JPH0665451B2 - 中ぐり盤の面板自動バランス装置 - Google Patents
中ぐり盤の面板自動バランス装置Info
- Publication number
- JPH0665451B2 JPH0665451B2 JP1865189A JP1865189A JPH0665451B2 JP H0665451 B2 JPH0665451 B2 JP H0665451B2 JP 1865189 A JP1865189 A JP 1865189A JP 1865189 A JP1865189 A JP 1865189A JP H0665451 B2 JPH0665451 B2 JP H0665451B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- face plate
- slide plate
- plate
- balancers
- balancer
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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- Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
- Machine Tool Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、中ぐり盤の面板自動バランス装置に関する。
従来の技術 従来、管体の内周面を研削する中ぐり盤としては、第5
図に示すようなものがある。第5図において、面板1は
円板状に形成されており、背面で駆動軸2に連結されて
駆動軸2とともに駆動軸2の回転軸心まわりに回転する
ようになされている。さらに、面板1の前面にはスライ
ドプレート3が配置されており、このスライドプレート
3は面板1の径方向に摺動自在なように面板1に保持さ
れている。そして、面板1の内部には送り螺子4がスラ
イドプレート3に沿って面板1の径方向に設けられてお
り、送り螺子部4は面板1に回転自在に保持されてい
る。また、スライドプレート3は送り螺子4に螺合する
雌螺子部5を介して送り螺子4に支持されており、送り
螺子4の回転によって送り螺子4の軸心方向に出退する
ものである。さらに、送り螺子4の途中には傘歯車6が
キー止めされており、この傘歯車6を境として送り螺子
4は、雌螺子部5が螺合する一端側に較べて他端側が小
径に形成されるとともに、一端側に対して他端側が逆螺
子に形成されている。そして、送り螺子4の他端側には
バランサー7が螺合しており、このバランサー7は面板
1に送り螺子4の軸心方向に摺動自在に保持されてい
る。さらに、傘歯車6に噛合する駆動歯車部8が駆動軸
2に回転自在に支持されている。そして、スライドプレ
ート3に設けられた研削工具9を切削対象の管の径に合
わせるときには、駆動歯車部8を回転させてることによ
り傘歯車6を介して送り螺子4を回転させ、送り螺子4
の回転によってスライドプレート3を径方向に摺動させ
るとともに、バランサー7をスライドプレート3と反対
の方向に出退させて面板1における重心を面板1の回転
軸心に一致させ、バランスを調整して遠心力による偏心
を防止していた。
図に示すようなものがある。第5図において、面板1は
円板状に形成されており、背面で駆動軸2に連結されて
駆動軸2とともに駆動軸2の回転軸心まわりに回転する
ようになされている。さらに、面板1の前面にはスライ
ドプレート3が配置されており、このスライドプレート
3は面板1の径方向に摺動自在なように面板1に保持さ
れている。そして、面板1の内部には送り螺子4がスラ
イドプレート3に沿って面板1の径方向に設けられてお
り、送り螺子部4は面板1に回転自在に保持されてい
る。また、スライドプレート3は送り螺子4に螺合する
雌螺子部5を介して送り螺子4に支持されており、送り
螺子4の回転によって送り螺子4の軸心方向に出退する
ものである。さらに、送り螺子4の途中には傘歯車6が
キー止めされており、この傘歯車6を境として送り螺子
4は、雌螺子部5が螺合する一端側に較べて他端側が小
径に形成されるとともに、一端側に対して他端側が逆螺
子に形成されている。そして、送り螺子4の他端側には
バランサー7が螺合しており、このバランサー7は面板
1に送り螺子4の軸心方向に摺動自在に保持されてい
る。さらに、傘歯車6に噛合する駆動歯車部8が駆動軸
2に回転自在に支持されている。そして、スライドプレ
ート3に設けられた研削工具9を切削対象の管の径に合
わせるときには、駆動歯車部8を回転させてることによ
り傘歯車6を介して送り螺子4を回転させ、送り螺子4
の回転によってスライドプレート3を径方向に摺動させ
るとともに、バランサー7をスライドプレート3と反対
の方向に出退させて面板1における重心を面板1の回転
