JPH0666635B2 - 電気信号フィルタ装置 - Google Patents

電気信号フィルタ装置

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JPH0666635B2
JPH0666635B2 JP59037204A JP3720484A JPH0666635B2 JP H0666635 B2 JPH0666635 B2 JP H0666635B2 JP 59037204 A JP59037204 A JP 59037204A JP 3720484 A JP3720484 A JP 3720484A JP H0666635 B2 JPH0666635 B2 JP H0666635B2
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ウオルタ・エドガ−・セツプ
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アールシーエー トムソン ライセンシング コーポレイション
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/64Circuits for processing colour signals
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/04Frequency selective two-port networks

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  • Signal Processing (AREA)
  • Networks Using Active Elements (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、濾波すべき電気信号を伝達する信号路に高
次フイルタを結合するのに適した構成に関するものであ
る。
〔発明の背景〕
高次フィルタは、特定周波数信号の高調波成分(高次周
波数成分)を濾波除去することを主目的とした一種の低
域通過フィルタであり、たとえばカラーテレビジョン受
像機において、復調されたクロミナンス成分(I,Q成
分)に不要に付帯する可能性のある色副搬送波の高調波
を濾波除去するために使用されるフィルタである。
誘導性素子および容量性素子を持つたπ形またはT形フ
イルタを含んだ高次フイルタ回路は、基本的には、その
入力部に1対の入力端子を持ち出力部に1対の出力端子
を有する4端子回路で、その構成はよく知られている。
この様なフイルタは、その入力部および出力部の各1端
子を共通に接続すると、2ポート3端子回路と呼ばれ
る。その様な場合、第1端子は入力ポートに相当しまた
第2端子は出力ポートになる。第3端子は、第1および
第2端子間に結合された他の回路素子と共にフイルタの
伝達関数(トランスフア・フアンクシヨン)の決定にあ
ずかる回路素子を介して、第1端子と第2端子の中間に
あるフイルタ回路中の1点に結合されている。このフイ
ルタの入力部と出力部は、このフイルタを使用する信号
処理回路に関連して適切に決められた終端インピーダン
スで終端されている。
実際に使用する場合には、この様な2ポート3端子形リ
アクタンス性フイルタ回路は、濾波を受けるべき信号を
伝達する信号路に対する少なくとも2つの接続を必要と
する。従つて、この信号路を集積回路装置で作る場合に
は、上記の様なフイルタはその集積回路装置の2つの外
部端子を介してこの信号路に接続しなければならない。
しかし、集積回路は外部回路に対する接続用として或る
限られた数の端子しか持つていないから、上記の要求は
具合がわるい。
〔発明の概要〕
従って、この発明は、信号路に対してただ1つの接続だ
けで2ポート3端子形の高次フィルタを結合できるよう
にすること、すなわちその様な結合が可能な、高次フィ
ルタを使った電子信号フィルタ装置を提供することを目
的とするものである。このフィルタ装置は、このフイル
タの伝達関数(トランスフア・フアンクシヨン)に対応
する伝達関数を持つたインピーダンスを、単一の端子部
で合成する手段を持つている。
この発明の一特徴によれば、2ポート3端子形の高次電
気信号フィルタを1つの中間接続(インタフェース)端
子を介して、信号結合路を含む信号処理装置に結合する
ための、能動装置を含んだ結合手段が設けられている。
この結合手段は、フィルタの第1の端子(入力ポート)
