして、上記
LED1からの出射光Lがインク中の微粒子(トナー)
に一部吸収、又は乱反射されてフォトセンサ2によって
受光されることになる。従って、フォトセンサ2から出
力される光検出信号sは、広い帯域を持つ複雑な信号と
なる。
【0029】本実施例に係る測定装置の測定系は、図2
に示すように、フォトセンサ2の後段にフォトセンサ2
からの光検出信号sをあるゲインにて増幅する増幅器1
1と、この増幅器11からの出力信号Sをトナーの分散
性情報として取り出す検出回路12と、上記増幅器11
からの出力信号Sに基づいて、フォトセンサ2での受光
感度が一定となるようにフォトセンサ2の光出力をフィ
ードバック制御する制御回路13とを有して構成されて
いる。
【0030】検出回路12は、増幅器11からの出力信
号Sを、その瞬時値の実効値(2乗の平均値の平方根)
に変換して、出力端子φoutから直流信号(直流電圧
信号又は直流電流信号)Sdとして取り出すRMS変換
器にて構成されている。
【0031】制御回路13は、増幅器11からの出力信
号Sを低域濾波するローパスフィルタ14と、このロー
パスフィルタ14からの出力信号SL のレベルと基準レ
ベルSbとの差分を取り出し、この差分信号SsをLE
D1に光出力制御用の信号として供給する演算増幅器1
5とを有して構成されている。基準レベルSbは、図示
しない湿式プリンタの本体回路から一方の入力端子φを
介して演算増幅器15に供給される。
【0032】この制御回路13は、LED1との間でフ
ォトセンサ2の光出力をフィードバック制御する系を構
成しており、特に本実施例においては、系の安定性を確
保するために、この系の応答速度を遅く、即ち、増幅器
11からの広い帯域を有する出力信号S中、トナーの分
散性に基づく信号成分(光吸収や乱反射等によって検出
される周波数の高い信号成分)に応答しない程度の時定
数に設定されている。
【0033】次に、本実施例に係る測定装置の動作につ
いて説明する。この動作説明においては、湿式プリンタ
の使用によって、インク貯蔵部に貯蔵されているインク
の濃度、即ちトナーとワックスの比率が変化したことに
基づいて、インク貯蔵部内にトナー又はワックスが補充
された時点から説明する。
【0034】インク貯蔵部内にトナー又はワックスが補
充されると、インク貯蔵部内のインクに濃度むらが生じ
る。そこで、本実施例においては、まず、図1で示す撹
拌手段3によってインクを流動させる。このインクの流
動によって、例えばトナーの分散性が改善されていく。
このとき、流動しているインク中に設置されたLED1
から光Lが出射され、同じく流動している液体中に設置
されたフォトセンサ2において、LED1からの出射光
Lが受光され、その受光量に応じたレベルを有する光検
知信号sが出力される。
【0035】そして、上記フォトセンサ2から出力され
た光検知信号sが、増幅器11にて所定のゲインにて増
幅される。そして、増幅器11からの出力信号Sが後段
の検出回路12に供給されて、トナーの分散性(濃度む
ら)に応じた直流信号SdにRMS変換される。従っ
て、例えば図示しない後段の信号処理回路において、取
り扱いやすい電圧信号に変換することが非常に容易にな
り、信号処理系の負担や複雑化を回避させることが可能
となる。しかも、上記RMS回路でのRMS変換によっ
てノイズ成分も除去されることから高精度に微粒子の分
散性を検出することが可能となる。
【0036】同時に、上記制御回路13において、フォ
トセンサ2からの光検知信号s(正確には増幅器11か
らの出力信号S)に基づいて、フォトセンサ2での受光
感度が一定になるようにLED1の光出力がフィードバ
ック制御される。即ち、増幅器11からの出力信号Sが
ローパスフィルタ14において低域濾波され、演算増幅
器15において、ローパスフィルタ14からの出力信号
L のレベルと基準レベルSbとの差分がとられ、この
差分がLED1の光出力制御用の制御信号SsとしてL
ED1に供給されることになる。その結果、LED1の
光出力は、フォトセンサ2にて受光される検出レベルが
基準レベルSbに応じたレベルになるように制御され、
フォトセンサ2での受光感度は一定となる。
【0037】この場合、LED1から出射された光Lが
トナーにて吸収又は乱反射されることになるため、上述