軸心に一致させ、バランスを調整して遠心力による偏心
を防止していた。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記した構成によれば、スライドプレート3と
研削工具9が移動することによって生じるアンバランス
量は研削工具9が重量物であるために極めて大きなもの
となり、バランサー7の重量もアンバランス量に見合っ
たものにする必要があるが、重量物のバランサー7を径
方向に突出させると、その遠心力によって回転数が制約
される問題があった。
研削工具9が移動することによって生じるアンバランス
量は研削工具9が重量物であるために極めて大きなもの
となり、バランサー7の重量もアンバランス量に見合っ
たものにする必要があるが、重量物のバランサー7を径
方向に突出させると、その遠心力によって回転数が制約
される問題があった。
本発明は上記課題を解決するもので、バランサーを突出
させることなく面板におけるバランスの調整をすること
ができる中ぐり盤の自動バランス装置を提供することを
目的とする。
させることなく面板におけるバランスの調整をすること
ができる中ぐり盤の自動バランス装置を提供することを
目的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明は、軸心まわりに回
転する円板状の面板と、この面板に面板の径方向に摺動
自在に保持され、研削工具を支持するスライドプレート
と、前記面板内に前記スライドプレートの両側に位置し
て左右対称に配置され、面板の周方向に沿って移動自在
に設けられた一対のバランサーと、前記スライドプレー
トと前記バランサーの間に形成され、スライドプレート
の出退に伴って両バランサーをスライドプレートの出退
方向と反対側に移動させるとともに両バランサーどうし
を相互に接近離間させるラックピニオン機構とを備えた
構成としたものである。
転する円板状の面板と、この面板に面板の径方向に摺動
自在に保持され、研削工具を支持するスライドプレート
と、前記面板内に前記スライドプレートの両側に位置し
て左右対称に配置され、面板の周方向に沿って移動自在
に設けられた一対のバランサーと、前記スライドプレー
トと前記バランサーの間に形成され、スライドプレート
の出退に伴って両バランサーをスライドプレートの出退
方向と反対側に移動させるとともに両バランサーどうし
を相互に接近離間させるラックピニオン機構とを備えた
構成としたものである。
作用 上記した構成により、スライドプレートの移動によって
生じる重量のアンバランス量が、両バランサーが面板の
内部で面板の周方向に沿って接近離間することにより調
整される。すなわち、スライドプレートが中央の定位置
にあるときには、両バランサーは、定位置で両バランサ
ーどうしが釣り合うことにより面板に偏重を生じさせ
ず、面板における重量のバランスが保たれる。また、ス
ライドプレートが移動して両バランサーが接近すると、
両バランサーは対抗し合う方向において釣り合うととも
に、スライドプレートの移動方向と反対の方向において
面板に偏重を生じさせ、この偏重をスライドプレートの
移動によって生じる偏重に対応させることにより面板に
おける重量のバランスが調整される。
生じる重量のアンバランス量が、両バランサーが面板の
内部で面板の周方向に沿って接近離間することにより調
整される。すなわち、スライドプレートが中央の定位置
にあるときには、両バランサーは、定位置で両バランサ
ーどうしが釣り合うことにより面板に偏重を生じさせ
ず、面板における重量のバランスが保たれる。また、ス
ライドプレートが移動して両バランサーが接近すると、
両バランサーは対抗し合う方向において釣り合うととも
に、スライドプレートの移動方向と反対の方向において
面板に偏重を生じさせ、この偏重をスライドプレートの
移動によって生じる偏重に対応させることにより面板に
おける重量のバランスが調整される。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。第
1図〜第2図において上述した第5図に示すものと同一
の作用を行うものは同一番号を付して説明を省略する。
面板1の前面にはスライドプレート3が面板1の径方向
に摺動自在に設けられており、面板1の内部には送り螺
子4がスラドプレート3と平行に設けられている。さら
に、スライドプレート3は送り螺子4に螺合する雌螺子
部5を介して送り螺子4に支持されている。そして、面
板1の内部には一対のバランサー11,12がスライドプレ
ート3の両側に左右対称の位置に配置されており、両バ
ランサー11,12は面板1の周方向に沿って移動自在に設
けられている。さらに、両バランサー11,12には面板1
の周方向に沿ってセグメントギヤ13,14が形成されてお
り、各セグメントギヤ13,14に噛合する一対のピニオン
ギヤ15,16が面板1に回転自在に支持されている。そし
