JPH0665884A - 酸及びアルカリの製造方法 - Google Patents

酸及びアルカリの製造方法

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JPH0665884A
JPH0665884A JP4222603A JP22260392A JPH0665884A JP H0665884 A JPH0665884 A JP H0665884A JP 4222603 A JP4222603 A JP 4222603A JP 22260392 A JP22260392 A JP 22260392A JP H0665884 A JPH0665884 A JP H0665884A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラフトパルプ製造工程において発生する、
木材チップを蒸解して得た黒液中に含まれる成分を燃焼
させた後の灰を再利用する。 【構成】 木材チップを蒸解して得た黒液中に含まれる
成分を燃焼させ、得られた灰の水溶液をバイポーラ膜と
陽イオン交換膜及び/又は陰イオン交換膜を使用した電
気透析により分解して酸及びアルカリを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルプ工業において木
材チップを蒸解して得た黒液中に含まれる成分を燃焼さ
せ、得られた灰を原料として酸及びアルカリを製造する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パルプ工業のクラフトパルプ製造工程に
おいて、木材チップに硫化ソーダと苛性ソーダからなる
白液を加えてリグニンを溶解させる蒸解が行われてい
る。この蒸解により、リグニンおよび樹脂分等の有機物
と無機物を含む黒液と呼ばれる廃液が生成する。黒液は
濃縮され、回収ボイラーにて燃焼され、大半の無機物は
炉内で還元されて硫化ソーダと炭酸ソーダからなるスメ
ルト(溶融塩)の状態で回収ボイラー下部より取り出さ
れて緑液として回収される。その後、緑液は苛性化工程
にて消石灰と混合され、緑液中に含まれる炭酸ソーダは
苛性ソーダに変換されて白液として回収し再使用され
る。
【0003】一方、黒液を回収ボイラーで燃焼した際
に、回収ボイラーのエコノマイザーや電気集塵機で一部
の無機物の微粉が灰として回収される。この灰は一般的
にある程度の食塩を含んでいる。この灰は全量回収され
て回収ボイラーにて硫黄、ナトリウム分のメイクアップ
として再利用されることもあるが、食塩が系内に蓄積し
ボイラーに悪影響を与える場合には、中和処理した後廃
棄されている。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、回
収ボイラーにおける燃焼で得られた灰は、工業原料とし
て再利用可能な無機物が主成分である。したがって、こ
の灰を廃棄するのは経済上のみならず、環境汚染の面か
らも問題があり、できるだけ回収して再利用するのが望
ましい。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の問
題を解決するべく鋭意研究した結果、上記の灰を原料と
して苛性ソーダと炭酸および硫酸を製造する方法を開発
し、本発明を提供するに至った。即ち、本発明は、木材
チップを蒸解して得た黒液を燃焼し、得られた灰を水溶
液とし、該水溶液をバイポーラ膜と陽イオン交換膜及び
/又は陰イオン交換膜とで構成される電気透析装置で電
気透析し、酸及びアルカリを製造することを特徴とする
酸及びアルカリの製造方法である。
【0006】本発明において、木材チップの蒸解、蒸解
により得た黒液中に含まれる成分の回収、および、該成
分の燃焼は、従来公知の方法を何等制限なく採用するこ
