JPH0665071U - 車両用チャイルドシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付け取外しが簡単で、不使用時に車内のス
ペースを有効に使用することができる車両用チャイルド
シートを提供することにある。 【構成】 傾倒自在なリアアームレスト２に、ヘッドレ
スト５を着脱自在に装着するヘッドレストホルダー４を
設け、リアアームレスト２の格納部１ａに、幼児の両肩
を支える左右の肩支持ベルト８を引き出し自在に設け、
ヘッドレスト５の両側に、肩支持ベルト８の先端を固定
するバックル１０を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、車両用チャイルドシートに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種の車両用チャイルドシートは、例えば実開昭６２−１６１０３６ 号公報などに開示されたものがある。前記公報では図３に示すように、シートバ ックａに専用のチャイルドシート本体ｂを、固定ベルトｃなどで固定して幼児を 着座させるようにしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記の車両用チャイルドシートは別体のチャイルドシート本体 ｂを固定するようにしてあるので、その取付け取外しに手間がかかり、またチャ イルドシート本体ｂが大きくて、取外したときに車内のスペースが狭くなるとい う問題点があった。

【０００４】 本考案は上記の問題点を解決するものであって、その目的とするところは、取 付け取外しが簡単で、不使用時に車内のスペースを有効に使用することができる 車両用チャイルドシートを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために本考案は、傾倒自在なリアアームレストに、ヘッ ドレストを着脱自在に装着するヘッドレストホルダーを設け、リアアームレスト の格納部に、幼児の両肩を支える左右の肩支持ベルトを引き出し自在に設け、ヘ ッドレストの両側に、肩支持ベルトの先端を固定するバックルを設けた構成を有 している。

【０００６】

【作用】 この構成によって、リアアームレストが傾倒自在でありヘッドレストが着脱自 在であるので、チャイルドシートの取付け取外しが簡単である。またヘッドレス トはチャイルドシート不使用時にはリアシートのヘッドレストとして利用するこ とができるので、車内のスペースを有効に使用することができる。

【０００７】

【実施例】

以下本考案の実施例について、図１及び図２を参照しながら説明する。図１は 本考案に係る車両用チャイルドシートを備えたリアシートの斜視図、図２は同車 両用チャイルドシートの分解斜視図である。

【０００８】 図において、リアシート１の中央部には格納部１ａが形成されており、この格 納部１ａにはリアアームレスト２が傾倒自在に格納されている。リアアームレス ト２は本体部２ａと蓋部２ｂとに分割されており、本体部２ａと蓋部２ｂとはヒ ンジ部２ｃによって開閉自在に連結されている。また本体部２ａには後述するヘ ッドレスト５のステー部６を挿入するヘッドレストホルダー４と、ステー部６を 覆う切り起こし部７が設けてある。

【０００９】 またリアアームレスト２の格納部１ａには幼児の両肩を支える左右の肩支持ベ ルト８が引き出し自在に取付けられており、肩支持ベルト８の先端にはタング９ が取付けられている。

【００１０】 ヘッドレスト５は常時はリアシート１のヘッドレストホルダー３に着脱自在に 装着されており、幼児の着座時にリアアームレスト２の本体部２ａのヘッドレス トホルダー４に装着されるようになっている。そしてヘッドレスト５の両側には 肩支持ベルト８のタング９を固定するバックル１０が設けられている。

【００１１】 このように構成された車両用チャイルドシートにおいて、幼児が着座するとき は、まず、リアシート１上にリアアームレスト２の本体部２ａを倒し、ヘッドレ スト５をリアシート１から取り外し、リアアームレスト２の本体部２ａのヘッド レストホルダー４にステー部６を挿入し、切り起こし部７を起こしてヘッドレス ト５のステー部６を覆い、幼児の股下部を保護する。

【００１２】 次に、格納部１ａから左右の肩支持ベルト８を引き出して、その先端のタング ９をヘッドレスト５のバックル１０に固定して、幼児をリアアームレスト２に拘 束する。

【００１３】 チャイルドシート使用しない時には、肩支持ベルト８のタング９をヘッドレス ト５のバックル１０から取り外してから、ヘッドレスト５をリアアームレスト２ の本体部２ａから取り外し、リアシート１のヘッドレストホルダー３に取付けて 、本体部２ａに蓋部２ｂを被せてリアアームレスト２として使用するか、または リアアームレスト２を格納部１ａに格納する。

【００１４】 以上のように本実施例によれば、リアアームレスト２の本体部２ａを倒し、ヘ ッドレスト５をリアシート１から取り外してリアアームレスト２の本体部２ａに 装着するだけでよいから、チャイルドシートの取付け取外しが簡単であり、また 不使用時にはヘッドレスト５はリアシート１のヘッドレスト５として利用するこ とができるので、車内のスペースを有効に使用することができる。

【００１５】

【考案の効果】

以上説明したように本考案は、傾倒自在なリアアームレストに、ヘッドレスト を着脱自在に装着するヘッドレストホルダーを設け、リアアームレストの格納部 に、幼児の両肩を支える左右の肩支持ベルトを引き出し自在に設け、ヘッドレス トの両側に、肩支持ベルトの先端を固定するバックルを設けることにより、リア アームレストが傾倒自在でありヘッドレストが着脱自在であるので、チャイルド シートの取付け取外しが簡単である。またヘッドレストはチャイルドシート不使 用時にはリアシートのヘッドレストとして利用することができるので、車内のス ペースを有効に使用することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る車両用チャイルドシートを備えた
リアシートの斜視図である。

【図２】同車両用チャイルドシートの分解斜視図であ
る。

【図３】従来の車両用チャイルドシートの斜視図であ
る。

【符号の説明】

１ リアシート ２ リアアームレスト ４ ヘッドレストホルダー ５ ヘッドレスト ６ ステー部 ７ 切り起こし部 ８ 肩支持ベルト １０ バックル

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 傾倒自在なリアアームレストに、ヘッド
   レストを着脱自在に装着するヘッドレストホルダーを設
   け、リアアームレストの格納部に、幼児の両肩を支える
   左右の肩支持ベルトを引き出し自在に設け、ヘッドレス
   トの両側に、肩支持ベルトの先端を固定するバックルを
   設けたことを特徴とする車両用チャイルドシート。