JPH0665832B2 - 振動制御装置 - Google Patents

振動制御装置

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JPH0665832B2
JPH0665832B2 JP58166066A JP16606683A JPH0665832B2 JP H0665832 B2 JPH0665832 B2 JP H0665832B2 JP 58166066 A JP58166066 A JP 58166066A JP 16606683 A JP16606683 A JP 16606683A JP H0665832 B2 JPH0665832 B2 JP H0665832B2
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JP
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vibration
vibrating body
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mass
force
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JP58166066A
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JPS6057030A (ja
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秀夫 田代
泰 丸山
信夫 亀井
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F7/00Vibration-dampers; Shock-absorbers
    • F16F7/10Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect
    • F16F7/1005Vibration-dampers; Shock-absorbers using inertia effect characterised by active control of the mass

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、建造物等の振動体の振動を、可動質量体の
運動によって制御する振動制御装置に関するものであ
る。一般に振動体に生ずる振動を防止するのに、マスダ
ンパが用いられていた。このマスダンパは、第1図に示
すごとく、質量Mの振動体(1)にばね定数Kを有
するばね(2)と、アクチュエータ(3)を介して質量
の可動質量体(4)が可動自在に取付けられてい
る。この可動質量体(4)は、振動体(1)の振動速度
に比例した逆向きの制御力を制御器(図示せず)の指示
によって、アクチュエータ(3)から与えられ、振動体
(1)の振動を止める向きに動いて、振動体(1)の振
動を減衰させている。このときの運動方程式は次のよう
になる。
ここに、Xは振動体(1)の変位、速
度、加速度、Cは、振動体(1)の減衰定数、K
振動体(1)のばね定数、Xは可動質量体
(4)の変位、加速度、Fは外力、Uは制御力である。
上記のように従来の振動制御装置は、振動体(1)の振
動速度に比例した制御力U=C (Cはゲイ
ン定数)をアクチュエータに発生させ、可動質量体
(4)を振動体(1)の振動を止める方向に動かし振動
を減衰させている。
この振動制御装置においては、可動質量体(4)の質量
とばね(2)のばね定数Kから決まる は、通常振動体(1)の より低い値になるように設定することにより、振動体の
複数の固有振動に対して減衰効果を得ることができる。
しかしながら、従来の振動制御装置では振動体(1)と
可動質量体(4)の間に減衰がないため、アクチュエー
タ(3)で制御力Uを作用させた場合、可動質量体
(4)は、固有周波数ωで接続振動を起こし系が不安
定になるが、通常、可動質量体(4)とアクチュエータ
(3)とには、摩擦力が存在するため、ゲイン定数C
が小さな値のときは、系は安定化されることもある。し
かし、ゲイン定数Cを大きくし、振動体(1)の減衰
を大きくすると、この摩擦力では、対応できず系が不安
定となる欠点を有していた。
この発明は、上記の欠点を除去するもので、可動質量体
(4)と振動体(1)との間に減衰を付加することによ
り、振動体(1)の振動減衰が大きくでき、かつ系の安
定な振動制御装置を提供するものである。
以下図面に従って、この発明の一実施例を説明する。
第2図は、この発明の振動制御装置を示す図であり、
(3)は建物等振動体(1)に固定されたアクチュエー
タで、可動コア(5)と固定コア(6)とより成り、こ
の可動コア(5)の先端には可動質量体(4)が固定さ
れている。
この可動質量体(4)は、ばね(2)によって振動体
(1)と連結しており、可動コアの往復動に従って、振
動体(1)の振動方向に往復動するようになっている。
(7)は、振動体(1)の振動を検出する加速度計、
(8)は振動体(1)と可動質量体(4)との相対速度
を検出するムービングコイル等で代表される
相対速度計、(9)は上記加速度信号と相対速度信号を
受けて増幅し、アクチュエータ(3)に指令を出す制御
器である。
第3図は、制御器(9)の構成例を示したもので、(9
1)は加速度計(7)の加速度信号を積分する積分器、
(92)は相対速度計(8)の相対速度信号を増幅する
増幅器、(93)は上記速度信号と相対速度信号を加算
する加算器、(94)はアクチュエータ(3)を駆動す
る電力増幅器である。
以上のような構成からなるこの発明の振動制御装置は、
振動体(1)に外力が加わり、振動を起こすと、加速度
計(7)により検出された振動体(1)の振動加速度
は、積分器(91)、加算器(93)および電力増幅器
(94)を経由して、アクチュエータ(3)に送られ
る。アクチュエータ(3)においては、可動質量体
(4)と振動体(1)との間に振動速度に比例した
第1の制御力Cを発生し、可動質量体(4)を
振動体(1)の振動を止める向きに運動させるため、振
動体(1)の振動は減衰するとともに、アクチュエータ
(3)で、可動質量体(4)と振動体(1)との相対速
に比例した第2の制御力C
)を合わせ発生させることにより、可動質量体
(4)と振動体(1)の間に減衰を持たせることができ
る。
このときの運動方程式は次のようになる。
ここで、Uはアクチュエータ(3)で発生する制御力で
あり、C′,C,C=C′+Cはゲイン定数
である。
すなわち、C′は振動体(1)の振動速度に比例