とができる。具体的には、木材チップの蒸解は、硫化ソ
ーダと苛性ソーダの10〜20%水溶液中、処理圧力5
〜10kg/cm2、温度130〜180℃で、木材チ
ップを2〜6時間処理する方法を好適に採用することが
できる。この蒸解により、木材中のリグニンを溶出させ
ることができる。
【0007】次いで、黒液中の水分を蒸発させて、固形
分が50〜80%になるようにエバポレーター等の公知
の手段で濃縮することができる。さらに、濃縮された黒
液中に含まれる有機物を燃料として利用し、該成分を回
収ボイラーで燃焼させる。そのとき発生する灰は、大部
分が回収ボイラーの下部から回収されるが、一部はエコ
ノマイザーまたは電気集塵機によって回収される。本発
明の方法においては、上記のエコノマイザーまたは電気
集塵機によって回収された灰を原料として好適に使用す
ることができる。勿論、回収ボイラーの下部から回収さ
れる灰を本発明における原料とすることもできる。上記
のエコノマイザーまたは電気集塵機によって回収された
灰は、本発明者が分析した結果、硫酸ナトリウムおよび
炭酸ナトリウムを主成分とし、小量の食塩、更に微量の
カルシウム、マグネシウム、ケイ酸ソーダ、鉄分等を含
む。
【0008】本発明においては、このようにして得られ
た灰を水に溶解させて水溶液とした後、バイポーラ膜と
陽イオン交換膜及び/又は陰イオン交換膜を用いた電気
透析に供される。水の使用量は特に制限されないが、灰
を溶解した水溶液の濃度が濃い方が後のバイポーラ膜と
陽イオン交換膜及び/又は陰イオン交換膜を使用した電
気透析においてセル電圧を低くできるために好適であ
る。
【0009】本発明においては、上記の灰の水溶液を直
接バイポーラ膜と陽イオン交換膜及び/又は陰イオン交
換膜を用いた電気透析に供することもできるが、灰の水
溶液中に含まれる微量成分がバイポーラ膜と陽イオン交
換膜及び/又は陰イオン交換膜を用いた電気透析中に析
出したりして透析を阻害することがあるために、予め灰
の水溶液の前処理を行うことが好ましい。前処理の方法
としては次の方法が好適に採用される。
【0010】(1)灰の水溶液に予め強塩基を加えるこ
とによってpHを11以上とし、多価陽イオンを水酸化
物として沈澱させる。バイポーラ膜電気透析に供する灰
の水溶液中のカルシウムイオンやマグネシウムイオン等
の多価陽イオンは、アルカリ性水溶液中で水酸化物を形
成して不溶性となるため、できるだけ低濃度が望まし
く、通常、数ppm以下、好ましくは1ppm以下であ
ることが好適である。 上記(1)の方法により、水溶液中のカルシウムイオン
およびマグネシウムイオンを炭酸塩、水酸化物として沈
澱させ、ろ過あるいは遠心分離等の方法で分離すること
により、これらのイオンの濃度を低下させることができ
る。
【0011】(2)上記で得られた溶液をキレート樹脂
で処理することにより、カルシウムイオンおよびマグネ
シウムイオンの濃度を更に低下させることができる。
【0012】(3)灰の水溶液を、孔径0.5ミクロン
以下のフィルターでろ過する。この方法を上記(1)の
方法と組み合わせることにより、カルシウムおよびマグ
ネシウムの水酸化物を除去することができる。また、こ
の方法により灰の水溶液中に含まれる不溶性の懸濁物を
除去することができ、さらに、灰の水溶液の着色を除去
することもできる。
【0013】(4)灰の水溶液中に予め鉄イオンを10
〜500ppmの濃度で溶解させた水溶液を攪伴下に加
える。この方法により、灰の水溶液中に含まれる懸濁物
を容易に凝集沈澱させることができる。さらに、上記の
(3)の方法と組み合わせることにより、(3)の方法
におけるろ過速度が大きく向上し、その上ろ液中の多価
陽イオンを減少させることもできる。
【0014】(5)灰の水溶液を、予め陰イオン交換樹
脂、または活性炭に接触させる。この方法を採用するこ
とによって、バイポーラ膜電気透析時にセル電圧を上昇
させること無く電気透析を継続できる。 本発明においては、上記した前処理方法(1)〜(5)
をそれぞれ単独で実施してもよく、また、これらを組み
合わせて実施してもよい。
【0015】次に、上記で得られた灰の水溶液はバイポ
ーラ膜陽イオン交換膜及び/又は陰イオン交換膜を使用
した電気透析に供される。バイポーラ膜を使用した電気
透析において使用される電気透析槽は、従来公知の二室
式や三室式が何等制限なく使用できる。二室式バイポー
ラ膜電気透析槽は、バイポーラ膜の陰イオン交換膜部分
側を陽極側に向け、また、陽イオン交換膜部分側を陰極
側にそれぞれ向けて設置し、かつバイポーラ膜とバイポ
ーラ膜の間に陽イオン交換膜(または陰イオン交換膜)
を置いて構成される。そして、両電極間に電圧を印加す
ることによりバイポーラ膜の陰イオン交換膜部分と陽イ
オン交換膜部分との界面で水分解を生起させ、陰イオン
交換膜側に水酸イオンを、また、陽イオン交換膜側に水
素イオンを発生させる。
【0016】図1に、バイポーラ膜と陽イオン交換膜と
を使用した二室式バイポーラ膜電気透析槽の模式図を示
した。図1において、陽極1と陰極2との間にバイポー
ラ膜(B)と陽イオン交換膜(C)とが交互に設置され
ている。陽イオン交換膜とバイポーラ膜の陰イオン交換
膜部分側とにより形成される室3はアルカリ室といわ
れ、通常、水または薄いアルカリ水溶液が供給される。
室3に供給されるアルカリ水溶液の濃度は特に制限され
ないが、通常は、0.001〜3.0N、好ましくは
0.1〜1.0Nである。陽イオン交換膜とバイポーラ
膜の陽イオン交換膜部分側とにより形成される室4は、
酸・塩混合室といわれ、通常、まず、塩の水溶液が供給
され、この室に酸が生成して酸と塩の混合水溶液が得ら
れる。室4に供給する塩の混合水溶液の濃度は特に制限
されないが、通常は0.1〜5N、好ましくは1〜4.
5Nである。
【0017】また、図2に三室式バイポーラ膜電気透析
槽の模式図を示した。三室式バイポーラ膜電気透析槽で
は、膜としてバイポーラ膜(B)、陰イオン交換膜
(A)および陽イオン交換膜(C)の3種類が使用さ
れ、室としてアルカリ、酸および塩の三室が形成されて
いる。ここで陽イオン交換膜(C)とバイポーラ膜
(B)の間の室をアルカリ室13、バイポーラ膜(B)
と陰イオン交換膜(A)の間の室を酸室14、陰イオン
交換膜(A)と陽イオン交換膜(C)の間の室を塩室1
5という。代表的な電極と膜との構成は、陽極−(C−
B−A−)n−C−陰極である。(ここでnは陽イオン
交換膜、バイポーラ膜、陰イオン交換膜の繰り返し積層
数である。)なお、バイポーラ膜の陰イオン交換体側
は、通常陽極側に向けて、また、陽イオン交換体側は陰
極側に向けて使用される。
【0018】本発明で使用されるバイポーラ膜は、陽イ
オン交換膜と陰イオン交換膜とが張り合わさった構造を
した複合イオン交換膜である。そのようなバイポーラ膜
としては、特に制限されず公知の膜を使用することがで
きる。その製造方法としては、次のようなものが知られ
ている。例えば、陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とを
ポリエチレンイミン−エピクロルヒドリンの混合物で張
り合わせ硬化接着する方法(特公昭32−3962号公
報)、陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とをイオン交換
性接着剤で接着させる方法(特公昭34−3961号公
報)、陽イオン交換膜と陰イオン交換膜とを微粉のイオ
ン交換樹脂、陰または陽イオン交換樹脂と熱可塑性物質
とのペースト状混合物を塗布し圧着させる方法(特公昭
