JPH0666542A - レーザの共振器アライメント保持装置 - Google Patents

レーザの共振器アライメント保持装置

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JPH0666542A
JPH0666542A JP24584592A JP24584592A JPH0666542A JP H0666542 A JPH0666542 A JP H0666542A JP 24584592 A JP24584592 A JP 24584592A JP 24584592 A JP24584592 A JP 24584592A JP H0666542 A JPH0666542 A JP H0666542A
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distance
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Kozo Yasuda
耕三 安田
Akira Hayakawa
明良 早川
Hideki Okado
英毅 尾角
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ミラー間距離や光軸のずれ等が生じても直ぐ
に補正する。 【構成】 熱負荷や機械的振動によってミラー5,6の
面内位置および距離が変位しても、面内変位検出センサ
14および距離変位検出センサ16でこれを計測して初
期状態と比較し、ミラー調整機構13,15をフィード
バック制御し、ミラー5,6を初期状態に補正するの
で、所望の波長の出力波を常に得られる。これらのセン
サ14,16は光を利用したセンサであるため、正確か
つ精度の高い情報が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速自動スキャナー、
物質加工、外科手術、レーザ通信など様々な分野に用い
られるレーザの共振器アライメント保持装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】一般に、レーザは、誘導放出によって電
磁波が増幅されるという原理を利用した赤外・可視・紫
外線領域で作動するもので、その主な構成要素として、
増幅媒質、ポンプ出力源、共振器がある。共振器は、光
軸上の光を、両端のミラーの間で反射を繰り返させ、そ
の中に長く留まらせ、強い発振へと成長させるもので、
その一方のミラーを少し透過するようにすると、そこか
ら、増幅された放射光(レーザビーム)の一部が、外部
へと取り出される。このレーザビームは、増幅媒質、ミ
ラー間距離によって様々な波長のものを取り出せるが、
所望の波長のレーザビームを取り出す場合、特にミラー
距離や光軸ずれ等がないことが望まれる。そこで、レー
ザの共振器アライメント保持装置が必要になってくる。
【0003】図7および図8は従来の共振器アライメン
ト保持装置を示す。この共振器アライメント保持装置
は、対向する一対のミラー101,102をそれぞれ保
持するミラーホルダー103,104を、低熱膨張率の
インバー製保持棒105を用いて複数箇所で保持し、増
幅媒質内で高いエネルギーによって起こる熱負荷に対し
てもミラー間距離の変動が起こらないようにしている。
そして、発振ビーム108(図中斜線で示す)を所望の
発振位置に調整するために、ビーム位置を検出する少な
くとも3個のビームセンサ107(温度センサ)を光軸
109と直角方向に取り付け、ビームがセンサ107に
当たると、そのセンサ107の温度が上昇することを利
用して、センサ107にビームが当たらないように、ミ
ラー位置を調整している。図中、Aの状態は発振ビーム
108がビームセンサ107の一つに当たっている場合
を、Bの状態は調整後にビームがセンサ107に当たっ
ていない場合を示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7,
8に示すアライメント保持装置では、これに伝わる機械
的振動や、低熱膨張率材料の保持棒105といえども起