したように、フォトセンサ2から出力される光検知信号
sは、広い帯域を持つ複雑な信号となるが、本実施例に
おいては、制御回路13及びLED1にて構成されるフ
ィードバック制御系を、上記LED1からの光検知信号
sにおけるトナーの分散性に基づく微小変化成分(高周
波成分)に応答しない程度の時定数に設定するようにし
ているため、上記系が光検知信号sにおける微小変化成
分によっていつまでも安定しないという不都合が回避さ
れ、フォトセンサ2の受光感度を一定にするという上記
フィードバック制御を安定に動作させることが可能とな
る。
【0038】このように、本実施例に係る測定装置にお
いては、トナーの分散性をLED1からの出射光Lをフ
ォトセンサ2にて受光し、その受光レベルに応じた光検
出信号sを検出回路12にてRMS変換して、直流信号
Sdとするようにしたので、インク中に混入されたトナ
ーのインク中での分散性を電気的に測定することがで
き、トナーの分散性というほぼ抽象的な事象を客観的
に、かつ高精度に測定することができる。
【0039】また、制御回路13とLED1にて構成さ
れるフィードバック制御系にて、トナーの分散性の測定
に用いられるフォトセンサ2の受光感度をほぼ一定にす
るようにしているため、経時変化や環境温度の変化並び
にフォトセンサから出力される光検知信号sの微小変化
成分に対しても安定してトナーの分散性を測定すること
ができる。しかも、上記のように、フォトセンサ2の受
光感度が一定となるようにLED1の光出力を制御する
ことにより、LED1の駆動電流を節約することがで
き、LED1の寿命を延ばすことができる。
【0040】なお、検出回路12の出力端子φoutか
ら出力される直流信号Sdを電圧測定し、更にその測定
電圧をキャラクタ表示又はグラフィック表示することに
より、現在のトナーの分散性(濃度むら)を、測定者が
認識しやすい数値データとして又は画像データとして提
供することができる。
【0041】また、この測定装置を湿式プリンタに内蔵
させ、更に検出回路12の出力端子φoutから出力さ
れる直流信号Sdのレベルが、例えばある値以上のと
き、警報発生器に対して警告指示信号を出力するコンパ
レータ回路を接続することにより、トナーの劣化などの
良否の判定を警報の発生というかたちで容易に行うこと
ができる。
【0042】上記のキャラクタ表示やグラフィック表示
及び警報の発生処理などについては、検出回路12の出
力端子φoutにA/D変換器を介してCPUを接続
し、更にこのCPUにデータバスや制御ライン等を通じ
て表示器や警報発生器を接続することによって容易に達
成させることができる。
【0043】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る液体中微粒
子の分散性測定装置によれば、微粒子が混入された液体
中又は液体外に配置される発光手段と、上記液体中又は
液体外に配置され、かつ上記発光手段からの出射光を受
光する受光手段と、上記液体を流動させる撹拌手段と、
上記受光手段からの光検知信号を上記微粒子の分散性情
報として取り出す検出手段とを設けるようにしたので、
液体中に混入された微粒子の液体中での分散性を電気的
に測定することができ、微粒子の分散性というほぼ抽象
的な事象を客観的に測定することができる。
【0044】また、本発明に係る液体中微粒子の分散性
測定装置によれば、上述の構成において、上記受光手段
からの光検知信号に基づいて、上記発光手段の光出力を
フィードバック制御する光出力制御手段を設けるように
したので、微粒子の分散性の測定に用いられる受光手段
の受光感度をほぼ一定にすることができ、経時変化や環
境温度の変化並びに受光手段から出力される光検知信号
の微小変化成分に対しても安定して微粒子の分散性を測
定することができる。
【0045】また、本発明に係る液体中微粒子の分散性
測定装置によれば、上述の構成において、上記検出手段
を、上記受光手段からの光検知信号の実効値を出力する
RMS変換器としたので、微粒子の分散性の測定に用い
られる受光手段からの光検知信号に基づいて、高精度に
微粒子の分散性を検出することができる。
【0046】また、本発明に係る液体中微粒子の分散性
測定装置によれば、上述の構成において、上記出力制御
