JPH0663788B2 - リモコン自動検査装置に於ける押釦スイッチ押圧装置 - Google Patents

リモコン自動検査装置に於ける押釦スイッチ押圧装置

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JPH0663788B2
JPH0663788B2 JP1245828A JP24582889A JPH0663788B2 JP H0663788 B2 JPH0663788 B2 JP H0663788B2 JP 1245828 A JP1245828 A JP 1245828A JP 24582889 A JP24582889 A JP 24582889A JP H0663788 B2 JPH0663788 B2 JP H0663788B2
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篤廣 黒田
隆二 岩▲崎▼
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和晃技研株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶表示付ワイヤレスリモコンの特性検査を
自動的に行うためのリモコン自動検査装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
テレビやビデオデッキ、或いはエアコン等を遠隔操作す
るための赤外線式のワイヤレスリモコンの中には、ワイ
ヤレスリモコンによって操作される機器の現在の作動状
態を使用者に表示するための液晶表示部を有するものが
ある。
上記液晶表示付ワイヤレスリモコン(以下リモコンと称
す)(1)は、第11図に示す如く、前面に、このリモコ
ン(1)に対応する機器の受光窓に向けて赤外線信号を
出力するための投光窓(2)を有し、又表面には、液晶
表示部(3)及び、各種操作の指示を行うための押釦ス
イッチ(5)(5)…が配列された操作部(4)が設け
てある。
尚、上記操作部(4)に設けられる押釦スイッチ(5)
(5)…は、第12図及び第13図に示す如く、合成樹脂製
のシート部材(6)に設けた開口部(7)(7)…上
に、押釦スイッチ(5)(5)…を、薄肉状の連結部
(8)(8)…を介して上下動自在に一体形成した構造
をしている。又、上記押釦スイッチ(5)の底面には、
後述するプリント基板(10)上の配線パターンによって
形成される対向する一対の導電ランド(11)(11)同士
を接続させるための接点となる導電ランド(9)が形成
されている。そして、上記シート部材を、第14図に示す
如く、リモコン(1)に内蔵されるプリント基板(10)
上に載置し、シート部材(6)上に突出させた押釦スイ
ッチ(5)(5)…をリモコン(1)の操作部(4)上
に突出させた状態に於いて、押釦スイッチ(5)を、シ
ート部材(6)の開口部(7)上に支持している連結部
(8)の弾性力に抗して下方に押し下げ、押釦スイッチ
(5)底面の導電ランド(9)を、プリント基板(10)
上の対向する導電ランド(11)(11)に接触させること
により、両者を導通させるようにしている。又、上記押
釦スイッチ(5)は、連結部(8)の弾性力により、押
釦スイッチ(5)をONさせる時の節度感を持たせるよう
にしてあり、この押釦スイッチ(5)をONさせる時の押
圧力は、通常130g前後となるようにしてある。
上記構造を有するリモコン(1)は、その出力前に、各
種機能が正常に作動するか否かをチェックする特性検査
が行われる。この特性検査は第15図に示す如く、検査員
(15)が、リモコン(1)からの赤外線信号を受信する
受信機(16)及びこの受信機(16)に接続された検査機
(17)がセットされた作業台(18)の前に着座し、検査
機(17)の側方に吊り下げられた作業指示書(19)に従
ってリモコン(1)を操作することによりテストを行っ
