JPH0665402B2 - マンドレルミルによる素管の圧延方法 - Google Patents
マンドレルミルによる素管の圧延方法Info
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- JPH0665402B2 JPH0665402B2 JP60112213A JP11221385A JPH0665402B2 JP H0665402 B2 JPH0665402 B2 JP H0665402B2 JP 60112213 A JP60112213 A JP 60112213A JP 11221385 A JP11221385 A JP 11221385A JP H0665402 B2 JPH0665402 B2 JP H0665402B2
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- Japan
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- mandrel
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- raw pipe
- rolling
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B37/00—Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
- B21B37/78—Control of tube rolling
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B17/00—Tube-rolling by rollers of which the axes are arranged essentially perpendicular to the axis of the work, e.g. "axial" tube-rolling
- B21B17/02—Tube-rolling by rollers of which the axes are arranged essentially perpendicular to the axis of the work, e.g. "axial" tube-rolling with mandrel, i.e. the mandrel rod contacts the rolled tube over the rod length
- B21B17/04—Tube-rolling by rollers of which the axes are arranged essentially perpendicular to the axis of the work, e.g. "axial" tube-rolling with mandrel, i.e. the mandrel rod contacts the rolled tube over the rod length in a continuous process
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、マンドレルミルによる素管の圧延方法に関
するものである。
するものである。
マンドレルミルによつて継目無管用素管を圧延する場
合、複数本のマンドレルーが循環使用される。マンドレ
ルバーは、素管圧延時において、高温の素管内面とこす
れ合うために、高温に加熱されて熱膨張すると共に摩耗
する。
合、複数本のマンドレルーが循環使用される。マンドレ
ルバーは、素管圧延時において、高温の素管内面とこす
れ合うために、高温に加熱されて熱膨張すると共に摩耗
する。
このように、マンドレルバーの直径は変化し、この変化
の度合は、マンドレルバーごとに異なる。従つて、マン
ドレルミルによる素管の圧延条件が同じであつても、圧
延後の素管の肉厚はマンドレルバーごとに異なる。
の度合は、マンドレルバーごとに異なる。従つて、マン
ドレルミルによる素管の圧延条件が同じであつても、圧
延後の素管の肉厚はマンドレルバーごとに異なる。
そこで、従来、圧延後の素管の肉厚が、マンドレルバー
ごとにばらつくことを防止するために、次の方法がとら
れていた。
ごとにばらつくことを防止するために、次の方法がとら
れていた。
圧延前にマンドレルバーの外径を測定し、この測定結
果に基づいて、ロール間隔を調整する。
果に基づいて、ロール間隔を調整する。
、マンドレルバーごとに圧延後の素管の長さを測定
し、この測定結果をマンドレルミルのロール間隔の制御
系にフイードバツクして、ロール間隔を調整する。