手段を、上記受光手段からの光検知信号の増幅信号を低
域濾波するローパスフィルタと、該ローパスフィルタか
らの出力信号のレベルと基準レベルとの差分を上記発光
手段の光出力制御用の制御信号とする演算増幅器とを有
して構成するようにしたので、簡単な回路構成で、微粒
子の分散性の測定に用いられる受光手段の受光感度をほ
ぼ一定にすることができ、経時変化や環境温度の変化並
びに受光手段から出力される光検知信号の微小変化成分
に対しても安定して微粒子の分散性を測定することがで
きる。
【0047】また、本発明に係る液体中微粒子の分散性
測定装置によれば、上述の構成において、上記出力制御
手段と及び上記発光手段とで構成されるフィードバック
制御系を、上記受光手段からの光検知信号における微小
変化成分に応答しない程度の時定数に設定したので、フ
ィードバック制御系が光検知信号における微小変化成分
によっていつまでも安定しないという不都合が回避さ
れ、受光手段の受光感度を一定にするという上記フィー
ドバック制御を安定に動作させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液体中微粒子の分散性測定装置
を、湿式プリンタに用いられるトナーとワックスを混合
したものを溶融させたインクのトナーの分散性を測定す
るための装置に適用した実施例(以下、単に実施例に係
る測定装置と記す)を概略的に示す構成図である。
【図2】本実施例に係る測定装置の測定系を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】 1 発光素子(LED) 2 受光素子(フォトセンサ) 3 撹拌手段 11 増幅器 12 検出回路 13 制御回路 14 ローパスフィルタ 15 演算増幅器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微粒子が混入された液体中又は液体外に
    配置される発光手段と、 上記液体中又は液体外に配置され、かつ上記発光手段か
    らの出射光を受光する受光手段と、 上記液体を流動させる撹拌手段と、 上記受光手段からの光検知信号を上記微粒子の分散性情
    報として取り出す検出手段とを有することを特徴とする
    液体中微粒子の分散性測定装置。
  2. 【請求項2】 上記受光手段からの光検知信号に基づい
    て、上記発光手段の光出力をフィードバック制御する光
    出力制御手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    液体中微粒子の分散性測定装置。
  3. 【請求項3】 上記検出手段は、上記受光手段からの光
    検知信号の実効値を出力するRMS変換器であることを
    特徴とする請求項1記載の液体中微粒子の分散性測定装
    置。
  4. 【請求項4】 上記出力制御手段は、上記受光手段から
    の光検知信号の増幅信号を低域濾波するローパスフィル
    タと、該ローパスフィルタからの出力信号のレベルと基
    準レベルとの差分を上記発光手段の光出力制御用の制御
    信号とする演算増幅器とを有することを特徴とする請求
    項2記載の液体中微粒子の分散性測定装置。
  5. 【請求項5】 上記出力制御手段と及び上記発光手段と
    で構成されるフィードバック制御系が、上記受光手段か
    らの光検知信号における微小変化成分に応答しない程度
    の時定数に設定されていることを特徴とする請求項4記
    載の液体中微粒子の分散性測定装置。
  6. 【請求項6】 上記受光手段が発光ダイオードであり、
    上記受光手段がフォトダイオードであることを特徴とす
    る請求項1記載の液体中微粒子の分散性測定装置。
  7. 【請求項7】 上記微粒子が混入された液体は、湿式プ
    リンタに使用されるトナーとワックスを混合したものを
    溶融させたインクであることを特徴とする請求項1記載
    の液体中微粒子の分散性測定装置。
JP5285070A 1993-11-15 1993-11-15 液体中微粒子の分散性測定装置 Pending JPH07140071A (ja)

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