JPH0665285A - ジギトキシゲニンおよびジヒドロジギトキシゲニン 3β−誘導体および医薬組成物 - Google Patents
ジギトキシゲニンおよびジヒドロジギトキシゲニン 3β−誘導体および医薬組成物Info
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- JPH0665285A JPH0665285A JP5161239A JP16123993A JPH0665285A JP H0665285 A JPH0665285 A JP H0665285A JP 5161239 A JP5161239 A JP 5161239A JP 16123993 A JP16123993 A JP 16123993A JP H0665285 A JPH0665285 A JP H0665285A
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- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、ジギトキシゲニンおよびジヒドロ
ジギトキシゲニン3β−誘導体、それらの製造方法、な
らびに心不全および高血圧のような心血管疾患の処置の
ためのそれらを含む医薬組成物を提供するものである。 【構成】 式(I): 【化1】 [式中、記号 --- は単結合あるいは二重結合を表し;
XはSあるいはOであり;RはC2−C6アルキルあるい
はC3−C6アルケニルまたはアルキニルであり、非置換
または独立して、オキシラン基、4級アンモニウム基、
2-(2-イミダゾリニル)基あるいは1個またはそれ以上
のハロゲン、OR1、NR2R3、C(NH)NR4R5によ
り置換されている]で示される、ジギトキシゲニンおよ
びジヒドロジギトキシゲニン 3β−誘導体および医薬
的に許容され得るその塩類、それらの製造方法およびこ
れらを含む医薬組成物。
ジギトキシゲニン3β−誘導体、それらの製造方法、な
らびに心不全および高血圧のような心血管疾患の処置の
ためのそれらを含む医薬組成物を提供するものである。 【構成】 式(I): 【化1】 [式中、記号 --- は単結合あるいは二重結合を表し;
XはSあるいはOであり;RはC2−C6アルキルあるい
はC3−C6アルケニルまたはアルキニルであり、非置換
または独立して、オキシラン基、4級アンモニウム基、
2-(2-イミダゾリニル)基あるいは1個またはそれ以上
のハロゲン、OR1、NR2R3、C(NH)NR4R5によ
り置換されている]で示される、ジギトキシゲニンおよ
びジヒドロジギトキシゲニン 3β−誘導体および医薬
的に許容され得るその塩類、それらの製造方法およびこ
れらを含む医薬組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジギトキシゲニンおよ
びジヒドロジギトキシゲニン 3β−誘導体、それらの
製造方法、ならびに心不全および高血圧のような心血管
疾患の処置のためのそれらを含む医薬組成物に関するも
のである。
びジヒドロジギトキシゲニン 3β−誘導体、それらの
製造方法、ならびに心不全および高血圧のような心血管
疾患の処置のためのそれらを含む医薬組成物に関するも
のである。
【0002】本発明に係る化合物は、式(I):
【化3】
【0003】[式中、記号----は単結合または二重結合
を表わし;
を表わし;
【0004】XはSまたはOであり;Rは、非置換の、
または、オキシラン基または四級アンモニウム基または
2−(2−イミダゾリニル)基または1もしくはそれ以
上のHal、OR1、NR2R3、C(NH)NR4R5に
より個別に置換されているC2−C6アルキルまたはC3
−C6アルケニルもしくはアルキニル
または、オキシラン基または四級アンモニウム基または
2−(2−イミダゾリニル)基または1もしくはそれ以
上のHal、OR1、NR2R3、C(NH)NR4R5に
より個別に置換されているC2−C6アルキルまたはC3
−C6アルケニルもしくはアルキニル
【0005】(式中、R1はH、または、非置換の、も
しくは1もしくはそれ以上のOHまたはNR6R7により
置換されているC2−C4アルキルであり、但し、Xが酸
素でありR1がHである時、RはC2−C6ではなくC3−
C6であり、且つ、NR2R3またはC(NH)NR4R5
から選ばれる少なくとももう1つの基がR基に存在し;
R2、R3は独立してH、メチル、または、非置換の、も
しくはNR6R7もしくはC3−C6アルケニルにより置換
されているC2−C6アルキルであり、または、窒素原子
と合したR2およびR3は、所望により酸素または硫黄ま
たは窒素から選ばれるもう1つのヘテロ原子を含む非置
換または置換飽和または不飽和ヘテロ単環を形成し、ま
たは、R2は水素であり且つR3はC(NH)NH2であ
り;R4、R5は独立してH、C1−C4アルキルまたはC
3−C4アルケニルであり、または、窒素原子と合したR
4およびR5は五員環もしくは六員環のヘテロ単環を形成
し;R6、R7は独立してH、C1−C4アルキルであり、
または、R4およびR5は窒素原子と合して所望により酸
素または硫黄または窒素から選ばれるもう1つのヘテロ
原子を含む飽和または不飽和の五員環もしくは六員環の
ヘテロ単環を形成する)である]を有する。
しくは1もしくはそれ以上のOHまたはNR6R7により
置換されているC2−C4アルキルであり、但し、Xが酸
素でありR1がHである時、RはC2−C6ではなくC3−
C6であり、且つ、NR2R3またはC(NH)NR4R5
から選ばれる少なくとももう1つの基がR基に存在し;
R2、R3は独立してH、メチル、または、非置換の、も
しくはNR6R7もしくはC3−C6アルケニルにより置換
されているC2−C6アルキルであり、または、窒素原子
と合したR2およびR3は、所望により酸素または硫黄ま
たは窒素から選ばれるもう1つのヘテロ原子を含む非置
換または置換飽和または不飽和ヘテロ単環を形成し、ま
たは、R2は水素であり且つR3はC(NH)NH2であ
り;R4、R5は独立してH、C1−C4アルキルまたはC
3−C4アルケニルであり、または、窒素原子と合したR
4およびR5は五員環もしくは六員環のヘテロ単環を形成
し;R6、R7は独立してH、C1−C4アルキルであり、
または、R4およびR5は窒素原子と合して所望により酸
素または硫黄または窒素から選ばれるもう1つのヘテロ
原子を含む飽和または不飽和の五員環もしくは六員環の
ヘテロ単環を形成する)である]を有する。
【0006】本発明はその範囲内に全ての可能な立体異
性体、特にEおよびZ異性体、光学異性体およびそれら
の混合物、ならびに式(I)の化合物の代謝物質および
代謝前駆体を包含する。とりわけ、----が単結合を表わ
す時、20(S)および20(R)両異性体が本発明の
範囲に包含される。
性体、特にEおよびZ異性体、光学異性体およびそれら
の混合物、ならびに式(I)の化合物の代謝物質および
代謝前駆体を包含する。とりわけ、----が単結合を表わ
す時、20(S)および20(R)両異性体が本発明の
範囲に包含される。
【0007】(I)の薬学上許容し得る塩は、既知の薬
理学的に許容し得る酸、例えば塩酸、硫酸、燐酸、リン
ゴ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、メタンスルホン
酸または安息香酸から誘導され、該塩基の生物活性を保
持している塩基である。
理学的に許容し得る酸、例えば塩酸、硫酸、燐酸、リン
ゴ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、メタンスルホン
酸または安息香酸から誘導され、該塩基の生物活性を保
持している塩基である。
【0008】アルキル、アルケニルおよびアルキニル基
は分枝鎖または直鎖の基であってよい。C2−C6アルキ
ル基は好ましくはC2−C4アルキル基、例えばエチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチルであ
る。C3−C6アルケニル基は好ましくはC3−C4アルケ
ニル基である。C3−C6アルキニル基は好ましくはC3
−C4アルキニル基である。
は分枝鎖または直鎖の基であってよい。C2−C6アルキ
ル基は好ましくはC2−C4アルキル基、例えばエチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチルであ
る。C3−C6アルケニル基は好ましくはC3−C4アルケ
ニル基である。C3−C6アルキニル基は好ましくはC3
−C4アルキニル基である。
【0009】四級アンモニウム基は好ましくはトリメチ
ルアンモニウム−またはN−メチルピロリジニウム−ま
たはN−メチルピペリジニウム−基である。
ルアンモニウム−またはN−メチルピロリジニウム−ま
たはN−メチルピペリジニウム−基である。
【0010】Hal基は好ましくは弗素、塩素または臭
素である。
素である。
【0011】OR1基は好ましくはヒドロキシ、2−ア
ミノエトキシ、3−アミノプロポキシ、2−ジメチルア
ミノエトキシ、3−ジメチルアミノプロポキシ、3−ア
ミノ−2−ヒドロキシプロポキシ、2,3−ジアミノプ
ロポキシ、2−(1−ピロリジニル)エトキシ、3−
(1−ピロリジニル)プロポキシである。
ミノエトキシ、3−アミノプロポキシ、2−ジメチルア
ミノエトキシ、3−ジメチルアミノプロポキシ、3−ア
ミノ−2−ヒドロキシプロポキシ、2,3−ジアミノプ
ロポキシ、2−(1−ピロリジニル)エトキシ、3−
(1−ピロリジニル)プロポキシである。
【0012】NR2R3基は好ましくはアミノ、メチルア
ミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルア
ミノ、アリルアミノ、プロパルギルアミノ、ジメチルア
ミノ、ピロリジニル、モルホリノ、ピペラジニル、イミ
ダゾリル、グアニジノ、2−アミノエチルアミノ、3−
アミノプロピルアミノ、2−(1−ピロリジニル)エチ
ルアミノ、3−(1−ピロリジニル)プロピルアミノ、
3−アミノ−2−ヒドロキシプロピルアミノ、3−(1
−ピロリジニル)2−ヒドロキシプロピルアミノ、2,
3−ジアミノプロピルアミノである。
ミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルア
ミノ、アリルアミノ、プロパルギルアミノ、ジメチルア
ミノ、ピロリジニル、モルホリノ、ピペラジニル、イミ
ダゾリル、グアニジノ、2−アミノエチルアミノ、3−
アミノプロピルアミノ、2−(1−ピロリジニル)エチ
ルアミノ、3−(1−ピロリジニル)プロピルアミノ、
3−アミノ−2−ヒドロキシプロピルアミノ、3−(1
−ピロリジニル)2−ヒドロキシプロピルアミノ、2,
3−ジアミノプロピルアミノである。
【0013】C(NH)NR4R5基は好ましくはアミジ
ノ基である。NR6R7は好ましくはアミノ、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、
ピロリジニル、モルホリノ、ピペラジニル、イミダゾリ
ルまたはグアニジノである。
ノ基である。NR6R7は好ましくはアミノ、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、
ピロリジニル、モルホリノ、ピペラジニル、イミダゾリ
ルまたはグアニジノである。
【0014】本発明に係る個々の化合物の好ましい例
は、
は、
【0015】3β−(2−(トリメチルアンモニウム)
エトキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20
(22)−エノリド クロリド、3β−(2−アミノエ
トキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20
(22)−エノリド、3β−(3−アミノプロポキシ)
−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−
エノリド、3β−(2−(1−ピロリジニル)エトキ
シ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(2−(1−ピロリジニル)プ
ロポキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20
(22)−エノリド、3β−(3−ジメチルアミノプロ
ポキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20
(22)−エノリド、3β−(3−(1−ピロリジニ
ル)プロポキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド
−20(22)−エノリド、3β−(2−(1−ピペラ
ジニル)エトキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カル
ド−20(22)−エノリド、3β−(3−(1−ピペ
ラジニル)プロポキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−
カルド−20(22)−エノリド、3β−(2−(2−
イミダゾリン−2−イル)エトキシ)−14β−ヒドロ
キシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、3β−
(2−(1−イミダゾリル)エトキシ)−14β−ヒド
ロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、3β
−(2−グアニジノエトキシ)−14β−ヒドロキシ−
5β−カルド−20(22)−エノリド、3β−(3−
アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)−14β−ヒドロ
キシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、3β−
(3−(1−ピロリジニル)−2−ヒドロキシプロポキ
シ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(3−(3−アミノ−2−ヒド
ロキシプロポキシ)プロポキシ)−14β−ヒドロキシ
−5β−カルド−20(22)−エノリド、3β−(3
−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピルアミノ)プロ
ポキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20
(22)−エノリド、3β−(2−(2−ジメチルアミ
ノエトキシ)エトキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−
カルド−20(22)−エノリド、3β−(2−アミジ
ノエトキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−2
0(22)−エノリド、3β−(2−ヒドロキシエチル
チオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(3−ヒドロキシプロピルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(2,3−エポキシプロピルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−