し、この測定結果をマンドレルミルのロール間隔の制御
系にフイードバツクして、ロール間隔を調整する。
しかし、の方法によれば、マンドレルバーの直径は、
素管圧延時に高温に加熱されて熱膨張するために、素管
の肉厚のばらつきを十分に除去することができない。
素管圧延時に高温に加熱されて熱膨張するために、素管
の肉厚のばらつきを十分に除去することができない。
の方法によれば、圧延前の素管の重量が均一であれ
ば、圧延後の素管の肉厚のばらつきをある程度除去する
ことはできるが、圧延前の素管の重量にばらつきがある
と、ロール間隔が誤つて調整される。即ち、圧延前の素
管の、例えば、素管の重量が所定の値より重い場合に
は、圧延後の素管の肉厚と一致している場合であつて
も、圧延後の素管の長さが長くなるために、これを相殺
するように、ロール間隔が広げられる。この結果、圧延
後の素管の肉厚が厚くなる。
ば、圧延後の素管の肉厚のばらつきをある程度除去する
ことはできるが、圧延前の素管の重量にばらつきがある
と、ロール間隔が誤つて調整される。即ち、圧延前の素
管の、例えば、素管の重量が所定の値より重い場合に
は、圧延後の素管の肉厚と一致している場合であつて
も、圧延後の素管の長さが長くなるために、これを相殺
するように、ロール間隔が広げられる。この結果、圧延
後の素管の肉厚が厚くなる。
この他、マンドレルミルのロールが摩耗するため、ロー
ル間の素管にかかる張力または圧縮力が変化し、これに
よつて、素管の長手方向の肉厚が不均一となり、しか
も、操業条件が不安定となる。これを防止するには、ロ
ール間隔を調整すると共に、ロール回転速度を調整する
必要があるが、このようにロール間隔およびロール回転
速度を調整して、圧延後の素管の軸方向の肉厚が不均一
になることを防止する技術は、未だ提案されていない。
ル間の素管にかかる張力または圧縮力が変化し、これに
よつて、素管の長手方向の肉厚が不均一となり、しか
も、操業条件が不安定となる。これを防止するには、ロ
ール間隔を調整すると共に、ロール回転速度を調整する
必要があるが、このようにロール間隔およびロール回転
速度を調整して、圧延後の素管の軸方向の肉厚が不均一
になることを防止する技術は、未だ提案されていない。
従つて、この発明の目的は、マンドレルバーの直径およ
びマンドレルミルのロール径が変化しても、圧延後の素
管の肉厚がマンドレルバーごとにばらつかず、しかも、
素管の軸方向の肉厚を均一にできるマンドレルミルによ
る素管の圧延方法を提供することにある。
びマンドレルミルのロール径が変化しても、圧延後の素
管の肉厚がマンドレルバーごとにばらつかず、しかも、
素管の軸方向の肉厚を均一にできるマンドレルミルによ
る素管の圧延方法を提供することにある。
この発明は、マンドレルミルによつて素管を圧延する際
に使用される、複数本のマンドレルバーの1本当りの素
管の圧延本数をカウントし、このようにしてカウントし
た素管の圧延本数に基づいて、前記複数本のマンドレル
バーの摩耗量の代表値(ΔDW)を素管が所定本数圧延
されるごとに演算し、素管の圧延に供した直後のマンド
レルバーの温度を測定し、このようにして測定したマン
ドレルバーの温度に基づいて、前記複数本のマンドレル
バーの熱膨張量の代表値(ΔDT)を演算し、複数本の
マンドレルバーの直径の代表設定値(DB)を、基準値
から、前記代表値(ΔDW)を差し引き、そして、前記
基準値に前記代表(ΔDT)を加えた値に修正し、前記
マンドレルミルによつて圧延された素管の長さを測定
し、このようにして測定した素管の長さの測定値()
を、前記複数本のマンドレルバーの各々ごとに、素管の
肉厚偏差(Δh)に換算し、このようにして換算した前
記肉厚偏差(Δh)に基づいて、前記肉厚偏差(Δh)
の平均値 および、前記平均値 と前記肉厚偏差(Δh)との間の偏差(ei)を、前記
複数本のマンドレルバーの各々ごとに演算し、前記複数
本のマンドレルバーの直径の代表設定値(DB)を、前
回の設定値から、前記偏差(ei)を差し引いた値に、
前記複数本のマンドレルバーの各々ごとに修正し、そし
て、前記マンドレルミルのロールカリバー底部の素管の
肉厚の代表設定値(hc)を、前回の設定値から、前記
平均値 を差し引いた値に修正し、このようにして修正した前記
マンドレルバーの直径の値、および、前記マンドレルバ
ーのロールカリバー底部の素管の肉厚の値に基づいて、
前記マンドレルミルのロール回転数およびロール間隔を
演算し、調整することに特徴を有するものである。
に使用される、複数本のマンドレルバーの1本当りの素
管の圧延本数をカウントし、このようにしてカウントし
た素管の圧延本数に基づいて、前記複数本のマンドレル
