JPH066327Y2 - レンズ鏡胴の回転支持機構 - Google Patents

レンズ鏡胴の回転支持機構

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JPH066327Y2
JPH066327Y2 JP1984182879U JP18287984U JPH066327Y2 JP H066327 Y2 JPH066327 Y2 JP H066327Y2 JP 1984182879 U JP1984182879 U JP 1984182879U JP 18287984 U JP18287984 U JP 18287984U JP H066327 Y2 JPH066327 Y2 JP H066327Y2
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憲 長阪
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ミノルタカメラ株式会社
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、レンズ鏡胴にもちいられて、合焦操作やズー
ム操作などの回転操作が行なわれる部材の支持機構に関
する。
従来の技術 従来、レンズ鏡胴を構成する部材の抜け止めを行なう支
持機構においては、内筒と外筒とを互いに嵌装し、更に
抜け止めリングを取り付けるものがよく用いられてい
る。そのような構成のレンズ鏡胴の一例を第5図に示
す。このレンズ鏡胴はカメラに着脱される交換レンズで
あり、(1)は固定筒で、カメラボディに対して不動に装
着される。固定筒(1)の内側には距離操作環(2)が嵌装さ
れている。該距離操作環(2)は前記固定筒(1)の内面に形
成され、半径方向内側へ突出する位置決め突部(1b)に後
端が当接することによって軸方向一方への位置決めがな
されている。また、該後端には円周方向に伸長する切り
欠き部(2h)が形成され、この切り欠き部(2h)に、前記位
置決め突部(1b)に植設された規制ピン(11)が嵌入してい
る。従って、距離操作環(2)を回転させると、前記切り
欠き部(2h)の範囲内においては自由に回転できるが、切
り欠き部(2h)の端面と規制ピン(11)が当接すると距離操
作環(2)の回転は妨げられる。以上のように距離操作環
(2)の回転角規制がなされており、距離操作環(2)を手で
回転させることにより合焦操作を行なうことができる。
ところで、このままであると、距離操作環(2)は軸方向
へ抜けてしまうため、別途抜け止めが行なわれる。即
ち、距離操作環(2)のうち、固定筒(1)の前端から稍突出
する部分に、半径方向外側へ突出する抜け止め突部(2g)
が形成されており、固定筒(1)前端にはこの抜け止め突
部(2g)を半径方向外側と前方とから覆うように抜け止め
リング(10)がねじ込まれている。以上の構成によって距
離操作環(2)は固定筒(1)に対して所定角範囲内回転でき
るとともに、脱落も防止される。
以上のような構成の従来技術では、距離操作環(2)の外
周に抜け止め突部(2g)及び抜け止めリング(10)が設けら
れるため、抜け止めリング(10)の外周面と距離操作環
(2)の外周面との間には図中h1で示されるかなり大きな
段差が生じる。このため、距離操作環(2)の操作部(2f)
を手で操作するとき、手が抜け止めリング(10)に邪魔さ
れるために極めて操作し辛く、扱い難かった。これを解
消するためには、第6図(A)に示すように操作部(2f)を
前方(図では左方)へ延長すれば良いが、レンズ鏡胴全
体が大きくなってしまい、レンズ鏡胴の小型化の要請に
応えられなくなる。
また、第6図(B)のように距離操作環(2)の操作部(2f)外
周に別のリング(12)を取りつけて上記段差を少なくすれ
ば操作はし易くなるが、リング(12)を別設するのである
から、部品点数が増え、コストアップにもつながるとい
う新たな欠点が生じる。
更に、特開昭59−136707号公報に示されるよう
に、一方に溝、他方に係合ピンを設けたものも知られて
いる。この構成においては、光軸方向に加えられる衝撃
に弱く、係合ピンが折れたり、溝の側壁に傷が生じてそ
