JPH0664947A - 高炉水砕スラグ微粉末の製造方法 - Google Patents
高炉水砕スラグ微粉末の製造方法Info
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- JPH0664947A JPH0664947A JP22140192A JP22140192A JPH0664947A JP H0664947 A JPH0664947 A JP H0664947A JP 22140192 A JP22140192 A JP 22140192A JP 22140192 A JP22140192 A JP 22140192A JP H0664947 A JPH0664947 A JP H0664947A
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B5/00—Treatment of metallurgical slag ; Artificial stone from molten metallurgical slag
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- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】1ラインの高炉水砕スラグ微粉末製造設備によ
って、粉末度の異なる複数品種のブレーン品を得る。 【構成】高炉水砕スラグ1を乾燥機2で乾燥し、粉砕機
3で粉砕した後、セパレーター4により粗粉と細粉とに
分級・分離し、粗粉については前記粉砕機3にリターン
させるとともに、細粉についてはサイクロン5およびバ
グフィルター6の順で通す。前記セパレーター4からサ
イクロン5に至る移送ラインの中間に温度60℃〜50
0℃の温風吹込みを行い、前記粉砕機3からセパレータ
ー4に至る移送ラインより粉末度2000〜3000ブ
レーン品のPB−1、前記セパレーター4から粉砕機3
に至る戻りラインから粉末度1000〜2000ブレー
ン品のPB−4、サイクロン5より粉末度3500〜5
000ブレーン品のPB−2、バグフィルター6より粉
末度6000〜10000ブレーン品のPB−3をそれ
ぞれ得る。
って、粉末度の異なる複数品種のブレーン品を得る。 【構成】高炉水砕スラグ1を乾燥機2で乾燥し、粉砕機
3で粉砕した後、セパレーター4により粗粉と細粉とに
分級・分離し、粗粉については前記粉砕機3にリターン
させるとともに、細粉についてはサイクロン5およびバ
グフィルター6の順で通す。前記セパレーター4からサ
イクロン5に至る移送ラインの中間に温度60℃〜50
0℃の温風吹込みを行い、前記粉砕機3からセパレータ
ー4に至る移送ラインより粉末度2000〜3000ブ
レーン品のPB−1、前記セパレーター4から粉砕機3
に至る戻りラインから粉末度1000〜2000ブレー
ン品のPB−4、サイクロン5より粉末度3500〜5
000ブレーン品のPB−2、バグフィルター6より粉
末度6000〜10000ブレーン品のPB−3をそれ
ぞれ得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セメント原料混合材、
コンクリート・モルタル組成物の混和材、建材品等に使
用される高炉水砕スラグ微粉末の製造方法に関する。
コンクリート・モルタル組成物の混和材、建材品等に使
用される高炉水砕スラグ微粉末の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高炉から副生される高炉水砕スラグ微粉
末(以下高炉スラグ微粉末という)は、高炉からのスラ
グを水冷または空冷等で急冷した後、粉砕し微細化して
粉末度(ブレーン値:単位cm2/g )を4000〜100
00ブレーン程度に微細化し回収したもので、粉末度に
応じて各種の用途に供されている。
末(以下高炉スラグ微粉末という)は、高炉からのスラ
グを水冷または空冷等で急冷した後、粉砕し微細化して
粉末度(ブレーン値:単位cm2/g )を4000〜100
00ブレーン程度に微細化し回収したもので、粉末度に
応じて各種の用途に供されている。
【0003】たとえば、4000ブレーン程度の粉末度
のものは、セメントクリンカーと混合し高炉セメント原
料として、また普通ポルトランドセメントの混合材とし
て使用されている。また、高炉スラグ微粉末は、セメン
ト原料の他、コンクート混和材として利用されており、
その粉末度別の用途としては、粉末度3500ブレーン
以下のものはマスコンクリート等の低発熱型のコンクリ
ート混和材として、粉末度3500〜5000ブレーン
品はマスコンクリート等を含む一般コンクリート用混和
材として、粉末度5000〜10000ブレーン品は高
強度、高耐久性、高流動化コンクリート混和材として使
用されている。
のものは、セメントクリンカーと混合し高炉セメント原
料として、また普通ポルトランドセメントの混合材とし
て使用されている。また、高炉スラグ微粉末は、セメン
ト原料の他、コンクート混和材として利用されており、
その粉末度別の用途としては、粉末度3500ブレーン
以下のものはマスコンクリート等の低発熱型のコンクリ
ート混和材として、粉末度3500〜5000ブレーン
品はマスコンクリート等を含む一般コンクリート用混和
材として、粉末度5000〜10000ブレーン品は高
強度、高耐久性、高流動化コンクリート混和材として使
用されている。
【0004】前記粉末度が4000ブレーン程度の高炉
水砕スラグ微粉末の製造方法は、一般的に公知である
が、たとえば図9に示されるように、高炉水砕スラグ乾
燥品をボールミル20で粉砕した後、粉砕品をバケット
エレベーター21により気流分級機22に送り、ここで
精粉(細粉)と戻り粉(粗粉)とに分級する。精粉は、
次工程のサイクロン23を通され、次いでバグフィルタ
ー24にかけられる。前記サイクロン23によって前記
精粉の内の粗分が回収され、前記バグフィルター24に
よって微細粉が回収され、これら二種の粉体がサイロ2
5に移送される中間で混合され、サイロ25に粉末度3
800〜4700ブレーンの高炉スラグ微粉末として貯
蔵される。また、前記粉末度が6000〜8000ブレ
ーンのものは、粉砕後にさらに二次分級装置を用い微細
粉を分級する工程を加え、ここで得られた微細粉を前述
と同様に捕集装置によって捕集することによって1ラン
ク細かい微粉末を得ている。
水砕スラグ微粉末の製造方法は、一般的に公知である
が、たとえば図9に示されるように、高炉水砕スラグ乾
燥品をボールミル20で粉砕した後、粉砕品をバケット
エレベーター21により気流分級機22に送り、ここで
精粉(細粉)と戻り粉(粗粉)とに分級する。精粉は、
次工程のサイクロン23を通され、次いでバグフィルタ
ー24にかけられる。前記サイクロン23によって前記
精粉の内の粗分が回収され、前記バグフィルター24に
よって微細粉が回収され、これら二種の粉体がサイロ2
5に移送される中間で混合され、サイロ25に粉末度3
800〜4700ブレーンの高炉スラグ微粉末として貯
蔵される。また、前記粉末度が6000〜8000ブレ
ーンのものは、粉砕後にさらに二次分級装置を用い微細
粉を分級する工程を加え、ここで得られた微細粉を前述
と同様に捕集装置によって捕集することによって1ラン
ク細かい微粉末を得ている。
【0005】近年、初期発現強度の向上等を目的として
高ブレーン品の製造方法が種々提案されている。たとえ
ば、特開昭63−291838号公報においては、高炉
水砕スラグを一次粉砕し微粉を得た後、先ず一次分級で
篩い分けし、粗粉を除いた後得られる微粉を二次分級器
で超微粉と粗微粉とに篩い分けし、この超微粉について
はそのまま製品化するとともに、前記粗微粉については
粉砕ミルで二次粉砕して超微粉を製造する方法が提案さ
れている。この方法によって得られるスラグ微粉末の粉
末度は同公報によれば平均ブレーン値8000程度とさ
れている。
高ブレーン品の製造方法が種々提案されている。たとえ
ば、特開昭63−291838号公報においては、高炉
水砕スラグを一次粉砕し微粉を得た後、先ず一次分級で
篩い分けし、粗粉を除いた後得られる微粉を二次分級器
で超微粉と粗微粉とに篩い分けし、この超微粉について
はそのまま製品化するとともに、前記粗微粉については
粉砕ミルで二次粉砕して超微粉を製造する方法が提案さ
れている。この方法によって得られるスラグ微粉末の粉
末度は同公報によれば平均ブレーン値8000程度とさ
れている。
【0006】また、特開昭63−123479号公報に
おいては、微粉砕した高炉水砕スラグをブロワーによる
空気循環ラインが設けられたサイクロン捕集器付風力分
級機にかけて、粗粉と精粉とに分級する工程において、
循環空気の一部を吸引により抜き出し、浮遊する超微粉
末を集塵装置で回収する方法が提案されており、この方
法によれば、ブレーン値9000程度とされている。
おいては、微粉砕した高炉水砕スラグをブロワーによる
空気循環ラインが設けられたサイクロン捕集器付風力分
級機にかけて、粗粉と精粉とに分級する工程において、
循環空気の一部を吸引により抜き出し、浮遊する超微粉
末を集塵装置で回収する方法が提案されており、この方
法によれば、ブレーン値9000程度とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た各種高炉水砕スラグ微粉末製造方法は、基本的にいず
れもある一定範囲の粉末度の高炉スラグ微粉末を得るの
に適したものである。すなわち、前記した従来方法の場
合には、先ず用途に応じて製造される高炉スラグ微粉末
の粉末度を設定し、その粉末度に応じた設備とする必要
がある。したがって、比較的大きな粉末度の高炉スラグ