ている。即ち、検査員(15)が、作業指示書(19)のス
テップ1に指示されたリモコン(1)の押釦スイッチ
(5)を押すと同時に、押釦スイッチ(5)の節度感を
確認し、次に、リモコン(1)から送信される赤外線信
号の送信コードの正誤を、受信機(16)及び検査機(1
7)を用いて判定し、更に液晶表示部(3)に、今押し
た押釦スイッチ(5)に対応した表示が正確に行われる
か否かを目視で確認し、1つの押釦スイッチ(5)に対
するテストを終える。以後、作業指示書(19)に表示さ
れた作業順序に従って、リモコン(1)に設けられた全
ての押釦スイッチ(5)(5)…に対し上記テストを行
い、一台のリモコン(1)に対するテストを終了する。
〔発明が解決しようとする課題〕
リモコン(1)の出荷前に行う特性検査では上述した如
く、1つの押釦スイッチ(5)に対して、その押釦スイ
ッチ(5)の節度感のチェック、押釦スイッチ(5)が
押されることにより、正しい信号が出力すのかのチェッ
ク、及び液晶表示が正しく行われるかのチェックの3種
のチェックを行わねばならず、又リモコン(1)には、
多機能化に伴い、多くの押釦スイッチ(5)が設けられ
ているため、上記検査を全て検査員(15)が手先業で行
うと、非常に時間がかかると同時に、検査員(15)に大
きな負担がかかり、検査ミスも発生しやすいといった問
題があった。又、押釦スイッチ(5)の節度感のチェッ
クを検査員(15)の指先の感覚のみによって行うと、節
度感の微妙な違いまでを正確にチェックすることは困難
であり、押釦スイッチ(5)の動きの極端におかしいも
のしかチェックすることができず、出荷後にトラブルが
発生することもあるといった問題もあった。
〔課題を解決するための手段〕
リモコン自動検査装置を、液晶表示付ワイヤレスリモコ
ンを保持する検査部を有する検査台と、液晶表示付ワイ
ヤレスリモコンの押釦スイッチを押圧すると共に、この
時の押圧力を検出する押圧装置と、押圧装置を支持して
いる支持フレームを移動させることにより、押圧装置に
よって液晶表示付ワイヤレスリモコンの任意の押釦スイ
ッチを押圧するため、検査部の側方に設置したロボット
と、検査部の後方に配置され、液晶表示付ワイヤレスリ
モコンから出力する赤外線信号を受信するための受信器
と、検査部の上方に配置され、液晶表示付ワイヤレスリ
モコンの液晶表示部を撮影するための撮像カメラとによ
って構成し、上記押圧装置を、スプリングにより常時下
方に押圧された状態で、上記支持フレームに上下動自在
に支持されたシャフトと、シャフト先端に固定した支持
ブロックと、支持ブロックの外周に螺挿した袋ナットに
より、先端部が袋ナットより下方に突出するようにし
て、支持ブロックの下方に支持された触子と、上記支持
ブロックと触子との間に介在させた圧力センサとによっ
て構成したものである。
〔作用〕
上記した如く、液晶表示付ワイヤレスリモコンの押釦ス
イッチを押圧する押圧装置をロボットによって駆動し、
押釦スイッチがONする時の圧力を検出し、又この時出力
する赤外線信号を受信機によって受信し、かつ液晶表示
部に表われる表示を撮像カメラによって撮像することに
より、液晶表示付ワイヤレスリモコンの特性検査の自動
化を可能にするものである。
〔実施例〕
第1図は、本発明に係るリモコン自動検査装置(30)の
全体構成を示すものである。この図に示すリモコン自動
検査装置(30)は、上面に複数台(この実施例では4
台)のリモコン(1)をセットできる検査部(32)を有
する検査台(31)と、検査部(32)の側方にセットさ
れ、検査部(32)上にセットされたリモコン(1)の押
釦スイッチ(5)を順次押圧して行くための直交座標型
のロボット(33)と、ロボット(33)から伸びる支持フ
レーム(34)に取付けられ、ロボット(33)の動きによ
って、各リモコン(1)の押釦スイッチ(5)を同時に
押圧すると共に、その時の押圧力を検出するための4台
の押圧装置(35)(35)…と、押釦スイッチ(5)が押
