JPH0666626U - Mriの勾配磁場電源装置 - Google Patents

Mriの勾配磁場電源装置

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JPH0666626U
JPH0666626U JP705493U JP705493U JPH0666626U JP H0666626 U JPH0666626 U JP H0666626U JP 705493 U JP705493 U JP 705493U JP 705493 U JP705493 U JP 705493U JP H0666626 U JPH0666626 U JP H0666626U
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magnetic field
gradient magnetic
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field power
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JP705493U
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Inventor
博巳 川口
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数軸間の勾配磁場コイル間でのクロストー
クによる悪影響の問題が生じることのないMRIの勾配
磁場電源装置を実現する。 【構成】 各軸毎の勾配磁場コイル12,22,32の
それぞれに対して、フィードバック系15,25,35
によりフィードバック制御を行いながら電流を供給する
勾配磁場電源装置において、勾配磁場電源11,21,
31に対しての入力の変化があったときにはフィードバ
ック系15,25,35の入出力を通常状態でフィード
バック制御を行い、勾配磁場電源11,21,31に対
しての入力の変化がないときにはフィードバック系1
5,25,35の入力をサンプルアンドホールドしてフ
ィードバック制御を行うよう制御する制御手段14,2
4,34を備えたことを特徴とするMRIの勾配磁場電
源装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はMRIの勾配磁場コイルにおける磁気的結合によるクロストークに起 因する誤動作の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のMRI装置には、空間に3軸の直交軸を設け、この直交軸の座標に依存 する勾配磁場コイルを配置する。各軸の勾配磁場コイルは、計測領域内部ではそ れぞれの座標が独立(直交する)であり、しかも静磁界B0に平行であり各軸の 座標に比例した強度を発生させる。これは、シールド形勾配磁場コイルにあって も同様である。
【0003】 これらのコイルには、その電流源として専用の電源装置(勾配磁場電源)が付 属している。一般には電流量がパルスシーケンスに忠実に比例するようにコイル に直列に電流検出抵抗を付加し、勾配磁場電源にフィードバックすることで制御 を行なっている。
【0004】 図6は従来のMRI装置の勾配磁場電源装置の構成を示す構成図である。この 図の勾配磁場電源11から勾配磁場コイルに電源が供給される。このときX軸に ついては、コイル電流検出抵抗器13に発生する電圧がフィードバック信号とし て勾配磁場電源11にフィードバックされる。Y軸,Z軸についても同様の動作 が行われる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
以上のような場合に、次のような問題を生じることになる。 各軸の勾配磁場コイル12,22,32は測定領域において静磁界B0に平行 となる成分に着目して設計される。このとき静磁界に平行でない磁界成分は静磁 界B0に対して無視できる強さであるとされる。
【0006】 従って、3軸の勾配磁場コイル12,22,32は基本的に磁気カップリング をおこしている。更に、他の軸成分のカップリング強度は、その強さに一次比例 するものではない。
【0007】 また、高い忠実性を保持するためのフィードバック系は全ての周波数帯域を網 羅するものではない。一般には、DC〜1kHz程度をカバーするのみである。 従って、立ち上がり、立ち下がりの周波数帯域が広がる部分を完全に補償する ものではない。
【0008】 更に、各軸のコイル特性は直流領域で所望の磁界を発生させる設計になってお り、交流特性は必ずしも設計意図に適したものとはなっていない。インピーダン スの周波数依存性は非常に大きいものであり、電源電圧と電流検出器の出力電圧 を用いるフィードバック回路によっては完全な勾配磁界強度を補償することはで きない。従って、電気的なフィードバックシステムでは勾配磁場の忠実性を完全 に補償することができない。
【0009】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は、複数軸間の勾配磁場 コイル間でのクロストークによる悪影響の問題が生じることのないMRIの勾配 磁場電源装置を実現することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記の課題は、各軸毎の勾配磁場コイルに対して、フィードバック系により制 御を行いながら電流を供給する勾配磁場電源装置において、 勾配磁場電源に対しての入力の変化があったときにはフィードバック系の入出 力を通常状態でフィードバック制御を行い、勾配磁場電源に対しての入力の変化 がないときにはフィードバック系の入力をサンプルアンドホールドしてフィード バック制御を行うよう制御する制御手段を備えたことを特徴とするMRIの勾配 磁場電源装置により解決される。
【0011】
【作用】
制御手段は、勾配磁場電源に対しての入力の変化があったときにはフィードバ ック系の入出力を通常状態でフィードバック制御を行うように制御し、勾配磁場 電源に対しての入力の変化がないときにはフィードバック系の入力をサンプルア ンドホールドしてフィードバック制御を行うよう制御する。
【0012】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明する。 図1は本考案の第一の実施例のMRIの勾配磁場電源装置の概略構成を示す構 成図である。この図において、既に説明したと同一のものについては同一番号を 付してある。この実施例では、X,Y,Z軸毎に制御が独立している場合である 。入力信号変化検出回路14は、入力信号が変化したか否かを検出する回路であ り、入力信号に変化があったときにのみサンプルアンドホールド回路15をスル ー状態にして、コイル電流検出抵抗器13で検出した実測値を勾配磁場電源11 に供給する。入力信号に変化が無くなったときには、入力信号変化検出回路14 の指示により、サンプルアンドホールド回路15はサンプリングしたデータをホ ールドして勾配磁場電源11に供給するものである。
【0013】 このように構成することで、入力信号変化検出回路14が入力信号の変化を検 出したときのみ、コイル電流検出抵抗器13で検出した実測値をフィードバック 信号として勾配磁場電源11に供給する。これにより、通常のフィードバック制 御が行われた状態になっている。また、このときの実測値をサンプルアンドホー ルド回路15は常にサンプリングしている。
【0014】 そして、入力信号の変化が検出されなくなると、コイル電流検出抵抗器13で 実測値の変化が検出されたとしても、サンプルアンドホールド回路15がサンプ ルアンドホールド状態になっており、コイル電流検出抵抗器13での検出値は勾 配磁場電源11には供給されない。このため、入力信号の変化のないときに他の 勾配磁場コイル22若しくは32からのクロストークにより勾配磁場コイル12 で磁場の変動が存在したとしても、これによりフィードバックは行われず、クロ ストークに起因する悪影響は発生しない。尚、他の軸の動作も同じである。
【0015】 図2は入力信号変化検出回路14の構成を示す構成図である。この入力信号変 化検出回路14は、サイクリック動作で交互に入力信号を格納するサンプルアン ドホールド部14b,14cと、これらサンプルアンドホールド部に格納された データを比較して変化を検出する差分検出用コンパレータ14dを備えている。 そして、入力信号の変化/無変化に応じて規格化アンプ14eから入力値変化検 出信号を出力する。
【0016】 図3はサンプルアンドホールド回路15の構成を示す構成図である。このサン プルアンドホールド回路15は、前述の入力値変化検出信号とクロック15aか らのクロック信号を受けてサンプルアンドホールド部15cのホールド状態を制 御するアンド回路15bを備えている。このサンプルアンドホールド回路15は 、サンプルアンドホールド動作状態以外は、常に自励的にサンプリングを行なっ ている。これにより、入力値変化検出信号がホールド状態にあるときは、サンプ ルアンドホールド部15cはそれまでのサンプル値をホールドして出力する。
【0017】 図4は本考案の他の実施例の構成を示す構成図である。この図に示すものは、 3軸のそれぞれの動作が独立性を保たないことを特徴とするものである。 この実施例では、入力信号変化検出回路16,26,36がそれぞれインヒビ ット信号を介して結合されている。このため、1軸の入力信号が変化する場合に のみフィードバック回路に実測データが供給される。そして、他の軸に対しては 入力信号変化検出回路経由でインヒビット信号が供給され、他の軸のフィードバ ック系は動作を停止しホールド状態にする。また、2軸以上で同時にデータが入 力されると、インヒビット信号自体がマスクされることになる。
【0018】 図5は入力信号変化検出回路16の構成を示す構成図である。既に図2に示し た入力信号変化検出回路14と異なる点は、差分検出用コンパレータ16dの出 力を規格アンプ16eを介してインヒビット信号として他の軸の入力信号変化検 出回路26,36に供給し、また差分検出用コンパレータ16dの出力と他の軸 のインヒビット信号とをNAND回路で受けて入力値変化検出信号を生成してい ることである。尚、他の軸の入力信号変化検出回路26,36も同様に構成され ている。
