JPH0664272A - シリアル記録装置 - Google Patents

シリアル記録装置

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JPH0664272A
JPH0664272A JP22577992A JP22577992A JPH0664272A JP H0664272 A JPH0664272 A JP H0664272A JP 22577992 A JP22577992 A JP 22577992A JP 22577992 A JP22577992 A JP 22577992A JP H0664272 A JPH0664272 A JP H0664272A
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JP
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serial
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JP22577992A
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English (en)
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Takashi Kasahara
隆史 笠原
Yoshihiro Nakagawa
義弘 中川
Kazuhiro Nakada
和宏 中田
Akira Shimoda
明良 霜田
Tomoaki Masaki
友章 正木
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリアル記録装置において、常に印字位置の
ずれおよびヘッド着脱によるホームポジションのずれの
ない画像を得ること。 【構成】 交換可能なインクジェットヘッドを具備し、
パルスモータを用いて記録ヘッドを往復運動させて両方
向記録を行うシリアル記録装置であって、ヘッドが記録
装置に着脱されたことを検知する着脱検知手段100
と、記録ヘッドの基準位置を与える位置検知手段と、記
録ヘッドを一定領域往復運動させたときに位置検出手段
からのパルス数を両方向のそれぞれについて計数する計
数手段と、計数手段からの各計数値の差に基づいて両方
向記録の誤差を補正する補正手段103を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はシリアル記録装置、特
に交換可能なインクジェットヘッドを有するシリアル記
録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パルスモータを用いて記録ヘッド
を往復運動させて記録を行うシリアル記録装置では、前
記パルスモータへ移動に必要なパルスを与えてから実際
に記録ヘッドが目的の位置に到達するまでには時間的な
遅れがあった。そのため両方向記録を行う際には印字位
置のずれが発生した。
【0003】このため、この両方向での印字位置ずれ補
正をパワーON時に自動的に、あるいはマニュアルで行
っていた(以下第1の従来例という)。
【0004】また、交換可能のインクジェットヘッドを
具備する記録装置において、新たにヘッドを取付けた場
合には回復動作を行う必要があった。この回復動作は前
記インクジェットヘッドが、前記記録装置に装着されて
いない状態では、ヘッド表面にインクが固着していたり
ノズル内に泡が発生したままであることがあり、そのま
ま使用すると不吐に至る場合があるからである。このた
め従来は、ヘッド表面に固着したインクを除去するため
のワイピング、ノズル内の泡を除去するための空吐出等
(以下回復動作という)を記録装置に設けたスイッチ等
によりユーザ自身が行っていた(以下第2の従来例とい
う)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の従来例では、ヘッドを交換した際、記録ヘッドを往
復運動させるためのパルスモータにかかる負荷が異なる
ため、位置ずれの程度も異なり、再び両方向印字での位
置ずれが生じ、また、ヘッドを着脱することにより、ヘ
ッドの位置がホームポジションからずれるという課題
(以下第1の課題という)があった。
【0006】この発明の請求項1,2,5のいずれかは
上記の第1の課題を解決するためになされたもので、常
に印字位置ずれおよびヘッド着脱によるホームポジショ
ンのずれのない画像を得ることを目的(以下第1の目的
という)とする。
【0007】また、前記第2の従来例では、記録装置の