されることにより、リモコン(1)から発信される赤外
線信号を受信するため、検査部(32)の後方に配置され
た受信機(36)と、検査部(32)の上方に配置され、各
リモコン(1)の液晶表示部(3)を撮影するための4
台の撮像カメラ(37)(37)…と、リモコン(1)の液
晶表示部(3)を照明するための照明装置(38)とによ
って主要部が構成されている。
又、検査台(31)の側方に配置された、上記各種装置を
制御する制御盤(39)には、ロボット(33)の動きを制
御するロボットコントローラ(40)、撮像カメラ(37)
(37)…からの画像信号の処理を行う画像処理装置(4
1)、受信機(36)が受信した、シリアル信号によって
構成された赤外線信号を、パラレル信号に変換するため
のシリアル・パラレル変換装置(42)、上記押圧装置
(35)(35)…、画像処理装置(41)及びシリアル・パ
ラレル変換装置(42)からの信号を元に、リモコン
(1)の良否を判別するためのコンピュータ(43)及
び、コンピュータ(43)による判別結果を外部に表示す
るためのCRT(44)が組込まれている。
上記ロボット(34)から伸びる支持フレーム(34)は、
検査部(32)上にセットされる4台のリモコン(1)
(1)…を跨ぐだけの長さを有している。又支持フレー
ム(34)によって、各リモコン(1)の上方に支持され
る4台の押圧装置(35)(35)…は、第2図及び第3図
に示すような構造をしている。即ち、上記各押圧装置
(35)は、支持フレーム(34)に固設した中空状のブッ
シュ(45)によって上下動自在に支持されたシャフト
(46)と、シャフト(46)の先端に螺挿した円柱状の支
持ブロック(47)と、支持ブロック(47)の外周に螺挿
した袋ナット(48)と、袋ナット(48)を支持ブロック
(47)に対し位置決め固定するための止めナット(49)
と、先端部(50a)が袋ナット(48)の下方に突出する
ようにして、支持ブロック(47)と袋ナット(48)との
間に形成される空間内に支持された樹脂製の触子(50)
と、支持ブロック(47)と触子(50)との間に介在させ
た圧力センサ(51)とによって構成されており、触子
(50)の先端が押釦スイッチ(5)に接触すると、圧力
センサ(51)によってその時の接圧が検出できるように
してある。尚、上記触子(50)の圧力センサ(51)と接
触する部分には鋼材からなる平板(52)が埋設してあ
り、触子(50)と圧力センサ(51)との当たりが確実に
行われるようにしてある。又、触子(50)を支持する袋
ナット(48)の外周の一個所には、圧力センサ(51)か
ら伸びるリード(51a)を外部に導出させるためのスリ
ット(48a)が設けてあり、又、袋ナット(48)の上端
面(48b)及び止めナット(49)の下端面(49a)は、両
者の当たりが確実となるようにテーパ状に加工してあ
る。更に、上記ブッシュ(45)の下端面とシャフト(4
6)の外周に螺拝したナット(53)との間にはスプリン
グ(54)が圧入してあり、このスプリング(54)の加圧
力によりシャフト(46)は常時下方に向けて押圧されて
いる。そして、シャフト(46)の下方に配置した触子
(50)による押釦スイッチ(5)に対する押圧力が何か
の原因で一定値以上になった場合は、スプリング(54)
を圧縮しながらシャフト(46)が上昇することにより、
押釦スイッチ(5)に一定値以上の押圧力が加わらない
ようにしてある。
又、上記触子(50)により押釦スイッチ(5)を押圧す
ることにより、圧力センサ(51)から出力する圧力波形
は、第4図に示すようになる。即ち、圧力が一定値まで
上昇すると、押釦スイッチ(5)を支持している、第12
図及び第13図に示した連結部(8)の弾性力に抗して押
釦スイッチ(5)が下降し、押釦スイッチ(5)がONす
るため、この時、一時的に圧力が下がり、以後押釦スイ
ッチ(5)は下降できないため、再び圧力は上昇する。