20(22)−エノリド、3β−(2−(N−メチル−
N−ピロリジニウム)エチルチオ)−14β−ヒドロキ
シ−5β−カルド−20(22)−エノリド クロリ
ド、3β−(2−(トリメチルアンモニウム)エチルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド クロリド、3β−(2−アミノエチル
チオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(3−アミノプロピルチオ)−
14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エ
ノリド、3β−(4−アミノ−(E)−2−ブテニルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(4−アミノ−2−ブチニルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(2−メチルアミノエチルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(2−ジメチルアミノエチルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(2−(1−ピロリジニル)エ
チルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20
(22)−エノリド、3β−(3−(1−ピロリジニ
ル)プロピルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カル
ド−20(22)−エノリド、3β−(2−(モルホリ
ノエチルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−
20(22)−エノリド、3β−(2−(1−ピペラジ
ニル)エチルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カル
ド−20(22)−エノリド、3β−(3−(1−ピペ
ラジニル)プロピルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β
−カルド−20(22)−エノリド、3β−(2−(2
−イミダゾリン−2−イル)エチルチオ)−14β−ヒ
ドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、3
β−(2−(1−イミダゾリル)エチルチオ)−14β
−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリ
ド、3β−(2−(2−アミジノ)エチルチオ)−14
β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリ
ド、3β−(2−グアニジノエチルチオ)−14β−ヒ
ドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、3
β−(2,3−ジヒドロキシプロピルチオ)−14β−
ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、
3β−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピルチオ)−
14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エ
ノリド、3β−(2,3−ジアミノプロピルチオ)−1
4β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノ
リド、3β−(3−(1−ピロリジニル)−2−ヒドロ
キシプロピルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カル
ド−20(22)−エノリド、3β−(3−(1−ピペ
ラジニル)−2−ヒドロキシプロピルチオ)−14β−
ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、
3β−(3−(1−イミダゾリル)−2−ヒドロキシプ
ロピルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−2
0(22)−エノリド、3β−(3−グアニジノ−2−
ヒドロキシプロピルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β
−カルド−20(22)−エノリド、3β−(3−(3
−アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)プロピルチオ)
−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−
エノリド、3β−(3−(3−アミノ−2−ヒドロキシ
プロピルアミノ)プロピルチオ)−14β−ヒドロキシ
−5β−カルド−20(22)−エノリド、および対応
する3β−チオ誘導体 14β−ヒドロキシ−5β−2
0(S)および14β−ヒドロキシ−5β−20(R)
−カルダノリド、である。
エトキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20
(22)−エノリド クロリド、3β−(2−アミノエ
トキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20
(22)−エノリド、3β−(3−アミノプロポキシ)
−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−
エノリド、3β−(2−(1−ピロリジニル)エトキ
シ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(2−(1−ピロリジニル)プ
ロポキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20
(22)−エノリド、3β−(3−ジメチルアミノプロ
ポキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20
(22)−エノリド、3β−(3−(1−ピロリジニ
ル)プロポキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド
−20(22)−エノリド、3β−(2−(1−ピペラ
ジニル)エトキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カル
ド−20(22)−エノリド、3β−(3−(1−ピペ
ラジニル)プロポキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−
カルド−20(22)−エノリド、3β−(2−(2−
イミダゾリン−2−イル)エトキシ)−14β−ヒドロ
キシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、3β−
(2−(1−イミダゾリル)エトキシ)−14β−ヒド
ロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、3β
−(2−グアニジノエトキシ)−14β−ヒドロキシ−
5β−カルド−20(22)−エノリド、3β−(3−
アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)−14β−ヒドロ
キシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、3β−
(3−(1−ピロリジニル)−2−ヒドロキシプロポキ
シ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(3−(3−アミノ−2−ヒド
ロキシプロポキシ)プロポキシ)−14β−ヒドロキシ
−5β−カルド−20(22)−エノリド、3β−(3
−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピルアミノ)プロ
ポキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20
(22)−エノリド、3β−(2−(2−ジメチルアミ
ノエトキシ)エトキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−
カルド−20(22)−エノリド、3β−(2−アミジ
ノエトキシ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−2
0(22)−エノリド、3β−(2−ヒドロキシエチル
チオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(3−ヒドロキシプロピルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(2,3−エポキシプロピルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(3−クロロ−2−ヒドロキシ
プロピルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−
20(22)−エノリド、3β−(2−(N−メチル−
N−ピロリジニウム)エチルチオ)−14β−ヒドロキ
シ−5β−カルド−20(22)−エノリド クロリ
ド、3β−(2−(トリメチルアンモニウム)エチルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド クロリド、3β−(2−アミノエチル
チオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(3−アミノプロピルチオ)−
14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エ
ノリド、3β−(4−アミノ−(E)−2−ブテニルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(4−アミノ−2−ブチニルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(2−メチルアミノエチルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(2−ジメチルアミノエチルチ
オ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(2
2)−エノリド、3β−(2−(1−ピロリジニル)エ
チルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20
(22)−エノリド、3β−(3−(1−ピロリジニ
ル)プロピルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カル
ド−20(22)−エノリド、3β−(2−(モルホリ
ノエチルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−
20(22)−エノリド、3β−(2−(1−ピペラジ
ニル)エチルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カル
ド−20(22)−エノリド、3β−(3−(1−ピペ
ラジニル)プロピルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β
−カルド−20(22)−エノリド、3β−(2−(2
−イミダゾリン−2−イル)エチルチオ)−14β−ヒ
ドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、3
β−(2−(1−イミダゾリル)エチルチオ)−14β
−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリ
ド、3β−(2−(2−アミジノ)エチルチオ)−14
β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリ
ド、3β−(2−グアニジノエチルチオ)−14β−ヒ
ドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、3
β−(2,3−ジヒドロキシプロピルチオ)−14β−
ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、
3β−(3−アミノ−2−ヒドロキシプロピルチオ)−
14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エ
ノリド、3β−(2,3−ジアミノプロピルチオ)−1
4β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノ
リド、3β−(3−(1−ピロリジニル)−2−ヒドロ
キシプロピルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カル
ド−20(22)−エノリド、3β−(3−(1−ピペ
ラジニル)−2−ヒドロキシプロピルチオ)−14β−
ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−エノリド、
3β−(3−(1−イミダゾリル)−2−ヒドロキシプ
ロピルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−2
0(22)−エノリド、3β−(3−グアニジノ−2−
ヒドロキシプロピルチオ)−14β−ヒドロキシ−5β
−カルド−20(22)−エノリド、3β−(3−(3
−アミノ−2−ヒドロキシプロポキシ)プロピルチオ)
−14β−ヒドロキシ−5β−カルド−20(22)−
エノリド、3β−(3−(3−アミノ−2−ヒドロキシ
プロピルアミノ)プロピルチオ)−14β−ヒドロキシ
−5β−カルド−20(22)−エノリド、および対応
する3β−チオ誘導体 14β−ヒドロキシ−5β−2
0(S)および14β−ヒドロキシ−5β−20(R)
−カルダノリド、である。
【0016】さらに本発明は、該化合物(I)の製造方
法であって、式(II):
法であって、式(II):
【化4】
【0017】を有する化合物を、式(III): R−Y (III)
【0018】[式中、Yは、結合している炭素原子に求
電子性を付与する、ハロゲン、メシルオキシ、またはト
シルオキシ基のような電子求引性基であり、Rは前記と
同意義である]で示される化合物と縮合させることから
なる方法を提供する。所望ならばこの工程中に、所望に
よりRに存在する遊離のヒドロキシおよびアミノ基を、
当業者に良く知られる方法により保護し、必要ならばR
に存在するかも知れない保護基を除去した後に、一般式
(I)の化合物を得る。このようにして得られた化合物
をさらに他の式(I)の化合物に変換し、または必要な
らばその薬学上許容し得る塩に変換することができる。
もし当該化合物が異性体の混合物として得られるなら
ば、この混合物は既知の方法で分割することができる。
電子性を付与する、ハロゲン、メシルオキシ、またはト
シルオキシ基のような電子求引性基であり、Rは前記と
同意義である]で示される化合物と縮合させることから
なる方法を提供する。所望ならばこの工程中に、所望に
よりRに存在する遊離のヒドロキシおよびアミノ基を、