マニュアルおよび記録装置本体に、スイッチを押して回
復動作を行うよう明記してあっても、ユーザが前記スイ
ッチにより行う回復動作を忘れ、不吐に至ることがある
と言う課題(以下第2の課題という)があった。
【0008】この発明の請求項3ないし5のいずれかは
上記の第2の課題を解決するためになされたもので、ユ
ーザが意識的に回復動作を行わなくても、常に不吐のな
い画像を得ることのできる記録装置を提供することを目
的(以下第2の目的という)とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の請
求項1においては、交換可能なインクジェットヘッドを
有し、パルスモータを用いて記録ヘッドを往復運動させ
て両方向記録を行うシリアル記録装置において、前記ヘ
ッドが前記記録装置に着脱されたことを検知する着脱検
知手段と、前記着脱検知手段による検知で印字位置補正
およびイニシャライズを行わせる第1の補正手段と、前
記記録ヘッドの基準位置を与える位置検出手段と、前記
記録ヘッドを一定領域往復運動させたとき、前記位置検
出手段からのパルス数を両方向のそれぞれについて計数
する計数手段と、前記計数手段からの各計数値の差に基
づいて両方向の記録の誤差の補正をする第2の補正手段
と、前記第2の補正手段による誤差の補正により印字開
始位置を一定に保持する保持手段と、を具備してなるこ
とを特徴とするシリアル記録装置により、前記第1の課
題を解決し、第1の目的を達成しようとするものであ
る。
【0010】また、この発明の請求項2においては、第
1の補正手段は、補正中にイニシャライズを行うことを
特徴とする請求項1記載のシリアル記録装置により、前
記第1の課題を解決し、第1の目的を達成しようとする
ものである。
【0011】また、この発明の請求項3においては、交
換可能なインクジェットヘッドを有するシリアル記録装
置において、前記ヘッドが前記記録装置に装着されたこ
とを検知する装着検知手段と、前記装着検知手段による
装着を検知して回復動作を行う回復手段と、を具備して
なることを特徴とするシリアル記録装置により、前記第
2の課題を解決し、第2の目的を達成しようとするもの
である。
【0012】また、この発明の請求項4においては、イ
ンクジェットヘッドとインクタンクを一体としたことを
特徴とする請求項3記載のシリアル記録装置により、前
記第2の課題を解決し、第2の目的を達成しようとする
ものである。
【0013】また、この発明の請求項5においては、前
記記録ヘッドは、インクを吐出する複数の吐出部と、対
応する吐出部毎に設けられ、インクに熱による状態変化
を生起させ該状態変化に基づいてインクを前記吐出部か
ら吐出させて飛翔的液滴を形成する熱エネルギー発生手
段とを有したことを特徴とする請求項1ないし4のいず
れかに記載のシリアル記録装置により、前記第1および
第2の課題を解決し、第1および第2の目的を達成しよ
うとするものである。
【0014】
【作用】この発明の請求項1におけるシリアル記録装置
は、着脱検知手段により、ヘッドが記録装置に着脱され
たことを検知し、第1の補正手段により、前記検知で印
字位置補正およびイニシャライズを行う。そして、位置
検出手段により記録ヘッドの基準位置を与え、記録ヘッ
ドを一定領域往復運動させたとき、計数手段により前記
位置検出手段からのパルス数を両方向のそれぞれについ
て計数し、第2の補正手段により前記計数手段からの各
計数値の差に基づいて両方向の記録の誤差の補正をし、
保持手段により第2の補正手段による誤差の補正で印字
開始位置を一定に保持する。
【0015】また、この発明の請求項2におけるシリア
ル記録装置は、請求項1において第1の補正手段は、補
正中にイニシャライズを行う。
【0016】また、この発明の請求項3におけるシリア
ル記録装置は、装着検知手段により、ヘッドが記録装置
に装着されたことを検知し、回復手段により前記検知で
回復動作を行う。
【0017】また、この発明の請求項5におけるシリア
ル記録装置は、請求項1ないし4のいずれかにおいて、
熱エネルギー発生手段により、インクに熱による状態変
化を生起させ該状態変化に基づいてインクを吐出部から
吐出させて、飛翔的液滴を形成する。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。まず、この発明の第1実施例であるシリアル記
録装置を図1ないし図8を用いて説明する。
【0019】図1はこの発明の第1実施例であるシリア
ル記録装置の構成を示す構成図、図2は第1実施例のシ
リアル記録装置の一部切欠斜視図、図3は第1実施例の
着脱検出手段の構成を示す構成図、図4は第1実施例の