従って、第4図の圧力波形の第1のピーク(P)が押
釦スイッチ(5)がONする時の圧力となり、又この圧力
は上述した如く、通常130g前後となるように押釦スイッ
チ(5)は設計されている。このため、本発明では、上
記圧力波形をコンピュータ(43)に送り、圧力波形の特
徴解析を行い、第1のピーク(P)が130g±30gの範
囲に入っているか否かを判別することにより、押釦スイ
ッチ(5)の節度感が正常か否かの判別を行うようにし
てある。
ロボット(33)から伸びる支持フレーム(34)に支持さ
れた上記押圧装置(35)(35)…により各リモコン
(1)の押釦スイッチ(5)が押されることにより、各
リモコン(1)の投光窓(2)から送信される赤外線信
号を受信する受信装置(36)には、独立した4つの受光
窓(36a)(36a)…が設けてあり、検査部(32)上にセ
ットされる4台のリモコン(1)(1)…から略同時に
出力される赤外線信号を一括して受信できるようにして
ある。又、各リモコン(1)から出力する赤外線信号は
全てシリアル信号であると同時に、その送信タイミング
は、各リモコン(1)の押釦スイッチ(5)と各押圧装
置(35)との位置関係の微妙な違い等により、第5図に
示す如く、若干ズレるため、この各リモコン(1)から
の信号を受信機(36)を介してそのまま一括してコンピ
ュータ(43)に入力し、信号の良否を判別するのは困難
である。このため、受信機(36)が受信した4つのシリ
アル信号(a)(a)…は、一旦、制御盤(39)に組込
まれた上記シリアル・パラレル変換装置(42)に送ら
れ、パラレル信号(b)(b)…に変換され、各リモコ
ン(1)からの信号が全てパラレル信号(b)(b)…
に変換された時点で、各リモコン(1)に対応するパラ
レル信号(b)(b)…を一括してコンピュータ(43)
に読み込むことにより、各リモコン(1)から出力する
赤外線信号の良否を瞬時に判別できるようにしてある。
又、上記押圧装置(35)により押釦スイッチ(5)が押
されることにより、リモコン(1)の液晶表示部(3)
に正しい表示が行われるか否かを判別するため、液晶表
示部(3)を撮影する撮像カメラ(37)には、4台のCC
Dカメラ(37)(37)…が用いられ、各CCDカメラ(37)
が、それぞれ、検査部(32)にセットされた各リモコン
(1)の液晶表示部(3)を撮像するようにしてある。
そして、各CCDカメラ(37)が撮影した画像を元に、リ
モコン(1)の液晶表示部(3)の良否を判別する画像
処理は次のようにして行われる。即ち、各CCDカメラ(3
7)が捕らえた液晶表示部(3)の画像は、画像処理装
置(41)により、100μ角程度の大きさをした所定数の
画素(l)に分割された後、各点の明るさが黒いか白い
かによって、「0」か「1」に変換され、この2値化し
た検査画像(m)を得る。次に、この検査画像(m)を
コンピュータ(43)に送り、第6図の説明図に示す如
く、予めコンピュータ(43)に入力されている良品基準
画像(n)との比較が行われ、検査画像(m)の黒と判
別された部分(図中斜線の部分)のドット数と、良品基
準画像(n)の黒のドット数とが一致しているか否かの
判別を行い、一致していれば合格と判別するようにして
ある。
尚、検査画像(m)の合否を良品基準画像(n)の黒の
部分と、検査画像(m)の黒の部分との位置の比較では
なく、ドット数によって比較するのは下記する理由から
である。即ち、液晶によって例えば文字を表示する場
合、文字の液晶表示部上での形成位置の精度は数10μ程
度であるため、数10μ程度の位置ズレは製造上の許容誤
差範囲内となっている。ところが、この表示の良否の判
別を、良品基準画像(n)と検査画像(m)との位置の
比較で行うと、上記許容誤差範囲内の位置ズレであって
も不合格と判別されることがあるからである。これに対
し、上記ドット数をカウントする方式を用いれば、第7
図に示す如く、上記位置ズレにより良品基準画像(n)