当業者に良く知られる方法により保護し、必要ならばR
に存在するかも知れない保護基を除去した後に、一般式
(I)の化合物を得る。このようにして得られた化合物
をさらに他の式(I)の化合物に変換し、または必要な
らばその薬学上許容し得る塩に変換することができる。
もし当該化合物が異性体の混合物として得られるなら
ば、この混合物は既知の方法で分割することができる。
【0019】(II)および(III)の間の縮合反応は、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシドのような不活性非プロトン性
溶媒中で、または(III)のままで、例えば水素化ナト
リウムもしくは同カリウムのような強塩基の存在下で、
−20℃ないし約110℃の範囲の温度で実施するのが
最も良く、塩基は最後に少量ずつ加えるのがよい。
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシドのような不活性非プロトン性
溶媒中で、または(III)のままで、例えば水素化ナト
リウムもしくは同カリウムのような強塩基の存在下で、
−20℃ないし約110℃の範囲の温度で実施するのが
最も良く、塩基は最後に少量ずつ加えるのがよい。
【0020】ラクトン官能基が存在するため、後処理の
間塩基性のpHとならないよう注意しなければならな
い。
間塩基性のpHとならないよう注意しなければならな
い。
【0021】精製はシリカゲル上のフラッシュクロマト
グラフィーによって最も良く実施できる。
グラフィーによって最も良く実施できる。
【0022】さらに本発明は、XがSである(II)の製
造方法を提供する。通常このチオールは、水素化アルミ
ニウムリチウムによるアシルチオ誘導体の還元によって
得られる[P.A.ボビオ、ジャーナル・オブ・オーガ
ニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)19
61年、26、3023]。この方法は、本明細書中の
事例においては還元され得るラクトン官能基が存在する
ため使用できない。製造例4に記載されるように、遊離
のチオールがアセチルチオ誘導体(IV):
造方法を提供する。通常このチオールは、水素化アルミ
ニウムリチウムによるアシルチオ誘導体の還元によって
得られる[P.A.ボビオ、ジャーナル・オブ・オーガ
ニック・ケミストリー(J.Org.Chem.)19
61年、26、3023]。この方法は、本明細書中の
事例においては還元され得るラクトン官能基が存在する
ため使用できない。製造例4に記載されるように、遊離
のチオールがアセチルチオ誘導体(IV):
【化5】 のアンモノリシスによって得られることが見いだされた
が、これは本発明の一部である。
が、これは本発明の一部である。
【0023】不飽和ラクトンの存在するアセチルチオ誘
導体(IV−a)は既知の化合物である[H.N.アブ
ラムソン等、ジャーナル・オブ・ファーマシューティカ
ル・サイエンシズ(J.Pharm.Science
s)、1977年、66、602]が、飽和ラクトンを
有するアセチルチオ誘導体[IV−b 20(S)(製
造例5参照)、およびIV−c 20(R)(製造例6
参照)]は新規化合物であり、ジアルキル アゾジカル
ボキシラートおよびトリフェニルホスフィンの存在下に
おいて3α−アルコール(V)とチオール酢酸の反応に
よって得られる。
導体(IV−a)は既知の化合物である[H.N.アブ
ラムソン等、ジャーナル・オブ・ファーマシューティカ
ル・サイエンシズ(J.Pharm.Science
s)、1977年、66、602]が、飽和ラクトンを
有するアセチルチオ誘導体[IV−b 20(S)(製
造例5参照)、およびIV−c 20(R)(製造例6
参照)]は新規化合物であり、ジアルキル アゾジカル
ボキシラートおよびトリフェニルホスフィンの存在下に
おいて3α−アルコール(V)とチオール酢酸の反応に
よって得られる。
【化6】
【0024】不飽和ラクトンが存在する3α−アルコー
ル(V−a)は既知の化合物であり[E.ウェイス等、
ヘルベティカ・キミカ・アクタ(Helvetica
Chim.Acta)1972年、55、2452]、
一方、飽和ラクトンを有する3α−アルコール(V−b
(S)およびV−c(R))は新規化合物であり、対応
するケトン(VI)を複合水素化物によって還元するこ
とにより得られる。
ル(V−a)は既知の化合物であり[E.ウェイス等、
ヘルベティカ・キミカ・アクタ(Helvetica
Chim.Acta)1972年、55、2452]、
一方、飽和ラクトンを有する3α−アルコール(V−b
(S)およびV−c(R))は新規化合物であり、対応
するケトン(VI)を複合水素化物によって還元するこ
とにより得られる。
【化7】
【0025】中間体のケトン(VI)は既知の化合物で
ある[E.ウェイス等、ヘルベティカ・キミカ・アクタ
(Helvetica Chim.Acta)1972
年、55、2452;E.ローダーおよびJ.ルエッ
ツ、アルヒーフ・デア・ファルマツィー(Arch.P
harm.)1985年、318、837]。
ある[E.ウェイス等、ヘルベティカ・キミカ・アクタ
(Helvetica Chim.Acta)1972
年、55、2452;E.ローダーおよびJ.ルエッ
ツ、アルヒーフ・デア・ファルマツィー(Arch.P
harm.)1985年、318、837]。
【0026】不飽和ラクトンが存在し且つXがOである
式(II)の化合物は既知の化合物ジギトキシゲニン(D
IGI)である[A.ストール等、ヘルベティカ・キミ
カ・アクタ(Helv.Chim.Acta)1934
年、17、592]。
式(II)の化合物は既知の化合物ジギトキシゲニン(D
IGI)である[A.ストール等、ヘルベティカ・キミ
カ・アクタ(Helv.Chim.Acta)1934
年、17、592]。
【0027】一般式(III)の化合物は既知の化合物で
あり、一般に市販品が入手可能であるか、または既知の
方法によって既知の化合物から製造することができる。
あり、一般に市販品が入手可能であるか、または既知の
方法によって既知の化合物から製造することができる。
【0028】本発明に従って製造される3β−誘導体
(I)およびその薬学上許容し得る塩は、アグリコンで
あるジギトキシゲニン(DIGI)、ジヒドロジギトキ
シゲニン20(S)(DIGI20(S))およびジヒ
ドロジギトキシゲニン20(R)(DIGI20
(R))に比較して毒性がずっと低く、心不全および高
血圧といった心血管疾患の処置に有用な物質である。そ
のうえ当該化合物(I)は、Na+、K+−ATPアーゼ
のレセプター部位に対し高い親和性を示し、Na+、K+
−ATPアーゼの酵素活性についての部分的アゴニスト
として挙動する。
(I)およびその薬学上許容し得る塩は、アグリコンで
あるジギトキシゲニン(DIGI)、ジヒドロジギトキ
シゲニン20(S)(DIGI20(S))およびジヒ
ドロジギトキシゲニン20(R)(DIGI20
(R))に比較して毒性がずっと低く、心不全および高
血圧といった心血管疾患の処置に有用な物質である。そ
のうえ当該化合物(I)は、Na+、K+−ATPアーゼ
のレセプター部位に対し高い親和性を示し、Na+、K+
−ATPアーゼの酵素活性についての部分的アゴニスト
として挙動する。
【0029】Na+、K+−ATPアーゼのレセプター部
位に対する親和性および当該酵素についてのアゴニスト
または阻害活性を試験するために、以下の試験を使用し
た:a)ジョーゼンセン[P.ジョーゼンセン、BB
A、1974年、356、36]およびエードマン
[E.エードマン等、アルツナイミッテルフォルシュ
(Arzneim.Forsh.)、1984年、34
(II)、1314]に従って精製されたNa+、K+−A
TPアーゼレセプターからの特異的3H−ウワバイン結
合の置換;b)被験化合物の存在下または不在下におけ
る32P−ATPの加水分解%として測定される精製Na
+、K+−ATPアーゼの活性の阻害[F.モール等、バ
イオケミカル・ファーマコロジー(Biochem.P
harmacol.)1984年、33、47]。
位に対する親和性および当該酵素についてのアゴニスト
または阻害活性を試験するために、以下の試験を使用し
た:a)ジョーゼンセン[P.ジョーゼンセン、BB
A、1974年、356、36]およびエードマン
[E.エードマン等、アルツナイミッテルフォルシュ
(Arzneim.Forsh.)、1984年、34
(II)、1314]に従って精製されたNa+、K+−A
TPアーゼレセプターからの特異的3H−ウワバイン結
合の置換;b)被験化合物の存在下または不在下におけ
る32P−ATPの加水分解%として測定される精製Na
+、K+−ATPアーゼの活性の阻害[F.モール等、バ
イオケミカル・ファーマコロジー(Biochem.P
harmacol.)1984年、33、47]。
【0030】高血圧MHSラット成体の血圧を低下させ
るこれら化合物の能力を以下の方法によって試験した:
処置を始める前に、間接的尾部加圧帯法によって3ヶ月
齢の高血圧MHSラットの収縮期血圧(SBP)および
心拍数(HR)を測定した(基準値)。次いでラットを
各々7匹ずつの2群に分け、一方には本化合物を与え、
対照群である他方の群には媒質のみを与えた。本化合物
はメトセル(商標)0.5%(w/v)に懸濁し、10
日間毎日経口投与した。SBPおよびHRを処置の6時
間および24時間後に毎日測定した。10日間の処置物
質の排泄が少なくとも2日間行なわれた後に、この処置
がSBPを低く維持しているか、または基準値を再確立
しているかを確認した。
るこれら化合物の能力を以下の方法によって試験した:
処置を始める前に、間接的尾部加圧帯法によって3ヶ月
齢の高血圧MHSラットの収縮期血圧(SBP)および
心拍数(HR)を測定した(基準値)。次いでラットを
各々7匹ずつの2群に分け、一方には本化合物を与え、
対照群である他方の群には媒質のみを与えた。本化合物
はメトセル(商標)0.5%(w/v)に懸濁し、10
日間毎日経口投与した。SBPおよびHRを処置の6時
間および24時間後に毎日測定した。10日間の処置物
質の排泄が少なくとも2日間行なわれた後に、この処置
がSBPを低く維持しているか、または基準値を再確立
しているかを確認した。
【0031】二つの試験におけるアグリコン ジギトキ
シゲニン(DIGI)、ジヒドロジギトキシゲニン20
(S)(DIGI20(S))およびジヒドロジギトキ
シゲニン20(R)(DIGI20(R))ならびに幾
つかの塩基性3β誘導体の親和および阻害活性を以下の
表に示す。
シゲニン(DIGI)、ジヒドロジギトキシゲニン20
(S)(DIGI20(S))およびジヒドロジギトキ
シゲニン20(R)(DIGI20(R))ならびに幾
つかの塩基性3β誘導体の親和および阻害活性を以下の
表に示す。
【0032】
【表1】 化合物 結合3H−ウワバインの置換 阻害活性 −logIC50 −logIC50 DIGI 6.5 6.5 DIGI20(S) 5.8 5.6 DIGI20(R) 5.6 5.1 化合物I−a 7.2 6.6 化合物I−b 6.7 5.3 化合物I−c 6.6 6.3 化合物I−d 6.9 6.2 化合物I−e 7.0 6.0 化合物I−f 6.8 5.8 化合物I−h 7.2 6.2 化合物I−i 7.0 6.2 化合物I−j 6.5 5.5 化合物I−k 7.1 6.3 化合物I−l 6.6 5.7 化合物I−m 6.4 5.6 化合物I−n 6.7 6.4 化合物I−p 7.0 6.1 化合物I−q 6.8 6.6 化合物I−r 6.5 6.2 化合物I−s 7.1 6.2 化合物I−u 7.3 6.6
【0033】アグリコン ジギトキシゲニン(DIG
I)および幾つかの塩基性3β−誘導体の、高血圧の進
行を防止する活性を以下の表に示す。
I)および幾つかの塩基性3β−誘導体の、高血圧の進
行を防止する活性を以下の表に示す。
【0034】
【表2】 特発性高血圧ラット(MHS)における収縮期血圧の低下 化合物 ラット 用量* SBP HR mg/Kg/経口 mmHg 拍/分 対照 7 メトセル(商標) 171+/-4.5 384+/-11.0 DIGI 7 20 173+/-4.0 380+/-10.0 化合物I-c 7 20 152+/-5.0 375+/-9.0 化合物I-d 7 20 148+/-3.2 388+/-12.0 化合物I-e 7 20 149+/-4.8 395+/-10.0 化合物I-f 7 20 153+/-5.1 378+/-8.5 化合物I-h 7 20 157+/-6.0 382+/-6.8 化合物I-k 7 20 155+/-4.2 385+/-11.0 化合物I-l 7 20 147+/-4.8 390+/-10.0 化合物I-p 7 20 150+/-3.5 378+/-9.3 化合物I-s 7 20 149+/-4.1 394+/-6.3 化合物I-u 7 20 152+/-5.2 377+/-9.0 *メトセル中0.5%w/v
【0035】以下の実施例によって制限を加える事なく
本発明を説明する。 実施例1 3β-(2-(1-ピロリジニル)エトキシ)-14β-ヒドロ
キシ-5β-カルド-20(22)-エノリド (I−a) 0.50gのジギトキシゲニン(DIGI)と2.0gの
1-(2-クロロエチル)-ピロリジンの混合物に0.53g
の塩化カリウム(無水エチルエーテルで洗浄し、窒素下
で乾燥)を90℃で注意深く加え、生じた懸濁液を同温
で2時間保存した。反応混合物を10mlの塩化メチレ
ンで希釈し、氷酢酸を加えpHを中性にした。有機溶媒
を水洗し、無水硫酸ナトリウムで水分を除去した後、減
圧下で蒸発させ乾燥した。残留物を溶離液として塩化メ
チレン/メタノール、95/5から90/10を用い
て、カラムクロマトグラフィー(SiO2/塩基性Al2
O3、1/1)により精製し、淡黄色固体として上記化
合物(I−a)を0.33g得、融点は187〜189
℃であった。 TLC:Rf=0.40(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.94(3H,s);2.60(4H,m);2.
71(2H,t);2.80(1H,dd);3.53(2H,
m);3.62(1H,m);4.81(1H,dd);5.00(1
H,dd);5.87(1H,bs)
本発明を説明する。 実施例1 3β-(2-(1-ピロリジニル)エトキシ)-14β-ヒドロ
キシ-5β-カルド-20(22)-エノリド (I−a) 0.50gのジギトキシゲニン(DIGI)と2.0gの
1-(2-クロロエチル)-ピロリジンの混合物に0.53g
の塩化カリウム(無水エチルエーテルで洗浄し、窒素下
で乾燥)を90℃で注意深く加え、生じた懸濁液を同温
で2時間保存した。反応混合物を10mlの塩化メチレ
ンで希釈し、氷酢酸を加えpHを中性にした。有機溶媒
を水洗し、無水硫酸ナトリウムで水分を除去した後、減
圧下で蒸発させ乾燥した。残留物を溶離液として塩化メ
チレン/メタノール、95/5から90/10を用い
て、カラムクロマトグラフィー(SiO2/塩基性Al2
O3、1/1)により精製し、淡黄色固体として上記化
合物(I−a)を0.33g得、融点は187〜189
℃であった。 TLC:Rf=0.40(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.94(3H,s);2.60(4H,m);2.
