JPH0665320U - 蛇行防止ガイド付きコンベアベルト - Google Patents
蛇行防止ガイド付きコンベアベルトInfo
- Publication number
- JPH0665320U JPH0665320U JP1234093U JP1234093U JPH0665320U JP H0665320 U JPH0665320 U JP H0665320U JP 1234093 U JP1234093 U JP 1234093U JP 1234093 U JP1234093 U JP 1234093U JP H0665320 U JPH0665320 U JP H0665320U
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- JP
- Japan
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- prevention guide
- meandering
- meandering prevention
- belt
- conveyor belt
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 フッソ樹脂で被覆されたコンベアベルトにお
いて、蛇行や偏りを確実に防止し、又搬送時の騒音の発
生を防止する。 【構成】 フッソ樹脂で被覆されると共に、ローラー3
の環状溝3aと嵌合する蛇行防止ガイド2を備えた蛇行
防止ガイド付きコンベアベルトにおいて、上記の蛇行防
止ガイド2を、シリコンゴム材でベルト本体1の長手方
向に延びて連続状に形成する。
いて、蛇行や偏りを確実に防止し、又搬送時の騒音の発
生を防止する。 【構成】 フッソ樹脂で被覆されると共に、ローラー3
の環状溝3aと嵌合する蛇行防止ガイド2を備えた蛇行
防止ガイド付きコンベアベルトにおいて、上記の蛇行防
止ガイド2を、シリコンゴム材でベルト本体1の長手方
向に延びて連続状に形成する。
Description
【0001】
本案は、フッソ樹脂で被覆されたコンベアベルトに関し、更に詳しくは蛇行防 止ガイド付きコンベアベルトに関するものである。
【0002】
従来、例えば食品加工、包装、印刷、乾燥等の機械に付設して使用するコンベ アは、通常、高温雰囲気の下で使用され、又搬送物は高温であったり、粘着質の ものであることが多いため、この種コンベアのベルトは一般に耐熱性、非粘着性 に形成されることが要求される。
【0003】 そこで従来この種のベルトは、通常、ガラス繊維やアラミド樹脂繊維等で作ら れた耐熱性の基布に、ポリテトラフルオロエチレンやポリクロロトリフルオロエ チレン等のフッソ樹脂を含浸し、焼成して被覆したシートによって形成されてい る。
【0004】 而してこの種のベルトは、耐熱性であるという基布の特性から、反面、伸縮性 が小さく、又摩擦係数の低いフッソ樹脂で被覆されているため、搬送時に、蛇行 や偏りが非常に発生し易いものであった。
【0005】 そこで従来この種のベルトでは、ローラーの周面にピンが周方向に沿って設け られ、このピンと嵌合する孔がベルトにその長手方向に沿って所定間隔毎に形成 されたり(以下従来例Iという)、或はローラーの環状溝と嵌合するようベルト 側にピンが取り付けられていた(以下従来例IIという)。
【0006】
而して従来例Iの場合は、温度の上昇、下降によって生じる、機械とベルト夫 々の寸法の変化の差異が、ピンと孔との嵌合状態に不適合を生じさせることがあ った。従ってこの従来品を使用すると、コンベアの円滑な運転に支障をもたらし 易く、ベルトの蛇行、偏りを確実に防止できないという問題点があった。
【0007】 又従来例IIの場合は、蛇行防止ガイドとしてのピンがベルトに断続的に取り付 けられていたから、振動等によりベルトがローラーの環状溝から外れ易かっただ けではなく、金属製のピンがローラーの環状溝に案内される際、耳障りな衝撃音 、金属音が発生することを避けられないという問題点があった。
【0008】 本案は、このような従来品の問題点を解消しようとするものである。 従って本案の技術的課題は、フッソ樹脂で被覆されたコンベアベルトにおいて 、蛇行や偏りを確実に防止でき、しかも搬送時に騒音を生じさせることがないよ う形成した蛇行防止ガイド付きコンベアベルトを提供することにある。
【0009】
本案は、上記の課題を解決するために次のような技術的手段を採る。 即ち本案は、フッソ樹脂で被覆されると共に、ローラー3の環状溝3aと嵌合 する蛇行防止ガイド2を備えた蛇行防止ガイド付きコンベアベルトにおいて、上 記の蛇行防止ガイド2がシリコンゴム材でベルト本体1の長手方向に延びて連続 状に形成されたことを特徴とするものである。 この場合本案では、上記蛇行防止ガイド2の形成個数及びその断面形状は任意 である。又蛇行防止ガイド2とベルト本体1との固着手段も適宜選定されるので 良い。
【0010】
以下、本案の好適な一実施例を添付図面に従って説明する。 1は本案のベルト本体である。本案の場合このベルト本体1は、耐熱性、非粘 着性を有するよう、フッソ樹脂で被覆されている。
【0011】 又2は、ローラー3の環状溝3aと嵌合する蛇行防止ガイドである。この蛇行 防止ガイド2は、ローラー3の周面3bに当接する側の、ベルト本体1の内面側 側端部に、ベルト本体1の長手方向に延びて連続状に形成されている。又上記の 蛇行防止ガイド2は、シリコンゴム材を押し出し成型することにより、この実施 例では断面略麦藁帽子状に形成されている。
【0012】 4は、例えば両面が接着面として使用できるよう予め表面処理されたガラスク ロステープである。フッソ樹脂で被覆されたベルト本体1とシリコンゴム材で形 成された蛇行防止ガイド2は、共に非粘着性であるため、この実施例の場合、蛇 行防止ガイド2は、図示される如く、このテープ4を介してベルト本体1に固着 されている。即ち蛇行防止ガイド2の固着作業に際しては、先ず上記のテープ4 をベルト本体1の側端部にホットプレスで熱融着し、次にその外面側にシリコン 接着剤5を塗布し、これに蛇行防止ガイド2を接着して固定する。
【0013】 以上の処において、本案の場合上記蛇行防止ガイド2の断面形状は、上例に限 定されるものではなく、その他例えば図4A、Bに示される如く、半円形状や逆 台形状等でも良い。
【0014】 又本案では、ベルト本体1に対する蛇行防止ガイド2の固着手段も任意である 。即ち例えば上記のガイド2をベルト本体1に、直接、ガラス繊維製やアラミド 樹脂繊維製の糸6で縫い付けるのでも良い。
【0015】 又ガイド2をより強固に取り付けるため、例えば図5に示される如く、上記の ガイド2をベルト本体1に上記のテープ4を介して接着した後、上記の糸6で縫 着するのでも良い。この場合、糸6は予めフッソ樹脂を含浸し、焼成して形成し た、フッソ樹脂被覆のものが好ましい。
【0016】 更に本案の場合、上記ガイド2の形成個数や形成位置は、ベルト本体1の幅、 使用目的、使用条件等に応じて適宜選定されるので良い。従って本案では、図6 Aに示される如く、上記のガイド2がベルト本体1の左右対称位置に一対状に形 成される場合には限られず、同図Bに示される如く例えばガイド2がベルト本体 1の中央部に、側端部と共に形成されるのでも良い。
【0017】
以上説明したように本案は、蛇行防止ガイドを、耐熱性、非粘着性が良く、又 摩擦係数が高いシリコンゴム材で、ベルト本体の長手方向に延びて連続状に形成 したものである。
【0018】 従って本案によれば、ローラーの環状溝から外れることなく安定した走行状態 を得られるから、フッソ樹脂で被覆され、耐熱性、非粘着性を有するこの種ベル トの特性を損なわせることなく、確実にベルトの蛇行や偏りを防止できるという 実用上優れた効果を奏する。 又本案では蛇行防止ガイドが、弾性、柔軟性に富むシリコンゴム材で形成され ているから、これを使用すれば、ローラーの環状溝と嵌合する際の耳障りな騒音 を一掃できるという利点がある。
【図1】本案の好適な一例を示す使用状態時の一部を切
欠した要部断面図である。
欠した要部断面図である。
【図2】図1のIIーII線における断面図である。
【図3】本案ベルトの構造を説明する一部を切欠した要
部斜視図である。
部斜視図である。
【図4】A、Bとも蛇行防止ガイドの他の実施例を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】ベルト本体と蛇行防止ガイドとの固着の他の例
を示す一部を切欠した要部斜視図である。
を示す一部を切欠した要部斜視図である。
【図6】A、Bとも蛇行防止ガイドの形成位置を説明す
る断面図である。
る断面図である。
1 ベルト本体 2 蛇行防止ガイド 3 ローラー 3a 環状溝
Claims (1)
- 【請求項1】 フッソ樹脂で被覆されると共に、ローラ
ーの環状溝と嵌合する蛇行防止ガイドを備えた蛇行防止
ガイド付きコンベアベルトにおいて、上記の蛇行防止ガ
イドがシリコンゴム材でベルト本体の長手方向に延びて
連続状に形成されたことを特徴とする蛇行防止ガイド付
きコンベアベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1234093U JPH0665320U (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 蛇行防止ガイド付きコンベアベルト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1234093U JPH0665320U (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 蛇行防止ガイド付きコンベアベルト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665320U true JPH0665320U (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=11802567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1234093U Pending JPH0665320U (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 蛇行防止ガイド付きコンベアベルト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0665320U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013157425A1 (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-24 | 日本電気硝子株式会社 | ベルトコンベア |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03143811A (ja) * | 1989-10-26 | 1991-06-19 | Hashima:Kk | コンベアベルト及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP1234093U patent/JPH0665320U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03143811A (ja) * | 1989-10-26 | 1991-06-19 | Hashima:Kk | コンベアベルト及びその製造方法 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013157425A1 (ja) * | 2012-04-20 | 2013-10-24 | 日本電気硝子株式会社 | ベルトコンベア |
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