を上記の中間接続端子に、第2の端子を基準電位点(た
とえば大地)に結合しており、更に上記能動装置はその
第1電極を上記の中間接続端子に、また第2電極を上記
フィルタの第3端子に接続して、濾波処理される信号が
フィルタの第1端子と第3端子との双方に供給されるよ
うに構成されている。
〔詳細な説明〕
以下、図面を参照しつゝ詳細に説明する。
第1図に示す、この発明による構成の一具体例を使用し
たNTSC方式カラーテレビジヨン受像機の一例要部におい
て、クロミナンス信号源10からのクロミナンス情報信号
はクロミナンス信号処理器12に印加される。クロミナン
ス信号処理器12は、クロミナンス利得制御および位相制
御回路と、カラー副搬送波基準信号を再生する制御形局
部発振器を含む通常の種々の他の信号処理回路とを有す
るものである。処理器12において処理を受けたクロミナ
ンス情報信号は、I位相クロミナンス信号復調器14およ
びQ位相クロミナンス信号復調器18の各情報信号入力に
印加される。処理器12から復調器14の基準信号入力に対
して再生されたクロミナンス副搬送波基準信号が供給さ
れ、また90゜移送回路20を介して復調器18の基準信号入
力には上記基準信号と90゜の位相差のある副搬送波基準
信号が供給される。後述する適当な濾波作用の後、復調
器14と18の両出力から得られる復調されたI、Qクロミ
ナンス信号成分は、マトリクス増幅器22中で合成されて
R−Y、G−YおよびB−Y出力色差信号を生成する。
これらの信号は、最終的に合成カラーテレビジヨン信号
のルミナンス成分と合成されて赤、青および緑のカラー
画像を表わす信号となつてカラー画像表示装置に印加さ
れる。
I復調器14中の信号結合路は位相検波器(たとえば同期
復調器)と復調された信号を受入れる出力回路とを含ん
でいる。この出力回路は、増幅トランジスタ15と付属コ
レクタ出力負荷抵抗16およびエミツタホロワ・トランジ
スタ17を有する形で示されている。Q復調器18中の信号
結合路も、復調されたQ信号を受入れるために、上記の
素子と機能的に対応するトランジスタ25、27および負荷
抵抗26を含んでいる。トランジスタ25および15のエミツ
タ電極は、続いて詳しく述べるように、中間接続端子A
とBを介して合成(シンセサイジング)回路30と40とに
それぞれ結合されている。IおよびQ復調器14と18が集
積回路装置として作られていれば、端子AとBはその集
積回路装置の外部接続端子に相当する。
米国で採用しているようなNTSC放送標準によるカラーテ
レビジヨン信号処理方式では、Q信号は0〜0.5MHzの帯
域幅を有し、その変調成分は、クロミナンス副搬送波信
号の大体3.58MHzの周波数に対し、その上下両側波帯に
ほぼ0.5MHzづゝの帯域幅を占有している。I信号は、0
〜1.5MHzの帯域幅を有し、Q信号変調成分に対し直交位
相をとるこのI信号変調成分は、クロミナンス副搬送波
周波数に対して下側波帯に約1.5MHzの帯域幅を、またク
ロミナンス副搬送波周波数に対して上側波帯に0.5MHzの
帯域幅を、それぞれ占有している。従つて復調されるべ
きQクロミナンス情報は3.08MHzから4.08MHzに至る信号
周波数を含み、復調されるべきIクロミナンス情報は2.
08MHzから4.08MHzに及ぶ信号周波数を含んでいる。
マトリクス回路22の入力端子に適正なIおよびQ信号情
報を供給し、また3.58MHzのクロミナンス副搬送波信号
の高調波という様な不所望な信号周波数を除去するため
に、上記の復調されたIおよびQ信号を濾波処理するこ
とが必要である。その様な濾波処理は、合成回路30と40
にそれぞれ設けられているフイルタ回路の伝達関数に従
つて行なわれる。
回路30は、インダクタ34とキヤパシタ35、36とより成り
0MHzから0.5MHzまで−3dbの振幅対周波数応答特性(伝
達関数)を呈する3次低域通過フイルタ32を具えてい
る。フイルタ32の構造は、3個の端子(a、b、c)
と、相互間にフイルタの伝達関数が発生する2つのポー
ト(a、b)を持つフイルタの形である。抵抗31と33は
フイルタ32の終端インピーダンスとして作用する。回路
30は、また能動装置として、実質的に電圧利得が1のPN
Pエミツタホロワ・トランジスタ37を有し、その高イン
ピーダンスのベース信号入力電極は抵抗38を介して端子
Aに結合され、低インピーダンスのエミツタ出力電極は
フイルタ32の端子Cに結合されている。バイアス抵抗39
はトランジスタ37のエミツタバイアス電流を決定するも
のである。