35−14531号公報)、陽イオン交換膜の表面にビ
ニルピリジンとエポキシ化合物とからなる糊状物質を塗
布し、これに放射線照射することによって製造する方法
(特公昭38−16633号公報)、陰イオン交換膜の
表面にスルホン酸型高分子電解質とアリルアミン類を付
着させた後、電離性放射線を照射架橋させる方法(特公
昭51−4113号公報)、イオン交換膜の表面に反対
電荷を有するイオン交換樹脂の分散系と母体重合体との
混合物を沈着させる方法(特開昭53−37190号公
報)、ポリエチレンフィルムにスチレン、ジビニルベン
ゼンを含浸重合したシート状物をステンレス製の枠には
さみつけ、一方の側をスルホン化させた後、シートを取
り外して残りの部分にクロルメチル化、次いでアミノ化
処理する方法(米国特許3562139号明細書)、ま
た陰イオン交換膜と陽イオン交換膜との界面を無機化合
物で処理し、両膜を接合する方法(特開昭59−472
35号公報)などである。
【0019】本発明で用いる陽イオン交換膜は特に限定
されず、公知の陽イオン交換膜を用いることが出来る。
例えば、スルホン酸基、カルボン酸基、ホスホン酸基、
硫酸エステル基、リン酸エステル基を有するもの、さら
にこれらのイオン交換基の複数種類が混在した陽イオン
交換膜を使用できる。また、陽イオン交換膜は重合型、
縮合型、均一型、不均一型の別なく、また、補強心材の
有無や、炭化水素系のもの、ふっ素系のもの、材料・製
造方法に由来する陽イオン交換膜の種類、型式などの別
なく如何なるものであってもよい。さらに、2N−食塩
水溶液を5A/dm2の電流密度で電気透析し、電流効
率が70%以上の実質的に陽イオン交換膜として機能す
るものであれば、一般に両性イオン交換膜と称されるも
のであっても本発明の陽イオン交換膜として使用でき
る。
【0020】本発明で用いる陰イオン交換膜は特に限定
されず、公知の陰イオン交換膜を用いることが出来る。
例えば、4級アンモニウム基、1級アミノ基、2級アミ
ノ基、3級アミノ基、さらにこれらのイオン交換基が複
数混在した陰イオン交換膜を使用できる。また該陰イオ
ン交換膜は重合型、縮合型、均一型、不均一型の別な
く、また、補強心材の有無や、炭化水素系のもの、ふっ
素系のもの、材料・製造方法に由来する陰イオン交換膜
の種類、型式などの別なく如何なるものであってもよ
い。さらに2N−食塩溶液を5A/dm2の電流密度で
電気透析し、電流効率が70%以上の実質的に陰イオン
交換膜として機能するものであれば、一般に両性イオン
交換膜と称されるものであっても本発明の陰イオン交換
膜として使用できる。陰イオン交換膜は酸を透過させ易
い傾向があるので、酸を透過させにくい陰イオン交換膜
を使用することが好ましい。
【0021】本発明において、前記した灰の水溶液は、
二室式の電気透析槽の場合には、酸・塩混合室またはア
ルカリ・塩混合室に供給され、三室式の電気透析槽の場
合には塩室に供給される。
【0022】本発明における電気透析の方法としては、
塩室、酸室、アルカリ室、酸・塩混合室およびアルカリ
・塩混合室は、それぞれの室に供給する液のタンクを設
けて、それぞれの室と液のタンクの間でそれぞれの室に
供給する液を循環させる方法を好適に採用することがで
きる。生成してきた酸またはアルカリを抜き出す方法と
しては、下記に示す方法を好適に採用できる。
【0023】1.二室式の電気透析槽を使用するとき
は、酸・塩混合室またはアルカリ・塩混合室に初めに塩
水溶液を供給しておいて酸またはアルカリを生成させ、
所定の濃度になったときに酸・塩混合液、アルカリ・塩
混合液を所定量抜き出しては塩水溶液を補充し、また、
三室式の電気透析槽を使用するときには、酸室およびア
ルカリ室に初めに薄い酸またはアルカリ水溶液をそれぞ