のあとの操作がスムースに行なえなくなったり、時には
操作不能となることもあるという欠点があった。
考案が解決しようとする問題点 本考案は上記従来技術に鑑み、抜け止めリングによって
操作性が損なわれることがなく、また、破損等の障害も
生じ難いとともに相対的な回転角の規制も行える支持機
構を得ることを目的としている。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本考案のレンズ鏡胴の回転支
持機構は互いに回転するように嵌め合わされる第一筒と
第二筒とからなり、第一筒には、半径方向に突出し、光
軸に対して垂直かつ円周方向にC字状になるように伸張
するC字状部材が固設され、第二筒には、光軸に対して
垂直方向に関して、全周に満たない範囲に円周方向溝が
形成され、前記円周方向溝は前記C字状部材と嵌合し、
前記第1筒と第2筒との互いの軸方向移動を阻止すると
ともに、前記C字状部材の両端部によって前記円周溝内
における所定角での相対回動のみを許容することを特徴
とする。
作用 上記構成により、第一筒と第二筒を嵌合させるときにC
字状部材と円周方向溝とを嵌合させれば、両者の比較的
広い面積による当接によって軸方向への相対移動が妨げ
られ、抜け止めリングを更にとりつけなくとも抜け止め
がなされるとともに、第1筒と第2筒の相対的な回転角
も規制される。
実施例 以下、本考案の実施例につき図面を参照して説明する。
第1図乃至第3図は本考案をカメラ用交換レンズに適用
した第1実施例を示している。本実施例において第5図
に示す従来例と機能的に共通する部材には共通の符号を
付している。
(1)は固定筒であり、外筒(1a)と内筒(1b)の2重筒とな
っており、一体的に取り付けられているバヨネットマウ
ント部材(13)によってカメラボディ(不図示)に対して
不動に装着される。外筒(1a)には第3図に示すように3
箇所に凹部(1c)が形成されている。また内筒(1b)には光
軸(X)と平行に伸長する直進溝(1e)が形成されている。
固定筒(1)外筒(1a)の内側には距離操作環(2)が嵌装され
ている。該距離操作環(2)は第2図に拡大して示すよう
に、その外周の一部(2d)が前記外筒(1a)の内周の一部(1
f)に摺接することによって半径方向にガタなく、かつ光
軸(X)を中心として回転自在に嵌装されている。また、
距離操作環(2)の内面には光軸と平行に延びる直進溝(2
a)が形成され、一方、前端付近が径が大きくなって被操
作部(2f)をなしている。ここで、第2図、第3図を参照
して固定筒(1)と距離操作環(2)との抜け止めについて説
明する。まず、距離操作環(2)の外周には光軸を中心と
して円周方向に全周に渡って円周方向溝(2c)が形成され
ている。また、この円周方向溝(2c)の内部には第3図に
示すように突部(2e)が形成されている。
次に、固定筒(1)の内面には、光軸を中心としてC字状
に形成された合成樹脂や銅合金、アルミ合金材料からな
るC字状部材(5)がネジ(7)によって固設され、該C字状
部材(5)は前記円周方向溝(2c)に嵌合している。このと
きC字状部材は円周方向溝(2c)の前後壁(2b)に摺接する
ため光軸伸長方向へのガタつきは生じない。尚、ネジ
(7)はその頭部が固定筒(1)に形成された前記凹部(1c)に
収納されるように取り付けられ、ワッシャ(6)を介して
固定筒(1)及びC字状部材(5)にねじ込まれる。このワッ
シャ(6)はネジ(7)のねじ込みによる固定筒(1)の歪みを
防止し、またネジ(7)の弛みを防止するためのものであ
る。
一方、第1図に示すように固定筒(1)の後部外周にはズ
ームリング(14)が回動自在に嵌装されている。該ズーム
リング(14)の内面には光軸と平行な溝(不図示)が形成
されており、この溝にピン(15)が係合している。
該ピン(15)は固定筒の内筒(1b)の外周に嵌装されたカム
環(16)に植設されたもので、固定筒の外筒(1a)に形成さ
れた逃げ部(1g)を貫通して前記ズームリング(14)にまで
達しているものである。カム環(16)にはカム溝(16a)が
形成されている。
該カム溝(16a)にはガイドピン(17)の頭部が係合してい
る。該ガイドピン(17)は固定筒の内筒(1b)の内周に嵌装
