JPH0664023U - 香気発生装置及びこれを使用した空気清浄装置 - Google Patents

香気発生装置及びこれを使用した空気清浄装置

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JPH0664023U
JPH0664023U JP004534U JP453493U JPH0664023U JP H0664023 U JPH0664023 U JP H0664023U JP 004534 U JP004534 U JP 004534U JP 453493 U JP453493 U JP 453493U JP H0664023 U JPH0664023 U JP H0664023U
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aroma
generating device
piston
container
air
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州彦 村尾
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Teac Corp
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  • Electrostatic Separation (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、芳香剤の香気を強制的に発散させ
る香気発生装置及びこれを使用した空気清浄装置に関
し、小型の装置で、広い空間、狭い空間を問わず、適量
の香気を発生できることを目的とする。 【構成】 容器1は、香気の放出口5を有し、芳香剤4
が収納される。ピストン2の圧縮板7には、通気孔9が
穿設されており、弁10が通気孔9を塞ぐ位置に設けら
れている。ソレノイド11は、ピストン2を容器1内で
A方向に摺動させる。スプリング3は、復原力により、
ピストン2を容器1内でB方向に摺動させる。ピストン
2がA方向に摺動するとき、弁10が開き、空気が通気
孔9から流入する。ピストン2がB方向に摺動すると
き、弁10が閉じ、放出口5から香気が放出される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、香気発生装置及びこれを使用した空気清浄装置に係り、特に、芳香 剤の香気を強制的に発散させる香気発生装置及びこれを使用した空気清浄装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
芳香剤としては、芳香液を液体のまま袋に入れたものと、芳香液を含浸させた カルシウム塩で作った固形状のものとがある。従来の香気発生器では、これらの 芳香剤を香気放出口のある容器に入れて、香気を自然発散させている。また、香 気の発生量を増加させたいときは、芳香剤の周囲の温度を上げるか、或いは、芳 香剤に風を当てるという方法をとっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
自然発散により香気を放出する方法では、香気の発散量は、芳香剤の表面積で 決まる。このため、広い空間に香気を発散させるには、相当量の芳香剤を必要と し、放出口のある容器と組合せて、発散量を適量に調節することは難しく、また 、容器が大型になってしまうという問題があった。
【0004】 また、周囲の温度を上げたり、風を当てたりする方法では、過剰に香気を発生 させてしまう恐れがあり、香気発生量の調節が難しく、また、装置が大型になる という問題があった。
【0005】 本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、小型の装置で、広い空間、狭い 空間を問わず、適量の香気を発生できる香気発生装置及びこれを使用した空気清 浄装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 請求項1の考案は、香気の放出口を有し、芳香剤が収納された容器と、 上記容器内を摺動して上記容器内の空気を圧縮する際に、香気を上記放出口か ら放出させるピストンと、 上記ピストンを上記容器内で摺動させる駆動手段とより構成される。
【0007】 請求項2の考案は、空中に散乱する塵埃を吸着して空気の清浄を行う空気清浄 装置において、 駆動手段により駆動されるピストンが芳香材の収納された容器内を摺動して上 記容器内の空気を圧縮する際に、香気を上記容器の放出口から放出する香気発生 装置と、 上記香気発生装置のピストンを往復動作させる駆動信号を上記香気発生装置に 供給して、上記香気発生装置の動作制御を行う制御手段とを有し、 上記制御手段は、上記香気発生装置のピストンを指定された回数往復動作させ て、香気の発生量を調節する。
