JPH0664796B2 - 磁気記録再生装置のスロ−トラツキング装置 - Google Patents

磁気記録再生装置のスロ−トラツキング装置

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JPH0664796B2
JPH0664796B2 JP59018356A JP1835684A JPH0664796B2 JP H0664796 B2 JPH0664796 B2 JP H0664796B2 JP 59018356 A JP59018356 A JP 59018356A JP 1835684 A JP1835684 A JP 1835684A JP H0664796 B2 JPH0664796 B2 JP H0664796B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は磁気記録再生装置の間欠送りスローモーション
制御に係り、特にスロートラッキングに好適な自動制御
装置に関する。
〔発明の背景〕
従来の間欠送りスローモーションいわゆるファインスロ
ー時のトラッキング手段をみるに全て手動操作となって
いたので、カセットテープを交換してファインスロー再
生を見る毎に、スロートラッキング調整を操作する必要
があり、非常に不便であるという欠点があった。さらに
スロートラッキング用調整ボリウムは一般にリモートコ
ントロールボックスに設けられているため、本体とリモ
ートコントロール間の布線が増すなどの欠点もあった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は上記従来技術の欠点を解消するため、フ
ァインスロー時のトラッキング調整を自動化した、磁気
記録再生装置のスロートラッキング装置を提供するにあ
る。
〔発明の概要〕
本発明の主眼は、ファインスロー時の再生画面中のノイ
ズ位置を検出し、このノイズ位置が画面外に追い込まれ
るように自動的にトラッキング遅延量を可変して、この
自動トラッキング操作を数回繰り返した後、自動トラッ
キング機能を停止させる点にある。
また、本発明は、テープを間欠駆動してテープ移動時の
1フレーム送りとテープ停止時のスチル再生とを繰り返
すことによって、いわゆる間欠送りスローモーション再
生を行なうことのできる磁気記録再生装置において、ビ
デオヘッドを取り付けたシリンダモータの回転に同期す
るヘッド切り換え信号を発生するヘッド切り換え信号発
生手段と、スローモーション再生のためスタート信号及
びストップ信号により磁気テープをスタート及びストッ
プするスタートストップ制御手段と、前記スチル再生の
期間に再生信号中のトラッキングずれに基づくノイズを
検出するノイズ検出手段と、前記ヘッド切り換え信号を
2逓倍して1フィールド周期に等しい周期の逓倍信号を
出力する逓倍手段と、検出されたノイズと前記ヘッド切
り換え信号に基いて作成された垂直帰線期間信号との1
フィールド以内の時間差を、前記逓倍信号により1フィ
ールド毎に計測するノイズ位置計測手段と、前記ヘッド
切り換え信号を遅延して前記スタートストップ制御手段
に対する前記スタート信号を生成する第1の遅延手段
と、テープ上から再生されたコントロール信号を遅延し
て前記スタートストップ制御手段に対する前記ストップ
信号を生成する、遅延量が制御可能な第2の遅延手段
と、前記計測された時間差に応じて前記第2の遅延手段
の遅延量を制御する遅延制御手段とを具備し、前記第1
の遅延手段は、その遅延量が、前記1フレーム送り時再
生信号中のノイズが発生しないスタートタイミング即ち
ノイズが最小となるテープ移動開始タイミングで前記ス
タート信号が得られるように設定されており、前記遅延
制御手段は、前記スチル再生時の再生信号中のノイズが
垂直帰線期間に追い込まれる位置にテープが停止するタ
イミングで、前記ストップ信号が得られるように、前記
計測された1フィールド以内の時間差に応じて前記第2
の遅延手段の遅延量を制御する構成とされたことを特徴
とする。
また、具体的な構成として、前記ノイズ位置計測手段
は、前記ノイズ位置が前記逓倍信号の前半周期と後半周
期のいずれかにあるかを弁別することにより、このノイ
ズ位置が前後する垂直帰線期間信号間の中点よりも前寄
りにあるか後寄りにあるかを判別する手段(22,2