て、各ピニオンギヤ15,16に噛合する一対のラック17,18
がスライドプレート3の両側に設けられている。
1図〜第2図において上述した第5図に示すものと同一
の作用を行うものは同一番号を付して説明を省略する。
面板1の前面にはスライドプレート3が面板1の径方向
に摺動自在に設けられており、面板1の内部には送り螺
子4がスラドプレート3と平行に設けられている。さら
に、スライドプレート3は送り螺子4に螺合する雌螺子
部5を介して送り螺子4に支持されている。そして、面
板1の内部には一対のバランサー11,12がスライドプレ
ート3の両側に左右対称の位置に配置されており、両バ
ランサー11,12は面板1の周方向に沿って移動自在に設
けられている。さらに、両バランサー11,12には面板1
の周方向に沿ってセグメントギヤ13,14が形成されてお
り、各セグメントギヤ13,14に噛合する一対のピニオン
ギヤ15,16が面板1に回転自在に支持されている。そし
て、各ピニオンギヤ15,16に噛合する一対のラック17,18
がスライドプレート3の両側に設けられている。
以下、上記構成における作用について説明する。送り螺
子4が回転することにより雌螺子部5とともにスライド
プレート3が移動し、スライドプレート3の移動にとも
ないラック17,18に噛合するピニオンギヤ15,16が回転
し、ピニオンギヤ15,16の回転によって両バランサー11,
12がスライドプレート3の移動方向と反対方向に移動す
るとともに相互に接近離間する。このことによってイド
プレート3の移動によって生じる重量のアンバランス量
が調整される。すなわち、スライドプレート3が中央の
定位置にあるときには、両バランサー11,12は、定位置
で両バランサー11,12どうしが釣り合うことにより面板
1に偏重を生じさせず、面板1における重量のバンラン
スが保たれる。また、スライドプレート3が移動して両
バランサー11,12が接近すると、両バランサー11,12は対
抗し合う方向において釣り合うとともに、スライドプレ
ート3の移動方向と反対の方向において面板1に偏重を
生じさせ、この偏重をスライドプレート3の移動によっ
て生じる偏重に対応させることにより面板1における重
量のバランスが調整される。
子4が回転することにより雌螺子部5とともにスライド
プレート3が移動し、スライドプレート3の移動にとも
ないラック17,18に噛合するピニオンギヤ15,16が回転
し、ピニオンギヤ15,16の回転によって両バランサー11,
12がスライドプレート3の移動方向と反対方向に移動す
るとともに相互に接近離間する。このことによってイド
プレート3の移動によって生じる重量のアンバランス量
が調整される。すなわち、スライドプレート3が中央の
定位置にあるときには、両バランサー11,12は、定位置
で両バランサー11,12どうしが釣り合うことにより面板
1に偏重を生じさせず、面板1における重量のバンラン
スが保たれる。また、スライドプレート3が移動して両
バランサー11,12が接近すると、両バランサー11,12は対
抗し合う方向において釣り合うとともに、スライドプレ
ート3の移動方向と反対の方向において面板1に偏重を
生じさせ、この偏重をスライドプレート3の移動によっ
て生じる偏重に対応させることにより面板1における重
量のバランスが調整される。
第3図〜第4図は本発明の他の実施例を示すものであ
り、先の実施例と同様の作用を行う部材については同一
番号を付して説明を省略する。両バランサー11,12には
アーム部21,22が設けられており、両アーム21,22にラッ
ク23,24が形成されている。そして、両アーム部21,22は
送り螺子4の他端に設けられたピニオンギヤ25に噛合
し、ピニオンギヤ25を介して相対抗している。この構成
によればスライドプレート3を移動させるために送り螺
子4を回転させると、ピニオンギヤ25が回転してピニオ
ンギヤ25に噛合するラック23,24が相反する方向に移動
し、ラック23,24とともに両バランサー11,12が接近離間
する。このことによって先の実施例と同様に面板1にお
けるバランスが調整される。
り、先の実施例と同様の作用を行う部材については同一
番号を付して説明を省略する。両バランサー11,12には
アーム部21,22が設けられており、両アーム21,22にラッ
ク23,24が形成されている。そして、両アーム部21,22は
送り螺子4の他端に設けられたピニオンギヤ25に噛合
し、ピニオンギヤ25を介して相対抗している。この構成
によればスライドプレート3を移動させるために送り螺
子4を回転させると、ピニオンギヤ25が回転してピニオ
ンギヤ25に噛合するラック23,24が相反する方向に移動
し、ラック23,24とともに両バランサー11,12が接近離間
する。このことによって先の実施例と同様に面板1にお
けるバランスが調整される。