れ仕込んでおいて酸またはアルカリを生成させ所定の濃
度になったとき、所定量抜き出して水を補充し、所定の
酸またはアルカリ濃度に保持するといういわゆるバッチ
式方法。
【0024】2.二室式の電気透析槽を使用するとき
は、酸・塩混合室またはアルカリ・塩混合室に初めに塩
水溶液を供給しておいて酸またはアルカリを生成させ、
通電時に通電電気量に応じて連続的に塩水溶液を添加す
ることにより所定の濃度の酸・塩混合液またはアルカリ
・塩混合液をオーバーフローさせ、また、三室式の電気
透析槽を使用するときには、酸室およびアルカリ室に予
め所定濃度の酸またはアルカリ水溶液を仕込んでおき、
通電時に通電電気量に応じて連続的に水を添加すること
により所定濃度の酸またはアルカリ水溶液をオーバーフ
ローさせるという連続方法。
【0025】本発明において、二室式電気透析槽を使用
して酸・塩室に灰の水溶液を供給して電気透析を行った
場合、初めに生成する酸によって炭酸ナトリウムの中和
が起こり、炭酸ガスが発生する。このとき発生する炭酸
ガスの純度は極めて高いために、高純度の炭酸ガスを必
要とする用途に使用することができ、例えば、炭酸カル
シウム製造工程に送られて高品質の炭酸カルシウムを得
るために使用することができる。
【0026】バイポーラ膜電気透析を行う時の各種液の
温度は、通常、5〜70℃、好ましくは20〜50℃の
範囲であることが好適である。また、電流密度は、特に
制限を受けないが、一般には1〜30A/dm2、好ま
しくは、3〜20A/dm2であることが好適である。
【0027】本発明において、バイポーラ膜電気透析を
長期間にわたって円滑に行うためには、二室式のときは
酸・塩混合室中の酸・塩混合液のpHを連続的または間
欠的に1未満とし、三室式のときは塩室中の塩水溶液の
pHを連続的または間欠的に1未満とすればよい。こう
することによって、多価陽イオンの多少存在する酸・塩
混合液または塩水溶液を酸・塩混合室または塩室に供給
しても、酸・塩混合液または塩水溶液に含まれるカルシ
ウムイオンおよびマグネシウムイオンなどは陽イオン交
換膜を透過してアルカリ室に達するために、水不溶性の
塩を形成して膜を破損することがなく、バイポーラ膜電
気透析を長期間にわたって円滑に行うことができる。
【0028】酸・塩混合室中の酸・塩混合液、または塩
室中の塩水溶液のpHを連続的または間欠的に1未満に
調製する方法は、通常、酸を添加してpHを1未満に調
整した酸・塩混合液または塩水溶液をそれぞれ酸・塩混
合室または塩室に供給する方法を採用することができ
る。pHを連続的または間欠的に1未満とするために添
加される酸は、塩と同種の陰イオンを有する酸であるこ
とが好ましいが、場合によっては異種の陰イオンを有す
る酸を用いてもよい。
【0029】酸・塩混合液または塩水溶液のpHは余り
に低いと電気透析時に陽イオン交換膜を透過する水素イ
オンが多くなりアルカリ室で水となってしまうため、電
流効率が著しく低下することがある。そのため、pHは
間欠的に0〜0.95の範囲とすることが好ましい。こ
の場合、全電気透析時間中に占めるpHが1未満となっ
ている時間は、2〜50%、好ましくは5〜30%であ
ることが好適である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、木材チップを蒸解して
得た黒液中に含まれる成分を燃焼させ、得られた灰の水
溶液をバイポーラ膜電気透析により分解することによ
り、酸およびアルカリを製造することができる。生成さ
れた酸およびアルカリは漂白工程などの別の工程で使用
し得る。したがって、本発明は省資源及び公害防止に大
きく寄与するものである。
【0031】
【実施例】本発明を更に具体的に説明するために下記に
実施例を掲げて説明するが、本発明はこれらの実施例に