71(2H,t);2.80(1H,dd);3.53(2H,
m);3.62(1H,m);4.81(1H,dd);5.00(1
H,dd);5.87(1H,bs)
【0036】実施例2 3β-(3-ジメチルアミノプロポキシ)-14β-ヒドロキ
シ-5β-カルド-20(22)-エノリド (I−b) 実施例1に記載と同様にして、ジギトキシゲニン(DI
GI)(0.50g)を3-ジメチルアミノ-1-プロピル
クロリドと反応させ、無定形固体として上記化合物
(I−b)0.28gを得た。 TLC:Rf=0.42(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.94(3H,s);2.25(6H,s);2.
35(2H,t);2.80(1H,dd);3.52(2H,
t);3.62(1H,m);4.81(1H,dd);5.00(1
H,dd);5.87(1H,bs)
シ-5β-カルド-20(22)-エノリド (I−b) 実施例1に記載と同様にして、ジギトキシゲニン(DI
GI)(0.50g)を3-ジメチルアミノ-1-プロピル
クロリドと反応させ、無定形固体として上記化合物
(I−b)0.28gを得た。 TLC:Rf=0.42(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.94(3H,s);2.25(6H,s);2.
35(2H,t);2.80(1H,dd);3.52(2H,
t);3.62(1H,m);4.81(1H,dd);5.00(1
H,dd);5.87(1H,bs)
【0037】実施例3 3β-(2-(トリメチルアンモニウム)エトキシ)-14β-
ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド クロリ
ド (I−c) 実施例1に記載と同様にして、ジギトキシゲニン(DI
GI)0.50gを(2-クロロエチル)トリメチルアン
モニウム クロリドと反応させ、無定形固体として上記
化合物(I−c)0.25gを得た。 TLC:Rf=0.36(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.94(3H,s);2.40-2.60(2H,
m);3.20(9H,m);3.70-3.80(2H,m);4.15
(1H,bs);4.81(1H,dd);5.00(1H,d
d);5.87(1H,bs)
ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド クロリ
ド (I−c) 実施例1に記載と同様にして、ジギトキシゲニン(DI
GI)0.50gを(2-クロロエチル)トリメチルアン
モニウム クロリドと反応させ、無定形固体として上記
化合物(I−c)0.25gを得た。 TLC:Rf=0.36(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.94(3H,s);2.40-2.60(2H,
m);3.20(9H,m);3.70-3.80(2H,m);4.15
(1H,bs);4.81(1H,dd);5.00(1H,d
d);5.87(1H,bs)
【0038】実施例4 3β-(3-アミノプロポキシ)-14β-ヒドロキシ-5β-
カルド-20(22)-エノリド オキサレート (I−
d) 実施例1に記載と同様にして、ジギトキシゲニン(DI
GI)0.50gを3-クロロプロピルアミン ハイドロ
クロリドと反応させた。フラッシュクロマトグラフィー
によって得られた純粋な化合物(0.25g)をジエチ
ルエーテル2mlに溶解し、1mlのジエチルエーテル
中0.050gのシュウ酸溶液を加え、白色固体として
上記化合物(I−d)0.20gを得た。 TLC:Rf=0.35(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=85/15/1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.7
8(3H,s);0.88(3H,s);2.30-2.50(2H,
m);3.65-3.80(2H,m);4.15(1H,bs);4.8
0(1H,dd);4.97(1H,dd);5.90(1H,b
s)
カルド-20(22)-エノリド オキサレート (I−
d) 実施例1に記載と同様にして、ジギトキシゲニン(DI
GI)0.50gを3-クロロプロピルアミン ハイドロ
クロリドと反応させた。フラッシュクロマトグラフィー
によって得られた純粋な化合物(0.25g)をジエチ
ルエーテル2mlに溶解し、1mlのジエチルエーテル
中0.050gのシュウ酸溶液を加え、白色固体として
上記化合物(I−d)0.20gを得た。 TLC:Rf=0.35(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=85/15/1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.7
8(3H,s);0.88(3H,s);2.30-2.50(2H,
m);3.65-3.80(2H,m);4.15(1H,bs);4.8
0(1H,dd);4.97(1H,dd);5.90(1H,b
s)
【0039】実施例5 3β-(2-(2-ジメチルアミノエトキシ)エトキシ)-14
β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド
(I−e) 実施例1に記載と同様にして、ジギトキシゲニン(DI
GI)0.50gを2-ブロモエタノールと反応させ、白
色固体として3β-(2-ヒドロキシエトキシ)-14β-ヒ
ドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド0.32g
を得た。 TLC:Rf=0.35(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=30/70)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.99(3H,s);3.60-3.80(4H,
m);4.15(1H,bs);4.82(1H,dd);5.01
(1H,dd);5.90(1H,dd)
β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド
(I−e) 実施例1に記載と同様にして、ジギトキシゲニン(DI
GI)0.50gを2-ブロモエタノールと反応させ、白
色固体として3β-(2-ヒドロキシエトキシ)-14β-ヒ
ドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド0.32g
を得た。 TLC:Rf=0.35(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=30/70)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.99(3H,s);3.60-3.80(4H,
m);4.15(1H,bs);4.82(1H,dd);5.01
(1H,dd);5.90(1H,dd)
【0040】乾燥ピリジン9ml中0.90gの3β-
(2-ヒドロキシエトキシ)-14β-ヒドロキシ-5β-カ
ルド-20(22)-エノリド溶液に、0.64gのトシル-
クロリドを加え、更に5時間後、水10mlおよび酢酸
エチル50mlを加えた。有機層を水洗し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥して、1.0gの無色油状の3β-(2-ト
シルオキシエトキシ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-
20(22)-エノリドを得た。 TLC:Rf=0.45(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=80/20)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
0(3H,s);0.90(3H,s);2.45(3H,s);3.
65-3.80(2H,m);4.15-4.25(3H,m);4.82(1
H,dd);5.01(1H,dd);5.90(1H,dd);
7.34(2H,d);7.80(2H,d)
(2-ヒドロキシエトキシ)-14β-ヒドロキシ-5β-カ
ルド-20(22)-エノリド溶液に、0.64gのトシル-
クロリドを加え、更に5時間後、水10mlおよび酢酸
エチル50mlを加えた。有機層を水洗し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥して、1.0gの無色油状の3β-(2-ト
シルオキシエトキシ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-
20(22)-エノリドを得た。 TLC:Rf=0.45(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=80/20)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
0(3H,s);0.90(3H,s);2.45(3H,s);3.
65-3.80(2H,m);4.15-4.25(3H,m);4.82(1
H,dd);5.01(1H,dd);5.90(1H,dd);
7.34(2H,d);7.80(2H,d)
【0041】ジメチルホルムアミド5ml中0.21g
のN,N-ジメチルエタノールアミン溶液に0.076g
のKH(鉱物油に20%分散)を加え、その混合物を9
0℃で2時間加熱し、更にジメチルホルムアミド2ml
中0.35gの3β-(2-トシルオキシエトキシ)-14β
-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリドを加え
た。それを同温で4時間保持した後、5mlの10%酢
酸を加えた。生じた混合物を塩化メチレンで抽出し、有
機層を水洗してpHを中性にし、無水硫酸ナトリウムで
水分を除去した後、減圧下で蒸発し乾燥させた。溶離液
として塩化メチレン/メタノール、95/5を用いるフ
ラッシュクロマトグラフィーによって粗生成物を精製
し、白色糊状固体として上記化合物(I−e)0.22
gを得た。 TLC:Rf=0.31(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=85/15/
1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
0(3H,s);0.90(3H,s);2.25(6H,s);2.
38(2H,t);3.52(2H,t);3.50-3.70(4H,
m);4.15(1H,bs);4.84(1H,dd);5.00
(1H,dd);5.90(1H,dd)
のN,N-ジメチルエタノールアミン溶液に0.076g
のKH(鉱物油に20%分散)を加え、その混合物を9
0℃で2時間加熱し、更にジメチルホルムアミド2ml
中0.35gの3β-(2-トシルオキシエトキシ)-14β
-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリドを加え
た。それを同温で4時間保持した後、5mlの10%酢
酸を加えた。生じた混合物を塩化メチレンで抽出し、有
機層を水洗してpHを中性にし、無水硫酸ナトリウムで
水分を除去した後、減圧下で蒸発し乾燥させた。溶離液
として塩化メチレン/メタノール、95/5を用いるフ
ラッシュクロマトグラフィーによって粗生成物を精製
し、白色糊状固体として上記化合物(I−e)0.22
gを得た。 TLC:Rf=0.31(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=85/15/
1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
0(3H,s);0.90(3H,s);2.25(6H,s);2.
38(2H,t);3.52(2H,t);3.50-3.70(4H,
m);4.15(1H,bs);4.84(1H,dd);5.00
(1H,dd);5.90(1H,dd)
【0042】実施例6 3β-(2-アミジノエトキシ)-14β-ヒドロキシ-5β-
カルド-20(22)-エノリド オキサレート (I−
f) ジギトキシゲニン(DIGI)0.50gをアクリロニ
トリルでシアノエチル化し淡黄色油状の3β-(2-シア
ノエトキシ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)
-エノリド0.22gを得た。 TLC:Rf=0.33(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=30/70)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.99(3H,s);2.20-2.30(2H,
m);3.40-3.50(2H,m);4.15(1H,bs);4.8
2(1H,dd);5.01(1H,dd);5.90(1H,d
d) 乾燥トルエン2ml中0.20gの3β-(2-シアノエト
キシ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エ
ノリド溶液を1.25Mメチルクロロアルミニウム アミ
ドのトルエン溶液0.39mlに加えた。この溶液をア
ルゴン下80℃で12時間加熱した。この反応混合物を
冷却し、シリカゲル(20g)のクロロホルムスラリー
に溶液を添加して、アルミニウム錯体を分解した。この
混合物を5分間撹拌し、シリカゲルは濾過した。フラッ
シュクロマトグラフィーによって精製した化合物(0.
25g)を2mlのジエチルエーテルに溶解し、更に1
mlジエチルエーテル中0.050gのシュウ酸溶液を
加えて白色無定形固体の上記化合物(I−f)0.19
gを得た。 TLC:Rf=0.31(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=85/15/
1)1 H−HNR(300MHz、DMSO-d6、TMSからのppm):
0.89(3H,s);0.99(3H,s);2.45-2.55(2H,
m);3.40-3.50(2H,m);4.15(1H,bs);4.8
2(1H,dd);5.01(1H,dd);5.90(1H,d
d);6.30(2H,bs);6.60(2H,bs)
カルド-20(22)-エノリド オキサレート (I−
f) ジギトキシゲニン(DIGI)0.50gをアクリロニ
トリルでシアノエチル化し淡黄色油状の3β-(2-シア
ノエトキシ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)
-エノリド0.22gを得た。 TLC:Rf=0.33(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=30/70)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.99(3H,s);2.20-2.30(2H,
m);3.40-3.50(2H,m);4.15(1H,bs);4.8
2(1H,dd);5.01(1H,dd);5.90(1H,d
d) 乾燥トルエン2ml中0.20gの3β-(2-シアノエト
キシ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エ
ノリド溶液を1.25Mメチルクロロアルミニウム アミ
ドのトルエン溶液0.39mlに加えた。この溶液をア
ルゴン下80℃で12時間加熱した。この反応混合物を
冷却し、シリカゲル(20g)のクロロホルムスラリー
に溶液を添加して、アルミニウム錯体を分解した。この
混合物を5分間撹拌し、シリカゲルは濾過した。フラッ
シュクロマトグラフィーによって精製した化合物(0.
25g)を2mlのジエチルエーテルに溶解し、更に1
mlジエチルエーテル中0.050gのシュウ酸溶液を
加えて白色無定形固体の上記化合物(I−f)0.19
gを得た。 TLC:Rf=0.31(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=85/15/
1)1 H−HNR(300MHz、DMSO-d6、TMSからのppm):
0.89(3H,s);0.99(3H,s);2.45-2.55(2H,
m);3.40-3.50(2H,m);4.15(1H,bs);4.8
2(1H,dd);5.01(1H,dd);5.90(1H,d
d);6.30(2H,bs);6.60(2H,bs)
【0043】実施例7 3β-(2-ヒドロキシエチルチオ)-14β-ヒドロキシ-
5β-カルド-20(22)-エノリド (I−g) 0℃、窒素下でジメチルホルムアミド20ml中3β-
メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(2
2)-エノリド(II−a,製法1)(1.2g)に、2-ブ
ロモエタノール(0.77ml)および水酸化ナトリウ
ム(鉱物油に60%分散)0.012gを加え、温度が
25℃になるまで放置した。5時間後反応混合物を0.