された移動枠(9)に植設されたもので、内筒(1b)に形成
された直進溝(1e)を貫通して前記カム溝(16a)に達して
いる。ここで図中(18)は直進キーであり、前記移動枠
(9)に固設され、内筒(1b)の直進溝(1e)に嵌合してガイ
ドピン(17)及び移動枠(9)がスムーズに直進移動できる
よう案内する。
前記カム環(16)にはこの他に別のカム溝(不図示)が形
成されており、また、前記内筒(1b)には別の直進溝(不
図示)が形成されている。これらカム溝と直進溝には、
ピン(19)が嵌合している。該ピン(19)は、移動枠(9)内
に嵌装され第2レンズ群(L2)を保持する第2保持筒(20)
に植設されているもので、前記移動枠(9)の逃げ部(9a)
を貫通して前記カム溝・直進溝に達している。
また、前記移動枠(9)には、その前端の内面にヘリコイ
ド雌ネジ(9b)が形成されている。
(4)は第1レンズ群(L1)を保持している第1保持枠、(3)
は該第1保持枠(4)と一体化された連結枠である。該連
結枠(3)には突部(3a)が形成されており、該突部(3a)が
前記距離操作環(2)の直進溝(2a)に係合している。ま
た、第1保持枠(4)にはヘリコイド雄ネジ(4a)が形成さ
れており、該雄ネジが前記ヘリコイド雌ネジ(9b)と螺合
されている。
なお、(8)は前記外筒(1a)に形成された窓(1d)を覆うよ
うに取り付けられた透明部材であり、該透明部材(8)と
窓(1d)を通して距離操作環(2)の外面に印された目盛
(距離目盛)を読み取ることができる。
また、バヨネットマウント部材(13)のうち、カメラボデ
ィ(不図示)と当接するマウント面(13a)には貫通孔(13
b)が形成されている。該貫通孔(13b)内には、光軸方向
に伸長し、一端が回転自在に軸受けされている従動軸(2
1)の他端に設けられているクラッチ部(22)が嵌装されて
回転自在となっている。該クラッチ部(22)は交換レンズ
がカメラボディに装着されたときに、カメラボディに設
けられた駆動軸(不図示)に形成される他のクラッチ部
(28)と噛みあい、駆動軸の回転に従って従動軸(21)を回
転させる。
従動軸(21)にはギヤ(23)が設けられている。該ギヤ(23)
には他のギヤ(24)が噛みあっている。このギヤ(24)は、
やはり光軸と平行に伸長し、内筒(1b)と一体に形成され
た軸受(27)に嵌装されている中継軸(25)の一端に設置さ
れているものである。更に、該中継軸(25)の他端には別
のギヤ(26)が設置されていて、ギヤ(24)・中継軸(25)・
ギヤ(26)が一体に回転する。一方、上記ギヤ(26)は、距
離操作環(2)の後端部内周に形成された内歯ギヤ(2i)に
噛み合っている。
次に本実施例の動作を説明すると、手動で合焦操作を行
なうときは、距離操作環(2)の被操作部(2f)を手で回動
させる。距離操作環(2)は第3図にθであらわす範囲内
回動することができる。合焦している被写体距離は透明
部材(8)及び窓(1d)を介して示される。距離操作環(2)が
回転すると、直進溝(2a)と突部(3a)との係合により連結
枠(3)と第1保持枠(4)がともに回転する。ところで、こ
の時、移動枠(9)は静止しているため、雌ヘリコイドネ
ジ(9b)に対して雄ヘリコイドネジ(4a)が回転し、ヘリコ
イドネジのリードに従って第1保持枠(4)と連結枠(3)が
光軸伸長方向へ移動し、第1レンズ群(L1)が移動して合
焦操作が行なわれる。このとき第2レンズ群(L2)は不動
である。
オートフォーカス操作を行なうときには駆動軸(不図
示)とクラッチ部(28)を有するカメラにこの交換レンズ
を取り付ける。駆動軸が回転するとクラッチ部(28)(22)
を介して従動軸(21),ギヤ(23)が回転し、更にギヤ(2
4),中継軸(25),ギヤ(26)が回転する。ギヤ(26)によっ
て、内歯ギヤ(2i)を介して距離操作環(2)が回転する
と、以下上記手動操作と同様に動作が行なわれて合焦操
作が行なわれる。
ズーム操作を行なうときにはズームリング(14)を回動さ
せる。この時ピン(15)を介してカム環(16)も回転する
が、該カム環(16)のカム溝(16a)に係合しているガイド
ピン(17)は、該ガイドピンが植設されている移動枠(9)