と検査画像(m)との間の黒と判別された部分に位置ズ
レが生じていても、液晶表示部(3)に表示された文字
や記号等の形状が正確であれば、ドット数は両者とも同
一となり、合格と判別され、上記したようなトラブルが
発生しないからである。
又、CCDカメラ(37)によって撮影した液晶表示部
(3)の画像を、各点の明るさに応じて黒か白にわけて
2値化する時のしきい値、即ち2値化レベルは、液晶表
示部(3)に表示される文字や記号等に合わせて最適の
値となるようにしてある。即ち、第8図に示す如く液晶
表示部(3)による表示は、通常の文字(イ)の外に、
白抜き文字(ロ)や細線で描かれた記号(ハ)等の種々
のものがあり、2値化レベルを一定値に固定しておく
と、白抜き文字や細線等を正確に2値化できない。そこ
で、CCDカメラ(37)によりとらえた画像を、通常の文
字の描かれた部分(標準的な表示を捕えた部分)
(A)、白抜き文字が描かれた部分(白の面積の少ない
表示を捕らえた部分)(B)、細線で記号等が描かれた
部分(白の面積の多い表示を捕えた部分)(C)といっ
たように任意の範囲に分割し、分割した各エリア毎に2
値化レベルを設定ししておく。例えば、通常の文字
(イ)を有するエリア(A)は、標準2値化レベルに設
定し、白抜き文字(ロ)を有するエリア(B)は、2値
化レベルを標準より上に設定し、細線で描かれた記号
(ハ)等を有するエリア(C)は2値化レベルを標準よ
り下に設定しておく。そして、各エリア毎に最適2値化
レベルで2値化した検査画像(m)を得たのち、この検
査画像(m)と良品基準画像(n)とを上述したドット
数をカウントする方式によって比較し、良品、不良品の
判別を行うようにしてある。又、この場合、良品基準画
像(n)も各エリア毎に記憶させておき、上記比較は各
エリア毎に行い、各エリアが合格の時のみ、その時の検
査は合格と判別するようにしてある。
上記した各CCDカメラ(37)により各リモコン(1)の
液晶表示部(3)を撮影する時の光源となる照明装置
(38)は、第1図及び第10図に示す如く、4台のCCDカ
メラ(37)(37)…を挟むようにして、CCDカメラ(3
7)(37)…の両側に平行状態に配置した日本の直管型
蛍光灯(55)(55)及びこれに支持するための下方が開
口したカバー部材(56)によって構成されており、この
二本の直管型蛍光灯(55)(55)により、検査部(32)
上にセットされた4台のリモコン(1)(1)…の各液
晶表示部(3)を、同時に、かつ、均一に証明するよう
にしてある。又、CCDカメラ(37)(37)…の両側に直
管型蛍光灯(55)(55)を配置することにより、照明
時、液晶表示部(3)による表示に影が発生するのを防
止すると同時に、光源自体が液晶表示部(3)上に写り
込むのを防止し、鮮明な画像が得られるようにしてあ
る。又、この直管型蛍光灯(55)(55)は、照明時のチ
ラツキ防止と照度調整を可能にする目的から、インバー
タにより高周波点灯を使用している。
又、上述した各種装置によって構成されたリモコン自動
検査装置(30)の検査部(32)の下方には、第1図に示
す如く、合格捺印装置(57)が配置してあり、リモコン
自動検査装置(30)による検査に合格したリモコン
(1)の裏面に、合格印を捺印するようにしてある。
上記構成からなるリモコン自動検査装置(30)により、
リモコン(1)の特性検査を行うには、先ず、検査台
(31)の検査部(32)に4台のリモコン(1)(1)…
を作業員が手作業がセットし、この後、検査開始スイッ
チ(図示せず)を押す。すると、リモコン自動検査装置
(30)のロボット(33)が先ず始動し、ロボット(33)
から伸びる支持フレーム(34)に取付けられた4台の押
圧装置(35)(35)…の各触子(50)が、対応するリモ
コン(1)の予め制定された押釦スイッチ(5)の上方
に位置する。次に、支持フレーム(34)が下降すること
により、各押圧装置(35)の触子(50)がそれぞれ対応