5MHCl(0.82ml)で処理し過剰な塩基を中和
した後、塩化メチレンで抽出した。有機溶液を5%重炭
酸ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、減圧下で蒸発させて更に乾燥した。粗生成物を塩化
メチレン/メタノール/30%アンモニア溶液、95/
5/1を溶離液として用いるフラッシュクロマトグラフ
ィー(SiO2)によって精製し、白色固体の上記化合
物(I−g)0.92gを得、融点は82〜85℃であ
った。 TLC:Rf=0.35(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=30/70)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.99(3H,s);2.75(2H,t);2.8
0(1H,bt);3.26(1H,bs);3.72(2H,
t);4.82(1H,dd);5.01(1H,dd);5.90
(1H,dd)
5β-カルド-20(22)-エノリド (I−g) 0℃、窒素下でジメチルホルムアミド20ml中3β-
メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(2
2)-エノリド(II−a,製法1)(1.2g)に、2-ブ
ロモエタノール(0.77ml)および水酸化ナトリウ
ム(鉱物油に60%分散)0.012gを加え、温度が
25℃になるまで放置した。5時間後反応混合物を0.
5MHCl(0.82ml)で処理し過剰な塩基を中和
した後、塩化メチレンで抽出した。有機溶液を5%重炭
酸ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、減圧下で蒸発させて更に乾燥した。粗生成物を塩化
メチレン/メタノール/30%アンモニア溶液、95/
5/1を溶離液として用いるフラッシュクロマトグラフ
ィー(SiO2)によって精製し、白色固体の上記化合
物(I−g)0.92gを得、融点は82〜85℃であ
った。 TLC:Rf=0.35(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=30/70)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.99(3H,s);2.75(2H,t);2.8
0(1H,bt);3.26(1H,bs);3.72(2H,
t);4.82(1H,dd);5.01(1H,dd);5.90
(1H,dd)
【0044】実施例8 3β-(2,3-エポキシ)プロピルチオ-14β-ヒドロキ
シ-5β-カルド-20(22)-エノリド (I−h) 実施例7に記載と同様にして、3β-メルカプト-14β
-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド(II−
a,製法1)(0.50g)を水酸化ナトリウムの存在
下、−15℃でジメチルホルムアミド10ml中エピク
ロロヒドリン(0.2ml)と反応させ、白色固体の上
記化合物(I−h)0.44gを得、融点は150〜1
52℃であった。 TLC:Rf=0.39(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=55/45)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.98(3H,s);2.05-2.25(3H,
m);2.53-2.87(5H,m);3.07-3.18(1H,m);
3.48(1H,bs);4.80(1H,dd);5.00(1H,
dd);5.89(1H,bs)
シ-5β-カルド-20(22)-エノリド (I−h) 実施例7に記載と同様にして、3β-メルカプト-14β
-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド(II−
a,製法1)(0.50g)を水酸化ナトリウムの存在
下、−15℃でジメチルホルムアミド10ml中エピク
ロロヒドリン(0.2ml)と反応させ、白色固体の上
記化合物(I−h)0.44gを得、融点は150〜1
52℃であった。 TLC:Rf=0.39(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=55/45)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.98(3H,s);2.05-2.25(3H,
m);2.53-2.87(5H,m);3.07-3.18(1H,m);
3.48(1H,bs);4.80(1H,dd);5.00(1H,
dd);5.89(1H,bs)
【0045】実施例9 3β-(2-アミノエチルチオ)-14β-ヒドロキシ-5β-
カルド-20(22)-エノリド オキサレート (I−
i) 3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20
(22)-エノリド(II−a,製法1)(0.12g)およ
び窒素雰囲気下ジメチルホルムアミド2.0ml中2−
クロロエチルアミン ハイドロクロリド(0.11g)
に、0℃で水酸化ナトリウム(鉱物油に60%分散)
0.024gを加え、温度が25℃になるまで放置し
た。5時間後、反応混合物に0.5MHCl(0.82m
l)を加えて過剰な塩基を中和し、塩化メチレンで抽出
した。有機層を5%重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で蒸発し更に乾
燥させた。得られた粗生成物を塩化メチレン/メタノー
ル/30%アンモニア溶液、95/5/1を溶離液とし
て用いるフラッシュ−クロマトグラフィー(SiO2)
で精製した。この純粋な化合物をジエチルエーテル2m
lに溶解し、1mlジメチルエーテル中0.020gの
シュウ酸溶液を加えて、白色固体の上記化合物(I−
i)0.10gを得、融点は130〜133℃であっ
た。 TLC:Rf=0.35(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=98/2/1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
8(3H,s);0.99(3H,s);2.77(2H,t);3.1
2(2H,t);4.90(1H,dd);5.05(1H,d
d);5.90(1H,dd)
カルド-20(22)-エノリド オキサレート (I−
i) 3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20
(22)-エノリド(II−a,製法1)(0.12g)およ
び窒素雰囲気下ジメチルホルムアミド2.0ml中2−
クロロエチルアミン ハイドロクロリド(0.11g)
に、0℃で水酸化ナトリウム(鉱物油に60%分散)
0.024gを加え、温度が25℃になるまで放置し
た。5時間後、反応混合物に0.5MHCl(0.82m
l)を加えて過剰な塩基を中和し、塩化メチレンで抽出
した。有機層を5%重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、無
水硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下で蒸発し更に乾
燥させた。得られた粗生成物を塩化メチレン/メタノー
ル/30%アンモニア溶液、95/5/1を溶離液とし
て用いるフラッシュ−クロマトグラフィー(SiO2)
で精製した。この純粋な化合物をジエチルエーテル2m
lに溶解し、1mlジメチルエーテル中0.020gの
シュウ酸溶液を加えて、白色固体の上記化合物(I−
i)0.10gを得、融点は130〜133℃であっ
た。 TLC:Rf=0.35(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=98/2/1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
8(3H,s);0.99(3H,s);2.77(2H,t);3.1
2(2H,t);4.90(1H,dd);5.05(1H,d
d);5.90(1H,dd)
【0046】実施例10 3β-(2-アミノエチルチオ)-14β-ヒドロキシ-5β-
20(S) カルダノリド オキサレート (I−j) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-20(S)-
カルダノリド(II−b、製法2)(0.20g)を2-ク
ロロエチルアミン ハイドロクロリド(0.18g)と反
応させ、白色固体の上記化合物(I−j)0.15gを
得、融点は184〜186℃であった。 TLC:Rf=0.38(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、DMSO-d6、TMSからのppm):
0.85(3H,s);0.88(3H,s);2.92(2H,t);
3.25(1H,bs);4.00(1H,t);4.29(1H,
t)
20(S) カルダノリド オキサレート (I−j) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-20(S)-
カルダノリド(II−b、製法2)(0.20g)を2-ク
ロロエチルアミン ハイドロクロリド(0.18g)と反
応させ、白色固体の上記化合物(I−j)0.15gを
得、融点は184〜186℃であった。 TLC:Rf=0.38(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、DMSO-d6、TMSからのppm):
0.85(3H,s);0.88(3H,s);2.92(2H,t);
3.25(1H,bs);4.00(1H,t);4.29(1H,
t)
【0047】実施例11 3β-(3-アミノプロピルチオ)-14β-ヒドロキシ-5
β-カルド-20(22)-エノリド オキサレート (I
−k) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-
20(22)-エノリド(II−a、製法1)(0.15g)
を3-クロロプロピルアミン ハイドロクロリド(0.2
3g)と反応させ、白色固体の上記化合物(I−k)
0.13gを得、融点は167〜170℃であった。 TLC:Rf=0.35(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=85/15/
1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.7
8(3H,s);0.88(3H,s);2.72(1H,bt);
2.85(2H,t);3.20(1H,bs);4.80(1H,d
d);4.97(1H,dd);5.90(1H,bs)
β-カルド-20(22)-エノリド オキサレート (I
−k) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-
20(22)-エノリド(II−a、製法1)(0.15g)
を3-クロロプロピルアミン ハイドロクロリド(0.2
3g)と反応させ、白色固体の上記化合物(I−k)
0.13gを得、融点は167〜170℃であった。 TLC:Rf=0.35(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=85/15/
1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.7
8(3H,s);0.88(3H,s);2.72(1H,bt);
2.85(2H,t);3.20(1H,bs);4.80(1H,d
d);4.97(1H,dd);5.90(1H,bs)
【0048】実施例12 3β-(3-アミノプロピルチオ)-14β-ヒドロキシ-5
β-20(S)-カルダノリド オキサレート (I−
l) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-20
(S)-カルダノリド(II−b、製法2)(0.20g)を
3-クロロプロピルアミン ハイドロクロリド(0.20
g)と反応させ、白色固体の上記化合物(I−l)0.
12gを得、融点は176〜178℃であった。 TLC:Rf=0.22(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、DMSO-d6、TMSからのppm):
0.85(3H,s);0.88(3H,s);2.74(1H,d
d);2.83(2H,t);3.19(1H,bs);4.05(1
H,t);4.29(1H,t)
β-20(S)-カルダノリド オキサレート (I−
l) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-20
(S)-カルダノリド(II−b、製法2)(0.20g)を
3-クロロプロピルアミン ハイドロクロリド(0.20
g)と反応させ、白色固体の上記化合物(I−l)0.
12gを得、融点は176〜178℃であった。 TLC:Rf=0.22(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、DMSO-d6、TMSからのppm):
0.85(3H,s);0.88(3H,s);2.74(1H,d
d);2.83(2H,t);3.19(1H,bs);4.05(1
H,t);4.29(1H,t)
【0049】実施例13 3β-(3-アミノプロピルチオ)-14β-ヒドロキシ-5
β-20(R)-カルダノリド オキサレート (I−
m) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-20
(R)-カルダノリド(II−c、製法3)を3-クロロプロ
ピルアミン ハイドロクロリドと反応させ、白色無定形
固体の上記化合物(I−m)0.12gを得た。 TLC:Rf=0.22(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、DMSO-d6、TMSからのppm):
0.85(3H,s);0.88(3H,s);2.66(1H,d
d);2.83(2H,t);3.19(1H,bs);3.90(1
H,t);4.51(1H,t)
β-20(R)-カルダノリド オキサレート (I−
m) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-20
(R)-カルダノリド(II−c、製法3)を3-クロロプロ
ピルアミン ハイドロクロリドと反応させ、白色無定形
固体の上記化合物(I−m)0.12gを得た。 TLC:Rf=0.22(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、DMSO-d6、TMSからのppm):
0.85(3H,s);0.88(3H,s);2.66(1H,d
d);2.83(2H,t);3.19(1H,bs);3.90(1
H,t);4.51(1H,t)
【0050】実施例14 3β-(2-(1-ピロリジニル)エチルチオ)-14β-ヒド
ロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド セスキオキ
サレート (I−n) a)実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの
存在下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カ
ルド-20(22)-エノリド(II−a、製法1)を1-(2
-クロロエチル)ピロリジン0.08mlと反応させ、白
色固体の上記化合物(I−n)0.11gを得、融点は
104〜107℃であった。 b)乾燥ピリジン9ml中3β-(2-ヒドロキシエチル
チオ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エ
ノリド(I−g)(0.40g)に0℃で塩化メシル0.