バーの摩耗量の代表値(ΔDW)を素管が所定本数圧延
されるごとに演算し、素管の圧延に供した直後のマンド
レルバーの温度を測定し、このようにして測定したマン
ドレルバーの温度に基づいて、前記複数本のマンドレル
バーの熱膨張量の代表値(ΔDT)を演算し、複数本の
マンドレルバーの直径の代表設定値(DB)を、基準値
から、前記代表値(ΔDW)を差し引き、そして、前記
基準値に前記代表(ΔDT)を加えた値に修正し、前記
マンドレルミルによつて圧延された素管の長さを測定
し、このようにして測定した素管の長さの測定値()
を、前記複数本のマンドレルバーの各々ごとに、素管の
肉厚偏差(Δh)に換算し、このようにして換算した前
記肉厚偏差(Δh)に基づいて、前記肉厚偏差(Δh)
の平均値 および、前記平均値 と前記肉厚偏差(Δh)との間の偏差(ei)を、前記
複数本のマンドレルバーの各々ごとに演算し、前記複数
本のマンドレルバーの直径の代表設定値(DB)を、前
回の設定値から、前記偏差(ei)を差し引いた値に、
前記複数本のマンドレルバーの各々ごとに修正し、そし
て、前記マンドレルミルのロールカリバー底部の素管の
肉厚の代表設定値(hc)を、前回の設定値から、前記
平均値 を差し引いた値に修正し、このようにして修正した前記
マンドレルバーの直径の値、および、前記マンドレルバ
ーのロールカリバー底部の素管の肉厚の値に基づいて、
前記マンドレルミルのロール回転数およびロール間隔を
演算し、調整することに特徴を有するものである。
次に、この発明の一実施態様を図面を参照しながら説明
する。
する。
第1図は、この発明の一実施態様のブロック図である。
第1図に示すように、複数個のロール間隔調整器1(AP
C)および複数個のロール回転数調整器2(ASR)は、マン
ドレルミルの複数個のロールスタンドA1〜An(A1:第1
スタンド、An:最終スタンド)の各々に、それぞれ1つ
づつ設置されている。長さ測定器3は、マンドレルミル
によつて圧延された後の素管の長さを測定する。秤量器
4は、マンドレルミルによつて圧延される前の素管の重
量を測定する。カウンター5は、循環使用される複数本
のマンドレルバーB1〜Bnのうち、どのマンドレルバーが
圧延に供されるかを識別する。そして、演算制御装置6
は、予め設定された種々のデータ、長さ測定器3からの
圧延後の素管の長さの測定値、秤量器4からの圧延前の
素管の重量の測定値、および、カウンター5からのマン
ドレルバーの識別信号に基づいて、予め設定されてい
る。下記演算式により、第2図のフローチャートに従つ
て、マンドレルミルの複数個のロールの各々のロール間
隔およびロール回転数を演算する。複数個のロール間隔
調整器1の各々は、前記演算結果に基づいて、マンドレ
ルミルの複数個のロールの各々の間隔を調整し、そして
い、複数個のロール回転数調整器2の各々は、前記複数
個のロールの各々の回転数を調整する。
第1図に示すように、複数個のロール間隔調整器1(AP
C)および複数個のロール回転数調整器2(ASR)は、マン
ドレルミルの複数個のロールスタンドA1〜An(A1:第1
スタンド、An:最終スタンド)の各々に、それぞれ1つ
づつ設置されている。長さ測定器3は、マンドレルミル
によつて圧延された後の素管の長さを測定する。秤量器
4は、マンドレルミルによつて圧延される前の素管の重
量を測定する。カウンター5は、循環使用される複数本
のマンドレルバーB1〜Bnのうち、どのマンドレルバーが
圧延に供されるかを識別する。そして、演算制御装置6
は、予め設定された種々のデータ、長さ測定器3からの
圧延後の素管の長さの測定値、秤量器4からの圧延前の
素管の重量の測定値、および、カウンター5からのマン
ドレルバーの識別信号に基づいて、予め設定されてい
る。下記演算式により、第2図のフローチャートに従つ
て、マンドレルミルの複数個のロールの各々のロール間
隔およびロール回転数を演算する。複数個のロール間隔
調整器1の各々は、前記演算結果に基づいて、マンドレ
ルミルの複数個のロールの各々の間隔を調整し、そして
い、複数個のロール回転数調整器2の各々は、前記複数
個のロールの各々の回転数を調整する。
Fi=f(hci-1,hci,ai-1,ai,σbi,σfi,ki,DB)…(1) Pi=f(hci-1),hci,ci-1,ai、σbi,σfi,ki,DB)…(2) Ni=vi/〔2πR′i(1+Fi)〕…(5) Ci=2・hci+DB-2Di-Pi/ki…(6) 但し、F:先進率、 P:圧延荷重、 hc:ロールカバー底部の素管の肉厚、 σb:スタンド入側の素管に加わる張力、 σf:スタンド出側の素管に加わる張力、 k:素管の変形抵抗、 vn:最終スタンドの素管の移動速度、 an:最終スタンドの素管の断面積、 R′:等価ロール半径、 Rc:ロールカリバー底部のロール半径、 D:ロールカリバー深さ、 DB:マンドレルバーの直径、 φ:ロールと素管との周方向接触角度、 C:ロール間隔、 i:スタンドの番号を示す添字。