ヘッド着脱動作を制御するフローチャート、図5は第1
実施例の補正値の検出動作を制御するフローチャート、
図6は第1実施例の補正値検出時の記録ヘッドの移動を
示す図、図7は第1実施例の記録時の補正動作を制御す
るフローチャート、図8は第1実施例の補正動作による
記録ヘッドの移動を示す図である。
【0020】図1において、100はカートリッジの有
無を検出する着脱検知手段、101は以後に説明する動
作を制御するCPU、102はデータの一時格納領域を
有するRAM、103は印字位置補正を行う印字位置補
正手段、104は後述するような制御手順を格納したR
OMである。
【0021】図2において、205はカートリッジであ
り、記録ヘッドHとインク供給源たるインクタンクとを
一体としたものである。このヘッドカートリッジ205
は、押さえ部材202によりキャリッジ206の上に固
定されており、これらはシャフト211に沿って長手方
向に往復運動可能に構成されている。記録ヘッドHより
吐出されたインクは、記録ヘッドHと微小間隔をおい
て、プラテンローラ210に記録面を規制された記録媒
体209に到達し、画像を形成する。
【0022】記録ヘッドHにはケーブル207およびこ
れに結合する端子を介して適宜のデータ供給源より画像
データに応じた吐出信号が供給される。ヘッドカートリ
ッジ205は、用いるインク色等に応じて、1ないし複
数個(図示例では2個)を設けることができる。208
はキャリッジ206をシャフト211に沿って走査させ
るためのパルスモータ、203はモータ208の駆動力
をキャリッジ206に伝達するためのワイヤである。ま
た、201はプラテンローラ210に結合して記録媒体
209を搬送させるためのフィードモータ、204はキ
ャリッジ206の位置を検出するHP(ポジション)セ
ンサである。
【0023】次に第1実施例におけるカートリッジの着
脱検出手段を図3を用いて説明する。図3において、3
00は第1実施例の動作の制御を行うCPU、301は
過電流保護用の抵抗、302はプルアップ用の抵抗、3
03はカートリッジと記録装置本体との接合部のコネク
タである。すなわち、図3中のA点の電位はカートリッ
ジが取付けられているときはグランドに落ちているが、
取付けられていないときはVccとなる。このレベル差
を検知することによりカートリッジの着脱を知ることが
できる。
【0024】次にヘッドカートリッジの着脱動作の制御
手順を図4を用いて説明する。図4において、記録装置
本体の電源がONされたならば(ステップ400)、着
脱検出手段へ接続されているCPUのポートのレベルを
検出する(ステップ401)。このときポートレベルが
L、すなわちカートリッジが装着されていれば(ステッ
プ402)記憶領域HWに0を書き込み(ステップ40
3)、ポートレベルがH、すなわちカートリッジが装着
されていなければ(ステップ402)記憶領域HWに1
を書き込む(ステップ404)。
【0025】ここまでが電源ON直後の動作であり、ス
テップ405以降は通常動作となる。まずCPUのポー
トレベルを検出する(ステップ405)。このときポー
トレベルがH、すなわちカートリッジが装着されていな
ければ(ステップ406)記憶領域HWに1を書き込み
(ステップ408)、ステップ405へもどる。ポート
レベルがL、すなわちカートリッジが装着されていれば
(ステップ406)記憶領域HWに書き込まれている値
を調べる(ステップ407)。HWが0ならば(ステッ
プ407)ステップ406へもどる。HWが1ならば
(ステップ407)、すなわちカートリッジが無い状態
から装着状態になったならば、補正値検出動作を行い
(ステップ409)、HWをクリアする(ステップ41
0)。
【0026】次に、第1実施例の補正値の検出動作につ
いて図5および図6を用いて説明する。図5に示すよう
に、まずパルスモータ208(図2)を駆動して正方向
へ記録時の加速と等しい速度でキャリッジ(記録ヘッド
H)を駆動する加速処理を行う(ステップ501、図6
A点→B点)。次にRAM102(図1)内に移動パル
スカウンタUに正方向への移動パルス数Vを設定する
(ステップ502)。このとき移動パルス数Vは、図6
B点からHPセンサ204を通過して十分な間隔をおい
たE点までのパルス数をROM104に格納しておけば
よい。次にカウンタPにVを設定した後に(ステップ5
03)、定速で1パルスずつ記録ヘッドHを移動させる
(ステップ504)たびにHPセンサ204のレベルを
検出し(ステップ505)、OFF状態であったならカ
ウンタPをデクリメントする(ステップ506)という
処理をVパルス分繰り返す(ステップ507,ステップ
508)。Vパルス分の移動が終了したら、正方向へ減
速処理を行い(ステップ509)記録ヘッドHの移動を
終了する(図6E点→F点)。
【0027】次にパルスモータ208を逆方向へ駆動
し、正方向の減速処理と同じパルス数で負方向への加速
処理を行う(ステップ510、図6F点→G点)。そし
て、移動パルスカウンタUへ負方向への移動パルス数と
して正方向への移動時と同じ値Vを設定する(ステップ
511)。次にカウンタQに0を設定した後に(ステッ
プ512)、定速で1パルスずつ記録ヘッドHを移動
(ステップ513)させるたびにHPセンサ204のレ
ベルを検出し(ステップ514)、OFF状態であった
らカウンタQをインクリメントする(ステップ515)
という処理をVパルス分繰り返す(ステップ516,ス
テップ517)。Vパルス分の移動が終了したら、正方
向への加速処理を同じパルス数で負方向への減速処理を
行い(ステップ518)記録ヘッドHの移動を停止する
(図6J点→A点)。
【0028】以上のような処理が終了したとき、理想的
な駆動系では、P=Qとなるはずであるが、実際にはパ
ルスモータへ与えたパルスに対して即座には記録ヘッド
が追従してこないため、HPセンサ204の切り替わる
位置が、正方向ではC点からD点、負方向ではH点から
I点へずれているためQ>Pとなる。そこで前述のずれ
をXとするとこの値は正,負方向とも等しいと考えら
れ、X=(Q−P)/2で求められる(ステップ51
9)のでこれを補正値としてRAM102へ格納する
(ステップ520)。
【0029】なお、キャリッジの位置をHPセンサ20
4にて検知している(ステップ505)ので、この時点
でホームポジションのイニシャライズが行われたことに
なる。
【0030】以上で電源投入時での補正値が定まったの
で、次に実際の記録時の補正手順について図7および図
8を用いて説明する。
【0031】実際の記録では図7の示すように、印字命
令を受けると(ステップ700)、まず正方向へ加速処
理を行う(ステップ701、図8A点→B点)。次に補
正領域を確保するための領域としてZパルスの移動を行
い、続いて前述で検出された補正値Xパルス移動を行う
(ステップ702、図8B点→C点→D点)。このとき
の領域Zは、想定される補正値Xの最大値よりも大きな
値を設定すればよい。そこから記録データに従って記録
を行い(ステップ703、図8D点→E点)、記録後の
補正領域を調整するために(Z−X)パルスの移動を行
う(ステップ704、図8E点→F点)。次に正方向へ
の減速処理を行った後(ステップ705、図8F点→G
点)、用紙を送る(ステップ706)。
【0032】次に次行の印字命令がきたら(ステップ7
07)、正方向への減速処理と同じパルス数で負方向へ
の加速処理を行う(ステップ708、図8G点→H
点)。そして補正領域を確保するための領域としてZパ
ルスの移動を行い、補正値Xパルスの移動を行う(ステ
ップ709、図8H点→I点→J点)。そこから記録デ
ータに従って記録を行い(ステップ710、図8J点→
K点)、記録後の補正領域を調整するために(Z−X)
パルスの移動を行う(ステップ711、図8K点→L
点)。次いで正方向の加速処理と同じパルス数で負方向
の減速処理を行う(ステップ712、図8L点→A
点)。
【0033】図8は上記動作による記録ヘッドの位置を
模式的に現したものであるが、このような処理を行うこ
とにより、正,負、各方向での印字範囲は内部的には、
正方向ではD点ないしE点、負方向ではJ点ないしK点
であるが、実際には補正値を検出したときと同様に各々
Xだけずれが生じるため、正方向ではC点ないしE′
点、負方向ではI点ないしK′点、となり同じ位置に印
字することになる。
【0034】以上の制御を行うことにより、カートリッ
ジが装着されたことを検知し、その結果印字位置補正を
行い、この補正値によりずれのない印字を行うことがで
きる。
【0035】次にこの発明の第2実施例であるシリアル
記録装置について図9,図10および図2,図3を用い
て説明する。
【0036】図9はこの発明の第2実施例であるシリア
ル記録装置の構成を示すブロック図、図10は第2実施
例の動作を制御するフローチャートである。図中、前記
第1実施例と同一符号は同一または相当部分を示し、一
部重複して説明する。
【0037】図9において、100はカートリッジの有
無を検出する着脱検知手段、101は以後に説明する動
作を制御するCPU、902はカートリッジの着脱を記
憶する記憶手段、903は回復動作を行う回復動作手段
である。
【0038】次に、第2実施例のインクジェット記録装
置の構成は前記第1実施例における図2と同様であるの
で、その重複説明は省略する。
【0039】次に、第2実施例におけるカートリッジの
着脱検出手段は前記第1実施例の図3と同様であるので
その重複説明は省略する。
【0040】次に、第2実施例の動作制御手順を図10
を用いて説明する。図10において、記録装置本体の電
源がONされたならば(ステップ400)、着脱検出手
段へ接続されているCPUのポートのレベルを検出する
(ステップ401)。このときポートレベルがL、すな
わちカートリッジが装着されていれば(ステップ40
2)記憶領域HWに0を書き込み(ステップ403)、
ポートレベルがH、すなわちカートリッジが装着されて
いなければ(ステップ402)記憶領域HWに1を書き
込む(ステップ404)。
【0041】ここまでが電源ON直後の動作であり、ス
テップ405以降は通常動作となる。まずCPUのポー
トレベルを検出する(ステップ405)。このときポー
トレベルがH、すなわちカートリッジが装着されていな
ければ(ステップ406)記憶領域HWに1を書き込み
(ステップ408)、ステップ405へもどる。ポート
レベルがL、すなわちカートリッジが装着されていれば
(ステップ406)記憶領域HWに書き込まれている値
を調べる(ステップ407)。HWが0ならば(ステッ
プ407)ステップ406へもどる。HWが1ならば
(ステップ407)、すなわちカートリッジが無い状態
から装着された状態になったならば、回復動作を行う
(ステップ409)。その後記憶領域HWに0を書き込
み(ステップ410)、ステップ405へもどる。
【0042】以上の制御を行うことにより、カートリッ
ジが装着されたことを検知し、その結果回復動作を行う
ようにすることができる。
【0043】この発明は、特にインクジェット記録方式
の中でも熱エネルギーを利用する方式の記録ヘッド、記
録装置において、優れた効果をもたらすものである。
【0044】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生
せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的
にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡
を形成できるので有効である。この気泡の成長,収縮に
より吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、
少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス
形状とすると、即時適切に気泡の成長,収縮が行われる
ので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成
でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号として
は、米国特許第4463359号明細書、同第4345
262号明細書に記載されているようなものが適してい
る。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国
特許第4313124号明細書に記載されている条件を
採用すると、更に優れた記録を行うことができる。
【0045】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる厚生を
開示する特開昭59年第138461号広報に基づいた
構成としても本発明は有効である。
【0046】
【発明の効果】この発明の請求項1,2,5のいずれか
では、交換可能なインクジェットヘッドを具備し、パル
スモータを用いて記録ヘッドを往復運動させて両方向記
録を行うシリアル記録装置において、ヘッドが記録装置
に装着されたことを検知し、その結果、印字位置補正と
イニシャライズを行う手段を具備し、また、計数値の差
に基づいて両方向の記録の誤差を補正することにより、
常に印字位置ずれおよびヘッド着脱によるホームポジシ
ョンのずれのない画像を得ることのできる記録装置を提
供できる。
【0047】また、この発明の3,4,5のいずれかで
は、交換可能なインクジェットヘッドを具備する記録装
置において、ヘッドが記録装置に装着されたことを検知
し、その結果、回復動作を行う手段を具備することによ
り、ユーザが意識的に回復動作を行わなくても、常に不
吐のない画像を得ることのできる記録装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例であるシリアル記録装
置の構成を示す構成図
【図2】 第1実施例のシリアル記録装置の一部切欠斜
視図
【図3】 第1実施例の着脱検出手段の構成を示す構成
【図4】 第1実施例のヘッド着脱動作を制御するフロ
ーチャート
【図5】 第1実施例の補正値の検出動作を制御するフ
ローチャート
【図6】 第1実施例の補正値検出時の記録ヘッドの移
動を示す図
【図7】 第1実施例の記録時の補正動作を制御するフ
ローチャート
【図8】 第1実施例の補正動作による記録ヘッドの移
動を示す図
【図9】 この発明の第2実施例であるシリアル記録装
置の構成を示すブロック図
【図10】 第2実施例の動作を制御するフローチャー
【符号の説明】
100 着脱検知手段 101 CPU 102 RAM 103 印字位置補正手段(第1,第2補正手段) 104 ROM H 記録ヘッド 201 フィードモータ 202 押え部材 203 ワイヤ 204 HPセンサ 205 カートリッジ 207 ケーブル 208 パルスモータ 209 記録媒体 210 プラテンローラ 211 シャフト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 25/34 29/20 8804−2C 29/38 Z 8804−2C (72)発明者 霜田 明良 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 正木 友章 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換可能なインクジェットヘッドを有
    し、パルスモータを用いて記録ヘッドを往復運動させて
    両方向記録を行うシリアル記録装置において、前記ヘッ
    ドが前記記録装置に着脱されたことを検知する着脱検知
    手段と、前記着脱検知手段による検知で印字位置補正お
    よびイニシャライズを行わせる第1の補正手段と、前記
    記録ヘッドの基準位置を与える位置検出手段と、前記記
    録ヘッドを一定領域往復運動させたとき、前記位置検出
    手段からのパルス数を両方向のそれぞれについて計数す
    る計数手段と、前記計数手段からの各計数値の差に基づ
    いて両方向の記録の誤差の補正をする第2の補正手段
    と、前記第2の補正手段による誤差の補正により印字開
    始位置を一定に保持する保持手段と、を具備してなるこ
    とを特徴とするシリアル記録装置。
  2. 【請求項2】 第1の補正手段は、補正中にイニシャラ
    イズを行うことを特徴とする請求項1記載のシリアル記
    録装置。
  3. 【請求項3】 交換可能なインクジェットヘッドを有す
    るシリアル記録装置において、前記ヘッドが前記記録装
    置に装着されたことを検知する装着検知手段と、前記装
    着検知手段による装着を検知して回復動作を行う回復手
    段と、を具備してなることを特徴とするシリアル記録装
    置。
  4. 【請求項4】 インクジェットヘッドとインクタンクを
    一体としたことを特徴とする請求項3記載のシリアル記
    録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出する複
    数の吐出部と、対応する吐出部毎に設けられ、インクに
    熱による状態変化を生起させ該状態変化に基づいてイン
    クを前記吐出部から吐出させて飛翔的液滴を形成する熱
    エネルギー発生手段とを有したことを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載のシリアル記録装置。
JP22577992A 1992-08-25 1992-08-25 シリアル記録装置 Withdrawn JPH0664272A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2774327A1 (fr) * 1998-02-05 1999-08-06 Funai Electric Co Systeme d'imprimante ayant deux cartouches d'encre ou plus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2774327A1 (fr) * 1998-02-05 1999-08-06 Funai Electric Co Systeme d'imprimante ayant deux cartouches d'encre ou plus

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