限定されるものではない。
【0032】実施例1 硫化ソーダと苛性ソーダの15%水溶液中、処理圧力8
kg/cm2、温度150℃で、木材チップを4時間処
理することによって蒸解した。この時得られた黒液中の
固形分が72%になるようにエバポレーターで蒸発さ
せ、蒸解により得た黒液から固形分を濃縮回収した。さ
らに、回収された固形分中に含まれる有機物を燃料とし
て利用し、回収ボイラーで燃焼させた。このとき発生し
た灰は、大部分が回収ボイラーの下部から回収された
が、一部は電気集塵機によって回収された。得られた灰
2kgを水8kgに溶解した。この水溶液のpHは1
0.6であった。苛性ソーダ12gを溶解させて液のp
Hを11.5とし、1日静置後、孔径0.45ミクロン
のメンブレンフィルターでろ過した。このろ液中のカル
シウムイオンおよびマグネシウムイオンの濃度はそれぞ
れ3.2および0.6ppmであった。
【0033】徳山曹達社製バイポーラ膜ネオセプタBP
−1と陽イオン交換膜ネオセプタCL−25Tを使用し
てバイポーラ膜電気透析槽を組んだ。その膜の構成は、
図1に示すように、1対の陰陽極間に、陽イオン交換膜
(C)とバイポーラ膜(B)とが順番にそれぞれ6枚お
よび5枚(陽イオン交換膜、バイポーラ膜の有効膜面積
はいずれも各1dm2、総膜面積はそれぞれ6および5
dm2)配置され、アルカリ室および酸・塩混合室が形
成された。
【0034】上記で得られた溶液の3.4リットルをバ
イポーラ膜電気透析の酸・塩混合室に供し、アルカリ室
には0.4%水酸化ナトリウム水溶液3.4リットルを
それぞれ6cm/secの線速度で供給し、循環した。
陽極室5と陰極室6はそれぞれ10%苛性ソーダ水溶液
3リットルを循環した。電流密度10A/dm2で5.
0時間電気透析を行った。酸・塩混合室のpHは次第に
低下してゆき、pHは0.90までになった。その間p
Hが8から2に低下する過程で多量の炭酸ガスが発生し
た。
【0035】その結果、アルカリ室からは水酸化ナトリ
ウム水溶液3.8リットル(水酸化ナトリウム320g
を含む)が、また酸・塩混合室からは、硫酸163g、
硫酸ナトリウム340gを含む2.8リットルの溶液が
得られた。このとき苛性ソーダ生成の電流効率は82%
であった。またこの間の平均セル電圧は1.8ボルトで
あった。従って、電力原単位は1470kwh/t−N
aOHであった。
【0036】実施例2 図2のように実施例1で使用したバイポーラ膜と陽イオ
ン交換膜(CL−25T)の他に徳山曹達社製の陰イオ
ン交換膜(AMH)からなる三室式バイポーラ膜電気透
析槽を組み、実施例1と同じ灰の水溶液を次のように通
液した。
【0037】バイポーラ膜電気透析槽は、図2に示すよ
うに、1対の陰陽極間に陽イオン交換膜(C)、バイポ
ーラ膜(B)および陰イオン交換膜(A)が順番にそれ
ぞれ6枚、5枚および5枚(陽イオン交換膜、バイポー
ラ膜および陰イオン交換膜の有効膜面積はいずれも各1
dm2、総膜面積はそれぞれ6、5および5dm2)配置
され、アルカリ室13、酸室14および塩室15が形成
されたフィルタープレス型バイポーラ膜電気透析槽を用
いた。酸室には0.5%硫酸水溶液3リットルを、塩室
には実施例1で得られたものと同じ灰の水溶液を前処理
した溶液の3.4リットルを、アルカリ室には0.4%
水酸化ナトリウム水溶液3.0リットルをそれぞれ6c
m/secの線速度で供給し、循環した。陽極室5、陰
極室6はそれぞれ10%苛性ソーダ水溶液3リットルを
循環した。電流密度10A/dm 2で4.5時間電気透
析を行った。
【0038】その結果、アルカリ室からは水酸化ナトリ
ウム水溶液3.5リットル(水酸化ナトリウム297g
を含む)が、また酸室から硫酸水溶液3.3リットル