微粉末と小さな粉末度の高炉スラグ微粉末とを同時に得
たい場合には、高炉スラグ微粉末の粉末度ごとに製造設
備を異ならしめる必要がある。
た各種高炉水砕スラグ微粉末製造方法は、基本的にいず
れもある一定範囲の粉末度の高炉スラグ微粉末を得るの
に適したものである。すなわち、前記した従来方法の場
合には、先ず用途に応じて製造される高炉スラグ微粉末
の粉末度を設定し、その粉末度に応じた設備とする必要
がある。したがって、比較的大きな粉末度の高炉スラグ
微粉末と小さな粉末度の高炉スラグ微粉末とを同時に得
たい場合には、高炉スラグ微粉末の粉末度ごとに製造設
備を異ならしめる必要がある。
【0008】また、前述のように、サイクロンおよびバ
グフィルターを連結させる捕集装置を設備した場合、サ
イクロン側への粗粉の流入を防止し、またサイクロンで
の分離効率を向上させることが製造効率上重要となると
ともに、サイクロンからバグフィルターへ微粉分の移送
性についても問題となる。さらに、サイクロンおよびバ
グフィルター捕集装置内等で結露が発生するとともに、
得られた微粉末製品に固結が認められる場合があった。
グフィルターを連結させる捕集装置を設備した場合、サ
イクロン側への粗粉の流入を防止し、またサイクロンで
の分離効率を向上させることが製造効率上重要となると
ともに、サイクロンからバグフィルターへ微粉分の移送
性についても問題となる。さらに、サイクロンおよびバ
グフィルター捕集装置内等で結露が発生するとともに、
得られた微粉末製品に固結が認められる場合があった。
【0009】そこで、本発明の主たる課題は、1ライン
の高炉水砕スラグ微粉末製造設備によって、粉末度の異
なる複数品種のブレーン品を得るとともに、前記サイク
ロン側への粗粉の流入防止、サイクロンでの分離効率の
向上等の問題、および捕集装置内等での結露、微粉末製
品の固結を防止し得る高炉水砕スラグ微粉末製造方法を
提供するものである。
の高炉水砕スラグ微粉末製造設備によって、粉末度の異
なる複数品種のブレーン品を得るとともに、前記サイク
ロン側への粗粉の流入防止、サイクロンでの分離効率の
向上等の問題、および捕集装置内等での結露、微粉末製
品の固結を防止し得る高炉水砕スラグ微粉末製造方法を
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題は、高炉水砕ス
ラグを乾燥し、粉砕機で粉砕した後、分級装置により粗
粉と細粉とに分級・分離し、粗粉については前記粉砕機
にリターンさせるとともに、細粉についてはサイクロン
およびバグフィルターの順で通す高炉水砕スラグ微粉末
の製造工程において、前記分級装置からサイクロンに至
る移送ラインの中間に温度60℃〜500℃の温風吹込
みを行い、前記粉砕機から分級装置に至る移送ラインよ
り粉末度2000〜3000ブレーン品を得、前記分級
装置から粉砕機に至る戻りラインから粉末度1000〜
2000ブレーン品を得、サイクロンより粉末度350
0〜5000ブレーン品を得、バグフィルターより粉末
度6000〜10000ブレーン品をそれぞれ得ること
で解決できる。
ラグを乾燥し、粉砕機で粉砕した後、分級装置により粗
粉と細粉とに分級・分離し、粗粉については前記粉砕機
にリターンさせるとともに、細粉についてはサイクロン
およびバグフィルターの順で通す高炉水砕スラグ微粉末
の製造工程において、前記分級装置からサイクロンに至
る移送ラインの中間に温度60℃〜500℃の温風吹込
みを行い、前記粉砕機から分級装置に至る移送ラインよ
り粉末度2000〜3000ブレーン品を得、前記分級
装置から粉砕機に至る戻りラインから粉末度1000〜
2000ブレーン品を得、サイクロンより粉末度350
0〜5000ブレーン品を得、バグフィルターより粉末
度6000〜10000ブレーン品をそれぞれ得ること
で解決できる。
【0011】
【作用】本発明においては、分級装置からサイクロンに
至る移送ラインの中間に温度60℃〜500℃の温風吹
込みを行う。これにより、系内の空気の流れの中で空気
の体積の膨張効果と気流の上昇効果を奏し、セパレータ
ーからサイクロンへの粗い細粒分の移送を防止するとと
もに、サイクロンでの分離効果を高めることができる。
これによりサイクロンからバグフィルターに細粒分を効
率的に移送できる。また、吹込み風を温風としているた
め、系内で気流乾燥が充分に行われ、微粉末含水率を実
質的に0%とするため、捕集機内での結露を防止できる
とともに、得られた微粉末製品の固結を防止することが
できる。一方、本高炉水砕スラグ微粉末の製造ラインの
各所より高炉スラグ微粉末を取り出すことで、それぞれ
粉末度範囲の異なる4種の微粉末を得ることができる。
至る移送ラインの中間に温度60℃〜500℃の温風吹
込みを行う。これにより、系内の空気の流れの中で空気
の体積の膨張効果と気流の上昇効果を奏し、セパレータ