【0008】 請求項3の考案では、外部から動作指令を送信する動作指令送信手段を設け、 上記動作指令送信手段からの動作指令を受信して前記制御手段に供給する動作指 令受信手段を備え、 前記制御手段は、上記動作指令受信手段から供給された動作指令に従って、前 記香気発生装置の動作制御又は空気清浄動作の制御を行う構成とする。
【0009】
【作用】
請求項1の考案では、駆動手段により、ピストンを1往復させることで、所定 量の香気を発生する。このため、ピストンの往復動作の回数により、香気の発生 量を調節することができる。また、放出口は広い面積が必要なく、大型の部品を 必要としない。
【0010】 請求項2の考案では、制御手段が、指定された回数、前記香気発生装置のピス トンを往復動作させる。このため、必要な回数を指定することで、簡便に適量の 香気を発生させることを可能とできる。
【0011】 請求項3の考案では、外部の動作指令送信手段により動作指令を送信すること により、香気発生装置の動作制御又は空気清浄動作の制御が行われる。このため 、離れた場所から空気清浄装置の動作を制御することを可能とできる。
【0012】
【実施例】
図1は、本考案の第1実施例の香気発生装置の構成図を示す。図1は、香気発 生装置の側面から見た断面図を示す。香気発生装置は、円筒形の容器1、容器1 内の摺動するピストン2、駆動手段であるソレノイド11とスプリング3で構成 される。
【0013】 容器1の、香気発生装置の前面側(図1中、右側)には、固形状の芳香剤4を 入れる空間が設けられている。また、香気発生装置の前面側の、容器1の端面に は、香気を放出させるための放出口5が穿設されている。なお、容器1の前端部 1aは、芳香剤4の交換、又は補充の際ために、取り外しが可能としてある。
【0014】 一方、容器1の、香気発生装置の前面と反対側は、開口しており、ピストン2 が摺動自在に挿通されている。なお、芳香剤4を入れる空間と、ピストン2が摺 動する空間は、網目状の仕切り板6で仕切られている。
【0015】 ピストン2は、圧縮板7と、ピストン軸8で構成される。圧縮板7は、ピスト ン軸8に固設されており、ピストン軸8の移動に伴って、容器1内を移動する。
【0016】 図2(A)は、圧縮板7の側面図を示し、図2(B)は、圧縮板7の正面図を 示す。図1、図2に示すように、圧縮板7には、複数の通気孔9が穿設されてお り、通気孔9には、圧縮板7の前面側(図1中、右側)に弁10が設けられてい る。
【0017】 ピストン軸8には、スプリング3が遊挿されている。ピストン軸8は、ソレノ イド11内部に挿設されており、ソレノイド11の励磁により、図1のA方向に 移動する。
【0018】 図1(A)は、香気発生装置が待機状態の図である。図1(A)に示すように 、香気発生装置が待機状態のときは、ピストン2は、容器1の中程の、仕切り板 6の近くに位置している。
【0019】 この待機状態で、外部より駆動信号がソレノイド11に供給されて、ソレノイ ド11が励磁されると、ピストン2は、A方向に摺動し、図1(B)に示すよう に、弁10が開いて、圧縮板7の通気孔9から空気がD方向に容器1内部に流入 する。また、このとき、スプリング3が圧縮される。
【0020】 ソレノイド11の励磁により、ピストン2がA方向に摺動した後、ピストン2 が停止している状態で、ソレノイド11の励磁を止めると、スプリング3の復元 力により、ピストン2はB方向に摺動する。このとき、弁10が閉じて通気孔9 がふさがれるので、図1(A)の矢印Cで示すように、空気は放出口5から外へ 流出し、芳香剤4の香気が外に放出される。
【0021】 なお、1回のピストンの往復動作で発生する香気の量は、主に、芳香剤4の量 、ピストン2が圧縮する容器1内の空気の量で決まる。このため、適切な量を発 生できるように、容器1の大きさ、ピストン2の移動量、芳香剤4の量等を定め る。
【0022】 上記のように、第1実施例の香気発生装置では、ソレノイド11を1回励磁さ せた後、励磁を停止することで、ピストン2は容器1内を1往復し、このとき、 所定量の香気が放出口5から放出される。このため、ソレノイド11に供給する 駆動信号により、ピストン2を必要な回数往復させることで、広い空間、狭い空 間を問わず、適量の香気を発生させることができる。
【0023】 また、広い空間で使用する場合であっても、放出口5は広い面積を必要とせず 、送風用のファン等の大型の部品を必要としないため、装置を小型に構成するこ とができる。