発明の効果 以上述べたように本発明によれば、スライドプレートの
移動によって生じる重量のアンバランス量を、両バラン
サーが面板の内部で面板の周方向に沿って接近離間する
ことにより調整することができる。
移動によって生じる重量のアンバランス量を、両バラン
サーが面板の内部で面板の周方向に沿って接近離間する
ことにより調整することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第2図は
第1図のA−A矢視断面図、第3図は本発明の他の実施
例を示す全体構成図、第4図は第3図のB−B矢視断面
図、第5図は従来の中ぐり盤における面板の全体断面図
である。 1……面板、3……スライドプレート、4……送り螺
子、11,12……バランサー、13,14……セグメントギヤ、
15,16,25……ピニオンギヤ、17,18,23,24……ラック、2
1,22……アーム部。
第1図のA−A矢視断面図、第3図は本発明の他の実施
例を示す全体構成図、第4図は第3図のB−B矢視断面
図、第5図は従来の中ぐり盤における面板の全体断面図
である。 1……面板、3……スライドプレート、4……送り螺
子、11,12……バランサー、13,14……セグメントギヤ、
15,16,25……ピニオンギヤ、17,18,23,24……ラック、2
1,22……アーム部。
Claims (1)
- 【請求項1】軸心まわりに回転する円板状の面板と、こ
の面板に面板の径方向に摺動自在に保持され、研削工具
を支持するスライドプレートと、前記面板内に前記スラ
イドプレートの両側に位置して左右対称に配置され、面
板の周方向に沿って移動自在に設けられた一対のバラン
サーと、前記スライドプレートと前記バランサーの間に
形成され、スライドプレートの出退に伴って両バランサ
ーをスライドプレートの出退方向と反対側に移動させる
とともに両バランサーどうしを相互に接近離間させるラ
ックピニオン機構とを備えたことを特徴とする中ぐり盤
の面板自動バランス装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1865189A JPH0665451B2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 中ぐり盤の面板自動バランス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1865189A JPH0665451B2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 中ぐり盤の面板自動バランス装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02198741A JPH02198741A (ja) | 1990-08-07 |
JPH0665451B2 true JPH0665451B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=11977521
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1865189A Expired - Fee Related JPH0665451B2 (ja) | 1989-01-26 | 1989-01-26 | 中ぐり盤の面板自動バランス装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0665451B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011111549A1 (de) * | 2011-08-24 | 2013-02-28 | MAPAL Fabrik für Präzisionswerkzeuge Dr. Kress KG | Werkzeug zum Bearbeiten von Werkstücken |
CN107661988A (zh) * | 2017-11-14 | 2018-02-06 | 北京蓝新特科技股份公司 | 车床夹盘动平衡微调装置 |
CN114851139B (zh) * | 2022-04-28 | 2024-06-21 | 江苏东成工具科技有限公司 | 电动工具 |
CN116921844B (zh) * | 2023-09-06 | 2023-11-17 | 深圳市鑫锦润科技有限公司 | 一种摩擦焊接设备 |
-
1989
- 1989-01-26 JP JP1865189A patent/JPH0665451B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02198741A (ja) | 1990-08-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |