JPH0664837B2 - 音声信号再生装置 - Google Patents

音声信号再生装置

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JPH0664837B2
JPH0664837B2 JP3096769A JP9676991A JPH0664837B2 JP H0664837 B2 JPH0664837 B2 JP H0664837B2 JP 3096769 A JP3096769 A JP 3096769A JP 9676991 A JP9676991 A JP 9676991A JP H0664837 B2 JPH0664837 B2 JP H0664837B2
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signal
audio signal
noise
dropout
circuit
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JP3096769A
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由純 綿谷
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、周波数変調映像信号と
周波数変調音声信号とが回転ヘッドにより同一磁気テー
プ上に記録された記録媒体からの再生信号中より音声信
号をパルス性雑音なしに再生するための雑音除去回路を
備えた音声信号再生装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、音声信号を周波数変調(FM変
調)して記録した記録媒体より音声信号を再生する場合
には、ドロップアウトなどに起因する再生信号欠如、あ
るいは、例えばヘリカルスキャン形磁気テープ記録再生
装置の回転ヘッドで記録した場合の再生トラック切換時
点におけるような再生音声FM信号の不連続などによっ
て大振幅の雑音が発生することが避けられなかった。そ
のため、例えばドロップアウト期間は音声信号増幅器の
出力信号レベルを絞り切るようにしてあるいはドロップ
アウト期間直前の信号レベルをドロップアウト期間中保
持する前値保持回路を用いるなどして雑音を除去してき
た。 【0003】図1は、従来用いられてきた雑音除去回路
による動作を示す再生音声信号波形図である。図1にお
いて、(イ)は再生された音声FM信号波形、(ロ)は
FM復調され低域通過瀘波器(LPF)にて不要周波数
成分を除去された音声信号、(ハ)はドロップアウト検
出信号、(ニ)はドロップアウト検出信号(ハ)に基づ
いて雑音除去された音声信号波形である。また△Tはド
ロップアウト期間を示す。 【0004】図1(イ)に示したドロップアウト期間△
T中は、再生音声信号には(ロ)に示すような大振幅の
雑音が発生する。一方、再生された音声FM信号(イ)
を振幅検波することによって(ハ)に示すようなドロッ
プアウト検出信号を得ることができる。したがって、
(ハ)に示す信号を用いてドロップアウト発生直前の再
生音声信号レベルをドロップアウト期間△T中保持す
る、いわゆる前値保持によって(ニ)に示すようなほぼ
雑音除去された音声信号が得られる。 【0005】しかし、FM復調後の音声信号中のドロッ
プアウト等に起因する雑音は単にドロップアウト期間だ
けに留まらず、ドロップアウト後にもトランジェントを
伴なっている。これは、再生信号中から音声FM信号を
抽出する帯域通過瀘波器(BPF)および復調後の音声
信号中より不要周波数成分を除去するための低域通過瀘
波器(LPF)によって帯域制限されるために前記BP
FまたはLPFのカットオフ時定数に相当するトランジ
ェントを発生するためである。 【0006】また、ヘリカルスキャン形磁気テープ記録
再生装置を用いて回転ヘッドで周波数変調音声信号を記
録再生する場合には、再生トラック切換時点で再生信号
の搬送波の位相が当然不連続となる。そのため、復調後
の音声信号中にはこの時点で図4(b)に示すような大
振幅の雑音が発生する。このトラック切換時点での雑音
の発生は、図4(a)に示すようにドロップアウトと異
なり搬送波には大きな振幅の変動がないため、ドロップ
アウト検出回路では検出することができない。さらに、
この雑音の持続期間は、トラック切換に要するきわめて
短い時間ではなく、ドロップアウト後のトランジェント
と同様のトランジェントによる期間が主となる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】したがって、図1に示
したような動作を行なう雑音除去回路では前記トランジ
ェントの部分が除去されないばかりでなく、再生トラッ
ク切換時点での雑音を除去することが困難であった。 【0008】本発明の目的は、上述の如き従来技術の欠
点を解決するためになされたものであり、ヘリカルスキ
ャン形磁気記録再生装置を用いて回転ヘッドにより周波
数変調音声信号を記録再生する場合でも、実用上問題な
いレベルにまで雑音を軽減することのできる音声信号再
生装置を提供するにある。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、ドロップアウト発生時とトラック切換時との双方の
場合に、雑音の発生を防止する雑音除去回路が設けられ
る。 【0010】 【作用】雑音除去回路に雑音除去動作を行なわせる制御
信号として、ドロップアウトの発生を検出する検出信号
とトラック切換信号との両信号を用いることにより、い
ずれの場合においても雑音除去動作が行われる。 【0011】 【実施例】図2は、本発明の一実施例を示すブロック図
である。同図において、1は再生信号入力端子、2は音
声FM信号抽出用のBPF、3はFM復調器、4は不要
周波数成分除去用のLPF、5は前値保持回路、6はド
ロップアウト検出回路、7は単安定マルチバイブレー
タ、8はOR回路、9は再生音声信号出力端子である。 【0012】図3は、図2に示した回路の各部信号波形
図である。図3において、(ニ)はドロップアウト検出
回路6によって検出されたドロップアウト検出信号
(ハ)の後縁にてトリガされた単安定マルチバイブレー
タ7の出力信号波形、(ホ)はOR回路8の出力信号波
形、(ヘ)は前値保持回路5の出力信号波形である。な
お、(イ),(ロ),(ハ)は図1に示した波形と同一
である。 【0013】次に図2,図3を参照して動作を説明す
る。再生信号入力端子1から入力された再生信号中より
BPF2では音声FM信号のみを抽出する。BPF2の