4)を含み、前記遅延制御手段は、前記ノイズ位置が前
記前寄りにあるときには前記追い込みが前方の垂直帰線
期間に対して行なわれ、前記ノイズ位置が前記後寄りに
あるときには前記追い込みが後方の垂直帰線期間に対し
て行なわれるように、前記第2の遅延手段の遅延量を制
御する構成とされる(第4図〜第6図)。
[発明の実施例] 以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。第1
図において1は磁気テープ,2はキャプスタンモータ,
3は駆動アンプ,4は速度制御手段,5はスイッチ,6
はシリンダモータ,7は速度位相制御手段,8はシリン
ダの位相検出手段,9は波形整形回路、10はビデオヘッ
ド,11は信号処理回路,12はコントロールヘッド,13は
増幅波形整形回路,14はファインスロー制御手段であ
り、このファインスロー制御手段14は分周回路15,遅延
手段16,トラッキング遅延手段17,遅延制御手段18,ス
タートストップ制御手段19で構成される。さらに遅延制
御手段18はノイズ検出回路20,ノイズ位置自動制御手段
21で構成される。
次に動作を説明する。まず通常再生時においては、シリ
ンダモータ6は速度位相制御手段7により一定速度で回
転し、基準信号(図示せず)に対し所定位相で制御駆動
されている。一方キャプスタンモータ2は駆動アンプ3
を介して速度制御手段4により一定速度で回転するとと
もに、位相制御手段(図示せず)により上記基準信号に
対し所定位相で制御駆動されている。
さて今スロー指令信号が入力されると、まず一旦キャプ
スタンモータ2は停止する。その後スイッチ5とファイ
ンスロー制御手段14により、キャプスタンモータ2は起
動と停止を繰り返し、テープ1は間欠的に送られる。こ
こでファインスロー制御手段14には上記スロー指令信号
の他に3つの信号が入力されている。つまりシリンダモ
ータ6の回転位相を位相検出手段8で検出し、さらに波
形整形回路9により得られたヘッド切換え信号(以下H
S信号と略称する)と、ビデオヘッド10からの再生信号
を信号処理回路11により処理した再生映像信号と、テー
プ1上のコントロールパルスをコントロールヘッド12で
再生し、増幅波形整形回路13により得たコントロール信
号(以下CTL信号と略称する)とが入力されている。
第2図を併用して動作を説明すると、スロー指令の入力
と共にスイッチ5は一旦開放になり、キャプスタンモー
タ2は一旦停止する。その後ファインスロー制御手段14
により、スイッチ5は開閉しキャプスタンモータ2は起
動と停止を繰り返し、テープ1を1フレーム長づつ間欠
的に送る。
この様子は第2図のように、まずHS信号は分周回路15
により適当に分周される。(同図では4分周で示してあ
る)この分周出力(第2図(2))により遅延手段16はト
リガされ、この遅延量によりキャプスタンモータ2のス
タートタイミングが決定される。つまりスタートストッ
プ制御手段19の出力(第2図(4))は遅延手段16の出力
の立下り端で“H”となり、スイッチ5を閉じる。この
結果キャプスタン2は起動し、テープ1は移動し始め
る。その後最初のCTL信号がコントロールヘッド12に
より検出されると、そのCTL信号によりトラッキング
遅延手段17はトリガされる。この遅延手段17の遅延量に
よりキャプスタンモータ2のストップタイミングが決定
され、スイッチ5の閉開信号(第2図(4))は“L”に
立下る。以上の一連の動作は分周出力の周期毎に1回行
われる。
以上の動作において遅延手段16の遅延量は、テープ1の
移動開始のタイミングを決定するものである。このタイ
ミングはテープ移動時の送りノイズが発生しないように
つまり最小となるように調整される。一方、トラッキン
グ遅延手段17の遅延量は、テープ1の停止タイミングつ
まりは停止位置を決定するものである。この停止タイミ
ングを変化させることにより、テープの停止位置は変化
して、スチル時のノイズ位置を変化させることができ
る。
上記動作を第3図により説明する。第3図は記録テープ
パターンと再生時のヘッドのトレース状態をグラフ状に
示したものである。このグラフの詳細な見方は文献“横
堀、他2名:VTRトラックパターンの一解析法:TV
学会,MR80−8(昭55−9)”に記載されているので
詳しい説明は省略する。再生トレース帯が横軸と平行な
状態はテープ停止状態を、斜線と平行な状態は通常再生
状態を示している。さて状態Aは正確にファインスロー
動作が行われた状態である。つまり通常再生動作時には
再生トレース状態が、斜線区間にぴったり一致してお
り、したがって送りノイズは発生しない。またテープ送
り後のテープ停止位置も再生トレース状態が横線区間に
完全一致しており、バーノイズのないスチル再生となっ
ている。つまりジャストトラッキング状態であり、ノイ
ズレススチル再生となっている。
次に状態Bはトラッキング遅延手段17の遅延量を短くし
た場合で、トラッキングをずらした状態を示してある。
このときテープ送り後のテープ停止位置は、トレース状
態が横軸区間から少しずれており、トラッキングがずれ
てノイズが発生している。この状態でファインスローを
繰り返すと、常にノイズの発生したスロー画となる。
そこで第1図の実施例では、信号処理回路11の出力を用
いて、ノイズ検出回路20においてノイズを検出する。こ
のノイズ検出信号は次段のノイズ位置自動制御手段21に
印加され、HS信号と比較してノイズ位置を検出する。
このノイズ位置自動制御手段21では、検出したノイズ位
置に従って、トラッキング遅延手段17の遅延量を制御す
る。この制御方法は、スタートストップ制御手段19によ
りテープ1を1フレーム分移動させた後、ノイズ位置を
検出し、次の動作時のトラッキング遅延手段17の遅延量
を設定する。したがって次にスタートストップ制御手段
19によりテープ1を1フレーム分移動させると、ストッ
プタイミングは設定された上記遅延量により定まり、ノ
イズ位置は垂直帰線期間に近づく。ここで再度ノイズ位
置を検出し、再び次の動作のためにトラッキング遅延手
段17の遅延量を再設定する。したがってさらに次のフレ
ーム送り後はノイズ位置はより垂直帰線期間に近づいて
停止状態になる。以上の動作の数回繰り返すことによ
り、ノイズ位置を垂直帰線期間に追い込むことが可能で
ある。
以上の説明はノイズ位置自動制御手段21の基本動作を述
べたものであり、次に詳細な一実施例を第4図に示す。
同図において22は2逓倍回路,23はゲート信号発生回
路,24,25はラッチ回路,26はパルス発生回路,27はア
ップダウンカウンタ,28はANDゲート,29はスイッチ
であり、これらによりノイズ位置自動制御手段21は構成
される。一方、アップダウンカウンタ27の出力は次段の
トラッキング遅延手段17に印加される。この遅延手段17
は、フリップフロップ30(以下FFと略記する)、遅延
カウンタ31,計数値検出器32で構成されている。
次に第5図を並用して動作を説明する。まずヘッドSW
信号(HS信号)は2逓倍回路22により第5図(2)の信
号に変形される。つまり1フレーム周期のHS信号の各
エッヂで立上り、“H”レベルと“L”レベルの期間が
ほぼ等しく周期が1フィールド周期(1垂直周期)に等
しい信号となる。一方ゲート信号発生回路23では、HS
信号の各エッヂより垂直帰線期間に相当するパルス幅
(Lレベル)のゲート信号を出力する。これらの信号は
ともに次段のラッチ回路24,25のデータ端子に入力され
ている。
一方、ノイズ信号はスイッチ29を介して、パルス発生回
路26に入力され、この回路でラッチパルスLとクロック
パルスCを順次出力する。ラッチパルスLによりラッチ
回路24,25はデータを取り込む。ここでラッチ回路24の
出力は、次段アップダウンカウンタ27のアップダウン端
(U/D端)に接続され、カウンタ27のモードを決定す
る。ラッチ回路25の出力はANDゲート28に接続され、
パルス発生回路26からのクロックパルスCをゲートす
る。このANDゲート28の出力は、次段アップダウンカ
ウンタ27のトリガ端(T端)に入力されている。つまり
第5図のノイズ信号(4)のa,bのように、ゲート信号
発生回路23の出力が“H”レベルの期間にノイズ信号が
入力された場合には、ラッチ回路25の出力は“H”とな
り、ANDゲート28はクロックパルスCを通過させ、ノ
イズ信号(4)のCの場合にはクロックパルスCを通過さ
せない。つまりこの状態Cの場合には、アップダウンカ
ウンタ27は動作せず、そのカウント情報は変化しないこ
とになる。このアップダウンカウンタ27のカウント情報
は、次段トラッキング遅延手段17の遅延カウンタ31のプ
リセット値を決定している。
ここでトラッキング遅延手段17の動作を第6図を並用し
て説明する。まず初期状態としてFF30はセットされ、
その出力は“H”であり、遅延カウンタ31はプリセット
状態にある。このとき計数値検出器32の出力は“L”レ
ベルにある。さてコントロール信号(CTL信号)が入
力されるとFF30は反転して、遅延カウンタ31はプリセ
ットを解除し、クロック入力を計数し始める。その後計
数値検出器32の設定値と等しいまで計数すると、計数値
検出器32の出力は“H”に反転し、FF30はセットされ
る。したがってその出力は第6図(2)ようになる。
さて今ノイズ信号が第5図(4)のa状態にあるとする。
このときU/D信号は“L”であり、アップダウンカウ
ンタ27はダウンモードにある。したがってノイズ信号の
直後に発生するパルス発生回路26からのクロックパルス
Cにより、アップダウンカウンタ27はその計数値を1つ
小さくする。この結果、次段の遅延カウンタ31のプリセ
ット値が、第6図(3)のようにN1からN2(N2<N1)に変
化する。ここで計数値検出器32の設定値を、各ビット出
力が“H”の状態、つまり(2n−1)とすると、遅延カ
ウンタ31の動作は第6図(3)のようにより長くなる。つ
まり第1図,第2図で示したように、トラッキング遅延
手段17の遅延量が長くなると、テープ1の停止タイミン
グは遅くなる。つまり第3図の状態Bから状態Aに近づ
き、ノイズ位置は第5図(4)の状態bとなり、垂直帰線
期間に近づく。
さらにもう一度、テープ1をフレーム長送ると、アップ
ダウンカウンタ27の計数値はさらに小さくなり、トラッ
キング遅延手段17の遅延量はより長くなる。この結果、
ノイズ信号の位置は第5図(4)の状態Cとなり、垂直帰
線期間に追い込まれる。この状態になると上記説明のよ
うにラッチ回路25の出力は“L”となり、クロックパル
スCの通過を停止する。つまりアップダウンカウンタ27
は計数を停止し、カウント情報を保持する。
以上は、最初のノズル信号の位置が第5図(4)の状態
a、即ち前後する垂直帰線期間の中点よりも後方に位置
した場合で、この場合、ノズル位置は上記のように状態
a→b→cのように後側の垂直帰線期間に近づき追い込
まれて行くが、最初のノイズ信号の位置が前後する垂直
帰線期間の中点よりも前方に位置した場合には、第4
図,第5図において、このとき逓倍回路22の出力が
“H”レベルであるため、アップダウンカウンタ27はア
ップモードとなり、ノイズ位置は逆に前側の垂直帰線期
間に向って近づき追い込まれて行く。
ここでスイッチ29の動作であるが、テープ1を駆動して
いる期間中は、ノイズ位置が1フレーム分だけ移動す
る。この期間中にHS信号の情報をラッチすると、誤動
作し易くなるため、ノイズ信号の入力を禁止するために
設けてある。またスイッチ29が閉じている期間は、HS
信号の1周期のみで十分である。
以上の構成においては、ノイズ位置が垂直帰線期間に追
い込まれていない場合には、遅延カウンタ31のプリセッ
ト値変化量で定まる遅延時間変化分しか、ノイズ位置の
移動はなかった。つまりノイズ位置が画面中央に存在し
た場合には、ノイズ追い込みに少し多くのファインスロ
ー回数を必要とする。
そこでノイズ位置に関係なく、ほぼ1回のファインスロ
ー動作で、ほぼノイズを追い込める一実施例を第7図に
示す。同図において33はFF,34はパルス発生回路,35
は時間差カウンタ,36はラッチ群,37は逐次加算器,38
はスイッチであり、他は第4図と同様である。第7図に
おいてスイッチ29,38はテープ移動のない状態でのHS
信号の1周期のみ閉じる。初期状態ではFF33,時間差
カウンタ35,逐次加算器37はリセット状態にある。さ
て、第8図を並用して動作を説明すると、スイッチ29,
38が閉じるとノイズ信号が入力され、FF33はセットさ
れ、次段のANDゲート28を開いてクロック信号を供給
し、時間差カウンタ35はこれを計数し始める。その後H
S信号を2逓倍した信号立上り端が、2逓倍回路22より
出力されると、FF33はトリガされその出力を“L”に
反転し、時間差カウンタ35は計数を停止する。一方パル
ス発生回路34では2逓倍信号の立上り端によりまずラッ
チパルスLを出力し、続いてリセットパルスRを出力す
る。このラッチパルスLにより時間差カウンタ35の計数
情報はラッチ群36に取り込まれ、続いてリセットパルス