する第1の制御力のゲイン定数、Cは振動体(1)と
可動質量体(4)との間の相対速度に比例し
た第2の制御力のゲイン定数を示している。
ところでこの発明は、振動体の振動速度に比例した
第1の制御力のゲインC′と振動体と可動質量体との
相対速度に比例した第2の制御力のゲインC
のみを定めるものであるが、従来公知な類似技術であ
る JOURNAL OF THE ENGINEER
ING MECAHANICS DIVISION V
OL106 NO. EM6.DEC.1980、P10
91〜1098記載のものでは振動体の変位Y、振動
体と可動質量体との相対変位Z、振動体と可動質量体と
の相対速度、振動体の振動速度、にそれぞれ対応
した制御力の4つのゲインを定めている点で構成上の相
違がある。
次にこの発明による振動制御装置の制御系の安定条件に
ついて説明する。振動制御装置の制御系の安定性を考え
る場合は、振動制御装置が発する力U(S)+K
{X(S)−X(S)}から、振動体の振動加速度
までの周波数特性が重要な要素となる。
第4図は上記第(2)式で示される振動制御装置の制御
ブロック線図を示す。第4図において、Z(S)は振
動加速度と外力F(S)および振動制御装置によっ
て振動体(1)に加えられる力U(S)+K・{X
(S)−X(S)}の差との間の伝達関数であり、第
(2)式中の第1式から次のように導出できる。
(S)=/[F(S)−U(S)−K{X
(S)−X(S)}] =S/(M+CS+K) ・・・(3) ここでS:ラプラス演算子 またZ(S)は振動加速度から振動制御装置によ
って振動体に加えられる力までの伝達関数を示すもので
ある。
このZ(S)は次のように求められる。
第(2)式の振動方程式をラプラス変換し、U(S)お
よびX(S)を消去するとF(S)からまでの閉
ループ伝達関数Z′(S)=(S)/F(S)=Z
(S)/{1+Z(S)・Z(S)}が導出で
き、Z′(S)は次のようになる。
そしてZ(S)は上記Z(S)とZ′(S)を用い
て Z(S){1/Z′(S)}−{1/Z(S)}で
求められ、 この式を整理すると次式となる。
また第4図に示した制御系の開ループ伝達関数Z
(S)は第(3)式と第(5)式から次式で与えられ
る。
ここで ここで、開ループ伝達関数Z(S)はK/C=μ
αω/2ζがω以上であれば位相が±180度を
越えることがなく安定であるから、K/C<ω2の
場合の安定性のみ検討すればよい。
そして、K/C<ωの場合の第(6)式の開ルー
プ伝達関数Z(S)のボード線図(ゲイン、位相特
性)を第5図に示す。
制御系の安定条件は第5図に示す開ループ伝達関数Z
(S)の位相が180°を越える周波数でゲインが0d
b以下である。第5図のボード線図では、可動質量体
(4)系の固有周波数ωに着目すればよい。すなわ
ち、周波数ωでZ(S)の位相は+180°であ
り、この周波数ωのピークゲインが0db以下(1以
下)になることが制御系の安定条件である。
第5図より周波数ωのピークゲインgは次式で与え
られる。
制御系の安定条件g<1から次式で表される。
従って、振動体(1)の減衰を大きくするためには、第
(8)式を満足するように可動質量体(4)の減衰を与
えれば良いことになる。
以上のように、この発明によれば外力を受けて振動する
振動体の振動速度を検出する手段と、上記振動体に
固定され、可動質量体を往復動させるアクチュエータ
と、上記可動質量体と振動体を結ぶばねと、上記振動体
と可動質量体の相対速度を検出する検出手段
と、上記振動体の振動速度に対応した第1の制御力
と上記振動体と可動質量体の相対速度
に対応した第2の制御力C)とを加
算した出力のみによって上記アクチュエータに指令を出
す制御器とを備え、上記ばねのばね定数Kをω<ω
となるような大きさに選び、かつ上記第1の制御力C
と上記第2の制御力C)の間に の関係を有するように構成したので安定に、かつ振動体
(1)の減衰を大きくすることのできる振動制御装置を
提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、一般のマスダンパの振動モデル図、第2図
は、この発明による実施例を示す図、第3図は第2図に
示した制御器の構成図、第4図は、この発明の振動制御
装置の制御ブロック線図、第5図は、開ループ伝達関数
(S)のボード線図である。 図中(1)は振動体、(3)はアクチュエータ、(4)
は可動質量体、(7)は加速度計、(8)は相対速度
計、(9)は制御器、(91)は積分器、(92)は増
幅器、(93)は加算器、(94)は電力増幅器であ
る。 なお、図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀井 信夫 神奈川県鎌倉市上町屋325番地 三菱電機 株式会社鎌倉製作所内 (56)参考文献 特公 平4−72094(JP,B2) 特公 昭56−41855(JP,B2) 特公 平1−55814(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外力を受けて振動する振動体の振動速度
    を検出する手段と、上記振動体に固定され、可動質量
    体を往復動させるアクチュエータと、上記可動質量体と
    振動体を結ぶばねと、上記振動体と可動質量体の相対速
    を検出する検出手段と、上記振動体の振動
    速度に対応した第1の制御力Cと上記振動
    体と可動質量体の相対速度に対応した第2の
    制御力C)とを加算した出力のみによっ
    て上記アクチュエータに指令を出す制御器とを備え、上
    記ばねのばね定数Kを(1)式となるような大きさに
    選び、かつ上記第1の制御力Cと上記第2の制
    御力C)の間に、(2)式の関係を有す
    るように構成したことを特徴とする振動制御装置。 ω<ω (1) ただし :可動質量体と振動体を結ぶばねのばね定数 M:可動質量体の質量 ω:振動体の固有周波数 ω:質量Mとばね定数Kから決まる固有周波数 =C′+C′:第1の制御力のゲイン定数 C :第2の制御力のゲイン定数 M :振動体のモード質量
JP58166066A 1983-09-09 1983-09-09 振動制御装置 Expired - Lifetime JPH0665832B2 (ja)

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JPS62273375A (ja) * 1986-05-20 1987-11-27 東急建設株式会社 地上構造物の動的制振装置
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