ーからサイクロンへの粗い細粒分の移送を防止するとと
もに、サイクロンでの分離効果を高めることができる。
これによりサイクロンからバグフィルターに細粒分を効
率的に移送できる。また、吹込み風を温風としているた
め、系内で気流乾燥が充分に行われ、微粉末含水率を実
質的に0%とするため、捕集機内での結露を防止できる
とともに、得られた微粉末製品の固結を防止することが
できる。一方、本高炉水砕スラグ微粉末の製造ラインの
各所より高炉スラグ微粉末を取り出すことで、それぞれ
粉末度範囲の異なる4種の微粉末を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づき詳
述する。図1は本発明に係る高炉水砕スラグ微粉末の製
造フローを示す図である。図1において、通常に方法に
従って得られる、水分含有率10〜20%の生の高炉水
砕スラグ1は、先ず最初に乾燥機2によって水分含有率
0.1〜3.0%程度まで乾燥を行う。乾燥された高炉
水砕スラグ1は、次いで、たとえばボールミルなどの粉
砕機3によって粉砕され微細化される。微細化された高
炉水砕スラグ1は、次にセパレーター4に送られるが、
この移送途中において粉末度2000〜3000ブレー
ンの精粉PB−1が回収される。取り出しに当たって
は、移送ラインの中間に開閉式の扉を設けておき、この
扉より必要量だけ取り出す。
述する。図1は本発明に係る高炉水砕スラグ微粉末の製
造フローを示す図である。図1において、通常に方法に
従って得られる、水分含有率10〜20%の生の高炉水
砕スラグ1は、先ず最初に乾燥機2によって水分含有率
0.1〜3.0%程度まで乾燥を行う。乾燥された高炉
水砕スラグ1は、次いで、たとえばボールミルなどの粉
砕機3によって粉砕され微細化される。微細化された高
炉水砕スラグ1は、次にセパレーター4に送られるが、
この移送途中において粉末度2000〜3000ブレー
ンの精粉PB−1が回収される。取り出しに当たって
は、移送ラインの中間に開閉式の扉を設けておき、この
扉より必要量だけ取り出す。
【0013】大部分を占める残余の微細化粉末は、その
後セパレータ4まで移送され、ここで粗粒分と細粒分に
分級・分離される。分離された粗粒分については、再び
粉砕機3に返送され、前記した粉砕処理に供された後、
再びセパレーター4で粗粒分と細粒分に分級・分離され
る工程を繰り返す。前記セパレーター4から粉砕機3へ
戻りラインの中間において粉末度1000〜2000ブ
レーンの精粉PB−4が回収される。取り出しに当たっ
ては、移送ラインの中間に開閉式の扉を設けておき、こ
の扉より必要量だけ取り出す。
後セパレータ4まで移送され、ここで粗粒分と細粒分に
分級・分離される。分離された粗粒分については、再び
粉砕機3に返送され、前記した粉砕処理に供された後、
再びセパレーター4で粗粒分と細粒分に分級・分離され
る工程を繰り返す。前記セパレーター4から粉砕機3へ
戻りラインの中間において粉末度1000〜2000ブ
レーンの精粉PB−4が回収される。取り出しに当たっ
ては、移送ラインの中間に開閉式の扉を設けておき、こ
の扉より必要量だけ取り出す。
【0014】前記セパレーター4で分離された細粒分に
ついては、サイクロン5に移送される。通常、前記粉砕
機3にかけられた直後の微細化粉末は、100〜190
℃の温度を保有しているが、これがたとえばバケットエ
レベーターを経て移送され、セパレーター4にかけられ
て分級・分離された直後においては、その細粒分は50
℃前後まで低下しており、この低温状態にある細粒分
を、たとえば図9に示される従来法のように、そのまま
でサイクロン5およびバグフィルター6を通したとして
も、得られる精粉は3800〜4700ブレーン程度の
ものとなってしまう。したがって、本発明においては、
セパレーター4からサイクロン5に移送ラインの中間
に、60℃〜500℃の温風の吹込みを行い、この問題
を解決している。
ついては、サイクロン5に移送される。通常、前記粉砕
機3にかけられた直後の微細化粉末は、100〜190
℃の温度を保有しているが、これがたとえばバケットエ
レベーターを経て移送され、セパレーター4にかけられ
て分級・分離された直後においては、その細粒分は50
℃前後まで低下しており、この低温状態にある細粒分
を、たとえば図9に示される従来法のように、そのまま
でサイクロン5およびバグフィルター6を通したとして
も、得られる精粉は3800〜4700ブレーン程度の
ものとなってしまう。したがって、本発明においては、
セパレーター4からサイクロン5に移送ラインの中間
に、60℃〜500℃の温風の吹込みを行い、この問題
を解決している。
【0015】この温風吹込みによって、系内の空気の流
れに対して、空気の体積膨張と気流上昇効果とが相乗さ
れて細粒分の移送が効率的に行われることとなるため、
次工程で用いるサイクロン5への粗い細粒分の移送を防