なお、上記hcおよびCは、第3図に示す箇所であり、図
中、Rはロール、Bはマンドレルバー、そして、Pは素
管を示す。
中、Rはロール、Bはマンドレルバー、そして、Pは素
管を示す。
上記演算制御装置6は、上記演算式(1)〜(6)に従つて、
各ロールスタンドのロール間隔およびロール回転数を演
算するが、複数本のマンドレルバーB1〜Bnは、その使用
につれて摩耗し、且つ、圧延中に高温に加熱されて熱膨
張するために、その径が変化する。
各ロールスタンドのロール間隔およびロール回転数を演
算するが、複数本のマンドレルバーB1〜Bnは、その使用
につれて摩耗し、且つ、圧延中に高温に加熱されて熱膨
張するために、その径が変化する。
従つて、上記演算を行なうに際して、複数本のマンドレ
ルバーB1〜Bnの直径の代表設定値(DB)を修正する必
要がある。
ルバーB1〜Bnの直径の代表設定値(DB)を修正する必
要がある。
次に、この修正方法について説明する。
複数本のマンドレルバーB1〜Bnの摩耗量は、全てのマン
ドレルバーについて同じと考え、マンドレルバー1本当
りの素管の圧延本数をカウントし、下式によつて前記摩
耗量の代表値(ΔDW)を演算する。なお、この摩耗量
の演算は、素管が所定本数圧延されるごとに行なう。
ドレルバーについて同じと考え、マンドレルバー1本当
りの素管の圧延本数をカウントし、下式によつて前記摩
耗量の代表値(ΔDW)を演算する。なお、この摩耗量
の演算は、素管が所定本数圧延されるごとに行なう。
ΔDw=αN …(7) 但し、α:経験的に決められる定数、 N:マンドレルバー1本当りの素管の圧延本数。
複数本のマンドレルバーB1〜Bnの熱膨張量は、全てのマ
ンドレルバーについて同じと考え、素管の圧延に供した
直後のマンドレルバーの温度を測定し、下式によつて前
記熱膨張量の代表値(ΔDT)を演算する。
ンドレルバーについて同じと考え、素管の圧延に供した
直後のマンドレルバーの温度を測定し、下式によつて前
記熱膨張量の代表値(ΔDT)を演算する。
ΔDT=DBβ(T−T0) …(8) 但し、β:経験的に決められる定数、 DB:マンドレルバーの直径、 T:素管の圧延に供した直後のマ ンドレルバーの温度、 T0:マンドレルバーの基準温度。
このようにして、複数本のマンドレルバーB1〜Bnの摩耗
量の代表量(ΔDW)および熱膨張量の代表値(Δ
DT)を演算したら、ロール間隔およびロール回転数の
上記演算式(1)〜(6)において、複数本のマンドレルバー
B1〜Bnの直径の代表設定値(DB)を、基準値から、前
記摩耗量の代表値(ΔDW)を差し引き、そして、前記
基準値に前記熱膨張量の代表値(ΔDT)を加えた値に
修正する。
量の代表量(ΔDW)および熱膨張量の代表値(Δ
DT)を演算したら、ロール間隔およびロール回転数の
上記演算式(1)〜(6)において、複数本のマンドレルバー
B1〜Bnの直径の代表設定値(DB)を、基準値から、前
記摩耗量の代表値(ΔDW)を差し引き、そして、前記
基準値に前記熱膨張量の代表値(ΔDT)を加えた値に
修正する。
このようにして、マンドレルバーの摩耗量および熱膨張
量を考慮して、複数本のマンドレルバーの直径の代表設
定値(DB)を修正しても、各マンドレルバーの個性に
よつてマンドレルバーの直径にはばらつきが生じる。
量を考慮して、複数本のマンドレルバーの直径の代表設
定値(DB)を修正しても、各マンドレルバーの個性に
よつてマンドレルバーの直径にはばらつきが生じる。
次に、マンドレルバーの直径のばらつきによつて、素管
の肉厚がばらつくことを防止する方法について説明す
る。
の肉厚がばらつくことを防止する方法について説明す
る。
長さ測定器3によつて測定した。素管の長さの測定値
()を、複数本のマンドレルバーB1〜Bnの各々ごと
に、下式によつて、素管の肉厚偏差(Δh)に換算し、
この結果を複数本のマンドレルバーの各々ごとに記憶す
る。
()を、複数本のマンドレルバーB1〜Bnの各々ごと
に、下式によつて、素管の肉厚偏差(Δh)に換算し、
この結果を複数本のマンドレルバーの各々ごとに記憶す
る。
但し、h:素管の肉厚、 hL:圧延後の素管の肉厚の目標値、 L:圧延後の素管の長さの目標値、 W:秤量器4によつて測定した 圧延前の素管の重量の測定値、 Δw:経験的に求められる、圧延前の 素管のスケールロス比率、 WL:圧延前の素管の重量の基準値、 DL:圧延後の素管の外径の目標値、 ρ:素管の密度。
このようにして換算した、複数本のマンドレルバーB1〜
Bnの各々ごとの素管の肉厚偏差(Δh)に基づいて、下
式により肉厚偏差(Δh)の平均値 および、前記平均値 と前記肉厚偏差(Δh)との間の偏差(ei)を、複数
本のマンドレルバーB1〜Bnの各々ごとに、次式に基づい
て演算する。
Bnの各々ごとの素管の肉厚偏差(Δh)に基づいて、下
式により肉厚偏差(Δh)の平均値 および、前記平均値 と前記肉厚偏差(Δh)との間の偏差(ei)を、複数
本のマンドレルバーB1〜Bnの各々ごとに、次式に基づい
て演算する。
但し、i:マンドレルバーの番号を示す添字、 n:マンドレルバーの本数。
上述したようにして演算した偏差(ei)は、複数本の
マンドレルバーB1〜Bnの直径のばらつきにより生じるも
のと推定でき、そして、上記平均値 は、マンドレルバーによらず一定と考えられ、前記平均
値 は、マンドレルミルのロールの摩耗による肉厚偏差を推
定することができる。
マンドレルバーB1〜Bnの直径のばらつきにより生じるも
のと推定でき、そして、上記平均値 は、マンドレルバーによらず一定と考えられ、前記平均
値 は、マンドレルミルのロールの摩耗による肉厚偏差を推
定することができる。
このようにして、前記偏差(ei)および前記平均値 を推定演算したら、複数本のマンドレルバーB1〜Bnの各
々の直径の代表設定値(DB)を、前回の設定値から、
前記偏差(ei)を差し引いた値に、複数本のマンドレ
ルバーB1〜Bnの各々ごとに修正し、そして、複数個のロ
ールカリバー底部の素管の肉厚の代表設定値(hc)
を、前回の設定値から前記平均値 を差し引いた値に修正する。これによつて、素管の肉厚
がマンドレルバーごとにばらつくこと、およびい、素管
の長手方向の肉厚が不均一になることを防止する。
々の直径の代表設定値(DB)を、前回の設定値から、
前記偏差(ei)を差し引いた値に、複数本のマンドレ
ルバーB1〜Bnの各々ごとに修正し、そして、複数個のロ
ールカリバー底部の素管の肉厚の代表設定値(hc)
を、前回の設定値から前記平均値 を差し引いた値に修正する。これによつて、素管の肉厚
がマンドレルバーごとにばらつくこと、およびい、素管
の長手方向の肉厚が不均一になることを防止する。
以上の演算および修正は、演算制御装置6によつて、複
数本のマンドレルバーB1〜Bnが一順するごとに行なわれ
る。
数本のマンドレルバーB1〜Bnが一順するごとに行なわれ
る。
以上説明したように、この発明によれば、複数本のマン
ドレルバーの直径の代表設定値を、マンドレルバーの熱
膨張量に基づいて修正すると共に、前記代表設定値をマ
ンドレルバーの摩耗量に基づいて、素管が所定本数圧延
されるごとに修正し、且つ、複数本のマンドレルバーの
直径のばらつきによる素管の肉厚のばらつきの要因を、
複数本のマンドレルバーの直径のばらつきによるもの
と、ロールの摩耗によるものとに分離し、複数本のマン
ドレルバーの直径のばらつきによるものについては、複
数本のマンドレルバーの直径の代表設定値を複数本のマ
ンドレルバーの各々ごとに修正し、そして、ロールの摩
耗によるものについては、ロールのカリバー底部の素管
の肉厚の代表設定値を修正することによつて、素管の肉
厚のばらつきを除去することができ、しかも、ロール間
の素管にかかる張力または圧縮力を所定値に維持したま
まで素管の圧延が行なえるので、素管の長手方向の肉厚
のばらつきも除去することができるといつた有用な効果
がもたらされる。
ドレルバーの直径の代表設定値を、マンドレルバーの熱
膨張量に基づいて修正すると共に、前記代表設定値をマ
ンドレルバーの摩耗量に基づいて、素管が所定本数圧延
されるごとに修正し、且つ、複数本のマンドレルバーの
直径のばらつきによる素管の肉厚のばらつきの要因を、
複数本のマンドレルバーの直径のばらつきによるもの
と、ロールの摩耗によるものとに分離し、複数本のマン
ドレルバーの直径のばらつきによるものについては、複
数本のマンドレルバーの直径の代表設定値を複数本のマ
ンドレルバーの各々ごとに修正し、そして、ロールの摩
耗によるものについては、ロールのカリバー底部の素管
の肉厚の代表設定値を修正することによつて、素管の肉
厚のばらつきを除去することができ、しかも、ロール間
の素管にかかる張力または圧縮力を所定値に維持したま
まで素管の圧延が行なえるので、素管の長手方向の肉厚
のばらつきも除去することができるといつた有用な効果
がもたらされる。
第1図は、この発明の一実施態様のブロック図、第2図
は、ロール間隔およびロール回転数の制御のフローチャ
ート、第3図は、ロール間隔およびロールカリバー底部
の素管の肉厚を示す説明図である。図面において、 A1〜An……ロールスタンド B1〜Bn……マンドレルバー 1……ロール間隔調整器 2……ロール回転数調整器 3……長さ測定器 4……秤量器 5……カウンター 6……演算制御装置
は、ロール間隔およびロール回転数の制御のフローチャ
ート、第3図は、ロール間隔およびロールカリバー底部
の素管の肉厚を示す説明図である。図面において、 A1〜An……ロールスタンド B1〜Bn……マンドレルバー 1……ロール間隔調整器 2……ロール回転数調整器 3……長さ測定器 4……秤量器 5……カウンター 6……演算制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑中 政之 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町2637―13
Claims (1)
- 【請求項1】マンドレルミルによって素管を圧延する際
に使用される、複数本のマンドレルバーの1本当たりの
素管の圧延本数をカウントし、このようにしてカウント
した素管の圧延本数に基づいて、前記複数本のマンドレ
ルバーの摩耗量の代表値(ΔDW)を、素管が所定本数
圧延されるごとに演算し、素管の圧延に供した直後のマ
ンドレルバーの温度を測定し、このようにして測定した
マンドレルバーの温度に基づいて、前記複数本のマンド
レルバーの熱膨張量の代表値(ΔDT)を演算し、複数
本のマンドレルバーの直径の代表設定値(DB)を、基
準値から前記代表値(ΔDW)を差し引き、そして、前
記基準値に前記代表値(ΔDT)を加えた値に修正し、
前記マンドレルミルによって圧延された素管の長さを測
定し、このようにして測定した素管の長さの測定値
()を、前記複数本のマンドレルバーの各々ごとに、
素管の肉厚偏差(Δh)に換算し、このようにして換算
した前記肉厚偏差(Δh)に基づいて、前記肉厚偏差
(Δh)の平均値 および、前記平均値 と前記肉厚偏差(Δh)との間の偏差(ei)を、前記
複数本のマンドレルバーの各々ごとに演算し、前記複数
本のマンドレルバーの直径の代表設定値(DB)を、前
回の設定値から、前記偏差(ei)を差し引いた値に、
前記複数本のマンドレルバーの各々ごとに修正し、そし
て、前記マンドレルミルのロールカリバー底部の素管の
肉厚の代表設定値(hc)を、前回の設定値から、前記 を差し引いた値に修正し、このようにして修正した前記
マンドレルバーの直径の値、および、前記マンドレルバ
ーのロールカリバー底部の素管の肉厚の値に基づいて、
前記マンドレルミルのロール回転数およびロール間隔を
演算し、調整することを特徴とする、マンドレルミルに
よる素管の圧延方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60112213A JPH0665402B2 (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | マンドレルミルによる素管の圧延方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60112213A JPH0665402B2 (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | マンドレルミルによる素管の圧延方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61269909A JPS61269909A (ja) | 1986-11-29 |
JPH0665402B2 true JPH0665402B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=14581082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60112213A Expired - Lifetime JPH0665402B2 (ja) | 1985-05-27 | 1985-05-27 | マンドレルミルによる素管の圧延方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0665402B2 (ja) |
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- 1985-05-27 JP JP60112213A patent/JPH0665402B2/ja not_active Expired - Lifetime
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