【0019】 ここで、この図4及び図5を参照して動作説明を行なう。例えば、入力値変化 検出信号がHでホールド状態になるとする。差分検出用コンパレータ16dは、 入力値変化無しでLレベルを出力しており、他の軸からのインヒビット信号を考 慮しなければ、NAND回路にてHレベルが出力され、サンプルアンドホールド 回路15はホールド状態になる。また、差分検出用コンパレータ16dは入力値 変化有りでHレベルを出力しており、他の軸からのインヒビット信号を考慮しな ければ、NAND回路にてLレベルが出力され、サンプルアンドホールド回路1 5はスルー状態になる。従って、フィードバック系が実測値により動作する。
【0020】 ここで、他の軸からのインヒビット信号(L)が印加されると、NAND回路 の一方の端子はLになるため、NAND回路の出力は強制的にHレベルになり、 サンプルアンドホールド回路15はホールド状態になる。従って、フィードバッ ク系は既にサンプリングされてホールドされているデータにより動作することに なる。この結果、いずれかの軸の入力値が変化した場合には、他の軸はホールド 状態に移行する。これにより、ある軸に勾配磁場の変化が生じた場合でも、クロ ストークにより生じる他の軸への影響を抑えることが可能になる。
【0021】 尚、H,Lの論理レベル及びNAND回路は一例であり、他の論理状態で同様 の動作を行うことも可能である。
【0022】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案では、パルスシーケンスの要求及び他の軸 の状態を参照して、勾配磁場生成のためのフィードバック系を動作させるように 構成したことで、複数軸間の勾配磁場コイル間でのクロストークによる悪影響の 問題が生じることのないMRIの勾配磁場電源装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す構成図である。
【図2】本考案の一実施例の主要部の構成を示す構成図
である。
【図3】本考案の一実施例の主要部の構成を示す構成図
である。
【図4】本考案の他の実施例の構成を示す構成図であ
る。
【図5】本考案の他の実施例の主要部の構成を示す構成
図である。
【図6】従来の装置の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
11,21,31 勾配磁場電源 12,22,32 勾配磁場コイル 13,23,33 コイル電流検出抵抗器 14,24,34 入力信号変化検出回路 15,25,35 サンプルアンドホールド回路 16,26,36 入力信号変化検出回路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数軸の勾配磁場コイル(12,22,
    32)のそれぞれに対して、フィードバック系(15,
    25,35)によりフィードバック制御を行いながら電
    流を供給する勾配磁場電源装置において、 電源手段(11,21,31)に対しての入力の変化が
    あったときにはフィードバック系(15,25,35)
    の入出力を通常状態にしてフィードバック制御を行い、
    電源手段(11,21,31)に対しての入力の変化が
    ないときにはフィードバック系(15,25,35)の
    入力をホールド状態にしてフィードバック制御を行うよ
    う制御する制御手段(14,24,34)を備えたこと
    を特徴とするMRIの勾配磁場電源装置。
  2. 【請求項2】 複数軸の勾配磁場コイル(12,22,
    32)のそれぞれに対して、フィードバック系(15,
    25,35)によりフィードバック制御を行いながら電
    流を供給する勾配磁場電源装置において、 電源手段(11,21,31)に対しての入力の変化が
    あったときにはフィードバック系(15,25,35)
    の入出力を通常状態にしてフィードバック制御を行い、
    勾配磁場電源(11,21,31)に対しての入力の変
    化がないときにはフィードバック系(15,25,3
    5)の入力をホールド状態にしてフィードバック制御を
    行うよう制御すると共に、ある軸において入力の変化が
    あったときには他の軸ではホールドしてフィードバック
    制御を行うよう制御する制御手段(16,26,36)
    を備えたことを特徴とするMRIの勾配磁場電源装置。
JP705493U 1993-02-25 1993-02-25 Mriの勾配磁場電源装置 Pending JPH0666626U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006126126A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Jeol Ltd Nmr装置用勾配磁場電源

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JP2006126126A (ja) * 2004-11-01 2006-05-18 Jeol Ltd Nmr装置用勾配磁場電源

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