JPH0664293B2 - マイクロフイルムの検索装置 - Google Patents
マイクロフイルムの検索装置Info
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- JPH0664293B2 JPH0664293B2 JP18782285A JP18782285A JPH0664293B2 JP H0664293 B2 JPH0664293 B2 JP H0664293B2 JP 18782285 A JP18782285 A JP 18782285A JP 18782285 A JP18782285 A JP 18782285A JP H0664293 B2 JPH0664293 B2 JP H0664293B2
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- Japan
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- mark
- blip
- signal
- input
- microfilm
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、リーダプリンタなどにおけるマイクロフィ
ルムの検索装置に関する。
ルムの検索装置に関する。
従来の技術 一方の縁部に各駒対応で大きさの異なるブリップ・マー
クを有するマイクロフィルムを送り制御して所望の駒を
検索する装置は、例えば、特開昭60−80824号公
報等で知られている。
クを有するマイクロフィルムを送り制御して所望の駒を
検索する装置は、例えば、特開昭60−80824号公
報等で知られている。
上記公報には、ブリップ・マークの通過軌跡上に単一の
検出点を有しブリップ・マークの有/無を検出するブリ
ップ・マーク検出手段と,マイクロフィルムの送り量に
対応する個数のパルスを発生するパルス発生手段と,上
記ブリップ・マーク検出手段がブリップ・マークを検出
している間に上記パルス発生手段で発生されるパルスを
計数するパルス計数手段と,該パルス計数手段の計数値
に基づいてブリップ・マークの大きさを判別するブリッ
プ・マーク判別手段とを備える検索装置が開示されてい
る。
検出点を有しブリップ・マークの有/無を検出するブリ
ップ・マーク検出手段と,マイクロフィルムの送り量に
対応する個数のパルスを発生するパルス発生手段と,上
記ブリップ・マーク検出手段がブリップ・マークを検出
している間に上記パルス発生手段で発生されるパルスを
計数するパルス計数手段と,該パルス計数手段の計数値
に基づいてブリップ・マークの大きさを判別するブリッ
プ・マーク判別手段とを備える検索装置が開示されてい
る。
第1図に具体的に示すと、(1)は連続的に情報駒(2)を写
し込んだマイクロフィルムで、駒ごとにブロック,件,
駒からなる3レベルのブリップ・マーク(3)すなわち大
マーク(3a),中マーク(3b),小マーク(3c)が同時に写し
込まれている。このマイクロフィルム(1)は、図示しな
い駆動手段によって正方向,逆方向に送られる。ブリッ
プ・マーク(3)の通過軌跡上には、光の検出点(4p)を有
する光ファイバ(4)が配設されており、光源ランプ(5)か
らの光は、マイクロフィルム(1)を透過しこの光ファイ
バ(4)によって、第1図に示されていない光電変換素子
に導かれ、ブリップ・マーク(3)の有/無に係る電気信
号に変換される。
し込んだマイクロフィルムで、駒ごとにブロック,件,
駒からなる3レベルのブリップ・マーク(3)すなわち大
マーク(3a),中マーク(3b),小マーク(3c)が同時に写し
込まれている。このマイクロフィルム(1)は、図示しな
い駆動手段によって正方向,逆方向に送られる。ブリッ
プ・マーク(3)の通過軌跡上には、光の検出点(4p)を有
する光ファイバ(4)が配設されており、光源ランプ(5)か
らの光は、マイクロフィルム(1)を透過しこの光ファイ
バ(4)によって、第1図に示されていない光電変換素子
に導かれ、ブリップ・マーク(3)の有/無に係る電気信
号に変換される。
他方、(6)は、マイクロフィルム(1)の正方向送り,逆方
向送りに追従して正転,逆転するように装置されたロー
ラである。このローラ(6)の回転軸には、フィルムの送
り量とフィルムの送り方向を検出するためのエンコーダ
(7)が連結されている。このエンコーダ(7)は、2相出力
タイプのもので、回転軸1回転につき各相それぞれn個
のパルスを発生し、各相出力の位相は常に1/4周期ずれ
るようになっている。マイクロフィルム(1)が正方向に
送られている時は、第2図(a)に示すように、A相出力
はB相出力よりも90度位相が進んだものとなり、逆方
向に送られている時は第2図(b)に示すように、A相出
力はB相出力より90度位相が遅れる。フィルムの送り
量は、このA相パルスとB相パルスを合成(例えば排他
的論理和をとる)しかつ逓倍して、回転軸1回転当り2n
または4nパルスとしたものを計数することで検出され
る。また、フィルムの送り方向は、基本的に、B相出力
が論理レベル“L”から“H”に変化したときのA相出
力の論理レベルが“H”であるか“L”であるかで検出
できる。例えば、“H”であればフィルムは正方向送り
“L”であれば逆方向送りであると予め規定する。
向送りに追従して正転,逆転するように装置されたロー
ラである。このローラ(6)の回転軸には、フィルムの送
り量とフィルムの送り方向を検出するためのエンコーダ
(7)が連結されている。このエンコーダ(7)は、2相出力
タイプのもので、回転軸1回転につき各相それぞれn個
のパルスを発生し、各相出力の位相は常に1/4周期ずれ
るようになっている。マイクロフィルム(1)が正方向に
送られている時は、第2図(a)に示すように、A相出力
はB相出力よりも90度位相が進んだものとなり、逆方
向に送られている時は第2図(b)に示すように、A相出
力はB相出力より90度位相が遅れる。フィルムの送り
量は、このA相パルスとB相パルスを合成(例えば排他
的論理和をとる)しかつ逓倍して、回転軸1回転当り2n
または4nパルスとしたものを計数することで検出され
る。また、フィルムの送り方向は、基本的に、B相出力
が論理レベル“L”から“H”に変化したときのA相出
力の論理レベルが“H”であるか“L”であるかで検出
できる。例えば、“H”であればフィルムは正方向送り
“L”であれば逆方向送りであると予め規定する。
上記3つの検出信号、すなわち光電変換素子によるブリ
ップ・マーク検出信号,フィルム送り量信号そしてフィ
ルム送り方向信号を用いて、ブリップ・マーク(3)の
大,中,小の判別が行なわれる。具体的には、例えば、
アップ・ダウン・カウンタにより、光電変換素子がブリ
ップ・マーク(3)を検出している期間、フィルム送りパ
ルスをフィルム送り方向に従ってプラス方向,マイナス
方向にカウントし、ブリップ・マーク(3)の通過終了と
共に、このアップ・ダウン・カウンタにおけるカウント
数によって、フィルム上のゴミ,小マーク(3c),中マー
ク(3b),大マーク(3a)の判別を行っている。
ップ・マーク検出信号,フィルム送り量信号そしてフィ
ルム送り方向信号を用いて、ブリップ・マーク(3)の
大,中,小の判別が行なわれる。具体的には、例えば、
アップ・ダウン・カウンタにより、光電変換素子がブリ
ップ・マーク(3)を検出している期間、フィルム送りパ
ルスをフィルム送り方向に従ってプラス方向,マイナス
方向にカウントし、ブリップ・マーク(3)の通過終了と
共に、このアップ・ダウン・カウンタにおけるカウント
数によって、フィルム上のゴミ,小マーク(3c),中マー
ク(3b),大マーク(3a)の判別を行っている。
発明が解決しようとする問題点 ところが、第3図に示すように、検出点(4p)に大マーク
(3a)又は中マーク(3b)が入り、マークがそのままの送り
方向で検出点(4p)から抜け出さず、この検出点にかかっ
たままで反転し抜け出た場合、上記アップ・ダウン・カ
ウンタすなわちブリップ・マーク幅計数用のカウンタに
は、数カウント程度の計数値が残存することがある。理
論的には、正方向でアップカウントし逆方向では同一の
送り量だけダウンカウントするので計数値は差引き零と
なるであろうが、空間的な機構系と空間を時間軸に置き
換えた電気制御系には、精細さにおいて基本的に大きな
差異が存在し、理論がそのままあてはまらない。たとえ
ば、ローラ(6)がフィルム送りに完全には追従できない
ことなどにより、フィルムの反転より信号系の反転動作
が遅延し、また、フィルム送り方向の信号はエンコーダ
(7)の2相出力に基づいて生成しているため、この出力
が反転するまでは信号系が反転し得ないといったことが
理由として挙げられる。
(3a)又は中マーク(3b)が入り、マークがそのままの送り
方向で検出点(4p)から抜け出さず、この検出点にかかっ
たままで反転し抜け出た場合、上記アップ・ダウン・カ
ウンタすなわちブリップ・マーク幅計数用のカウンタに
は、数カウント程度の計数値が残存することがある。理
論的には、正方向でアップカウントし逆方向では同一の
送り量だけダウンカウントするので計数値は差引き零と
なるであろうが、空間的な機構系と空間を時間軸に置き
換えた電気制御系には、精細さにおいて基本的に大きな
差異が存在し、理論がそのままあてはまらない。たとえ
ば、ローラ(6)がフィルム送りに完全には追従できない
ことなどにより、フィルムの反転より信号系の反転動作
が遅延し、また、フィルム送り方向の信号はエンコーダ
(7)の2相出力に基づいて生成しているため、この出力
が反転するまでは信号系が反転し得ないといったことが
理由として挙げられる。
ブリップ・マーク幅計数カウンタに残存する数カウント
が、小マーク(3c)を判別する場合の下限値程度であると
き、これを小マークであると判定してしまったり,駒数
のカウントとすべきではないのに駒数のカウントに適用
してしまったりして、誤検索の原因となる可能性が指摘
される。尤も、極めて高価な、即ち回転軸1回転当りの
パルス発生数が多い(例えば400パルスの)高精度なエ
ンコーダを使用すれば残カウント値と小マークに係るカ
ウント値とを充分に弁別できようが、発生パルス数の少
ない(例えば100パルスの)エンコーダを使用すると、
両者を弁別できないことが多く問題となっていた。
が、小マーク(3c)を判別する場合の下限値程度であると
き、これを小マークであると判定してしまったり,駒数
のカウントとすべきではないのに駒数のカウントに適用
してしまったりして、誤検索の原因となる可能性が指摘
される。尤も、極めて高価な、即ち回転軸1回転当りの
パルス発生数が多い(例えば400パルスの)高精度なエ
ンコーダを使用すれば残カウント値と小マークに係るカ
ウント値とを充分に弁別できようが、発生パルス数の少
ない(例えば100パルスの)エンコーダを使用すると、
両者を弁別できないことが多く問題となっていた。
本発明は、1回転当たりの発生パルス数の少ないエンコ
ーダ即ち廉価なエンコーダを使用しても、誤って残カウ
ント値を小マークに係るカウント値と判別することがな
いようにして、この種の誤検索を未然に防止できるよう
にすることを目的とする。
ーダ即ち廉価なエンコーダを使用しても、誤って残カウ
ント値を小マークに係るカウント値と判別することがな
いようにして、この種の誤検索を未然に防止できるよう
にすることを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題を解決するために、本発明は、一方の縁部に各
駒に対応するブリップ・マークを有するマイクロフィル
ムのブリップ・マークの計数に基づいて送り制御して所
望の駒を検索する装置であって、ブリップ・マークの通
過軌跡上に検出点を有しブリップ・マークの有/無を検
出するブリップ・マーク検出手段と、前記ブリップ・マ
ーク検出手段の検出点にブリップ・マークが入ったとき
のマイクロフィルムの送り方向を判定する第1判定手段
と、前記ブリップ・マーク検出手段の検出点から当該ブ
リップ・マークが抜け出たときのマイクロフィルムの送
り方向を判定する第2判定手段と、前記ブリップ・マー
クの計数を行うブリップ・マーク計数手段と、前記第1
判定手段と第2判定手段によって判定されたフィルム送
り方向の一致/不一致を判別するフィルム送り方向判別
手段と、この判別手段が不一致であると判別すると、上
記ブリップ・マーク計数手段が作動するのを禁止するマ
ーク検出無効化手段とを備えたことを基本的な特徴とし
ている。
駒に対応するブリップ・マークを有するマイクロフィル
ムのブリップ・マークの計数に基づいて送り制御して所
望の駒を検索する装置であって、ブリップ・マークの通
過軌跡上に検出点を有しブリップ・マークの有/無を検
出するブリップ・マーク検出手段と、前記ブリップ・マ
ーク検出手段の検出点にブリップ・マークが入ったとき
のマイクロフィルムの送り方向を判定する第1判定手段
と、前記ブリップ・マーク検出手段の検出点から当該ブ
リップ・マークが抜け出たときのマイクロフィルムの送
り方向を判定する第2判定手段と、前記ブリップ・マー
クの計数を行うブリップ・マーク計数手段と、前記第1
判定手段と第2判定手段によって判定されたフィルム送
り方向の一致/不一致を判別するフィルム送り方向判別
手段と、この判別手段が不一致であると判別すると、上
記ブリップ・マーク計数手段が作動するのを禁止するマ
ーク検出無効化手段とを備えたことを基本的な特徴とし
ている。
実施例 以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
第4図は一実施例の回路図を示し、第5図にはその回路
のタイミング図を示している。
のタイミング図を示している。
第4図において、(10)は、第1図で述べた光電変換素子
で、入力された光量に応じて電気信号を生成し、この電
気信号は、反転増幅器(11)と次段の電圧比較器(12)によ
って、ブリップ・マークにおいて論理レベル“H”,フ
ィルムベース部で論理レベル“L”を与えるマーク検出
信号(Q1)に成形される。信号(Q1)は反転回路(13)により
反転され、ワンショット・マルチバイブレータ(14)に入
力される。マルチバイブレータ(14)は、そのトリガ入力
に“L”から“H”への立ち上がり信号が入力される
と、正極性のパルスを生成し、割込み信号(Q2)としてマ
イクロコンピュータ(15)の割込み入力に出力する。この
マルチバイブレータ(14)はブリップ・マークの通過完了
をマイクロコンピュータ(15)に知らせ、マイクロコンピ
ュータ(15)において当該マークの処理を行わせる起動信
号を与えるものである。
で、入力された光量に応じて電気信号を生成し、この電
気信号は、反転増幅器(11)と次段の電圧比較器(12)によ
って、ブリップ・マークにおいて論理レベル“H”,フ
ィルムベース部で論理レベル“L”を与えるマーク検出
信号(Q1)に成形される。信号(Q1)は反転回路(13)により
反転され、ワンショット・マルチバイブレータ(14)に入
力される。マルチバイブレータ(14)は、そのトリガ入力
に“L”から“H”への立ち上がり信号が入力される
と、正極性のパルスを生成し、割込み信号(Q2)としてマ
イクロコンピュータ(15)の割込み入力に出力する。この
マルチバイブレータ(14)はブリップ・マークの通過完了
をマイクロコンピュータ(15)に知らせ、マイクロコンピ
ュータ(15)において当該マークの処理を行わせる起動信
号を与えるものである。
他方、(7)は第1図におけるエンコーダで、A相パルス
信号(Q3),B相パルス信号(Q4)を出力する。エクスクル
ーシブオア回路(16)は、信号(Q3),(Q4)を合成し、周波
数が2倍の信号(Q5)を作成する。さらに、エクスクルー
シブオア回路(17)は、信号(Q5)と信号(Q5)を反転回路(1
8)で反転させた信号とから、信号(Q5)の2倍の周波数の
信号(Q6)を作成する。信号(Q6)は、フィルムの送り量を
検出するパルス信号として用いられ、2入力アンド回路
(18),(19)のそれぞれの一方入力に与えられる。
信号(Q3),B相パルス信号(Q4)を出力する。エクスクル
ーシブオア回路(16)は、信号(Q3),(Q4)を合成し、周波
数が2倍の信号(Q5)を作成する。さらに、エクスクルー
シブオア回路(17)は、信号(Q5)と信号(Q5)を反転回路(1
8)で反転させた信号とから、信号(Q5)の2倍の周波数の
信号(Q6)を作成する。信号(Q6)は、フィルムの送り量を
検出するパルス信号として用いられ、2入力アンド回路
(18),(19)のそれぞれの一方入力に与えられる。
データラッチ回路(20)は、データ入力として信号(Q3)
を,トリガ入力を信号(Q6)としてフィルムの送り方向に
係る信号(Q7)を出力する。また、データラッチ回路(21)
は、データ入力として信号(Q4)をトリガ入力を信号(Q
6′)として信号(Q8)を出力する。信号(Q6′)は、信号
(Q6)を2つの反転回路(22),(23)を経由させこの信号(Q
6)に時間遅れを与えた信号である。そして、データラッ
チ回路(24)は、上記信号(Q8)をデータ入力としトリガ入
力を信号(Q6)として信号(Q8′)を出力する。データラ
ッチ回路(20),(21),(24)及び第4図における他のデー
タラッチ回路はすべてトリガ入力の立上がりでその時点
のデータ入力を取り込む。エクスクルーシブオア回路(2
5)には、信号(Q7)と信号(Q8′)が入力され、その排他
的論理和をとってフィルム送り方向信号(Q9)が出力され
る。フィルムが正方向に送られているとき信号(Q9)は
“H”レベルとなり逆方向に送られているときには
“L”レベルとなる。尚、エンコーダの2相出力からフ
ィルム送り量パルス信号とフィルム送り方向信号を生成
する上記回路構成は公知でもあり、より具体的な説明は
省略する。
を,トリガ入力を信号(Q6)としてフィルムの送り方向に
係る信号(Q7)を出力する。また、データラッチ回路(21)
は、データ入力として信号(Q4)をトリガ入力を信号(Q
6′)として信号(Q8)を出力する。信号(Q6′)は、信号
(Q6)を2つの反転回路(22),(23)を経由させこの信号(Q
6)に時間遅れを与えた信号である。そして、データラッ
チ回路(24)は、上記信号(Q8)をデータ入力としトリガ入
力を信号(Q6)として信号(Q8′)を出力する。データラ
ッチ回路(20),(21),(24)及び第4図における他のデー
タラッチ回路はすべてトリガ入力の立上がりでその時点
のデータ入力を取り込む。エクスクルーシブオア回路(2
5)には、信号(Q7)と信号(Q8′)が入力され、その排他
的論理和をとってフィルム送り方向信号(Q9)が出力され
る。フィルムが正方向に送られているとき信号(Q9)は
“H”レベルとなり逆方向に送られているときには
“L”レベルとなる。尚、エンコーダの2相出力からフ
ィルム送り量パルス信号とフィルム送り方向信号を生成
する上記回路構成は公知でもあり、より具体的な説明は
省略する。
フィルム送り方向信号(Q9)はアンド回路(18)の他方入力
に入力される一方、反転回路(26)を介してもう一つのア
ンド回路(19)の他方入力に入力される。また、信号(Q9)
は、マイクロコンピュータ(15)の所定の入力ポートに入
力される。この入力ポートに入力される信号は、マイク
ロコンピュータ(15)におけるプログラム中に定義される
フィルム送り方向フラグの「1」,「0」を決める。ア
ンド回路(18)は、フィルムが正方向に送られているとき
フィルム送り量パルス信号(Q6)を通過させ、アンド回路
(27)に出力する。アンド回路(27)の他方入力には、マー
ク検出信号の(Q1)が入力されており、このアンド回路(2
7)は信号(Q1)が“H”のとき即ちブリップ・マークの検
出中のときのみパルス信号(Q6)を通過させ、信号(Q10)
として4ビットのアップ・ダウン・カウンタ(29)のアッ
プ入力に出力する。他方、アンド回路(19)は、フィルム
が逆方向に送られているときフィルム送り量パルス信号
(Q6)を通過させ、アンド回路(28)に出力する。アンド回
路(28)の他方入力には、マーク検出信号(Q1)が入力され
ており、このアンド回路(28)は、信号(Q1)が“H”のと
きのみパルス信号(Q6)を通過させ、信号(Q11)としてア
ップ・ダウン・カウンタ(29)のダウン入力に出力する。
に入力される一方、反転回路(26)を介してもう一つのア
ンド回路(19)の他方入力に入力される。また、信号(Q9)
は、マイクロコンピュータ(15)の所定の入力ポートに入
力される。この入力ポートに入力される信号は、マイク
ロコンピュータ(15)におけるプログラム中に定義される
フィルム送り方向フラグの「1」,「0」を決める。ア
ンド回路(18)は、フィルムが正方向に送られているとき
フィルム送り量パルス信号(Q6)を通過させ、アンド回路
(27)に出力する。アンド回路(27)の他方入力には、マー
ク検出信号の(Q1)が入力されており、このアンド回路(2
7)は信号(Q1)が“H”のとき即ちブリップ・マークの検
出中のときのみパルス信号(Q6)を通過させ、信号(Q10)
として4ビットのアップ・ダウン・カウンタ(29)のアッ
プ入力に出力する。他方、アンド回路(19)は、フィルム
が逆方向に送られているときフィルム送り量パルス信号
(Q6)を通過させ、アンド回路(28)に出力する。アンド回
路(28)の他方入力には、マーク検出信号(Q1)が入力され
ており、このアンド回路(28)は、信号(Q1)が“H”のと
きのみパルス信号(Q6)を通過させ、信号(Q11)としてア
ップ・ダウン・カウンタ(29)のダウン入力に出力する。
アップ・ダウン・カウンタ(30)はアップ・ダウン・カウ
ンタ(29)と同じ4ビットのもので、そのアップ入力はカ
ウンタ(29)のキャリィ出力と接続され、ダウン入力には
カウンタ(29)のボロー出力が接続されている。この2つ
のアップ・ダウン・カウンタにおいて、大,中,小のブ
リップ・マークの幅に係るデータ(8ビット)が形成さ
れ、このカウントデータは、マイクロコンピュータ(15)
の所定の入力ポートを介して当該マイクロコンピュータ
(15)に入力される。カウンタ(29),(30)それぞれのクリ
ア入力は、マイクロコンピュータ(15)の所定の出力ポー
トと接続され、これらカウンタはマイクロコンピュータ
(15)による信号によって同時にクリアされる。
ンタ(29)と同じ4ビットのもので、そのアップ入力はカ
ウンタ(29)のキャリィ出力と接続され、ダウン入力には
カウンタ(29)のボロー出力が接続されている。この2つ
のアップ・ダウン・カウンタにおいて、大,中,小のブ
リップ・マークの幅に係るデータ(8ビット)が形成さ
れ、このカウントデータは、マイクロコンピュータ(15)
の所定の入力ポートを介して当該マイクロコンピュータ
(15)に入力される。カウンタ(29),(30)それぞれのクリ
ア入力は、マイクロコンピュータ(15)の所定の出力ポー
トと接続され、これらカウンタはマイクロコンピュータ
(15)による信号によって同時にクリアされる。
他方、データラッチ回路(31),(32)には、その夫々のデ
ータ入力にフィルム送り方向信号(Q9)が入力され、デー
タラッチ回路(31)のトリガ入力には反転回路(13)の出力
が入力され、もう一つのデータラッチ回路(32)のトリガ
入力にはマーク検出信号(Q1)が入力されている。データ
ラッチ回路(32)は、マーク検出信号の立上り、つまり第
1図,第3図に示す検出点(4p)にブリップ・マーク(3)
が入った瞬間のフィルムの送り方向を記憶する。これに
対し、データラッチ回路(31)は、マーク検出信号の立下
り、つまり検出点(4p)からブリップ・マーク(3)が抜け
出た瞬間のフィルム送り方向を記憶する。データラッチ
回路(32),(31)の出力信号(Q13),(Q12)は2入力のエク
スクルーシブオア回路(33)に入力され、この回路(33)
は、その出力信号(Q14)をマイクロコンピュータ(15)の
所定の入力ポートに出力する。この入力ポートに入力さ
れる信号は、マイクロコンピュータ(15)におけるプログ
ラム中に定義される「カウント・データ無効フラグ」の
「1」,「0」を決める。即ち、信号(Q12)と信号(Q13)
とが共に“H”又は共に“L”であれば回路(33)は一致
信号として“L”レベルの信号(Q14)を出力し、これ以
外の場合、つまり検出点(4p)にブリップ・マークが入っ
たときのフィルム送り方向と抜け出たときの送り方向と
が異なる場合には、不一致として“H”レベルの信号(Q
14)をカウント・データ無効フラグとして出力する。
ータ入力にフィルム送り方向信号(Q9)が入力され、デー
タラッチ回路(31)のトリガ入力には反転回路(13)の出力
が入力され、もう一つのデータラッチ回路(32)のトリガ
入力にはマーク検出信号(Q1)が入力されている。データ
ラッチ回路(32)は、マーク検出信号の立上り、つまり第
1図,第3図に示す検出点(4p)にブリップ・マーク(3)
が入った瞬間のフィルムの送り方向を記憶する。これに
対し、データラッチ回路(31)は、マーク検出信号の立下
り、つまり検出点(4p)からブリップ・マーク(3)が抜け
出た瞬間のフィルム送り方向を記憶する。データラッチ
回路(32),(31)の出力信号(Q13),(Q12)は2入力のエク
スクルーシブオア回路(33)に入力され、この回路(33)
は、その出力信号(Q14)をマイクロコンピュータ(15)の
所定の入力ポートに出力する。この入力ポートに入力さ
れる信号は、マイクロコンピュータ(15)におけるプログ
ラム中に定義される「カウント・データ無効フラグ」の
「1」,「0」を決める。即ち、信号(Q12)と信号(Q13)
とが共に“H”又は共に“L”であれば回路(33)は一致
信号として“L”レベルの信号(Q14)を出力し、これ以
外の場合、つまり検出点(4p)にブリップ・マークが入っ
たときのフィルム送り方向と抜け出たときの送り方向と
が異なる場合には、不一致として“H”レベルの信号(Q
14)をカウント・データ無効フラグとして出力する。
第5図のタイミング図において、一点鎖線で示される時
点(T)で、実際にマイクロフィルムの送り方向が正方向
から逆方向に反転したとすると、信号(Q10),信号(Q11)
から分かるように、正方向送り時は4カウントであるの
に対し、逆方向の時には3カウントで、マーク幅計数カ
ウンタ(29),(30)には差引き正方向分の1カウントが残
る。第5図は説明のために示したタイミング波形であ
り、実際には、フィルムとローラ(6)間のすべりなどに
よって、もっと多くのカウント量が残る。
点(T)で、実際にマイクロフィルムの送り方向が正方向
から逆方向に反転したとすると、信号(Q10),信号(Q11)
から分かるように、正方向送り時は4カウントであるの
に対し、逆方向の時には3カウントで、マーク幅計数カ
ウンタ(29),(30)には差引き正方向分の1カウントが残
る。第5図は説明のために示したタイミング波形であ
り、実際には、フィルムとローラ(6)間のすべりなどに
よって、もっと多くのカウント量が残る。
今、第5図の時点(t)においてブリップ・マークが検出
点を抜けたとすると、第4図の回路(14)は信号(Q2)のパ
ルス信号を出力し、マイクロコンピュータ(15)に割込み
を要求する。マイクロコンピュータ(15)が割込みを受け
た時点では、既に、マーク幅計数用のカウンタ(29),(3
0)にはカウントデータが形成されており、また、送り方
向信号(Q9)によってフィルム送り方向フラグ、そして信
号(Q14)によってカウント・データ無効フラグも確定し
ている。
点を抜けたとすると、第4図の回路(14)は信号(Q2)のパ
ルス信号を出力し、マイクロコンピュータ(15)に割込み
を要求する。マイクロコンピュータ(15)が割込みを受け
た時点では、既に、マーク幅計数用のカウンタ(29),(3
0)にはカウントデータが形成されており、また、送り方
向信号(Q9)によってフィルム送り方向フラグ、そして信
号(Q14)によってカウント・データ無効フラグも確定し
ている。
割込み要求が入ると、マイクロコンピュータ(15)はその
時実行している処理を一時中断して、割込み処理(割込
みルーチン)の実行にはいる。その内容を第6図のフロ
ーチヤートに示す。
時実行している処理を一時中断して、割込み処理(割込
みルーチン)の実行にはいる。その内容を第6図のフロ
ーチヤートに示す。
第6図において、まずステップ(S1)で、マイクロコンピ
ュータ内蔵の各種レジスタの内容を退避させる。次に、
ステップ(S2)において、上記カウント・データ無効フラ
グがONすなわち「1」かどうかを判定する。「1」で
ないと判定すると、ステップ(S3)以降ステップ(S20)ま
での通常の処理、すなわち、フィルム送り方向フラグを
判定しその判定結果に応じてそれぞれマーク幅に係るカ
ウント・データを読み込み、そのカウント値によってマ
ークの大きさを判定して各々の処理を行う。
ュータ内蔵の各種レジスタの内容を退避させる。次に、
ステップ(S2)において、上記カウント・データ無効フラ
グがONすなわち「1」かどうかを判定する。「1」で
ないと判定すると、ステップ(S3)以降ステップ(S20)ま
での通常の処理、すなわち、フィルム送り方向フラグを
判定しその判定結果に応じてそれぞれマーク幅に係るカ
ウント・データを読み込み、そのカウント値によってマ
ークの大きさを判定して各々の処理を行う。
これに対し、ステップ(S2)で、カウント・データ無効フ
ラグがONすなわち「1」であると判定すると、これは
マーク検出の最初と最後でフィルムの送り方向が異なっ
ている場合であるので、ステップ(S3)〜(S18)の処理を
行なわず、直ちにステップ(S19)に進む。ここで、マー
ク幅カウンタ(29),(30)をクリアする信号を出力して、
次のマーク検出に備える。ステップ(S20)では、ステッ
プ(S1)で退避させたレジスタ内容を当該レジスタに復帰
させて割込み処理を終了し、このルーチンが属するメイ
ンルーチンにリターンする。リターンすると、マイクロ
コンピュータは先程中断していた処理を再開する。
ラグがONすなわち「1」であると判定すると、これは
マーク検出の最初と最後でフィルムの送り方向が異なっ
ている場合であるので、ステップ(S3)〜(S18)の処理を
行なわず、直ちにステップ(S19)に進む。ここで、マー
ク幅カウンタ(29),(30)をクリアする信号を出力して、
次のマーク検出に備える。ステップ(S20)では、ステッ
プ(S1)で退避させたレジスタ内容を当該レジスタに復帰
させて割込み処理を終了し、このルーチンが属するメイ
ンルーチンにリターンする。リターンすると、マイクロ
コンピュータは先程中断していた処理を再開する。
なお、上記実施例では、ブリップ・マークの検出点(4p)
は光ファイバ(4)の先端としているが、光ファイバ等の
導光手段を介さず検出点を光センサ自体の入光窓とする
こともできる。
は光ファイバ(4)の先端としているが、光ファイバ等の
導光手段を介さず検出点を光センサ自体の入光窓とする
こともできる。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、高精
度のエンコーダを使用せずとも、ブリップ・マーク幅カ
ウンタに残存するカウント値をブリップ・マークに係る
カウント値と誤認することが一切ないので、誤検索を防
止できるとともに、装置を低コストで構成できる効果が
ある。
度のエンコーダを使用せずとも、ブリップ・マーク幅カ
ウンタに残存するカウント値をブリップ・マークに係る
カウント値と誤認することが一切ないので、誤検索を防
止できるとともに、装置を低コストで構成できる効果が
ある。
第1図は本発明の背景をなすマイクロフィルム検索装置
の要部図解図、第2図(a),(b)はそれぞれ正転時,逆転
時のエンコーダ出力の位相関係を示す波形図、第3図は
検出点にマークが入りそのままの方向で抜け出さずに逆
方向に送られる様子を示した説明図、第4図は本発明の
一実施例に係る回路図、第5図はその回路のタイミング
図、第6図はマイクロコンピュータが実行する割込み処
理を示すフローチャートである。 1…マイクロフィルム、2…情報駒、3a,3b,3c…ブリ
ップ・マーク、4p…検出点、7…エンコーダ、10…光電
変換素子、29,30…アップ・ダウン・カウンタ、31,32
…データラッチ回路、33…エクスクルーシブオア回路、
15…マイクロコンピュータ。
の要部図解図、第2図(a),(b)はそれぞれ正転時,逆転
時のエンコーダ出力の位相関係を示す波形図、第3図は
検出点にマークが入りそのままの方向で抜け出さずに逆
方向に送られる様子を示した説明図、第4図は本発明の
一実施例に係る回路図、第5図はその回路のタイミング
図、第6図はマイクロコンピュータが実行する割込み処
理を示すフローチャートである。 1…マイクロフィルム、2…情報駒、3a,3b,3c…ブリ
ップ・マーク、4p…検出点、7…エンコーダ、10…光電
変換素子、29,30…アップ・ダウン・カウンタ、31,32
…データラッチ回路、33…エクスクルーシブオア回路、
15…マイクロコンピュータ。
Claims (1)
- 【請求項1】一方の縁部に各駒に対応するブリップ・マ
ークを有するマイクロフィルムのブリップ・マークの計
数に基づいて送り制御して所望の駒を検索する装置であ
って、 ブリップ・マークの通過軌跡上に検出点を有しブリップ
・マークの有/無を検出するブリップ・マーク検出手段
と、 前記ブリップ・マーク検出手段の検出点にブリップ・マ
ークが入ったときのマイクロフィルムの送り方向を判定
する第1判定手段と、 前記ブリップ・マーク検出手段の検出点から当該ブリッ
プ・マークが抜け出たときのマイクロフィルムの送り方
向を判定する第2判定手段と、 前記ブリップ・マークの計数を行うブリップ・マーク計
数手段と、 前記第1判定手段と第2判定手段によって判定されたフ
ィルム送り方向の一致/不一致を判別するフィルム送り
方向判別手段と、 この判別手段が不一致であると判別すると、上記ブリッ
プ・マーク計数手段が作動するのを禁止するマーク検出
無効化手段とを備えたことを特徴とするマイクロフィル
ムの検索装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18782285A JPH0664293B2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | マイクロフイルムの検索装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18782285A JPH0664293B2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | マイクロフイルムの検索装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6247630A JPS6247630A (ja) | 1987-03-02 |
JPH0664293B2 true JPH0664293B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=16212840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18782285A Expired - Lifetime JPH0664293B2 (ja) | 1985-08-27 | 1985-08-27 | マイクロフイルムの検索装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664293B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TW315340B (ja) * | 1995-02-13 | 1997-09-11 | Komatsu Mfg Co Ltd |
-
1985
- 1985-08-27 JP JP18782285A patent/JPH0664293B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6247630A (ja) | 1987-03-02 |
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