JPH06654U - 研削装置 - Google Patents

研削装置

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JPH06654U
JPH06654U JP4631692U JP4631692U JPH06654U JP H06654 U JPH06654 U JP H06654U JP 4631692 U JP4631692 U JP 4631692U JP 4631692 U JP4631692 U JP 4631692U JP H06654 U JPH06654 U JP H06654U
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JP
Japan
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grinding wheel
grinding
position sensor
work
straight line
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Pending
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JP4631692U
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English (en)
Inventor
達也 堀内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
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Publication date
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Publication of JPH06654U publication Critical patent/JPH06654U/ja
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 砥石車の摩耗量にバラツキがあっても高精度
の仕上がり寸法を達成する。 【構成】 ワーク2に対して斜め方向に移動する砥石車
1と、砥石車1の外周面までの空隙寸法Lを砥石車1と
非接触状態で検出する位置センサ6とを少なくとも設
け、砥石車1の移動方向の直線Pに対して、砥石車1の
回転中心点Oと研磨位置とを結ぶ直線Qと、砥石車1の
回転中心点Oと位置センサ6とを結ぶ直線Rとが等角度
を成す位置関係でワーク2と位置センサ6とを配置し、
砥石車1の径の変動に拘らず、位置センサ6から砥石車
1の表面までの空隙寸法Lがワーク2への砥石車1の切
込み量として正確に把握できるようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、砥石台が移動してワークを研削する研削装置に関する。更に詳述す ると、本考案は、ワークの切削量を測定する機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
主軸の回転を用いる円筒研削や主軸の揺動を用いるR面研削を行なう研削装置 は、一般に砥石車と、この砥石車を支持してワークに対し接近離反移動する砥石 台と、ワークを支持する心押し台および主軸台などのワーク支持機構とを備えて いる。また、研削装置には、ワークと砥石車との間を潤滑して摩擦熱を少なくす るため、また研削に生じた熱を冷却して砥石車の劣化を防止するため、更に切粉 を洗い流すために、ワークと砥石車との接触点(研削点)に研削液を噴射する研 削液噴射機構が付設されていることが多い。
【0003】 このような研削装置では、従来、砥石車の切込み量を設定してワークの加工寸 法を決める方法が採られている。砥石台の制御装置に切込み量を設定し、その設 定切込み量だけ砥石車をワークに向けて移動させることによって、ワークを所定 寸法に仕上げるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、砥石の送り量でワークへの切込み量を決定している場合、砥石 の摩耗量のばらつきにより仕上り寸法の狂いが大きく出る問題を有している。即 ち、設定した寸法どおりに砥石車を移動させても、摩耗などで砥石寸法が変わっ ていると実質の砥石送り量が不足し所望量の研削を行ない得ない。そこで、使用 時間、使用状況の違いによって砥石車の摩耗量にバラツキが生じる場合、研削量 そのものにバラツキが出てくる。そのため、設定寸法どおりの高精度の仕上がり を出すことが難しいという問題があった。
【0005】 本考案は、砥石車の摩耗量にバラツキがあっても高精度の仕上がり寸法を期待 できる研削装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案の研削装置は、砥石台が移動してワーク を研削する研削装置において、ワークに対して移動する砥石車と、砥石車の外周 面までの空隙寸法を砥石車と非接触状態で検出する位置センサとを有し、砥石車 の移動方向の直線に対して、砥石車の回転中心点と研磨位置とを結ぶ直線と、砥 石車の回転中心点と位置センサとを結ぶ直線とが等角度を成す位置関係でワーク と位置センサとが配置されている、もしくは砥石車の回転中心に対して、ワーク と位置センサとが逆方向となる位置関係に、ワークと位置センサとが配置されて いる。
【0007】 また、本考案の研削装置は、ワークと砥石車との接触点に研削液が噴射され、 高速回転する砥石車によりワークの表面を削り取る研削装置において、砥石車の 外周面の位置センサの研削液流入側に、砥石車の外周面へ向けてエアを噴出しエ アカーテンを形成するエアカーテン用ノズルを配置するようにしている。
【0008】
【作用】