こる経年変化により、ミラー間を所望の距離に保持でき
なくなる。また、上記機械的振動等により光軸ずれが起
こった場合、一旦、レーザ発振を停止してから手動でミ
ラー調整を行う必要がある。すなわち、ミラーに対する
レーザ発振位置は初期に合わせることができるが、連続
発振中に補正することができず、その間に起こる熱負荷
によるミラー間距離の変位、およびミラーの経時的面内
変位については対応できず、ビームモードを常に正確に
保持できない課題があった。しかも、ビームセンサは温
度センサであるため、その情報の精度が悪く、精度の良
い保持ができない課題があった。
【0005】本発明の目的は、機械的振動や経年変化が
起こり、ミラー間距離や光軸のずれ等が生じても、これ
を直ぐに補正できるレーザの共振器アライメント保持装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るレーザの
共振器アライメント保持装置は、対向する一対のレーザ
共振器用のミラーをレーザビームに対して直角方向へ調
整変位させる面内変位調整機構と、前記ミラーのレーザ
ビーム直角方向の面内変位を光を利用して計測するため
の面内変位検出センサと、この面内変位検出センサから
の出力信号を初期設定値と比較しその演算結果に基いて
前記面内変位調整機構に駆動制御信号を出力する制御装
置とを備えたものである。そして、面内変位調整機構
は、ミラーをその面内方向に変位可能に保持するホルダ
ーと、このホルダーとミラーとの間に形成された圧力室
と、この圧力室に封入された封入液と、制御装置からの
信号に基いて封入液の圧力を変動させて前記ミラーを面
内変位させるアクチュエータとを備えている。請求項3
に係るレーザの共振器アライメント保持装置は、対向す
る一対のレーザ共振器用のミラーの距離を調整する距離
変位調整機構と、前記ミラー間の距離を光を利用して計
測するための距離変位検出センサと、この距離変位検出
センサからの出力信号を初期設定値と比較しその演算結
果に基いて前記距離変位調整機構に駆動制御信号を出力
する制御装置とを備えたものである。そして、距離変位
調整機構は、ミラーをその光軸方向に変位可能に保持す
るホルダーと、このホルダーとミラーの外周部との間に
形成された圧力室と、この圧力室に封入された封入液
と、制御装置からの信号に基いて封入液の圧力を変動さ
せて前記ミラーを光軸方向に変位させるアクチュエータ
とを備えている。
【0007】請求項5に係るレーザの共振器アライメン
ト保持装置は、対向する一対のレーザ共振器用のミラー
の曲率を変位させるミラー曲率調整機構と、前記ミラー
の曲率変位を光を利用して計測するミラー曲率検出手段
と、この曲率検出手段からの信号と基準ミラーの曲率と
を比較して前記曲率調整機構に基準ミラーの曲率に合致
するよう制御信号を出力する制御装置とを備えたもので
ある。このミラーは、弾性薄膜から構成し、曲率調整機
構は、前記ミラーとそのホルダーとの間に形成された圧
力室と、この圧力室に封入された封入液と、請求項5記
載の制御装置からの信号に基いて封入液の圧力を変動さ
せて前記ミラーの曲率を変位させるアクチュエータとを
備えている。
【0008】
【作用】上記請求項1記載の課題解決手段において、レ
ーザの発振に従って共振器内では、その熱負荷により、
あるいは機械的振動により、徐々にミラーの位置が変位
する可能性がある。例えば、ミラーの光軸に直角方向に
位置ずれした場合、光軸ずれにより所望の波長の出力波
が取り出せない。そこで、面内変位を面内変位検出セン
サで常に検出し、これを、制御装置で予め記憶しておい
た初期設定値と比較し、初期状態から動いておれば、こ
れを初期設定値に合致するよう補正信号を面内変位調整
機構に出力する。調整機構では、その制御信号に基いて
ミラーを光軸と直交する方向で移動させ、面内変位を補
正する。同様に、請求項3記載の課題解決手段において
も、ミラー間の距離が変化してた場合、所望の出力波が
取り出せないので、距離変位検出センサで距離を測定
し、その測定値と初期設定値とを比較し距離変位調整機
構を制御して距離を補正する。このように、面内変位検
出センサおよび距離変位検出センサで、ミラーの初期位