【0024】 なお、ソレノイド11は、励磁されたときにピストン軸8を引き込む構成では なく、励磁されたときに、ピストン軸8を押し出す構成のものでもよい。この際 、スプリング3は、ソレノイド11の励磁が停止したときに、ピストン2を引き 込むように作用するものを使用する。また、容器1は円筒に限られず、角柱等の 角のある容器でもよい。
【0025】 図3は、本考案の第2実施例の空気清浄装置の構成図を示す。また、図4は、 第2実施例の空気清浄装置の正面から見た外観図を示す。図3の空気清浄装置は 、本考案の香気発生装置16を設けている。また、空中に散乱する塵埃を吸着し て空気の清浄を行う空気清浄機構15、空気清浄装置に電源電圧を供給する電源 13を有する。
【0026】 CPU(中央処理装置)を有する動作制御回路12は、電源13、ROM14 、空気清浄機構15、香気発生装置16、設定部18、及びプッシュスイッチ1 7と接続されている。ROM14は、EEPROMのような、書換え可能なもの を使用する。動作制御回路12は、空気清浄機構15、及び香気発生装置16の 動作を制御する。
【0027】 なお、空気清浄機構15としては、例えば、静電式空気清浄機構がある。静電 式空気清浄機構では、空気中に浮遊する塵埃の粒子をイオン化するためのイオン 化電極と、イオン化した粒子を吸着するための集塵電極とを設け、集塵電極の表 面を覆うように、集塵紙を両電極間に介在させ、集塵紙表面にイオン化された塵 埃を付着させ、空気の清浄を行う。また、空気清浄機構としては、送風ファンと 集塵フィルタを組み合わせた方式等の、他の方式のものもある。
【0028】 図3において、香気発生装置16及び空気清浄機構15を制御する制御手段は 、動作制御回路12、設定部18、プッシュスイッチ17、ROM(リードオン リーメモリ)14からなる。
【0029】 設定部18は、図4に示すように、表示部19と設定スイッチ20とで構成さ れる。この設定スイッチ20により、予め、空気清浄装置の電源投入時における 香気発生装置16の動作回数(香気の放出回数)を設定しておく。この設定値は 、動作制御回路12により、ROM14に記憶される。
【0030】 なお、図4に示すように、香気発生装置16は、放出孔16aを空気清浄装置 の正面方向にして配置されている。
【0031】 次に、図3、図4に沿って、第2実施例の空気清浄装置の動作について説明す る。空気清浄装置の電源スイッチ13aがオンにされると、始動ランプ21が点 灯し、表示部19には、香気発生装置16の動作回数が表示される。
【0032】 また、電源スイッチ13aがオンにされると、動作制御回路12は、内部で動 作指令を生成し、この動作指令に従って、香気発生装置16の動作制御を行い、 空気清浄機構15の動作を開始する。
【0033】 上記の電源投入時の動作指令に従って、動作制御回路12は、香気発生装置1 6のソレノイドに、駆動パルスを設定回数だけ供給する。香気発生装置16のソ レノイドは、供給される1駆動パルスにつき1回動作し、ピストンが1往復して 一定量の香気が放出される。従って、香気発生装置16は、設定回数の駆動パル スを動作制御回路12から供給されて、設定回数に応じた量の香気を放出する。
【0034】 また、プッシュスイッチ17は、任意に香気発生装置16の動作をさせるため のものである。プッシュスイッチ17を1回押すと、動作制御回路12は、内部 で、香気発生装置16を1回動作させる動作指令を生成する。この動作指令に従 って、動作制御回路12は、1駆動パルスを香気発生装置16に供給し、香気発 生装置16は1回動作して1回分の香気を放出する。
【0035】 上記のように、第2実施例の空気清浄装置では、装置の電源の投入時に、動作 制御回路12が、予め設定された回数、内蔵する香気発生装置16を動作させて 、香気を発生させる。このため、適切な回数を設定しておくことで、簡便に適量 の香気を発生させることができる。また、プッシュスイッチ17により、必要な ときに適量の香気を発生させることができる。
【0036】 なお、香気発生装置16を動作させる場合は、空気清浄装置の電源投入時に限 られず、空気清浄装置の運転中に所定の時間間隔で、設定されている回数、動作 させるようにしてもよい。また、塵埃濃度を検出するガスセンサを備えている空 気清浄装置では、所定レベルの塵埃濃度を検出したときに、香気発生装置を動作 させるようにしてもよい。
【0037】 なお、ソレノイドによりピストンを駆動する香気発生装置は、上記の空気清浄 装置に限らず、他の装置に内蔵して制御させることもできる。