したがって、位置センサが砥石表面までの位置を非接触状態で検出し、実質的 な砥石の切込み量を検出する。しかも、砥石車の回転中心点から砥石車がワーク を切り込む方向に延びる直線に対して等角度でワークと位置センサが配置されて いる、もしくは砥石車の回転中心に対して、ワークと位置センサとが逆方向とな る位置関係に、ワークと位置センサとが配置されているので、位置センサと砥石 車との位置関係がワークと砥石車との位置関係と同一条件となる。このため、砥 石の径が変わっても、ワークの研削状況に対する間隙寸法の関係は変わらない。 そこで、該位置センサからの砥石位置を示す信号に基づいて砥石車の切込み量を 求めれば、設定寸法どおりの切込み量が得られる。
【0009】 また、砥石車の外周面に向けてエアを噴出するエアカーテン用ノズルを位置セ ンサの研削液流入側に配置した場合、エアカーテンを形成し、位置センサと砥石 車の外周面との間へ研削液が侵入することを防ぐ。
【0010】
【実施例】
以下に、本考案の構成を図に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
【0011】 図1及び図2に本考案の研削装置の一実施例を示す。この研削装置は、高速回 転する砥石車1と、この砥石車1により研削されるワーク2を支持する主軸台3 および心押し台4と、研削液を供給する研削液噴射手段5と、砥石車1の外周面 までの空隙寸法を非接触状態で検出する位置センサ6と、この位置センサ6の研 削液流入側に設けられて位置センサ6と砥石車1の外周面との間へ研削液が侵入 することを防止するためにエアカーテンを形成するエアカーテン用ノズル7と、 位置センサ6からの位置信号を入力して砥石車1による切込み量を算出する演算 手段としての制御装置8とを備えている。
【0012】 砥石車1は、砥石台9の回転軸10に取付けられている。砥石台9は、砥石車 1をワーク2に対して接近させたり離したりする方向に移動自在にベッド11の 上に搭載されている。
【0013】 ワーク2の一端を支持するとともにワーク2に回転力を与える主軸台3と、ワ ーク2の他端を支持する心押し台4は、共にテーブル12の上に搭載されている 。心押し台4は、テーブル12の上を主軸台3に対して離接自在となっている。 テーブル12は、主軸台3と心押し台4と共に、砥石車1に対して平行に移動可 能にベッド11の上に設置されている。
【0014】 研削液噴射手段5は、研削液を供給する配管13と、該配管13の終端に下向 きに設けられて研削液を噴射する研削液ノズル14とからなる。
【0015】 非接触型の位置センサ6としては、例えばエアマイクロメータ、光距離計、レ ーザ変位計などが挙げられるが、本実施例の場合にはエアマイクロメータが採用 されている。エアマイクロメータは、周知であることからその詳細な説明は省略 するが、一般的にはエアを被測定対象面即ち砥石車1の外周面に対して噴出し、 被測定対象面にエアが衝突したことによるエアの流量や圧力の変化を電気又は光 などの信号に変換するものである。この測定値は絶対的な空隙寸法を表すもので はなく比較評価であることから、空隙寸法との相関関係に基づいて砥石の切込み 量を算出したり、所定の切込み量完了を判断する。
【0016】 ここで、砥石車1の回転中心点Oから砥石車1がワーク2を切り込む方向に延 びる直線をP、砥石車1の回転中心点Oとワーク2および砥石車1の接触点とを 結ぶ直線をQ及び砥石車1の回転中心点0と位置センサ6のエア噴射方向とを結 ぶ直線をRとすると、直線Pに対して直線Qと直線Rとが等角度になって砥石車 1の外周にワーク2と所定取り付け角度の位置センサ6とが配設されている。こ れにより、砥石車1の径が変わっても、位置センサ6と砥石車1との位置関係と ワーク2と砥石車1との位置関係とが常に同一条件となり、位置センサ6から砥 石車1の表面までの空隙寸法がワーク2への砥石車1の切込み量として正確に把 握できる。
【0017】 エアカーテン用ノズル7は、位置センサ6の上流側において砥石車1へ向けて 空気流を噴射し、砥石車1の表面を流れる研削液を遮断するエアカーテンを形成 して位置センサ6と砥石車1の外周面との間へ研削液が侵入することを防止する ものである。これによって、位置センサ6と砥石車1の表面までの空隙寸法が研 削液で変動することがなく、測定精度を正確に保つことができる。
【0018】 制御装置8には、位置センサ6から砥石車1の外周面までの種々の空隙距離に 対応するエアの流量や圧力の値がそれらの相関関係に基づいてあらかじめ設定さ れており、位置センサ6から入力される流量・圧力の信号と予め設定した流量・ 圧力値と比較して、砥石車1の外周面と位置センサ6との間の空隙距離Lを判断 する。この判断は、例えばプログラムソフトによってCPUで実行したり、比較 器を用いて行う。そして、その結果は、切込み完了を知らせるシグナルとしてあ るいはランプサインなどとして出力したり、また切込み量として表示する。また 、制御装置8には所望とする研削寸法が設定される。そして、算出した空隙寸法 Lからさらに切込み量を算出し、ワーク2の設定寸法に切込み量が達したらテー ブル12を移動させ、ワーク2の他の部分を研削するようにプログラミングされ ている。
【0019】 以上のように構成された研削装置は例えば次のように作動する。
【0020】 必要あれば制御装置8に所望の加工寸法を設定する。主軸台3と心押し台4と の間にワーク2をセットする。主軸台3からワーク2に回転を伝達し、ワーク2 を回転させる。砥石台9をワーク2に向けて移動させ、砥石車1の外周面をワー ク2の外周面に接触させ、ワーク2の外周の研削を始める。このとき、研削液ノ ズル14から砥石車1とワーク2との接触点に向けて研削液が噴射される。