置および距離を計測し、その後、熱負荷や機械的振動に
よってミラーの位置および距離が変位しても、面内変位
検出センサおよび距離変位検出センサでこれを計測して
初期状態と比較し、ミラー調整機構をフィードバック制
御するので、所望の波長の出力波を常に得ることができ
る。しかも、面内変位検出センサおよび距離変位検出セ
ンサは、光を利用したセンサであるため、図8に示す温
度センサを利用したビームセンサに比べて、正確かつ精
度の高い情報を得ることができる。なお、通常、共振器
のミラーは、その熱負荷が大きく温度上昇するため、こ
れを冷却する必要がある。請求項2および4では、これ
に対応するため、距離変位調整機構または面内変位調整
機構を、封入液の圧力変動を利用してミラーを変位させ
る機構としている。そうすると、液圧は、ミラーに均等
に作用するため、その移動制御が容易に行える。
【0009】また、一般に、全反射鏡では、共振器内部
にあって、発振レーザの強い光のうち一部分が吸収され
るため、熱負荷による形状変化が生ずる。このため、全
反射鏡の裏面は冷却されているが、これによって生ずる
温度差により熱歪が生じ、光軸に対して直交する方向の
ずれや、光軸方向のミラー間距離以外に曲率の変化を生
ずることになる。この曲率が変化すれば、面内変位およ
び距離変位と同様に、所望の波長の出力が得られない。
そこで、請求項5による課題解決手段においては、ミラ
ーの形状変化をミラー曲率検出手段で光を利用して計測
し、この曲率検出手段からの信号と基準ミラーの曲率と
を比較して曲率調整機構に基準ミラーの曲率に合致する
制御信号を出力し、初期状態の曲率に修正する。このと
き、冷却水等の冷却手段を施しているので、請求項6で
は、曲率調整機構を、これに対応して、封入液の圧力変
動を利用してミラーの曲率を変位させる機構としてい
る。そうすると、液圧は、ミラーに均等に作用するた
め、その曲率制御が容易に行える。
【0010】
【実施例】
〔第1実施例〕図1は本発明の第1実施例を示すレーザ
の共振器アライメント保持装置の構成図、図2は同じく
第1ミラーの表面図、図3は同じく第1ミラーの裏面
図、図4は第2ミラーの裏面図である。
【0011】本実施例のレーザは、図1に示す如く、そ
の主な構成要素として、増幅媒質1と、ポンプ出力源2
と、共振器3と、共振器アライメント保持装置4とがあ
る。増幅媒質1は、二酸化炭素、窒素、ヘリウム等の気
体や半導体等の固体が考えられるが、本実施例では、一
般的に連続発振が可能な二酸化炭素を使用している。ポ
ンプ出力源2は、前記増幅媒質1に大電流を流すもの
で、これにより、各エネルギー凖位の分布を熱平衡状態
から大きくずらせ、励起状態の原子数を蓄積させるもの
である。すなわち、本実施例のレーザは、気体放電レー
ザである。
【0012】前記共振器3は、増幅媒質1の両端に配さ
れた第1ミラー5および第2ミラー6と、これらをそれ
ぞれ支持するホルダー7,8とから構成される。第1ミ
ラー5は、例えば銅板に金メッキ等を施した全反射鏡で
あって、光損失を少なくするため凹面に形成されてい
る。この第1ミラー5を支持する第1ホルダー7は、図
2,3の如く、円板状に形成され、これに前記第1ミラ
ー5が固定される。第2ミラー6は、ジンク・セレンま
たはガリウム・ヒ素などの結晶板で形成された平面状の
半透過鏡であって、共振器3内で増幅された放射光の一
部を外部へ取り出し可能とされている。この第2ミラー
6を支持する第2ホルダー8は、図4の如く、円板状に
形成され、中央に出力光を取り出す貫通孔8aが形成さ
れる。これらのホルダー7,8のうち、第2ホルダー8
は、第2ミラー6が平面鏡であり、光軸のずれを調整す
る必要がないため、保持装置本体9に固定されており、
一方、第1ホルダー7は、第1ミラー5が凹面鏡であ
り、光軸のずれが生ずる可能性があるため、保持装置本
体9に、レーザ10の光軸11に対して直角方向および
第2ミラー6との光軸方向距離を調整自在に保持され
る。
【0013】そして、共振器アライメント保持装置4
は、第1ミラー5をレーザビーム10の光軸11に対し
て直角方向へ調整変位させる面内変位調整機構13と、
前記第1ミラー5のレーザビーム直角方向の面内変位を
光を利用して計測するための面内変位検出センサ14
と、対向するミラー5,6の間隔を調整変位させる距離
変位調整機構15と、前記ミラー5,6間の距離を光を
利用して計測するための距離変位検出センサ16と、前
記面内変位検出センサ14からの出力信号を初期設定値
と比較しその演算結果に基いて前記面内変位調整機構1
3に駆動制御信号を出力するとともに、前記距離変位検
出センサ16からの出力信号を初期設定値と比較しその
演算結果に基いて前記距離変位調整機構15に駆動制御
信号を出力する制御装置18とを備えている。
【0014】面内変位調整機構13は、図1,2,3の
如く、第1ホルダー7の外周部と保持装置本体9との間
の3箇所に介在された周知構造の固体素子アクチュエー
タであって、例えば、超磁歪素子、圧電素子、ボールネ
ジ、ステッピングモータ等マイクロサーボ技術を用いた
粗動部や微動部からなる。また、距離変位調整機構15
は、図1,3の如く、第1ホルダー7の裏面と保持装置
本体9との間の3箇所に介在されており、前記面内変位
調整機構13と同様の構造である。前記面内変位検出セ
ンサ14は、図4の如く、第2ホルダー8の外周部の3
箇所に設置されたレーザーを利用した発光部20と、こ
の発光部20に対向して、図2の如く、第1ホルダー7
の外周部に設置された受光部21としてのレーザ干渉計
とから構成される。また、距離変位検出センサ16は、
図4の如く、第2ホルダー8の外周部の3箇所に設置さ
れたレーザーを利用した発光部22と、この発光部22
に対向して、図2の如く、第1ホルダー7の外周部に設
置された受光部23としてのレーザ干渉計とから構成さ
れる。この面内変位計測用の発光部20と距離変位計測
用の発光部22の位置関係は、図4の如く、互いに60
°の位相差をもって配されている。そして、受光部2
1,23としてのレーザ干渉計によって、初期に計測し
た干渉縞と変位後の干渉縞とを比較し、これに基いて変
位したか否かを検出する。
【0015】そのための制御装置18は、図1の如く、
マイクロコンピュータから構成され、前記面内変位検出
センサ14および距離変位検出センサ16からの干渉縞
信号を入力してこれを初期に計測した干渉縞と比較しそ
のずれ量に応じてフィードバック信号を前記面内変位調
整機構13および距離変位調整機構15に出力するもの
である。したがって、制御装置18には、初期の干渉縞
のモードを記憶する手段と、現在の計測した干渉縞を、
記憶した初期干渉縞と比較する手段と、この比較結果に
基いて前記調整機構にフィードバック信号を出力する調
整機構制御手段とを、面内変位補正および距離変位補正
のそれぞれについて有している。
【0016】上記構成において、レーザ発振時には、ま
ず、ミラー5,6のアライメント調整を行なう。このと
き、面内変位検出センサ14の発光部20からレーザ2
4が発射され、これを受光部21で受け、合計3箇所の
干渉縞を検出する。これを制御装置18で記憶してお
く。同様に、距離変位検出センサ16の発光部22から
もレーザ24を発射し、これを受光部23で受け、合計
3箇所からの干渉縞を記憶しておく。これが初期設定状
態であり、この初期設定状態に応じて以後、面内変位お
よび距離変位が起こった場合に、これをフィードバック
制御する。すなわち、レーザの発振に従って共振器3内
では、その熱負荷により、あるいは機械的振動により、
徐々にミラー5,6の位置が変位する可能性がある。例
えば、ミラー5,6の光軸11に直角方向に位置ずれし
た場合、光軸ずれにより所望の波長の出力波が取り出せ
ない。そこで、面内変位を面内変位検出センサ14で常
に検出し、第1ミラー側の受光部21から干渉縞を検出
する。これを、制御装置18で予め記憶しておいた初期
干渉縞と比較し、干渉縞が初期状態から動いておれば、
これを初期干渉縞に合致するよう補正信号を面内変位調
整機構13に出力する。面内変位調整機構13では、そ
の制御信号に基いて第1ホルダー7を光軸と直交する方
向で移動させ、面内変位を補正する。同様に、ミラー
5,6間の距離が変化しても所望の出力波が取り出せな