(硫酸296gを含む)、塩室からは、硫酸ナトリウム
175g、炭酸ナトリウム124gを含む1.9リット
ルの溶液が得られた。このとき苛性ソーダ生成の電流効
率は85%であった。また、この間の平均セル電圧は
3.4ボルトであった。従って、このとき苛性ソーダの
電力原単位は2680kwh/t−NaOHであった。
このバッチ式電気透析を10回繰り返したが、電流効
率、セル電圧ともに変化無かった。
【0039】実施例3 実施例1と同様の灰の水溶液の前処理液を用い、これに
硫酸を加えることによって、水溶液から炭酸ガスを発生
させた。この液のpHは0.95であり、溶液中のカル
シウムイオンの濃度は8ppmであった。得られた溶液
を実施例1と同じバイポーラ膜電気透析槽に供した。酸
・塩混合室には上記の硫酸添加水溶液を連続的に添加し
た。アルカリ室には連続的に一定量の水を加えて2規定
の水酸化ナトリウム水溶液をそれぞれ6cm/secの
線速度で供給して循環し、陽極室と陰極室にはそれぞれ
2規定硫酸ナトリウム水溶液を循環した。電流密度10
A/dm2で電気透析を行った。その結果、セル電圧は
1.3ボルトであった。この運転を10日続けたが、苛
性ソーダの生成電流効率は60%であり変化は全く認め
られなかった。
【0040】実施例4 実施例1と同様の灰の水溶液を一日静置し、孔径0.4
5ミクロンのフィルターでろ過した。この溶液中のカル
シウムイオンおよびマグネシウムイオンの濃度はそれぞ
れ4.3および1.7ppmであった。実施例2と同じ
三室法バイポーラ膜電気透析槽を使用した。酸室には水
を連続的に加えて2規定に調製した硫酸を、塩室には連
続的に灰の水溶液を、アルカリ室には水を連続的に加え
て2規定に調製した水酸化ナトリウム水溶液を、それぞ
れ6cm/secの線速度で供給し、循環した。陽極
室、陰極室はそれぞれ2規定苛性ソーダ水溶液を循環し
た。電気透析中塩室に硫酸を一日一回添加することによ
って塩室のpHを0.3〜0.8に1時間保った。40
℃、電流密度10A/dm2で10日間電気透析を行っ
た。その結果、通電中のセル電圧は、3.4ボルトのま
ま変化は全く無かった。苛性ソーダの生成電流効率は8
0%でほとんど変化無かった。
【0041】実施例5 実施例1と同様にして得た灰2kgを水7kgに溶解し
た。この溶液中に攪はん下100mgの塩化第一鉄を含
む水1kgを徐々に投入した。一日静置後0.45ミク
ロンのフィルターでろ過した。この溶液中のカルシウム
イオンおよびマグネシウムイオンの濃度はそれぞれ1.
2および0.2ppmであった。実施例2と同じイオン
交換膜膜と電気透析槽を使用し、塩室に硫酸を添加しな
かった他は、実施例2と同一のバッチ式電気透析を40
回繰り返し行った。その結果、苛性ソーダの生成電流効
率は始め85%で終わりは84%であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 二室式電気透析槽の模式図である.
【図2】 三室式電気透析槽の模式図である.
【符号の説明】
B バイポーラ膜 C 陽イオン交換膜 A 陰イオン交換膜 1 陽極 2 陰極 3 アルカリ室 4 酸・塩混合室 5 陽極室 6 陰極室 11 陽極 12 陰極 13 アルカリ室 14 酸室 15 塩室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木材チップを蒸解して得た黒液を燃焼
    し、得られた灰を水溶液とし、該水溶液をバイポーラ膜
    と陽イオン交換膜及び/又は陰イオン交換膜とで構成さ
    れる電気透析装置で電気透析し、酸及びアルカリを製造
    することを特徴とする酸及びアルカリの製造方法。
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