止するとともに、サイクロン5での分離効率が向上す
る。さらに、バグフィルター6における微細分の捕集率
が向上する。なお、冷風吹込みまたは外気吹込みでもあ
る程度の効果は奏し得るが、温風吹込みの場合にその効
果が顕著となる。なお、この効果の差異については、後
述実施例2において数値により明らかにする。温風温度
が60℃未満の場合には、捕集機内等での水分に起因す
る結露発生がある。雨天時には特にその状態が激しいも
のとなり、500℃を超える温度とすると、後工程で用
いるバグフィルター6において濾布材料にたいして弊害
となるため、温風温度は特に60℃〜500℃の範囲と
される。吹き込む温風は、高炉水砕スラグの乾燥工程で
使用した廃熱風、または後述のブロア8よりの廃熱風を
再利用することができ、温度が足りない場合には、送風
管の途中にヒーターなどの加熱装置を設けておき、所定
温度に加熱して供給する。
れに対して、空気の体積膨張と気流上昇効果とが相乗さ
れて細粒分の移送が効率的に行われることとなるため、
次工程で用いるサイクロン5への粗い細粒分の移送を防
止するとともに、サイクロン5での分離効率が向上す
る。さらに、バグフィルター6における微細分の捕集率
が向上する。なお、冷風吹込みまたは外気吹込みでもあ
る程度の効果は奏し得るが、温風吹込みの場合にその効
果が顕著となる。なお、この効果の差異については、後
述実施例2において数値により明らかにする。温風温度
が60℃未満の場合には、捕集機内等での水分に起因す
る結露発生がある。雨天時には特にその状態が激しいも
のとなり、500℃を超える温度とすると、後工程で用
いるバグフィルター6において濾布材料にたいして弊害
となるため、温風温度は特に60℃〜500℃の範囲と
される。吹き込む温風は、高炉水砕スラグの乾燥工程で
使用した廃熱風、または後述のブロア8よりの廃熱風を
再利用することができ、温度が足りない場合には、送風
管の途中にヒーターなどの加熱装置を設けておき、所定
温度に加熱して供給する。
【0016】温風とともにサイクロン5に移送された細
粒分は、ここで分級・分離され、この内の比較的粗い分
がサイクロン5の下部より粉末度3500〜5000ブ
レーンの精粉PB−2として回収される。粉末度が大き
くなるほど、微細粉の凝集性が大きくなるが、前記温風
吹込みを行うこと、および機械的衝撃・電撃を与えサイ
クロン内面壁・バグフィルター等の付着精粉を落下させ
ることが回収率向上の点から望ましい。さらにサイクロ
ン5での収率および後述のバグフィルター6での収率を
上げるため、予めジエチレングリコール等の分散剤を添
加することも分散性を高めることができ有効である。
粒分は、ここで分級・分離され、この内の比較的粗い分
がサイクロン5の下部より粉末度3500〜5000ブ
レーンの精粉PB−2として回収される。粉末度が大き
くなるほど、微細粉の凝集性が大きくなるが、前記温風
吹込みを行うこと、および機械的衝撃・電撃を与えサイ
クロン内面壁・バグフィルター等の付着精粉を落下させ
ることが回収率向上の点から望ましい。さらにサイクロ
ン5での収率および後述のバグフィルター6での収率を
上げるため、予めジエチレングリコール等の分散剤を添
加することも分散性を高めることができ有効である。
【0017】前記サイクロン5によって分離された微細
分については次いでバグフィルター6に移送され、ここ
で粉末度5000〜10000ブレーンの精粉PB−3
として回収される。ここで、前記サイクロン5への移送
ライン中間で吹き込まれた温風によって、サイクロン5
で分離された微細分がバグフィルター6へ効率的に移送
される。
分については次いでバグフィルター6に移送され、ここ
で粉末度5000〜10000ブレーンの精粉PB−3
として回収される。ここで、前記サイクロン5への移送
ライン中間で吹き込まれた温風によって、サイクロン5
で分離された微細分がバグフィルター6へ効率的に移送
される。
【0018】なお、8は排風のためのブロアであり、7
は排風率の調整のためのダンパーであり、前記温風吹込
み量はダンパー7の調整によって制御される。
は排風率の調整のためのダンパーであり、前記温風吹込
み量はダンパー7の調整によって制御される。
【0019】前記高炉水砕スラグ微粉末の製造フローに
よって得られる各精粉PB−1〜4は、それぞれ異なる
範囲の粉末度を持つ微粉末であるあるが、その粉末度制
御に当たっては、必ずしも一義的に制御されず、温風温
度、温風吹込み量、ブロア排風量、負荷率、セパレータ
回転数等の制御が必要となるが、これらのファクターと
粉末度との相関関係については後述の実施例1によって
明らかにする。
よって得られる各精粉PB−1〜4は、それぞれ異なる
範囲の粉末度を持つ微粉末であるあるが、その粉末度制
御に当たっては、必ずしも一義的に制御されず、温風温
