JPH0664162B2 - 水深計付電子時計 - Google Patents

水深計付電子時計

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JPH0664162B2
JPH0664162B2 JP60250332A JP25033285A JPH0664162B2 JP H0664162 B2 JPH0664162 B2 JP H0664162B2 JP 60250332 A JP60250332 A JP 60250332A JP 25033285 A JP25033285 A JP 25033285A JP H0664162 B2 JPH0664162 B2 JP H0664162B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水深計付電子時計に関する。
〔従来の技術〕
近年、電子時計に於ける多機能化が進み、多種多様な機
能が備えられて来たが、その中で市場からは最近ダイバ
ー用ウォッチの要求が強く、必然的に付加機能として水
深計機能付電子時計の要求が高まって来たが、現在提案
されている水深計付電子時計は時計回路と表示装置と電
池からなる電子時計に付加機能として水深計回路を設
け、表示装置と電池を共用して、切換えにより時刻表示
と水深表示をさせるものであった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述の水深計付電子時計に於いては、単に時計回路と水
深計回路とを電源電池及び表示装置を兼用して、切換え
ることにより時刻表示と水深表示をさせているだけのも
のであるため、例えば電池電圧が低下して水深計回路が
正常に動作しなくなった場合にも、水深計回路を動作さ
せ且つ水深表示が行われてしまうため、使用者は実際に
潜水した水深と異なる水深表示がされている事に気ずか
ずに潜水をしてしまう事になり、非常に危険を伴うと云
う問題点があった。更に従来の水深計付電子時計では表
示等の切換えを行うのに外部操作部材(プッシュボタン
等)を使っているので水中に於ける操作時、防水性が低
くなり水が時計内に入り込むと云う様な問題点もあっ
た。
本発明は、上述の様な問題点を解消させ、信頼性、操作
性の良い水深計付電子時計を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は次の様な構成とし
ている。すなわち電源用電池と、時計回路、表示装置、
水圧センサ、該水圧センサからのセンサ信号を入力とし
て水深情報信号を出力する水深計回路、時計モードと水
深計モードとを切換設定するためのモード制御回路、該
モード制御回路からの制御信号により前記時計回路から
の時刻情報信号と水深計回路からの水深情報信号とを前
記表示装置に切換え表示するための表示切換え回路を有
する水深計付電子時計に於いて、前記電池の電圧低下を
検出する電池電圧検出回路と、前記水深計回路の非潜水
状態を検出するための放置時間検出回路とを設け、前記
電池電圧検出回路の検出信号と、前記放置時間検出回路
の検出信号によって前記モード制御回路を時計モードに
強制設定するごとく構成したことを特徴とする。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面により説明する。
第1図は本発明に於ける水深計付電子時計の時刻モード
を示す正面図、第2図は付加機能である水深計モードを
示す正面図であり、第2図(イ)は水深表示モード、第
2図(ロ)は潜水タイマモードを示す。第1図及び第2
図に於いて、1は水深計付電子時計、2は表示装置、3
はモード選択ボタン、4及び5は時刻修正及びタイマ時
間の設定を行うためのセレクトボタン及びセットボタン
であり、セレクトボタン4は誤動作を防止するため沈み
ボタン構造となっている。6はランプボタン、7は水圧
センサである。そして第1図に於いては10時30分の時刻
表示状態を示し、又第2図(イ)は、10.5メートルの水
深表示状態、第2図(ロ)は、残り時間16分の潜水タイ
マ表示状態を、それぞれ示している。
第3図は第1図に示す水深計付電子時計の回路ブロック
線図を示す。
51は時計回路であり、発振器10、分周回路11計時回路12
より構成されており、前記発振器10からの発振信号を入
力として分周回路11は分周動作を行い分周信号
を出力する。前記計時回路12は分周信号を入力と
して計時動作を行い時刻情報信号P1を出力する。13は表
示切換回路であり、入力端子Aには前記時刻情報信号P1
が入力されており、入力端子Bには後述する付加機能情
報切換回路70からの付加機能情報信号P5が入力されてい
る。
そしてコントロール端子Cが後述する制御信号PC1によ
って レベルにあるときは前記時刻情報信号P1を選択的に表示
情報信号P2として出力し、 レベルのときは前記付加機能情報信号P5を表示情報信号
P2として出力する。
14はデコーダであり、前記表示情報信号P2を入力として
表示装置2に第1図、又は第2図(イ)、(ロ)に示す
如き時刻表示、又は水深表示、潜水タイマ表示を行う。
3a、4a、5a、6aは第1図に示す各操作ボタン3、4、
5、6によって制御されるスイッチであり、3aはモード
選択スイッチ、4aはセレクトスイッチ、5aはセットスイ
ッチ、6aはランプスイッチである。40、41、42はパルス
化回路であり、パルス化回路40はモード選択スイッチ3a
の操作信号をパルス化してモード選択信号PMを出力し、
又パルス化回路41、42は、それぞれスイッチ4a及び5aの
操作信号をパルス化してセレクト信号PSL及びセット信
号PSTを出力する。
39はモード制御回路であり、3個の出力端子Q
、Qを有する3進のシフトレジスタによって構成
され、クロック端子φに供給されるモード選択信号PMに
従って実線で示すごとく各出力端子Q、Q、Q
順次指定するとともに、リセット端子Rに供給される信
号に従って点線で示すごとくQ端子の指定状態に強制
的に復帰する。
そしてQ端子の指定時には時計機能指定信号PC1を出
力し、又Q端子の指定時には潜水タイマ指定信号PC2
を出力し、さらにQ端子の指定時には、水深計指定信
号PC3を出力する。7は第1図に示した水圧センサであ
り、ダイヤフラム型半導体圧力センサで構成され、水圧
を検出して電気的なセンサ信号PPを出力する。
17は水深計回路であり、増巾回路18、水圧測定回路19、
水深検出回路20、初期値設定回路21から構成されてお
り、前記増巾回路18は、センサ信号PPを増巾して水圧測
定回路19に供給し、水圧測定回路19はアナログ信号とし
て入力される前記センサ信号PPをデジタル値に変換する
と共に水深情報信号P3に変換する動作を行う。
又、初期値設定回路21は、前記モード制御回路39の時計
機能指定信号PC1をインバータ61によって反転させた信
号▲▼が遅延回路62によって一定時間遅延された
後トリガー端子Tに供給されることによって下記の初期
設定動作を行う。
すなわちモード制御回路39が時計モードから潜水モード
である潜水タイマモード又は水深計モードに切換えられ
てから一定時間経過後に(この遅延時間は後述する電源
供給開始から水深計回路17の動作が安定する迄の時間で
ある。)水圧センサ7、増巾回路18、水圧測定回路19に
よって測定された最初の圧力値Vを初期値Vとして
記憶するとともに、水深情報信号P3としては、第1式に
示すごとく測定圧力値Vから初期値Vを減算した値
を表示情報として出力する。
P3=V−V…………………………(1) しかし初期値設定時に於いてはV=Vであるため水
深情報信号P3による表示値は0メートルとなる。
以上が初期設定動作であり、以後潜水動作が開始され、
水圧センサ7に水圧が加わることによって水圧測定回路
19の測定圧力値が△Vだけ増加した時の水深情報信号
P3は第2式によって求められる。
P3=(V+△V)−V……………(2) 上記第2式にV=Vを代入すると第3式のごとく P3=△V………………………………(3) 水深情報信号P3による表示値は潜水によって水圧センサ
7に加わる圧力の増加分△Vとなる。
次にこの初期値設定動作の必要性について説明する。
例えば本発明の水深計付電子時計を海で使用する場合
と、気圧の低い山上湖で使用する場合について考える
と、もし初期値設定を行わないとすれば海に於ける水面
上と山上湖に於ける水面上とでは、気圧条件の違いによ
り水圧センサ7に加わる圧力値が異なるため水深情報信
号P3による表示値も異なる値となり、この状態で潜水動
作を開始しても正しい水深表示が出来ないという問題が
ある。この問題を解決するための方法としては、水深計
回路17の増巾回路18にオフセット調整用の可変抵抗器を
設け、この可変抵抗器をリューズ等の外部操作部材を用
いて可変することにより、水面上での水深表示を0メー
トルに合わせ込む必要があった。本発明の初期値設定動
作は、水深計付電子時計1の気圧条件の異なる場所での
使用や、圧力センサ7に対する温度条件の違いによって
生ずるすべてのオフセットを自動的に調整することによ
り、水圧による圧力変化のみを水深情報信号P3として出
力するようにしたものである。
前記水深検出回路20は前記水圧測定回路19からの水深情
報信号P3を入力として、予め設定された水深検出を行
い、潜水が行われていない状態、すなわち水深0メート
ル〜1メートルの範囲を検出した時に出力する第1の水
深検出信号PK1と、水深が深く水中が暗くなる状態、す
なわち30メートル〜40メートル以上を検出した時に出力
する第2の水深検出信号PK2を出力端子Q、Qより
出力する。
63は電源制御回路であり、前記時計機能指定信号PC1の
反転信号▲▼が供給されている間だけ、動作状態
となり、電源電圧を前記水深計回路17の電源端子Vdd
供給する。
60は水圧スイッチ回路であり、急変検出回路64、スイッ
チタイマ65により構成されている。
前記急変検出回路64は前記水圧測定回路19からの水深情
報信号P3を入力として、前記水圧センサ7が通常の潜水
による圧力変化より、急激な圧力変化を検出したときに
動作する回路であり、パルス化された水圧急変信号PKS
を出力する。
又スイッチタイマ65は、急変検出回路64からの水圧急変
信号PKSを入力として動作し、出力端Qから一定時間巾
のスイッチ信号PSを出力する。
25は放置時間検出回路であり、動作を制御するリセット
端子Rには前記水深検出回路20から出力される第1の水
深検出信号PK1をインバータ66によって反転させた信号
▲▼と、前記モード制御回路39からの時計機能指
定信号PC1がORゲート67を介して供給され、又クロック
端子φには前記分周回路11からの分周信号が供給さ
れている。上記放置時間検出回路25は、リセット端子R
に供給される第1の水深検出信号PK1の反転信号▲
▼と、時計機能指定信号PC1が共に レベルの時にクロック信号による計数動作を行い、
一定時間(本実施例では10分間)を計数とするとタイム
アップ信号PZを出力する。54は潜水タイマ回路であり、
パルス化回路56、T−FF55、タイマ機能回路27より構成
されており、前記パルス化回路56は前記水深検出回路20
から出力される第1の水深検出信号PK1を入力として、
該第1の水深検出信号PK1の立上り、及び立下がり時に
パルス信号を出力する。T−FF55は前記パルス化回路56
からのパルス信号を入力として反転動作しタイマ制御信
号PTを出力する。又、リセット端子Rには前記時計機能
指定信号PC1が入力されており、時計モードに於いては
非動作状態となっている。又、前記タイマ機能回路27は
タイマ制御信号PTを計数制御端子CEに供給されることに
よって動作するタイマ回路であり、セレクト端子SLとセ
ット端子STに供給されるセレクト信号PSL及びセット信
号PSTによってセットされたタイマ動作時間を出力端子
Qよりタイマ情報信号P4として出力するとともに、クロ
ック端子φに供給されるクロック信号によって減算
動作を行い、セットされたタイマ動作時間の減算を終了
した時に出力端子Bからタイムアップ信号PBを出力す
る。
28はブザー装置で、駆動回路29、ブザー30により構成さ
れ、前記潜水タイマ回路54からのタイムアップ信号PBが
入力されると駆動回路29が一定時間動作してブザー30を
駆動することによりタイマ時間の終了を警報する。
70は付加機能情報切換回路で、セレクタ71、セット、リ
セット端子付のT−FF72、ANDゲート73、74、75、イン
バータ76により構成されている。
前記セレクタ71の入力端子Aには、前記水圧測定回路19
から出力される水深情報信号P3が入力され、入力端子B
には前記タイマ機能回路27から出力されるタイマ情報信
号P4が入力されており、制御端子Cが レベルの時は入力端子Aに入力されている水深情報信号
P3が選択的に出力端子Qより付加機能情報P5として出力
され、又、 レベルのときは入力端子Bに入力されているタイマ情報
信号P4が付加機能情報信号P5として出力される。
T−FF72は、セット、リセットを優先するT−FFであ
り、セット端子Sが レベルの時は出力端子Qを レベルに、又リセット端子Rが レベルの時は出力端子Qを レベルに強制的に設定し、セット端子Sとリセット端子
Rが共に レベルの時のみ、トグル端子Tへの信号入力ごとに出力
端子Qを反転させ、その出力信号を切換制御信号PC4と
してセレクタ71の制御端子Cに供給する。
ANDゲート73及び74は前記水深検出回路20の第1の水深
検出信号PK1が レベルの時にON状態となり、又ANDゲート75は第1の水
深検出信号PK1が レベルの時にON状態となるゲートであり、前記T−FF72
のセット端子S、リセット端子R及びトグル端子Tには
それぞれ、ANDゲート73を介して水深計指定信号PC3、AN
Dゲート74を介して潜水タイマ指定信号PC2、ANDゲート7
5を介して急変検出信号PKSが供給されている。
前記付加機能情報切換回路70の動作は、水深計モードに
於いて、水深検出回路20から第1の水深検出信号PK1が
出力されている状態、すなわち潜水動作が行われていな
い状態では、ANDゲート73、74がON状態にあるため、T
−FF72の出力で制御されるセレクタ71は、モード制御回
路39の選択操作によって発生される水深計指定信号PC3
と潜水タイマ指定信号PC2によって切換制御され、又、
第1の水深検出信号PK1が出力されていない状態、すな
わち潜水動作が行われている状態ではANDゲート75がON
状態にあるため、セレクタ71は、水圧スイッチ回路60か
ら出力される急変検出信号PKSによって切換制御される
ようになっている。
31はランプ制御回路であり、ANDゲート32、33、34、OR
ゲート35から構成されておりANDゲート32、33、34の各
々の一方の入力端子には前記水深検出回路20から出力さ
れる第2の水深検出信号PK2を入力しており、他方の入
力端子には各々前記水圧スイッチ回路60のスイッチタイ
マ65から出力されるスイッチ信号PS、セットスイッチ5a
の操作信号であるセット信号PST、モード選択スイッチ3
aの操作信号であるモード選択信号PMが入力されてい
る。そしてORゲート35の4本の入力端子には、各ANDゲ
ートの出力端子とランプスイッチ6aが接続され、その出
力端子からはランプ点灯信号PLDが出力される。
36はランプ装置で、駆動回路37、照明用ランプ38により
構成され、前記ランプ制御回路31より出力されるランプ
点灯信号PLDが レベルのとき駆動回路37を介してランプ38を点灯させて
前記表示装置2の照明を行う。前記ランプ制御回路31の
動作は、前記水深検出回路20より第2の水深検出信号PK
2が出力されていない通常状態に於いては、ランプスイ
ッチ6aの操作によって発生するランプ点灯信号PLDだけ
しかランプ38の点灯を行うことが出来ないが、水深検出
回路20が、第2の水深検出信号PK2を出力する水深30メ
ートル以上になると、前記ANDゲート32、33、34がON状
態となるためモード選択スイッチ3a、セットスイッチ5a
の各スイッチと、前記水圧スイッチ回路60の動作によっ
て発生するすべてのランプ点灯信号PLDが、ランプ38の
点灯を行うことが出来る。
48は電池電圧検出回路であり、電源用電池BTの電圧の低
下を検出すると電圧低下検出信号PBDを出力し、ORゲー
ト68を介してモード制御回路39のリセット端子Rに供給
する。
次に上記構成を有する水深計付電子時計の動作を説明す
る。
まず第1図に示す時計モードに於いては、モード制御回
路39が、出力端子Qの指定状態にあり、時計機能指定
信号PC1が出力されているため、表示切換回路13は、入
力端子Aに供給された時刻情報信号P1を表示情報信号P2
として出力し、デコーダ14を介して表示装置2には、第
1図に示すごとく10時30分の時刻表示が行われている。
又、潜水タイマ回路54と放置時間検出回路25とは時計機
能指定信号PC1によってリセットされることにより非動
作状態にあり、又電源制御回路63が反転信号▲▼
によって非動作状態にあるため水深計回路17への電源供
給が停止している。
そして、この時計モードに於いてはランプ制御回路31の
ANDゲート32、33、34は、いずれもOFF状態となっている
ので、ランプスイッチ6aのみが、ランプ点灯を行うこと
が出来る。これは、第1図に示すランプボタン6を操作
したときだけランプ38が点灯することを意味している。
又セレクトボタン4及びセットボタン5を操作すること
により、公知の修正方法によって表示装置2に表示され
た時刻情報を修正することが出来る。
以上が時計モードに於ける動作であり、次に水深計モー
ドに於ける動作を説明する。
前記の時計モードから水深計モードへの切換は、モード
選択ボタン3の操作によって行われるが、まずモード選
択スイッチ3aが1回操作されるとモード制御回路39は、
クロック端子φに供給されモード選択信号PMによって実
線矢印のごとく出力端子Qの指定状態に切換わり、潜
水タイマ指定信号PC2を出力する。この結果まず時計機
能指定信号PC1が レベルに反転することによって表示切換回路13は、入力
端子Bに供給される付加機能情報信号P5の選択状態に切
換わり、また、放置時間検出回路25はリセットが解除さ
れることにより、クロック信号による時間計測を開
始し、潜水タイマ回路54は、リセットが解除されること
により動作待機状態となる。そして反転信号▲▼
レベルになることによって電源制御回路63が動作を開始
し、前記水深計回路17に電源を供給することにより該水
深計回路17は水圧センサ7からのセンサ信号PPにもとづ
く水圧測定動作を開始する。さらに前記電源制御回路63
の動作開始と同時に遅延回路62も動作を開始し、一定時
間後(本実施例では60秒)に初期設定信号PVを出力して
初期値設定回路21に供給することにより、前述のごとく
水深計回路17に初期値設定が行われ、水圧測定動作がス
タートする。しかし、この状態に於いては、まだ潜水動
作が行われていないので、水深検出回路20の出力信号
は、それぞれ第1の水深検出信号PK1が レベル、第2の水深検出信号PK2が レベルとなっている。
さらに潜水タイマ指定信号PC2の発生により、前記付加
機能情報切換回路70は、T−FF72が強制的にリセットさ
れることによって切換制御信号PC4が レベルとなりセレクタ71を入力端子Bに供給されるタイ
マ情報信号P4の選択状態に設定する。この結果タイマ情
報信号P4が、付加機能情報切換回路70と表示切換回路13
を介して第2図(ロ)に示すごとく潜水タイマ表示され
る。そして、この潜水タイマ表示された表示装置2を目
視しながら前記セレクトボタン4とセットボタン5を操
作することにより、タイマ機能回路27に必要なタイマ時
間をセットすることが出来る。
以上がタイマのセット動作であり、必要とするタイマ時
間のセットが終了したならば、前記モード選択スイッチ
3aを再度操作してモード制御回路39を出力端子Qの指
定状態に切換えることにより第2図(イ)に示す水深表
示モードを呼出す。
この水深表示モードの指定によりモード選択回路39は出
力端子Qに水深計指定信号PC3が発生すると同時に出
力端子Qの潜水タイマ指定信号PC2が無くなるため前
記付加機能情報切換回路70は、T−FF72が強制的にセッ
トされることによって切換制御信号PC4が レベルとなり、前記セレクタ71を入力端子Aに供給され
る水深情報信号P3の選択状態に設定する。この結果水深
情報信号P3が付加機能情報切換回路70と表示切換回路13
を介して第2図(ロ)に示すごとく水深表示される。
次に上記一連の操作によって水深計機能モードに設定さ
れた水深計付電子時計1を携帯者が腕に装着して潜水を
行う場合の動作を説明する。
まず潜水を行う前の状態としては、水深計回路17は前述
の初期値設定動作により水深情報信号P3は0メートル信
号を出力し、水深検出回路20は第1の水深検出信号PK1
レベルとなっている。
この状態より携帯者が潜水動作を開始し、水深1メート
ルを越えると、この水深情報信号P3を検出することによ
って水深検出回路20は、第1の水深検出信号PK1が レベルに反転する。この結果前記放置時間検出回路25
は、インバータ66を介して反転信号▲▼が レベルとなることにより再度リセットされ、計数値がク
リヤーされる。又潜水タイマ回路54は第1の水深検出信
号PK1の反転時にパルス化回路56から出力されるパルス
によってT−FF55が反転し、タイマ制御信号PTが計数制
御端子CEに供給されることによってタイマ機能回路27が
タイマ時間の減算動作を開始する。さらに付加機能情報
切換回路70は、ANDゲート73、74がOFF状態に、又インバ
ータ76を介してANDゲート75がON状態に切換えられるこ
とにより、前記モード制御回路39からの潜水タイマ指定
信号PC2と水深計指定信号PC3による表示切換の強制指定
モードが禁止され、T−FF72は前記水圧スイッチ回路60
よりANDゲート75を介してトグル端子Tに供給される水
圧急変信号PK3によって反転切換動作が行われるように
なる。
すなわち水深が1メートルを越える潜水動作中は水深計
付電子時計1を装着した腕を激しく動かして前記水圧セ
ンサ7に圧力の急変を加えることによって表示装置2の
表示モードを第2図(イ)、(ロ)に示す水深表示と潜
水タイマ表示に交互に切換えることが出来るため、携帯
者はボタンを操作することなく、水深計又は潜水タイマ
の表示を任意に呼出すことが出来る。携帯者がさらに潜
水を継続し、水深30メートルを越えると、前記水深検出
回路20がその水深情報信号P3を検出して第2の水深検出
信号PK2を出力する。この第2の水深検出信号PK2により
前記ランプ制御回路31は、ANDゲート32、33、34がすべ
てON状態となるため、ランプボタン6、モード選択ボタ
ン3、セットボタン5の全ボタンがランプ点灯機能を有
するようになるとともに、前記水圧スイッチ60の操作に
よってもスイッチ信号PSの時間巾だけランプ38の点灯が
行われる。
すなわち潜水動作中に於いて表示装置2が見えにくくな
る水深30メートル以上になると水圧スイッチにてランプ
点灯を行うようにすることによって、ランプボタン6の
操作を不用にするとともに、水深の深い場所に於いて携
帯者の思考力が鈍ることを考慮して、緊急の場合には、
どのボタンを操作してもランプ38が点灯して表示の確認
が出来るようにしている。
上記潜水動作を継続し、前記潜水タイマ回路54にセット
したタイマ時間が経過するとタイマ機能回路27の端子B
にタイムアップ信号PBが出力され、前記ブザー装置28よ
り警報音が発生する。携帯者は、前記警報音によって水
面への浮上を開始するが、この浮上中に水深が30メート
ル以下になると水深検出回路20に於ける第2の水深検出
信号PK2が無くなることによりランプ制御回路31が非動
作状態に復帰し、さらに水面まで浮上して水深が1メー
トル以下になると水深検出回路20は、第1の水深検出信
号PK1を再出力する。
この結果前記潜水タイマ回路54はT−FF55が反転するこ
とにより待期状態に設定されるとともに、付加機能情報
切換回路70は、強制指定モードに復帰し、さらに放置時
間検出回路25は、インバータ66を介して反転信号▲
▼のリセットが解除されることにより時間計測を再開
する。そして、水面上に浮上してから放置時間検出回路
25の動作時間(本実施例では10分間)が経過すると、放
置時間検出回路25からタイムアップ信号PZが出力され、
前記ORゲート68を介してモード制御回路39をリセットす
る。この結果モード制御回路39が点線矢印で示すごと
く、出力端子Qの指定状態に強制指定されて時計機能
指定信号PC1を出力することにより第1図に示す時計モ
ードに復帰する。
上記放置時間検出回路25による時計機能への復帰動作
は、モード選択ボタン3の誤操作によって水深計モード
を呼出してしまった場合や、潜水動作の終了後に水深計
モードのまま携帯者が気がつかないで放置した場合に生
ずる水深計回路17の無駄な電流消費を防止するためのも
のであるが、携帯者が気がついた場合には、モード選択
ボタン3を操作してモード選択回路39を手動復帰させる
ことによってさらに無駄な電流消費を減少させることが
出来る。
以上が電池BTの電圧が充分にある場合の通常動作であ
り、次に電池BTの交換時期が近づくことによって電池電
圧が低下している場合の動作について説明する。
電池BTの電圧が予め定められた電圧値より低下すると前
記電池電圧検出回路48は、この電圧低下を検出して電圧
低下検出信号PBDを出力し、ORゲート68を介してモード
制御回路39をリセット状態に保持する。
したがって、この電圧低下検出信号PBDが出力されると
モード制御回路39は時計モードが強制的に設定され、付
加機能である水深計モードへの切換が行われないように
なっている。
このことは、生命の危険がともなう水深計機能を電圧が
低下した不安定状態に於いて禁止することによって測定
装置としての信頼性を保証している。
第4図は他の実施例に於ける水深計付電子時計の回路ブ
ロック線図であり、基本的には第3図の回路ブロック線
図と同様の構成を取るが、異なる部分としては、前記水
圧スイッチ回路60の代りに光スイッチ回路80と、この光
スイッチ回路80に光入力信号PIHを供給する光センサ8
が設けられている。
前記光センサ8は後述するごとく水深計付電子時計1の
外部光を検出する位置に装備されており、又光スイッチ
回路80は光入力信号PIHをパルス信号としての光急変信
号PKHを出力する光検出回路81と、前記光急変信号PKHを
入力として動作し、出力端子Qから一定時間巾のスイッ
チ信号PSを出力するスイッチタイマ82により構成されて
いる。上記構成に於ける光急変信号PKHとスイッチ信号P
Sによる制御機能は第3図に於ける水圧急変信号PKS及び
スイッチ信号PSに於ける制御機能と同一である。
第5図は、第4図に示す水深計付電子時計1の光入力状
態を示す斜視図であり、表示装置2の下部に配設された
光センサ8に向けて、水中ライト9を点灯させることに
よって表示装置2の表示を第2図(イ)、(ロ)に示す
潜水タイマ表示と水深計表示とに切換表示させることが
出来る。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明によれば電源用電
池の電圧が低下して水深計回路の動作が不安定になり、
正常動作が行われない状態に於いては、時計モードから
水深計モードに移行させないようにすることによって、
水深計回路が正常動作しない状態での水深計としての使
用を禁止して携帯者の生命の危険を防止するとともに、
水中での表示切換えや、ランプ点灯を水圧スイッチや、
光スイッチ等の非接触スイッチを用いて行うようにする
ことによって、浸水トラブルの危険をともなう水中での
ボタン操作を不用としたものであり、上記構成によって
極めて信頼性の高い水深計付電子時計の実現を可能とし
ている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の水深計付電子時計に於ける時計モード
を示す正面図、第2図(イ)、(ロ)は付加機能である
水深表示モード及び潜水タイマ表示モードを示す正面
図、第3図は本発明の水深計付電子時計の回路ブロック
線図、第4図は他の実施例の回路ブロック線図、第5図
は第4図に示す電子時計の光入力状態に於ける斜視図で
ある。 7……水圧センサ、 13……表示切換回路、 17……水深計回路、 19……水圧測定回路、 20……水深検出回路、 39……モード制御回路、 51……時計回路、 54……潜水タイマ回路、 70……付加機能情報切換回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】時計回路と、表示装置と、水圧センサと、
    該水圧センサからのセンサ信号を入力として水深情報信
    号を出力する水深計回路と、前記時計回路と水深計回路
    からの信号に基づいて潜水時間情報を出力する計時回路
    と、前記水深計回路からの信号に基づき水圧の急激な変
    化を検出して信号を出力する急変検出回路と、前記水深
    計回路からの水深情報と前記計時回路からの潜水時間情
    報とを切換えて前記表示装置へ出力するための情報切換
    回路と、該情報切換回路を制御する外部操作スイッチと
    を有し、前記情報切換回路は前記水深計回路からの信号
    に基づき、水深情報が所定の値以下の時は前記外部操作
    スイッチによってのみ制御されるとともに、水深情報が
    所定の値を越した時は前記急変検出回路からの信号によ
    ってのみ制御されて表示情報を切り換えることを特徴と
    する水深計付電子時計。
  2. 【請求項2】時計回路と、表示装置と、水圧センサと、
    該水圧センサからのセンサ信号を入力として水深情報信
    号を出力する水深計回路と、前記時計回路と水深計回路
    からの信号に基づいて潜水時間情報を出力する計時回路
    と、光の急激な変化を検出して検出信号を出力する光ス
    イッチ回路と、前記水深計回路からの水深情報と前記計
    時回路からの潜水時間情報とを切換えて前記表示装置へ
    出力するための情報切換回路と、該情報切換回路を制御
    する外部操作スイッチとを有し、前記情報切換回路は前
    記水深計回路からの信号に基づき、水深情報が所定の値
    以下の時は前記外部操作スイッチによってのみ制御され
    るとともに、水深情報が所定の値を越した時は前記光ス
    イッチ回路からの検出信号によってのみ制御されて表示
    情報を切り換えることを特徴とする水深計付電子時計。
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