JP2946597B2 - ノイズ除去回路 - Google Patents

ノイズ除去回路

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JP2946597B2 JP2023946A JP2394690A JP2946597B2 JP 2946597 B2 JP2946597 B2 JP 2946597B2 JP 2023946 A JP2023946 A JP 2023946A JP 2394690 A JP2394690 A JP 2394690A JP 2946597 B2 JP2946597 B2 JP 2946597B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、映像信号等のノイズをコアリング手段で除
去するノイズ除去回路に関するものである。
[発明の概要] 本発明は、映像信号等の信号のノイズを除去するノイ
ズ除去回路において、 信号から高域成分を分離し、この高域成分からノイズ
成分とみなされる小振幅成分を、抵抗値の等しい2個の
抵抗と2個のダイオードからなるコアリング手段で抜き
出し、それを反転して元の信号とミックスすることで、
ノイズ成分をキャンセルすることにより、 信号ミックス時の位相補正等を容易にするとともに、
回路構成をシンプルで安価なものにするものである。
[従来の技術] 従来より、テレビジョン受像機等の画像信号処理回路
として、画像のノイズを軽減・除去するノイズリデュー
ス(NR)回路が知られている。
第4図は従来例のノイズリデュース回路を示すブロッ
ク図である。101はビデオ信号等の入力端子であり、そ
のビデオ信号は、ハイパスフィルタ102とローパスフィ
ルタ103とに並列に入力されて、高域成分と低域成分と
に分離される。ハイパスフィルタ102で分離された高域
成分は、コアリング回路104に入力され、振幅調整電圧
により設定される振幅範囲によりノイズ成分と本来の映
像信号とが識別されて、ノイズ成分と見なされた振幅範
囲が除去される。このようにして、ノイズ成分の振幅範
囲の取り除かれた高域成分とローパスフィルタ103で分
離された低域成分とがミックス部105でミックスされ
て、出力端子106からノイズ成分の除去されたビデオ信
号として出力される。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の技術におけるノイズリデュ
ース回路では、ハイパスフィルタ102とローパスフィル
タ103でビデオ信号を高域成分と低域成分の2つに分離
し、信号処理後に再びミックスするという複雑なシステ
ムであるため、部品数が多く、また、ハイパスフィルタ
102を通った高域成分とローパスフィルタ103を通った低
域成分とをミックスする時に位相補正が必要となり、元
のビデオ信号に直すのは容易ではないという問題点があ
った。
本発明は、上記問題点を解決するために創案されたも
ので、シンプルで安価な回路構成であって、ノイズを除
去した信号を得る際に、位相補正が不要になるノイズ除
去回路を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するための本発明のノイズ除去回路
の構成は、 入力信号から高域成分を分離するフィルタ手段と、 上記高域成分から所定振幅でノイズ成分とみなして小
振幅成分を抜き出すコアリング手段と、 上記小振幅成分を反転して最初の上記入力信号にミッ
クスするミックス手段とを具備し、 上記コアリング手段は、 第1の接続点にカソードを接続し第2の接続点にアノ
ードを接続した第1のダイオードと、 上記第1の接続点にアノードを接続しグランドにカソ
ードを接続した第2のダイオードと、 上記第2の接続点とグランドの間に直列に接続した抵
抗値の等しい2個の抵抗とからなり、 上記第1の接続点を上記2個の抵抗同士の接続点に接
続するとともに上記フィルタ手段と上記ミックス手段の
間に接続し、 上記第2の接続点にコアリング調整電圧を入力するも
のであることを特徴とする。
[作用] 本発明は、入力信号を高域成分と低域成分に分けてノ
イズ成分を除去した後にミックスするのをやめて、高域
成分からコアリング手段でノイズ成分を取り出し、それ
を反転して最初の入力信号にミックスすることで、入力
信号のノイズ成分をキャンセルして除去することによ
り、ミックス時の位相補正の問題をなくすとともに、そ
の位相補正の回路や低域成分の分離に必要なローパスフ
ィルタを不要にして回路構成を簡単にし、安価なものと
する。さらには、コアリング手段を2個のダイオードと
抵抗値の等しい2個の抵抗で構成することで、入力信号
の平均値に対して上下に対称で変更容易なノイズ成分電
圧を簡単な構成により容易に取り出し可能とする。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明のノイズリデュース回路(NR)回路の
一実施例を示すブロック図である。本実施例のノイズリ
デュース回路において、1は入力信号の入力端子、2は
入力端子に接続された入力信号から高域成分を分離する
ハイパスフィルタ、3はハイパスフィルタ2の高域成分
を受けコアリング調整電圧で設定されたノイズ成分と見
なす振幅範囲の小振幅成分を抜き出すコアリング回路、
4はコアリング回路3の小振幅成分をゲイン1倍で反転
する反転アンプ、5は入力端子1の最初の入力信号に反
転アンプ4の出力(反転された小振幅成分)をミックス
するミックス部、6はミックスされることによりノイズ
成分のキャンセルされた入力信号を後段へ出力する出力
端子である。
第2図は、上記ブロック図で示されたノイズリデュー
ス回路の構成の具体例を示す回路図である。本図におい
て、第1図に対応する部分には、第1図と同一の符号を
付して示す。1は入力端子、6は出力端子であり、この
入力端子1と出力端子6の間に抵抗R1を接続し、入力端
子1にコンデンサC1を通してコアリング回路3を接続す
る。コアリング回路3は、ダイオードD1,D2と抵抗R2,R3
とコンデンサC2とから成るクリップ回路により構成され