Rにより時間差カウンタ35はリセットされる。同時にこ
のリセットパルスRは逐次加算器37の加算指令トリガ端
Tにも印加され、一回のみ加算を行う。この逐次加算器
37の動作は、トリガ入力により保持情報とデータ入力と
を加算し、再び保持するものである。この逐次加算器37
の出力は、第4図と同様に次段トラッキング遅延手段17
の遅延カウンタ31のプリセット値を決定する。ただし遅
延量の変化方向を合わせるため、第8図(7)の逐次加算
器37の出力は逆相出力で示してある。
以上の動作においては、最初の遅延量補正においてノズ
ル信号と垂直帰線期間(HS信号の両方のエッヂ部)と
の時間差を直接計測し、この計測値に見合った量だけ、
次段遅延カウンタ31のプリセット値を修正する。したが
って次のファインスロー動作時には、急激にノイズ位置
は垂直帰線期間に近づく。その後のわづかの位置ずれ
も、次の遅延量補正によりほぼ完全に補正され、ノイズ
は追い込まれることになる。もちろんノイズ追い込みが
完了した時点で、上記のスイッチ29,38を開いてノイズ
位置自動制御手段21の動作を停止することも可能であ
る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ファインスロー時のトラッキング調整
を自動化できるので、トラッキング調整ボリウムを不要
とし、カセット交換毎に必要だったファインスロー時の
トラッキング調整を不要として使い易くするとともに、
リモートコントロールボックスへの布線を減らすことが
できるなどの効果がある。
また、本発明によれば、1フレーム送りとスチル再生と
を繰り返す間欠送りスローモーション再生装置におい
て、検出されたノイズ位置に応じて第2の遅延手段の遅
延量即ちテープストップタイミングを自動的に制御する
ことにより、次々のスチル再生期間におけるトラッキン
グずれに基づくノイズ位置を垂直帰線期間に自動的に追
い込むことができるだでなく、第1の遅延手段を設けて
その遅延量従ってテープスタートタイミングを、1フレ
ーム送り時即ちテープ移動時の再生ノイズが最小となる
ように設定したので、フレーム送り時にもノイズが発生
せず、従ってフレーム送り及びスチル再生の全期間に亘
りトラッキングずれに基づくノイズを低減することがで
きるという効果が得られる。この場合、第2の遅延手段
の入力としてテープから再生したコントロール信号を用
いているので、テープ駆動制御系は閉ループのいわゆる
フィードバックの制御系を構成し安定で高精度の制御を
行なうことができる。
また、本発明では、ヘッド切り換え信号を2逓倍して1
フィールド周期の逓倍信号を得、この逓倍信号を用い
て、検出ノイズと垂直帰線期間信号との1フィールド以
内の時間差を1フィールド毎に計測し、この計測した1
フィールド以内の時間差に応じて第2の遅延手段の遅延
量を制御することにより前記ノイズを垂直帰線期間に追
い込むようにしたので、その追い込み幅は最大でも1フ
ィールド以下となり、検出ノイズと垂直帰線期間との1
フレーム以内の時間差を1フレーム毎にチェック(計
測)する従来装置に比べて追い込み幅が半減し、追い込
み時間を短縮することができる。また、従来技術のよう
に追い込み幅が1フィールドを越えて1フレーム近くな
ると追い込み時にノイズが画面上を垂直方向に2回横切
ることがあるが、本発明では追い込み幅が最大1フィー
ルドであるため、ノイズが画面に表われた場合でもノイ
ズは垂直方向に1回横切るだけである。
この場合特に、本発明では検出ノズル位置が前記逓倍信
号の前半周期と後半周期のいずれにあるかを弁別するこ
とにより、このノイズ位置が前後する垂直帰線期間の中
点よりも前寄りにあるか後寄りにあるかを判別し、前寄
りにあるときは前側の垂直帰線期間に、後寄りにあると
きは後側の垂直帰線期間に、ノイズを追い込むようにし
たので、常に一方の側の垂直帰線期間に追い込むものに
比べて追い込み幅は更に半分即ち1/2フィールド以下
となり、追い込み時間を更に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す回路図、第2図は第1
図の動作説明のための要部波形図、第3図はファインス
ロー時のトラックトレース図、第4図は本発明の他の一
実施例を示す回路図、第5図,第6図は第4図の要部波
形図、第7図は本発明のさらに他の一実施例を示す回路
図、第8図は第7図の要部波形図である。 14…ファインスロー制御手段 15…分周回路 16…遅延手段 17…トラッキング遅延手段 18…遅延制御手段 20…ノイズ検出回路 21…ノイズ位置自動制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 勇夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所家電研究所内 (72)発明者 稲場 雄二 茨城県勝田市大字稲田1410番地 株式会社 日立製作所東海工場内 (72)発明者 高橋 孝 東京都小平市上水本町1479番地 日立マイ クロコンピユータエンジニアリング株式会 社内 審査官 手島 聖治 (56)参考文献 特開 昭58−224459(JP,A) 特開 昭57−210783(JP,A) 特開 昭59−117750(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープを間欠駆動してテープ移動時の1フ
    レーム送りとテープ停止時のスチル再生とを繰り返すこ
    とによって、いわゆる間欠送りスローモーション再生を
    行なうことのできる磁気記録再生装置において、 ビデオヘッドを取り付けたシリンダモータの回転に同期
    するヘッド切り換え信号を発生するヘッド切り換え信号
    発生手段と、 スローモーション再生のためスタート信号及びストップ
    信号により磁気テープをスタート及びストップするスタ
    ートストップ制御手段と、 前記スチル再生の期間に再生信号中のトラッキングずれ
    に基づくノイズを検出するノイズ検出手段と、 前記ヘッド切り換え信号を2逓倍して1フィールド周期
    に等しい周期の逓倍信号を出力する逓倍手段と、 検出されたノイズと前記ヘッド切り換え信号に基いて作
    成された垂直帰線期間信号との1フィールド以内の時間
    差を、前記逓倍信号により1フィールド毎に計測するノ
    イズ位置計測手段と、 前記ヘッド切り換え信号を遅延して前記スタートストッ
    プ制御手段に対する前記スタート信号を生成する第1の
    遅延手段と、 テープ上から生成されたコントロール信号を遅延して前
    記スタートストップ制御手段に対する前記ストップ信号
    を生成する、遅延量が制御可能な第2の遅延手段と、 前記計測された時間差に応じて前記第2の遅延手段の遅
    延量を制御する遅延制御手段とを具備し、 前記第1の遅延手段は、その遅延量が、前記1フレーム
    送り時の再生信号中のノイズが最小となるテープ移動開
    始タイミングで前記スタート信号が得られるように設定
    されており、 前記遅延制御手段は、前記スチル再生時の再生信号中の
    ノイズが垂直帰線期間に追い込まれる位置にテープが停
    止するタイミングで、前記ストップ信号が得られるよう
    に、前記計測された1フィールド以内の時間差に応じて
    前記第2の遅延手段の遅延量を制御する構成とされたこ
    とを特徴とする、 磁気記録再生装置のスロートラッキング装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の装置におい
    て、前記ノイズ位置計測手段は、前記ノイズ位置が前記
    逓倍信号の前半周期と後半周期のいずれにあるかを弁別
    することにより、このノイズ位置が前後する垂直帰線期
    間信号間の中点よりも前寄りにあるか後寄りにあるかを
    判別する手段を含み、 前記遅延制御手段は、前記ノイズ位置が前記前寄りにあ
    るときには前記追い込みが前方の垂直帰線期間に対して
    行なわれ、前記ノイズ位置が前記後寄りにあるときには
    前記追い込みが後方の垂直帰線期間に対して行なわれる
    ように、前記第2の遅延手段の遅延量を制御する構成と
    したことを特徴とする、 磁気記録再生装置のスロートラッキング装置。
JP59018356A 1984-02-06 1984-02-06 磁気記録再生装置のスロ−トラツキング装置 Expired - Lifetime JPH0664796B2 (ja)

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