度、温風吹込み量、ブロア排風量、負荷率、セパレータ
回転数等の制御が必要となるが、これらのファクターと
粉末度との相関関係については後述の実施例1によって
明らかにする。
【0020】(実施例1)湿度15%、粒度0〜2.5
mmであって、表1に示す化学成分の生水砕スラグを用
い、種々の条件の変化の下でスラグ高炉微粉末の製造を
行い、粉末度との相関関係について調べた。
mmであって、表1に示す化学成分の生水砕スラグを用
い、種々の条件の変化の下でスラグ高炉微粉末の製造を
行い、粉末度との相関関係について調べた。
【0021】
【表1】
【0022】製造条件の変化としては、負荷を3〜9t/
H の間で変化させた場合(ケース1)、セパレーターの
回転数を360〜540rpm の間で変化させた場合(ケ
ース2)、吹込み風率を0〜100%の間で変化させた
場合(ケース3)、温風温度を30℃〜500℃の間で
変化させた場合(ケース4)、ブロア排風率を60〜8
0%の間で変化させた場合(ケース5)について行い、
それぞれのケースについて製造された微粉末の粉末度
(セパレータ直後の粉末度)との相関関係を調べた。な
お、セパレーター径は1500mm(分級羽根径1395
mm)のものを用いた。
H の間で変化させた場合(ケース1)、セパレーターの
回転数を360〜540rpm の間で変化させた場合(ケ
ース2)、吹込み風率を0〜100%の間で変化させた
場合(ケース3)、温風温度を30℃〜500℃の間で
変化させた場合(ケース4)、ブロア排風率を60〜8
0%の間で変化させた場合(ケース5)について行い、
それぞれのケースについて製造された微粉末の粉末度
(セパレータ直後の粉末度)との相関関係を調べた。な
お、セパレーター径は1500mm(分級羽根径1395
mm)のものを用いた。
【0023】試験の結果、各製造条件の変化と粉末度と
の間には、図2〜図6に示されるように、顕著な相関関
係があることが判明した。先ず、ケース1の場合には、
図2に示されるように、負荷が小さいほど粉末度が大き
くなる結果を得た。したがって、得られる精粉の粉末度
を上げたい場合には負荷を下げるのが望ましいが、収率
との関係からケース2〜5の試験は、5〜7t/Hの範囲
とした。以下、それぞれ、ケース2の場合には図3に示
されるようにセパレーター回転数を上げるほど粉末度が
大きくなることが判明し、ケース3の場合には図4に示
されるように吹込み風率を上げるほど粉末度が大きくな
ることが判明し、ケース4の場合には図5に示されるよ
うに温風温度が高くなるほど粉末度が大きくなることが
判明し、ケース5の場合には図6に示されるようにブロ
ア排風率を上げるほど粉末度が小さくなることが判明し
た。
の間には、図2〜図6に示されるように、顕著な相関関
係があることが判明した。先ず、ケース1の場合には、
図2に示されるように、負荷が小さいほど粉末度が大き
くなる結果を得た。したがって、得られる精粉の粉末度
を上げたい場合には負荷を下げるのが望ましいが、収率
との関係からケース2〜5の試験は、5〜7t/Hの範囲
とした。以下、それぞれ、ケース2の場合には図3に示
されるようにセパレーター回転数を上げるほど粉末度が
大きくなることが判明し、ケース3の場合には図4に示
されるように吹込み風率を上げるほど粉末度が大きくな
ることが判明し、ケース4の場合には図5に示されるよ
うに温風温度が高くなるほど粉末度が大きくなることが
判明し、ケース5の場合には図6に示されるようにブロ
ア排風率を上げるほど粉末度が小さくなることが判明し
た。
【0024】(実施例2)実施例1で得られた各諸元と
粉末度との相関関係を把握した上で、表2に示される各
製造諸元の下、本発明の範囲とされる吹込み風温度15
0℃、300℃、60℃の条件とする試作No1〜3の製
造条件の下で高炉スラグ微粉末を製造するとともに、比
較例として吹込み風温度を本発明範囲外とする30℃〜
10℃(試作No4〜6)、吹込み風なし(試作No8)の
試作No4〜8の製造条件の下で高炉スラグ微粉末を製造
した。なお、No4、No6の負荷は3t/H とし、それ以外
のものは5〜7t/H とした。得られたPB−1〜PB−
4の微粉末の粉末度を表2に示す。また、各試作Noの粒
度構成をみるため、6μm、16μm、48μmの各粒
径別加積通過率(%)を表3に示し、また図7にPB−
2の粒度曲線を示し、図8にPB−3の粒度曲線を示
す。なお、DP50(%)は、加積通過率(%)の50
%部における粒径(μm)を表したものである。
粉末度との相関関係を把握した上で、表2に示される各
製造諸元の下、本発明の範囲とされる吹込み風温度15
0℃、300℃、60℃の条件とする試作No1〜3の製
造条件の下で高炉スラグ微粉末を製造するとともに、比
較例として吹込み風温度を本発明範囲外とする30℃〜
10℃(試作No4〜6)、吹込み風なし(試作No8)の