る。コアリング回路3において、ダイオードD1のカソー
ドとダイオードD2のアノードをコンデンサC1に接続
し、、そのダイオードD1のアノードとダイオードD2のカ
ソード間には直列接続の抵抗R2,R3とコンデンサC2とを
並列に接続し、抵抗R2と抵抗R3の接続点をダイオードD1
のカソード(ダイオードD2のアノード)に接続し、ダイ
オードD2のカソード側を回路グランドに接続する。上記
において抵抗R2とR3とは、同じ抵抗値のものとする。コ
アリング調整電圧は、ダイオードD1のアノード側へ入力
する。第1図におけるハイパスフィルタ2は、コンデン
サC1とコアリング回路3の中の抵抗R2,R3により形成さ
れる。コンデンサC1とコアリング回路3の接続点はコン
デンサC3を通してnpn形のトランジスタTr1のベースに接
続される。このトランジスタTr1は第1図の反転アンプ
4を構成するものであり、そのベースは抵抗R4を通して
コレクタに接続され、そのコレクタは抵抗R1の出力端子
6側に接続され、そのエミッタは抵抗R5を通して回路グ
ランドへ接続される。抵抗R1とトランジスタTr1のコレ
クタの接続部分がミックス部5となる。
以上のように構成した実施例の動作および作用を述べ
る。
第3図は上記実施例の動作波形図であり、(a)はハ
イパスフィルタで分離された高域成分ec′を示し、
(b)はその高域成分ec′をコアリングにより抜き出し
た小振幅成分ecの波形を示している。入力端子1に入力
された入力信号はハイパスフィルタ2で高域成分が分離
される。この高域成分には信号とともにノイズ成分が含
まれている。本実施例では、コアリング回路3におい
て、その高域成分からクリップ回路を利用したコアリン
グにより、小振幅成分ecをノイズ成分と見なして抜き出
す。従来のコアリング回路104(第4図)では、所定の
振幅範囲を除去していたのに対し、本実施例のコアリン
グ回路3は、所定の振幅範囲を抜き出す点で異なってい
る。この抜き出した小振幅成分ecをコンデンサC3結合で
直流カットして反転アンプ4により倍率1のゲインで反
転し、最初の入力信号にミックク部5でミックスする。
これにより、最初の入力信号中のノイズ成分だけがキャ
ンセルし合い、ノイズの除去された信号として出力端子
6より後段へ送出される。
第2図の具体回路におけるコアリングは、コンデンサ
C1と抵抗R2,R3で形成されたハイパスフィルタ2で抜き
出された高域成分ec′の振幅の上下を、ダイオードD1,D
2によりコアリング調整電圧Ecに応じてクリップするこ
とで実現される。即ち、(1/2)×Ecを中心に変化する
高域成分の上側成分をダイオードD2の順方向降下電圧Vf
でクリップし、同じくその下側部分をダイオードD1によ
りEc−Vf(Ec:コアリング調整電圧,Vf:ダイオードD1
順方向降下電圧)でクリップし、そのVfとEc−Vfの振幅
範囲の小振幅成分のみを抜き出す。ダイオードD1,D2
して安価なシリコンダイオードを用いるものとすれば、
その順方向降下電圧Vfは0.6V程度であり、コアリング調
整電圧Ecを0〜1.2V(=2Vf)に変化させれば、上記振
幅範囲は、Ec=0Vのときに0.6V〜−0.6Vと最大になり、
この範囲の振幅成分がノイズ成分と判定されて最初の入
力信号から除去される。また、上記においてEc=1.2Vの
ときに、ノイズと判定される振幅範囲が0になり、ノイ
ズ除去は行なわれなくなる。
本実施例では、最初の入力信号へハイパスフィルタ2
およびコアリング回路3で分離したノイズ成分を反転し
てミックスすることで、ノイズ成分をキャンセルし合う
ようにしてあるので、最初の入力信号中の信号成分の位
相ずれはほとんどなく、上記ミックスを行う際の位相補
正等がほとんど不要になるか、あるいは容易になる。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、そ
の主旨に沿って種々に応用され、種々の実施態様を取り
得るものである。
[発明の効果] 以上の説明で明らかなように、本発明のノイズ除去回
路によれば、 (1)最初の信号にノイズ成分を反転してミックスする
ことでノイズ成分を除去するというシンプルな構成であ
るため、位相補正等を容易あるいは不要にするととも
に、安価に実現することができる。
(2)一画面分のメモリを持ち、連続する画面の相関性
とノイズ成分の非相関性を利用する高価なディジタルノ
イズ除去技術と同等のノイズ除去効果が得られる。
(3)簡単な構成により、入力信号の平均値に対して上
下に対称で且つ単一の調整電圧で変更容易にノイズ成分
を取り出し、ノイズを低減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の示すブロック図、第2図は
上記実施例の具体例を示す回路図、第3図(a),
(b)は上記実施例の動作波形図、第4図は従来例を示
すブロック図である。 1……入力端子、2……ハイパスフィルタ、3……コア
リング回路、4……反転アンプ、5……ミックス部、6
……出力端子。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力信号から高域成分を分離するフィルタ
    手段と、 上記高域成分から所定振幅でノイズ成分とみなして小振
    幅成分を抜き出すコアリング手段と、 上記小振幅成分を反転して最初の上記入力信号にミック
    スするミックス手段とを具備し、 上記コアリング手段は、 第1の接続点にカソードを接続し第2の接続点にアノー
    ドを接続した第1のダイオードと、 上記第1の接続点にアノードを接続しグランドにカソー
    ドを接続した第2のダイオードと、 上記第2の接続点とグランドの間に直列に接続した抵抗
    値の等しい2個の抵抗とからなり、 上記第1の接続点を上記2個の抵抗同士の接続点に接続
    するとともに上記フィルタ手段と上記ミックス手段の間
    に接続し、 上記第2の接続点にコアリング調整電圧を入力するもの
    である ことを特徴とするノイズ除去回路。
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