トランジスタ37を有するフイルタ32のこの構成によつ
て、増幅トランジスタ25のコレクタ電流がフイルタ32の
伝達関数H(s)に対応する伝達関数H(s)を呈する
ことになる。従つて、コレクタ負荷抵抗26の両端間に生
ずる出力信号電圧と復調器18からの出力信号とはフイル
タ32の伝達関数を呈する。
より具体的に言えば、増幅トランジスタ25の低インピー
ダンスエミツタに生ずる信号電圧は、端子Aと電圧ホロ
ワ・トランジスタ37のベース入力とに現われる。トラン
ジスタ37は実質的に1(たとえば約0.98)の信号電圧利
得を示し、この信号をトランジスタ37の低インピーダン
スのエミツタを通じてフイルタ32の中間端子Cに供給す
る。要するに、端子Aと抵抗31を介してフィルタ端子b
に信号電圧を供給するように結合されている増幅トラン
ジスタ25のエミッタが第1の信号電圧源に相当するのに
対し、トランジスタ37はフィルタ端子cを介してフィル
タ32に信号電圧を印加する第2の信号電圧源として働
く。
この構成によつて、同様な位相を有する実質的に等大の
信号電圧が、それぞれ中間フイルタ端子cと、フイルタ
端子bに接続された抵抗31とに印加される(すなわち、
端子Cと、抵抗31が端子Aに接続された点との間の信号
電圧差は実質的に零になる)ことが判る。また、抵抗33
はフイルタ端子aを一定の基準電位点(大地)に接続し
ている。従つて、フイルタ端子bとcは入力信号電圧に
よつて変調されるが、フイルタ端子aは変調されない。
その結果、抵抗33を流れる電流は入力信号電圧に従つて
変化するがフイルタ32の伝達関数を呈することはない。
しかし、抵抗31を流れる電流はフイルタ32の伝達関数を
示す。すなわち、端子Aに現われた信号電圧のうち高周
波成分は、フィルタ32の前記特性(0〜0.5MHzまで−3d
bの振幅対周波数応答を示す低域通過特性)に従ってフ
ィルタ32に大きな電流は流さない。一方、低周波成分は
上記特性によってフィルタ32中に電流を流す。即ちフィ
ルタ32は、高周波に対しては高インピーダンスを、低周
波に対しては低インピーダンスを呈し、抵抗31を流れる
電流はこの伝達関数すなわち特性を示す。このフィルタ
を、従って抵抗31を、流れる電流は、増幅トランジスタ
25のコレクタ−エミッタ電流に相当し、負荷抵抗26を流
れて、この抵抗26がフィルタ32の伝達関数を持った信号
電圧を生成するようにする。トランジスタ37は、端子A
と端子Cの信号電圧差を零としてその間に信号電流が流
れることが無いよう高インピーダンス化にする一方、第
2の信号電圧源として低出力インピーダンスにより端子
Cを基準電位点に結合して、3端子フィルタ回路32を1
つの端子bで復調器18の信号結合路に接続できるように
している。
回路30は、3端子フイルタ32の伝達関数に関係を持つた
(すなわち、逆数の)インピーダンスを端子Aで合成す
ることにより、この結果を得ている。抵抗31、端子Aお
よびトランジスタ25のコレクタ−エミツタ通路を流れる
信号電流は、トランジスタ25のエミツタの入力信号電圧
とフイルタ32の伝達関数との積に相当する。この点につ
いて、トランジスタ25のエミツタ信号電圧は実質的にト
ランジスタ25のベース入力電圧に対応するが、トランジ
スタ25のエミツタ信号電流はフイルタの変換関数を呈す
ることが判る。
この実施例において、フイルタ32は、トランジスタ25の
エミツタから終端抵抗31、33およびフイルタ回路32のイ
ンダクタ34を介して大地への直流(DC)電流路を形成し
ている。もしこのフイルタ回路がこの様な直流電流路を
形成しなかつたとすると、トランジスタ25のエミツタ用
に別の直流電流源が必要になる(たとえば、回路18中
に)。
伝達関数H(s)を有するフイルタ32の形式(フオーマ
ツト)は、それが無い場合に伝達関数H(s)を得るた
めに信号路中に挿入される(すなわち、この信号路に対
する2つの接続を介して)フイルタの形式と同一であ
る。従つて、信号濾波用の伝達関数が一旦決められる
と、普通の設計によるフイルタを上述のように利用し
て、濾波されるべき信号に対するその様な伝達関数を作
り出すことができる。
エミツタホロワ・トランジスタ37は、フイルタ32の端子
bに高い入力インピーダンスを与えまたフイルタ32の端
子Cに低い出力インピーダンスを与えて、通常期待され
るフイルタ32の伝達関数を阻害しないようにすることが
望ましい。トランジスタ37は、実質的に1の電圧利得を
呈することが好ましいが、他の値の電圧利得であつても
良い。しかし、抵抗31、端子Aおよびトランジスタ25に