22mlを滴下して加えた。反応混合物を室温で3時間
撹拌し、次に酢酸エチルで希釈後、水洗した。有機層を
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で蒸発して更に乾燥さ
せ、メシルオキシ誘導体0.42gを得た。これを精製
せずにそのまま無水エタノール2ml中ピロリジン溶液
2mlと反応させた。溶液を窒素下で3時間還流し、そ
の後水5mlを加えた。生じた混合物を塩化メチレンで
抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で蒸
発して更に乾燥させた。生じた粗生成物を塩化メチレン
/メタノール/30%アンモニア溶液、95/5/1を
溶離液として用いるフラッシュ−クロマトグラフィー
(SiO2)で精製して、得られた純粋な化合物をジエ
チルエーテル2mlに溶解し、ジメチルエーテル1ml
中0.020gのシュウ酸溶液を加えて、白色固体の上
記化合物(I−n)0.31gを得、融点は104〜1
07℃であった。 TLC:Rf=0.42(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
8(3H,s);0.97(3H,s);3.20-3.35(3H,
m);3.80-3.95(2H,m);4.80(1H,dd);5.0
0(1H,dd);5.88(1H,bs);12.40(1H,b
s)
ロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド セスキオキ
サレート (I−n) a)実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの
存在下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カ
ルド-20(22)-エノリド(II−a、製法1)を1-(2
-クロロエチル)ピロリジン0.08mlと反応させ、白
色固体の上記化合物(I−n)0.11gを得、融点は
104〜107℃であった。 b)乾燥ピリジン9ml中3β-(2-ヒドロキシエチル
チオ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エ
ノリド(I−g)(0.40g)に0℃で塩化メシル0.
22mlを滴下して加えた。反応混合物を室温で3時間
撹拌し、次に酢酸エチルで希釈後、水洗した。有機層を
硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で蒸発して更に乾燥さ
せ、メシルオキシ誘導体0.42gを得た。これを精製
せずにそのまま無水エタノール2ml中ピロリジン溶液
2mlと反応させた。溶液を窒素下で3時間還流し、そ
の後水5mlを加えた。生じた混合物を塩化メチレンで
抽出し、有機層を硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で蒸
発して更に乾燥させた。生じた粗生成物を塩化メチレン
/メタノール/30%アンモニア溶液、95/5/1を
溶離液として用いるフラッシュ−クロマトグラフィー
(SiO2)で精製して、得られた純粋な化合物をジエ
チルエーテル2mlに溶解し、ジメチルエーテル1ml
中0.020gのシュウ酸溶液を加えて、白色固体の上
記化合物(I−n)0.31gを得、融点は104〜1
07℃であった。 TLC:Rf=0.42(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
8(3H,s);0.97(3H,s);3.20-3.35(3H,
m);3.80-3.95(2H,m);4.80(1H,dd);5.0
0(1H,dd);5.88(1H,bs);12.40(1H,b
s)
【0051】実施例15 3β-(2-(N-メチル-N-ピロリジニウム)エチルチオ)
-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド
クロリド (I−o) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-
20(22)-エノリド(II−a、製法1)をヘキサメチ
ルホスホルアミド7ml中1-(2-クロロエチル)-N-メ
チルピロリジニウム クロリド0.34gと反応させ、白
色糊状固体の上記化合物(I−o)0.29gを得た。 TLC:Rf=0.15(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、CD3OD、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.98(3H,s);2.20-2.40(2H,
m);2.90(3H,s);3.10-3.30(7H,m);4.82
(1H,dd);5.00(1H,dd);5.91(1H,bs)
-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド
クロリド (I−o) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-
20(22)-エノリド(II−a、製法1)をヘキサメチ
ルホスホルアミド7ml中1-(2-クロロエチル)-N-メ
チルピロリジニウム クロリド0.34gと反応させ、白
色糊状固体の上記化合物(I−o)0.29gを得た。 TLC:Rf=0.15(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、CD3OD、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.98(3H,s);2.20-2.40(2H,
m);2.90(3H,s);3.10-3.30(7H,m);4.82
(1H,dd);5.00(1H,dd);5.91(1H,bs)
【0052】実施例16 3β-(2-(トリメチルアンモニウム)エチルチオ)-14
β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド クロリ
ド (I−p) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-
20(22)-エノリド(II−a、製法1)(0.20g)
を(2-クロロエチル)トリメチルアンモニウム クロリド
と反応させ、白色固体の上記化合物(I−p)0.18
gを得、融点は230〜235℃であった。 TLC:Rf=0.18(SiO2薄層プレート、H2O/n
BuOH/AcOH=50/40/10)1 H−HNR(300MHz、CD3OD、TMSからのppm):0.8
8(3H,s);0.98(3H,s);2.10-2.40(3H,
m);2.80-3.00(3H,m);3.15(9H,s);3.35
(1H,bs);3.50-3.60(2H,m);4.90(1H,d
d);5.05(1H,dd);5.90(1H,bs)
β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド クロリ
ド (I−p) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-
20(22)-エノリド(II−a、製法1)(0.20g)
を(2-クロロエチル)トリメチルアンモニウム クロリド
と反応させ、白色固体の上記化合物(I−p)0.18
gを得、融点は230〜235℃であった。 TLC:Rf=0.18(SiO2薄層プレート、H2O/n
BuOH/AcOH=50/40/10)1 H−HNR(300MHz、CD3OD、TMSからのppm):0.8
8(3H,s);0.98(3H,s);2.10-2.40(3H,
m);2.80-3.00(3H,m);3.15(9H,s);3.35
(1H,bs);3.50-3.60(2H,m);4.90(1H,d
d);5.05(1H,dd);5.90(1H,bs)
【0053】実施例17 3β-(3-(1-ピロリジニル)プロピルチオ)-14β-ヒ
ドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド オキサレ
ート (I−q) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-
20(22)-エノリド(II−a、製法1)(0.12g)
を1-(3-クロロプロピル)ピロリジン(0.090
g)と反応させ、白色固体の上記化合物(I−q)0.
1gを得、融点は174〜177℃であった。 TLC:Rf=0.29(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
8(3H,s);0.97(3H,s);2.57(2H,t);2.
81(1H,bt);3.15-3.45(4H,m);4.80(1H,
dd);5.00(1H,dd);5.88(1H,bs)
ドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド オキサレ
ート (I−q) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-
20(22)-エノリド(II−a、製法1)(0.12g)
を1-(3-クロロプロピル)ピロリジン(0.090
g)と反応させ、白色固体の上記化合物(I−q)0.
1gを得、融点は174〜177℃であった。 TLC:Rf=0.29(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
8(3H,s);0.97(3H,s);2.57(2H,t);2.
81(1H,bt);3.15-3.45(4H,m);4.80(1H,
dd);5.00(1H,dd);5.88(1H,bs)
【0054】実施例18 3β-(3-(1-ピペラジニル)プロピルチオ)-14β-ヒ
ドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド (I−
r) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-
20(22)-エノリド(II−a、製法1)(0.15g)
を1-(3-クロロプロピル)ピペラジン(0.13g)
と反応させ、淡黄色固体の上記化合物(I−r)0.0
90gを得、融点は87〜90℃であった。 TLC:Rf=0.30(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=80/20/
1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
8(3H,s);0.97(3H,s);2.05-2.25(3H,
m);2.42(6H,bt);2.52(2H,t);2.80(1
H,bt);2.90(4H,t);3.22(1H,bs);4.
80(1H,dd);5.00(1H,dd);5.88(1H,b
s)
ドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド (I−
r) 実施例9に記載と同様にして、水酸化ナトリウムの存在
下、3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-
20(22)-エノリド(II−a、製法1)(0.15g)
を1-(3-クロロプロピル)ピペラジン(0.13g)
と反応させ、淡黄色固体の上記化合物(I−r)0.0
90gを得、融点は87〜90℃であった。 TLC:Rf=0.30(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=80/20/
1)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
8(3H,s);0.97(3H,s);2.05-2.25(3H,
m);2.42(6H,bt);2.52(2H,t);2.80(1
H,bt);2.90(4H,t);3.22(1H,bs);4.
80(1H,dd);5.00(1H,dd);5.88(1H,b
s)
【0055】実施例19 3β-(2,3-ジヒドロキシプロピルチオ)-14β-ヒド
ロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド (I−
s) 5mlのテトラヒドラフラン/水、2/1中0.20g
の3β-(2,3-エポキシ)プロピルチオ)-14β-ヒド
ロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド(I−h)溶
液に25%水性過塩素酸0.6mlを加え、その反応混
合物を室温で2時間撹拌した。その溶液を重炭酸ナトリ
ウムで塩基性にした後、減圧下で濃縮し、更に塩化メチ
レンで抽出した。有機層を水洗し無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後、減圧下で蒸発して更に乾燥させた。得られ
た粗生成物をn-ヘキサン/酢酸エチル、10/90を
溶離液として用いるフラッシュ−カラムクロマトグラフ
ィー(SiO2)で精製し、白色固体の上記化合物(I
−s)0.19gを得た。 TLC:Rf=0.29(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=20/80)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.98(3H,s);2.50-3.00(3H,
m);3.20-3.40(1H,m);3.70-3.85(3H,m);
4.80(1H,dd);5.00(1H,dd);5.89(1H,
bs)
ロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド (I−
s) 5mlのテトラヒドラフラン/水、2/1中0.20g
の3β-(2,3-エポキシ)プロピルチオ)-14β-ヒド
ロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド(I−h)溶
液に25%水性過塩素酸0.6mlを加え、その反応混
合物を室温で2時間撹拌した。その溶液を重炭酸ナトリ
ウムで塩基性にした後、減圧下で濃縮し、更に塩化メチ
レンで抽出した。有機層を水洗し無水硫酸ナトリウムで
乾燥した後、減圧下で蒸発して更に乾燥させた。得られ
た粗生成物をn-ヘキサン/酢酸エチル、10/90を
溶離液として用いるフラッシュ−カラムクロマトグラフ
ィー(SiO2)で精製し、白色固体の上記化合物(I
−s)0.19gを得た。 TLC:Rf=0.29(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=20/80)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.98(3H,s);2.50-3.00(3H,
m);3.20-3.40(1H,m);3.70-3.85(3H,m);
4.80(1H,dd);5.00(1H,dd);5.89(1H,
bs)
【0056】実施例20 3β−(3-(1-ピロリジニル)-2-ヒドロキシプロピル
チオ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エ
ノリド (I−t) 2mlのピロリジン中0.25gの3β-(2,3-エポキ
シ)プロピルチオ-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-2
0(22)-エノリド(I−h)溶液を室温で48時間撹
拌し、過剰の塩基を蒸発させた後、生じた粗生成物を酢
酸エチル1mlに溶解した。この溶液にジエチルエーテ
ル2ml中0.053gのシュウ酸溶液を加えて得られ
た沈殿を濾過後、ジエチルエーテルで洗浄し、白色無定
形固体の上記化合物(I−t)0.27gを得た。 TLC:Rf=0.25(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=80/20/
