JPH0663419B2 - 地下構造物の構築方法 - Google Patents

地下構造物の構築方法

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JPH0663419B2
JPH0663419B2 JP63123234A JP12323488A JPH0663419B2 JP H0663419 B2 JPH0663419 B2 JP H0663419B2 JP 63123234 A JP63123234 A JP 63123234A JP 12323488 A JP12323488 A JP 12323488A JP H0663419 B2 JPH0663419 B2 JP H0663419B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は道路や軌条を横断するようにして既製の地下構
造物を該道路や軌条下に施工する地下構造物の築造方法
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、道路や軌条下を横断する地下道や水路等を構
築する方法としては、道路や軌条下を挟んでその両側に
適宜深さの発進立坑と到達立坑とを掘削し、第10図に示
すように、地盤(a)に接する側の一面に細長板(c)
を全長に亘って載置し、且つ該細長板(c)の先端をそ
の先端部に一体に固定しさせてなる角形パイプ(b)を
使用してこの角形パイプ(b)を発進立坑から到達立坑
に向かって計画地下構造物(d)の外周断面に沿うよう
に並列状態に打設したのち、既製の地下構造物をこれら
の並列パイプよりなるパイプルーフの後端に接続させて
発進立坑から推進させ、細長板(c)を地下に残置した
まゝパイプルーフを前進させると共に地下構造物内の土
砂を掘削することにより地下構造物を地中に埋設するこ
とが行われている。
このような地下構造物埋設方法において、地下構造物を
地中に圧入する手段としては地下構造物を推進ジャッキ
で押圧する方法と、地下構造物の埋設到達側から牽引す
る方法とがあるが、その押圧力や牽引力は主として次の
諸抵抗力によって決定される。
細長板と角形パイプとの接触抵抗力 パイプルーフの内側面と地盤との接触抵抗力 地下構造物底面等と地盤との接触抵抗力 細長板と地下構造物との接触抵抗力 地下構造物先端に刃口を設けた場合には、その刃口に
よる切削抵抗力。
従って、押圧又は牽引によって生じる反力を支持するこ
めの反力壁には、上記抵抗力の総和以上の耐力が必要で
あり、このような接触抵抗力は地下構造物が大型化する
程、さらに地盤が粘性土である程大きくなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このため、従来の上記地下構造物埋設方法によれば、上
記抵抗力が総和的に増大するために反力壁の構造が大型
化して大規模な補助工法を採用しなければならなくな
り、その結果、多大な構築費用を必要とするばかりでな
く工期が長期化し、又地下構造物埋設後における反力壁
の撤去に多くの時間と労力を要する等の問題点があっ
た。
本発明はこのような問題点を解消することを目的とした
地下構造物の築造方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明による地下構造物の
築造方法は、地盤に接する側の面に縁切板をその先端の
みを固定した状態で全面的に載置してなる中空矩形パイ
プを計画地下構造物の少なくとも上床位置に複数本並列
に埋設し、これらの中空矩形パイプ列の後端に第1のジ
ャッキを介して既製地下構造物を当接させ、上記縁切板
の先端の固定を中空矩形パイプから解いたのち、縁切板
を残したまゝ上記第1のジャッキで中空矩形パイプを順
次押圧、前進させ、次いで各第1のジャッキを収縮させ
ると共に該収縮量に応じて既製地下構造物を前進させ、
この第1のジャッキの押圧と既製地下構造物の前進とを
繰返し行って既製地下構造物をパイプを置換することを
特徴とするものである。
〔作 用〕
断面矩形状のパイプの地盤に接する側の面に載置してい
る縁切板は、その先端を前記パイプの先端に固着してい
るので、縁切板をパイプと一体に地盤に圧入することが
でき、このパイプを計画地下道の少なくとも上床位置に
複数本、並列状態に圧入したのち、上記縁切板の先端の
固定を中空矩形パイプから解き、中空矩形パイプ列の後
端に第1のジャッキを介して既製地下構造物を当接させ
た状態で該第1のジャッキを伸長させると、既製地下構
造物を反力受けとして中空矩形パイプ列が縁切板の下面
に摺接しながら円滑に前進すると共にこの前進に従って
既製地下構造物を適宜に押圧すると、既製地下構造物も
縁切板をガイドとして比較的小規模な押圧手段によって
前進することになる。
さらに、上記既製地下構造物を複数の分割既製地下構造
物から構成し、各々の分割地下構造物間に第2のジャッ
キを介装し、パイプ側のジャッキから順次作動させて分
割地下構造物を押圧、前進させるようにすれば、既製地
下構造物の推進、埋設作業がより一層、容易且つ正確に
行うことができる。
(実施例) 本発明の実施例を図面について説明すると、軌条(1)
下に該軌条(1)を横断して既製地下構造物(2)を築
造する場合、まず、軌条(1)の一側を発進側(3)と
して他側の到達側(4)に向かって断面四角形状の中空
矩形パイプ(5)を水平に圧入する。
地盤(6)と接する矩形パイプ(5)の外面には、第2
図及び第3図に示すように、この矩形パイプ(5)と略
同一平面形状の帯状鋼板よりなる縁切板(7)が載置さ
れてあり、この縁切板(7)の先端のみを矩形パイプ
(5)の先端に溶接(20)等によって固着してある。
地盤(6)に対する矩形パイプ(5)の圧入は、その内
部にオーガー(図示せず)を挿入して地盤(6)を掘削
しながら行われ、一本の矩形パイプ(5)が発進側
(3)と到達側(4)間に埋設されると、この矩形パイ
プ(5)の両側面に設けている係合突条(5a)(5b)
に、圧入すべき次の矩形パイプ(5)の対向側面に突設
している係合突条(5a)又は(5b)を係合させながら埋
設し、この作業を繰り返して第3、4図に示すように複
数本の矩形パイプ(5)(5)・・・(5)によって計
画地下道の上床位置と両側部に亘って門形状に並列した
矩形パイプ群を形成する。
こうして矩形パイプ群を発進側(3)と到達側(4)間
における地盤(6)中に埋設したのち、発進側(3)の
地表面に固定した基礎材(8)上に反力受止壁部材
(9)を立設する。この反力受止壁部材(9)は基礎材
(8)に固定してもよいし、圧入方向に移動自在に取付
けてもよい。
さらに、発進側(3)に突出した角形パイプ群の外周に
沿って第4図に示すように、H形鋼等よりなる正面門形
状に連続した連結枠(10)を配設し、この連結枠(10)
に各矩形パイプ(5)の縁切板(7)の後端を溶接等の
適宜な手段によって一体に固定すると共に連結枠(10)
と上記反力受止壁部材(9)とをアンカー等の連結材
(11)で連結する。
一方、到達側(4)に突出した全ての矩形パイプ(5)
の先端から縁切板(7)の先端の溶接(20)を切り離し
て縁切板(7)に対する矩形パイプ(5)の固定を解い
たのち、第5図に示すように、縁切板(7)の外周に沿
うように立設した鉄筋コンクリート製或いは鋼材製等の
門形状の定着枠(12)を計画地下構造物埋設地盤の端面
に密着、支持させると共に、該定着枠(12)に各縁切板
(7)の先端を溶接等により一体的に固着する。
又、反力受止壁部材(9)の反力受止面に複数本の推進
ジャッキ(13)を取付け、この推進ジャッキ(13)と埋
設すべき既製地下構造物(2)の後端面間に押枠(14)
を介在させるようにする。
さらに、既製地下構造物(2)の先端面と矩形パイプ群
の後端間に地下構造物(2)の断面外形寸法に略等しい
ジャッキ枠(15)(第6図参照)を介在させ、該枠(1
5)の外周面側に各矩形パイプ(5)の縁切板(7)を
摺接させながら移動可能に構成すると共にこのジャッキ
枠(15)内には各矩形パイプ(5)の後端に対応して第
1のジャッキ(16)を配設してある。
なお、このようなジャッキ枠(15)を配することなく、
各矩形パイプ(5)と既製地下構造物(2)間に第1の
ジャッキ(16)を直接連結してもよい。