よつて流される信号電流に与えられる伝達関数は、抵抗
31とフイルタ端子Cに印加される信号電圧が同一であれ
ば、フイルタの伝達関数と同一である。これらの信号電
圧の相対的大きさに差があれば、端子Aを流れる電流
は、このフイルタに通常期待されている伝達関数からず
れた或る伝達関数を呈することになる。また、トランジ
スタ37の電圧利得が高すぎると回路30が発振する可能性
が高くなる。抵抗38は、トランジスタ37のベース入力に
付帯する寄生キヤパシタンスの作用を抑制して回路が発
振する可能性を低減させるように作用する。
トランジスタ25より成る増幅段の信号利得は、負荷抵抗
26が呈するインピーダンスと回路30がトランジスタ25の
エミツタに与えるインピーダンスとの関数である。この
増幅段の利得とバイアスに関する要求は、また、フイル
タ終端抵抗31と33の値にも関係する。
他の形式の幾つかのフイルタの場合には2個のフイルタ
終端抵抗を使用する必要が無いかも知れない。たとえ
ば、或る場合には抵抗31に相当する抵抗を省略すること
ができる。その様なフイルタに対しては、等大の信号電
圧が直接に端子aとcに印加されることになる。
合成回路40は、I復調器14の信号結合路中の増幅トラン
ジスタ15によつて処理される復調されたI信号に必要な
高次濾波作用を与える。回路40は、フイルタ素子42で表
わされる7次低域通過フイルタを含み、このフイルタ素
子は−3dbの0MHzから1.5MHzの振幅対周波数応答特性
(伝達関数)を示す。フイルタ42の構成は、3個の端子
(a、b、c)と2個のポート(a、b)を有するフイ
ルタの形であり、第2図の素子52について後述するよう
な形に組合された複数のインダクタンスとキヤパシタン
スを有する容器密封形のものとすることができる。低域
通過フイルタ42は、−3db点が1.5MHzに、−30db点がほ
ゞ3.58MHzに、30dbよりも大きな減衰が7.2MHzおよびそ
れ以上にあつて、3.58MHz副搬送波周波数の高調波を大
幅に減衰させる。フイルタ42は、また、1.5MHzに対して
約390ナノ秒の比較的一定の遅延を呈する。抵抗41と43
はフイルタ42を終端し、抵抗49は、回路30に設けられた
トランジスタ37と同様な働きをするエミツタホロワ・ト
ランジスタ47のエミツタバイアス電流を決定する。抵抗
48は回路の発振の可能性を低減するように作用する。
回路40は、復調器18に関して前述の回路30が作動したの
と同じ様な具合に復調器14の信号結合路に対して働き、
また信号処理通路に対し中間接続端子Bを介して唯1個
の接続しか必要としない利点がある。回路40は、回路30
におけるよりも高次のフイルタ42を使用している点で、
回路30とは相異している。
Iクロミナンス信号成分の広帯域(0−1.5MHz)処理
は、ルミナンスとクロミナンス処理に先立つて合成カラ
ーテレビジヨン信号からルミナンスおよびクロミナンス
成分を引出すためにくし形濾波技法を採用したカラー受
像機のような高精度カラーテレビジヨン信号処理方式に
おいて、特に有利である。広帯域I復調を行なえば、テ
レビジヨン信号の利用可能なカラー情報成分を充分に利
用し得て、カラー画像が一層鮮明になる。広帯域のI信
号処理によつてカラーのシヤープさが強調されること
は、許容可能でより簡易な形態としてよく使用される狭
帯域(0−0.5MHz)I信号処理に比べて大幅な改善であ
ることを意味している。この発明によるフイルタは必要
とする濾波の次数に関係なく信号処理通路に対して僅か
1つの接続しか必要としないから、この発明のフイルタ
を使用すれば、広帯域クロミナンス復調方式における高
次濾波作用の必要性に付帯する困難さが軽減される。こ
のため、利用可能な外部接続端子の数が制限されている
集積回路装置として復調回路を形成する場合には、非常
に有利になる。
第2図は、インダクタL1−L4およびキヤパシタC1−C3
含んだ3端子(a、b、c)2ポート(a、b)形の7
次低域通過フイルタ52を有する別の合成回路50を示して
いる。抵抗51と53はフイルタ終端インピーダンスとして
働く。
回路50は、信号処理器60の信号結合路に含まれている信
号増幅トランジスタ65の低インピーダンス・エミツタ
に、中間接続端子T3を介して結合されている。トランジ
スタ65によつて増幅された信号はコレクタ負荷抵抗66に
生じてエミツタホロワ結合トランジスタ67に供給され
る。処理を受ける入力信号は信号源61から処理器60の入
力端子T1に供給され、また処理器60からの出力信号は出