試作No4〜8の製造条件の下で高炉スラグ微粉末を製造
した。なお、No4、No6の負荷は3t/H とし、それ以外
のものは5〜7t/H とした。得られたPB−1〜PB−
4の微粉末の粉末度を表2に示す。また、各試作Noの粒
度構成をみるため、6μm、16μm、48μmの各粒
径別加積通過率(%)を表3に示し、また図7にPB−
2の粒度曲線を示し、図8にPB−3の粒度曲線を示
す。なお、DP50(%)は、加積通過率(%)の50
%部における粒径(μm)を表したものである。
【0025】
【表2】
【0026】
【表3】
【0027】試験の結果、比較例の試作No4〜7の場合
には、製造条件の変化により、PB−2で4050〜5
000ブレーン品を、PB−3で7230〜10030
ブレーン品を製造することができたが、サイクロン5お
よびバグフィルター6等の捕集機等に結露が認められる
とともに、さらに製品自体に固結が認められた。なお、
製品の収率はPB−2で90〜80%、PB−3で10
〜20%であった。
には、製造条件の変化により、PB−2で4050〜5
000ブレーン品を、PB−3で7230〜10030
ブレーン品を製造することができたが、サイクロン5お
よびバグフィルター6等の捕集機等に結露が認められる
とともに、さらに製品自体に固結が認められた。なお、
製品の収率はPB−2で90〜80%、PB−3で10
〜20%であった。
【0028】一方、本発明例であるNo1〜No3の場合に
は、セパレーター回転数およびブロア排風率を一定と
し、吹込み風率40〜70%、温風温度を60℃〜30
0℃に変化させた場合であるが、PB−2で3890〜
4180ブレーン品を、PB−3で7860〜8360
ブレーン品を製造できた。このように、吹込み風の温度
を上げることで、安定した粉末度と粒度の製品を得る傾
向を示した。また、サイクロン5およびバグフィルター
6等の捕集機等に結露が認めらず、得られた微粉末にも
固結が認められなかった。なお、製品の収率はPB−2
で80〜70%、PB−3で20〜30%であった。
は、セパレーター回転数およびブロア排風率を一定と
し、吹込み風率40〜70%、温風温度を60℃〜30
0℃に変化させた場合であるが、PB−2で3890〜
4180ブレーン品を、PB−3で7860〜8360
ブレーン品を製造できた。このように、吹込み風の温度
を上げることで、安定した粉末度と粒度の製品を得る傾
向を示した。また、サイクロン5およびバグフィルター
6等の捕集機等に結露が認めらず、得られた微粉末にも
固結が認められなかった。なお、製品の収率はPB−2
で80〜70%、PB−3で20〜30%であった。
【0029】
【発明の効果】以上詳説のとおり、本発明によれば、1
ラインの高炉水砕スラグ微粉末製造設備によって、粉末
度の異なる複数品種のブレーン品を得ることができる。
また、セパレータ直後に吹込む温風により前記サイクロ
ンへの粗分の移送が防止され、サイクロンでの分離効率
が向上するとともに、サイクロンからバグフィルターへ
細粒分の移送性が良好となる。また、捕集装置内等での
結露が無くなるとともに、微粉末の固結もなり、安定し
て高品位のスラグ微粉末が製造できる。
ラインの高炉水砕スラグ微粉末製造設備によって、粉末
度の異なる複数品種のブレーン品を得ることができる。
また、セパレータ直後に吹込む温風により前記サイクロ
ンへの粗分の移送が防止され、サイクロンでの分離効率
が向上するとともに、サイクロンからバグフィルターへ
細粒分の移送性が良好となる。また、捕集装置内等での
結露が無くなるとともに、微粉末の固結もなり、安定し
て高品位のスラグ微粉末が製造できる。
【図1】本発明に係る高炉水砕スラグ微粉末の製造フロ
ーを示す図である。
ーを示す図である。
【図2】粉末度と負荷との相関関係図である。
【図3】粉末度とセパレーター回転数との相関関係図で
ある。
ある。
【図4】粉末度と吹込み風率との相関関係図である。
【図5】粉末度と温風温度との相関関係図である。
【図6】粉末度とブロア排風率との相関関係図である。
【図7】実施例2で得られたNo1〜8のPB−2の粒度
曲線図である。
曲線図である。
【図8】実施例2で得られたNo1〜8のPB−3の粒度
曲線図である。
曲線図である。
【図9】従来の粉末度5000程度のブレーン品を得る
ための製造フロー図である。
ための製造フロー図である。
1…高炉水砕スラグ、2…乾燥機、3…粉砕機、4…セ
パレーター、5…サイクロン、6…バグフィルター、7
…ダンパー、8…ブロア
パレーター、5…サイクロン、6…バグフィルター、7
…ダンパー、8…ブロア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 正夫 茨城県鹿島郡鹿島町大字光字光3番地 住 金鹿島鉱化株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】高炉水砕スラグを乾燥し、粉砕機で粉砕し
