JPH0663181U - 加工残留物除去装置 - Google Patents

加工残留物除去装置

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Publication number
JPH0663181U
JPH0663181U JP527493U JP527493U JPH0663181U JP H0663181 U JPH0663181 U JP H0663181U JP 527493 U JP527493 U JP 527493U JP 527493 U JP527493 U JP 527493U JP H0663181 U JPH0663181 U JP H0663181U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
processing residue
cleaning jig
processing
removing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP527493U
Other languages
English (en)
Inventor
清実 鈴木
Original Assignee
セイコー電子工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by セイコー電子工業株式会社 filed Critical セイコー電子工業株式会社
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Publication of JPH0663181U publication Critical patent/JPH0663181U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微細な貫通穴を有する部品の加工残留物を短
時間で効果的に除去する。 【構成】 微細な貫通穴を有する部品12を洗浄用治具
6で上下から挾んでセットし、該洗浄用治具6の上面か
らエアーを吹付けると同時に下面からエアーを吸込み、
部品の穴に詰まった加工残留物を除去する。この時、圧
縮空気吹付板4と圧縮空気吸込板5を洗浄用治具6の部
品保持範囲内において偏心同期回転させ、加工残留物を
効果的に除去する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、光ファイバコネクタのフェルールや医療器具として用いられる注射 針などの微細な貫通穴を有する部品に詰まった加工残留物を除去する装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来、微細な貫通穴を有する部品の穴に詰まった切削、研磨粒子や油などの加 工残留物の除去としては、アルカリや酸により超音波洗浄を長時間行い、取り出 すことを試みていたが、これらの残留物を完全に除去することが不可能なため、 超音波洗浄後にさらに図2に示すように、部品12を上下から挟む形で洗浄用治 具6にセットした後、部品12の両面からエアーガン17によりエアー吹付けを 行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の従来技術によると洗浄用治具の片面からそれぞれエアー を吹付ける形では、例えば、上面からエアーを吹付けた場合は、残留物は部品の 穴の下部に移動するが、そのままの状態で残留することが多く、続いてもう一方 の面からエアーを吹付けた場合も同様な残留状態となり、完全に取りきれない欠 点があった。また、残留物の除去処理を行い続いて水洗ないしはアルコール洗浄 を行った後も多少の水分が残留するため、最終の熱風乾燥においてシミが発生す る割合が多く品質不良となる問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の問題を解決するため、本考案は微細な貫通穴を有する部品を洗浄用治具 によって上下に挟むようにセットし、上面にコンプレッサのエアー供給口を付帯 したエアー吹付け盤および下面にバキュームの吸込み口を付帯した吸込み盤を当 てがい、双方の盤を偏心同期回転させながらエアーの吹付けおよびエアーの吸込 みを同時に行う組み合わせの装置を適用したことにより、部品の穴に詰まった加 工残留物を完全に除去することができる。
【0005】
【作用】
本考案によるエアーの吹付けおよびエアーの吸込みを同時に行う組み合わせに より、まず洗浄用治具の上面からエアーを吹付けることによって、部品の穴に詰 まった残留物を穴の下部に導き、さらに洗浄用治具の下面からエアーの吸込みを 行うことによって残留物を完全に除去することができる。また、エアーの吹付け 供給口を付帯した吹付け盤とエアーの吸込み口を付帯した吸込み盤を洗浄用治具 の部品セット範囲内で偏心同期回転させることによって、部品全体にエアーの吹 付けとエアーの吸込みを効果的に当てることができる。
【0006】
【実施例】
以下に、本考案の一実施例を図1(A)および図1(B)に基づいて説明する 。 本考案による加工残留物除去装置は、図1(A)に示すように、駆動ギヤ1と アイドラ2と本体ギヤ3による回転機構からなり、本体ギヤ3に付帯された上面 のエアー吹付け盤4および下面のエアー吸込み盤5が、洗浄用治具6の部品セッ ト範囲内で偏心同期回転する機構である。