【0038】 図5は、本考案の第3実施例の説明図を示す。図5は、香気発生装置40をド ア54に内蔵させた例を示す図で、図5(A)はドアの正面から見た図を示し、 図5(B)は、ドアの側面から見た図を示す。香気発生装置40は、容器41、 圧縮板47とピストン軸48からなるピストン42、ピストン軸48に設けたラ ックギア53とラックギア53に噛合するギア52とからなる。なお、ラックギ ア53とギア52とが駆動手段を構成する。
【0039】 容器41は、円筒状の容器の先端部をL字状に曲げた形状としてあり、この先 端部の空間に、網目状の仕切り板46を設けて、芳香剤44を入れている。また 、容器41の先端部の前面には、香気を放出させるための放出口45が穿設され ている。なお、容器41の放出口45が、ドア54を設けた部屋の内側に向くよ うに配置しておく。
【0040】 一方、容器41の、先端部と反対側は、開口しており、ピストン42が摺動自 在に挿通されている。圧縮板47は、ピストン軸48に固設されており、ピスト ン軸48の移動に伴って、容器41内を移動する。図1の第1実施例と同様に、 圧縮板47には、複数の通気孔49が穿設されており、通気孔49には、圧縮板 47の前面側(図5中、下側)に弁50が設けられている。
【0041】 ギア52は、ドアハンドル51の支点Gを中心とする円弧上に、ドアハンドル 51と一体に設けられている。ドアハンドル51は、通常、図5(A)の位置に あり、ピストン42は、容器41の上端付近にある。
【0042】 今、ドアハンドル51に手を掛けて、F方向に回すと、ギア52がD方向に移 動して、ラックギア53は、B方向に移動する。このため、ピストン軸48がB 方向に移動して、ピストン42は、容器41内をB方向に摺動する。このとき、 弁50が閉じて通気孔49がふさがれるので、図5(B)の矢印Hで示すように 、空気は放出口45から外へ流出し、芳香剤44の香気が外に放出される。
【0043】 ドアハンドル51から手を離すと、ドアハンドル51はE方向に戻り、ギア5 2がC方向に移動して、ラックギア53は、A方向に移動する。このため、ピス トン軸48がA方向に移動して、ピストン42は、容器41内をA方向に摺動す る。このとき、弁50が開いて、圧縮板47の通気孔49から空気が容器41内 部に流入する。
【0044】 上記のように、第3実施例の香気発生装置では、ドアハンドル51を1回、回 して離すと、ピストン42は容器41内を1往復し、このとき、所定量の香気が 放出口45から放出される。このため、部屋に出入りするためのドアの開閉の際 に、ドアハンドル51を回すたびに、所定量の香気を自動的に部屋のなかに放出 させることができる。
【0045】 なお、上記の手動によりピストンを駆動させて香気を発生させる香気発生装置 は、上記のドアに設ける場合に限られず、他のものと組み合わせてもよい。
【0046】 図6、図7は、本考案の第4実施例の空気清浄装置の構成図を示す。図6は空 気清浄装置本体と分離して外部に設けた送信器ユニットの構成図を示し、図7は 空気清浄装置本体の構成図を示す。図6,7において、図3と同一構成部分には 、同一符号を付し、適宜説明を省略する。
【0047】 第4実施例の空気清浄装置は、動作指令送信手段である送信器ユニット61か ら送信される動作指令を空気清浄装置本体で受信したときに、空気清浄動作の制 御、又は香気発生動作の制御を行うものである。
【0048】 送信器ユニット61は、例えば、家庭やオフィス等の室内への入口に配設され 、ドアの開閉に連動して、動作指令を送出する構成とする。
【0049】 図6において、家庭用交流電源の電源端子62は、電源トランス63の1次側 に接続され、電源トランス63の2次側は、整流回路64の入力端子に接続され る。整流回路64の出力端子は、スイッチ65の一端に接続される。スイッチ6 5の他端(出力側端子)は、コンデンサC66を介して接地されている一方、抵抗 R66を介して、マルチバイブレータ66、ドライバ67、及び送信部68の電源 端子に接続される。
【0050】 マルチバイブレータ66の出力端子は、ドライバ67の入力端子に接続され、 ドライバ67の出力端子は送信部68に接続される。
【0051】 スイッチ65がオンになると、整流回路64から出力される直流電源電圧は、 スイッチ65を介して、マルチバイブレータ66、ドライバ67、及び送信部6 8に供給される。
【0052】 マルチバイブレータ66は、スイッチ65がオンとなり電源電圧が供給される と、ワンショットパルスを生成して出力する。このワンショットパルスは、ドラ イバ67を介して送信部68に供給される。送信部68は、供給されたワンショ ットパルスを動作指令として送信する。送信部68は例えば電波を用いて、ワン ショットパルスを送信する。