する各リモコン(1)の押釦スイッチ(5)に圧接し、
各押釦スイッチ(5)が略同時にONする。そしてこの
時、各押圧装置(35)に内蔵した圧力センサ(51)から
出力する圧力波形の特徴解析がコンピュータ(43)によ
って行われ、各押釦スイッチ(5)がそれぞれ130g±30
gの範囲内でONしたか否かの判別を行う。
このようにして、各リモコン(1)の最初の押釦スイッ
チ(5)の節度感のチェックが終了すると、次に、各押
釦スイッチ(5)がONすることにより、各リモコン
(1)から出力したシリアル信号によって構成された赤
外線信号が受信機(36)の4つの受光窓(36a)(36a)
…によってそれぞれ受信され、この受信した各シリアル
信号(a)がシリアル・パラレル変換装置(42)に送ら
れる。そして、各シリアル信号(a)が全てパラレル信
号(b)に変換されると、この各リモコン(1)に対応
した4組のパラレル信号(b)(b)…が一括してコン
ピュータ(43)に読み込まれ、各リモコン(1)から、
今ONした押釦スイッチ(5)に対応した正確な赤外線信
号がそれぞれ出力したか否かの判別が行われる。
このようにして赤外線信号のチェックも終了すると、次
に、各押釦スイッチ(5)がONすることにより、各リモ
コン(1)の液晶表示部(3)に表れる表示を、各リモ
コン(1)に対応した各CCDカメラ(37)が捕らえ、こ
の時の画像が、画像処理装置(41)に送られ、上述した
如く、予め分割されたエリア毎に2値化された検査画像
(m)に変換された後、この検査画像(m)と予めコン
ピュータ(43)に入力された良品基準画像(n)とが、
上述したドットカウント方式によって比較され、各リモ
コン(1)の各液晶表示部(3)上に、それぞれ、今ON
した押釦スイッチ(5)に対応した正確な表示が表れて
いるか否かの判別が行われ、各リモコン(1)の1つの
押釦スイッチ(5)に対する検査が終了する。
尚、上記CCDカメラ(37)によって液晶表示部(3)が
撮影される時、ロボット(33)から伸びる支持フレーム
(34)が影となって撮像の障害となる場合は、押釦スイ
ッチ(5)をONした後、支持フレーム(34)が撮像の障
害にならない位置まで退避するようにプログラムしてお
く。
上記のようにして、1つの押釦スイッチ(5)に対する
検査が終了すると、以後、上記と同様にして、各リモコ
ン(1)に設けた全ての押釦スイッチ(5)(5)…に
対し、上記検査が自動的、かつ、連続的に行われる。そ
して、全押釦スイッチ(5)(5)…に対する検査が終
了し、全ての検査に合格したリモコン(1)には、検査
部(32)の下方に配置された合格捺印装置(57)により
合格印が自動的に捺印され、今回の特性検査は終了す
る。
このようにして、検査部(32)上にセットされた4台の
リモコン(1)(1)…に対する特性検査が終了する
と、この4台のリモコン(1)(1)…を検査部(32)
から取出した後、次の4台のリモコン(1)(1)…を
検査部(32)にセットし、以後上記動作を繰返すことに
より、リモコン(1)の特性検査が自動的に行われて行
く。
尚、本発明に係るリモコン自動検査装置(30)は、各装
置の動きを全てコンピュータ(43)によって制御できる
ようにしてあるため、リモコン自動検査装置(30)によ
って検査するリモコン(1)の種類が代わる場合は、コ
ンピュータ(43)に入力するプログラムの一部を変更す
るだけで容易に対応することができ、多種類のリモコン
(1)の特性検査を1台のリモコン自動検査装置(30)
によって行うこともできる。
又、上記実施例は、4台のリモコン(1)(1)…の特
性検査を同時に平行して行えるようにした例について説
明したが、押圧装置(35)、受信機(36)の受光窓(36
a)の数、及び、CCDカメラ(37)の数を変更すれば、1
度に行えるリモコン(1)の最大テスト台数を任意に変
更できるのは無論である。
〔発明の効果〕
上記した如く、本発明に係るリモコン自動検査装置を使