た後、分級装置により粗粉と細粉とに分級・分離し、粗
粉については前記粉砕機にリターンさせるとともに、細
粉についてはサイクロンおよびバグフィルターの順で通
す高炉水砕スラグ微粉末の製造工程において、 前記分級装置からサイクロンに至る移送ラインの中間に
温度60℃〜500℃の温風吹込みを行い、 前記粉砕機から分級装置に至る移送ラインより粉末度
(ブレーン値;単位cm2/g)2000〜3000ブレーン
品を得、前記分級装置から粉砕機に至る戻りラインから
粉末度1000〜2000ブレーン品を得、サイクロン
より粉末度3500〜5000ブレーン品を得、バグフ
ィルターより粉末度6000〜10000ブレーン品を
それぞれ得ることを特徴とする高炉水砕スラグ微粉末の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22140192A JPH0664947A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 高炉水砕スラグ微粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22140192A JPH0664947A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 高炉水砕スラグ微粉末の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664947A true JPH0664947A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16766179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22140192A Withdrawn JPH0664947A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | 高炉水砕スラグ微粉末の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664947A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006525217A (ja) * | 2003-04-29 | 2006-11-09 | ハント,ゲイリー | セメント系材料 |
US20130337603A1 (en) * | 2012-06-18 | 2013-12-19 | Tel Solar Ag | Method for hydrogen plasma treatment of a transparent conductive oxide (tco) layer |
JP2014189423A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 高炉スラグ微粉末及びそれを配合したセメント組成物 |
JP2020001943A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 宇部興産株式会社 | 高炉スラグ粉末、並びに高炉スラグ粉末を含むセメント組成物及びモルタル組成物、並びにセメント組成物の流動性予測方法 |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP22140192A patent/JPH0664947A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006525217A (ja) * | 2003-04-29 | 2006-11-09 | ハント,ゲイリー | セメント系材料 |
US20130337603A1 (en) * | 2012-06-18 | 2013-12-19 | Tel Solar Ag | Method for hydrogen plasma treatment of a transparent conductive oxide (tco) layer |
JP2014189423A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Denki Kagaku Kogyo Kk | 高炉スラグ微粉末及びそれを配合したセメント組成物 |
JP2020001943A (ja) * | 2018-06-26 | 2020-01-09 | 宇部興産株式会社 | 高炉スラグ粉末、並びに高炉スラグ粉末を含むセメント組成物及びモルタル組成物、並びにセメント組成物の流動性予測方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |