JPH0664671B2 - 警報確認装置 - Google Patents

警報確認装置

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JPH0664671B2
JPH0664671B2 JP57091380A JP9138082A JPH0664671B2 JP H0664671 B2 JPH0664671 B2 JP H0664671B2 JP 57091380 A JP57091380 A JP 57091380A JP 9138082 A JP9138082 A JP 9138082A JP H0664671 B2 JPH0664671 B2 JP H0664671B2
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治 今井
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は警報上の諸事象を検知する事象検知手段の事象
情報を受信してこの情報の虚実を確認し、実事象情報を
外部、例えば遠隔地の監視装置へ送出する警報確認装置
に関する。
近年、防火、防犯、設備管理等の集中管理化に伴い、一
つの管理区域内に警報上の諸事象、例えば火災又はこれ
に付随した煙発生、あるいは侵入者の侵入等の事象を検
知して対応の検知信号を発する事象検知手段と、その事
象検知手段の発する検知信号を受けて警報処置を施すか
又は施すと共に警報信号を遠隔地の集中管理用監視装置
へ送出する警報システムが普及しつつある。この後者の
場合に、警報信号を受けた遠隔地の監視装置において
は、警備員の派遣等の必要処置を採るためにこの監視装
置に送られる警報信号は虚報でなく、実際にその管理区
域内に当該事象が発している実報であることが必要であ
る。
依って本発明の目的は警報上の事象を事象検知手段によ
って検知受信すると共にその事象検知手段により検知さ
れた事象情報の虚実を確認し、実事象情報のみを警報表
示するか又は遠隔地の監視装置へ送出することが可能な
警報確認装置を提供せんとするものである。
すなわち、本発明によれば、警報上の事象を事象情報と
して検知受信し、受信した事象情報の虚実を確認する警
報確認装置装置において、 事象検知手段からの事象情報を受信する監視部と、 前記事象検知手段の設けられる領域が有人状態のときに
は前記監視部で受信した事象情報をそのまま該監視部か
ら送出する第一の信号回路と前記事象検知手段の設けら
れる領域が無人状態のときには前記事象情報の検知受信
後に前記監視部を介して後続の事象情報の検知信号の入
力を待機して虚実を確認する第二の信号回路とを有して
なる信号確認部と、 前記信号確認部を前記無人又は有人の設定状態に切換設
定する切換手段とを、 具備して構成される警報確認装置が提供され、又本発明
によれば、警報上の事象を事象情報として検知受信し、
受信した事象情報の虚実を確認する警報確認装置装置に
おいて、 事象検知手段からの事象情報を受信する監視部と、 前記事象検知手段の検知原理又は検知れれる事象情報か
らの優先度に従って第一の設定状態のときには前記監視
部で受信した事象情報をそのまま該監視部から送出する
第一の信号回路と第二の設定状態のときには前記事象情
報の検知受信後に前記監視部を介して後続の事象情報の
検知信号の入力を待機して虚実を確認する第二の信号回
路とを有してなる信号確認部と、 前記監視部に内蔵接続され、前記事象検知手段の検知原
理又は検知される事象情報からの優先度に従って前記信
号確認部を前記第一又は第二の状態に切換作動するリレ
ー手段からなる切換とを、具備して構成された警報確認
装置が提供される。以下、本発明を添付図面に示す実施
例に基いて詳細に説明する。
第1図は本発明による警報確認装置の一実施例の構成を
示すブロック図である。同図において、警報確認装置10
は監視部12、信号確認部14、信号送出制御部16、送信部
18、警報表示部20、切換操作手段22等を有して構成さ
れ、上記監視部12は警報区域内に配備される通常複数の
事象検知センサからなる事象検知手段24と信号伝達回路
を介して接続されており、各事象センサが事象を検知す
ると、その事象感知に従って事象情報が監視部12で受信
されるように接続配置されている。なお、事象検知セン
サは警報上の種々の事象を感知する危機であり、火災防
止又は消火用の事象検知センサとして煙感知器、熱感知
器等、防犯用の事象検知センサとしては空間センサ、超
音波センサ、マイクロ波センサ、赤外線センサ、マグネ
ットコンタクト、ガラスセンサー、振動感知器等、また
は警報区域内の設備の異常を感知する水位レベル計、停
電センサー等がある。一方、警報確認装置10の送信部18
は警報上の事象情報が実際に発生している実事象である
ことが確認されたときに警報表示するか又は遠隔地に設
備されている監視装置26へ警報信号を送出するように設
けられている。さて、上記監視部12は上述のように事象
検知手段24と接続される一方で信号確認部14と接続され
ている。この信号確認部14はリセット接点30a、セット
接点30bを有したリレー接点rを有し、リセット接点30a
は信号送出制御部16に直結配線されている。またリレー
接点rのセット接点30bは第一タイマ32とアンドゲート
素子36の一つの入力端子に接続されている。上記第一タ
イマ32は二つの出力端子を有し、一方の出力端子は第二
タイマ34の入力端子に接続し、他方の出力端子は前記の
監視部12に接続されている。第二タイマ34の出力端子は
上記アンドゲート素子36の他の入力端子に接続されてい
る。なお、このアンドゲート素子36の出力は信号送出制
御部16に入力されるように接続配線されている。なお、
上述したリレー接点rは切換操作手段22に設けられた切
換操作リレーRの切換操作によってリセット接点30a、
セット接点30b間を切換る接点であり、リレー接点rが
リセット接点30aに接続しているときは、監視部12の送
出信号は直接的に信号送出制御部16に入力され、セット
接点30bに接続しているときは、監視部12の送出信号は
第一タイマ32と、アンドゲート36とに入力される。な
お、上述した切換操作手段22は前記リレーRを用いるに
替えて磁気カードをカードリーダ、又は電子ロック装置
等の昨今多用されている操作手段を用いることも可能で
ある。
さて、上述した構成を有する警報確認装置10の作用を以
下に説明する。
事象検知手段24が例えば複数の煙感知器からなる場合に
該事象検知手段24が煙の発生事象を感知して、その感知
信号を監視部12へ入力する。監視部12はこの感知信号を
受信すると、それに対応した事象情報を出力する。この
場合にリレー接点rがリセット接点30aに切換接続され
ている場合は、この事象情報は信号送出制御部16へ該リ
セット接点30aを介して直接的に送出される。従って信
号送出制御部16はその事象情報に従って必要に応じて警
報表示部20を作動させるか又は作動させると共に送信部
18を介して遠隔地の監視装置26へ警報信号を送出するの
である。なお、事象検知センサーが警報区域内の有人・
無人を感知する防犯センサーによって形成される事象検
知手段の場合にはその感知信号が直接的に信号送出制御
部16へ送出された場合、信号送出制御部16は、予めリレ
ー接点rがリセット接点30aに切換接続されるのに従っ
て防犯センサーによる事象感知信号はこれを受信しても
送信部18を介して遠隔地の監視装置26に対する警報送出
はしないものと判断するように構成される。即ち防犯セ
ンサの検知がリレー接点30aを介して送出されるときは
有人状態であり、有人状態における防犯センサの検知信
号は信号送出制御部16にてキャンセルされる。
なお、ここでリレー接点rがリセット接点30aに切換え
接続されている場合としては警報区域内に例えば勤務者
等が居て有人状態にある場合で、言わば警戒解除状態の
場合に相当する。
次にリレー接点rがセット接点30bに切換接続された場
合、すなわち、警報区域内が無人状態となるために警戒
状態に設定される場合には事象検知手段24の感知信号が
監視部12へ入力されると、監視部12はこれを受信してセ
ット接点30bを介して第一タイマ32に事象検知情報を送
出する。このとき第一タイマ32は予め設定した一定時間
後即ち第一タイマ32の作動終了時にその作動終了信号
(例えば第一タイマ32の立下り信号)をリセット信号と
して監視部12へ送出し、かつ第二タイマ34を作動させ
る。その結果、監視部12は事象検知手段24から受信して
いる信号をクリアされ、また事象検知手段24を形成する
事象検知センサ、例えば煙感知器が自己保持機能を有し
たものの場合には監視部12からその事象検知センサをク
リアするクリア信号を送出し、クリアする。そしてこの
後に第二タイマ34が動作して、アンドゲート素子36の一
方の入力端子に信号入力が有る一定の時間内に再び事象
検知手段24から監視部12、セット接点30bを介して事象
検知信号がアンドゲート素子36の他の入力端子に入力さ
れると、該アンドゲート素子36はオンとなり、従ってそ
の出力から信号送出制御部16へ事象検知信号が送入され
る。つまり、上述の作用は第一タイマ32、第二タイマ34
によって事象検知信号を一定の時間幅の間に二回受信す
ると、そのとき始めて警報区域内にはその事象検知手段
24で感知した事象が実際に発生しているものと信号確認
部14が確認し、故に信号送出制御部16へ事象情報ないし
事象感知信号が送入されるのである。このとき信号送出
制御部16はこの事象検知信号を実事象信号、すなわち誤
報でないものと常に判断し、必要に応じて警報表示部20
を作動させるか又は作動させると共に送信部18を介して
遠隔の監視装置26へ警報信号を送出するのである。
本実施例において一定の時間幅の間に二回受信したと
き、実事象信号であると説明しているが、第一タイマに
カウンタを付加して第二タイマ34が作動している一定の
時間幅の間に数回受信したことをカウントしたとき実事
象信号としてもよい。いずれにしても本発明において
は、後続の事象情報の検知信号を巧みに利用するもので
ある。
第2図は本発明による警報確認装置10の他の実施例のブ
ロック図であり、第1図に示した実施例と同一の構成要
素は同一の参照番号で示してある。本実施例は事象検知
手段を構成する事象検知センサがその感知作動原理上か
ら一定時間幅の間に再確認することによって誤報を低減
又は解消できる性能を有し、従ってその感知信号が虚報
であるか実報であるかを再確認可能なセンサである場合
と、再確認不可能な事象検知センサである場合との二様
式の事象検知手段を同一の警報区域内に設ける場合に両
者の事象検知手段の差異に応ずることのできる警報確認
装置であることに特徴を有する。上述における前者の再
確認可能なセンサとしては、実報であれば、感知作動原
理上、感知原因が短時でなく一定時間継続するものであ
り、たとえば感知領域が広いため一定時間幅に亘り異常
を検出可能な空間センサ、例えば周知のパッシブインフ
ラレッドセンサ、超音波センサ、マイクロ波センサ、ま
たは実報であれば、感知原因である煙や熱が感知領域内
に継続的に存在するため、一定時間幅に亘り、異常検出
可能な火災感知器、更に実報であれば、感知原因である
媒体が一定時間振動するため一定時間幅に亘り異常を検
出できる、例えば、ガラスセンサ、振動感知器等があ
り、後者の再確認不可能なセンサとしては、実報であっ
ても感知動作原理上短時間しか異常を検出できない、例
えばマグネットコンタクト、アクティブインフラレッド
センサ等の周知センサがこれに属する。
さて、第2図において上述の再確認を要する事象センサ
における一種のセンサから形成される第一の事象検知手
段124aは切換リレーRを有した監視部112の受信回路
に接続され、また再確認不可能な事象センサにおける一
種のセンサから形成される第二事象検知手段124bは切換
リレーRが関与することなしに監視部112の受信回路
に接続される。そして信号確認部14には切換リレーR
のリレー接点rが非確認接点130aと再確認接点130bと
の間で切換るように設けられている。なお、既述のよう
に他の構成要素及びその接続配線は第1図の実施例と同
一である。
上述の構成からなるこの第二の実施例の作用を以下に説
明する。さて、第一の事象検知手段124aが事象を感知す
ると、その感知信号が監視部112に入力信号される。こ
のとき監視部112では切換リレーRの通電によりリレ
ー接点rは非確認接点130aから再確認接点130bへ切換
えられ、第一事象検知手段124aの感知信号は接点130bを
介して第一タイマ32に入力される。第一タイマ32は予め
設定した一定時間後に該第一タイマ32の作動終了信号に
よって監視部112にリセット信号を送出し、監視部112が
第一事象検知手段124aから受信している事象感知信号を
クリアーした後第二タイマ34を動作させる。又このとき
リセット信号は、監視部112から第一事象検知手段124a
へ送出される。このときに第二タイマ34からはアンドゲ
ート素子36の一方の入力端子に一定の時間幅に亘って出
力が印加されているから、この一定の時間幅の間にリセ
ットされた第一事象検知手段124aより再び監視部112、
リレー接点rの再確認接点130bを介してアンドゲート
素子36の他の入力端子に事象感知信号の入力があると、
該アンドゲート素子36はオンとなり、信号送出制御部16
へ事象感知信号が送入される。この場合に第二タイマ34
の作動時間幅の間に第一事象検知手段124aから監視部11
2に再度の事象感知信号の入力がなければ、アンドゲー
ト素子36がオンになることもないから、第一タイマ32、
第二タイマ34、アンドゲート素子36を有する信号確認部
14により第一事象検知手段124aの事象感知信号を再確認
できるのである。そして再確認により第一事象感知手段
124aが実際に警報区域内の警報上の事象を確認したもの
であれば、上述のように信号送出制御部16は事象感知信
号を受信するので、必要に応じて警報表示部20を作動さ
せると共に送信部18を介して遠隔の監視装置26へ警報信
号が送出される。なお、リレー接点rは第二タイマ34
の作動終了時に監視部112内の切換リレーRに対しリ
セット信号が送入されることにより該リレーRの通電
が停止して接点130bから非確認接点130aへ復帰されるよ
うに構成されている。
他方、再確認不可能な事象検知手段124bが事象感知を行
って監視部112へその事象感知信号を入力した場合に
は、該監視部112から送出される事象感知信号がリレー
接点rの非確認接点130aを経由して信号送出制御部16
に事象感知信号が送入される。依ってこの場合には信号
送出制御部16で一定の信号判別を行ってから送信部18を
介して遠隔の監視装置26へ事象感知信号が送出される。
第2図に示された本実施例は上述の如く再確認可能な事
象検知手段と再確認不可能な事象検知手段との差異に対
応し、再確認可能な事象検知手段の場合には確実に該手
段の事象感知信号に就いて虚実の確認を行ってから遠隔
地の監視装置へ信号送出を行い得るので誤報信号の送出
を防止し、警報システムの信頼性向上に寄与し得るので
ある。
更に本実施例は事象検知手段を構成する事象検知センサ
がその感知作動原理上から、その感知信号が虚報である
か実報であるかを再確認可能な自己保持型センサである
場合と、再確認不可能な自己保持しない事象検知センサ
である場合との二様式の事象検知手段を同一の警報区域
内に設ける場合に両者の事象検知手段の差異に応ずるこ
とができる警報確認装置であることに特徴を有する。上
述における前者の再確認可能な自己保持型センサとして
は煙感知器等があり、後者の再確認不可能な自己保持し
ないセンサとしてはマグネットコンタクト等の周知セン
サや火災通報用発信機がこれに属する。
上述の構成からなるこの第二の実施例の別の作用を以下
に説明する。さて、第一の事象検知手段124aが事象を感
知すると、その感知信号が監視部112に入力受信され
る。このとき監視部112では切換リレーRの通電によ
りリレー接点rは非確認接点130aから再確認接点130b
へ切換えられ、第一事象検知手段124aの感知信号は接点
130bを介して第一タイマ32に入力される。第一タイマ32
は予め設定した一定時間後に該第一タイマ32の作動終了
信号によって監視部112にリセット信号を送入し、監視
部112が第一事象検知手段124aから受信している事象感
知信号をクリアーした後、第二タイマ34を動作させる。
このときに第二タイマ34からはアンドゲート素子36の一
方の入力端子に一定の時間幅に亘って出力が印加されて
いるから、この一定の時間幅の間に再び第一事象検知手
段124aより監視部112、リレー接点rの再確認接点130
bを介してアンドゲート素子36の他の入力端子に事象感
知信号の入力があると、該アンドゲート素子36はオンと
なり、信号送出制御部16へ事象感知信号が送入される。
この場合に第二タイマ34の作動時間幅の間に第一事象検
知手段124aから監視部112に再度の事象感知信号の入力
がなければ、アンドゲート素子36がオンとなることもな
いから、第一タイマ32、第二タイマ34、アンドゲート素
子36を有する信号確認部14により第一事象検知手段124a
の事象感知信号を再確認できるのである。第一事象検知
手段124aが実際に警報区域内の警報上の事象を確認した
ものであれば、即ち第一事象検知手段124aと監視部112
との接続回路たとえば、電源線又は信号線に起因するノ
イズ等の虚報は、クリヤーされる。なぜなら第一事象検
知手段124aは、異常を検知していないからである。
なお、リレー接点rは第二タイマ34の作動終了時に監
視部112内の切換リレーRに対しリセット信号が送入
されることにより該リレーRの通電が停止して接点13
0bから非確認接点130aへ復帰されるように構成されてい
る。
他方、自己保持しない事象検知手段124bが事象感知を行
って監視部112へその事象感知信号を入力した場合に
は、該監視部112から送出される事象感知信号がリレー
接点rの非確認接点130aを経由して信号送出制御部16
に事象感知信号が送入される。依ってこの場合には信号
送出制御部16で一定の信号判別を行ってから送信部18を
介して遠隔の監視装置26へ事象感知信号が送出される。
上述の如く再確認可能な自己保持型事象検知手段と再確
認不可能な自己保持しない事象検知手段との差異に対応
し、再確認可能な自己保持型事象検知手段の場合には確
実に該手段の事象感知信号に就いて虚実の確認を行って
から遠隔地の監視装置へ信号送出を行い得るので誤報信
号の送出を防止し、警報システムの信頼性向上に寄与し
得るのである。なお、第2図に示した実施例は第一事象
検知手段124aを警報送出の優先度が低い検知センサで形
成し、第二事象検知手段124bを警報送出の優先度が高い
検知センサで形成し、優先度の高低に応じ、優先度の高
い事象、例えば火災や人命に係る非常通報等は直ちに遠
隔地の監視装置に警報送出し、優先度の低い事象、例え
ば盗難に対する防犯通報は再確認をしてから実事象であ
る場合に遠隔地の監視装置へ警報信号を送出するような
実施例として適応採用することも可能である。
第3図は、第1図に示した警報装置を簡略化した例を示
すブロック図である。
本実施例は第1図に示した実施例と比較することによっ
て明らかなように切換操作手段22(第1図)とその切換
操作手段の切換操作に応じて切換るリレー接点r(第1
図)が省除された構成である。従って本実施例は第1図
の実施例の構成・作用と比較すれば明らかなように、事
象検知手段24が感知する事象感知信号は全て一定の信号
の虚実確認作用を信号確認部14で受け、確認後に信号送
出制御部16から送信部18を介して遠隔地の監視装置26へ
事象感知信号の送出が行われるのである。
第4図は本発明による警報確認装置10の更に他の実施例
であり、前述の諸実施例における第一、第二タイマを用
いた信号確認部の構成に換えて、記憶手段を用いて構成
したものである。
第4図において、監視部12は事象検知手段24が感知した
事象感知信号を受信する。また信号確認部14は記憶部4
0、タイマリレーTR、そのタイマリレーTRのリレー接点t
r、比較部42を具備して構成されている。信号確認部14
の比較部42は信号送出制御部16に接続し、またこの信号
送出制御部16は前述の諸実施例の場合と同様に警報表示
部20および送信部18に接続し、この送信部18から遠隔地
の監視装置26へ事象感知信号における確認済の実事象信
号のみが送出されるように接続配置されている。
上述の構成からなる第4図の実施例の警報確認装置の作
用を以下に説明する。
監視部12により事象感知信号が受信されると、該感知信
号は記憶部40に記憶され、かつ比較部42の一つの入力端
から該比較部42に送入される。こゝで記憶部40は周知の
バッファメモリー手段によって形成すればよく、この記
憶部40は上記の感知信号の記憶終了と共に監視部12に信
号線41を介してリセット信号を出力し、監視部12に受信
されている事象感知信号をクリヤーする。このとき同時
にタイマリレーTRが作動してそのリレー接点trは記憶接
点44aから比較接点44bへ該タイマリレーTRの設定時間に
よって定まる時間幅の間だけ切換る。故に監視部12が再
び事象検知手段24から事象感知信号を上記設定時間幅の
間に受信すれば、その事象感知信号は比較部42に入力さ
れ、先に記憶部40から送入された事象感知信号を再度、
他の入力端に印加されるので比較部42は一致信号を信号
送出制御部16へ送入する。つまり、タイマリレーTRの設
定時間の事象感知信号の再入力が成されたとき比較部42
は確に事象検知手段24の事象感知信号は実際に警報上の
事象が発生したことを感知したものと確認し、信号送出
制御部16へ信号送出を行う。このとき信号送出制御部16
は警報区域内に警報上の事象が発生したと判断し、必要
に応じて警報表示部20を作動させるか又は作動させると
共に送信部18を介して遠隔の監視装置26へ事象情報又は
警報信号を送出するのである。タイマリレーTRのリレー
接点trは設定された時間が経過すると、比較接点44bか
ら記憶接点44aへ復帰する。なお、リレー接点trが比較
接点44bに接続している間に比較部42に信号入力がない
場合には当然に該比較部42から制御部16に事象情報の信
号が送入されないから、遠隔地の監視装置に警報信号が
送出されることもない。又、比較部42において数回一致
信号を検出したとき実事象信号と判断してもよい。
以上の説明から明らかなように本実施例においても、従
前の第3図の実施例と同様に事象検知手段24で感知され
て監視部12に受信される事象情報は全て記憶部40、比較
部42、タイマリレーTRからなる信号確認部14において虚
報であるか実報であるかの確認を受け、実際の事象発生
の場合にのみ警報信号が遠隔地の監視装置に送出される
のである。故にこの実施例においても遠隔地の監視装置
へ誤報が送出される不具合が未然に防止され、依って警
報システムの信頼性も向上するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による警報確認装置の実施例を示すブロ
ック図、第2図は同装置の他の実施例として作動原理上
から再確認可能又は自己保持する事象検知手段と再確認
不可能又は自己保持しない事象検知手段との差異に応じ
て警報確認をおこなう実施例のブロック図、第3図は同
装置において事象検知手段の事象感知信号を全て確認す
るようにした実施例のブロック図、第4図は同装置にお
いて同じく事象検知手段の事象感知信号を全て確認する
ようにした他の実施例のブロック図。 10……警報確認装置、12,112……監視装置、14……信号
確認部、16……信号送出制御部、18……送信部、24,124
a,124b……事象検知手段、26……遠隔地の監視装置。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】警報上の事象を事象情報として検知受信
    し、受信した事象情報の虚実を確認する警報確認装置装
    置において、 事象検知手段からの事象情報を受信する監視部と、 前記事象検知手段の設けられる領域が有人状態のときに
    は前記監視部で受信した事象情報をそのまま該監視部か
    ら送出する(第一の設定状態のときには前記監視部で受
    信した事象情報をそのまま送出する)第一の信号回路と
    前記事象検知手段の設けられる領域が無人状態のときに
    は(第二の設定状態のときには)前記事象情報の検知受
    信後に前記監視部を介して後続の事象情報の検知信号の
    入力を待機して虚実を確認する第二の信号回路とを有し
    てなる信号確認部と、 前記信号確認部を前記無人又は有人の設定状態に切換設
    定する切換手段とを 具備して構成されることを特徴とする警報確認装置。
  2. 【請求項2】警報上の事象を事象情報として検知受信
    し、受信した事象情報の虚実を確認する警報確認装置装
    置において、 事象検知手段からの事象情報を受信する監視部と、 前記事象検知手段の検知原理又は検知れれる事象情報か
    らの優先度に従って第一の設定状態のときには前記監視
    部で受信した事象情報をそのまま該監視部から送出する
    第一の信号回路と第二の設定状態のときには前記事象情
    報の検知受信後に前記監視部を介して後続の事象情報の
    検知信号の入力を待機して虚実を確認する第二の信号回
    路とを有してなる信号確認部と、 前記監視部に内蔵接続され、前記事象検知手段の検知原
    理又は検知される事象情報からの優先度に従って前記信
    号確認部を前記第一又は第二の状態に切換作動するリレ
    ー手段からなる切換とを、具備して構成されたことを特
    徴とする警報確認装置。
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