JPH0664243U - カメラの防水構造 - Google Patents
カメラの防水構造Info
- Publication number
- JPH0664243U JPH0664243U JP361393U JP361393U JPH0664243U JP H0664243 U JPH0664243 U JP H0664243U JP 361393 U JP361393 U JP 361393U JP 361393 U JP361393 U JP 361393U JP H0664243 U JPH0664243 U JP H0664243U
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- JP
- Japan
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- pressing
- holding portion
- switch member
- fixing member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が簡単で確実なカメラの操作用釦の防水
構造を提供する。 【構成】 外壁11の凸状壁部11aにスイッチ部材21の保
持部21bを嵌合させる。次に弾性を有している保持部21
bに固定部材31の内側面部を圧入する。保持部21bは図
のようなテーパー形状となっており、また固定部材31の
内側面部に突起31aがあるので圧入により側面に強い力
がかかり外壁の凸状壁部11aにスイッチ部材21が固定さ
れる。次に押圧釦動作を説明すると、図の状態より押圧
部51を押圧すると、付勢部21eが変形し、導通片22がプ
リント基板41の導通部41a,41bと導通状態となり、デ
ート写し込みの日付設定が行なえるようになる。また押
圧動作を中止すると付勢部21eの復元力でスイッチ部材
21は復帰し、再び導通部41aと41bとの間が非導通とな
る。
構造を提供する。 【構成】 外壁11の凸状壁部11aにスイッチ部材21の保
持部21bを嵌合させる。次に弾性を有している保持部21
bに固定部材31の内側面部を圧入する。保持部21bは図
のようなテーパー形状となっており、また固定部材31の
内側面部に突起31aがあるので圧入により側面に強い力
がかかり外壁の凸状壁部11aにスイッチ部材21が固定さ
れる。次に押圧釦動作を説明すると、図の状態より押圧
部51を押圧すると、付勢部21eが変形し、導通片22がプ
リント基板41の導通部41a,41bと導通状態となり、デ
ート写し込みの日付設定が行なえるようになる。また押
圧動作を中止すると付勢部21eの復元力でスイッチ部材
21は復帰し、再び導通部41aと41bとの間が非導通とな
る。
Description
【0001】
本考案は、カメラの押圧釦の防水構造に関するものである。
【0002】
従来、この種のカメラの押圧釦の防水構造としては、スイッチ部材と外壁との 間の隙間を封止する封止部材を設けたものがある。このような防水構造の一例を 図6に示した。図6はシャッターレリーズ釦の断面図を示していて、図において 、外壁801に形成した凸状壁部内801aで押圧動作によりレリーズ等を行なわせる シャッターレリーズ釦804を備えて、シャッターレリーズ釦804と外壁801との間 の隙間を封止する封止部材802を設け、前記封止部材802の一端部をシャッターレ リーズ釦804に固定すると共に、他端部を凸状壁部内801aの内周に固定部材803 を介して固定したカメラの防水構造が知られている(実開昭63-135333号参照) 。
【0003】 また、外壁に押圧動作により操作を行なわせるスイッチ部材を備え、スイッチ 部材と外壁との間の隙間を封止する封止部材を設け、前記封止部材の一端部にス イッチ部材を固定するとともに、他端部を外壁にシリコン接着剤等で接着し固定 した防水構造が知られている。
【0004】
従来の技術で述べたもののうち、前者においては次のような問題点を有してい た。即ち、 (イ)薄型化しようとすると、スイッチ部材、外壁、封止部材、および固定部材 が積層構造となっているため薄型としては不向きであるという問題点を有してい た。
【0005】 (ロ)また、固定部材は封止部材を押圧しつつ外壁に圧入または係止させるため 部品の加工精度および組立精度が必要であるという問題点を有していた。
【0006】 (ハ)また、外壁に形成した凸状壁部内に固定部材を配置しているため固定部材 のスペース分凸状壁部分が大きくなり押圧釦が大型化し小型の押圧釦としては不 向きであるという問題点を有していた。
【0007】 (ニ)さらに、外壁の凸状壁部分に固定部材を係止させるための突起を出す加工 が困難であるといった問題点を有していた。
【0008】 また、後者においては次のような問題点を有していた。即ち (イ)接着が不完全であると防水出来ないという問題を有していた。
【0009】 (ロ)プリント基板の導電部に付着すると導通しないという問題を有していた。
【0010】 (ハ)接着剤が乾くまで次の作動ができないという問題点を有していた。
【0011】 本考案は、上記のような従来のカメラの防水構造のもつ問題点を解消し、スイ ッチ部材の防水構造が簡単かつ確実であり、しかもスイッチ部材の弾性を有する 保持部を固定部材で側圧して固定するようにしたので薄型化、小型化が図れるカ メラの操作用釦の防水構造を提供することを目的としている。
【0012】
このような目的は、以下の本考案により達成される。即ち、 孔部と該孔部の周りに沿って形成され内方に向かって突出した凸状壁部とを有す る外壁と、 押圧操作によって変位する押圧部、該押圧部の周縁に前記押圧部を所定方向に付 勢するべく形成され且つ水を透過させないように形成された付勢部と、該付勢部 の外周に設けた弾性を有した保持部と、を有した一体的に形成したスイッチ部材 と、 開口を有し前記保持部を固定する固定部材と、 を有し、前記外壁の孔部に前記スイッチ部材の押圧部が位置するとともに、前記 保持部が凸状壁部の外周面を包囲するように装着され、該保持部の外周に前記固 定部材を前記保持部が凸状壁部の外周面に圧縮するように構成したことを特徴と する防水構造を有したカメラ。
【0013】
上記のように構成したから固定部材の開口部をスイッチ部材の保持部の弾性体 の外周を取り囲むような形状にし、外壁の凸状壁部の方向に均一に側圧するよう にしたので、外壁とスイッチ部材との間の隙間を封止して防水できる。
【0014】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1は実施例1 及び実施例2のカメラの背面斜視図である。図1でA−A断面が実施例1、B− B断面が実施例2である。
【0015】 (実施例1) 図2,図3,図4は本考案の実施例1を示している。図2はデーター写し込み 日付設定釦の押圧しない状態図、図3はデーター写し込み日付設定釦の押圧動作 をしている状態図、図4は分解要部斜視図である。外壁11は、例えばポリカーボ ネートのようなプラスチックを用い、成形加工されている。外壁11には凸状壁部 11aがありその外壁面部11bには後述のスイッチ部材21の保持部21bが取付けら れており、外壁11には押圧部51のための孔部11cが設けられている。
【0016】 また、スイッチ部材21は押圧操作により変位する押圧部51、押圧部を所定方向 に付勢する円錐形状の付勢部21e、および付勢部21eの外周に設けた弾性を有し た保持部21bからなっている。付勢部21eと付勢部21eの一端部21dには導通片 22を固着する部分21hがある。スイッチ部材21の一端部21dの21fに固定された 押圧部51を図2で下側に押すと付勢部21eが弾性変形し図3のようになる。なお 導通片22はスイッチ部材21と一体成形されている。一方、付勢部21eの弾性を有 する他端部21iには外壁の凸状壁部11aに取付く図2,3に示すようなテーパー 形状をした保持部21bがある。また導通片22は前記のスイッチ部材21の固定部21 hに固着され、22aは導通部で押圧部51の押圧動作で後述するプリント基板の導 通部41aと導通部41bとが導通するようになる。
【0017】 固定部材31は硬質のプラスチックを用い、成形加工される。形状は図4の斜視 図のように外側面部はほぼ4角形状で、内側面部は左右円弧状で中間は内側に大 きな円弧状の湾曲をしている。さらに固定部材31の内側面部31aは図2,3の断 面図のように爪状の突起がありスイッチ部材21の保持部21bを側圧し、また固定 部材31がはずれにくいようになっている。前記のような形状にしたから固定部材 31が保持部21bの弾性力により変形されて中央部の側圧が弱くなるのを防止でき るような防水構造となっている。
【0018】 なお41はプリント基板で41a,41bはプリント基板上の導通パターン部である 。押圧部51を押すと、導通部22が導通部41a,41bを押し41aと41b間で導通す る。
【0019】 実施例1の組立と押圧釦操作を説明すると、外壁11の凸状壁部11aに保持部21 bの内側面部21aを嵌合させる。次にスイッチ部材21の弾性体でテーパー形状を 有している保持部21bに固定部材31の内側面部を圧入する。保持部21bは図2, 3のようなテーパー形状となっており、また固定部材31の内側面部31aに突起が あるので圧入により側面に強い力がかかり外壁の凸状壁部にスイッチ部材が固定 される。
【0020】 次に押圧釦動作を説明すると、図2の状態より押圧部51を図3の矢印の方向に 押圧すると、付勢部21eが図3のように変形する。すると導通片22がプリント基 板の導通部41a,41bと導通状態となり、デート写し込みの日付設定が行なえる ようになる。また押圧動作をやめると付勢部21eの復元力で復帰し再び導通部41 aと41bとの間が非導通となる。
【0021】 (実施例2) 図5は本考案の実施例2を示しておりシャッターレリーズ釦の押圧しない状態 を示している。外壁11には凸状壁部11aがあり、外壁面部11bは後述の保持部21 bが嵌合する個所であり内壁面部には押圧部51のための孔部11cが設けられてい る。
【0022】 スイッチ部材21は実施例1とほぼ同じ形状となっており、異なる個所について 述べるとスイッチ部材21の21fは押圧部51を固定する部分である。
【0023】 固定部材31は硬質のプラスチックを用い成形加工され、形状は図5の断面図の ように、外側面部は円状で内側面部も円状となっている。さらに内側面部はテー パー状でかつ内側面部31bがあり保持部21bの外側面部を側圧し、また固定部材 31がはずれにくいような防水構成となっている。なお、実施例1と同一要素には 同一の符号を付して説明を省略した。
【0024】 実施例2の組立を説明すると、実施例1とほぼ同じで異なる個所を説明する。 保持部21bの外側面部は円筒形状をなし、固定部材31の内側面は内側面部31bが ある。固定部材31を保持部21bに挿入するとテーパーがあるためスイッチ部材21 と外壁11は強く圧着される。
【0025】 ここで、他の実施例として実施例1ではデート写し込み設定釦を3個まとめた 構造であるが、実施例2のように1個でもよく、各々に釦を設けてもよい。また 、実施例1の固定部材31の内側面部の形状を両端円弧状、中間内側に凸状湾曲と したが、前記内側面部31bの形状は保持部21bを均一に側圧できるものであれば よく、例えば正方形状の場合は4側面側に凸状の湾曲形状でよい。また、固定部 材31の内側面部31bを正方形状としスイッチ部材21の保持部21bの外側面部が凸 状の湾曲としてもよい。また、実施例1,2のスイッチはプリント基板41の導通 パターン部41a,41bが導通部22に接触する方式であるが、22を非導通部として 22の押動により単独のスイッチを操作させてもよい。
【0026】
本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果が得られる。
【0027】 スイッチ部材の保持部を外壁の凸状壁部に固定部材の内側面部を介して側圧し ているので、簡単な作業で外壁にスイッチ部材を固定部材を介して確実に固定で きる。また、外壁、スイッチ部材および固定部材を平面的に配置した構造にした ので、薄型化ができ特にカメラ背面のデート写し込み機構等の押圧釦の構造に適 する。また、固定部材はスイッチ部材の保持部の弾性変形による反発力で内側面 部が押され固定しているのではずれにくい。また、固定部材はスイッチ部材の外 側面の保持部を固定するので押圧部は小型化できる。また、固定部材の圧入は保 持部の弾性変形を利用しているので高精度の寸法関係が必要なくなる。また、接 着剤を使用していないで、「考案が解決しようとする課題」で前述したような問 題点が解消する。
【図1】本考案を適用するカメラの背面斜視図。
【図2】図1のA−A断面図を示す本考案の実施例1の
押圧しない状態図。
押圧しない状態図。
【図3】図1のA−A断面図を示す本考案の実施例1の
押圧状態図。
押圧状態図。
【図4】実施例1の分解要部斜視図。
【図5】図1のB−B断面図を示す本考案の実施例2の
押圧しない状態図。
押圧しない状態図。
【図6】従来のカメラの防水構造の要部断面図。
11 外壁 11a 凸状壁部 11b 外壁面部 11c 孔部 21 スイッチ部材 21a 内側面部 21b 保持部 21d 一端部 21e 付勢部 21i 他端部 31 固定部材 31a,31b 内側面部 51 押圧部
Claims (1)
- 【請求項1】 孔部と該孔部の周りに沿って形成され内
方に向かって突出した凸状壁部とを有する外壁と、 押圧操作によって変位する押圧部、該押圧部の周縁に前
記押圧部を所定方向に付勢するべく形成され且つ水を透
過させないように形成された付勢部と、該付勢部の外周
に設けた弾性を有した保持部と、を有した一体的に形成
したスイッチ部材と、 開口を有し前記保持部を固定する固定部材と、 を有し前記外壁の孔部に前記スイッチ部材の押圧部が位
置するとともに、前記保持部が凸状壁部の外周面を包囲
するように装着され、該保持部の外周に前記固定部材を
前記保持部が凸状壁部の外周面に圧縮するように構成し
たことを特徴とする防水構造を有したカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP361393U JPH0664243U (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | カメラの防水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP361393U JPH0664243U (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | カメラの防水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664243U true JPH0664243U (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=11562347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP361393U Pending JPH0664243U (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | カメラの防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664243U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4738199B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2011-08-03 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6346867U (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-30 |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP361393U patent/JPH0664243U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6346867U (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-30 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4738199B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2011-08-03 | 株式会社東芝 | 電子機器 |
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