力端子T2を介して利用回路62に結合される。
回路50では、電圧利得が実質的に1のエミツタホロワ・
トランジスタ55が、低インピーダンスの信号トランジス
タ65のエミツタと端子T3から信号電圧をフイルタ52の入
力ポートの端子aに結合する。フイルタ52の出力ポート
の端子bは、このフイルタ52の振幅対周波数応答(伝達
関数)に従つて信号電圧を出力する。この電圧は、電流
源トランジスタ57のベース入力に与えられるが、このト
ランジスタは電圧−電流変換素子として働いてその印加
されたベース電圧に応じてフイルタ52の伝達関数を示す
コレクタ電流を生成する。具体的には、トランジスタ57
のコレクタ電流は、トランジスタ65のエミツタにおける
入力信号電圧とフイルタ52の伝達関数の積に相当したも
のとなる。電流源トランジスタ57のコレクタ電流は、増
幅トランジスタ65のエミツタおよびコレクタ電流を決定
しそれにより負荷抵抗66上に生ずる信号電圧はフイルタ
52の伝達関数を呈する。
ホロワ・トランジスタ55の高インピーダンスは増幅トラ
ンジスタ65のエミツタを事実上フイルタ52のインピーダ
ンスから分離する。従つて、トランジスタ65のエミツタ
がフイルタ52のインピーダンスに応じて電流を流すこと
は阻止される。これによつて、トランジスタ57、端子T3
およびトランジスタ65を流れる電流は、フイルタ52の伝
達関数以外の伝達関数を持つた電流になる可能性のある
信号成分を実質的に含まず、フイルタ52の低域通過伝達
特性を、確実に示すことになる。
トランジスタ65より成る増幅器の信号利得はコレクタ負
荷インピーダンス66の値対回路50によつて表わされるエ
ミツタ・インピーダンス値の比によつて決まる。回路50
のインピーダンスはフイルタ52の通過帯域内の信号周波
数に対しては減少する。従つて、フイルタ52の通過帯域
内の信号周波数は、回路50がトランジスタ65のエミツタ
に対して比較的大きなインピーダンスを呈するような帯
域外信号周波数に比べて、トランジスタ65により一層大
きく増幅される。
バイアス抵抗58の値は電流源トランジスタ57を流れるバ
イアス電流のレベルを決定する。トランジスタ57の出力
寄生キヤパシタンスは低いことが望ましい。
第3図は、また別のフイルタ構成例を示すもので、この
構成では、合成回路70が第2図の構成におけるように増
幅トランジスタ65′のエミツタに結合されるのではな
く、中間接続端子T3′を介して増幅トランジスタ65′の
コレクタ出力に直接結合されている。回路70は、第2図
において説明した形式の7次低域通過フイルタ72を持つ
ている。抵抗71と73はフイルタ72用の終端インピーダン
スとして作用する。
増幅トランジスタ65′のコレクタ出力は、端子T3′とト
ランジスタ75の低インピーダンス・エミツタを介して回
路70に結合されており、このトランジスタ75のコレクタ
−エミツタ通路は、増幅トランジスタ65′のコレクタ−
エミツタ通路と抵抗71とに直列接続されている。トラン
ジスタ65′のベースに印加された入力信号に応じて(す
なわち、トランジスタ65′のコレクタ電流に応じて)抵
抗71の両端間に生ずる信号電圧は、フイルタ72によつて
変換されてこのフイルタの伝達関数を呈する信号電圧を
フイルタ端子bに生ずる。この電圧は、ベース電圧に対
して実質的に電圧利得が1の電圧ホロワ素子として働く
トランジスタ75のベース入力に、キヤパシタ76を介して
AC結合される。増幅トランジスタ65′のコレクタ電圧は
トランジスタ75のエミツタ電圧に相当し、かつフイルタ
72の出力から取出されるトランジスタ75のベース電圧に
実質的に等しい。従つて、増幅器65′のコレクタ出力電
圧はフイルタ72の伝達関数を示す。バイアス抵抗78はフ
イルタ72に過大な負荷を与えないように終端抵抗73より
充分に大きくなければならない。
この実施例回路70は、端子T3′にフイルタ72の伝達関数
を示すようなインピーダンスを作る。トランジスタ75の
エミツタ電圧、従つてトランジスタ65′のコレクタ電圧
は、トランジスタ65′を流れる信号電流とフイルタ72の
伝達関数との積に相当する。増幅トランジスタ65′のコ
レクタ信号電流はトランジスタ65′のベース信号入力に
直接関係するが、トランジスタ65′のコレクタ信号電圧
はフイルタ72の伝達関数を示す。この様にして、トラン
ジスタ75は、トランジスタ65′を流れる信号電流に応じ
てフイルタの伝達関数に従つた或る電圧を発生するため
の電流−電圧変換器を構成している。
トランジスタ75の低エミツタ入力インピーダンスは、増