いので、距離変位検出センサ16で距離を測定し、その
干渉縞と初期干渉縞とを比較し距離変位調整機構15を
制御して距離を補正する。
【0017】このように、面内変位検出センサ14およ
び距離変位検出センサ16で、ミラーの初期位置および
距離を計測し、その後、連続発振時における熱負荷や機
械的振動によってミラー5,6の位置および距離が変位
しても、面内変位検出センサ14および距離変位検出セ
ンサ16でこれを計測して初期状態と比較し、ミラー調
整機構13,15をフィードバック制御するので、所望
の波長の出力波を常に得ることができる。しかも、面内
変位検出センサ14および距離変位検出センサ16は、
光を利用したセンサであるため、図8に示す温度センサ
を利用したビームセンサに比べて、正確かつ精度の高い
情報を得ることができる。
【0018】また、光を利用して面内位置または距離の
変位を計測する手段として、レーザ発振器そのものの光
を利用し、そのミラー透過光とミラー反射光の相対変化
量を検出する方法も考えられるが、この場合、凹面鏡は
半透過鏡にしなければならず、そのため共振器の増幅率
が低減するなどの問題があるが、本実施例では、レーザ
発振器そのものの光を利用して変位を検出するのではな
く、ホルダー7,8に設置した別個の発光部20,22
および受光部21,23を用いて検出しているため、共
振器3の増幅率等に影響を与えることなく、変位を検出
できる。
【0019】〔第2実施例〕図5は本発明の第2実施例
を示す共振器アライメント保持装置の構成図である。通
常、共振器のミラーは、その熱負荷が大きく温度上昇す
るため、これを冷却しなければならない。本実施例は、
これに対応するため、面内変位調整機構13および距離
変位調整機構15の構造を上記第1実施例に対して変更
したものである。
【0020】すなわち、第1ホルダー7は、保持装置本
体9に固定されており、この第1ホルダー7の内側に第
1ミラー嵌合用の凹部26が形成されている。第1ミラ
ー5は、その裏面が弾性薄板27に固定され、この薄板
27が前記ホルダー7の凹部26に光軸方向移動自在で
かつ光軸10と直角方向に移動自在に嵌合される。この
薄板27とホルダー7の凹部内壁面とで形成された圧力
室28に冷却パイプ29が挿入されており、また、この
圧力室26に後述の距離変位調整機構15の一構成要素
である封入液30が充填される。
【0021】距離変位調整機構15は、上記圧力室28
に充填された封入液30と、この封入液30の液圧を可
変とするアクチュエータ31およびラム32とを有して
いる。一方、面内変位調整機構13は、第1ホルダー7
の凹部26の内壁面の3箇所に形成された圧力室33に
充填され薄板27の外周リム部34を押圧する封入液3
5と、この封入液35の液圧を可変とするアクチュエー
タ36およびラム37とを有している。なお、薄板27
の外周リム部34と封入液35との境界面は、両者を直
接接触させてもよいし、また弾性膜を介して接触させて
もよい。
【0022】また、面内変位検出センサ14および距離
変位検出センサ16は、第1ホルダー7が本体9に固定
されており、第1ホルダー7に対して第1ミラー5が可
動するよう構成されているため、上記第1実施例と異な
り、第1ミラー5の外周部に受光部21,23としての
干渉計が配されている。そして、これに対向するよう第
2ホルダー8に発光部20,22としての計測用レーザ
が配されている。他の構成は上記第1実施例と同様であ
るので、その説明を省略する。
【0023】上記構成において、面内変位検出センサ1
4および距離変位検出センサ16からの信号が初期の干
渉縞と異なるとき、制御装置18は、距離変位調整機構
15または面内変位調整機構13に制御信号を出力す
る。これらの調整機構13,15では、制御装置18か
らの信号に基いて、アクチュエータ31,36を作動
し、ラム32,37により封入液30,35の液圧を変
化させる。そうすると、その圧力変動を受けて薄板27
が変形し、封入液30,35の圧力を一定にするよう移
動する。そのため、第1ミラー5が移動し、そのミラー
間距離または面内位置が補正される。