【0021】 砥石台9がワーク2に少しずつ接近するに従って、位置センサ6から噴射され るエアの流量や圧力が変化する。その流量・圧力の変化により制御装置8が空隙 距離L、さらに切込み量を算出する。尚、研削の間、図3に示すように、エアカ ーテン用ノズル7が、位置センサ6に対して砥石車1の回転方向上流側にエアを 噴射してエアカーテンを形成し、このエアカーテンにより、位置センサ6と砥石 車1の外周面との間へ研削液が侵入することが防止される。
【0022】 研削が進んで切込み量が設定寸法に達したと制御装置8が判断したとき、その ことをブザー音やランプ表示あるいは数値表示などで知らせるか、テーブル12 を移動させてワーク2の他の部分の研削をする。
【0023】 尚、上述の実施例は本考案の好適な実施の一例ではあるがこれに限定されるも のではなく本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。例 えば、上記実施例では位置センサとしてエアマイクロメータを用いた場合につい て主に説明したが、非接触型で且つ対象面までの距離の測定が可能なセンサであ れば他のセンサを用いても良い。また、このセンサの出力をどのように利用する かも自由である。なお、砥石車の回転中心に対して、ワークと位置センサとが逆 方向となる位置関係、即ち、図1に図示するところのS、T、U等の位置にワー クと位置センサとを配置してもよい。
【0024】
【考案の効果】
以上の説明より明らかなように、本考案の研削装置では、ワークに対して移動 する砥石車と、砥石車の外周面までの空隙寸法を砥石車と非接触状態で検出する 位置センサとを有し、前記砥石車の移動方向の直線に対して、前記砥石車の回転 中心点と研磨位置とを結ぶ直線と、前記砥石車の回転中心点と前記位置センサと を結ぶ直線とが等角度を成す位置関係で前記ワークと前記位置センサとが配置さ れている、もしくは前記砥石車の回転中心に対して、前記ワークと位置センサと が逆方向となる位置関係、即ち、図1に図示するところのS、T、U等の位置に 前記ワークと位置センサとが配置されているので、位置センサと砥石車との位置 関係とワークと砥石車との位置関係とが同一条件となり、切込み量の制御が正確 となり、砥石車の摩耗量にバラツキがあっても高精度の仕上がり寸法を期待でき る。
【0025】 また、本考案では、エアカーテン用ノズルが砥石車の外周面にエアを噴出して エアカーテンを形成し、このエアカーテンにより位置センサと砥石車の外周面と の間へ研削液が侵入することを防止するので、位置センサの検出が正確である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の研削装置の一実施例を示す正面図であ
る。
【図2】同装置の側面図である。
【図3】エアカーテンノズルの作用を示す状態図であ
る。
【符号の説明】
1 砥石車 2 ワーク 3 主軸台 4 心押し台 5 研削液噴射手段 6 位置センサ 7 エアカーテン用ノズル 8 制御装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 砥石台が移動してワークを研削する研削
    装置において、前記ワークに対して移動する砥石車と、
    砥石車の外周面までの空隙寸法を砥石車と非接触状態で
    検出する位置センサとを有し、前記砥石車の移動方向の
    直線に対して、前記砥石車の回転中心点と研磨位置とを
    結ぶ直線と、前記砥石車の回転中心点と前記位置センサ
    とを結ぶ直線とが等角度を成す位置関係で前記ワークと
    前記位置センサとが配置されている、もしくは前記砥石
    車の回転中心に対して、前記ワークと位置センサとが逆
    方向となる位置関係に、前記ワークと位置センサとが配
    置されていることを特徴とする研削装置。
  2. 【請求項2】 ワークと砥石車との接触点に研削液が噴
    射され、高速回転する砥石車によりワークの表面を削り
    取る研削装置において、砥石車の外周面の前記位置セン
    サの研削液流入側に、前記砥石車の外周面へ向けてエア
    を噴出しエアカーテンを形成するエアカーテン用ノズル
    を配置したことを特徴とする請求項1記載の研削装置。
JP4631692U 1992-06-11 1992-06-11 研削装置 Pending JPH06654U (ja)

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JP4631692U JPH06654U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 研削装置

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JP4631692U JPH06654U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 研削装置

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JPH06654U true JPH06654U (ja) 1994-01-11

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ID=12743767

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5377033U (ja) * 1976-11-25 1978-06-27
JP2007105877A (ja) * 2004-03-11 2007-04-26 Siltronic Ag 円板状ワークの同時両面研削のための装置
JP2017077611A (ja) * 2015-10-21 2017-04-27 株式会社ディスコ 切削装置

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