1)1 H−HNR(300MHz、CD3OD、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.98(3H,s);2.40-2.55(2H,
m);3.10-3.35(6H,m);3.50(1H,bs);3.7
0-3.80(1H,bs);4.82(1H,dd);5.00(1
H,dd);5.91(1H,bs)
チオ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エ
ノリド (I−t) 2mlのピロリジン中0.25gの3β-(2,3-エポキ
シ)プロピルチオ-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-2
0(22)-エノリド(I−h)溶液を室温で48時間撹
拌し、過剰の塩基を蒸発させた後、生じた粗生成物を酢
酸エチル1mlに溶解した。この溶液にジエチルエーテ
ル2ml中0.053gのシュウ酸溶液を加えて得られ
た沈殿を濾過後、ジエチルエーテルで洗浄し、白色無定
形固体の上記化合物(I−t)0.27gを得た。 TLC:Rf=0.25(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=80/20/
1)1 H−HNR(300MHz、CD3OD、TMSからのppm):0.8
9(3H,s);0.98(3H,s);2.40-2.55(2H,
m);3.10-3.35(6H,m);3.50(1H,bs);3.7
0-3.80(1H,bs);4.82(1H,dd);5.00(1
H,dd);5.91(1H,bs)
【0057】3β-(3-アミノ-2-ヒドロキシプロピル
チオ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エ
ノリド (I−u) 5mlのジメチルスルホキシド中0.25gの3β-(2,
3-エポキシ)プロピルチオ-14β-ヒドロキシ-5β-
カルド-20(22)-エノリド(I−h)溶液を60℃で
1時間アジ化ナトリウム(0.18g)と反応させ、そ
の混合物を塩水で希釈し酢酸エチルで抽出した。有機層
を硫酸ナトリウムで乾燥し濾過後、減圧下で蒸発して更
に乾燥させた。生じた粗生成物をn-ヘキサン/酢酸エ
チル、50/50を溶離液として用いるフラッシュ−ク
ロマトグラフィー(SiO2)で精製し、無定形固体の
3β-(3-アジド-2-ヒドロキシプロピルチオ)-14β-
ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド0.17
gを得た。 TLC:Rf=0.27(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=50/50)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
5(3H,s);0.93(3H,s);2.50-2.80(3H,
m);3.22(1H,bs);3.30-3.45(2H,m);3.8
0-3.90(1H,bs);4.82(1H,dd);5.00(1
H,dd);5.85(1H,bs)
チオ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エ
ノリド (I−u) 5mlのジメチルスルホキシド中0.25gの3β-(2,
3-エポキシ)プロピルチオ-14β-ヒドロキシ-5β-
カルド-20(22)-エノリド(I−h)溶液を60℃で
1時間アジ化ナトリウム(0.18g)と反応させ、そ
の混合物を塩水で希釈し酢酸エチルで抽出した。有機層
を硫酸ナトリウムで乾燥し濾過後、減圧下で蒸発して更
に乾燥させた。生じた粗生成物をn-ヘキサン/酢酸エ
チル、50/50を溶離液として用いるフラッシュ−ク
ロマトグラフィー(SiO2)で精製し、無定形固体の
3β-(3-アジド-2-ヒドロキシプロピルチオ)-14β-
ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド0.17
gを得た。 TLC:Rf=0.27(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=50/50)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
5(3H,s);0.93(3H,s);2.50-2.80(3H,
m);3.22(1H,bs);3.30-3.45(2H,m);3.8
0-3.90(1H,bs);4.82(1H,dd);5.00(1
H,dd);5.85(1H,bs)
【0058】エタノール2ml中0.15gの3β-(3-
アジド-2-ヒドロキシプロピルチオ)-14β-ヒドロキ
シ-5β-カルド-20(22)-エノリド溶液を10%パラ
ジウム含有炭酸カルシウムの存在下8時間水素添加し、
その混合物をセライトケーク濾過し減圧下で蒸発させて
乾燥した。得られた粗生成物を酢酸エチルに溶解し、炭
酸ナトリウム溶液で洗浄した。その溶液を蒸発し、白色
固体の上記化合物(I−u)0.13gを得、融点は、
119〜122℃であった。 TLC:Rf=0.15(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、DMSO-d6、TMSからのppm):
0.78(3H,s);0.88(3H,s);1.90-2.20(3H,
m);2.72(1H,bt);3.20(1H,bs);4.10
(1H,s);4.86(1H,dd);4.95(1H,d
d);5.90(1H,bs)
アジド-2-ヒドロキシプロピルチオ)-14β-ヒドロキ
シ-5β-カルド-20(22)-エノリド溶液を10%パラ
ジウム含有炭酸カルシウムの存在下8時間水素添加し、
その混合物をセライトケーク濾過し減圧下で蒸発させて
乾燥した。得られた粗生成物を酢酸エチルに溶解し、炭
酸ナトリウム溶液で洗浄した。その溶液を蒸発し、白色
固体の上記化合物(I−u)0.13gを得、融点は、
119〜122℃であった。 TLC:Rf=0.15(SiO2薄層プレート、塩化メチ
レン/メタノール/30%アンモニア溶液=90/10/
1)1 H−HNR(300MHz、DMSO-d6、TMSからのppm):
0.78(3H,s);0.88(3H,s);1.90-2.20(3H,
m);2.72(1H,bt);3.20(1H,bs);4.10
(1H,s);4.86(1H,dd);4.95(1H,d
d);5.90(1H,bs)
【0059】中間体の調製 製法1 3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20
(22)-エノリド(II−a) 500mlのメタノール/テトラヒドロフラン、2/1
中8.4gの3β-アセチルチオジギトキシゲニン(IV
−a)溶液にアンモニアをガス状で注入し室温で3時間
保持した。その混合物を減圧下で蒸発させて乾燥し、n
-ヘキサン/酢酸エチル、60/40を溶離液として用
いるフラッシュ−カラムクロマトグラフィー(Si
O2)で精製し、白色固体の上記化合物(II−a)5.9
gを得、融点は、217〜220℃であった。 TLC:Rf=0.48(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=60/40)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
8(3H,s);1.00(3H,s);2.78(1H,bt);
3.60(1H,bs);4.81(1H,dd);5.01(1H,
dd);5.88(1H,bs)
(22)-エノリド(II−a) 500mlのメタノール/テトラヒドロフラン、2/1
中8.4gの3β-アセチルチオジギトキシゲニン(IV
−a)溶液にアンモニアをガス状で注入し室温で3時間
保持した。その混合物を減圧下で蒸発させて乾燥し、n
-ヘキサン/酢酸エチル、60/40を溶離液として用
いるフラッシュ−カラムクロマトグラフィー(Si
O2)で精製し、白色固体の上記化合物(II−a)5.9
gを得、融点は、217〜220℃であった。 TLC:Rf=0.48(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=60/40)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.8
8(3H,s);1.00(3H,s);2.78(1H,bt);
3.60(1H,bs);4.81(1H,dd);5.01(1H,
dd);5.88(1H,bs)
【0060】製法2 3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-20(S)-カ
ルダノリド (II−b) 製法1に記載と同様にして、3β-アセチルチオ-14β
-ヒドロキシ-5β-20(S)-カルダノリド(IV−b)
(4.0g)のアンモノリシスによって、化合物(II−
b)3.2gを白色固体として得、融点は214〜21
5℃であった。 TLC:Rf=0.32(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=60/40)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.9
8(3H,s);0.99(3H,s);2.70(1H,dd);
2.78-2.98(1H,m);3.60(1H,bs);4.05(1
H,t);4.42(1H,t)
ルダノリド (II−b) 製法1に記載と同様にして、3β-アセチルチオ-14β
-ヒドロキシ-5β-20(S)-カルダノリド(IV−b)
(4.0g)のアンモノリシスによって、化合物(II−
b)3.2gを白色固体として得、融点は214〜21
5℃であった。 TLC:Rf=0.32(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=60/40)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.9
8(3H,s);0.99(3H,s);2.70(1H,dd);
2.78-2.98(1H,m);3.60(1H,bs);4.05(1
H,t);4.42(1H,t)
【0061】製法3 3β-メルカプト-14β-ヒドロキシ-5β-20(R)-カ
ルダノリド (II−c) 3β-アセチルチオ-14β-ヒドロキシ-5β-20(R)-
カルダノリド(IV−c)を出発物質として上記手順に
従い、白色固体の化合物(II−c)を調製した。融点は
230〜232℃であった。 TLC:Rf=0.32(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=60/40)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.9
5(3H,s);0.99(3H,s);2.60(1H,dd);
2.78-2.98(1H,m);3.60(1H,bs);3.90(1
H,t);4.51(1H,t)
ルダノリド (II−c) 3β-アセチルチオ-14β-ヒドロキシ-5β-20(R)-
カルダノリド(IV−c)を出発物質として上記手順に
従い、白色固体の化合物(II−c)を調製した。融点は
230〜232℃であった。 TLC:Rf=0.32(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=60/40)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.9
5(3H,s);0.99(3H,s);2.60(1H,dd);
2.78-2.98(1H,m);3.60(1H,bs);3.90(1
H,t);4.51(1H,t)
【0062】製法4 3β-アセチルチオ-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-2
0(22)-エノリド(IV−a) ヘキサメチルホスホルアミド150ml中3α,14β-
ジヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド(V−
a)14g、トリフェニルホスフィン10.8gおよび
チオール酢酸2.9mlの溶液に、8.1mlのジイソプ
ロピル アゾジカルボキシレートを室温で加えた。24
時間後、混合物を減圧下で蒸発し乾燥させ、残留物をn
-ヘキサン/酢酸エチル、7/3を溶離液として用いる
フラッシュ−カラムクロマトグラフィーで精製し、白色
固体の上記化合物(IV−a)12gを得た。融点は2
12〜215℃であった(アブラムソンH.N.等、J.Ph
arm.Sciences、(1977年)、66巻、602頁では融
点198〜204℃とある)。
0(22)-エノリド(IV−a) ヘキサメチルホスホルアミド150ml中3α,14β-
ジヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド(V−
a)14g、トリフェニルホスフィン10.8gおよび
チオール酢酸2.9mlの溶液に、8.1mlのジイソプ
ロピル アゾジカルボキシレートを室温で加えた。24
時間後、混合物を減圧下で蒸発し乾燥させ、残留物をn
-ヘキサン/酢酸エチル、7/3を溶離液として用いる
フラッシュ−カラムクロマトグラフィーで精製し、白色
固体の上記化合物(IV−a)12gを得た。融点は2
12〜215℃であった(アブラムソンH.N.等、J.Ph
arm.Sciences、(1977年)、66巻、602頁では融
点198〜204℃とある)。
【0063】製法5 3β-アセチルチオ-14β-ヒドロキシ-5β-20(S)-
カルダノリド (IV−b) テトラヒドロフラン75ml中ジイソプロピルアゾジカ
ルボキシレート6.55mlおよびトリフエニルホスホ
リン8.7gの混合物を0℃で30分間撹拌し、次にテ
トラヒドロフラン75ml中3α,14β-ジヒドロキシ
-5β-20(S)-カルダノリド(V−b)およびチオー
ル酢酸2.4mlの溶液を滴下して加えた。生じた混合
物を室温で1時間撹拌した。溶液は減圧下で蒸発させて
乾燥し、得られた粗生成物をn-ヘキサン/酢酸エチ
ル、60/40を溶離液として用いるフラッシュ−カラ
ムクロマトグラフィーで精製し、白色固体の上記化合物
(IV−b)4.2gを得た。融点は174〜177℃で
あった。 TLC:Rf=0.34(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=60/40)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.9
5(3H,s);0.98(3H,s);2.31(3H,s);2.
70(1H,dd);2.78-2.98(1H,m);4.05(1H,
t);4.42(1H,t)
カルダノリド (IV−b) テトラヒドロフラン75ml中ジイソプロピルアゾジカ
ルボキシレート6.55mlおよびトリフエニルホスホ
リン8.7gの混合物を0℃で30分間撹拌し、次にテ
トラヒドロフラン75ml中3α,14β-ジヒドロキシ
-5β-20(S)-カルダノリド(V−b)およびチオー
ル酢酸2.4mlの溶液を滴下して加えた。生じた混合
物を室温で1時間撹拌した。溶液は減圧下で蒸発させて
乾燥し、得られた粗生成物をn-ヘキサン/酢酸エチ
ル、60/40を溶離液として用いるフラッシュ−カラ
ムクロマトグラフィーで精製し、白色固体の上記化合物
(IV−b)4.2gを得た。融点は174〜177℃で
あった。 TLC:Rf=0.34(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=60/40)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.9
5(3H,s);0.98(3H,s);2.31(3H,s);2.