【0024】この場合、封入液30,35の代わりに第
1ホルダー7の凹部26の圧力室28に直接冷却水を流
し、この冷却水の圧力変動により、薄板27を変位させ
ることも考えられるが、このようにすると、冷却水は多
量に流すため、その圧力変動も大きく圧力制御が困難で
あり適当でない。したがって、本実施例のように、冷却
水と封入液とを独立させる方が圧力制御が容易でかつミ
ラーの微小な移動制御が実現できる。
【0025】なお、上記実施例の距離変位調整用の凹部
圧力室28を隔壁で3箇所の区画に仕切り、夫々をアク
チュエータで制御するようにすれば、上記第1実施例と
同様に、ビーム軸に直交する2軸周りの調整制御も可能
となる。
【0026】〔第3実施例〕図6は本発明の第3実施例
を示す共振器アライメント保持装置の構成図である。本
実施例においては、上記第1,2実施例のように、第1
ミラー5を移動させて面内変位およびミラー間距離を調
整するのではなく、以下の理由により、第1ミラー5の
曲率を調整することでミラー間距離を補正するものであ
る。すなわち、第1ミラー5のような全反射鏡でも、共
振器3の内部にあって、発振レーザの強い光のうち一部
分が吸収されるため、熱負荷による形状変化が生ずる。
このため、全反射鏡の裏面は冷却されているが、これに
よって生ずる温度差により熱歪が生じ、光軸に対して直
交する方向のずれや、光軸方向のミラー間距離変位以外
に曲率の変化を生ずることになる。このミラーの曲率が
変化すれば、面内変位および距離変位と同様に、所望の
波長の出力が得られない。本実施例はこれを矯正するた
めのものである。
【0027】具体的には、本実施例のアライメント保持
装置は、全反射鏡の第1ミラー5の曲率を変位させるミ
ラー曲率調整機構40と、前記第1ミラー5の曲率変位
を光を利用して計測するミラー曲率検出手段41と、こ
の曲率検出手段41からの信号と基準ミラー42の曲率
とを比較してミラー曲率調整機構40に基準ミラー42
の曲率に合致するよう制御信号を出力する制御装置18
とを備えている。
【0028】第1ミラー5は、銅板に金メッキされた弾
性薄膜から構成され、この薄膜が第1ホルダーの凹部2
6の前面に固定されている。そして、この第1ミラー5
の曲率を変位させる調整機構40は、第1ミラー5とそ
の第1ホルダー7の凹部26との間に形成された圧力室
44と、この圧力室44に封入された封入液45と、制
御装置18からの信号に基いて封入液45の圧力を変動
させて前記ミラー5の曲率を変位させるアクチュエータ
46およびラム47とから構成される。
【0029】前記ミラー曲率検出手段41は、ヘリウム
・ネオンレーザ(以下、He・Neレーザという)50
と、このHe・Neレーザ50からの光を熱負荷のかか
らない基準ミラー42の方向と第1ミラー5とに分光す
る偏光ビームスプリッタ51と、この偏光ビームスプリ
ッタ51からの光の一方を第1ミラー5に導くようレー
ザ光軸11に対して45°に挿入されたビームスプリッ
タ52と、偏光ビームスプリッタ51とビームスプリッ
タ52との間、および偏光ビームスプリッタ51と基準
ミラー42との間に夫々介在された第1,2波長板5
3,54と、第1ミラー5および基準ミラー42から反
射された光を偏光ビームスプリッタ51を介して導きそ
の干渉縞を検出する受光素子55とを備えている。
【0030】前記基準ミラー42は、図の如く、所望の
曲率に設定されたもので、その曲率は、上記調整機構4
0と同様に、アクチュエータ56およびラム57を制御
装置59により制御し、封入液60の圧力を変化させる
ことで、任意に設定できる。ビームスプリッタ52は、
共振器3の外部で第2ミラー6の出力側に配されてい
る。また、波長板53,54は、1/4波長板で、受光
素子55には、He・Neレーザ50から照射された光
に対してそれぞれ往復1/2λの位相がずれた信号が入
力される。
【0031】前記制御装置18は、受光素子55からの
信号を初期形状信号と比較し、その結果に基づき初期形
状に補正するよう、調整機構40に制御信号を出力する
マイクロコンピュータから構成される。なお、図におい
て、58は形状変化を記録する記録計を示す。また、第