が回動しない(該移動枠(9)に固設された直進キー(18)
が直進溝(1e)に嵌合しているため)ことからカム溝(16
a)のリードに従って光軸と平行に移動する。このため、
移動枠(9)とヘリコイドネジ連結している第1保持枠(4)
及びそれに保持された第1レンズ群(L1)が移動する。
一方、カム環(16)が回転するとき、前記別のカム溝(不
図示)と内筒(1b)の前記別の直進溝(不図示)に嵌合し
ているピン(19)は該別の直進溝によって回転を妨げら
れ、該別のカム溝のリードに従って光軸と平行に移動す
る。従って、ピン(19)が植設されている第2保持枠(18)
及びそれに保持されている第2群レンズ(L2)も光軸と平
行方行に移動する。このように第1群レンズ(L1)と第2
群レンズ(L2)が夫々移動してズーミングが行なわれる。
ここで、第1図と第3図によって距離操作環(2)と固定
筒(1)との嵌め合せ手順について説明すると、まず距離
操作環(2)の円周方向溝(2c)にC字状部材(5)を弾性的に
嵌め込む。次に距離操作環(2)を固定筒(1)に前部から嵌
め込む。更に、距離操作環(2)を回転させ、突部(2e)に
よってC字状部材(5)を押動してともに回転させ、あら
かじめ固定筒(1)とC字状部材(5)に形成されているネジ
穴を合致させて、ワッシャ(6)を介してネジ(7)をねじ込
めば良い。このように、押えリング等によって距離操作
環(2)を抜け止めをしなくて良いので、距離操作環(2)の
被操作部(2f)の外径を充分大きく形成することができ
る。第1図では固定筒(1)の方がh2だけ大きくなってい
るが、このh2はわずかであるから固定筒(1)によって被
操作部(2f)の操作が妨げられることはない。そして、嵌
め合わせた後にはC字状部材(5)と円周方向溝(2c)との
嵌合によって光軸伸長方向の抜け止めが行なわれ、ま
た、この両者(5)(2c)の接触面積が比較的広いため、衝
撃に強く破損も生じ難い。
以上の説明においては、オートフォーカス操作を行なう
ことのできるレンズ鏡胴を例示したので、固定筒(1)よ
りも被操作部(2f)の外径をh2だけ小さくしてあるが、こ
れはオートフォーカス操作時に手が被操作部(2f)に触れ
て作動が妨げられることがないようにするためである。
従って、オートフォーカス操作のための機構を備えてい
ないレンズ鏡胴においては被操作部(2f)の外径を固定筒
(1)の外径よりも大きくしてより操作し易くすれば良
い。このように、被操作部の径は任意の大きさに形成す
ることができる。
以上、一実施例について説明したが、本考案はこのよう
な実施例に限られるものではない。次に本考案を交換レ
ンズのズーミング操作部分に応用した一例を第4図に示
している。図において(101)は固定筒であり、図示しな
いカメラボディに不動に装着される。該固定筒(101)に
は光軸と平行に伸長する直進溝(101a)が形成されるとと
もに逃げ穴(101b)が形成されている。
固定筒(101)の内周にはカム環(102)が嵌装されている。
該カム環(102)にはカム溝(102a)が形成されると共に、
光軸を中心として円周方向に伸長する円周方向溝(102b)
が形成されている。尚、該円周方向溝(102b)には前記実
施例と同様に突部が形成されている。
前記固定筒(101)の内面には前記実施例と同様に形成さ
れたC字状部材(105)がネジ(106)によって固設されてい
る。該C字状部材(105)は前記円周方向溝(102b)に嵌合
し、前記カム環(102)の回動を許容するとともに光軸伸
長方向への移動を阻止している。
カム環(102)の外周にはピン(107)が植設されており、該
ピン(107)が固定筒(101)に形成された前記逃げ穴(101b)
を貫通し、更に、固定筒(101)の外周に嵌装されたズー
ムリング(103)の直進溝(103a)に係合している。
一方、カム溝(102)の内周にはレンズLを保持する保
持枠(108)が嵌装されており、該保持枠(108)に植設され
たピン(109)がカム環(102)のカム溝(102a)を貫通し、更
に固定筒(101)の前記直進溝(101a)に嵌合している。
尚、(104)はズームリング(103)を固定筒(101)に嵌装し
たあと脱落せぬようにする押え環である。