出力信号波形は図3(イ)に示すごとくドロップアウト
期間では信号が無くなって雑音成分だけとなるため、F
M復調器3にて復調されLPF4を通過した音声信号の
ドロップアウト期間には図3(ロ)に示すごとくの大振
幅の雑音が発生する。 【0014】一方、このような再生信号のドロップアウ
ト期間は、再生信号振幅を検波するドロップアウト検出
回路6にて検出することができる。図3(ハ)はこのよ
うにして検出したドロップアウト検出信号である。とこ
ろが前述したごとくLPF4の出力信号においてはBP
F2およびLPF4での帯域制限の影響を受けてドロッ
プアウト期間後にもトランジェントを発生するため、ド
ロップアウト検出信号(ハ)によって直接前値保持回路
5にて前値保持しただけでは雑音は完全には除去できな
い。これを改善するために前記トランジェント期間に相
当する期間をも含めて前値保持することによって雑音を
除去している。すなわち、単安定マルチバイブレータ7
によってドロップアウト期間終端をトリガとしてトラン
ジェント期間に相当する図3(ニ)に示すパルスを発生
し、OR回路8にて図3(ハ)に示すドロップアウト検
出信号パルスと前記(ニ)に示すパルスのORをとるこ
とによって図3(ホ)に示すパルスを発生する。このよ
うにして得られた(ホ)のパルスを用いて前値保持回路
5を動作させることによって、ドロップアウトに起因す
る雑音をほぼ完全に除去することができる。 【0015】次に、ヘリカルスキャン形磁気記録再生装
置を用いた場合の再生トラック切換時点における雑音の
除去について説明する。この場合の雑音は、図4(a)
に示すように再生トラック切換時点tcのFM信号の不
連続に起因するものであるから、同図(b)に示すよう
にこの雑音の発生するタイミングtcはあらかじめ明ら
かであり、図4(c)に示す再生トラックの切換を指示
する再生トラック切換信号自体を用いて簡単に同図
(d)に示すような前値保持の指示信号を作り出すこと
ができる。この指示信号のパルス幅は、トランジェント
期間に相当する幅の図3(ニ)に示したパルスと同程度
の幅にすれば良いことは言うまでもない。したがって、
この図4(d)に示した指示信号を図2の前値保持回路
5に印加すれば、図4(e)に示すようにインパルス性
雑音を除去することができる。 【0016】また、ヘリカルスキャン形磁気テープ録画
再生装置などにおいては、このような再生トラック切換
時の雑音除去と前記したドロップアウト期間の雑音除去
とを同一の回路にて兼用することもできるのはいうまで
もない。 【0017】すなわち、例えば図2に示すように、前値
保持回路5にドロップアウト検出に基づく前値保持の動
作をさせるパルス信号の外に上記図4(d)に示した指
示信号を端子10を介して印加するようにすれば良い。 【0018】なお、ドロップアウト期間終端で前値保持
期間を延長する期間、及び再生トラック切換時点におけ
る前値保持の期間は、前記したトランジェント期間を含
むようにすれば良く、必要以上に過度に長くすると前値
保持による波形歪が増加するので好ましくないことは明
らかである。 【0019】 【発明の効果】以上説明したように、本発明を用いれ
ば、FM変調された音声信号の再生信号中のドロップア
ウト、あるいは再生トラック切換時点におけるFM信号
の不連続などに起因する大振幅の雑音を簡単な回路構成
にてほぼ完全に除去することが可能となり、その効果は
大である。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来の雑音除去回路による動作を示すための再
生音声信号波形図、 【図2】本発明の一実施例を示すブロック図、 【図3】図2に示した回路の各部信号波形図、 【図4】再生トラック切換時点の雑音除去を説明する信
号波形図。 【符号の説明】 2…BPF 3…FM復調器 4…LPF 5…前値保持回路 6…ドロップアウト検出回路 7…単安定マルチバイブレータ 8…OR回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.磁気テープの長手方向に対して一定角度傾斜したト
    ラックとしてヘリカルスキャン形記録方式で記録された
    周波数変調音声信号を順次トラックを切換えて再生・復
    調する音声信号再生装置であって、上記トラックから再
    生された再生信号中から上記周波数変調音声信号を抽出
    する帯域通過瀘波器と、上記帯域通過瀘波器の出力信号
    を周波数復調する周波数復調回路と、上記周波数復調回
    路の出力信号中から不要周波数成分を除去する低域瀘波
    器と、上記低域瀘波器からの復調音声信号中の雑音を除
    去する雑音除去回路とからなり、この雑音除去回路は、
    上記再生信号のドロップアウトを示すドロップアウト検
    出信号と再生されるトラックの切換を指示する再生トラ
    ック切換信号とに応じて雑音除去動作を行うことを特徴
    とする音声信号再生装置。 2.上記雑音除去回路は、上記ドロップアウト検出信号
    および再生トラック信号に応じて、上記復調音声信号を
    所定の期間保持する前値保持回路からなる、ことを特徴
    とする請求項1記載の音声信号再生装置。
JP3096769A 1991-04-26 1991-04-26 音声信号再生装置 Expired - Lifetime JPH0664837B2 (ja)

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JP3096769A JPH0664837B2 (ja) 1991-04-26 1991-04-26 音声信号再生装置

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JP55115960A Division JPS5740711A (en) 1980-08-25 1980-08-25 Audio signal reproducing device equipped with noise eliminating circuit

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Publication Number Publication Date
JPH04228151A JPH04228151A (ja) 1992-08-18
JPH0664837B2 true JPH0664837B2 (ja) 1994-08-22

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