2ミラー6、冷却パイプ29等の構造は第2実施例と同
様である。
【0032】上記構成において、第1ミラー5の形状変
化は、外部から導入したHe・Neレーザ50からの光
を、偏光ビームスプリッタ51で2分割し、波長板5
3,54を通過させた後、一方を熱負荷のかからない基
準ミラー42に、もう一方をレーザの光軸11に介在さ
れたビームスプリッタ52で第1ミラー5に導く。そう
すると、第1ミラー5からの反射光と、基準ミラー42
からの反射光との形状差による位相変化が受光素子55
に入射し、その受光信号が制御装置18で予め記憶され
た初期形状の受光信号と比較され、制御装置18では、
これを初期受光信号に補正するよう、調整機構40に信
号を出力する。調整機構40では、この信号に基づき、
上記第2実施例の調整機構15と同様に圧力室44の圧
力を変化させ、第1ミラー5の曲率を基準ミラー42の
曲率に合致させる。このように、第1ミラー5の曲率を
基準ミラー42に合わせて変位させることができるか
ら、レーザ光の安定した出力の取り出しが可能となる。
【0033】なお、本発明は、上記実施例に限定される
ことなく、本発明の適用範囲内で多くの修正・変更を加
えることができるのは勿論である。例えば、上記実施例
では、第1ミラーのみに調整機構を設けたが、両ミラー
が共に凹面鏡である場合、両ミラーに調整機構を設けて
もよい。また、面内変位調整機構および距離変位調整機
構のうち、いずれか一方のみを備えた共振器アライメン
ト保持装置であってもよい。例えば、両ミラーが共に平
面鏡の場合、面内変位についてはあまり考慮しなくても
よいので、距離変位調整機構のみを設ければよい。さら
に、調整機構の構成も上記実施例に限定されるものでは
なく、距離変位調整機構および面内変位調整機構のう
ち、いずれか一方を第1実施例のような圧電素子を用
い、他方を第2実施例のような封入液の圧力変動を利用
した機構にしてもよいことは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および請
求項3に係る共振器アライメント保持装置によると、レ
ーザの連続発振中でも、面内変位検出センサまたは距離
変位検出センサで、ミラーの面内変位および距離変位を
常に検出し、これを初期状態と比較し、ミラー調整機構
をフィードバック制御するので、所望の波長の出力波を
常に安定して得ることができる。しかも、面内変位検出
センサおよび距離変位検出センサは、光を利用したセン
サであるため、従来の如く温度センサを利用したビーム
センサに比べて、正確かつ精度の高い情報を得ることが
できる。また、通常、共振器のミラーは、その熱負荷が
大きく温度上昇するため、これを冷却しているが、請求
項2および4では、これに対応するため、距離変位調整
機構または面内変位調整機構を、封入液の圧力変動を利
用してミラーを変位させる機構にしているから、液圧が
ミラーに均等に作用し、その移動制御を容易に行うこと
ができる。
【0035】また、請求項5に係る共振器アライメント
保持装置によると、ミラーの形状変化をミラー曲率検出
手段で光を利用して計測し、この曲率検出手段からの信
号と基準ミラーの曲率とを比較して曲率調整機構に基準
ミラーの曲率に合致する制御信号を出力し、初期状態の
曲率に修正しているので、ミラーの曲率変位についても
対応できる。このとき、請求項6のように、封入液の圧
力変動を利用してミラーの曲率を変位させると、液圧
は、ミラーに均等に作用するため、その曲率制御が容易
に行えるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すレーザの共振器アラ
イメント保持装置の構成図
【図2】第1ミラーの表面図
【図3】第1ミラーの裏面図
【図4】第2ミラーの裏面図
【図5】本発明の第2実施例を示す共振器アライメント
保持装置の構成図
【図6】本発明の第3実施例を示す共振器アライメント
保持装置の構成図
【図7】従来の共振器アライメント保持装置を示す側面
【図8】従来のビーム位置調整動作を示す説明図
【符号の説明】
1:増幅媒質 2:ポンプ出力源 3:共振器 4:アライメント保持装置 5,6:ミラー 7,8:ホルダー 9:保持装置本体 10:レーザ出力 11:光軸 13:面内変位調整機構 14:面内変位検出センサ 15:距離変位調整機構 16:距離変位検出センサ 18:制御装置 20:発光部 21:受光部 22:発光部 23:受光部 26:凹部 27:薄板 28:圧力室 31:アクチュエータ 32:ラム 33:圧力室 34:リム部 35:封入液 36:アクチュエータ 37:ラム 40:ミラー曲率調整機構 41:ミラー曲率検出手段 42:基準ミラー 44:圧力室 45:封入液 46:アクチュエータ 47:ラム 50:ヘリウム・ネオンレーザ 51:偏光ビームスプリッタ 52:ビームスプリッタ 53,54:波長板 55:受光素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対のレーザ共振器用のミラー
    をレーザビームに対して直角方向へ調整変位させる面内
    変位調整機構と、前記ミラーのレーザビーム直角方向の
    面内変位を光を利用して計測するための面内変位検出セ
    ンサと、この面内変位検出センサからの出力信号を初期
    設定値と比較しその演算結果に基いて前記面内変位調整
    機構に駆動制御信号を出力する制御装置とを備えたこと
    を特徴とするレーザの共振器アライメント保持装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の面内変位調整機構は、ミ
    ラーをその面内方向に変位可能に保持するホルダーと、
    このホルダーとミラーとの間に形成された圧力室と、こ
    の圧力室に封入された封入液と、請求項1記載の制御装
    置からの信号に基いて封入液の圧力を変動させて前記ミ
    ラーを面内変位させるアクチュエータとを備えたことを
    特徴とするレーザの共振器アライメント保持装置。
  3. 【請求項3】 対向する一対のレーザ共振器用のミラー
    の距離を調整する距離変位調整機構と、前記ミラー間の
    距離を光を利用して計測するための距離変位検出センサ
    と、この距離変位検出センサからの出力信号を初期設定
    値と比較しその演算結果に基いて前記距離変位調整機構
    に駆動制御信号を出力する制御装置とを備えたことを特
    徴とするレーザの共振器アライメント保持装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の距離変位調整機構は、ミ
    ラーをその光軸方向に変位可能に保持するホルダーと、
    このホルダーとミラーの外周部との間に形成された圧力
    室と、この圧力室に封入された封入液と、請求項3記載
    の制御装置からの信号に基いて封入液の圧力を変動させ
    て前記ミラーを光軸方向に変位させるアクチュエータと
    を備えたことを特徴とするレーザの共振器アライメント
    保持装置。
  5. 【請求項5】 対向する一対のレーザ共振器用のミラー
    の曲率を変位させるミラー曲率調整機構と、前記ミラー
    の曲率変位を光を利用して計測するミラー曲率検出手段
    と、この曲率検出手段からの信号と基準ミラーの曲率と
    を比較して前記曲率調整機構に基準ミラーの曲率に合致
    するよう制御信号を出力する制御装置とを備えたことを
    特徴とするレーザの共振器アライメント保持装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のミラーは、弾性薄膜から
    構成し、請求項5記載の曲率調整機構は、前記ミラーと
    そのホルダーとの間に形成された圧力室と、この圧力室
    に封入された封入液と、請求項5記載の制御装置からの
    信号に基いて封入液の圧力を変動させて前記ミラーの曲
    率を変位させるアクチュエータとを備えたことを特徴と
    するレーザの共振器アライメント保持装置。
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