以上の構成により、ズームリング(103)を回動させると
直進溝(103a)とピン(107)の係合によりカム環(102)がと
もに回転する。カム環(102)の回転により、カム溝(102
a)と直進溝(101a)に駆動されたピン(109)はカム溝(102
a)のリードに従って光軸伸長方向へ移動し、保持枠(10
8)及びレンズLも光軸伸長方向へ移動する。これによ
りズーミングが行なわれる。
以上述べた応用例においても、C字状部材(105)が弾性
的に円周方向溝(102b)に嵌め込まれたあと、カム環(10
2)を固定筒(101)に嵌め込み、回転方向の位置合せをし
たあとネジ(106)によって固定筒(101)とC字状部材(10
5)とを固定すれば良い。
以上述べた実施例及び応用例は何れもカメラに着脱され
る交換レンズの鏡胴に本考案を適用したものであるが、
これに限るものではない。即ち、交換式のものでなくカ
メラに着脱不能に設置されるレンズ鏡胴や、顕微鏡や双
眼鏡その他光学機器のレンズ鏡胴に用いることができ
る。
考案の効果 本考案は、第一筒と第二筒とを相互回転自在に嵌め合わ
せるとともに、第一筒にはC字状部材、第二筒にはC字
状部材と嵌合して所定角の回転を許容する円周状溝を設
け、第一筒と第二筒を嵌め合わせたときC字状部材と円
周状溝とが嵌合するようにし、この嵌合によって互いの
軸方向移動が阻止されるようにした。このため、抜け止
めリングを設ける必要が無いのでレンズ鏡胴の操作性が
阻害されることはなく、また、C字状部材と円周状溝と
の相互接触面積が比較的広いので衝撃に強く、破損事己
も生じ難い。加えて、回転角規制部材を別設することな
く第1筒と第2筒の相対的な回転角の規制も行うことが
できる。全体として見たときには、鏡銅の組立て工程を
簡略化できるとともに、鏡銅部品を減らすことが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第2図は第
1図の要部拡大図、第3図は同上実施例の横断面図、第
4図は同上実施例の応用例を示す要部縦断面図、第5図
は従来技術を示す縦断面図、第6図(A)(B)は夫々他の従
来技術を示す縦断面図である。 1,101……第一筒、2,102……第二筒、5,105……
C字状部材、2c,102b……円周方向溝、2e……阻止部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに回転するように嵌め合わされる第一
    筒と第二筒とからなり、 第一筒には、半径方向に突出し、光軸に対して垂直かつ
    円周方向にC字状になるように伸張するC字状部材が固
    設され、 第二筒には、光軸に対して垂直方向に関して、全周に満
    たない範囲に円周方向溝が形成され、 前記円周方向溝は前記C字状部材と嵌合し、前記第1筒
    と第2筒との互いの軸方向移動を阻止するとともに、前
    記C字状部材の両端部によって前記円周溝内における所
    定角での相対回動のみを許容する ことを特徴とするレンズ鏡胴の回転支持機構。
  2. 【請求項2】第1筒と第2筒の一方は固定筒、他方は回
    転筒であり、該回転筒は距離操作環であることを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のレンズ鏡胴の
    回転支持機構。
JP1984182879U 1984-11-30 1984-11-30 レンズ鏡胴の回転支持機構 Expired - Lifetime JPH066327Y2 (ja)

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JPS5146027U (ja) * 1974-10-04 1976-04-05
JPS6012090Y2 (ja) * 1980-03-24 1985-04-19 コニカ株式会社 レンズ鏡胴
JPS5987009U (ja) * 1982-12-02 1984-06-12 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒

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