【0053】 図7に示す空気清浄装置本体において、香気発生装置16及び空気清浄機構1 5を制御する制御手段は、動作制御回路57、設定部18、プッシュスイッチ1 7、ROM(リードオンリーメモリ)14からなる。
【0054】 動作制御回路57は、空気清浄機構15及び香気発生装置16の動作制御を行 う主制御部58と、電子式スイッチであるサブ電源スイッチ59からなる。また 、空気清浄装置本体は、動作指令受信手段である受信部60を備えている。
【0055】 空気清浄装置本体の電源が投入されると、主制御部58は、サブ電源スイッチ 59をオフにしたままとする。これにより、空気清浄機構15と香気発生装置1 6は、電源電圧が供給されず、動作を停止している。
【0056】 受信部60は、送信器ユニット61からワンショットパルスを受信すると、主 制御部58にこのワンショットパルスを供給する。主制御部58は、受信部60 からワンショットパルスを供給されると、サブ電源スイッチ59をオンにする。 これにより、空気制御機構15及び香気発生装置16に電源電圧が供給される。
【0057】 サブ電源スイッチ59をオンにした後、主制御部58は、設定部18により予 め設定された回数だけ香気発生装置16を動作させて、香気を発生させる。また 、主制御部58は、空気清浄機構15を制御して空気清浄動作を行わせる。
【0058】 次に、送信器ユニット61の取付けの一例について説明する。図8は、壁のド ア部分に送信器ユニットを取り付けた例の説明図を示す。図8(A)は、ドア6 9が閉められているときの状態を示し、図8(B)は、ドア69が閉じられてい るときの状態を示す。また、図9は、スイッチ65の取付け部分の正面図を示し 、図10は、室内側から見た、送信器ユニットを取り付けた壁とドア付近の図を 示す。
【0059】 図8に示すように、送信器ユニット61は、ドア69の回転軸70が取り付け られている壁76の内部に配設されている。電源トランス63、整流回路64、 抵抗R66とコンデンサC66(図示せず)、マルチバイブレータ66、ドライバ6 7は、壁76の内部に配設されている。また、図8、10に示すように、送信部 68は、送信信号の送出部を壁76の面から室内側に向けて配設されている。
【0060】 スイッチ65は、可動部71と壁76の内側に固定された金属片75からなる 。可動部71の形状は、およそ、平面図が、円筒の中心を頂点とする扇形となる ように、円筒の一部を切り出した形状である。図8に示すように、可動部71の 形状は、平面図では、およそ、扇形をしており、図9に示すように、側面は略長 方形である。
【0061】 可動部71は、スイッチ65の可動接点である金属プレート72と、押圧部7 3を備えている。また、可動部71は、軸74で、図8中B1 ,B2 方向に回動 自在に壁76の内側に取り付けられており、バネの力により、B1 方向に押され ている。
【0062】 図8(A)に示すように、ドア69が閉められているときは、スイッチ65の 押圧部73が、ドア69の端部によりB2 方向に押されて、金属プレート72が 金属片75から離れる。このため、スイッチ65は開放状態となる。スイッチ6 5がオフであるので、この状態では、送信器ユニット61からは、ワンショット パルスは送信されない。
【0063】 図8(B)に示すように、ドア69を、閉められた状態から、回動軸70を中 心にしてA1 方向に所定角度以上回動させると、スイッチ65の可動部71は、 バネの力により、軸74を中心にしてB1 方向に回動し、金属プレート72が金 属片75に当接する。このため、スイッチ65は導通状態になる。
【0064】 スイッチ65がオンとなると、前述したように、送信ユニット61の送信部6 8から、ワンショットパルスが送信される。室内に置かれた空気清浄装置本体は 、このワンショットパルスを受信して、香気発生装置16、及び空気清浄機構1 5の動作を開始する。これにより、予め設定しておいた回数だけ、香気発生装置 16が動作して所定量の香気が発生される。また、空気清浄機構15が空気清浄 動作を行う。
【0065】 図10(A)はドア69が閉められている状態を示し、図10(B)は、ドア 69が開けられて、送信ユニット61の送信部68からワンショットパルスが、 空気清浄装置本体に向けて、送信された状態を示している。第4実施例の空気清 浄装置では、部屋を利用する人が、部屋への出入りの際にドア69を開閉するご とに、自動的に適量の香気を発生させることができる。
【0066】 第4実施例のように、動作指令を送信する送信器ユニットを空気清浄装置本体 と分離して設け、動作指令を受信する受信部を空気清浄装置本体に設けることに より、空気清浄装置本体から離れた場所から空気清浄装置の制御を行うことがで きる。
【0067】 なお、送信器ユニット61から送信されるワンショットパルスにより、香気発 生装置16の動作のみを開始させる方式としてもよい。
【0068】 また、送信器ユニット61は、壁への埋め込み式ではなく、設置場所を自由に 変更できるようにしてもよい。
【0069】 また、送受信の方式は、第4実施例のようなワイヤレスではなく、送信ユニッ トと空気清浄装置本体とを直接結線する方式としてもよい。
【0070】
【考案の効果】
上述の如く、請求項1の考案によれば、駆動手段により、ピストンを1往復さ せることで、所定量の香気を発生するため、ピストンを必要な回数往復動作させ ることで、広い空間、狭い空間を問わず、適量の香気を発生させることができ、 また、放出口は広い面積が必要なく、大型の部品を必要としないため、装置を小 型にできる等の特長を有する。
【0071】 請求項2の考案によれは、制御手段が、指定された回数、前記香気発生装置の ピストンを往復動作させるため、必要な回数を指定することで、簡便に適量の香 気を発生させることができる。
【0072】 請求項3の考案によれば、外部の動作指令送信手段により動作指令を送信する ことにより、香気発生装置の動作制御又は空気清浄動作の制御が行われるため、 離れた場所から空気清浄装置の動作を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の香気発生装置の構成図で
ある。
【図2】第1実施例の圧縮板の説明図である。
【図3】本考案の第2実施例の空気清浄装置の構成図で
ある。
【図4】第2実施例の空気清浄装置の側面から見た外観
図である。
【図5】第3実施例の香気発生装置の説明図である。
【図6】第4実施例の空気清浄装置の送信器ユニットの
構成図である。
【図7】第4実施例の空気清浄装置本体の構成図であ
る。
【図8】壁のドア部分に送信器ユニットを取り付けた例
の説明図である。
【図9】スイッチの取付け部分の正面図である。
【図10】室内側から見た送信器ユニットを取り付けた
壁とドア付近の図である。
【符号の説明】
1 容器 2 ピストン 3 スプリング 4 芳香剤 5 放出口 6 仕切り板 7 圧縮板 8 ピストン軸 9 通気孔 10 弁 11 ソレノイド 12 動作制御回路 13 電源 14 ROM 15 空気清浄機構 16 香気発生装置 17 プッシュスイッチ 18 設定部 19 表示部 20 設定スイッチ 21 始動ランプ 40 香気発生装置 41 容器 42 ピストン 44 芳香剤 45 放出口 46 仕切り板 47 圧縮板 48 ピストン軸 49 通気孔 50 弁 51 ドアハンドル 52 ギア 53 ラックギア 54 ドア 57 動作制御回路 58 主制御部 59 サブ電源スイッチ 60 受信部 61 送信器ユニット 62 家庭用電源端子 63 電源トランス 64 整流回路 65 スイッチ 66 マルチバイブレータ 67 ドライバ 68 送信部 69 ドア 70 回動軸 71 可動部 72 金属プレート 73 押圧部 74 軸 75 金属片 76 壁

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 香気の放出口を有し、芳香剤が収納され
    た容器と、 上記容器内を摺動して上記容器内の空気を圧縮する際
    に、香気を上記放出口から放出させるピストンと、 上記ピストンを上記容器内で摺動させる駆動手段とより
    構成された香気発生装置。
  2. 【請求項2】 空中に散乱する塵埃を吸着して空気の清
    浄を行う空気清浄装置において、 駆動手段により駆動されるピストンが芳香材の収納され
    た容器内を摺動して上記容器内の空気を圧縮する際に、
    香気を上記容器の放出口から放出する香気発生装置と、 動作指令に従って、上記香気発生装置のピストンを往復
    動作させる駆動信号を上記香気発生装置に供給して上記
    香気発生装置の動作制御を行い、かつ、空気清浄動作の
    制御を行う制御手段とを有し、 上記制御手段は、上記香気発生装置のピストンを指定さ
    れた回数往復動作させて、香気の発生量を調節する空気
    清浄装置。
  3. 【請求項3】 外部から動作指令を送信する動作指令送
    信手段を設け、上記動作指令送信手段からの動作指令を
    受信して前記制御手段に供給する動作指令受信手段を備
    え、 前記制御手段は、上記動作指令受信手段から供給された
    動作指令に従って、前記香気発生装置の動作制御又は空
    気清浄動作の制御を行う構成とする請求項2記載の空気
    清浄装置。
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