70(1H,dd);2.78-2.98(1H,m);4.05(1H,
t);4.42(1H,t)
【0064】製法6 3β-アセチルチオ-14β-ヒドロキシ-5β-20(R)-
カルダノリド (IV−c) 上記化合物は白色固体で、3α,14β-ジヒドロキシ-
5β-20(R)-カルダノリド(V−c)を出発物質とし
て類似に得られた。融点は182〜184℃であった。 TLC:Rf=0.34(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=60/40)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.9
8(6H,s);2.20(1H,dt);2.31(3H,s);
2.39(1H,dd);2.59(1H,dd);2.82-3.00(1
H,m);3.89(1H,t);4.05(1H,bs);4.51
(1H,t)
カルダノリド (IV−c) 上記化合物は白色固体で、3α,14β-ジヒドロキシ-
5β-20(R)-カルダノリド(V−c)を出発物質とし
て類似に得られた。融点は182〜184℃であった。 TLC:Rf=0.34(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=60/40)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.9
8(6H,s);2.20(1H,dt);2.31(3H,s);
2.39(1H,dd);2.59(1H,dd);2.82-3.00(1
H,m);3.89(1H,t);4.05(1H,bs);4.51
(1H,t)
【0065】製法7 3α,14β-ジヒドロキシ-5β-20(S)-カルダノリ
ド (V−b) ジオキサン700ml中9.0gの3-オキソ-14β-ジ
ヒドロキシ-5β-20(S)-カルダノリド(VI−b)溶
液にリチウムトリ−テトラ−ブトキシアルミニウム ハ
イドライド13.7gを5〜10℃で加え、30分撹拌
後、5%酢酸溶液500mlを加え、温度が25℃にな
るまで放置した。ジオキサンを減圧下で蒸留し、残った
混合物を塩化メチレンで抽出した。有機層は硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、減圧下で蒸発させて更に乾燥した。得ら
れた粗生成物を酢酸エチルから結晶化し白色固体の上記
化合物(V−b)7.1gを得た。融点は183〜18
4℃であった。 TLC:Rf=0.27(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=65/35)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.9
2(3H,s);0.97(3H,s);2.19(1H,dd);
2.70(1H,dd);2.78-2.98(1H,m);3.58-3.72
(1H,m);4.05(1H,t);4.42(1H,t)
ド (V−b) ジオキサン700ml中9.0gの3-オキソ-14β-ジ
ヒドロキシ-5β-20(S)-カルダノリド(VI−b)溶
液にリチウムトリ−テトラ−ブトキシアルミニウム ハ
イドライド13.7gを5〜10℃で加え、30分撹拌
後、5%酢酸溶液500mlを加え、温度が25℃にな
るまで放置した。ジオキサンを減圧下で蒸留し、残った
混合物を塩化メチレンで抽出した。有機層は硫酸ナトリ
ウムで乾燥し、減圧下で蒸発させて更に乾燥した。得ら
れた粗生成物を酢酸エチルから結晶化し白色固体の上記
化合物(V−b)7.1gを得た。融点は183〜18
4℃であった。 TLC:Rf=0.27(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=65/35)1 H−HNR(300MHz、CDCl3、TMSからのppm):0.9
2(3H,s);0.97(3H,s);2.19(1H,dd);
2.70(1H,dd);2.78-2.98(1H,m);3.58-3.72
(1H,m);4.05(1H,t);4.42(1H,t)
【0066】製法8 3α,14β-ジヒドロキシ-5β-20(R)-カルダノリ
ド (V−c) 上記化合物は、白色固体で、3-オキソ-14β-ジヒド
ロキシ-5β-20(R)-カルダノリド(VI−c)を出発
物質として類似に得られた。融点は195〜198℃で
あった。 TLC:Rf=0.27(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=35/65)1 H−HNR(300MHz、DMSO-d6、TMSからのppm):
0.82(3H,s);0.84(3H,s);2.42(1H,d
d);2.70-2.98(1H,m);3.86(1H,t);4.40
(1H,t)
ド (V−c) 上記化合物は、白色固体で、3-オキソ-14β-ジヒド
ロキシ-5β-20(R)-カルダノリド(VI−c)を出発
物質として類似に得られた。融点は195〜198℃で
あった。 TLC:Rf=0.27(SiO2薄層プレート、n-ヘキサ
ン/酢酸エチル=35/65)1 H−HNR(300MHz、DMSO-d6、TMSからのppm):
0.82(3H,s);0.84(3H,s);2.42(1H,d
d);2.70-2.98(1H,m);3.86(1H,t);4.40
(1H,t)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピエロ・メローニ イタリア、イ−20091ブレッソ(ミラノ)、 ヴィア・チェントゥレリ1番 (72)発明者 ルイジ・ベルナルディ イタリア、イ−20151ミラノ、ヴィア・ピ ネロロ30番 (72)発明者 パトリツィア・フェラーリ イタリア、イ−21100ヴァレーゼ、ヴィ ア・ヴェルディ30番 (72)発明者 マウロ・ゴビーニ イタリア、イ−21020メルカロ(ヴァレー ゼ)、ヴィア・ジ・マテオッティ31/ビ番 (72)発明者 マルコ・トリ イタリア、イ−20017ロー(ミラノ)、ヴ ィア・モンテ・グラッパ20番 (72)発明者 ロレダナ・ヴァレンティノ イタリア、イ−20090ブチナスコ(ミラ ノ)、ヴィア・セコンド・ジューニョ4番
Claims (8)
- 【請求項1】 式(I): 【化1】 [式中、 記号----は単結合または二重結合を表し;XはSまたは
Oであり;RはC2−C6アルキルまたはC3−C6アルケ
ニルまたはアルキニルであり、非置換または独立して、
オキシラン基、4級アンモニウム基、2-(2-イミダゾ
リニル)基または1個またはそれ以上のハロゲン、O
R1、NR2R3、C(NH)NR4R5;(式中、 R1はH、または非置換または1個又はそれ以上のOH
もしくはNR6R7によって置換されているC2−C4アル
キルであるが、但し、Xが酸素であり、R1がHの場
合、RはC2−C6ではなく、C3−C6であり、NR2R3
またはC(NH)NR4R5基から選ばれる少なくとも1個
の基がR基中に存在し;R2、R3は独立してH、メチル
またはC2−C6アルキルであるか、非置換、またはNR
6R7もしくはC3−C6アルケニルによって置換されてい
る。またはR2とR3が一緒になって窒素原子とともに所
望により、酸素、硫黄、窒素から選ばれるもう一つのヘ
テロ原子を有する、非置換又は置換された、飽和または
不飽和のヘテロ単環を形成するか、またはR2がHであ
って、R3がC(NH)NH2であり;R4、R5は独立し
て、H、C1−C4アルキルまたはC3−C4アルケニルで
あるか、またはR4とR5が一緒になって、窒素原子とと
もに5員環または6員環のヘテロ単環を形成し;R6、
R7は独立して、H、C1−C4アルキルであるか、また
はR4とR5が一緒になって、窒素原子とともに所望によ
り、酸素、硫黄、窒素から選ばれるもう一つのヘテロ原
子を有する、飽和または不飽和の5員環または6員環の
ヘテロ単環を形成する)により置換されている]で示さ
れる、ジギトキシゲニンおよびジヒドロジギトキシゲニ
ン 3β−誘導体および医薬的に許容され得るその塩。 - 【請求項2】3β-(2-(トリメチルアンモニウム)エト
キシ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エ
ノリドクロリド、 3β-(2-アミノエトキシ)-14β-ヒドロキシ-5β-
カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-アミノプロポキシ)-14β-ヒドロキシ-5β
-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-(1-ピロリジニル)エトキシ)-14β-ヒド
ロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-(1-ピロリジニル)プロポキシ)-14β-ヒ
ドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(3-ジメチルアミノプロポキシ)-14β-ヒドロ
キシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(3-(1-ピロリジニル)プロポキシ)-14β-ヒ
ドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-(1-ピペラジニル)エトキシ)-14β-ヒド
ロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(3-(1-ピペラジニル)プロポキシ)-14β-ヒ
ドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-(2-イミダゾリン-2-イル)エトキシ)-14
β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-(1-イミダゾリル)エトキシ)-14β-ヒド
ロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-グアニジノ-エトキシ)-14β-ヒドロキシ-
5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(3-アミノ-2-ヒドロキシプロポキシ)-14β-
ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(3-(1-ピロリジニル)-2-ヒドロキシプロポキ
シ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エ
ノリド、 3β-(3-(3-アミノ-2-ヒドロキシプロポキシ)プロ
ポキシ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(2
2)-エノリド、 3β-(3-(3-アミノ-2-ヒドロキシプロピルアミノ)
プロポキシ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20
(22)-エノリド、 3β-(2-(2-ジメチルアミノエトキシ)エトキシ)-1
4β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリ
ド、 3β-(2-アミジノエトキシ)-14β-ヒドロキシ-5β
-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-ヒドロキシエチルチオ)-14β-ヒドロキシ-
5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(3-ヒドロキシプロピルチオ)-14β-ヒドロキ
シ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2,3-エポキシプロピルチオ)-14β-ヒドロキ
シ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(3-クロロ-2-ヒドロキシプロピルチオ)-14β
-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-(N-メチル-N-ピロリジニウム)エチルチオ)
-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリ
ド クロリド、 3β-(2-(トリメチルアンモニウム)エチルチオ)-14
β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド
クロリド、 3β-(2-アミノエチルチオ)-14β-ヒドロキシ-5β
-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(3-アミノプロピルチオ)-14β-ヒドロキシ-5
β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(4-アミノ-(E)-2-ブテニルチオ)-14β-ヒド
ロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(4-アミノ-2-ブチニルチオ)-14β-ヒドロキ
シ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-メチルアミノエチルチオ)-14β-ヒドロキ
シ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-ジメチルアミノエチルチオ)-14β-ヒドロ
キシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-(1-ピロリジニル)エチルチオ)-14β-ヒ
ドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(3-(1-ピロリジニル)プロピルチオ)-14β-
ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-モルホリノエチルチオ)-14β-ヒドロキシ-
5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-(1-ピペラジニル)エチルチオ)-14β-ヒド
ロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(3-(1-ピペラジニル)プロピルチオ)-14β-ヒ
ドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-(2-イミダゾリン-2-イル)エチルチオ)-1
4β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリ
ド、 3β-(2-(1-イミダゾリル)エチルチオ)-14β-ヒ
ドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-(2-アミジノ)エチルチオ)-14β-ヒドロ
キシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2-グアジニノエチルチオ)-14β-ヒドロキシ-
5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2,3-ジヒドロキシプロピルチオ)-14β-ヒド
ロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(3-アミノ-2-ヒドロキシプロピルチオ)-14β
-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(2,3-ジアミノプロピルチオ)-14β-ヒドロキ
シ-5β-カルド-20(22)-エノリド、 3β-(3-(1-ピロリジニル)-2-ヒドロキシプロピル
チオ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-
エノリド、 3β-(3-(1-ピペラジニル)-2-ヒドロキシプロピル
チオ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-
エノリド、 3β-(3-(1-イミダゾリル)-2-ヒドロキシプロピル
チオ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-
エノリド、 3β-(3-グアニジノ-2-ヒドロキシプロピルチオ)-1
4β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(22)-エノリ
ド、 3β-(3-(3-アミノ-2-ヒドロキシプロポキシ)プロ
ピルチオ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20(2
2)-エノリド、 3β-(3-(3-アミノ-2-ヒドロキシプロピルアミノ)
プロピルチオ)-14β-ヒドロキシ-5β-カルド-20
(22)-エノリドおよび対応する14β-ヒドロキシ-
5β-20(S)-および14β-ヒドロキシ-5β-20
(R)-カルダノリドから選択される請求項1記載の化合
物。 - 【請求項3】 式(II): 【化2】 [式中、Xは先に定義された意味]で示された化合物と
式(III): R−Y (III) [式中、Yは電子求引基であり、Rは上記で定義された
意味]で示される化合物とを縮合し、得られた式(I)
で示される化合物を所望により医薬的に許容され得る塩
に転換することを含む、請求項1記載の化合物の製造
法。 - 【請求項4】 反応が、不活性非プロトン溶媒中あるい
は式(III)の化合物そのもの中で、強塩基の存在下、
−20℃から約110℃範囲の温度で行われる、請求項
3記載の製造法。 - 【請求項5】 式(I)の化合物または医薬的に許容さ
れ得るその塩および医薬的に許容され得る担体および/
または希釈剤を含む医薬組成物。 - 【請求項6】 式(I)で示される化合物の有効量、ま
たはその医薬的に許容され得るその塩の等量および賦形
剤および/または希釈剤を含む心臓血管疾患の処置のた
めの経口または非経口投与可能な医薬組成物。 - 【請求項7】 高血圧の処置のための請求項6記載の組
成物。 - 【請求項8】 心臓疾患の処置のための請求項6記載の
組成物。
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