【0007】 なお、図1(B)に示すように、コンプレッサ7のエアー吹付け用パイプ8の 固定面とエアー吹付け盤4の運動面、およびバキューム10のエアー吸込み用パ イプ9の固定面とエアー吸込み盤5の運動面との隙間部は、メカニカルシール1 1でエアー漏れ止めを施した組合わせである。
【0008】 次に、本考案による具体的な実施例を説明する。 図1(B)に示すように、上面のコンプレッサ7によるエアー吹付け盤4と下 面のバキューム10のエアー吸込み盤5との間に、長さ10.5mm、直径2. 5mmの円筒形状の中心に、0.125mmの微細な貫通穴を有する部品12を 200個セットした洗浄用治具6を設置した後、コンプレッサによるエアー圧を 5kg/cm2 およびバキュームの吸込み仕事率を800Wとして、モータ13 の電源を入力し、駆動ギヤ1とアイドラ2を介して本体ギヤ3を回転し、上面の エアー吹付け盤4および下面のエアー吸込み盤5を偏心同期回転させながら、複 数のエアー吹付け供給口14からエアー吸込み口15を通して加工残留物16を 除去する処理を10分間行ったところ、微細な貫通穴に詰まっていた残留物を完 全に除去することができた。
【0009】 さらに、他の除去処理条件を確認することで、上記と同様な機構の装置により 、コンプレッサのエアー吹付け圧を8kg/cm2 、およびバキュームの吸込み 仕事率を220Wとし、前述と同様の微細な貫通穴を有する部品をセットして、 5分間の除去処理を行ったところ短時間で効果的に加工残留物を除去することが 可能となった。
【0010】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案は微細な貫通穴を有する部品に詰まった加工残留 物を部品の上面からエアーの吹付け、および下面からバキュームによりエアーの 吸込みをする組み合わせにより、上記残留物を短時間で完全に取り除くことがで きる。さらに、エアーの吹付け盤およびバキュームのエアー吸込み盤を洗浄用治 具の部品セット範囲内で、偏心同期回転させることによって、部品全体の残留し 物をより一層効果的に除去する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の加工残留物除去装置を示す平
面図、(B)は本考案の加工残留物除去装置を示す断面
図である。
【図2】従来の加工残留物の除去技術を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 駆動ギヤ 2 アイドラ 3 本体ギヤ 4 エアー吹付け盤 5 エアー吸込み盤 6 洗浄用治具 7 コンプレッサ 8 エアー吹付け用パイプ 9 エアー吸込み用パイプ 10 バキューム 11 メカニカルシール 12 部品 13 モータ 14 エアー吹付け供給口 15 エアー吸込み口 16 加工残留物 17 エアーガン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細な貫通穴を有する部品の加工残留物
    除去装置において、該部品をセットした洗浄用治具の一
    方の面からコンプレッサによりエアーを吹付けし、さら
    にもう一方の面からバキュームによりエアーを吸込む組
    み合わせによって、加工残留物を除去することを特徴と
    する加工残留物除去装置。
  2. 【請求項2】 前記加工残留物を除去する条件として、
    コンプレッサのエアーの吹付け圧力は、5kg/cm2
    以上であり、バキューム吸込みの仕事率は220W以上
    で行うことを特徴とする加工残留物除去装置。
  3. 【請求項3】 前記装置の上面に取付けられたエアー吹
    付け盤および下面に取付けられた盤には、少なくとも1
    本以上のノズルが付帯されており、洗浄用治具に部品を
    セットした範囲内において、上下の盤が偏心同期回転す
    ることを特徴とする加工残留物除去装置。
JP527493U 1993-02-18 1993-02-18 加工残留物除去装置 Pending JPH0663181U (ja)

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JP527493U JPH0663181U (ja) 1993-02-18 1993-02-18 加工残留物除去装置

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JP527493U JPH0663181U (ja) 1993-02-18 1993-02-18 加工残留物除去装置

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JPH0663181U true JPH0663181U (ja) 1994-09-06

Family

ID=11606663

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JP527493U Pending JPH0663181U (ja) 1993-02-18 1993-02-18 加工残留物除去装置

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