又、既製地下構造物(2)は計画地下構造物を複数に分
割した形状に形成されている分割既製地下構造物であ
る。
このように構成したので、ジャッキ枠(15)内のジャッ
キ(16)を順次作動させて伸長させれば、矩形パイプ
(5)は縁切板(7)をガイドとして該縁切板(7)に
摺接しながら順次その先端部が到達側(4)に突出す
る。
全ての矩形パイプ(5)を一定長さ押し進めたのち発進
側(3)において推進ジャッキ(13)を作動させれば、
既製地下構造物(2)は押枠(14)を介して地盤(6)
中に圧入され、ジャッキ(16)を収縮しつつジャッキ枠
(15)も前進する。推進ジャッキ(13)が伸長して地下
構造物(2)が一定長さだけ圧入されると、推進ジャッ
キ(13)を収縮させ、次の押枠(14)を継ぎ足すように
介在させて再び地下構造物(2)の圧入を行う。
このように、推進ジャッキ(13)の押圧により地下構造
物(2)を前進させれば、その反力は反力受止壁部材
(9)に受止されてその作用力により該反力受止壁部材
(9)は後方に移動しようとするが、この反力受止壁部
材(9)は各矩形パイプ(5)の縁切板(7)の後端に
連結材(11)を介して連結しており、さらに、縁切板
(7)の前端は到達側(4)において地盤(6)の端面
に押接している定着枠(12)に連結しているので、縁切
板(7)の外面と地盤(6)との摩擦力及び定着枠(1
2)に対する地盤(6)の受圧力によって反力受止壁部
材(9)は一定位置に立設した状態でその反力を確実に
受止する。
矩形パイプ群は中間ジャッキ(16)の押圧によって一定
長さ宛、到達側(4)に突出するが、その突出部は適宜
除去される。
又、地下構造物(2)は、その外周面を縁切板(7)の
内面に摺接、ガイドされながら地盤(6)中に圧入さ
れ、該地下構造物(2)内の土砂は適宜な手段によって
発進側(3)に掘削、排除される。
こうして、矩形パイプ群の押出しと該矩形パイプ群に後
続する地下構造物(2)の圧入とを行って一つの既製地
下構造物(2)の圧入が完了すると、次に第1図に示す
ように、該既製地下構造物(2)の後端面に複数本の第
2のジャッキ(17)を介して次の既製地下構造物(2)
を接続し、この既製地下構造物(2)の後端を発進側
(3)において押枠(14)に受止させる。
この状態で、ジャッキ枠(15)内の第1のジャッキ(1
6)を順次伸長させて矩形パイプ(5)を前記同様に縁
切板(7)をガイドとして到達側(4)に突出させ、全
ての矩形パイプ(5)を一定長さ押し進めたのち第2の
ジャッキ(17)を一斉に伸長させて、後続する既製地下
構造物(2)側に反力を受止させた状態で既に圧入して
いる先行既製地下構造物(2)を到達側(4)に向かっ
て前記第1のジャッキ(16)による矩形パイプ群の前進
長さだけ前進させる。しかるのち、発進側(3)におい
て推進ジャッキ(13)を作動させ、第2のジャッキ(1
7)を収縮させながら後続する既製地下構造物(2)を
押枠(14)を介して先行する既製地下構造物(2)の前
進長だけ地盤(6)中に圧入する。
このように、第1のジャッキ(16)によるパイプ群の押
圧前進と第2のジャッキ(17)による先行既製地下構造
物(2)の前進、及び推進ジャッキ(13)による後続既
製地下構造物(2)の圧入とを順次繰り返し行って後続
する既製地下構造物(2)を地盤中に圧入し、この既製
地下構造物(2)の圧入が完了すると、再び該既製地下
構造物(2)に第2のジャッキ(17)を介して次の既製
地下構造物(2)を接続し、上記同様にして到達側
(4)のジャッキから発進側のジャッキに向かって順に
作動させて既製地下構造物(2)を押圧、前進させる。
この作業を繰り返し行って最前部の既製地下構造物
(2)が到達側(4)に達し、矩形パイプ群と地下構造
物とが置換されると、隣接する既製地下構造物(2)
(2)間に介在した第2のジャッキ(17)を到達側
(4)から順に撤去し、この撤去により離間している既
製地下構造物(2)(2)間を後続側のジャッキ(17)
を作動させて前側の既製地下構造物(2)の後端面に後
側の既製地下構造物(2)の前端面を当接させる。
この作業を最後部の既製地下構造物にまで繰り返し行っ
て発進側(3)と到達側(4)間に一連の地下構造物よ
りなる地下道を築造するものである。
なお、各既製地下構造物(2)(2)間に介在させる第
2のジャッキ(17)は、第7図に示すように、既製地下
構造物(2)の外周端面と同一形状を有する中間函体
(18)の前端矩形枠(18a)にその前端部を当接させた
状態で複数本取付け、この中間函体(18)を隣接する既
製地下構造物(2)(2)間に介在させて複数本のジャ
ッキ(17)の後端を後続側の既製地下構造物(2)の前
端に当接させ、該ジャッキ(17)の作動によって既製地
下構造物(2)を押圧、前進させるようにしてもよい。
この場合、複数本のジャッキ(17)の押圧力が中間函体
(18)の前端矩形枠(18a)を介して先行する既製地下
構造物(2)の後端全面に均一な押圧力として作用し、
正確な押圧が可能になると共にジャッキ(17)の使用本
数を少なくすることができる。又、ジャッキ(17)の撤
去後における既製地下構造物(2)(2)同士の接合作
業を行うことなく、この中間函体(18)を既製地下構造
物(2)の一部として使用することができる。
以上の実施例においては、発進側(3)に推進ジャッキ
(13)を配設して押圧による既製地下構造物(2)の圧
入を行っているが、牽引による圧入方法を採用してもよ
い。
即ち、第8図はその牽引圧入方法を示すものであり、上
記実施例と同様にして軌条下の発進側(3)と到達側
(4)間における計画地下道の上床位置に、地盤に接す
る側の面に縁切板(7)をその先端のみを固定した状態
で全面的に載置してなる複数本の矩形パイプ(5)を並
列状態に圧入、埋設したのち、到達側(4)の地盤端面
に反力壁(19)をその外周端面が矩形パイプ群の内周側
に接するようにして配設し、さらに、発進側(3)と到
達側(4)間の地盤に、ワイヤロープ(21)を挿通して
いるシース管(22)を適宜な穿孔装置を利用して並行に
埋設し、発進側(3)において突出したワイヤロープ
(21)の後端部を圧入すべき既製地下構造物(2)の後
端面に当接した支持板(23)に挿通固着する一方、到達
側(4)に突出したワイヤロープ(21)の前端部を反力
壁(19)に穿設した孔を通して反力壁(19)の前面に配
設しているセンターホールジャッキ(24)に引き出し自
在に挿着する。
この状態で第1及び第2のジャッキ(16)(17)を順次
伸長させれば、その反力は支持板(23)からワイヤロー
プ(21)を介して反力壁(19)に支持されながら、上記
実施例と同様に矩形パイプ(5)と既製地下構造物
(2)とを順次押圧、前進させることができる。
一定長さの前進が完了すると、センターホールジャッキ
(24)によりワイヤロープ(21)を引っ張って最後部の
既製地下構造物(2)を前進させる。
又、このような所定長の前進毎に、最前部の既製地下構
造物(2)内から地盤(6)を掘削、排除すると共にワ
イヤロープ(21)を残してシース管(22)を適宜長さ切
除する。
この作業を順次繰り返し行って発進側(3)と到達側
(4)間に一連の地下構造物よりなる地下道を築造する
ものである。
既製地下構造物(2)の埋設完了後における第2のジャ
ッキ(17)の撤去等については、上記実施例と同様であ
るが、最前部の既製地下構造物(2)の前端面に刃口
(25)を一体に突設しておけば、既製地下構造物(2)
の前進が容易になると共に地盤(6)も同時に掘削しな
がら前進させることができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の地下構造物の築造方法によれば、
地盤に接する側の面に縁切板をその先端のみを固定した
状態で全面的に載置してなる中空矩形パイプを計画地下
構造物の少なくとも上床位置に複数本並列に埋設し、こ
れらの中空矩形パイプ列の後端に第1のジャッキを介し
て既製地下構造物を当接させ、上記縁切板の先端の固定
を中空矩形パイプから解いたのち、縁切板を残したまゝ
上記第1のジャッキで中空矩形パイプを順次押圧前進さ
せ、次いで、第1のジャッキを収縮させると共に該収縮
量に応じて既製地下構造物を前進させ、この第1のジャ
ッキの押圧と既製地下構造物の前進とを繰返し行って既
製地下構造物をパイプと置換することを特徴とするもの
であるから、第1ジャッキの押圧により前進する角形パ
イプは地盤に接することなく地中に残置される縁切板に
摺接しながら前進するので、地盤と接触するよりも接触
抵抗力が極めて小さくなると共に既製地下構造物もこれ
らの縁切板をガイドとして推進するので、両者の接触抵
抗力が著しく減少し、粘性の地盤でも容易に既製地下構
造物を推進させながら築造できるものである。
さらに、第1のジャッキを作動させた中空矩形パイプを
前進させたのち、既製地下構造物を前進させるものであ
るから、反力壁の構造を小規模に形成でき、補助工法が
不要となると共にこのような小規模な反力壁によって大
断面の地下構造物や長さの大なる地下構造物であっても
円滑に埋設することができるものである。
又、上記既製地下構造物を複数の分割既製地下構造物か
ら構成し、各々の分割地下構造物間に第2のジャッキを
介装し、パイプ側のジャッキから順次作動させて分割地
下構造物を押圧、前進させるようにすれば、既製地下構
造物の推進、埋設作業がより一層小規模な機構によって
容易且つ正確に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】 図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は地下構造
物を押圧により圧入している状態の一部縦断簡略側面
図、第2図は中空矩形パイプの一部の縦断側面図、第3
図はその縦断正面図、第4図は発進側から見た背面図、
第5図は到達側から見た正面図、第6図はジャッキ枠の
斜視図、第7図は中間函体の斜視図、第8図は本発明の
別な実施例を示すもので、既製地下構造物を牽引により
圧入している状態の簡略縦断側面図、第9図はその正面
図、第10図は従来の工法を説明するための簡略縦断正面
図である。 (1)……軌条、(2)……既製地下構造物、(3)…
…発進側、(4)……到達側、(5)……中空矩形パイ
プ、(6)……地盤、(7)……縁切板、(9)……反
力支持部材、(13)……推進ジャッキ、(14)……押
枠、(15)……ジャッキ枠、(16)……第1のジャッ
キ、(17)……第2のジャッキ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地盤に接する側の面に縁切板をその先端の
    みを固定した状態で全面的に載置してなる中空矩形パイ
    プを計画地下構造物の少なくとも上床位置に複数本並列
    に埋設し、これらの中空矩形パイプ列の後端に第1のジ
    ャッキを介して既製地下構造物を当接させ、上記縁切板
    の先端の固定を中空矩形パイプから解いたのち、縁切板
    を残したまゝ上記第1のジャッキで中空矩形パイプを順
    次押圧、前進させ、次いで各第1のジャッキを収縮させ
    ると共に該収縮量に応じて既製地下構造物を前進させ、
    この第1のジャッキの押圧と既製地下構造物の前進とを
    繰返し行って既製地下構造物をパイプと置換することを
    特徴とする地下構造物の構築方法。
  2. 【請求項2】各中空矩形パイプの後端に夫々第1のジャ
    ッキを配設した請求項記載の地下構造物の構築方法。
  3. 【請求項3】上記既製地下構造物を複数の分割既製地下
    構造物から構成し、各々の分割地下構造物間に第2のジ
    ャッキを介装し、パイプ側のジャッキから順次作動させ
    て分割地下構造物を押圧、前進させることを特徴とする
    請求項記載の地下構造物の構築方法。
  4. 【請求項4】地下構造物の後端部と地下埋設位置前方と
    の間に牽引部材を配設し、該牽引部材を前方又は後方か
    ら牽引することを特徴とする請求項、又は記載の
    地下構造物の構築方法。
  5. 【請求項5】牽引部材が縁切板である請求項記載の地
    下構造物の構築方法。
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