幅トランジスタ65′のコレクタ信号電流に直接応動して
このトランジスタ65′のコレクタに信号電圧が生ずるこ
とを実質的に防いでいる。従つてトランジスタ65′のコ
レクタは、トランジスタ75のエミツタに生成されかつフ
イルタ72の伝達関数を呈する信号電圧のみを、信号電圧
として受入れることになる。これによつて、トランジス
タ75のエミツタとトランジスタ65′のコレクタにおける
電圧は、確実にフイルタ72の低域通過伝達特性を呈し、
若しこの様にしなければフイルタ72以外の伝達特性を持
つた電圧となるような信号成分を実質的に含まないもの
となる。
トランジスタ65′より成る増幅器の信号利得は回路70を
構成するコレクタ負荷インピーダンスの値対エミツタ抵
抗66′の値の比によつて決まる。回路70のインピーダン
スはフイルタ72の通過帯域内の信号周波数に対して増大
する。従つて、フイルタ72の通過帯域内の信号周波数
は、回路70がトランジスタ65′のコレクタに比較的小さ
なインピーダンスを呈するようにさせる帯域外信号周波
数に比べて、より大きな増幅を受ける。後者の場合、た
とえばトランジスタ65′を流れる或るレベルの信号電流
に対して、フイルタ72の端子bから得られる出力電圧は
低域通過フイルタ72の通過帯域より上の高周波数信号が
減衰することになる。これに応じてトランジスタ75のベ
ースおよびエミツタの電圧が低下することになる。また
トランジスタ65′のコレクタのインピーダンスは上記に
対応して減少する。それは、コレクタインピーダンスが
(減少した)コレクタ信号電圧対コレクタ信号電流の比
の関数であるからである。
以上説明したこの発明の原理による構成は高次低域通過
フイルタに関するものであるが、この発明が高域通過フ
イルタおよび帯域通過フイルタにも同様に適用できるこ
とは容易に理解されよう。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による一例フイルタ構成を具備するNT
SCテレビジヨン放送標準によるカラーテレビジヨン受像
機の要部を示す図、第2図および第3図はこの発明によ
るフイルタ構成のまた別の実施例を示す図である。 14、18……信号処理装置(I、Q復調器)、15、25……
信号結合路の一部を構成するトランジスタ、A、B……
中間接続端子、30、40……合成回路、32、42……電気信
号フイルタ(3次低域通過フイルタ、7次低域通過フイ
ルタ)、a、b、c……フィルタの3個の端子、a、b
……フィルタの2個のポート、31、33、37、38、39;4
1、43、47、48、49……結合手段を構成する抵抗、抵
抗、能動装置であるトランジスタ、抵抗および抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2個の信号ポートと3個の端子を持ち所定
    の伝達関数を有する形式の高次電気信号フィルタと;信
    号結合路を有する信号処理装置と;上記信号結合路によ
    って伝送される信号を上記高次電気信号フィルタの伝達
    関数をもって濾波処理するように、上記高次電気信号フ
    ィルタを1つの中間接続端子を介して上記信号処理装置
    に結合する手段とを具備し;上記結合手段は、上記高次
    電気信号フィルタの3個の端子のうち、第1の端子を上
    記中間接続端子に、第2の端子を基準電位点に結合する
    ものであり、更に、上記中間接続端子に結合された第1
    電極と上記3個の端子のうちの第3の端子に結合された
    第2電極とを有する能動装置を具えて成る、電気信号フ
    ィルタ装置。
JP59037204A 1983-02-28 1984-02-27 電気信号フィルタ装置 Expired - Lifetime JPH0666635B2 (ja)

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CA (1) CA1217829A (ja)
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ES (1) ES8502829A1 (ja)
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FR (1) FR2541834B1 (ja)
GB (1) GB2136234B (ja)
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