用すれば、リモコンを検査台の検査部にセットするだけ
で、リモコンの押釦スイッチの節度感のチェック、押釦
スイッチが押されることにより、正しい信号が出力する
かのチェック、及び液晶表示が正しく行われるかのチェ
ックの3種のチェックを全て自動的に、かつ、正確に行
うことが可能になり、従来、作業員の手作業によって行
われていた特性検査に比較し、検査時間を大幅に短縮で
きると同時に、検査精度を大幅に向上できる。又、本発
明は、上記押釦スイッチの節度感のチェックを行うため
に、押釦スイッチを押圧する押圧装置に圧力センサを内
蔵させ、この圧力センサからの出力波形の特徴解析を行
うことにより、押釦スイッチが予め設定された押圧力で
正確にONしているか否かを検出できるようにしたから、
従来、検査員の指先の感度のみに頼っていた節度感のチ
ェックの定量化を可能にすることができるようになり、
押釦スイッチの品質の安定化が計れるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るリモコン自動検査装置を示す斜
視図、第2図は押圧装置の正面図、第3図は押圧装置の
要部拡大断面図、第4図は圧力センサから出力する圧力
波形を示すグラフ、第5図はシリアル・パラレル変換装
置の動作状態を示す説明図、第6図及び第7図は、本発
明に係るドットカウント方式を説明するための説明図、
第8図は液晶表示部による表示例を示す平面図、第9図
はCCDカメラが捕えた画像を任意のエリアに分割する時
の例を示す図面、第10図は、照明装置により、リモコン
の液晶表示部を照明した時の状態を示す略図、第11図は
リモコンの一例を示す平面図、第12図は押釦スイッチの
平面図、第13図は、第12図I−I線断面図、第14図は押
釦スイッチとプリント基板との関係を示す断面図、第15
図は従来のリモコン検査方法を説明するための斜視図で
ある。 (1)……液晶表示付ワイヤレスリモコン、 (3)……液晶表示部、(5)……押釦スイッチ、 (30)……リモコン自動検査装置、 (31)……検査台、(32)……検査部、 (33)……ロボット、(34)……支持フレーム、 (35)……押圧装置、(36)……受信機、 (37)……撮像カメラ、(46)……シャフト、 (47)……支持ブロック、 (48)……袋ナット、(50)……触子、 (51)……圧力センサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リモコン自動検査装置を、液晶表示付ワイ
    ヤレスリモコンを保持する検査部を有する検査台と、液
    晶表示付ワイヤレスリモコンの押釦スイッチを押圧する
    と共に、この時の押圧力を検出する押圧装置と、押圧装
    置を支持している支持フレームを移動させることによ
    り、押圧装置によって液晶表示付ワイヤレスリモコンの
    任意の押釦スイッチを押圧するため、検査部の側方に設
    置したロボットと、検査部の後方に配置され、液晶表示
    付ワイヤレスリモコンから出力する赤外線信号を受信す
    るための受信器と、検査部の上方に配置され、液晶表示
    付ワイヤレスリモコンの液晶表示部を撮影するための撮
    像カメラとからなるリモコン自動検出装置に於いて、上
    記押圧装置を、スプリングにより常時下方に押圧された
    状態で、上記支持フレームに上下動自在に支持されたシ
    ャフトと、シャフト先端に固定した支持ブロックと、支
    持ブロックの外周に螺挿した袋ナットにより、先端部が
    袋ナットより下方に突出するようにして、支持ブロック
    の下方に支持された触子と、上記支持ブロックと触子と
    の間に介在させた圧力センサとによって形成したことを
    特徴とするリモコン自動検査装置に於ける押釦スイッチ
    押圧装置。
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